JP3092577B2 - デジタルカメラの多重撮影装置 - Google Patents
デジタルカメラの多重撮影装置Info
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Description
等の撮像装置により光電変換した後に多重化して記録媒
体に記録するデジタルカメラの多重撮影装置に関する。
ための多重撮影装置の従来例としては、例えば、特開昭
61ー23476号,特開昭61ー23477号または
特開昭61ー52076号公報に記載の電子カメラの多
重撮影装置がある。
の多重撮影装置は、記録媒体に記録されている撮影済み
の画像信号の中から多重撮影をするフレームを選択して
記録再生装置により読み出し、この画像信号を次に撮像
装置により光電変換された画像信号に加算する演算回路
を備え、この演算回路により加算された多重画像信号を
記録再生装置を介して記録媒体に記録することにより、
多重撮影を可能としている。
の技術においては、1つの加算演算回路しかないため撮
影済みのフレームを単純に重ね合わせることしかでき
ず、静止しているものだけまたは動いているものだけを
重ね撮りしたい場合や、輝度変化が大きい被写体を他の
フレームと輝度値を平均化して記録したい場合等、多様
な多重撮影ができないという問題がある。
ジタルカメラの多重撮影装置を提供することを目的とす
る。
カメラの多重撮影装置は、被写体像を撮像装置により光
電変換した後、記録媒体に記録された画像信号と合成し
て前記記録媒体に記録するデジタルカメラの多重撮影装
置であって、前記合成を行うための演算回路を複数種類
設け、前記複数種類の演算回路のいずれかを用途別に選
択することを特徴とする。
装置は、被写体像を撮像装置により光電変換した後、記
録媒体に記録された画像信号と合成して前記記録媒体に
記録するデジタルカメラの多重撮影装置であって、前記
合成を行うための演算回路は、前記撮像装置により撮影
された被写体像の画像信号の輝度値と、前記記録媒体に
記録された画像信号の輝度値とを画素別に比較し、輝度
値の大きい方を選択して合成することを特徴とする。
装置は、被写体像を撮像装置により光電変換した後、記
録媒体に記録された画像信号と合成して前記記録媒体に
記録するデジタルカメラの多重撮影装置であって、前記
合成を行うための演算回路は、前記撮像装置により撮影
された被写体像の画像信号の輝度値と、前記記録媒体に
記録された画像信号の輝度値とを画素別に比較し、輝度
値の小さい方を選択して合成することを特徴とする。
装置は、本発明の第1のデジタルカメラの多重撮影装置
において、前記複数種類の演算回路は、本発明の第1,
第2のデジタルカメラの多重撮影装置に記載された演算
回路と、前記撮像装置により撮影された被写体像の画像
信号と前記記録媒体に記録された画像信号とを加算して
合成する演算回路と、前記撮像装置により撮影された被
写体像の画像信号の輝度値と、前記記録媒体に記録され
た画像信号の輝度値とを画素別に加算して2で割った平
均値を算出して合成する演算回路と、前記撮像装置によ
り撮影された被写体像の画像信号の輝度値と、前記記録
媒体に記録された画像信号の輝度値とを画素別に差分を
算出して合成する演算回路との内、少なくとも2種類以
上の演算回路を含むことを特徴とする。
を参照して詳細に説明する。
すブロック図であり、撮影レンズ11と、撮影レンズ1
1を通し被写体像を内蔵撮像素子(CCD)で取込んだ
信号をアナログまたはデジタル信号の電気信号に変換す
る撮像装置12と、既に記録手段18に記録されている
画像信号と、新たに撮像装置12により撮影した画像信
号とを合成する加算演算回路13と、比較演算回路14
と、論理和演算回路15と、論理積演算回路16と、差
分演算回路17と、記録手段18と、各演算回路13〜
17または撮像装置12からの画像信号を記録,再生す
る記録再生装置19と、記録再生装置19における記
録,再生の切替えを行うとともに、シャッタボタンとし
ても機能する切替えスイッチ20と、画像出力端子21
と、多重撮影を行わない場合は演算回路を経由しないノ
ーマルのルートを、多重撮影を行う場合は複数の演算回
路13〜17のいずれかを選択するセレクタ22とから
構成される。
メモリ,フラッシュメモリ,ハードディスク等で構成さ
れ、記録再生装置19から画像信号を記録される。そし
て、ここに記録されている画像信号は、各演算回路13
〜17に送出されるとともに、画像出力端子21からの
読み出しも可能である。記録手段18から各演算回路1
3〜17への画像信号の送出は、撮像装置12からの複
合同期信号により同期をとっている。
であり、以下に演算回路の処理について図2を用いて説
明する。
影した画像の画像信号として出力される撮像装置データ
31と、それと合成する記録手段18に記録された画像
信号であるメモリデータ32とを合成する。このとき、
撮像装置12に備えられた図示していないシャッタボタ
ンを押して撮影することにより、撮像装置データ31が
演算回路33に出力されるが、この撮像装置データ31
と同期してメモリデータ32が演算回路33に出力され
るようにするために、撮像装置12から記録手段18に
対して複合同期信号を送出する。
つ演算回路33は、記録手段18のメモリデータ32を
読み出したポイントに合成後のデータを格納する。な
お、以上に限定されず、合成後のデータを新しいフレー
ムとして記録手段18に格納してもよい。また、合成後
のデータの格納は、演算回路33から記録手段18に直
接行ってもよいし、記録再生装置19から記録手段18
に行うようにしてもよい。
て図3を用いて詳細に説明する。図3は、本発明の一実
施の形態の動作を示すフローチャートである。なお、こ
のフローチャートは撮像素子がRGB出力をする場合の
例を示す。
ている撮影済みのフレームから多重撮影するフレームを
選択するとともに、演算回路13〜17のいずれの演算
回路を使用するのかを用途に応じてセレクタ22により
選択する(図3のステップS1)。
路は、撮影レンズ11を介して新たな被写体像の画像信
号を撮像装置12から得る(ステップS2)。
より、ステップS1で選択された多重撮影するフレーム
の画像信号を記録手段18から得る(ステップS3)。
ここからは、それぞれの演算回路について、その使用例
とともに説明する。
新たな被写体像の画像信号と、ステップS3で記録手段
18から得たフレームの画像信号とをRGB色別に加算
し、加算した画像信号を記録再生装置19に送出する。
このように、複数のフレームの画像信号を加算すること
により、撮像素子への露出時間を長くしたりシャッタ時
間を長くしたときと同様に、明るい被写体が得られるよ
うになる。従って、加算演算回路13は、例えば、撮像
装置12に備えられた図示していない撮像素子(CC
D)の性能や被写体の明るさにより期待するような明る
さが得られない場合等に使用する。なお、加算値は、R
GB色別に予め設定された最大値を超えないように制御
される(ステップS4)。
新たな被写体像の画像信号の輝度値と、ステップS3で
記録手段18から得たフレームの画像信号の輝度値とを
比較し、大きい輝度値の方を選択して記録再生装置19
に送出する。従って、比較演算回路14は、動いている
データ値の大きい方すなわち明るい方が選択されるた
め、例えば、背景が被写体より暗いときのゴルフスイン
グのような動いているものの重ね撮影をして、コマ送り
の写真を撮る場合等に使用する。処理動作としては、ま
ず元のデータの輝度値と新たなデータの輝度値とを比較
する(ステップS5)。
生装置19に送出するデータを作成する(ステップS
6)。
た新たな被写体像の画像信号の輝度値と、ステップS3
で記録手段18から得たフレームの画像信号の輝度値と
を足して2で割ったデータ値を算出し、記録再生装置1
9に送出する。従って、論理和演算回路15は、例え
ば、複数フレームの中で輝度変化がある被写体の明るさ
の変化を押さえる場合等に使用する。処理動作として
は、元のデータと新たなデータの各色のデータ値とを足
して2で割ったデータ値を算出する(ステップS7)。
た新たな被写体像の画像信号の輝度値と、ステップS3
で記録手段18から得たフレームの画像信号の輝度値と
を比較し、小さい輝度値の方を選択して記録再生装置1
9に送出する。従って、論理積演算回路16は、例え
ば、人の通りが多い道で道より人の方が明るいようなと
きに、道に人が通っていない写真を撮る場合等に使用す
る。処理動作としては、元のデータの輝度値と新たなデ
ータの輝度値とを比較する(ステップS8)。
生装置19に送出するデータを作成する(ステップS
9)。以上の処理により、動いているデータ値の大きい
すなわち明るい物が削除され、人の通りの多い道で、道
に人がいない撮影ができる。
新たな被写体像の画像信号と、ステップS3で記録手段
18から得たフレームの画像信号との差分をRGB色別
に算出し、算出した画像信号を記録再生装置19に送出
する(ステップS10)。
回路から出力されたデータを記録手段18に記録させる
(ステップS11)。
理においては、撮像素子の画素数分繰り返し処理をして
一画像分の処理を行う。
RGB出力をする場合を例に説明したが、本発明の多重
撮影処理は、赤,青,緑だけでなく、黄,マゼンタ,シ
アン,緑や、黒,白等の他の色であっても適用できるこ
とは明らかである。
算回路を設けて用途毎に適切な演算回路を選択するよう
にしたため、撮影済みのフレームを単純に重ね合わせる
ことに限定されず、静止しているものだけまたは動いて
いるものだけを重ね撮りしたい場合や、輝度変化が大き
い被写体を他のフレームと輝度値を平均化して記録した
い場合等、多様な多重撮影が可能になるという効果があ
る。
である。
ートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体像を撮像装置により光電変換した
後、記録媒体に記録された画像信号と合成して前記記録
媒体に記録するデジタルカメラの多重撮影装置であっ
て、前記合成を行うための演算回路を複数種類設け、前
記複数種類の演算回路のいずれかを用途別に選択するこ
とを特徴とするデジタルカメラの多重撮影装置。 - 【請求項2】 被写体像を撮像装置により光電変換した
後、記録媒体に記録された画像信号と合成して前記記録
媒体に記録するデジタルカメラの多重撮影装置であっ
て、前記合成を行うための演算回路は、前記撮像装置に
より撮影された被写体像の画像信号の輝度値と、前記記
録媒体に記録された画像信号の輝度値とを画素別に比較
し、輝度値の大きい方を選択して合成することを特徴と
するデジタルカメラの多重撮影装置。 - 【請求項3】 被写体像を撮像装置により光電変換した
後、記録媒体に記録された画像信号と合成して前記記録
媒体に記録するデジタルカメラの多重撮影装置であっ
て、前記合成を行うための演算回路は、前記撮像装置に
より撮影された被写体像の画像信号の輝度値と、前記記
録媒体に記録された画像信号の輝度値とを画素別に比較
し、輝度値の小さい方を選択して合成することを特徴と
するデジタルカメラの多重撮影装置。 - 【請求項4】 前記複数種類の演算回路は、請求項2,
3に記載された演算回路と、前記撮像装置により撮影さ
れた被写体像の画像信号と前記記録媒体に記録された画
像信号とを加算して合成する演算回路と、前記撮像装置
により撮影された被写体像の画像信号の輝度値と、前記
記録媒体に記録された画像信号の輝度値とを画素別に加
算して2で割った平均値を算出して合成する演算回路
と、前記撮像装置により撮影された被写体像の画像信号
の輝度値と、前記記録媒体に記録された画像信号の輝度
値とを画素別に差分を算出して合成する演算回路との
内、少なくとも2種類以上の演算回路を含むことを特徴
とする請求項1記載のデジタルカメラの多重撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10025602A JP3092577B2 (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | デジタルカメラの多重撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10025602A JP3092577B2 (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | デジタルカメラの多重撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11225308A JPH11225308A (ja) | 1999-08-17 |
JP3092577B2 true JP3092577B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=12170467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10025602A Expired - Fee Related JP3092577B2 (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | デジタルカメラの多重撮影装置 |
Country Status (1)
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JP6418715B2 (ja) * | 2017-02-15 | 2018-11-07 | オリンパス株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP10025602A patent/JP3092577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11225308A (ja) | 1999-08-17 |
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