JP3202640B2 - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JP3202640B2 JP04413597A JP4413597A JP3202640B2 JP 3202640 B2 JP3202640 B2 JP 3202640B2 JP 04413597 A JP04413597 A JP 04413597A JP 4413597 A JP4413597 A JP 4413597A JP 3202640 B2 JP3202640 B2 JP 3202640B2
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勇治 青木
健二 荒木
隆 深海
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    • H01G9/004Details
    • H01G9/022Electrolytes; Absorbents
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性高分子を固
体電解質とする固体電解コンデンサの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】固体電解コンデンサはタンタル、アルミ
ニウム等の弁作用を有する金属の多孔質成形体を陽極、
その表面の酸化皮膜を誘電体、さらにその表面に二酸化
マンガン、導電性高分子等の固体電解質を形成し、これ
を陰極として構成される。
【0003】この導電性高分子を固体電解質として形成
するには、化学酸化重合が有効であり、特開平4−94
107では分子量が600以上の酸化剤を用いて導電性
高分子を固体電解質として形成する技術が開示されてい
る。
【0004】図3は従来の導電性高分子を固体電解質と
する固体電解コンデンサの断面構造の模式図である。陽
極となる金属の焼結体1に、誘電体となる酸化皮膜2を
形成し、導電性高分子による固体電解質3を形成する。
さらに電極となるグラファイト層5、銀ペースト層6を
形成した構成になっている。
【0005】従来の固体電解質の製造フローを図4に示
す。酸化皮膜2を形成した焼結体1を酸化剤溶液に浸
漬、乾燥した後、焼結体1を導電性高分子のモノマー溶
液に浸漬、乾燥することにより、酸化剤と導電性高分子
のモノマーを反応させる。これを数回繰り返し、焼結体
に導電性高分子からなる固体電解質3を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の導電性高分子を
固体電解質とする固体電解コンデンサの問題点は、同一
の酸化剤を用いて焼結体の細孔内部から焼結体の外周部
まで必要な量の導電性高分子を形成することが困難であ
る点である。
【0007】その理由として、使用する酸化剤の分子量
が大きい場合、酸化剤が焼結体の細孔内部に浸透できな
いため導電性高分子が形成されず、その結果コンデンサ
の容量出現率が低下する。また、酸化剤の分子量が小さ
い場合は、焼結体の外周部の導電性高分子の形成量が少
なくなり、外部からのストレスにより酸化皮膜が損傷し
易く、コンデサ製造工程中の外装工程等でショート不良
が発生することがあげられる。
【0008】本発明の目的は、容量出現率が良好で、か
つ外部からのストレスに強い固体電解コンデンサを実現
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の固体電解コンデ
ンサの製造方法は、弁作用を有する金属の焼結体を陽
極、この金属の酸化皮膜を誘電体、導電性高分子を固体
電解質とする固体電解コンデンサにおいて、焼結体を低
分子量の酸化剤溶液と導電性高分子のモノマー溶液に交
互に浸漬して固体電解質を形成した後、高分子量の酸化
剤溶液と導電性高分子のモノマー溶液に交互に浸漬し固
体電解質を形成することを特徴とする。酸化剤として
は、第二鉄塩または第2銅塩を、導電性高分子としては
ポリピロールを用いることができる。また、低分子量の
酸化剤の分子量は1200以下、高分子量の酸化剤の分
子量は1200以上である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明による固
体電解コンデンサの断面構造の模式図である。タンタル
粉末の焼結体1に酸化皮膜2を形成し、低分子量の酸化
剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸鉄,分子量:
1032)による導電性高分子3と、高分子量の酸化剤
(例えば、ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸鉄、
分子量:1307)による導電性高分子4を形成し、電
極としてグラファイト層5と銀ペースト層6から構成さ
れる。
【0011】次に、図2(a),(b)は本発明による
固体電解質の製造フローである。まず、図2(a)に示
すように、酸化皮膜を形成した焼結体をドデシルベンゼ
ンスルホン酸鉄溶液に浸漬し、室温で5分間乾燥する。
次に、ピロールのモノマー溶液に浸漬し、室温で5分間
乾燥する。これを5〜10回繰り返し、焼結体内部に導
電性高分子を形成する。
【0012】次に、図2(b)に示すように、焼結体を
ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸鉄溶液に浸漬
し、室温で5分間乾燥する。次に、ピロールのモノマー
溶液に浸漬し、5分間乾燥する。これを3〜5回繰り返
し、焼結体外周部に導電性高分子を形成する。さらに、
電極となるグラファイト層、銀ペースト層を形成する。
【0013】尚、ここで酸化剤として用いたドデシルベ
ンゼンスルホン酸鉄、ドデシルジフェニルエーテルスル
ホン酸鉄は、それぞれドデシルベンゼンスルホン酸銅、
ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸銅を用いても同
様の効果が得られることを確認した。
【0014】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。本実施の形態では、低分子量の酸化剤として
6,7−ジヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸鉄
(分子量:774)、高分子量の酸化剤としてヘキサデ
シルナフタレンスルホン酸鉄(分子量:1349)を用
いて第1の実施の形態と同様に導電性高分子を形成し
た。
【0015】次に、本発明による固体電解コンデンサと
従来の固体電解コンデンサについて容量出現率と外装工
程後のショート不良率を比較した結果を表1に示す。従
来例としては低分子量の酸化剤(6,7−ジヒドロキシ
−2−ナフタレンスルホン酸鉄)を使用して導電性高分
子を形成した例を示す。また、参考例としては高分子量
の酸化剤(ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸鉄)
を使用して導電性高分子を形成した例を示す。
【0016】
【表1】
【0017】これより、従来の固体電解コンデンサは容
量出現率は優れているものの、焼結体外周部の導電性高
分子の形成量が少ないため、ショート不良が多くストレ
スに弱いといえる。また、参考例ではショート不良は少
ないものの、焼結体の細孔内部まで導電性高分子を形成
することは難しい。このように同一の酸化剤では容量出
現率と耐ストレス性を同時に満足するのは困難である。
これに対し、本発明の固体電解コンデンサは容量出現率
に優れ、また、外部からのストレスにも強くショート不
良率の少ないことが判明した。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は容量出現率が良好
で、かつ、外部からのストレスに強い固体電解コンデン
サを得ることができる。その理由として低分子量の酸化
剤を用いて焼結体の細孔内部に導電性高分子を形成し、
さらに高分子量の酸化剤を用いて焼結体の外周部に導電
性高分子を形成するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体電解コンデンサの断面構造の
模式図である。
【図2】(a),(b)は本発明の固体電解質の第1の
実施の形態の製造フローを示す図である。
【図3】従来の固体電解コンデンサの断面構造の模式図
である。
【図4】従来の固体電解質の製造フローを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 焼結体 2 酸化皮膜 3 低分子量の酸化剤による導電性高分子 4 高分子量の酸化剤による導電性高分子 5 グラファイト層 6 銀ペースト層
フロントページの続き (72)発明者 深海 隆 富山県下新川郡入善町入膳560番地 富 山日本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−94107(JP,A) 特開 平3−155110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/028

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁作用を有する金属の焼結体を陽極、こ
    の金属の酸化皮膜を誘電体、導電性高分子を固体電解質
    とする固体電解コンデンサの製造方法において、前記焼
    結体を低分子量の酸化剤溶液と導電性高分子のモノマー
    溶液に交互に浸漬して固体電解質を形成した後、高分子
    量の酸化剤溶液と導電性高分子のモノマー溶液に交互に
    浸漬し固体電解質を形成することを特徴とする固体電解
    コンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記酸化剤が第二鉄塩または第二銅塩で
    あり、導電性高分子がポリピロールである請求項1記載
    の固体電解コンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記低分子量の酸化剤の分子量が120
    0以下、前記高分子量の酸化剤の分子量が1200以上
    である請求項1または請求項2記載の固体電解コンデン
    サの製造方法。
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