JP3202559U - 紐留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観形状が良好であり確実に連結が行われ、簡単な操作で連結解除可能な紐留め具を提供する。【解決手段】紐12の紐端部12a,12bに取り付けられるプラグ14とソケット16からなる。プラグの基部14bには、紐端部12aを保持する保持突起29を有する。プラグの先端部14aには、ソケット側に突出した挿入部20と、挿入部に設けられ挿入部の突出方向及びソケットへの挿入方向と直交する方向に突出した係合部25と、係合部の表面に突設された係合突起を備える。ソケットの基部16bには、紐端部12bを収容し保持する保持突起39が突出した紐収容部38を有する。ソケットの先端部16aには、プラグ側に開口するとともにプラグ側と直交する方向にも連続して開口した被挿入部18を備える。被挿入部内には、係合部25が係合する被係合部18aと、係合部の表面に突設された前記係合突起が係合する係合凹部36を備える。【選択図】図1

Description

この考案は、紐の端部に取り付けられるプラグとソケットとから成り、互いに連結及び連結解除可能な紐留め具に関する。
従来、紐やベルト等の二つの連結対象物を着脱自在に連結する紐留め具として、例えば特許文献1に開示されているように、ベルトの端部に挿入単体と、被挿入単体を設けたベルト用連結クリップであって、挿入単体をベルトの長さ方向に対して垂直方向から被挿入単体に挿入することによって、両単体を一体に連結するベルト用連結クリップがあった。この挿入単体側には凹溝が形成され、被挿入単体側にこの凹溝に嵌合する凸部が形成され、挿入単体の凹溝方向に沿って被挿入単体を挿入することにより連結する。そして、挿入単体と被挿入単体を引き離す方向であるベルトの長さ方向に強い力が加えられた場合、挿入単体の凹溝の開口端部が弾性的に押し広げられ、被挿入単体が外れるように形成されたものである。
また、特許文献2に開示されているように、雌部材側テープの端部に取り付けた雌部材と、雄部材側テープの端部に取り付けた雄部材からなる係止具がある。雌部材は、雌部材側テープ端部をインサート成形して固定した雌側基部と、係合用空間を有する係合部からなり、雄部材は、雄部材側テープ端部をインサート成形して固定した雄側基部と、係合用の突起を有する係合部からなる。雌部材と雄部材の係合を解除する場合、雄部材と雌部材を互いに屈曲させるように力を加えると、係合用空間内で各部材が弾性変形して突起による係合が外れ、雄部材と雌部材の係合を解除することができるものである。
特開2002−223822号公報 特開2002−345513号公報
上記特許文献1に記載のベルト用連結クリップは、ベルトの連結部分が外部に露出し外観上好ましくなく、挿入単体と被挿入単体の連結部分も回動可能で外部に露出し、この部分の外観も良好なものではない。さらに、挿入単体へ被挿入単体を嵌合させる際に、被挿入単体を凹溝に沿って正確に挿入しないと、スムーズに挿入できず、操作性が良くないものである。
上記特許文献2に記載の係止具は、雄部材と雌部材に各テープ端部をインサート成形して固定するものであり、製造が面倒であり、テープの交換も容易なものではない。さらに、係合部や係合用の突起及び貫通孔が露出しており、表面に凹部等が表れ、外観上も良好なものではない。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みて成されたもので、外観形状が良好であり、確実に連結が行われ、簡単な操作で連結解除可能な紐留め具を提供することを目的とする。
この本考案は、互いに連結及び連結解除可能で各々紐端部に取り付けられるプラグとソケットから成り、前記プラグの基部には、前記紐端部を保持する保持部が形成され、前記プラグの先端部には、前記ソケット側に突出した挿入部が形成され、前記挿入部は、前記挿入部の突出方向及び前記ソケットへの挿入方向と直交する方向に突出した係合部と、前記係合部の表面に突設された係合突起を備え、前記係合部の、前記挿入部の突出方向の幅は、前記ソケットへの挿入方向の先端部に向かうに従い狭くなるように形成され、前記ソケットの基部には、前記紐端部を保持する保持部が形成され、前記ソケットの先端部には、前記挿入部が挿入される被挿入部を備え、前記被挿入部は、前記プラグ側に開口する第一開口部と、前記挿入部の入り口側に開口する第二開口部とを備え、前記被挿入部内には、前記係合部が係合する被係合部と、前記係合突起が係合する係合凹部が設けられ、前記係合部が前記被挿入部の内面に当接して、前記プラグと前記ソケットが連結される紐留め具である。
前記係合部は、その前記挿入部の突出方向とは反対側の面が突出方向に傾斜して形成された挿入ガイド面を備える。さらに、前記係合部は、その前記挿入部の突出方向とは反対側の面に、前記挿入部の前記ソケットへの挿入方向に沿う係合面を備える。また、前記係合突起は、前記係合部の挿入方向に対して傾斜した斜面を備える。
前記被挿入部内には、前記係合部の先端が当接し位置決めされる突出部を備える。さらに、前記突出部は、前記係合部に形成された前記挿入ガイド面が接して位置決めされる斜面を備えるものでも良い。また、前記プラグ及び前記ソケットの少なくとも一方は、その先端部から基部に向かって湾曲している構造であると良い。
前記プラグ及び前記ソケットは、各々前記収容部が形成された上部材と下部材とにより各々形成され、前記紐の両紐端部を、各々上前記部材と前記下部材の前記各収容部により挟持して固定してなるものである。
この考案の紐留め具は、プラグの挿入部とソケットの被挿入部の操作方向に対して直交する方向に係合部が突出し、挿入部の係合部と被挿入部の段部が係合することにより確実に連結される。しかも、挿入部や係合部が被挿入部内に隠れるので、良好な外観形状とすることができる。連結解除に際しては、挿入部の挿入方向と逆方向に操作して連結を解除するほか、プラグとソケットを互いに離間するように回動操作することによっても容易に連結が解除される。
さらに、係合部の幅が挿入方向に狭くなるように形成された挿入ガイド面を形成することにより、さらに挿入操作性が良くなるものである。
また、被挿入部内に突起を有することにより、挿入部を被挿入部に挿入した状態でのがたつきを防止する。さらに、プラグとソケットの少なくとも一方が、先端部から基部に向かって湾曲していることにより、プラグとソケットを引き離す方向に一定以上の力が加わると連結が解除され、安全性が高い。
この他、プラグとソケットは、各々収容部が形成された上部材と下部材により形成されているので、両紐端部が確実に収容部内に保持され、固定部分が見えず外観上も良好なものとすることができる。
この考案の一実施形態の紐留め具の分解斜視図である。 第一実施形態の紐留め具の非係合時の正面図である。 第一実施形態の紐留め具の非係合時の背面側斜視図である。 第一実施形態の紐留め具の非係合時の底面図である。 第一実施形態の紐留め具の非係合時の背面図である。 図4のA−A断面図(a)と、B−B断面図(b)である。 図4のC−C断面図である。 第一実施形態の紐留め具の係合時の正面図である。 第一実施形態の紐留め具の係合時の底面図である。 第一実施形態の紐留め具の係合時の背面図である。 図8のD−D断面図である。 図11のE−E断面図である。 第一実施形態の紐留め具の係合操作時の背面図である。 図7に示す断面図において係合解除操作順を示す各断面図(a)(b)(c)である。
以下、この考案の一実施形態の紐留め具10について、図1〜図14を基にして説明する。第一実施形態の紐留め具10は、ネックレスやネームプレート用の紐12の両紐端部12a,12bを連結及び分離可能とするもので、プラグ14と、プラグ14が嵌合して係止されるソケット16とから成る。以後の説明において、プラグ14とソケット16が互いに接近・離反する方向を左右方向またはX軸方向と称し、左右方向と直交する方向であって後述する操作によりプラグ14をソケット16へ挿入する方向を前後方向またはY軸方向と称し、左右方向及び前後方向に直交する方向を上下方向またはZ軸方向と称する。
プラグ14は、ポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレンなどの合成樹脂により成形され、外形がほぼ円筒状に形成されている。プラグ14の先端部14aには、X軸方向に突出し、ソケット16の被挿入部18にY軸方向に操作されて連結される挿入部20が設けられている。プラグ14は、先端部14aから僅かに基部14b寄りの位置で湾曲し、45〜50°程度滑らかにY軸方向に屈曲して、基部14bに延びている。プラグ14は、図1他に示すように、上下方向に分割した上部材21と下部材22により構成されている。
上部材21は、図7に示すように、先端部14aより僅かに基部14b寄りの位置で半円柱状に切除され、中心軸に沿って半円筒状の中空の紐収容部23が形成されている。紐収容部23は、基部14bに連通して開口し、基部14bに紐挿通口23aが形成されている。紐収容部23内には、Z軸方向に突出した保持部である保持突起24が形成され、保持突起24が、紐端部12aに食い込んで紐端部12aを確実に保持する。さらに、上部材21の中央部よりもやや基部14b側の紐収容部23には、下部材22と連結するための一対の係止突部27が、下部材22と対面する端面に突設されている。係止突部27は断面がL字状に形成され、後述する下部材22の係止孔22aの端縁の係止段部に係止される。
上部材21の挿入部20は、図1、図3他に示すように、矩形に形成されソケット16の被挿入部18に対して、前後方向であるY軸方向に摺動して挿入されるもので、挿入部20の先端部20a側には、Z軸方向に突出した係合部25が設けられている。係合部25には、プラグ14の基部14b側に面して、YZ平面と平行な係合面25aと、係合面25aと交差し、挿入部20の先端部20a側に傾斜した挿入ガイド面25bが形成されている。これにより、係合部25の、挿入部20の突出方向であるX軸方向の幅は、プラグ14をソケット16に挿入する方向の先端部に向かうに従い狭くなるように形成されている。挿入ガイド面25aは、係合部25のY軸方向長さの1/2以上に形成されている。
係合部25のZ軸方向側面25cには、さらにZ軸方向に突出した係合突起26が設けられている。係合突起26は、Y軸方向に対して互いに反対側に傾斜した斜面26a,26bを有し、後述する係合凹部36との係合及び係合解除操作を容易にし、摩耗も防いでいる。斜面26aは、プラグ14をソケット16に連結する際に、被挿入部18の開口部18cへの挿入を容易にし、斜面26bは、被挿入部18に挿入された挿入部20が抜けるのを防止しつつ、一定以上の力では、係合凹部36との係合が外れる程度の傾斜に形成されている。従って、Y軸方向に対する傾斜角度は、斜面26aは相対的に小さく、斜面26bは相対的に大きい。
下部材22は、上部材21の先端部14aのやや基部14b側から基部14bまでの紐収容部23を覆うもので、上部材21の形状に対応して湾曲した半円筒状に形成されている。下部材22の内側にも紐収容部28が形成され、上部材21の紐収容部23と対面して、紐12の一方の紐端部12aを収容して保持する。紐収容部28は、基部14bに連通して開口し、基部14bに紐挿通口28aが形成されている。紐収容部28内には、3カ所に保持部である保持突起29がZ軸方向に突設され、紐端部12aに食い込んで紐端部12aを確実に保持する。さらに、紐収容部28内の互いに対向する側面であって、上部材21の係止突部27と対向する位置に、一対の係止孔22aが設けられ、係止孔22aの下側端面が、係止突部27が係止される係止段部となっている。
ソケット16も、ポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレンなどの合成樹脂により成形され、外形が円筒状に形成されている。ソケット16の先端部16aに、プラグ14がY軸方向に操作されて連結される被挿入部18が設けられている。ソケット16は、先端部16aから僅かに基部16b寄りの位置で湾曲し、45〜50°程度滑らかにY軸方向に屈曲して、基部16bに延びている。ソケット16は、図1他に示すように、上下方向に分割した上部材31と下部材32により構成されている。
上部材31は、図7に示すように、先端部16aより僅かに基部16b寄りの位置で半円柱状に切除され、中心軸に沿って半円筒状の中空の紐収容部33が形成されている。紐収容部33は、基部16bに連通して開口し、基部16bに紐挿通口33aが形成されている。紐収容部33内には、Z軸方向に突出した保持部である保持突起34が形成され、保持突起34が紐端部12bに食い込んで紐端部12bを確実に保持する。さらに、上部材31の中央部よりもやや基部16b側の紐収容部33には、下部材32と連結するための一対の係止突部37が、下部材22と対面する端面に突設されている。係止突部37は断面がL字状に形成され、後述する下部材32の係止孔32aの端縁の係止段部に係止される。
上部材31の被挿入部18は、図1、図3他に示すように、矩形に形成されプラグ14の挿入部20がY軸方向に摺動して挿入されるもので、プラグ14と対向するX軸方向の一方の第一開口部19x、及びプラグ14の挿入部20が挿入されるY軸方向の一方の第二開口部19yを有する。ここで、挿入方向とは、挿入部20の突出方向(X軸方向)と係合部25の突出方向(Z軸方向)とに直交する方向で、且つ、ソケット16の第二開口部19yを通して挿入部20を被挿入部18へ挿入するY軸方向である。つまり、被挿入部18において、第一開口部19xはプラグ14側に開口し、第二開口部19yは挿入部20の入り口側に開口する。また、被挿入部18のZ軸方向の下方側の側面には、段状の被係合部18aが形成されて矩形の空間が広がっている。被係合部18aは、YZ軸方向に平面が形成され、底部18bには、ソケット16の先端部16a側の側壁に、突出部35が形成されている。突出部35の、収容空間33側の端面である斜面35aは、係合部25の挿入ガイド面25bに対応して、Y軸方向に対して傾斜して形成されている。被挿入部18のZ軸方向の下方側の側面には、プラグ14の挿入部20が被挿入部18に挿入された状態で、係合突起26が係合する係合凹部36が形成されている。係合凹部36は、ソケット16の側面を貫通した孔である。
下部材32は、上部材31の被挿入部18が形成された部分より基部16b側から、基部16bに至る部分に形成された紐収容部33を覆うもので、上部材31の形状に対応して湾曲した半円筒状に形成されている。下部材32の内側にも紐収容部38が形成され、上部材31の紐収容部33と対面して、他方の紐端部12bを収容して保持する。紐収容部38内には、保持部である保持突起39がZ軸方向に突設され、紐端部12bに食い込んで紐12を確実に保持する。紐収容部38は、基部16bに連通して開口し、基部16bに紐挿通口38aが形成されている。さらに、紐収容部38内の互いに対向する側面であって、上部材31の係止突部37と対向する位置に、一対の係止孔32aが設けられ、係止孔32aの下側端面が、係止突部37が係止される係止段部となっている。
この実施形態の紐留め具10において、紐12の両紐端部12a、12bをプラグ14とソケット16に固定する方法は、図1他に示すように、プラグ14の上部材21と下部材22の各紐収容部23,28に、一方の紐端部12aを収容し、上部材21の一対の係止突部27を下部材22係止孔22aに係止させる。このとき、紐収容部23,28内では、保持突起24,29が互いに反対方向から紐12に食い込み確実に保持する。同様に、ソケット16の上部材31と下部材32の各紐収容部33,38に、他方の紐端部12bを収容し、上部材31の一対の係止突部37を下部材32係止孔32aに係止させ、互いに反対方向から突出した保持突起34,39により紐12を保持する。これにより、両紐端部12a、12bが、確実にプラグ14とソケット16内に固定される。
この実施形態の紐留め具10の連結動作は、図13に示すように、プラグ14の挿入部20を、ソケット16の被挿入部18の第二開口部19yに対面させ、係合部25の係合面25aを、被挿入部18の被係合部18aに沿って挿入するように摺動させる。このとき、係合部25の挿入ガイド面25bがテーパに形成されているので、第二開口部19yに容易に挿入される。挿入部20の被挿入部18内への挿入により、係合突起26が被挿入部18の開口縁部に当接するが、Y軸方向に対して傾斜した斜面26aにより、容易に被挿入部18が弾性変形し、係合突起26が被挿入部18内に挿入される。さらに、挿入部20を被挿入部18に挿入することにより、係合突起26が係合凹部36に嵌合し、両者が係合される。この状態で、係合突起26の斜面26bが係合凹部36の周縁に当接し、容易に係合が外れないように保持する。このとき、挿入部18の、先端部16a側の被係合部18aとは反対側の壁面18cに、係合部25の係合面25aとは反対側の、挿入部20の先端部20aがほぼ隙間なく嵌合して、プラグ14とソケット16が連結される。さらに、被挿入部18内の突出部35の斜面35aは、挿入ガイド面25bに対面して接する。これにより、プラグ14とソケット16は、緊密に連結され、がたつくこともなく確実に連結される。
次に、プラグ14とソケット16の連結を解除するには、図14に示すように、図14(a)の連結状態から、プラグ14とソケット16を相対的にY軸方向に離間させるように力を加える。同時に図14(a)においてプラグ14とソケット16の各基部14b,16bを互いに離れる方向に回動させるように力を加える。すると、斜面35aと挿入ガイド面25bとが当接して、係合突起26を係合凹部36から押し上げて抜脱させる力が働く。また、図14(b)に示すように、ソケット16の被挿入部18内の突出部35の斜面35aと、プラグ14の係合部25の挿入ガイド面25bの対向面同士が互いに面方向に摺動する。このとき、被挿入部18と係合部25は僅かに弾性変形し、摺動動作を可能にする。さらに、プラグ14とソケット16の各基部14b,16bを互いに離れる方向に回動させるように力を加えると、図14(c)に示すように、被挿入部18内の突出部35の斜面35aと係合部25の挿入ガイド面25bが互いに接しない位置になり、プラグ14とソケット16の連結が解除される。
また、上述のようにプラグ14とソケット16を回動させるようにして連結を解除させる他、図14(a)に示す状態から、プラグ14とソケット16を相対的にY軸方向に離間させるように力を加えると、被挿入部18から挿入部20が外れ、連結が解除される。
この実施形態の紐留め具10によれば、プラグ14とソケット16の連結を、紐12の両紐端部12a,12bを離間させるX軸方向の力に対して、直交するY軸方向の挿入動作により行うので、プラグ14とソケット16の連結強度が高いものである。さらに、連結解除に際しては、プラグ14とソケット16を回動させるように操作することによっても容易に連結が解除され、操作性が良い。さらに、挿入部20や係合部25が被挿入部18内に隠れるので、良好な外観形状とすることができ、他の部材に引っかかることもない。プラグ14及びソケット16が、先端部14a,16aから基部14b,16bに向かって湾曲しているので、両紐端部12a,12bを左右方向であるX軸方向に引き離すように力が加えられた場合も、確実にプラグ14とソケット16の連結が解除され、安全性も高い。
さらに、係合部25には、傾斜した挿入ガイド面25bが設けられ、被挿入部18への挿入が容易であり、しかも、被挿入部18内の突出部35により、係合部25の先端部を確実に保持し、がたつくこともない。突出部35には、斜面35aが形成され、連結及び連結解除操作も容易に行われる。特に、挿入ガイド面25aは、係合部25のY軸方向長さの1/2以上に形成され、プラグ14とソケット16の回動作による連結解除を容易にしている。
プラグ14とソケット16は、上部材21,31と下部材22,32とにより各々形成され、紐12の両紐端部12a,12bを、各々収容部23,28,33,38により挟持して固定してなるものであり、両紐端部12a,12bがプラグ14とソケット16内に収容され、保持強度が高く、紐端部12a,12bの固定部分が見えず、外観上も良好なものにすることができる。
なお、この考案の紐留め具は、上記各実施形態に限定されるものではなく、紐留め具の構成材料は、樹脂以外に金属や樹脂と金属の複合材料でも良い。前記プラグ及び前記ソケットは、少なくとも一方が先端部から基部に向かって湾曲していればよく、この湾曲により、紐に一定以上の力が掛かると連結が解除され、安全性が保たれる。被挿入部内の突出部も適宜係合部に当接するものであれば良い。
10 紐留め具
12 紐
12a,12b 紐端部
14 プラグ
16 ソケット
18 被挿入部
18a 被係合部
19x 第一開口部
19y 第二開口部
20 挿入部
20a 先端部
21,31 上部材
22,32 下部材
22a,32a 係止孔
23,28,33,38 紐収容部
25 係合部
25a 係合面
25b 挿入ガイド面
26 係合突起
27,37 係止突部
24,29,34,39 保持突起
35 突出部
35a 斜面
36 係合凹部

Claims (8)

  1. 互いに連結及び連結解除可能で各々紐(12)の紐端部(12a,12b)に取り付けられるプラグ(14)とソケット(16)から成り、
    前記プラグ(14)の基部(14b)には、前記紐端部(12a)を保持する保持部(29)が形成され、前記プラグ(14)の先端部(14a)には、前記ソケット(16)側に突出した挿入部(20)が形成され、
    前記挿入部(20)は、前記挿入部(20)の突出方向及び前記ソケット(16)への挿入方向と直交する方向に突出した係合部(25)と、前記係合部(25)の表面に突設された係合突起(26)を備え、前記係合部(25)の、前記挿入部(20)の突出方向の幅は、前記ソケット(16)への挿入方向の先端部に向かうに従い狭くなるように形成され、
    前記ソケット(16)の基部(16b)には、前記紐端部(12b)を保持する保持部(39)が形成され、前記ソケット(16)の先端部(16a)には、前記挿入部(20)が挿入される被挿入部(18)を備え、
    前記被挿入部(18)は、前記プラグ(14)側に開口する第一開口部(19x)と、前記挿入部(20)の入り口側に開口する第二開口部(19y)とを備え、
    前記被挿入部(18)内には、前記係合部(25)が係合する被係合部(18a)と、前記係合突起(26)が係合する係合凹部(36)が設けられ、前記係合部(25)が前記被挿入部(18)の内面に当接して、前記プラグ(14)と前記ソケット(16)が連結されることを特徴とする紐留め具。
  2. 前記係合部(25)は、その前記挿入部(20)の突出方向とは反対側の面が突出方向に傾斜して形成された挿入ガイド面(25b)を備える請求項1記載の紐留め具。
  3. 前記係合部(25)は、その前記挿入部(20)の突出方向とは反対側の面に、前記挿入部(20)の前記ソケット(16)への挿入方向に沿う係合面(25a)を備える請求項2記載の紐留め具。
  4. 前記係合突起(26)は、前記係合部(25)の挿入方向に対して傾斜した斜面(26a)を備える請求項1記載の紐留め具。
  5. 前記被挿入部(18)内には、前記係合部(25)の先端が当接し位置決めされる突出部(35)を備える請求項1または2記載の紐留め具。
  6. 前記突出部(35)は、前記係合部(25)に形成された前記挿入ガイド面(25b)が接して位置決めされる斜面(35a)を備える請求項2記載の紐留め具。
  7. 前記プラグ(14)及び前記ソケット(16)の少なくとも一方は、その先端部(14a,16a)から基部(14b,16b)に向かって湾曲している請求項1記載の紐留め具。
  8. 前記プラグ(14)及び前記ソケット(16)は、各々前記収容部(23,28,33,38)が形成された上部材(21,31)と下部材(22,32)とにより各々形成され、前記紐(12)の両端部(12a,12b)を、各々上前記部材(21,31)と前記下部材(22,32)の前記各収容部(23,28,33,38)により挟持して固定してなる請求項1記載の紐留め具。
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