JP3915558B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランスによる端子金具の抜止めを治具によって解除するようにしたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開2001−167832公報には、後方からハウジング内に挿入した端子金具を、ランスにより抜止めするとともに、ハウジングの前面に取り付けた端子保持部材によって保持するコネクタについて開示されている。このコネクタにおいて端子金具をハウジングから抜き取る際には、端子保持部材に形成されている治具孔に細長い治具を前方から挿し込み、その治具の先端でランスを端子金具から解離する方向へ撓ませ、かかる状態で端子金具を後方へ引き抜くようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコネクタでは、端子保持部材がハウジングに対しその前端部のみにおいて嵌合されているだけであったため、端子保持部材が前傾姿勢や後傾姿勢などに傾くことが懸念される。もし、このように端子保持部材が傾いた状態で治具孔に治具が差し込まれた場合、治具が正規の方向に対して斜め方向となり、ランスを端子金具から解離させる解除動作が確実に行われなくなる虞がある。
【0004】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、治具による抜止め解除動作が確実に行われるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、キャビティを有するハウジングと、前記キャビティ内に後方から挿入される端子金具と、前記キャビティ内に挿入した端子金具を抜止めするランスと、前記ハウジングに対し側方から組み付け可能でかつ前記ハウジングの前面に露出する形態で取り付けられることで、前記端子金具を保持する端子保持部材とを備えてなり、前記端子金具を前記キャビティから抜き取る際には、前記端子保持部材に形成されている治具孔に治具を前方から嵌入し、その治具の先端で前記ランスを撓ませることで前記ランスによる前記端子金具の抜止めを解除するようにしたコネクタにおいて、前記端子保持部材は前面壁を有するとともに、この前面壁には前記キャビティと対応するタブ挿入孔が貫通して形成され、かつ前記治具孔は前記タブ挿入孔に対して斜めに位置しかつ前記ランスとほぼ同じ高さ位置に設けられ、さらに、前記端子保持部材が、前記ハウジングに対し、前記ランスよりも前方の位置と後方の位置との2箇所において嵌合され、また、前記端子保持部材は前記キャビティに対する前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置と前記端子金具を抜け止め状態に保持する本係止位置とに保持されるようになっており、かつ前記仮係止位置においては前記タブ挿入孔は前記キャビティに対して外れた位置にあるが、前記治具孔は前記ランスと対応する位置にあり、前記本係止位置においては前記タブ挿入孔は前記キャビティ内の前記端子金具と対応するようにしてある一方、前記端子金具の外面には、前記治具孔に差し込まれた前記治具の先端を摺接させることで、その治具の先端をガイドするガイド領域が形成され、かつ、前記端子保持部材には、前記治具孔に差し込まれた前記治具の先端を摺接させることで、その治具の先端をガイドするガイド面が形成されており、前記端子金具の前記ガイド領域と、前記端子保持部材の前記ガイド面とが、前記ランスの撓み方向と略同方向において互いに対向するように設けられ、前記治具の先端は、前記ガイド面と前記ガイド領域に対して前記ランスの撓み方向と同方向に挟まれた状態で摺接し、しかも、前記治具孔の開口形状は、前記治具の横断面形状と同じ形状とされ、前記治具孔の内周面における前記ランスの撓み方向と略同方向において互いに対向する一対の面のうち一方の面は前記ガイド領域に対して同じ高さに設定されているとともに、前記ガイド面は前記治具孔の内周面における前記一対の面のうち他方の面の後方に面一状に連なっている面となっていることを特徴とするものである
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ハウジングには、前記端子保持部材が嵌め込まれる収容空間が設けられ、この収容空間における前記ランスよりも前方の位置には、このランスの撓み方向と略同方向において互いに対向する一対の嵌合面が設けられており、前記収容空間に組み付けられた前記端子保持部材の前端部は、この嵌合面の間で挟まれた状態で前記ランスの撓み方向と略同方向への遊動を規制されることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用及び効果】
[請求項1および請求項2の発明]
端子保持部材は、ランスの前方と後方の2箇所でハウジングに嵌合されているので、ハウジングに対する端子保持部材の姿勢が安定する。したがって、端子保持部材の治具孔に差し込まれた治具の挿し込み方向も安定し、治具によるランスへの抜止め解除動作が確実に行われる。
【0009】
また、差し込まれた治具の先端は、端子金具の外面のガイド領域と端子保持部材のガイド面との間で挟まれた状態でガイドされ、しかも、その挟む方向はランスの撓み方向と略同方向なので、ランスに対する治具の姿勢の安定度が高く、ランスを確実に且つ過不足なく撓ませることができる。
[請求項3の発明]
ハウジングには、端子保持部材が嵌め込まれる収容空間が設けられ、この収容空間におけるランスよりも前方の位置には、このランスの撓み方向と略同方向において互いに対向する一対の嵌合面が設けられており、収容空間に組み付けられた端子保持部材の前端部は、この嵌合面の間で挟まれた状態でランスの撓み方向と略同方向への遊動を規制されるので、端子保持部材の姿勢安定化が実現され、治具孔に差し込まれた治具の挿し込み方向も、ランスに対してその撓み方向と同方向にずれることなく安定し、したがって、治具によるランスへの抜止め解除動作が確実に行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。尚、左右方向についてはコネクタを基準として説明するため、正面図(図1,図2,図7,図8図)においては左右逆向きとなる。
本実施形態のコネクタは、ハウジング10と、このハウジング10内に後方から挿入される端子金具20と、ハウジング10に取り付けられる端子保持部材30とを備えて構成されている。ハウジング10は、合成樹脂からなり、内部には、前後方向に延びる複数のキャビティ11が左右に並んで形成されている。各キャビティ11には、その上面壁から前方へ片持ち状に延出した形態のランス12が上下方向への弾性撓みを可能に形成されている。
【0011】
各キャビティ11内には後方から雌形の端子金具20が挿入される。端子金具20の前端部には角筒部21が形成され、この角筒部21の上面は、抜止め解除用の治具Jをガイドするためのガイド領域22とされている。端子金具20がキャビティ11に挿入する過程では、ランス12が角筒部21の上面に干渉して上方へ弾性撓みさせられ、端子金具20が正規位置まで挿入されるとランス12が弾性復帰して端子金具20のランス孔23に対して後方から係止し、この係止によって端子金具20が後方への抜けを規制された状態に保持される。また、端子金具20をキャビティ11から抜き取る際には、後述するように前方から差し込んだ治具Jでランス12を撓ませて端子金具20から解離させることにより、ランス12による抜止めから解放されるようになっいている。
【0012】
ハウジング10内には、複数のキャビティ11のランス12よりも前方の領域及びランス12よりも後方の領域を互いに連通させる前部連通空間と後部連通空間が形成されているとともに、キャビティ11よりも上方の領域において前部連通空間と後部連通空間とに連通する上部連通空間とが形成されており、この前部連通空間、後部連通空間及び上部連通空間は、ハウジング10の前面及び左側面に亘って外部に開口された形態の収容空間13を構成している。収容空間13の前端部(ランス12よりも前方の領域)における上下両面は互いに対向する一対の嵌合面14(端子保持部材30との嵌合部)となっており、また、収容空間13の後端部(ランス12よりも後方の領域)における上面には、左右方向に細長く延びる台形断面のリブ状嵌合部15(端子保持部材30との嵌合部)が形成されている。また、収容空間13の前端部の上面側の嵌合面14には、左右方向に延びる前後一対のガイド溝16が形成され、前側のガイド溝16には抜止部17が形成され、後側のガイド溝16には仮係止突起18と本係止突起19が左右に並んで形成されている。
【0013】
端子保持部材30は、合成樹脂からなり、水平板部31と、この水平板部31の前端から下方へ延出する前面壁32と、水平部左側縁から下方へ延出するとともに前面壁32の左側縁に連なった形態の左側壁33とからなる。水平板部31の前端部上面(前面壁32の上端面と一部重複する)と前面壁32の下端面は、収容空間13の嵌合面14と対応する上下一対の嵌合面34とされている。また、水平板部31の後端部上面には、左右方向に延びるアリ溝状の嵌合溝35が形成されている。さらに、水平板部31の前端部上面には、左右方向に延びるとともに抜止め突起37を有するガイドリブ36が形成され、このガイドリブ36よりも後方の位置には左右一対の挟持突起38が形成されている。また、水平板部31には、キャビティ11よりも1つ少ない数の撓み許容孔39が左右に並んで形成され、水平板部31の右端縁部及び各撓み許容孔39の左孔縁部は、夫々、撓み規制部40となっている。水平板部31の後端部下面には、正規挿入された端子金具20の角筒部21に対して後方から係止することでその端子金具20を抜止めする端子係止部41が形成されている。水平板部31の前端部下面には、キャビティ11に正規挿入された端子金具20の前端部に対して上から宛がわれる端子押圧部42が形成されており、また、前面壁32の後面は、正規挿入された端子金具20を当接させることでその端子金具20を前止まりするための前止まり部43となっている。
【0014】
さらに、前面壁32には、各キャビティ11と対応するタブ挿入孔44が前後に貫通して形成されているとともに、各タブ挿入孔44に対して斜め右上方であってランス12とほぼ同じ高さに位置する治具孔45が前後に貫通して形成されている。治具孔45の内周上面は水平板部31の下面に対して同じ高さ(面一状)に連なっており、この水平板部31の下面は、治具Jを摺接させることによってその治具Jをガイドするガイド面46となっている。また、治具孔45の内周下面は、キャビティ11に挿入された状態の端子金具20の前端部上面、即ちガイド領域22に対して同じ高さに設定されている。端子保持部材30のガイド面46と端子金具20のガイド領域22とは、上下方向即ちランス12の弾性撓み方向と同じ方向に対向しており、治具Jは、このガイド面46とガイド領域22に対して上下方向に挟まれた状態で摺接することにより、上下方向への傾き及び遊動を規制された状態に案内される。
【0015】
かかる端子保持部材30はハウジング10の収容空間13に対し左側方から組み付けられるが、このとき、端子保持部材30の上下一対の嵌合面34が収容空間13の上下一対の嵌合面14に当接し、ガイドリブ36が前側のガイド溝16に嵌合され、嵌合溝35がリブ状嵌合部15に嵌合され、これらの当接及び嵌合により、端子保持部材30はハウジング10に対して上下方向及び前後方向への遊動を規制された状態で右方向へ平行移動しつつ収容空間13内に嵌め込まれる。そして、抜止め突起37が抜止部17に対して右方から係止するとともに、両挟持突起38が仮係止突起18を左右から挟むことにより、端子保持部材30がハウジング10に対して仮係止位置(図2を参照)に保持される。また、前面壁32の右端縁が収容空間13の内面右端に突き当たるとともに、挟持突起38が本係止突起19を左右から挟むことにより、端子保持部材30がハウジング10に対して本係止位置(図1を参照)に保持される。
【0016】
端子保持部材30が仮係止位置にある状態では、水平板部31の右端縁が右端のランス12よりも左方に位置するとともに、それ以外のランス12の真上には各撓み許容孔39が位置し、各撓み規制部40が各ランス12に対して左方へずれて位置するため、ランス12の上方(端子金具20の抜止めを解除する方向)へ弾性撓みし得るようになる。また、端子係止部41が端子金具20の挿入経路に対して左方へ退避するので、キャビティ11に対する端子金具20の挿入が許容される。さらに、タブ挿入孔44はキャビティ11に対して左方へ外れた位置にあり、治具孔45はランス12と対応するように位置する。
【0017】
端子保持部材30が本係止位置にある状態では、各ランス12の上面に対し撓み規制部40が宛われてランス12の上方への弾性撓みが規制され、これにより、ランス12が端子金具20に係止して端子金具20を抜止めする状態にロックされる。また、端子係止部41が端子金具20の角筒部21に対して後方から係止するので、この係止によっても端子金具20は抜止めされる。さらに、タブ挿入孔44はキャビティ11内の端子金具20と対応するように位置する。
【0018】
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のコネクタを組み付ける際しては、まず、ハウジング10の収容空間13に端子保持部材30を組み付けて仮係止位置に保持しておく。次に、各キャビティ11に端子金具20を挿入する。挿入過程では、ランス12は上方への弾性撓みを許容されているので端子金具20の挿入は支障なく進む。端子金具20が正規位置まで挿入されるとランス12が弾性復帰して端子金具20に係止し、このランス12の係止により端子金具20が抜止め状態となる。端子金具20の挿入が済んだら、端子保持部材30を本係止位置へ押し込む。すると、撓み規制部40がランス12の弾性撓みを規制するとともに、端子係止部41が端子金具20に係止し、これにより端子金具20が三重係止状態となって確実に抜止めされる。
【0019】
さて、端子金具20をハウジング10から抜き取る際には、まず、端子保持部材30を仮係止位置へ移動させ、ランス12が上方へ撓み得るようにする。すると、治具孔45がランス12と対応する状態となるので、この治具孔45に治具Jを差し込む。治具Jは、前後方向に細長く、先端面が傾斜面Jaとなっており、横断面形状は治具孔45の開口形状と同じである。したがって、治具Jは治具孔45に対してガタ付きなく嵌入される。治具孔45に差し込まれた治具Jは、端子保持部材30のガイド面46と端子金具20のガイド領域22によって案内されつつランス12に当接する(図5を参照)。この状態から更に治具Jの差込みを進めると、傾斜面によってランス12が上方へ撓まされ、端子金具20から解離する(図6を参照)。これにより、ランス12による抜止めが解除されるので、この解除状態を保ったままで電線24を摘んで端子金具20をキャビティ11から引き抜けばよい。
【0020】
上述のように本実施形態においては、ハウジング10の収容空間13に組み付けられた端子保持部材30は、ランス12よりも前方の位置とランス12よりも後方の位置との2カ所においてハウジング10に嵌合されている。即ち、ランス12よりも前方においては、端子保持部材30の上下両嵌合面34がハウジング10の上下両嵌合面14に当接させることで、端子保持部材30の前端部は、このハウジング10の嵌合面14の間で上下に挟まれた状態で上下方向への遊動を規制されている。一方、ランス12よりも後方においては、ハウジング10の台形状の嵌合溝35と端子保持部材30のアリ溝状の嵌合溝35との嵌合により、端子保持部材30の後端部が上下方向の遊動を規制されている。この前後2カ所の嵌合により、端子保持部材30がハウジング10に対して上下方向に姿勢を傾けるようにガタつくことが規制されている。このように端子保持部材30の姿勢安定化が実現されていることにより、治具孔45に差し込まれた治具Jの挿し込み方向も、ランス12に対して上下方向にずれることなく安定し、したがって、治具Jによるランス12への抜止め解除動作が確実に行われる。
【0021】
また、端子金具20の外面には治具Jをガイドするためのガイド領域22を形成するとともに、端子保持部材30には治具Jをガイドするためのガイド面46を形成し、治具孔45に差し込まれた治具Jを、端子金具20のガイド領域22と端子保持部材30のガイド面46との間で挟んだ状態でガイドするようにしたので、治具Jの差込方向の安定性が向上し、抜止め解除動作の信頼性に優れている。しかも、このガイド領域22とガイド面46とが治具Jを挟む方向は、ランス12の撓み方向と略同方向なので、ランス12を確実に且つ過不足なく撓ませることができる。
【0022】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではランスがハウジングに形成されている場合について説明したが、本発明は、ランスが端子金具の外面から斜めに突出するように形成されたものである場合にも適用することができる。
【0023】
(2)上記実施形態では端子保持部材が端子金具の前端部を上方への遊動ふのうに保持かるフロントホルダの機能と、ランスに対し端子金具から解離する方向への弾性撓みを規制するように嵌合されるリテーナとしての機能とを兼ね備えている場合について説明したが、本発明は、端子保持部材がフロントホルダとしての機能のみを有する場合と、端子保持部材がリテーナとしての機能のみを有する場合とのいずれの場合にも適用することができる。
【0024】
(3)上記実施形態では治具が端子金具の外面と端子保持部材のガイド面とに接触することによってガイドされるようにしたが、参考例として、治具が、端子金具とは非接触とされて、端子保持部材のガイド面のみによってガイドされる構成としてもよい。
(4)上記実施形態では治具が端子金具の外面と端子保持部材のガイド面とに接触することによってガイドされるようにしたが、参考例として、端子保持部材にはガイド面を設けず、治具が、端子金具の外面のみによってガイドされる構成としてもよい。
【0025】
(5)上記実施形態では治具がハウジングの内部において端子金具の外面と端子保持部材のガイド面とに接触することによってガイドされるようにしたが、参考例として、ハウジングの内部には治具をガイドする手段を設けず、治具を治具孔の開口縁に当接させることによって治具をガイドするようにしてもよい。
(6)上記実施形態では端子金具の外面における治具のガイド領域と、端子保持部材の形成したガイド面とが対向するようにしたが、参考例として、この双方の面が互いに直交する方向に面するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】端子保持部材が本係止位置に組み付けられた状態の正面図
【図2】端子保持部材が仮係止位置に組み付けられた状態の正面図
【図3】左側面図
【図4】端子金具がランスにより抜止めされている状態の断面図
【図5】治具がランスに当接した状態の断面図
【図6】治具によりランスを撓ませて端子金具の抜止めを解除した状態の断面図
【図7】ハウジングの正面図
【図8】端子保持部材の正面図
【図9】端子保持部材平面図
【符号の説明】
10…ハウジング
12…ランス
14…嵌合面(ハウジングにおける端子保持部材との嵌合部)
15…リブ状嵌合部(ハウジングにおける端子保持部材との嵌合部)
20…端子金具
22…ガイド領域
30…端子保持部材
34…嵌合面(端子保持部材におけるハウジングとの嵌合部)
35…嵌合溝(端子保持部材におけるハウジングとの嵌合部)
45…治具孔
46…ガイド面
J…治具

Claims (2)

  1. キャビティを有するハウジングと、前記キャビティ内に後方から挿入される端子金具と、前記キャビティ内に挿入した端子金具を抜止めするランスと、前記ハウジングに対し側方から組み付け可能でかつ前記ハウジングの前面に露出する形態で取り付けられることで、前記端子金具を保持する端子保持部材とを備えてなり、前記端子金具を前記キャビティから抜き取る際には、前記端子保持部材に形成されている治具孔に治具を前方から嵌入し、その治具の先端で前記ランスを撓ませることで前記ランスによる前記端子金具の抜止めを解除するようにしたコネクタにおいて、
    前記端子保持部材は前面壁を有するとともに、この前面壁には前記キャビティと対応するタブ挿入孔が貫通して形成され、かつ前記治具孔は前記タブ挿入孔に対して斜めに位置しかつ前記ランスとほぼ同じ高さ位置に設けられ、さらに、前記端子保持部材が、前記ハウジングに対し、前記ランスよりも前方の位置と後方の位置との2箇所において嵌合され、
    また、前記端子保持部材は前記キャビティに対する前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置と前記端子金具を抜け止め状態に保持する本係止位置とに保持されるようになっており、かつ前記仮係止位置においては前記タブ挿入孔は前記キャビティに対して外れた位置にあるが、前記治具孔は前記ランスと対応する位置にあり、前記本係止位置においては前記タブ挿入孔は前記キャビティ内の前記端子金具と対応するようにしてある一方、
    前記端子金具の外面には、前記治具孔に差し込まれた前記治具の先端を摺接させることで、その治具の先端をガイドするガイド領域が形成され、かつ、前記端子保持部材には、前記治具孔に差し込まれた前記治具の先端を摺接させることで、その治具の先端をガイドするガイド面が形成されており、
    前記端子金具の前記ガイド領域と、前記端子保持部材の前記ガイド面とが、前記ランスの撓み方向と略同方向において互いに対向するように設けられ、
    前記治具の先端は、前記ガイド面と前記ガイド領域に対して前記ランスの撓み方向と同方向に挟まれた状態で摺接し、
    しかも、前記治具孔の開口形状は、前記治具の横断面形状と同じ形状とされ、前記治具孔の内周面における前記ランスの撓み方向と略同方向において互いに対向する一対の面のうち一方の面は前記ガイド領域に対して同じ高さに設定されているとともに、前記ガイド面は前記治具孔の内周面における前記一対の面のうち他方の面の後方に面一状に連なっている面となっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングには、前記端子保持部材が嵌め込まれる収容空間が設けられ、この収容空間における前記ランスよりも前方の位置には、このランスの撓み方向と略同方向において互いに対向する一対の嵌合面が設けられており、
    前記収容空間に組み付けられた前記端子保持部材の前端部は、この嵌合面の間で挟まれた状態で前記ランスの撓み方向と略同方向への遊動を規制されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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