JP2021144787A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作の簡略化を図ることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、第1ハウジング10及び第2ハウジング14と、第1ハウジング10に対して待機位置と検知位置とに移動可能に配置され、両ハウジング10,14の正規嵌合時に待機位置から検知位置への移動を許容される検知部材13とを備えている。検知部材13は撓み変位可能な弾性部42を有し、第2ハウジング14は、弾性部42に干渉する干渉部53を有している。弾性部42は、干渉部53と干渉して撓み変位した撓み状態と、この撓み状態から復帰方向に変位した復帰状態と、撓み状態から復帰状態に移行する移行状態とを有している。干渉部53には検知誘導部63が設けられている。検知誘導部63は、弾性部42の移行状態において、弾性部42の弾性復元力によって弾性部42と摺接して検知部材13を検知位置に誘導する。【選択図】図10

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングと、嵌合検知部材とを備えている。一対のコネクタハウジングの一方にはロックアームが設けられている。他方のコネクタハウジングは、ロックアームのロック部に係合する係合部を有しており、一方のコネクタハウジングに嵌合させた際にロック部と係合部との係合によって一方のコネクタハウジングに連結される。嵌合検知部材は、一方のコネクタハウジングに嵌合方向に沿ってスライド可能に装着され、スライド移動の可否によってコネクタハウジング相互の中途嵌合状態を検知する。このコネクタは、一対のコネクタハウジングの嵌合過程では、コネクタハウジング相互を嵌合させる一操作で、ハウジング嵌合操作と嵌合検知部材の移動操作とを一挙に完了させることができる。このような技術は、特許文献2から特許文献5にも開示されている。
特開2002−373735号公報 実開平3−19273号公報 特開平7−6818号公報 特開平7−50180号公報 特開平9−147982号公報
特許文献1の場合、一操作でハウジングの嵌合と検知部材の移動とを完了させることができるため、コネクタハウジング相互の接続時の操作数を低減させることができる。しかし、嵌合過程で嵌合検知部材を直接押し込む操作となるため、ハウジングの嵌合操作と、嵌合検知部材の移動操作との2段の押し込み操作が必要であった。
そこで、本開示は、操作の簡略化を図ることができるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して待機位置と検知位置とに移動可能に配置され、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの正規嵌合時に前記検知位置への移動を許容される検知部材と、を備え、前記第2ハウジング及び前記検知部材のいずれか一方は、撓み変位可能な弾性部を有し、他方は、前記弾性部に干渉する干渉部を有し、前記弾性部は、前記干渉部と干渉して撓み変位した撓み状態と、前記撓み状態から復帰方向に変位した復帰状態と、前記撓み状態から前記復帰状態に移行する移行状態とを有し、前記弾性部及び前記干渉部のいずれか一方は、前記弾性部の前記移行状態において、前記弾性部の弾性復元力によって他方と摺接して前記検知部材を前記検知位置に誘導する検知誘導部を有している。
本開示によれば、操作の簡略化を図ることができるコネクタを提供することが可能となる。
図1は、実施形態に係る雌側のコネクタの正面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、実施形態に係る検知部材を上後方から見た斜視図である。 図5は、実施形態に係る第2ハウジングの正面図である。 図6は、実施形態に係る雄側のコネクタにおける図5のVI−VI線相当断面図である。 図7は、図6のVII−VII線断面図である。 図8は、嵌合過程におけるコネクタを示す平面断面図(その1)であり、係止部と被係止部との係止が解除された状態を示す。 図9は、嵌合過程におけるコネクタを示す側面断面図(その1)であり、ロックアームが弾性変位した状態を示す。 図10は、嵌合過程におけるコネクタを示す平面断面図(その2)であり、弾性部が移行状態にある状態を示す。 図11は、嵌合過程におけるコネクタを示す側面断面図(その2)であり、ロックアームが弾性復帰した直後の状態を示す。 図12は、正規嵌合状態におけるコネクタを示す平面断面図である。 図13は、正規嵌合状態におけるコネクタを示す側面断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して待機位置と検知位置とに移動可能に配置され、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの正規嵌合時に前記検知位置への移動を許容される検知部材と、を備え、前記第2ハウジング及び前記検知部材のいずれか一方は、撓み変位可能な弾性部を有し、他方は、前記弾性部に干渉する干渉部を有し、前記弾性部は、前記干渉部と干渉して撓み変位した撓み状態と、前記撓み状態から復帰方向に変位した復帰状態と、前記撓み状態から前記復帰状態に移行する移行状態とを有し、前記弾性部及び前記干渉部のいずれか一方は、前記弾性部の前記移行状態において、前記弾性部の弾性復元力によって他方と摺接して前記検知部材を前記検知位置に誘導する検知誘導部を有している。この構成によれば、第1ハウジング及び第2ハウジングを正規嵌合させると、検知誘導部によって検知部材が検知位置に誘導される。検知誘導部は、弾性部の弾性復元力を利用して、検知部材を作業者の手に触れず、検知位置に自動的に移動させる。このため、コネクタ嵌合後に検知部材を検知位置に押し込む、といった操作が不要になり、操作の簡略化を図ることができる。
(2)前記第1ハウジングは前記検知部材を収容しているのが好ましい。この構成によれば、検知部材がハウジングの外側に設けられている場合のように、検知部材に起因してコネクタが大型化してしまうのを回避できる。
(3)前記弾性部は樹脂製であり、前記検知部材又は前記第2ハウジングと一体に形成されているとよい。この構成によれば、検知部材又は第2ハウジングに一体の弾性部を容易に形成することができる。また、検知部材又は第2ハウジングと別体に形成されている場合と比較して、部品点数を減らすことができる。
(4)前記弾性部は一対設けられており、一対の前記弾性部は、前記検知部材の移動方向と直交する方向に互いに対向して配置されており、前記検知誘導部は、一対の前記弾性部に対応した位置に一対設けられているとよい。この構成によれば、弾性部が1つの場合と比較して、より大きな弾性復元力を容易に発生させることができる。また、一対を対向して配置することによって、弾性復元力をバランスよく作用させる構成とすることができる。
(5)前記検知誘導部は前記干渉部に設けられており、前記干渉部には、前記検知誘導部よりも先に前記弾性部に接触して前記弾性部を撓み状態に誘導する撓み誘導部が設けられているとよい。この構成によれば、撓み誘導部によって、弾性部を撓み状態に容易に誘導することができる。
(6)前記弾性部は前記検知部材に設けられており、前記弾性部は、前記検知部材が前記待機位置にある場合に前記第1ハウジングに設けられた被係止部に係止可能な係止部を有しており、前記係止部は、前記弾性部が前記撓み状態にある場合に前記被係止部との係止が解除されるとよい。この構成によれば、係止部が被係止部に係止することによって、検知部材が待機位置にある状態が好適に維持される。また、係止部の被係止部との係止は、弾性部が撓み状態にある場合に解除されることから、嵌合過程において自動的に解除される構成とすることができる。その結果、係止部と被係止部との係止を解除する操作が不要となり、操作の複雑化を回避することができる。
(7)前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングを嵌合状態に保持する弾性変位可能なロックアームを有し、前記ロックアームは、弾性変位した状態で前記検知部材に接触して前記検知部材の前記検知位置への移動を規制する規制部を有するとよい。この構成によれば、コネクタが正規嵌合していない状態で検知部材が待機位置から検知位置に不用意に移動するのを防止することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄のコネクタで構成される。雌側のコネクタは、図1から図3に示すように、第1ハウジング10、第1端子金具11、第1リテーナ12及び検知部材13を備えている。雄側のコネクタは、図5から図7に示すように、第2ハウジング14、第2端子金具15及び第2リテーナ16を備えている。第1ハウジング10及び第2ハウジング14は互いに嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、14が嵌合開始時に互いに向き合う面側をそれぞれの前側とする。上下方向は、図1、図2、図5、図6、図9、図11、及び図13の各図の上下方向を基準とする。幅方向は、図1及び図5等の左右方向に相当する。
<第1ハウジング10>
第1ハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、角ブロック状のハウジング本体20を有している。ハウジング本体20は、複数(図1では、4つ)の第1キャビティ21を有している。各第1キャビティ21は、ハウジング本体20において、幅方向に1列に配置されている。ハウジング本体20は、図2に示すように、各第1キャビティ21の下面に、撓み可能な第1ランス22を有している。第1端子金具11は、後方から第1キャビティ21に挿入され、第1ランス22に抜け止め状態に係止される。ハウジング本体20は、上下の各第1キャビティ21と連通し、下面に開口する第1装着孔23を有している。第1リテーナ12は、下方から第1装着孔23に挿入される。
ハウジング本体20は、図1から図3に示すように、前後に貫通して開口する収容空間24を有している。収容空間24には検知部材13が収容される。収容空間24は、幅方向を長手方向とする矩形状の断面形状をなし、複数の第1キャビティ21の上方に形成されている。収容空間24の後端上壁には上下に貫通する貫通部25が形成されている。貫通部25は、ハウジング本体20の後面から前方に切り欠いて形成されており、上方から見た平面視において凹状をなしている。貫通部25には、検知部材13の後述する突状部43が下方から貫通する。
図3に示すように、収容空間24には、被係止部26及び被係止突起27が設けられている。被係止部26は、収容空間24の左右方向中央部であって、前方寄りの位置に設けられている。被係止部26は、前方に向かって凸となる形態の断面半月状をなして上下方向に延びている。被係止部26の上下両端は、収容空間24の上下の壁面にそれぞれ接続されている。被係止部26には、検知部材13の後述する係止部47が係止する。図3に示すように、被係止部26の後面は、幅方向外側に向かうにつれて後方に傾斜する形態である。被係止突起27は、収容空間24の左右の壁面の後部寄りの位置に一対設けられている。一対の被係止突起27は、幅方向中央側に向けて収容空間24の左右の壁面から爪状に突出して形成されている。被係止突起27には、検知部材13の後述する係止突起48が係止する。
図1及び図2に示すように、第1ハウジング10はロックアーム28を有している。ロックアーム28は、ハウジング本体20の上面前端から上方に突出するとともに、その上端から後方に延びる片持ち状をなしている。ロックアーム28は、前端部のハウジング本体20との接続部分を支点として下方に弾性変位可能である。ハウジング本体20の上面の左右両側には、一対の保護壁36が起立して設けられている。ロックアーム28は、両保護壁36によって左右方向から保護された状態に配置される。
図2に示すように、ロックアーム28は、ロック突起32、ロック解除部33、規制部34、及び受け面部35を有している。ロック突起32は、ロックアーム28の上面の前後中間部に爪状をなして突設されている。ロック突起32は、第1ハウジング10及び第2ハウジング14の正規嵌合時、第2ハウジング14のロック部58と係合する。ロック解除部33は、ロックアーム28の後端部に段付き状に高く形成されている。ロック解除部33は、正規嵌合状態にある両ハウジング10,14を離脱させる際に押圧される。
両ハウジング10,14の嵌合開始時、ロックアーム28は、ロック突起32がロック部58に干渉し、前端側を支点として下方に弾性変位する。ロックアーム28は、第2ハウジング14のロック部58にロック突起32が係止することによって、両ハウジング10,14を嵌合状態に保持する(図11、図13参照)。
規制部34は、検知部材13の検知位置への移動を規制する。規制部34はロックアーム28の後端部において後方に臨む。規制部34は、ロックアーム28が弾性変位した状態において、検知部材13の後述する規制受部44に接触可能に設けられている。受け面部35は、ロックアーム28の後端部において下方に臨む。受け面部35は、ロックアーム28が自然状態にあり且つ検知部材13が検知位置にある状態において、検知部材13の後述する受け部45に接触可能に設けられており、受け部45に接触することによってロックアーム28の下方への弾性変位を規制してロック解除を阻止する。
<第1端子金具11、第1リテーナ12>
図2に示すように、第1端子金具11は導電金属製であって、前後方向に細長く延びる形態になっている。第1端子金具11は、ハウジング本体20の第1キャビティ21内に配置される。第1端子金具11は、第1ランス22によって第1キャビティ21内に一次的に係止される。第1端子金具11は、コネクタの正規嵌合時に雄側のコネクタの第2端子金具15に接続される。第1リテーナ12は、合成樹脂製であって、幅方向に長い形状をなしている。第1リテーナ12は、ハウジング本体20の第1装着孔23に挿入され、第1端子金具11が第1キャビティ21から後方に抜け出すのを二次的に規制する。
<検知部材13>
図1から図3に示すように、検知部材13は、第1ハウジング10の収容空間24に収容されている。検知部材13は、その全体が収容空間24内に収まる大きさで設けられている。検知部材13は、第1ハウジング10に対して待機位置(図2、図3参照)と検知位置(図12、図13参照)とに移動可能に配置される。検知部材13は、第1ハウジング10及び第2ハウジング14の正規嵌合時に、待機位置から検知位置に移動する。
検知部材13は合成樹脂製である。検知部材13は、図2から図4に示すように、検知部材本体40、一対の弾性部42、突状部43を有している。検知部材本体40は幅方向に沿って延びる形態である。検知部材本体40は、幅方向の中央部において上下に貫通する貫通孔41を形成している。貫通孔41は、検知部材13を検知位置から待機位置に戻す際の治具孔として利用される。
図3及び図4に示すように、一対の弾性部42は、検知部材本体40の幅方向両端部から前方に突出する。一対の弾性部42は、一対の弾性部42は、左右方向で互いに対向した形態である。両弾性部42は、検知部材本体40との接続部分を支点として左右方向に撓み変位可能とされている。各弾性部42は、それぞれ干渉突起46、係止部47、及び係止突起48を有している。これら干渉突起46、係止部47、及び係止突起48は、両弾性部42の間で対をなし、それぞれ左右対称となる位置に配置されている。
図3及び図4に示すように、一対の干渉突起46は、弾性部42の先端部(前端部)において、内側方向に楔状に突出して形成されている。干渉突起46は、両ハウジング10,14の嵌合過程において、第2ハウジング14の後述する干渉部53に干渉する。干渉部53に干渉した干渉突起46は、弾性部42を撓み変位させる。これにより、弾性部42は、コネクタの嵌合過程において、撓み状態と、撓み状態から復帰方向に変位した復帰状態と、撓み状態から復帰状態に移行する移行状態と、の各状態を取り得る。撓み状態においては、弾性部42には、撓み変位による弾性復元力(弾性エネルギー)が蓄えられている。移行状態では、弾性部42は、弾性復元力を放出しつつ復帰状態へと移行する。なお、弾性部42における復帰状態とは、弾性復元力の生じていない自然状態のみならず、蓄えられた弾性復元力の全てを放出することなく一部が残った状態も含むものとする。
図3及び図4に示すように、一対の係止部47は、弾性部42の前後方向中間部の前方寄りの位置において、内側方向に突出する爪状にそれぞれ形成されている。一対の係止部47は、弾性部42が撓みを生じない自然状態にあり且つ検知部材13が待機位置にある状態において、被係止部26に接触可能である。この状態において、検知部材13は検知位置への移動が規制されている。詳細には、図3に示すように、係止部47の前面は、幅方向内側に向かうにつれて前方に傾斜する形態であり、幅方向外側に向かうにつれて後方に傾斜する被係止部26の後面と噛み合うようになっている。一対の係止部47は、弾性部42の撓み状態において、被係止部26との係止が解除される。この状態において、検知部材13は、係止部47における前方(検知位置)への移動規制が解除される。
図3及び図4に示すように、一対の係止突起48は、前後の方向においては、係止部47よりも検知部材本体40寄りとなる後端寄りの位置に設けられている。一対の係止突起48は、左右外側方向に突出する爪状にそれぞれ形成されている。一対の係止突起48は、検知部材13が待機位置にある状態において被係止突起27に接触可能である。これにより、検知部材13は、収容空間24から後方へ脱落するのが阻止されている。
図2及び図3に示すように、突状部43は、上方から見た平面視において、検知部材本体40の幅方向中央部から前方に突出している。突状部43は、検知部材本体40及び一対の弾性部42の上面よりも上方に突出して形成されている。突状部43は、左右方向から見た側面視において、前端部よりも後端部が高い段差状をなしている。突状部43において、後端部の前端は、ロックアーム28の規制部34に接触可能な規制受部44を構成し、後端部の上端は、ロックアーム28の受け面部35に接触可能な受け部45を構成する。突状部43の側面は、貫通部25の内側壁面に摺接するガイド面として機能する。
検知部材13は、図3に示すように、待機位置にある状態において、被係止部26に一対の係止部47が係止することによって収容空間24内での前方への変位が規制され、一対の被係止突起27に一対の係止突起48がそれぞれ係止することによって収容空間24内での後方への変位が規制される。
<第2ハウジング14>
第2ハウジング14は合成樹脂製である。図5から図7に示すように、第2ハウジング14は、端子収容部51、フード部52、及び干渉部53を有している。また、第2ハウジング14は、フード部52の下方に、車体等の固定対象にコネクタを固定するためのブラケットが取り付けられる取付部を有している。
図5から図7に示すように、端子収容部51は角ブロック状をなしている。端子収容部51は、複数の第2キャビティ54を有している。各第2キャビティ54は、端子収容部51において、幅方向に1列に配置されている。端子収容部51は、図6に示すように、各第2キャビティ54の下面に、撓み可能な第2ランス55を有している。第2端子金具15は、後方から第2キャビティ54に挿入され、第2ランス55に抜け止め状態に係止される。端子収容部51は、各第2キャビティ54と連通し、下面に開口する第2装着孔56を有している。第2リテーナ16は、この第2装着孔56に下方から挿入される。
図5から図7に示すように、フード部52は、端子収容部51から前方へ突出する角筒状をなしている。フード部52は、図5及び図6に示すように、幅方向中央部に、下向きに突出する一対のガイド壁57を有している。両ガイド壁57は、上下方向に沿った板状をなし、フード部52の奥面から開口端まで、フード部52の全長にわたって形成されている。フード部52の前端おける両ガイド壁57の間には、ロック部58が下方に突設されている。ロック部58は、爪状をなすとともに、前面が上向きに傾斜して配置される。ロック部58の後面は、前面よりも急角度で上向きに傾斜して配置される。ロック部58は、両ハウジング10、14の嵌合時、ロックアーム28のロック突起32に係止される(図11、図13参照)。
図5から図7に示すように、干渉部53は、フード部52の奥面における第2キャビティ54の開口の上方から前方へ突出して設けられている。干渉部53は、コネクタの嵌合過程において弾性部42に干渉する。また、干渉部53は、フード部52の奥面の第2キャビティ54開口からフード部52内に突出する第2端子金具15のタブ部を庇状に保護している。
図7に示すように、干渉部53は、フード部52の奥面中心部から前方に向かって直線状に延びる断面矩形状の棒状部61と、この棒状部61の先端において幅方向に拡がる拡幅部62とを有して構成されている。拡幅部62は、検知誘導部63及び撓み誘導部64を有している。検知誘導部63及び撓み誘導部64は、一対の弾性部42に対応しており、それぞれ左右一対設けられている。
図7に示すように、一対の検知誘導部63は、それぞれ棒状部61の左右両側面の先端から幅方向外側にテーパ状に傾斜して延びる傾斜面をなしている。検知誘導部63は、弾性部42が撓み状態から復帰状態に移行する移行状態において、弾性部42の弾性復元力によって弾性部42と摺接して検知部材13を検知位置に誘導する。
図7に示すように、一対の撓み誘導部64は、一対の検知誘導部63の各先端から幅方向内側にテーパ状に傾斜して延びる傾斜面をなしている。一対の撓み誘導部64は、嵌合過程において検知誘導部63よりも先に弾性部42にそれぞれ接触し、各弾性部42を撓み状態に誘導する。一対の撓み誘導部64は、前後方向に延びる鉛直面に対して、検知誘導部63の傾斜角よりも急な角度で傾斜している。干渉部53の前端面は、一対の撓み誘導部64の前端を接続するように左右方向に延びる鉛直面をなしている。干渉部53の前端面と上下各面との間にはC面取りが施されている(図5、図6参照)。
図5及び図7に示すように、第2ハウジング14は、干渉部53の後方に、フード部52の奥面から後面に開口する一対の透孔65を有している。透孔65は、第2ハウジング14の成形時において干渉部53の検知誘導部63を形成するための型抜き孔である。この透孔65を介して、コネクタ嵌合時における弾性部42と干渉部53の状態を第2ハウジング14の後面から目視可能とされている。
<第2端子金具15、第2リテーナ16>
第2端子金具15は導電金属製であって、前後方向に細長く延びる形態になっている。図6に示すように、第2端子金具15は、端子収容部51の第2キャビティ54内に配置される。第2端子金具15は、第2ランス55によって第2キャビティ54内に一次的に係止される。第2端子金具15は、コネクタの正規嵌合時に雌側のコネクタの第1端子金具11に接続される。第2リテーナ16は、合成樹脂製であって、幅方向に長い形状をなしている。第2リテーナ16は、端子収容部51の第2装着孔56に挿入され、第2端子金具15が第2キャビティ54から後方に抜け出すのを二次的に規制する。
<両コネクタの嵌合方法及び作用>
まず、検知部材13の第1ハウジング10への組み付けについて説明する。検知部材13は、第1ハウジング10の後方から組み付けられる。検知部材13の組み付けにおいては、検知部材13の前端側となる一対の弾性部42の先端を、第1ハウジング10の後端側から収容空間24に進入させる。すると、一対の弾性部42の先端の各干渉突起46が収容空間24内の被係止部26に干渉する。干渉突起46が被係止部26に干渉した状態で検知部材13をさらに押し込むことによって、一対の弾性部42のそれぞれは、検知部材本体40との接続部側である後端側を支点として、外側方向に拡開するようにそれぞれ撓み変位し、両干渉突起46が被係止部26を乗り越える。両干渉突起46が被係止部26を乗り越えると、両弾性部42は弾性復帰した復帰状態となる。
その後、検知部材13を収容空間24内にさらに進入させると、検知部材13後端部の両係止突起48が収容空間24内の両被係止突起27に干渉する。両係止突起48が被係止突起27に干渉した状態で検知部材13をさらに押し込むことによって、両弾性部42が後端側を支点に内側方向にそれぞれ撓み変位し、両係止突起48が両被係止突起27を乗り越える。このようにして検知部材13が待機位置に至る。この状態において、図3に示すように、検知部材13は、弾性部42における撓み変位が生じていない自然状態となっている。
検知部材13は、待機位置にあり且つ自然状態にある場合には、図3に示すように、両係止部47の前方に被係止部26が対向している。上述のように、被係止部26の後面は、幅方向外側に向かうにつれて後方に傾斜する形態であり、係止部47の前面は、幅方向内側に向かうにつれて前方に傾斜する形態である。このため、この状態において検知部材13を検知位置に押し込もうとしても、その押圧力は係止部47及び被係止部26の係止がより強固になる方向に作用する。したがって、この状態にある検知部材13を待機位置から検知位置に移動させることは困難である。
また、検知部材13が待機位置にあり且つ自然状態にある場合には、図3に示すように、両係止突起48の後方には両被係止突起27が対向している。このため、検知部材13を後方へ抜き出すことも困難である。このように、待機位置にあり且つ自然状態の検知部材13は、前後方向への移動が規制された状態となる。また、検知部材13が待機位置にある状態において、検知部材13後端部の検知部材本体40は、第1ハウジング10の後端よりも後方に突出している(図2、図3参照)。また、突状部43は、図2に示すように、貫通部25内に進入して上方に突出した状態である。
次に、両コネクタの嵌合について説明する。両コネクタの嵌合に際し、第1ハウジング10が第2ハウジング14のフード部52に挿入される。検知部材13は、後端部の一対の係止突起48において一対の被係止突起27に押されるようにして、第1ハウジング10に伴って移動する。第1ハウジング10をさらに移動させると、フード部52内の干渉部53が収容空間24に進入し、弾性部42と干渉するようになる。具体的には、弾性部42における前端部の一対の干渉突起46が、干渉部53の一対の撓み誘導部64のそれぞれに接触するようになる。
両コネクタの嵌合が進行し、検知部材13がさらに前方に移動すると、両干渉突起46は撓み誘導部64の表面を摺動しつつ移動する。本実施形態の場合、一対の撓み誘導部64は、それぞれ前方から後方に向かうにつれて幅方向外側に傾斜する傾斜面である。このため、一対の撓み誘導部64のそれぞれは、接触した各干渉突起46を摺動させつつ幅方向外側にいなす。これにより、各弾性部42は撓み状態に誘導される。弾性部42が撓み状態になると、図8に示すように、係止部47と被係止部26との係合が解除される。
一方、ロックアーム28は、両コネクタの嵌合過程において弾性変位し、図9に示すように、前端側を支点として下方に弾性変位した状態になる。詳細には、ロックアーム28は、第1ハウジング10の前方への移動に伴って前進し、フード部52に設けられたロック部58に干渉し、下方に弾性変位する。これにより、ロックアーム28後端部の規制部34は、突状部43の規制受部44の前方に位置した状態となる。このように、検知部材13は、両コネクタの嵌合過程において、規制部34によって検知位置への移動が規制された状態となる。ロックアーム28は、上述の係止部47と被係止部26との係合解除よりも早く、下方に弾性変位した状態となる。このため、検知部材13は、係止部47と被係止部26との係止が解除された状態であっても、ロックアーム28が弾性復帰してコネクタの正規嵌合が完了するまでは、検知位置に移動することはできない。検知部材13は、係止部47と被係止部26との係止が解除され、且つ、コネクタの正規嵌合が完了してロックアーム28が撓み変位した状態から復帰して自然状態になった場合に、検知位置に移動することができるようになる。
図10に示すように、両コネクタの嵌合がさらに進行すると、両干渉突起46は、撓み誘導部64を越えて、撓み誘導部64よりも後方(検知部材13から見て、検知位置への移動方向)に設けられた検知誘導部63に至る。これにより、弾性部42は、撓み状態から復帰状態へと移行する移行状態になる。弾性部42は、撓み状態において蓄えられた弾性復元力を干渉突起46を介して検知誘導部63に付与している。この状態においてコネクタの嵌合が完了し、図11に示すように、ロックアーム28が復帰方向に変位して規制部34による検知部材13の検知位置への移動規制が解除されると、検知部材13は、弾性部42の弾性復元力によって検知位置に自動的に移動する。
検知誘導部63は、弾性部42の干渉突起46と摺接し、検知部材13を検知位置に誘導する。本実施形態の場合、検知誘導部63は、第2ハウジング14における前方から、後方に向かうにつれて幅方向内側に傾斜する傾斜面である。干渉突起46は、弾性部42の弾性復元力を検知誘導部63に作用させつつ検知誘導部63上を摺動し、検知誘導部63の表面に沿って斜め内側方向に前進する。これに伴って検知部材13全体が前進し、図12及び図13に示す検知位置に至る。この時、両弾性部42は、干渉部53を両側から挟み込むようにして両検知誘導部63に摺接する。したがって、両弾性部42は、各検知誘導部63をそれぞれバランスよく摺動して復帰状態へと移行する。
図13に示すように、検知位置に至った検知部材13において、突状部43の受け部45がロックアーム28の受け面部35の下方に進入している。これにより、ロックアーム28の下方への弾性変位が規制され、両ハウジング10,14が抜け止め状態で維持される。また、この状態において、検知部材13は、後端が収容空間24内の後端よりも前方に位置している。
両ハウジング10、14を離脱させる際には、検知部材13後部に形成された貫通孔41に図示しない治具を差し込んで引っ張り、検知部材13を後退させる。この状態で、ロック解除部33を押圧してロックアーム28を下方に撓ませ、ロック部58とロック突起32との係止状態を解除すればよい。
以上のとおり、本実施形態のコネクタは、第1ハウジング10及び第2ハウジング14と、第1ハウジング10に対して待機位置と検知位置とに移動可能に配置され、両ハウジング10,14の正規嵌合時に待機位置から検知位置への移動を許容される検知部材13とを備えている。検知部材13は撓み変位可能な弾性部42を有し、第2ハウジング14は、弾性部42に干渉する干渉部53を有している。弾性部42は、干渉部53と干渉して撓み変位した撓み状態と、この撓み状態から復帰方向に変位した復帰状態と、撓み状態から復帰状態に移行する移行状態とを有している。干渉部53には検知誘導部63が設けられている。検知誘導部63は、弾性部42の移行状態において、弾性部42の弾性復元力によって弾性部42と摺接して検知部材13を検知位置に誘導する。
本実施形態のコネクタは、両ハウジング10,14を正規嵌合させると、検知誘導部63によって検知部材13が検知位置に誘導される。検知誘導部63は、弾性部42の弾性復元力を利用して、検知部材13を検知位置に、作業者が手を触れることなく自動的に移動させる。このため、コネクタ嵌合後に検知部材を検知位置に押し込む、といった操作が不要になり、操作の簡略化を図ることができる。
また、第1ハウジング10は検知部材13を収容しているため、検知部材がハウジングの外側に設けられている場合のように、検知部材に起因してコネクタが大型化してしまうのを回避できる。
また、弾性部42は樹脂製であり、検知部材13と一体に形成されているため、検知部材13に一体の弾性部42を容易に形成することができる。このため、部品点数を減らすことができる。
また、弾性部42は一対設けられており、一対の弾性部42は、検知部材13の移動方向の直交方向である左右方向に互いに対向して配置されており、検知誘導部63は、一対の弾性部42に対応する位置に一対設けられているため、弾性部が1つの場合と比較して、より大きな弾性復元力を容易に発生させることができる。また、一対を対向して配置することによって、弾性部による弾性復元力をバランスよく作用させる構成とすることができる。
また、検知誘導部63は干渉部53に設けられており、干渉部53には、嵌合過程において検知誘導部63よりも先に弾性部42に接触して弾性部42を撓み状態に誘導する撓み誘導部64が設けられている。撓み誘導部64は、検知部材13の検知位置への移動方向の先方を前方とした場合の検知誘導部63よりも後方の位置、すなわち、第2ハウジング14の前後方向におけるに検知誘導部63の前方の位置に設けられている。撓み誘導部64は、弾性部42を撓み状態に誘導するように構成されている。このため、撓み誘導部64によって、弾性部42を撓み状態に容易に誘導することができる。
また、弾性部42は検知部材13に設けられており、弾性部42は、検知部材13が待機位置にある場合に第1ハウジング10に設けられた被係止部26に係止可能な係止部47を有しており、係止部47は、弾性部42が撓み状態にある場合に被係止部26との係止が解除される。このため、係止部47が被係止部26に係止することによって、検知部材13が待機位置にある状態が好適に維持される。また、係止部47の被係止部26との係止は、弾性部42が撓み状態にある場合に解除されることから、嵌合過程において自動的に解除される構成とすることができる。その結果、係止部47と被係止部26との係止を解除する操作が不要となり、操作の複雑化を回避することができる。
また、第1ハウジング10は、第2ハウジング14を嵌合状態に保持する弾性変位可能なロックアーム28を有し、ロックアーム28は、弾性変位した状態で検知部材13に接触して検知部材13の検知位置への移動を規制する規制部34を有する。このため、コネクタが正規嵌合していない状態で検知部材13が待機位置から検知位置に不用意に移動するのを防止することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
例えば、上記実施形態の場合、弾性部が検知部材に設けられ、干渉部が第2ハウジングに設けられていたが、他の実施形態としては、弾性部が第2ハウジングに設けられ、干渉部が検知部材にもうけられていてもよい。
上記実施形態の場合、検知誘導部が干渉部に設けられていたが、他の実施形態としては、検知誘導部が弾性部に設けられていてもよい。
上記実施形態の場合、第1ハウジングが検知部材を収容していたが、他の実施形態としては、検知部材が第1ハウジングの外側に配置されていてもよい。
上記実施形態の場合、弾性部が樹脂製であったが、他の実施形態としては、弾性部は金属等の弾性体からなるものであってもよい。
上記実施形態の場合、弾性部が検知部材と一体に形成されていたが、他の実施形態としては、弾性部は第2ハウジングに一体に設けられていてもよい。なお、弾性部が検知部材又は第2ハウジングに一体であることは必須でない。
上記実施形態の場合、弾性部は、一対が対向して設けられていたが、他の実施形態としては、弾性部は、1又は3以上設けられていてもよい。また、弾性部が一対(2つ)設けられている場合には、弾性部は対向することなく別々に設けられていてもよい。
上記実施形態の場合、第1ハウジングは雌コネクタのハウジングであり、第2ハウジングは雄コネクタのハウジングであったが、他の実施形態としては、第1ハウジングが雄コネクタのハウジングであり、第2ハウジングが雌コネクタのハウジングであってもよい。
10…第1ハウジング
11…第1端子金具
12…第1リテーナ
13…検知部材
14…第2ハウジング
15…第2端子金具
16…第2リテーナ
20…ハウジング本体
21…第1キャビティ
22…第1ランス
23…第1装着孔
24…収容空間
25…貫通部
26…被係止部
27…被係止突起
28…ロックアーム
32…ロック突起
33…ロック解除部
34…規制部
35…受け面部
36…保護壁
40…検知部材本体
41…貫通孔
42…弾性部
43…突状部
44…規制受部
45…受け部
46…干渉突起
47…係止部
48…係止突起
51…端子収容部
52…フード部
53…干渉部
54…第2キャビティ
55…第2ランス
56…第2装着孔
57…ガイド壁
58…ロック部
61…棒状部
62…拡幅部
63…検知誘導部
64…撓み誘導部
65…透孔

Claims (7)

  1. 互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに対して待機位置と検知位置とに移動可能に配置され、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの正規嵌合時に前記検知位置への移動を許容される検知部材と、を備え、
    前記第2ハウジング及び前記検知部材のいずれか一方は、撓み変位可能な弾性部を有し、他方は、前記弾性部に干渉する干渉部を有し、
    前記弾性部は、前記干渉部と干渉して撓み変位した撓み状態と、前記撓み状態から復帰方向に変位した復帰状態と、前記撓み状態から前記復帰状態に移行する移行状態とを有し、
    前記弾性部及び前記干渉部のいずれか一方は、前記弾性部の前記移行状態において、前記弾性部の弾性復元力によって他方と摺接して前記検知部材を前記検知位置に誘導する検知誘導部を有しているコネクタ。
  2. 前記第1ハウジングは前記検知部材を収容している請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記弾性部は樹脂製であり、前記検知部材又は前記第2ハウジングと一体に形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記弾性部は一対設けられており、一対の前記弾性部は、前記検知部材の移動方向と直交する方向に互いに対向して配置されており、
    前記検知誘導部は、一対の前記弾性部に対応する位置に一対設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記検知誘導部は前記干渉部に設けられており、
    前記干渉部には、前記検知誘導部よりも先に前記弾性部に接触して前記弾性部を撓み状態に誘導する撓み誘導部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記弾性部は前記検知部材に設けられており、
    前記弾性部は、前記検知部材が前記待機位置にある場合に前記第1ハウジングに設けられた被係止部に係止可能な係止部を有しており、
    前記係止部は、前記弾性部が前記撓み状態にある場合に前記被係止部との係止が解除される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングを嵌合状態に保持する弾性変位可能なロックアームを有し、
    前記ロックアームは、弾性変位した状態で前記検知部材に接触して前記検知部材の前記検知位置への移動を規制する規制部を有する請求項6に記載のコネクタ。
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