JP3202122B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP3202122B2
JP3202122B2 JP462794A JP462794A JP3202122B2 JP 3202122 B2 JP3202122 B2 JP 3202122B2 JP 462794 A JP462794 A JP 462794A JP 462794 A JP462794 A JP 462794A JP 3202122 B2 JP3202122 B2 JP 3202122B2
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昇治 藤本
博之 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路地図に車両の現在位
置、交差点情報等を表示するナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として車両が
近い将来通過するであろう交差点について音声により交
差点情報を提供するものがある。図3は従来のナビゲー
ション装置における音声案内を説明する図である。車両
が交差点を連続して通過する場合に、本図に示すよう
に、車両が実線のように進むとし、車両がA点に位置
し、その先に通過すべき交差点B、Cがあるとする。こ
の場合、ナビゲーション装置は交差点Bの手前で「次の
交差点を左折して下さい」という音声による案内メッセ
ージを出力する。そして、交差点Cの手前で「次の交差
点を右折して下さい」という音声による案内メッセージ
を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置における音声案内では、本図に示す
場合には車両が交差点Bを左折している時に交差点Cに
関して「次の交差点を右折して下さい」という音声によ
る案内メッセージが出力される虞がある。車両が交差点
Bを左折している時にこのような音声による案内メッセ
ージがでると運転者は混乱してしまい、慌ててハンドル
操作を切り直したりする危険性があるという問題があ
る。
【0004】また、ハンドル操作に気をとられて音声に
よる案内メッセージを聞きもらしてしまうという問題が
ある。したがって、本発明は、上記問題点に鑑み、車両
が交差点を右折又左折する際に音声による案内メッセー
ジによる危険を防止し、音声による案内メッセージの聞
きもらしがないナビゲーション装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、車両が走行する道路の交差点情報を有
し、音声で案内するナビゲーション装置において、車両
のハンドル操作に伴ってハンドル回転角度を検出する角
度センサを備え、前記ハンドル回転角度が所定値以上と
なっている期間は、次の交差点情報を音声で案内するこ
とを禁止する。そして、前記ハンドル回転角度が所定値
以上となっている期間が経過後に、前記次の交差点情報
を音声で案内する。
【0006】
【作用】本発明のナビゲーション装置によれば、前記回
転角度が所定値以上となっている期間は、交差点を右折
又は左折中であると判断し次の交差点情報を音声で案内
することを禁止し、前記回転角度が所定値以上となって
いる期間が経過後には、交差点の右折又は左折終了と判
断し前記次の交差点情報を音声で案内する。したがっ
て、ハンドル操作中にされる次の交差点情報の案内メッ
セージにより、運転者が混乱し慌ててハンドルを切り直
したりして事故にあう危険を回避でき、またハンドル操
作に気をとられて案内メッセージを聞きもらしてしまう
ことがなくなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るナビゲーション
装置の概略を説明する図である。本図に示すナビゲーシ
ョン部1は道路地図、交差点情報等の道路情報を有し、
目的地の設定と現在位置により車両が進むべき経路を探
索する。現在位置は図示しない周知の慣性航法、GPS
(Global Positioning System) 等により得られる。探索
された経路結果は表示器2に表示される。交差点情報等
の道路情報は表示器2にも表示されるが、音声により案
内メッセージとして出力される。運転者が表示器2を見
ることにより進行方向から目を離すことによる危険を回
避するためである。このため、ナビゲーション部1から
の交差点情報等の案内メッセージのデータを入力する音
声合成部3はこのデータを単語に分析しこの単語に対応
して既に記憶されている音声波形を合成する。合成され
た音声波形を入力するスピーカ4は、案内メッセージを
合成音として出力する。したがって、スピーカ4から
は、前述した「次の交差点を左折して下さい」、「次の
交差点を右折して下さい」という音声による案内メッセ
ージが出力される。
【0008】車両が進むべき経路を探索するために、ナ
ビゲーション部1に目的地の設定が必要であることを述
べたが、この目的地の設定に運転者の運転を妨げないよ
うにする必要がある。このため、マイクロフォン5は運
転者からの目的地の音声を入力する。該マイクロフォン
5に接続される認識部6は運転者の音声と予め記憶され
ている言語的特徴に関する標準パターンとを比較し類似
性に基づき認識判定を行う。ナビゲーション部1はこの
認識判定されたデータより目的地の設定を行う。車両の
ハンドル操作によるハンドル回転角度を検出する角度セ
ンサ7はナビゲーション部1に接続される。
【0009】図2は車両が交差点を右折又は左折する場
合に図1のナビゲーション部1が動作する例を説明する
フローチャートである。ステップS1において、交差点
Bに関して、図3に示すように、車両がA点位置にある
場合には、「次の交差点Bを左折して下さい」とのメッ
セージの案内を開始できる状態にする。
【0010】ステップS2において、角度センサ7によ
り検出されたハンドル操作の角度信号を基に、ハンドル
が操作中であるかどうかを判断する。すなわち、検出角
度信号が所定角度であるときにはハンドルが操作中であ
ると判断する。車両が、A点位置にある場合には、直線
的に進行しているので検出角度信号は所定角度以上にな
らない。このため、上記判断は「NO」となり、次のス
テップS3に進む。
【0011】ステップS3において、上記ステップS1
で、案内を開始できる状態にあるメッセージ「次の交差
点Bを左折して下さい」を出力する。次にステップS1
に戻り、交差点Cに関して、「次の交差点Cを右折して
下さい」とのメッセージの案内を開始できる状態にす
る。ステップS2において、角度センサ7のハンドル操
作の角度信号によりハンドルが操作中であるかどうかを
判断する。交差点Bを左折中である場合には、前記検出
角度信号が所定値以上になる。このため上記判断は「Y
ES」となる。この判断がされると、交差点Cに関する
メッセージの案内を開始できる状態を保持し、すなわ
ち、メッセージの出力を禁止する。交差点Bの左折が終
了すると、ハンドルが操作中であるとの判断は「NO」
となり、メッセージの出力の禁止が解除され、ステップ
S3に進む。
【0012】ステップS3において、上記ステップS1
で、案内を開始できる状態にあるメッセージ「次の交差
点Cを右折して下さい」を出力する。したがって、本実
施例によれば、交差点を右折又は左折している場合に
は、交差点情報等のメッセージが出力されなくなる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転角度が所定値以上となっている期間は、交差点を右折
又は左折中であると判断し次の交差点情報を音声で案内
することを禁止するので、ハンドル操作中にされる次の
交差点情報の案内により、運転者が混乱し慌ててハンド
ルを切り直したりして事故にあう危険を回避でき、また
ハンドル操作に気をとられて案内メッセージを聞きもら
してしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るナビゲーション装置の概
略を説明する図である。
【図2】車両が交差点を右折又は左折する場合に図1の
ナビゲーション部1が動作する例を説明するフローチャ
ートである。
【図3】従来のナビゲーション装置における音声案内を
説明する図である。
【符号の説明】
1…ナビゲーション部 3…音声合成部 4…スピーカ 7…ハンドル操作の角度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 博之 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28 号 富士通テン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−111191(JP,A) 特開 平6−44492(JP,A) 特開 平5−89398(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/00 - 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行する道路の交差点情報を有
    し、これを音声で案内するナビゲーション装置におい
    て、 車両のハンドル操作に伴ってハンドル回転角度を検出す
    る角度センサ(7)を備え、 前記ハンドル回転角度が所定値以上となっている期間
    は、次の交差点情報を音声で案内することを禁止するこ
    とを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記ハンドル回転角度が所定値以上とな
    っている期間が経過後に、前記次の交差点情報を音声で
    案内することを特徴とする、請求項1に記載のナビゲー
    ション装置。
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JP4910510B2 (ja) * 2006-06-30 2012-04-04 株式会社デンソー 制御用情報記憶装置及びプログラム
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JP2017009573A (ja) * 2015-03-06 2017-01-12 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 装着端末、及び、装着端末の制御方法

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