JP3201676B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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JP3201676B2
JP3201676B2 JP09238993A JP9238993A JP3201676B2 JP 3201676 B2 JP3201676 B2 JP 3201676B2 JP 09238993 A JP09238993 A JP 09238993A JP 9238993 A JP9238993 A JP 9238993A JP 3201676 B2 JP3201676 B2 JP 3201676B2
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沢 光 明 中
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セイレイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱胴と平行に処理胴を
備えたコンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、処理胴を内設する処理室の側壁に
は、藁屑を細断する複数の切刃をそれぞれ別々に処理室
内側からボルト止めにて取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、処理胴を
処理室の後方に引出してからでないと、各切刃の取付ボ
ルトを取外すことができず、各切刃の点検、交換、研磨
作業が非常に大掛かりな作業になる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、扱胴
と平行に処理胴を備えたコンバインの脱穀装置におい
て、一端に取付座を有する切刃取付台に切刃を複数取付
けて切刃カセットを構成し、処理胴の扱歯先端軌跡外側
で切刃カセットを処理胴を内設する処理室後方からこの
内側に挿入並びに処理室内側からこの後方に引出すため
のカセット出入口を処理室の後壁に設けると共に、カセ
ット出入口内で切刃カセットを前記軌跡外側の挿脱位置
と各切刃の先端側のみを前記軌跡内側に突出させる装着
位置との間を往復移動自在にカセット出入口を形成し、
装着位置の切刃カセットの取付座を処理室後壁にボルト
止めして切刃カセットを装着位置に固定したもので、処
理胴を処理室に内設した状態で、各切刃のみを処理室に
対し脱着し得、切刃の点検、交換、研磨作業時に処理胴
を処理室から後方に引出す必要がなく作業時間並びに労
力の削減を容易に図り得るものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は処理室の背面図、図2はコンバインの全体側
面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロー
ラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト
ラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフィ
ードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴
(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬
送機構などを備える刈取部、(9)は排藁チェン(1
0)(11)終端を臨ませる排藁処理部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備える運転台、
(15)は前記脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(1
6)を介し溜める穀粒タンク、(17)は前記穀粒タン
ク(15)内の穀粒を機外に取出す上部排出オーガ、
(18)はコンバインの各部を駆動するエンジンであ
り、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように構成してい
る。
【0006】また、図中(19)は機体の右側後部に立
設固定して上端に前記上部排出オーガ(17)を回動自
在に支持させる縦排出オーガであり、このオーガ(1
9)に前記排藁処理部(9)の右側を回動自在に支持さ
せ、機体後方に排藁処理部(9)を前記オーガ(19)
を中心に開動自在に装設すると共に、前記オーガ(1
9)に前記穀粒タンク(15)の後側を回動自在に支持
させ、機体右側に穀粒タンク(15)を前記オーガ(1
9)を中心に開動自在に装設している。
【0007】図4は脱穀部(4)の断面図であり、図中
(25)は機体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴
(6)を内設させる扱室、(26)は前記扱室(25)
に穀稈を挿入する扱口、(27)は前記扱室(25)下
方に張架させるクリンプ網、(28)は前記扱室(2
5)の後端右側に前端左側を連通接続して処理胴(7)
を扱胴(6)と平行に内設させる処理室、(29)は前
記処理室(28)下方に張架させるクリンプ網、(3
0)は処理室(28)後端の排塵口、(31)は前後方
向に揺動自在に支持する揺動選別盤であり、前記クリン
プ網(27)下方に位置させるフィードパン(32)
と、前記クリンプ網(27)後部下方に配設するチャフ
シーブ(33)と、該チャフシーブ(33)後部下方に
配設するグレンシーブ(34)と、前記チャフシーブ
(33)後方に配設するストローラック(36)と、該
ストローラック(36)下方に配設する二番流穀板(3
7)などで前記揺動選別盤(31)を構成している。
【0008】また、図中(38)は前記選別盤(31)
方向に選別風を送給する唐箕、(39)は前記揚穀筒
(16)に連通させて前記穀粒タンク(15)に穀粒を
取出す一番コンベア、(40)は二番物を前記揺動選別
盤(31)に還元する二番コンベア、(41)は前記ス
トローラック(36)上方に吸引口を臨ませる吸排塵フ
ァンであり、前記扱胴(6)及び処理胴(7)により脱
穀された穀粒を揺動選別盤(31)で選別し整粒のみを
前記穀粒タンク(15)に取出すと共に、排藁を排藁チ
ェン(10)(11)を介し排藁カッタ(42)(4
3)を有する排藁処理部(9)に送り込んで切断後機外
に排出させるように構成している。
【0009】図1及び図5、図6に示す如く、前記処理
室(28)内の処理胴(7)の扱歯(7a)の先端軌跡
(A)の外側で処理胴(7)の軸方向に複数の切刃(4
4)…を配置して、処理室(28)内に送り込まれた藁
を細断するもので、一端に取付座(45)を有する横長
な方形状の切刃取付台(46)に前記各切刃(44)…
を所定間隔でボルト止めして切刃カセット(47)を構
成している。
【0010】また、前記排藁処理部(9)の開放によっ
て機体後方に露呈する処理室(28)の後壁(28a)
にはカセット出入口(48)を設けると共に、処理室
(28)内にはカセット取付台(49)を設けている。
【0011】前記カセット出入口(48)は、前記軌跡
(A)の外側で切刃カセット(47)を処理室(28)
後方からこの内側に挿入並びに処理室(28)内からこ
の後方に引出しできる位置に設け、且つ、該カセット出
入口(48)内で切刃カセット(47)が前記軌跡
(A)外側の挿脱位置と各切刃(44)…の先端側のみ
を前記軌跡(A)内側に突出させる装着位置との間を往
復移動できるように形成している。
【0012】そして、装着位置の切刃カセット(47)
の取付座(45)によって前記カセット出入口(48)
を後面から閉塞すると共に、該取付座(45)を前記後
壁(28a)にボルト(50)止めして前記切刃カセッ
ト(47)を装着位置に固定し、処理胴(7)回転時に
各切刃(44)…の間を扱歯(7a)先端が通過するよ
うに構成している。
【0013】一方、前記カセット取付台(49)は処理
室(28)の側壁(28b)右上隅部の傾斜部を開閉自
在な蓋構造としたもので、カセット取付台(49)の上
縁を蝶番(52)を介して側壁(28b)の上面水平部
右端縁に回動自在に連結し、カセット取付台(49)の
下縁を側壁(28b)の右側垂直部上端縁に外側から重
合せている。
【0014】また、カセット取付台(49)の内面側に
切刃取付台(46)の上下縁を摺動自在に嵌合させる上
下ガイドレール(53)(54)を処理胴(7)の軸方
向に張架固設すると共に、切刃取付台(46)の先端縁
を嵌合させるストッパー(55)を固設している。
【0015】また、カセット取付台(49)は板バネ
(56)を介して切刃カセット(47)の挿脱位置に常
時付勢し、カセット取付台(49)の下縁を側壁(28
b)に外側からボルト(57)止めすることにより切刃
カセット(47)の装着位置に固定している。
【0016】そして、切刃カセット(47)の処理室
(48)に対する挿脱操作で切刃取付台(46)をカセ
ット取付台(49)のガイドレール(53)(54)に
対し挿脱させると共に、切刃カセット(47)の挿脱位
置と装着位置間の往復移動にカセット取付台(49)を
追従移動させるように構成している。
【0017】本実施例は上記の如く構成しており、今、
切刃カセット(47)を装着していない状態では、処理
室(28)の後壁(28a)のカセット出入口(48)
は開放状態にあると共に、処理室(28)内部のカセッ
ト取付台(49)は板バネ(56)によって装着位置に
弾圧支持された状態にある。そして、切刃カセット(4
7)の切刃取付台(46)先端をカセット出入口(4
8)からカセット取付台(49)の上下ガイドレール
(53)(54)間に差込み、取付座(45)が後壁
(28a)に当たるまで切刃カセット(47)を処理室
(28)後方からこの内側に挿入することにより、切刃
取付台(46)が上下ガイドレール(53)(54)及
びストッパー(55)に嵌り込み、上下ガイドレール
(53)(54)間から各切刃(44)が内方に突出す
る状態で、切刃カセット(47)がカセット取付台(4
9)に装着され、切刃カセット(47)がカセット取付
台(49)によって処理室(28)内で前記軌跡(A)
外側に保持される。然る後、処理室(28)の後壁(2
8a)外面の取付座(45)をカセット出入口(48)
を閉塞するようにずらし、切刃カセット(46)を挿脱
位置から装着位置に移動させ、処理室(28)の後壁
(28a)に外面から取付座(45)をボルト(50)
止めすると共に、切刃カセット(46)の挿脱位置から
装着位置への移動に追従して挿脱位置から装着位置に移
動したカセット取付台(49)を処理室(28)の側壁
(28b)にボルト(57)止めすることにより、各切
刃(44)…先端部が前記軌跡(A)の内側に突出した
状態で、処理室(28)内に装着固定されるものであ
る。
【0018】逆に、処理室(28)内から各切刃(4
4)…を取外し、点検、交換、研磨等を行う場合には、
先ず、排藁処理部(9)を開放して処理室(28)の後
壁(28a)を機体後方に露呈させる。そして、処理室
(28)の後壁(28a)の切刃カセット(45)の取
付ボルト(50)並びに処理室(28)の側壁(28
b)後端側のカセット取付台(49)の取付ボルト(5
7)を取外すことにより、板バネ(56)によりカセッ
ト取付台(49)と切刃カセット(47)が一体的に挿
脱位置に移動し、各切刃(44)…全体が前記軌跡
(A)外側に後退する。然る後、切刃カセット(47)
をカセット出入口(48)から処理室(28)後方に引
抜くことにより、各切刃(44)…が一体的に処理室
(28)後方に取出しされるものである。
【0019】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、扱胴(6)と平行に処理胴(7)を備えたコンバイ
ンの脱穀装置において、一端に取付座(45)を有する
切刃取付台(46)に切刃(44)を複数取付けて切刃
カセット(47)を構成し、処理胴(7)の扱歯(7
a)先端軌跡(A)外側で切刃カセット(47)を処理
胴(7)を内設する処理室(28)後方からこの内側に
挿入並びに処理室(28)内側からこの後方に引出すた
めのカセット出入口(48)を処理室(28)の後壁
(28a)に設けると共に、カセット出入口(48)内
で切刃カセット(47)を前記軌跡(A)外側の挿脱位
置と各切刃(44)…の先端側のみを前記軌跡(A)内
側に突出させる装着位置との間を往復移動自在にカセッ
ト出入口(48)を形成し、装着位置の切刃カセット
(47)の取付座(45)を処理室(28)後壁(28
a)にボルト(50)止めして切刃カセット(47)を
装着位置に固定したもので、処理胴(7)を処理室(2
8)に内設した状態で、各切刃(44)…のみを処理室
(28)に対し脱着でき、切刃(44)の点検、交換、
研磨作業時に処理胴(7)を処理室(28)から後方に
引出す必要がなく作業時間並びに労力の削減を容易に図
ることができる顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理室の背面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】脱穀部の断面図。
【図5】切刃カセットの斜視説明図。
【図6】処理室の断面図。
【符号の説明】
(6) 扱胴 (7) 処理胴 (7a) 扱歯 (28) 処理室 (28a)後壁 (44) 切刃 (45) 取付座 (46) 切刃取付台 (47) 切刃カセット (48) カセット出入口 (A) 処理胴の扱歯先端軌跡

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴と平行に処理胴を備えたコンバイン
    の脱穀装置において、一端に取付座を有する切刃取付台
    に切刃を複数取付けて切刃カセットを構成し、処理胴の
    扱歯先端軌跡外側で切刃カセットを処理胴を内設する処
    理室後方からこの内側に挿入並びに処理室内側からこの
    後方に引出すためのカセット出入口を処理室の後壁に設
    けると共に、カセット出入口内で切刃カセットを前記軌
    跡外側の挿脱位置と各切刃の先端側のみを前記軌跡内側
    に突出させる装着位置との間を往復移動自在にカセット
    出入口を形成し、装着位置の切刃カセットの取付座を処
    理室後壁にボルト止めして切刃カセットを装着位置に固
    定したことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
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