JP3201501U - 五徳補助具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、五徳の機種によっては、調理鍋が載せられる五徳爪の爪上辺部は、爪先に向けた長さ方向(放射方向)の全体を、または、長さ方向の途中部位から爪先に向けて傾斜させた形態を成している(下記特許文献1および特許文献2などを参照)。
つまり、従来技術の五徳爪は、前記したように、バーナの中心部を向いて対向する各爪先を繋ぐ仮想線で描かれる内径が86〜110mmで、しかも、被加熱物の載る爪上辺部が爪先に向かって傾斜しているなどから、爪先側に位置して載せられる140mm以下の被加熱物においては爪上辺部に接する部分が少なくなり、加熱時の安定性が大きく損なわれる。このように、安定性が損なわれた状態で加熱を行っていると、被加熱物がバランスを崩して転倒するおそれがあるなど、使用者に不安などを与える問題があった。
前記五徳の大きさより小さい外輪環状部材と、該外輪環状部材の環状内径より小さく、当該外輪環状部材の中心部に設けられる内輪環状部材とを備え、前記内輪環状部材は、放射状の連結部材を介して前記外輪環状部材に連結されていることを特徴とする。
また、内輪環状部材から温度センサを挿通させて被加熱部が載せられる上方へ突出臨ませることができることで、温度センサの機能を妨げることなく、五徳補助具を五徳上に載置して使用することができる。
ここで、直径が140mm以下の被加熱物Cとしては、例えば、直火式のコーヒーメーカー(エスプレッソメーカー)、耐熱ガラス製のポット(後記の図6参照)、シェラカップ、そしてミルクパンなどが挙げられる。
図1〜図4は、本実施形態に係る五徳補助具Aを示した説明図で、図1は、平面斜視図、図2は、底面斜視図、図3は、底面図、図4は、縦断側面図である。
五徳補助具Aは、材質について特に限定されるものではないが、耐熱性、耐衝撃性などの耐久性に優れた非金属材料によって形成することができる。例えば、ガスコンロBの加熱温度や急激な温度変化などに耐えることができるユークリプタイト系または低膨張性ペタライト系などのセラミック材を用いた焼成によって一体に形成することができる。
外輪環状部材1は、図1〜図4に示すように、所定の厚さと環状幅にて直径が140mm以下の被加熱物Cを安定的に支持する大きさを有する環状外径に形成されている。例えば、環状外径が140mm程度の大きさに形成されているとともに、環状下面には下向き突出下端縁から環状内周に向けた内側を輪切り断面視で略湾曲形状にて突出させた脚部4を備えている。また、外輪環状部材1は、脚部4を備えた環状下面に爪係止部5を備えている。
爪係止部5は、五徳B1の等間隔をおいて放射状に実在する複数の五徳爪6に落ち込むように係止することで、五徳B1上における五徳補助具Aの横ズレ(移動)を防ぐとともに、バーナ7の中心部から突出する温度センサB3に対して内輪環状部材2の環状中心部を位置合わせする芯合わせ機能、つまり、五徳補助具Aを五徳Bの中心部に同軸上に位置合わせする機能を有する。
換言すれば、使用者の取り扱い方を関わらず、温度センサB3の機能(上下など)を妨げない状態で温度センサB3を内輪環状部材2から上方へ挿通させることができる五徳B1に対する五徳補助具Aの芯合わせ載置を可能とすることができる。
これにより、メーカ問わずに五徳爪6の数が異なる全ての五徳B1上に、五徳補助具Aを爪係止部5によって安定的に載置させることができる。つまり、バーナB2の上方位置に直火用のコーヒーメーカーなどの直径が140mm以下の被加熱物Cを安定的に支持させた直火による加熱を可能とすることができる。
つぎに、内輪環状部材2および連結部材3について説明する。
内輪環状部材2は、外輪環状部材1と同様に、所定の厚さと環状幅にて形成されている。この内輪環状部材2は、図1〜図3に示すように、放射状に延びる五本の連結部材3によって外輪環状部材1の環状内周に一体に連結させることで、外輪環状部材1の中心部Pに位置して配置されるように形成されている。
脚部8は、外輪環状部材1側の脚部4と底面面一の状態にて内輪環状部材2の環状下面から突設されている。つまり、五徳補助具Aをダイニングテーブルなどの平らな面に置いたとき、内輪環状部材2の脚部8と外輪環状部材1の脚部4は共に平らな面に接地される。
これにより、被加熱物Cの加熱中に、内輪環状部材2の環状内側に籠る熱を開口上方からと熱放出部10を通しての側方からの双方から放出されることで、内輪環状部材2の環状内側に熱が籠らないようにしている。つまり、バーナB2の炎孔から内輪環状部材2の環状外側(外輪環状部材1との間)を通って五徳補助具A上の被加熱物Cに向かう燃焼炎の流れによって内輪環状部材2の環状内側の熱を効率的に放出することで、停滞する熱により温度センサB3が誤動作などを起こさないように考慮してなる。
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係る五徳補助具Aの使用について簡単に説明する。図5〜6は、本実施形態に係る五徳補助具AをガスコンロBの五徳B1上に載置させた状態の説明図で、図5は、斜め上方から見たときの平面斜視図であり、図6は、縦断側面図である。
これにより、五徳B1上の中心に位置決めされ、かつ、図5および図6に示すように、内輪環状部材2から温度センサB3のヘッド部9を上方へと突出させた状態で、五徳補助具Aを五徳B1上に横ズレなどの移動を起こすことなく安定的に載置することができる。
これにより、使用者は今までガスコンロBを用いた直火による加熱時に、転倒するおそれあるなどの不安を抱きかかえながら使用していた直径が140mm以下の被加熱物Cを安心してバーナB2の上方位置に安定的に支持させて加熱することができる。
また、外輪環状部材1の環状下面に設けた爪係止部5の五徳爪6に対する落し込み係止によって、五徳B1上に五徳補助具Aを安定的に載置させた状態で被加熱物CをバーナB2の上方位置に支持させることができる。
また、前述の各図で示した実施形態は、その目的および構成などに特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本考案の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
B ガスコンロ
B1 五徳
B2 バーナ(加熱手段)
B3 温度センサ
C 被加熱物
1 外輪環状部材
2 内輪環状部材
3 連結部材
4 外輪環状部材の脚部
5 爪係止部
6 五徳爪
7 バーナ
8 内輪環状部材の脚部
Claims (3)
- コンロの五徳上に載置されて加熱手段の上方に、前記五徳の大きさより小さい直径の被加熱物を支持する五徳補助具であって、
前記五徳の大きさより小さい外輪環状部材と、
該外輪環状部材より小さく、当該外輪部材の中心部に設けられる内輪環状部材と、
該内輪環状部材を前記外輪環状部材に連結する放射状の連結部材と、を備えてなることを特徴とする五徳補助具。 - 前記外輪環状部材は、直径が140mm以下の被加熱物を支持する大きさの環状外径にて形成されているとともに、前記五徳の五徳爪に係止させる爪係止部を環状下面に備えていることを特徴とする請求項1に記載の五徳補助具。
- 前記内輪環状部材は、環状内径が前記コンロの温度センサを挿通させる大きさに形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の五徳補助具。
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KR20190118901A (ko) * | 2018-04-11 | 2019-10-21 | 에스케이매직 주식회사 | 보조 그레이트 및 이를 포함하는 가스레인지 |
KR200490536Y1 (ko) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 오상미 | 요리용 보조기구 및 보조기구가 활용된 이중냄비 |
JP2020122619A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社ハーマン | 補助五徳、および、補助五徳一体型五徳 |
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