JP3201063B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3201063B2
JP3201063B2 JP07463893A JP7463893A JP3201063B2 JP 3201063 B2 JP3201063 B2 JP 3201063B2 JP 07463893 A JP07463893 A JP 07463893A JP 7463893 A JP7463893 A JP 7463893A JP 3201063 B2 JP3201063 B2 JP 3201063B2
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    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
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    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCDエリアセンサ集
積回路、CCDリニアセンサ集積回路などの中空パッケ
ージ構造を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、医療分野における電子内視鏡等の
用途においては、CCDエリアセンサ等の半導体チップ
を有する中空パッケージ構造の半導体装置のパッケージ
全体の大きさをφ5mm程度の超小形パッケージにする
ことが要請されている。
【0003】しかしながら、従来のCCDリニアセンサ
・CCDエリアセンサ等の半導体チップを有する中空パ
ッケージ構造の半導体装置は、DIP(Dual Inline Pa
ckage)タイプであるので、上記のようなφ5mm程度
の超小形パッケージを実現することが困難である。
【0004】DIPタイプを採用する主な理由は次の3
点である。 Alパッド部を4角形状の有効画素域の4辺に配置す
る、いわゆるQFP(Quadruple Flat Package)タイプ
とすると、Alパッド部の面積の2倍分以上チップサイ
ズが大きくなって収率がダウンしコストが上昇する(D
IPタイプでは対向する2辺にのみAlパッド部が配さ
れるのでチップサイズは小さくできる。)。 セラミックやプラスチックパッケージの成形において
QFPタイプはDIPタイプに比べ金型の高さが高く成
形しにくいのでこれもコストを上昇させる。 CCDエリアセンサーはピン数が10〜14ピン程度
と少ないのでQFPタイプにする必要はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】たとえ、φ5mm程度
の超小形パッケージが実現できたとしても、φ5mm程
度のカバーガラスを従来から使用されているBステージ
のエポキシ系熱硬化性接着剤でウインドフレームを介し
て基台側に接着することは困難で生産性が悪い。φ5m
m程度のカバーガラスにシール幅0.5〜1.0mm幅
でBステージ接着剤をスクリーン印刷等で塗布すること
が困難さの原因である。
【0006】そこで、透明のプラスチックリッドを使用
することも考えられるが、このプラスチックリッドが非
晶質ポリオレフィン系樹脂の場合には、極性基がないた
め適当な接着剤がない。
【0007】この場合、プラスチックリッドと基台とを
同一材料の熱可塑性樹脂で作製した場合には、超音波溶
着法やレーザ溶着法により両者を固着することも考えら
れるが、これらの技術は比較的大きなサイズのパッケー
ジを前提としており、固着対象が小さい場合には、その
作業が相当に困難である。
【0008】一方、プラスチックリッドと基台とを異種
材料で作製した場合には、超音波溶着法やレーザ溶着法
を使用することができない。熱硬化性接着剤や紫外線
(以下,UVという)照射硬化型接着剤を使用すること
はできるが、接着面への塗布作業が困難で生産性が悪
い。
【0009】なお、基台にリードフレームとともに固着
された半導体チップを透明樹脂によるトランスファーモ
ールドによって一体成形品として作製してしまうことも
考えられるが、成形後に光入射部の研磨加工が必要でコ
ストが高くなる。その上、いわゆるオンチップマイクロ
レンズの効果がなくなるので、感度が低下する等性能が
劣るという問題がある。
【0010】本発明は、このような課題を考慮してなさ
れたものであって、超小形の中空構造の丸形パッケージ
の半導体装置を低コストで作製することを可能とする半
導体装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、図2
及び図3Aに示すように、中空パッケージ構造の半導体
装置において、4角形状の半導体チップ13が配される
とともに、この半導体チップ13の4辺の各辺に対向し
てリードフレーム3のインナーリード部7(7a,7
b)が上面に配される略円柱状の基台8と、凹み部17
を有しこの凹み部17内に半導体チップ13とインナー
リード部7とが収容されるようにして基台8側に取り付
けられる有底略筒状のプラスチックリッド18とを備え
るものである。
【0012】また、本発明は、例えば、図3Bに示すよ
うに、半導体チップ13の表面には4角形状の有効画素
領域21が形成され、上記半導体チップ13の4辺
1 ,x 2 ,y1 ,y2 のうち対向する2辺x1 ,x2
に複数のパッド部16が設けられ、これら複数のパッド
部16のうち各辺x1 ,x2 の両端2個のパッド部16
を除くパッド部16が対向する2辺x1 ,x2 に対向し
て配されたインナーリード部7aとワイヤボンドされ、
各辺x1 ,x2 の両端2個のパッド部16が半導体チッ
プ13の4辺x1 ,x2 ,y1 ,y2 のうち残りの2辺
1 ,y2 に対向しかつ有効画素領域21(d2 )外に
配されたインナーリード部7bとワイヤボンドされたも
のである。
【0013】さらに、本発明は、略円柱状の基台8の上
面の周縁部に溝部12が形成され、この溝部12にプラ
スチックリッド18の側壁19(20)が圧入されるよ
うにしたものである。
【0014】さらにまた、本発明は、プラスチックリッ
ド18の側壁19の一部を厚肉19a(図4参照)にし
たものである。
【0015】さらにまた、本発明は、溝部12に接着剤
を付けたものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、略円柱状の基台8の上面に配
される4角形状半導体チップ13の4辺の各辺に対向し
てリードフレーム3のインナーリード部7を配するとと
もに、そのような基台8に対して、有底略筒状のプラス
チックリッド18を被せるようにしている。このため、
基台8の上下面の面積が小さくなり、全体として超小形
のパッケージを作製することができる。
【0017】また、本発明によれば、2辺x1 ,x2
両端のパッド部16を異なる辺y1,y2 の有効画素領
域21(d2 )外に設けられたインナーリード部7bと
ワイヤボンドするようにしたので、そのワイヤボンド用
の金線15の長さが短くなって半導体チップ13の端と
の接触(ショート)がなくなり、かつ、その金線15か
らのフレア光F(図3B参照)が有効画素領域21内に
照射されることがなくなる。
【0018】さらに、略円柱状の基台8の上面の周縁部
に溝部12を形成し、この溝部12にプラスチックリッ
ド18の側壁19,20が圧入されるようにしたので、
パッケージの気密性が十分に得られ、且つ基台8側にプ
ラスチックリッド18を容易に取り付けることができ
る。
【0019】さらにまた、プラスチックリッド18の側
壁19の一部を厚肉19aにすれば、はめ込み圧入時の
位置合わせが容易で機械的強度が高くなる。
【0020】さらにまた、溝部12に接着剤を付けるこ
とにより、プラスチックリッド18と基台8側とを、一
層、強固に固着し、気密性を向上させることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明半導体装置の一実施例を固体撮
像装置に適用した場合について図面を参照して説明す
る。
【0022】図1は、一実施例の固体撮像装置の形成過
程及びその構成を示している。
【0023】まず、図1Aに示すように、リードフレー
ム材1として、42アロイ材(厚み=約0.15mm)
または銅材(厚み=約0.2mm)を用意する。
【0024】次に、図1Bに示すように、このリードフ
レーム材1にエッチング処理またはプレス処理でパター
ンニングを行い所定形状に成形、いわゆるデプレスし、
ステイ部2の付いたリードフレーム3の形状を作成す
る。次にリードフレーム3の全面にめっき処理を行う。
リードフレーム3の材質が42アロイ材の場合には銀め
っき処理、銅材の場合には、銀めっき処理またはニッケ
ルーパラジウムめっき処理を行う。なお、めっき処理に
代替してリードフレーム3の全面に導電性ペーストを塗
り、それを熱風乾燥させて導電性有機被膜を形成するよ
うにしてもよい。めっき処理や被膜形成は、インナーリ
ード部へのワイヤボンディング、アウターリード部への
半田付けのためである。
【0025】次に、図1Cに示すように、リードフレー
ム3を所定形状に成形した後、上金型4と下金型5とで
挟む。この状態において矢印方向から溶融した樹脂をキ
ャビティ6内に図示しないプランジャで射出する(押し
込む)。キャビティ6内に押し込まれた樹脂は上金型4
と下金型5とで冷やされて固まる。この場合、リードフ
レーム3のインナーリード部7の上面は上金型4の内面
と密着しているので、それらの接触面には、樹脂が回り
こむことがない。樹脂としては、たとえば熱可塑性樹脂
または剛性向上、機械的強度向上等のためガラスビーズ
やガラスファイバーを添加した熱可塑性樹脂を使用でき
る。
【0026】図1Dは、樹脂が硬化して基台8となった
後に、上金型4と下金型5とが離された、略円柱状の基
台8とリードフレーム3との一体成形基台の一部省略断
面構成を示している。図1Dから分かるように、この一
体成形基台は、モールド成形された基台8の上部にリー
ドフレーム3のインナーリード部7の上面が配され、リ
ードフレーム3の中間部が基台8中に埋め込まれ、アウ
ターリード部9が基台8から外側に突き出るような形状
になっている。また、基台8の上面には、半導体チップ
10が載せられる凹み部がダイパッド部11として形成
されている。さらに、基台8のうち、アウターリード部
9の引き出し口から下の部分の径D1 は、その上の部分
の径D2に比較して2×H1 だけ小さくなっている。半
径の差H 1 は、0.3〜0.4mmになっている。差H
1 は、リードフレーム3の厚みd 2 =0.25mm以上
の寸法になっている。さらにまた、基台8の上面の周縁
部には、リング状の溝部12が形成されている。
【0027】次に、図1Eに示すように、CCDエリア
センサ素子等の半導体チップ13を基台8のダイパッド
部11に接着剤14でダイボンドする。接着剤14とし
ては、汎用の熱硬化性(エポキシ系)絶縁性ペーストを
使用することができる。キュア条件は、約100゜C,
約1hである。絶縁性ペーストに代替して嫌気性のUV
照射硬化または可視光照射硬化型接着剤を使用してもよ
い。この場合のキュア条件は、1000〜2000mJ
/cm2 である。
【0028】半導体チップ13を接着剤14で固着後
に、その図1Eに示すように、半導体チップ13の表面
のAlパッド部16とリードフレーム3のインナーリー
ド部7とを約φ25mmの金線15でワイヤボンディン
グする。ワイヤボンディングの際のコラムの温度は、8
0〜100゜Cである。
【0029】次に、図2に示すように、熱可塑性樹脂で
形成された凹み部17を有する直径D3 がφ5mmの透
明のプラスチックリッド18を準備する。このプラスチ
ックリッド18は、有底筒状の形状を有し、側壁19の
下端周縁部には、側壁19の上・中部よりも薄肉にされ
た、リング状の突起部20が形成されている。リング状
の突起部20の厚みは、上記した基台8の上面部に設け
られているリング状の溝部12の幅と同寸法である。ま
た、側壁19の一部は、後に説明するように、機械的強
度を上げるために厚肉にされている。
【0030】このように構成されるプラスチックリッド
18の突起部20を基台8の溝部12に合わせて填め込
み圧入した後、リードフレーム3のうちアウターリード
部9を基台8の側面に沿わせて曲げ、所定長さでステイ
部2(図1B参照)を切断することで、この実施例の半
導体装置(固体撮像装置)が完成する。
【0031】図3Aは、図2例の平面視構成を示してい
る。図3Aにおいて、半導体チップ13の中央4辺形部
が有効画素領域21(大きさはd2 ×d3 :図3B参
照)である。半導体チップ13は、4辺形の形状を有し
ており、その大きさは、3.0×3.0mm2 である。
半導体チップ13は、対向する2辺x1 ,x2 (図3B
参照)にのみ14個のAlパッド部16が形成されてい
る。1列に並んだ7個のAlパッド部16のうち、中央
の5個のAlパッド部16が、これらに対向する1列に
並んだ5個のインナーリード部7aにそれぞれ金線15
で接続され、両端の2個のAlパッド部16が、他の辺
1 ,y2 (図3B参照)に対向して配置されているイ
ンナーリード部7bに金線15で接続されている。
【0032】この場合、他の辺y1 ,y2 に対向して配
置されているインナーリード部7bの配置位置は、辺の
長さd2 (図3B参照)の有効画素領域21よりも外側
にする。辺の長さd2 の有効画素領域21の内側に配置
すると(図3C参照)、インナーリード7b用の金線1
5からのフレア光F(点線の矢線)が有効画素領域21
内に照射される可能性が高くなるからである。また、内
側に配置すると、ワイヤボンドの金線15の長さが長く
なって半導体チップ13の端と接触(ショート)する恐
れも高くなるからである。
【0033】図3Aにおいて、基台8の上面周縁に形成
されているリング状の溝部12は、インナーリード部7
bの間で広い溝幅d1 の溝部12aになっており、この
溝部12aにプラスチックリッド18の側壁19うち、
厚肉部19a(図4参照)がはめ込まれて圧入されるこ
とで、機械的な強度が高くされている。
【0034】図4は、そのはめ込み圧入部を表す図3A
のA−A線一部省略断面構成を示している。
【0035】このように上記した図1〜図3例によれ
ば、略円柱状の基台8の上面に配される4角形状の半導
体チップ13の4辺の各辺x1 ,x2 ,y1 ,y2 に対
向してリードフレーム3のインナーリード部7a、7b
を配する(結果として、インナーリード部7a、7bは
仮想四角形の各辺に配されることになる。)とともに、
そのような基台8に対して、有底筒状のプラスチックリ
ッド18を被せるようにしている。このため、半導体装
置の上下面の面積が小さくなり、全体として超小形の丸
形(この例ではφ5mm)パッケージを作製することが
できる。この半導体装置は、外形が、いわゆる丸型であ
ることから、超小形の電子内視鏡に適用して好適である
(図3に示すように、平面構成は丸(円)型であって、
アウターリード部9もこの丸型の内部に存在することに
なる。)。
【0036】なお、電子内視鏡の用途において、半導体
装置は1回毎の使い捨てで使用されるために、上記の圧
入程度でパッケージの気密性は十分である。ただし、必
要に応じて、例えば嫌気性のUV照射硬化型または可視
光照射硬化型接着剤を溝部12に入れてプラスチックリ
ッド18の突起部20と基台8とを接着固定するように
することで、一層の気密性が得られる。
【0037】また、上記はめ込み圧入作業は、溝部12
及び突起部20がいずれもリング状であるので、基台8
側にプラスチックリッド18を容易に行なうことができ
る。さらに、厚肉部12aがあるために、はめ込み時の
位置合わせが容易で、圧入に対する機械的強度も得られ
る。そして、リング状なので溝12への接着剤塗布作業
が容易である。
【0038】図5は、他の実施例の構成を示している。
この図5において、図1〜図4に示したものに対応する
ものには同一の符号を付けてその詳細な説明は省略す
る。この図5例では、中空円柱状の凹み部17を有する
有底筒状のプラスチックリッド18に代替して、中空円
錐台状の凹み部22を有する有底筒状のプラスチックリ
ッド23を使用することで、半導体装置の強度を一層向
上させている。また、軽量化およびダイボンド・ワイヤ
ーボンド時の基台を保持しやすくするために、基台8の
裏面を円柱状にくり貫いた基台25にしている。その他
の構成は図2例とほぼ同じである。
【0039】図5例において、各部の概略寸法は、外形
の直径D3 が約5.0mm、プラスチックリッド23の
高さh1 は約2.0mm、厚みd2 は1.0mm、突起
部24の高さd3 は0.3〜0.4mm、基台25の高
さh2 が約2.0mm、基台25の上面からリードフレ
ーム3の段部までの長さh3 が約1.0mmである。な
お、この図5例においても、プラスチックリッド18の
側壁の一部を厚肉に形成してもよいことはもちろんであ
る。
【0040】図6は、さらに他の実施例の構成を示して
いる。図6Aはその平面視構成、図6Bはその断面構成
である。この図6においても、上記した図1〜図5に示
したものに対応するものには、同一の符号を付けてその
詳細な説明を省略する。
【0041】この図6例では、基台30がセラミック製
または金属製(例えば、アルミニウム材)またはガラス
製にされている。基台30の上面部周囲には、リング状
の溝部36が形成されている。リードピン31は、円柱
状であって、同じく円柱状の基台30の上底面間を孔3
2を貫通するように挿入され埋め込まれている。また、
リードピン31の材質は、42アロイ材、銅材またはコ
バール材などがある。
【0042】基台30がセラミックやガラス製である場
合には、孔32の側壁に固着材33としての低融点ガラ
スを塗った後に、リードピン31を通した後、焼成する
ことで、リードピン31が基台30に固定される。その
後、露出したリードピン31の裏面にAuめっき、Ag
めっきまたはNi−Pdめっき処理をする。
【0043】基台30が金属製である場合には、固着材
33として、熱硬化性接着剤を使用する。このときは予
めAuめっき、AgめっきまたはNi−Pdめっき処理
したリードピン31を用いるのがよい。いずれの固着材
33を使用した場合にも、リードピン31と基台30間
の気密性は保持される。
【0044】そして、基台30の上面にCCDエリアセ
ンサ等の14ピンの半導体チップ34がエポキシ系接着
剤14でダイボンドされ、半導体チップ34の2辺にの
み配置されたAlパッド部16と略円周上に配置された
インナーリード部(この場合、リードピン31の上面)
35とが金線41でワイヤボンドされる。アウターリー
ド部40は、基台30の底面から外側に出た部分であ
る。
【0045】次に、略円錐台状の凹み部36を有する有
底筒状の透明のプラスチックリッド37が準備され、そ
の側壁38の底部に形成されているリング状の突起部3
9が上記基台30の溝部36に圧入されることで、半導
体装置が完成する。この図6例においても、一層の気密
性を保持するために、溝部36と突起部39とをUV照
射硬化型または可視光照射硬化型接着剤で固着しても良
い。また、プラスチックリッド37の側壁の一部を厚肉
にしても良いことはもちろんである。
【0046】なお、プラスチックリッドと基台とを圧入
処理により封止する場合、プラスチックリッドの材質と
基台との材質が同種材料だけでなく異種材料でもよく、
プラスチックリッドの材質が熱可塑性樹脂の場合には、
基台の材質として熱硬化性樹脂、セラミックまたは金属
またはガラスを用いることができる。一方、プラスチッ
クリッドの材質が熱硬化性の樹脂の場合には、基台の材
質として熱可塑性樹脂、セラミック、金属またはガラス
を用いることができる。
【0047】なお、本発明は上記の実施例に限らず、例
えば、半導体チップ13,14をCCDエリアセンサ等
の固体撮像素子に代替してUV消去型のEPROMに適
用する等、本発明の要旨を逸脱することなく種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
略円柱状の基台の上面に配される4角形状半導体チップ
の4辺の各辺に対向してリードフレームのインナーリー
ド部を配するとともに、そのような基台に対して、有底
筒状のプラスチックリッドを被せるようにしている。こ
のため、いわゆる丸形のパッケージとなり、基台の上下
面の面積が小さくなり、全体として超小形のパッケージ
を作製することができるという利点が得られる。したが
って、特に、電子内視鏡等に適用して好適である。
【0049】また、本発明によれば、半導体チップの2
辺両端のパッド部を異なる辺の有効画素領域外に設けら
れたインナーリード部とワイヤボンドするようにしたの
で、そのワイヤボンド用の金線の長さが短くなって半導
体チップの端との接触(ショート)がなくなり、かつ、
その金線からのフレア光が有効画素領域内に照射される
ことがなくなるという効果が得られる。
【0050】また、上記略円柱状の基台の上面の周縁部
に溝部を形成し、この溝部に上記有底筒状のプラスチッ
クリッドの側壁が圧入されるようにしたので、パッケー
ジの気密性が十分に得られ、且つ基台側にプラスチック
リッドを容易に取り付けることができるという利点も得
られる。
【0051】さらに、上記有底筒状のプラスチックリッ
ドの側壁の一部を厚肉にすれば、強度が高くなるという
利点を有する。
【0052】さらにまた、上記溝部に接着剤を付けるこ
とにより、プラスチックリッドと基台側とを、一層、強
固に固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置を固体撮像装置に適用した場
合の形成過程を示す工程(1/2)図である。
【図2】工程(2/2)と実施例の構成を示す線図であ
る。
【図3】Aは図2例の平面構成を示す線図である。B及
びCは図2例の作用説明に供される線図である。
【図4】図3AのA−A線一部省略断面図である。
【図5】他の実施例の構成を示す線図である。
【図6】さらに他の実施例の構成を示す線図である。
【符号の説明】
3 リードフレーム 7 インナーリード 8 基台 12 溝 13 半導体チップ 15 金線 18 プラスチックリッド 20 突起

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空パッケージ構造の半導体装置におい
    て、 4角形状の半導体チップが配されるとともに、この半導
    体チップの4辺の各辺に対向してリードフレームのイン
    ナーリード部が上面に配される略円柱状の基台と、 凹み部を有し、この凹み部内に上記半導体チップと上記
    インナーリードとが収容されるようにして上記基台側に
    取り付けられる有底略筒状のプラスチックリッドとを備
    え、上記略円柱状の基台の上面の周縁部に溝部が形成され、
    この溝部に上記プラスチックリッドの側壁が圧入される
    ようにした ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体チップの4辺のうち対向する
    2辺に複数のパッド部が設けられ、これら複数のパッド
    部のうち各辺の両端2個のパッド部を除くパッド部が上
    記対向する2辺に対向して配されたインナーリード部と
    ワイヤボンドされ、上記各辺の両端2個のパッド部が上
    記半導体チップの4辺のうち残りの2辺に対向して配さ
    れたインナーリード部とワイヤボンドされたことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記半導体チップの表面には4角形状の
    有効画素領域が形成され、上記半導体チップの4辺のう
    ち対向する2辺に複数のパッド部が設けられ、これら複
    数のパッド部のうち各辺の両端2個のパッド部を除くパ
    ッド部が上記対向する2辺に対向して配されたインナー
    リード部とワイヤボンドされ、上記各辺の両端2個のパ
    ッド部が上記半導体チップの4辺のうち残りの2辺に対
    向し、かつ上記有効画素領域外に配されたインナーリー
    ド部とワイヤボンドされたことを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記プラスチックリッドの側壁の一部が
    厚肉にされていることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記溝部に接着剤が付けられていること
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の半導体装
    置。
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