JP3200824B2 - 感放射線性組成物 - Google Patents

感放射線性組成物

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JP3200824B2 JP21605292A JP21605292A JP3200824B2 JP 3200824 B2 JP3200824 B2 JP 3200824B2 JP 21605292 A JP21605292 A JP 21605292A JP 21605292 A JP21605292 A JP 21605292A JP 3200824 B2 JP3200824 B2 JP 3200824B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感放射線性組成物に関
する。さらに詳しくは、特にエキシマレーザーなどの遠
紫外線、シンクロトロン放射線などのX線、電子線など
の荷電粒子線といった放射線を用いる超微細加工に有用
なレジストとして好適な感放射線性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の製造に代表される微細加工の
分野においては、集積回路のより高い集積度を得るため
に、リソグラフィーにおける加工サイズの微細化がさら
に進んでおり、近年では、0.5μm以下の微細加工を
安定に行うことのできる技術が必要とされている。その
ため、微細加工に用いられるレジストにおいても、0.
5μm以下のパターンを精度良く形成することが必要で
あるが、従来の可視光線(700〜400nm)または
近紫外線(400〜300nm)を用いる方法では、
0.5μm以下の微細パターンを精度良く形成すること
は極めて困難である。それ故、波長の短い(300nm
以下)放射線を利用したリソグラフィーが検討されてい
る。
【0003】ここで用いられる波長の短い放射線として
は、水銀灯の輝線スペクトル(254nm)、KrFエ
キシマレーザー(248nm)などに代表される遠紫外
線や、X線、荷電粒子線などを挙げることができる。、
これらのうち特に注目されているのがエキシマレーザー
を使用したリソグラフィーである。このため、リソグラ
フィーに使用されるレジストに関しても、エキシマレー
ザーにより0.5μm以下の微細パターンを高感度で、
現像性(現像時のスカムや残像残りがない)、接着性
(現像時にレジストパターンが剥がれない)、耐熱性
(熱によりレジストパターンが変化しない)などに優れ
たレジストが必要とされている。さらに、集積回路の微
細化にともなって、エッチング工程のドライ化が進んで
おり、レジストの耐ドライエッチング性は、重要な性能
の要件となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な感放射線性組成物を提供することにある。本発明の他
の目的は、微細加工を安定的に行うことができ、高感
度、高解像度で、耐ドライエッチング性、現像性、接着
性、耐熱性などの性能に優れたレジストとして好適な、
感放射線性組成物を提供することにある。本発明のさら
に他の目的および利点は以下の説明から明らかとなろ
う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)下記式(1)
【0006】
【化2】
【0007】で表される繰返し単位を有する重合体およ
び(B)オニウム塩からなる感放射線性酸形成剤を含有
することを特徴とする感放射線性組成物によって達成さ
れる。本発明で用いられる(A)成分である重合体(以
下、「重合体(A)」と称する)は、上記式(1)で表
される繰返し単位を含有する。
【0008】上記式(1)中のR1おける置換メチル基
の例としては、メトキシメチル基、メチルチオメチル
基、メトキシエトキシメチル基、テトラヒドロピラニル
基、テトラヒドロチオピラニル基、テトラヒドロフラニ
ル基、テトラヒドロチオフラニル基、ベンジルオキシメ
チル基、フェナシル基、ブロモフェナシル基、メトキシ
フェナシル基、α−メチルフェナシル基、シクロプロピ
ルメチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ベ
ンジル基、トリフェニルメチル基、ジフェニルメチル
基、ブロモベンジル基、ニトロベンジル基、メトキシベ
ンジル基、ピペロニル基、フルフリル基などを、置換エ
チル基の例としては1−メトキシエチル基、1−エトキ
シエチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、1,1−
ジメチルプロピル基などを、シリル基の例としては、ト
リメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジ
メチルシリル基、イソプロピルジメチルシリル基、フェ
ニルジメチルシリル基などを、ゲルミル基の例として
は、トリメチルゲルミル基、トリエチルゲルミル基、t
−ブチルジメチルゲルミル基、イソプロピルジメチルゲ
ルミル基、フェニルジメチルゲルミル基などを、アルコ
キシカルボニル基の例としてはメトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基など
を挙げることができる。
【0009】上記式中、R3における直鎖アルキル基の
例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n
−ブチル基などを挙げることができる。R3における環
状アルキル基の例としては、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基などが挙げられる。R3におけるアラルキル
基の例としては、ベンジル基、α−メチルベンジル基、
ジフェニルメチル基、トリチル基などが挙げられる。R
3におけるアリール基の例としては、フェニル基、ナフ
チル基、トリル基などが挙げられる。置換メチル基、置
換エチル基、シリル基、ゲルミル基またはアルコキシカ
ルボニル基の例としてはR1において例示した置換メチ
ル基、置換エチル基、シリル基、ゲルミル基またはアル
コキシカルボニル基を挙げることができる。
【0010】また、R4およびR5における直鎖アルキル
基、環状アルキル基、アラルキル基またはアリール基の
例としては、R3において例示した直鎖アルキル基、環
状アルキル基、アラルキル基またはアリール基を挙げる
ことができる。
【0011】本発明における重合体(A)は、上記式
(1)で表わされる繰返し単位のみで構成されてもよい
し、またその他の繰返し単位を有してもよい。ここにお
けるその他の繰返し単位としては、例えば下記式(2)
【0012】
【化3】
【0013】で表わされる繰返し単位、下記式(3)
【0014】
【化4】
【0015】で表わされる繰返し単位、および下記式
(4)
【0016】
【化5】
【0017】で表わされる繰返し単位、および例えば無
水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、フマロニトリ
ル、アクリルアミド、アクリロニトリル、ビニルピリジ
ン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾールあるいはビ
ニルアニリンの如き二重結合を有する化合物の二重結合
が開裂した繰返し単位を好ましいものとして挙げること
ができる。これらのうち、特に好ましい繰返し単位は、
スチレンおよび無水マレイン酸の二重結合が開裂した繰
返し単位である。
【0018】本発明の重合体(A)において、上記式
(1)で表わされる繰返し単位の好ましい割合は、その
ほかの繰返し単位の種類により一概に規定できないが、
通常、総繰返し単位数の20%以上、好ましくは25%
以上、特に好ましくは30%以上である。20%未満で
は、レジストパターンの形成に充分な効用を来さない。
【0019】本発明における重合体(A)の好ましいポ
リスチレン換算重量平均分子量(以下、「Mw]と称す
る)は、1,000〜50,000、特に好ましくは1,
500〜20,000である。
【0020】本発明における式(1)を含有する重合体
を製造する方法としては、例えばポリ(スチレン−無水
マレイン酸)およびポリ無水マレイン酸の無水マレイン
酸部分を加水分解しジカルボン酸とした後、カルボン酸
部分の一部または全部に置換メチル基、置換エチル基、
シリル基、ゲルミル基またはアルコキシカルボニル基を
結合させる方法、または重合体の無水マレイン酸部分を
ヒドロキシ化合物またはアミン類によりハーフエステル
またはハーフアミドとした後、カルボン酸部分に置換メ
チル基、置換エチル基、シリル基、ゲルミル基またはア
ルコキシカルボニル基を結合させる方法などが挙げられ
る。
【0021】また、本発明における重合体(A)は、他
の重合体と混合して用いることもできる。ここで、他の
重合体の具体例としては、ヒドロキシスチレン、イソプ
ロペニルフェノール、アクリル酸、メタクリル酸、フマ
ル酸、マレイン酸の如き二重結合を含有する化合物の二
重結合が開裂した繰返し単位を有するものが好ましい。
【0022】成分(B)である感放射線性酸形成剤と
は、放射線照射により酸を発生する化合物であり、この
ような化合物としてはオニウム塩が用いられる。具体的
には以下に示す化合物を例示することができる。
【0023】オニウム塩:ヨードニウム塩、スルホニウ
ム塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム
塩などを挙げることができる。好ましくは、下記式
【0024】
【化6】
【0025】で表わされる化合物であり、特に好ましく
は、トリフェニルスルホニウムトリフレート、トリフェ
ニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフ
ェニルヨードニウムトリフレート、ジフェニルヨードニ
ウムヘキサフルオロアンチモネートなどである。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】本発明において、上記の感放射線性酸形成
剤は、通常、前述した重合体(A)100重量部当り、
0.1〜20重量部、特に好ましくは0.5〜10重量部
の割合で使用される。これらの感放射線性酸形成剤は単
独もしくは2種類以上を混合して使用される。
【0042】本発明の組成物は、必要に応じて、酸の作
用により分解し、現像液に対する溶解を促進させること
のできる化合物(以下、「成分(C)」と称する)を含
有することができる。これらの成分(C)は、例えば下
記式
【0043】
【化12】
【0044】
【化13】
【0045】で表わされる化合物を挙げることができ
る。
【0046】R44〜R46における置換メチル基、置換エ
チル基、シリル基、ゲルミル基またはアルコキシカルボ
ニル基の例としては、R1で置換メチル基、置換エチル
基、シリル基、ゲルミル基またはアルコキシカルボニル
基の例として述べた基と同じ基を挙げることができる。
【0047】成分(C)の配合量は重合体(A)100
重量部当り、通常、100重量部以下であり、好ましく
は10〜50重量部である。
【0048】本発明の組成物は、さらに必要に応じて、
種々の添加剤を添加することができる。このような添加
剤としては、例えば塗布性、ストリエーションや乾燥塗
膜形成後の放射線照射部の現像性などを改良するための
界面活性剤を挙げることができる。この界面活性剤とし
ては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオ
レイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェノー
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエー
テル、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチ
レングリコールジステアレート、市販品としては、例え
ばエフトップEF301、EF303,EF352(新
秋田化成(株)製)、メガファックス F171、F1
73(大日本インキ(株)製)、フロラードFC43
0、FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガ
ードAG710、サーフロンS−382、SC101、
SC102、SC103、SC104、SC105、S
C106(旭硝子(株)製)、オルガノシロキサンポリ
マーKP341(信越化学工業(株)製)、アクリル酸
系またはメタクリル酸系(共)重合体であるポリフロー
No.75、No.95(商品名、共栄社油脂化学工業
(株)製)などが用いられる。
【0049】界面活性剤の配合量は、重合体(A)およ
び感放射線性酸形成剤との合計量100重量部当り、通
常、2重量部以下である。その他の添加剤としてはアゾ
系化合物、アミン化合物からなるハレーション防止剤、
接着助剤、保安安定剤、消泡剤などを挙げることができ
る。
【0050】本発明の組成物は、前述した重合体
(A)、感放射線性酸形成剤および必要により配合され
る各種添加剤を、それぞれ必要量、溶剤に溶解させるこ
とによって調製される。この際に用いられる溶剤として
は、例えばエチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、エ
チレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリコ
−ルモノプロピルエ−テル、エチレングリコ−ルモノブ
チルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テ
ル、ジエチレングリコ−ルジエチルエ−テル、ジエチレ
ングリコ−ルジプロピルエ−テル、ジエチレングリコ−
ルジブチルエ−テル、メチルセロソルブアセテ−ト、エ
チルセロソルブアセテ−ト、プロピレングリコ−ルモノ
メチルエ−テルアセテ−ト、プロピレングリコ−ルモノ
エチルエ−テルアセテ−ト、プロピレングリコ−ルモノ
プロピルエ−テルアセテ−ト、トルエン、キシレン、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヒドロキシ
プロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチ
ル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、
エトキシ酢酸エチル、オキシ酢酸エチル、2−ヒドロキ
シ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシブチルア
セテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテー
ト、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、
3−メチル−3−メトキシブチルブチレート、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチ
ル、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3
−エトキシプロピオネート、N−メチルピロリドン、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
などを挙げることができる。
【0051】また、これらの溶剤には、必要に応じてベ
ンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテル、ジエチレ
ングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエチレングリコ−
ルモノエチルエ−テル、アセトニルアセトン、イソホロ
ン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、1−
ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、安息
香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、
γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、
フェニルセロソルブアセテ−トなどの高沸点溶剤を添加
することもできる。
【0052】本発明の組成物は、上記の溶液の形でシリ
コンウェハーなどの基板上に塗布し、乾燥することによ
ってレジスト膜を形成する。この場合、基板上への塗布
は、例えば本発明の組成物を固体分濃度がで5〜50重
量%となるように前記の溶剤に溶解し、濾過した後、こ
れを回転塗布、流し塗布、ロ−ル塗布などにより塗布す
ることによって行われる。
【0053】形成されたレジスト膜には、微細パターン
を形成するために部分的に放射線が照射される。用いら
れる放射線には、特に制限がなく、例えばエキシマレー
ザーなどの紫外線、シンクロトロン放射線などのX線、
電子線などの荷電粒子線が、使用される感放射線性酸形
成剤の種類に応じて用いられる。放射線量などの照射条
件は、組成物の配合組成、各添加量の種類などに応じて
適宜決定される。
【0054】本発明においては、レジストのみかけの感
度を向上させるために、放射線照射後に加熱を行なうこ
とが好適である。この加熱条件は、組成物の配合組成、
各添加剤の種類などによって異なるが、通常、30〜2
00℃、好ましくは50〜150℃である。
【0055】次いで行われる現像に使用される現像液と
しては、ポジ型のパターンを得るために、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸
ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水、エ
チルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ
−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエ
チルアミン、ジメチルエタノ−ルアミン、トリエタノ−
ルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テ
トラエチルアンモニウムヒドロキシド、ピロ−ル、ピペ
リジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウ
ンデセン、1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−5
−ノナンなどを溶解してなるアルカリ性水溶液などを使
用することができる。
【0056】また、上記現像液に水溶性有機溶媒、例え
ばメタノ−ル、エタノ−ルなどのアルコ−ル類や界面活
性剤を適宜添加したアルカリ性水溶液を現像液として使
用することもできる。さらに現像液として、例えばクロ
ロホルム、ベンゼンなどを使用することができる。この
場合はネガ型のパターンを得ることができる。
【0057】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 合成例1 ポリ(スチレン−無水マレイン酸)(スチレン:無水マ
レイン酸=1:1(モル比))200gをジオキサン
1,000gに溶解し、ベンジルアルコール200gを
添加した。この溶液を攪拌下、100℃で4時間加熱し
た後、ヘキサン中で凝固させ、ポリ(スチレン−マレイ
ン酸モノベンジルエステル)(ポリマー)を得た。ま
た、ベンジルエステルに代えて、フェノールまたはベン
ジルアミンを用いることにより、ポリ(スチレン−マレ
イン酸モノフェニルエステル)(ポリマー)およびポ
リ(スチレン−マレイン酸ベンジルアミド)(ポリマー
)を得た。得られたポリマー30gを原料ポリマー
として、テトラヒドロフラン100gに溶解し、反応試
薬として3,4−ジヒドロ−2H−ピラン30gを反応
させ、ヘキサンを用いて凝固することにより、ポリマー
Aを得た。また、原料ポリマーおよび反応試薬を下記表
1に示すものに変え(使用量は前記と同じ)て同様に反
応させることによって、ポリマーB〜Iを得た。
【0058】
【表1】
【0059】合成例2 ポリ(スチレン−無水マレイン酸)(スチレン:無水マ
レイン酸=1:1(モル比))200gを15重量%水
酸化カリウム水溶液1,000gに懸濁させ、攪拌下、
80℃で6時間加熱した後、5重量%塩酸水溶液20l
中で凝固させ、ポリ(スチレン−マレイン酸)(ポリマ
ー)を得た。また、前記ポリ(スチレン−無水マレイ
ン酸)に代えてポリ(スチレン−無水マレイン酸)(ス
チレン:無水マレイン酸=2:1(モル比))またはポ
リ(スチレン−無水マレイン酸)(スチレン:無水マレ
イン酸=3:1(モル比))を用いることにより、ポリ
マー(スチレン:マレイン酸=2:1(モル比))お
よびポリマー(スチレン:マレイン酸=3:1(モル
比))を得た。
【0060】得られたポリマー15gを原料ポリマー
として、酢酸エチル100gに溶解し、3,4−ジヒド
ロ−2H−ピラン15gを反応させ、ヘキサンを用いて
凝固することにより、ポリマーJを得た。また、原料ポ
リマーおよび反応試薬を下記表2に示すものに変え(使
用量は前記と同じ)て同様に反応させることによって、
ポリマーK〜Oを得た。
【0061】
【表2】
【0062】合成例3 フマル酸ジt−ブチル20g、スチレン12gおよびア
ゾビスイソブチロニトリル1.9gをジオキサン40g
中に溶解し、窒素置換したのちに、攪拌下70℃で6時
間反応させ、メタノールを用いて凝固することにより、
ポリマーPを得た。このポリマーの構造を表3に示す。
【0063】
【表3】
【0064】実施例1 ポリマーA20gおよび感放射線性酸形成剤としてトリ
フェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
1gを3−メトキシメチルプロピオネートに溶解した
後、0.2μmのフィルターで濾過して組成物溶液を得
た。得られた組成物溶液をシリコンウェハー上にスピン
コートした後、ホットプレート上で100℃、2分間の
加熱を行って膜厚1μmのレジスト膜を形成した。
【0065】形成したレジスト膜にパターンマスクを密
着させ、アドモンサイエンス社製のKrFエキシマレー
ザー発生装置(MBK−400TL−N)を用い、20
mJ/cm2のエキシマレーザーを照射した後、ホット
プレート上で100℃、2分間の加熱を行い、2.38
重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で
60秒間現像し、次いで水で30秒間リンスした。その
結果、0.4μmのパターンが解像された。耐ドライエ
ッチング性、現像性、接着性、耐熱性なども良好であっ
た。
【0066】実施例2 実施例1において、ポリマーAの代わりにそれぞれポリ
マーB〜Pを用いた以外は実施例1と同様に組成物溶液
を調製し、パターンを形成した。その結果、0.4μm
のパターンが解像された。耐ドライエッチング性、現像
性、接着性、耐熱性なども良好であった。
【0067】
【発明の効果】本発明の感放射線性組成物は、微細加工
を安定的にでき、高感度、高解像度で、耐ドライエッチ
ング性、現像性、接着性、耐熱性、残膜性などの性能に
優れたレジスト組成物として好適である。また、本発明
の感放射線性組成物は、エキシマレーザーなどの遠紫外
線、シンクロトロン放射線などのX線、電子線などの荷
電放射線といった、放射線のいずれにも対応できるの
で、今後さらに微細化が進行すると予想される集積回路
製造用のレジストとして有利に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 孝夫 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−70(JP,A) 特開 平2−146045(JP,A) 特開 平2−103049(JP,A) 特表 昭57−501497(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記式(1) 【化1】 で表される繰返し単位を有する重合体および (B)オニウム塩からなる感放射線性酸形成剤を含有す
    ることを特徴とする感放射線性組成物。
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