JP3200522B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents
生ごみ処理装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生ごみ処理装置に関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、生ごみ
処理時の水使用量を低減させ、ランニングコストを抑
え、排水レスとすることも可能であって、しかも処理効
率を増大させることのできる、改善された生ごみ処理装
置に関するものである。
するものである。さらに詳しくは、この発明は、生ごみ
処理時の水使用量を低減させ、ランニングコストを抑
え、排水レスとすることも可能であって、しかも処理効
率を増大させることのできる、改善された生ごみ処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭などから排出される生ご
みは、通常は、これを分別回収し、焼却処理した後に廃
棄してきている。しかしながら、ごみ処理は、今や社会
問題にまで発展し、しかも地球環境の保護が叫ばれてい
る近年にあっては、従来からの生ごみ処理だけでは対応
が困難となっている。
みは、通常は、これを分別回収し、焼却処理した後に廃
棄してきている。しかしながら、ごみ処理は、今や社会
問題にまで発展し、しかも地球環境の保護が叫ばれてい
る近年にあっては、従来からの生ごみ処理だけでは対応
が困難となっている。
【0003】そこで、環境保全をも踏まえた生ごみ処理
が模索され始めてきており、家庭などの生ごみが発生す
る場所において生ごみを処理しようとする試みが提案さ
れている。たとえばその一例として、生ごみを微生物に
よって発酵分解する方法や、生ごみをディスポーザと呼
ばれる厨芥粉砕機によって細かく粉砕し、固液分離する
方法等が提案されている。
が模索され始めてきており、家庭などの生ごみが発生す
る場所において生ごみを処理しようとする試みが提案さ
れている。たとえばその一例として、生ごみを微生物に
よって発酵分解する方法や、生ごみをディスポーザと呼
ばれる厨芥粉砕機によって細かく粉砕し、固液分離する
方法等が提案されている。
【0004】これらの手段のうち、後者のディスポーザ
を用いる方法は、生ごみを粉砕してこれを処分すること
を容易とするものとして注目されているものである。そ
して、このディスポーザの特徴を生かし、ディスポーザ
と微生物による発酵分解とを組合わせることも検討され
ている。
を用いる方法は、生ごみを粉砕してこれを処分すること
を容易とするものとして注目されているものである。そ
して、このディスポーザの特徴を生かし、ディスポーザ
と微生物による発酵分解とを組合わせることも検討され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法、装置の場合には、実用的にはさらに解決されるべ
き課題が残されているのが実情であった。たとえば、従
来のディスポーザを備えた処理装置とこれを用いた処理
方法の場合には、図5に示したように、生ごみをシンク
(ア)から、これに連結するディスポーザ(イ)に投入
し、水道栓(ウ)から水を供給し、ディスポーザ(イ)
において生ごみ固形分を細かく粉砕して排出するように
している。ディスポーザ(イ)は、その粉砕音の確認に
よって処理完了となった状態で停止される。そしてこの
停止後に、水道栓(ウ)からの給水が止められる。
方法、装置の場合には、実用的にはさらに解決されるべ
き課題が残されているのが実情であった。たとえば、従
来のディスポーザを備えた処理装置とこれを用いた処理
方法の場合には、図5に示したように、生ごみをシンク
(ア)から、これに連結するディスポーザ(イ)に投入
し、水道栓(ウ)から水を供給し、ディスポーザ(イ)
において生ごみ固形分を細かく粉砕して排出するように
している。ディスポーザ(イ)は、その粉砕音の確認に
よって処理完了となった状態で停止される。そしてこの
停止後に、水道栓(ウ)からの給水が止められる。
【0006】この従来のあり方では、水道栓(ウ)から
の給水は、生ごみの搬送のために必要であり、水道水を
必要量以上に使用することとなる。このため、ランニン
グコストが高くなるという問題があった。そして、この
ような理由から、ディスポーザ(イ)の使用について
は、使用者にどうしても抵抗感があった。また、大量の
水道水の使用は、ディスポーザ(イ)に連動する生ごみ
処理装置の固液分離や分解処理、さらには汚水そのもの
の水処理の負荷を大きくし、処理効率を低減させ、コス
ト増大の要因となる。
の給水は、生ごみの搬送のために必要であり、水道水を
必要量以上に使用することとなる。このため、ランニン
グコストが高くなるという問題があった。そして、この
ような理由から、ディスポーザ(イ)の使用について
は、使用者にどうしても抵抗感があった。また、大量の
水道水の使用は、ディスポーザ(イ)に連動する生ごみ
処理装置の固液分離や分解処理、さらには汚水そのもの
の水処理の負荷を大きくし、処理効率を低減させ、コス
ト増大の要因となる。
【0007】そこでこの発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、従来の生ごみ処理装置の欠点
を解消し、水使用量を抑え、ランニングコストの低減は
もとより、生ごみ処理の効率向上と、汚水処理の負担軽
減を可能とする、改善された新しい生ごみ処理装置を提
供することを課題としている。
みてなされたものであり、従来の生ごみ処理装置の欠点
を解消し、水使用量を抑え、ランニングコストの低減は
もとより、生ごみ処理の効率向上と、汚水処理の負担軽
減を可能とする、改善された新しい生ごみ処理装置を提
供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
を解決するものとして、流し台のシンクに連結された生
ごみ粉砕用のディスポーザを備えるとともに、ディスポ
ーザの作動に連動してディスポーザに自動給水する自動
給水機構が配設された生ごみ処理装置であり、自動給水
機構は、ディスポーザに第一の配管を介して貯水槽が接
続され、第一の配管に粉砕ゴミおよび排水の排出部が接
続されるとともに、排出部の下流側に第一の開閉弁が配
設され、一方、水道管が、第二の配管を介してシンクと
ディスポーザとの間に接続され、第二の配管に第二の開
閉弁が配設され、第二の開閉弁に、前記貯水槽からの
び、ポンプが介設された第三の配管が接続してなり、自
動給水機構は、水道管からディスポーザに給水する際
に、第一の開閉弁を閉じる一方、第二の開閉弁を開け、
水道管から第二の配管を通じてディスポーザに給水し、
貯水槽への貯水は、通常排水時に第一の開閉弁を開ける
ことにより行い、貯水槽からディスポーザに給水する際
には、第一の開閉弁を閉じた状態でポンプを作動させ、
第二の開閉弁を開け、貯水槽に溜めた水を、第三の配管
および第二の配管を通じてディスポーザに給水すること
を特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
を解決するものとして、流し台のシンクに連結された生
ごみ粉砕用のディスポーザを備えるとともに、ディスポ
ーザの作動に連動してディスポーザに自動給水する自動
給水機構が配設された生ごみ処理装置であり、自動給水
機構は、ディスポーザに第一の配管を介して貯水槽が接
続され、第一の配管に粉砕ゴミおよび排水の排出部が接
続されるとともに、排出部の下流側に第一の開閉弁が配
設され、一方、水道管が、第二の配管を介してシンクと
ディスポーザとの間に接続され、第二の配管に第二の開
閉弁が配設され、第二の開閉弁に、前記貯水槽からの
び、ポンプが介設された第三の配管が接続してなり、自
動給水機構は、水道管からディスポーザに給水する際
に、第一の開閉弁を閉じる一方、第二の開閉弁を開け、
水道管から第二の配管を通じてディスポーザに給水し、
貯水槽への貯水は、通常排水時に第一の開閉弁を開ける
ことにより行い、貯水槽からディスポーザに給水する際
には、第一の開閉弁を閉じた状態でポンプを作動させ、
第二の開閉弁を開け、貯水槽に溜めた水を、第三の配管
および第二の配管を通じてディスポーザに給水すること
を特徴とする生ごみ処理装置を提供する。
【0009】そして、この発明は、第二の開閉弁は三方
切替弁であり、ディスポーザへの給水に際して、水道水
および貯水槽に溜めた水の両方を給水可能としているこ
とや、粉砕ゴミおよび排水の排出部に発酵分解槽が接続
され、この発酵分解槽にドレーン水槽が連設されている
こと、さらに、ドレーン水槽からのドレーン水が発酵分
解槽に返送される配管系を備えていること、ドレーン水
槽にはドレーン水を加熱するヒーターが配設されている
ことをそれぞれ一態様として提供する。
切替弁であり、ディスポーザへの給水に際して、水道水
および貯水槽に溜めた水の両方を給水可能としているこ
とや、粉砕ゴミおよび排水の排出部に発酵分解槽が接続
され、この発酵分解槽にドレーン水槽が連設されている
こと、さらに、ドレーン水槽からのドレーン水が発酵分
解槽に返送される配管系を備えていること、ドレーン水
槽にはドレーン水を加熱するヒーターが配設されている
ことをそれぞれ一態様として提供する。
【0010】
【作用】以上のこの発明の生ごみ処理装置においては、
ディスポーザへの給水を適量化し、ディスポーザを介し
ての生ごみの搬送を円滑に行うことができ、しかも、ラ
ンニングコストを抑え、使用者の抵抗感をなくすことが
可能となる。そして、より少ない適量での給水は、生ご
み処理装置における水処理の負荷、たとえば固液分離や
その処理の負荷をより小さくすることを可能とし、コス
ト増大が抑えられ、しかも生ごみ処理の効率を向上させ
る。生ごみ処理装置の節水が図られることになる。
ディスポーザへの給水を適量化し、ディスポーザを介し
ての生ごみの搬送を円滑に行うことができ、しかも、ラ
ンニングコストを抑え、使用者の抵抗感をなくすことが
可能となる。そして、より少ない適量での給水は、生ご
み処理装置における水処理の負荷、たとえば固液分離や
その処理の負荷をより小さくすることを可能とし、コス
ト増大が抑えられ、しかも生ごみ処理の効率を向上させ
る。生ごみ処理装置の節水が図られることになる。
【0011】さらにこの発明の生ごみ処理装置におい
て、以上のように節水することは、発酵分解に際しての
発酵分解槽内のディスポーザからの排水による温度の低
下を抑える。このため、処理性能の低下が抑えられる。
発酵分解槽に連設したドレーン水槽からのドレーン水を
ヒーター加熱して発酵分解槽に返送する場合には、発酵
分解が促進されるばかりか、ドレーン水の蒸発性能が向
上し、排水レスも可能となる。
て、以上のように節水することは、発酵分解に際しての
発酵分解槽内のディスポーザからの排水による温度の低
下を抑える。このため、処理性能の低下が抑えられる。
発酵分解槽に連設したドレーン水槽からのドレーン水を
ヒーター加熱して発酵分解槽に返送する場合には、発酵
分解が促進されるばかりか、ドレーン水の蒸発性能が向
上し、排水レスも可能となる。
【0012】以下実施例を示し、さらに詳しくこの発明
の生ごみ処置装置について説明する。
の生ごみ処置装置について説明する。
【0013】
【実施例】添付した図面の図1は、この発明の生ごみ処
理装置における自動給水機構の要部構成を示した概要図
である。図1に示したように、この発明の生ごみ処理装
置は、流し台のシンク(1)に連結された生ごみ粉砕用
のディスポーザ(2)を備えるとともに、ディスポーザ
(2)の作動に連動してディスポーザ(2)に自動給水
する自動給水機構が配設されている。
理装置における自動給水機構の要部構成を示した概要図
である。図1に示したように、この発明の生ごみ処理装
置は、流し台のシンク(1)に連結された生ごみ粉砕用
のディスポーザ(2)を備えるとともに、ディスポーザ
(2)の作動に連動してディスポーザ(2)に自動給水
する自動給水機構が配設されている。
【0014】この自動給水機構は、ディスポーザ(2)
に第一の配管(40)を介して貯水槽(4)が接続さ
れ、第一の配管(40)に粉砕ゴミおよび排水の排出部
が接続されるとともに、排出部の下流側に第一の開閉弁
(6)が配設され、一方、水道管(3)が、第二の配管
(30)を介してシンク(1)とディスポーザ(2)と
の間に接続され、第二の配管(30)に第二の開閉弁
(5)が配設され、第二の開閉弁(5)に、貯水槽
(4)からのび、ポンプ(7)が介設された第三の配管
(41)が接続してなっている。
に第一の配管(40)を介して貯水槽(4)が接続さ
れ、第一の配管(40)に粉砕ゴミおよび排水の排出部
が接続されるとともに、排出部の下流側に第一の開閉弁
(6)が配設され、一方、水道管(3)が、第二の配管
(30)を介してシンク(1)とディスポーザ(2)と
の間に接続され、第二の配管(30)に第二の開閉弁
(5)が配設され、第二の開閉弁(5)に、貯水槽
(4)からのび、ポンプ(7)が介設された第三の配管
(41)が接続してなっている。
【0015】以上の自動給水機構では、水道管(3)か
らの給水の場合には、 1)ディスポーザ(2)のスイッチを入れる。 2)第二の開閉弁(5)を開き、最適な流量にて給水す
る。 3)ディスポーザ(2)のスイッチを切る。 4)第二の開閉弁(5)を閉じる。というように動作す
る。また、貯水槽(4)からの給水の場合には、 1)通常排水時に、第一の開閉弁(6)を開き、貯水槽
(4)に水を溜める。 2)ディスポーザ(2)のスイッチを入れる。 3)第一の開閉弁(6)を閉じ、ポンプ(7)を作動さ
せ、第二の開閉弁(5)を開いて適量な給水を行う。 4)ディスポーザ(2)のスイッチを切る。というよう
に動作する。この後、 5)第二の開閉弁(5)を閉じ、ポンプ(7)を停止さ
せ、第一の開閉弁(6)を開き、貯水槽(4)への水溜
めに備えることができる。
らの給水の場合には、 1)ディスポーザ(2)のスイッチを入れる。 2)第二の開閉弁(5)を開き、最適な流量にて給水す
る。 3)ディスポーザ(2)のスイッチを切る。 4)第二の開閉弁(5)を閉じる。というように動作す
る。また、貯水槽(4)からの給水の場合には、 1)通常排水時に、第一の開閉弁(6)を開き、貯水槽
(4)に水を溜める。 2)ディスポーザ(2)のスイッチを入れる。 3)第一の開閉弁(6)を閉じ、ポンプ(7)を作動さ
せ、第二の開閉弁(5)を開いて適量な給水を行う。 4)ディスポーザ(2)のスイッチを切る。というよう
に動作する。この後、 5)第二の開閉弁(5)を閉じ、ポンプ(7)を停止さ
せ、第一の開閉弁(6)を開き、貯水槽(4)への水溜
めに備えることができる。
【0016】なお、貯水槽(4)の容量によっては、第
二の開閉弁(5)を三方切替弁とし、水道水および貯水
槽(4)に溜めた水を併用することも可能である。
二の開閉弁(5)を三方切替弁とし、水道水および貯水
槽(4)に溜めた水を併用することも可能である。
【0017】いずれの場合にも、自動給水機構により、
ディスポーザ(2)への水の供給は適量とされ、従来の
ように必要以上に水を使用することはない。なお、第一
の開閉弁(6)および第二の開閉弁(5)は、ディスポ
ーザ(2)における粉砕の負荷の変化に対応して、電気
信号により自動開閉することが有利である。このような
ディスポーザ(2)への給水制御は、生ごみ処理にも極
めて有効となる。
ディスポーザ(2)への水の供給は適量とされ、従来の
ように必要以上に水を使用することはない。なお、第一
の開閉弁(6)および第二の開閉弁(5)は、ディスポ
ーザ(2)における粉砕の負荷の変化に対応して、電気
信号により自動開閉することが有利である。このような
ディスポーザ(2)への給水制御は、生ごみ処理にも極
めて有効となる。
【0018】図2は、この発明の生ごみ処理装置の一例
を示した概要図である。生ごみ処理装置(10)におい
ては、図1に示した粉砕ゴミおよび排水の排出部に発酵
分解槽(11)が接続され、この発酵分解槽(11)に
ドレーン水槽(12)が連設されている。両者間には、
固液分離のためのパンチングメタル等の多孔板(13)
を介在させており、また、発酵分解槽(11)内には、
木質、有機物あるいは無機物等のチップ担体に微生物を
担持させた処理担体(14)が充填されている。この処
理担体(14)が、生ごみの微生物分解を担う。
を示した概要図である。生ごみ処理装置(10)におい
ては、図1に示した粉砕ゴミおよび排水の排出部に発酵
分解槽(11)が接続され、この発酵分解槽(11)に
ドレーン水槽(12)が連設されている。両者間には、
固液分離のためのパンチングメタル等の多孔板(13)
を介在させており、また、発酵分解槽(11)内には、
木質、有機物あるいは無機物等のチップ担体に微生物を
担持させた処理担体(14)が充填されている。この処
理担体(14)が、生ごみの微生物分解を担う。
【0019】発酵分解槽(11)には、その他、攪拌機
構や通気・目詰まり防止のための手段を適宜配設するこ
とができる。そして、ドレーン水槽(12)中のドレー
ン水(15)は、ポンプ(16)によって発酵分解槽
(11)に返送するようにしている。この返送によっ
て、ドレーン水(15)中の分解残留物や汚泥が、発酵
分解槽(11)において完全に分解されることになる。
構や通気・目詰まり防止のための手段を適宜配設するこ
とができる。そして、ドレーン水槽(12)中のドレー
ン水(15)は、ポンプ(16)によって発酵分解槽
(11)に返送するようにしている。この返送によっ
て、ドレーン水(15)中の分解残留物や汚泥が、発酵
分解槽(11)において完全に分解されることになる。
【0020】そして、この発酵分解槽(11)には、前
記の通りの自動給水機構における粉砕ゴミおよび排水の
排出部から粉砕された生ごみと水とが流入する。この
時、従来のように多量の水が発酵分解槽(11)内に流
入すると、発酵分解槽(11)での固液分離と水処理の
負荷は大きくなり、処理効率が低下する。発酵分解槽
(11)では、処理担体(14)の活性のためには、た
とえば30〜40℃程度の適度な温度に温められた状態
とする必要があり、大量の水は、発酵分解槽(11)の
温度低下の要因となるため、避けなければならない。こ
の発明の生ごみ処理装置では、ディスポーザ(2)への
給水を適量に抑えているため、発酵分解槽(11)の温
度低下を極力抑えることができ、処理担体(14)の活
性が持続される。
記の通りの自動給水機構における粉砕ゴミおよび排水の
排出部から粉砕された生ごみと水とが流入する。この
時、従来のように多量の水が発酵分解槽(11)内に流
入すると、発酵分解槽(11)での固液分離と水処理の
負荷は大きくなり、処理効率が低下する。発酵分解槽
(11)では、処理担体(14)の活性のためには、た
とえば30〜40℃程度の適度な温度に温められた状態
とする必要があり、大量の水は、発酵分解槽(11)の
温度低下の要因となるため、避けなければならない。こ
の発明の生ごみ処理装置では、ディスポーザ(2)への
給水を適量に抑えているため、発酵分解槽(11)の温
度低下を極力抑えることができ、処理担体(14)の活
性が持続される。
【0021】以上のようなこの発明の生ごみ処理装置
は、図3および図4に示したようなさらなる改善策も可
能としている。すなわち、図3および図4に示した実施
例では、いずれにおいても、ドレーン水槽(12)に、
ドレーン水(15)を加熱するためのヒーター(17)
が配設されている。そして、図3に示した実施例では、
ディスポーザ(2)からの粉砕ゴミと水とが発酵分解槽
(11)に導かれ、図4に示した実施例では、ディスポ
ーザ(2)からの粉砕ゴミと水とは、ドレーン水槽(1
2)に導かれる。
は、図3および図4に示したようなさらなる改善策も可
能としている。すなわち、図3および図4に示した実施
例では、いずれにおいても、ドレーン水槽(12)に、
ドレーン水(15)を加熱するためのヒーター(17)
が配設されている。そして、図3に示した実施例では、
ディスポーザ(2)からの粉砕ゴミと水とが発酵分解槽
(11)に導かれ、図4に示した実施例では、ディスポ
ーザ(2)からの粉砕ゴミと水とは、ドレーン水槽(1
2)に導かれる。
【0022】図3および図4に示したいずれの実施例に
おいても、ドレーン水(15)を、ヒーター(17)に
よってたとえば50〜80℃程度に加熱することができ
る。したがって、分解残留物や汚泥を含む加熱されたド
レーン水(15)が発酵分解槽(11)へ返送されるこ
とにより、ディスポーザ(2)からの排水の流入にとも
なう発酵分解槽(11)内の温度低下が効果的に抑えら
れ、分解処理効率が向上する。
おいても、ドレーン水(15)を、ヒーター(17)に
よってたとえば50〜80℃程度に加熱することができ
る。したがって、分解残留物や汚泥を含む加熱されたド
レーン水(15)が発酵分解槽(11)へ返送されるこ
とにより、ディスポーザ(2)からの排水の流入にとも
なう発酵分解槽(11)内の温度低下が効果的に抑えら
れ、分解処理効率が向上する。
【0023】さらに、ドレーン水(15)の蒸発も促進
されることになり、補助的手段を適宜に組み合わせるこ
とにより、排水レスが可能な生ごみ処理装置も実現可能
となる。また、生魚等のように腐敗のはやい生ごみに対
して、ヒーター(17)による加熱は、殺菌作用があ
り、悪臭の発生を抑えることも可能である。なお、図示
してはいないが、加熱したドレーン水(15)を発酵分
解槽(11)に返送するための配管を、発酵分解槽(1
1)内を通すことにより、以上の効果はより大きなもの
となる。
されることになり、補助的手段を適宜に組み合わせるこ
とにより、排水レスが可能な生ごみ処理装置も実現可能
となる。また、生魚等のように腐敗のはやい生ごみに対
して、ヒーター(17)による加熱は、殺菌作用があ
り、悪臭の発生を抑えることも可能である。なお、図示
してはいないが、加熱したドレーン水(15)を発酵分
解槽(11)に返送するための配管を、発酵分解槽(1
1)内を通すことにより、以上の効果はより大きなもの
となる。
【0024】もちろん、この発明は、以上の例によって
限定されるものでなく、その細部において様々な態様が
可能である。
限定されるものでなく、その細部において様々な態様が
可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、ディスポーザで適量の水の使用が可能となり、ラ
ンニングコストの低減、使用者の抵抗感の解消、そし
て、生ごみ装置のコスト低減と効率の向上が可能とな
る。さらに、生ごみ処理装置に発酵分解槽とこれに連設
されるドレーン水槽とを設け、ドレーン水槽中のドレー
ン水を発酵分解槽に返送する場合には、ドレーン水中の
分解残留物や汚泥を発酵分解槽において完全に分解する
ことができる。また、ドレーン水槽にヒーターを配設
し、ドレーン水を加熱して発酵分解槽に返送する場合に
は、分解効率の向上だけでなく、ドレーン水の蒸発が促
進され、排水レスが可能となったり、悪臭の発生を抑え
ることも可能となったりする。
って、ディスポーザで適量の水の使用が可能となり、ラ
ンニングコストの低減、使用者の抵抗感の解消、そし
て、生ごみ装置のコスト低減と効率の向上が可能とな
る。さらに、生ごみ処理装置に発酵分解槽とこれに連設
されるドレーン水槽とを設け、ドレーン水槽中のドレー
ン水を発酵分解槽に返送する場合には、ドレーン水中の
分解残留物や汚泥を発酵分解槽において完全に分解する
ことができる。また、ドレーン水槽にヒーターを配設
し、ドレーン水を加熱して発酵分解槽に返送する場合に
は、分解効率の向上だけでなく、ドレーン水の蒸発が促
進され、排水レスが可能となったり、悪臭の発生を抑え
ることも可能となったりする。
【図1】この発明の生ごみ処理装置における自動給水機
構の要部構成を示した概要図である。
構の要部構成を示した概要図である。
【図2】この発明の生ごみ処理装置の一例を示した概要
図である。
図である。
【図3】この発明の生ごみ処理装置の別の例を示した概
要図である。
要図である。
【図4】この発明の生ごみ処理装置の別の例を示した概
要図である。
要図である。
【図5】従来のディスポーザへの給水を示した概要図で
ある。
ある。
1 シンク 2 ディスポーザ 3 水道管 30 第二の配管 4 貯水槽 40 第一の配管 41 第三の配管 5 第二の開閉弁 6 第一の開閉弁 7 ポンプ 10 生ごみ処理装置 11 発酵分解槽 12 ドレーン水槽 13 多孔板 14 処理担体 15 ドレーン水 16 ポンプ 17 ヒーター
フロントページの続き (72)発明者 山口 重行 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 山田 秀昭 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−126206(JP,A) 特開 昭57−110344(JP,A) 特開 平6−218348(JP,A) 特開 昭64−90084(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44 B09B 1/00 - 5/00 E03C 1/266
Claims (5)
- 【請求項1】 流し台のシンクに連結された生ごみ粉砕
用のディスポーザを備えるとともに、ディスポーザの作
動に連動してディスポーザに自動給水する自動給水機構
が配設された生ごみ処理装置であり、自動給水機構は、
ディスポーザに第一の配管を介して貯水槽が接続され、
第一の配管に粉砕ゴミおよび排水の排出部が接続される
とともに、排出部の下流側に第一の開閉弁が配設され、
一方、水道管が、第二の配管を介してシンクとディスポ
ーザとの間に接続され、第二の配管に第二の開閉弁が配
設され、第二の開閉弁に、前記貯水槽からのび、ポンプ
が介設された第三の配管が接続してなり、自動給水機構
は、水道管からディスポーザに給水する際に、第一の開
閉弁を閉じる一方、第二の開閉弁を開け、水道管から第
二の配管を通じてディスポーザに給水し、貯水槽への貯
水は、通常排水時に第一の開閉弁を開けることにより行
い、貯水槽からディスポーザに給水する際には、第一の
開閉弁を閉じた状態でポンプを作動させ、第二の開閉弁
を開け、貯水槽に溜めた水を、第三の配管および第二の
配管を通じてディスポーザに給水することを特徴とする
生ごみ処理装置。 - 【請求項2】 第二の開閉弁は三方切替弁であり、ディ
スポーザへの給水に際して、水道水および貯水槽に溜め
た水の両方を給水可能としている請求項1の生ごみ処理
装置。 - 【請求項3】 粉砕ゴミおよび排水の排出部に発酵分解
槽が接続され、この発酵分解槽にドレーン水槽が連設さ
れている請求項1または2の生ごみ処理装置。 - 【請求項4】 ドレーン水槽からのドレーン水が発酵分
解槽に返送される配管系を備えている請求項3の生ごみ
処理装置。 - 【請求項5】 ドレーン水槽にはドレーン水を加熱する
ヒーターが配設されている請求項4の生ごみ処理装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25854494A JP3200522B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 生ごみ処理装置 |
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