JP3200360B2 - 記録装置及び当該記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置及び当該記録装置の制御方法

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JP3200360B2
JP3200360B2 JP10769296A JP10769296A JP3200360B2 JP 3200360 B2 JP3200360 B2 JP 3200360B2 JP 10769296 A JP10769296 A JP 10769296A JP 10769296 A JP10769296 A JP 10769296A JP 3200360 B2 JP3200360 B2 JP 3200360B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置及びイン
ク検知手段の動作不良検出方法に関し、特にインク残量
検出手段を搭載するファクシミリ、プリンター、複写機
等のインクジェット式記録装置及び前記インク残量検出
手段の動作不良検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、OHP用シート等の記録媒体
に対して記録を行う記録装置は種々提案されているが、
この中でもインクジェット記録装置は記録ヘッドから記
録紙に直接インクを噴射するものであり、ランニングコ
ストが安く記録動作が静かである等の利点を有する記録
装置として利用されている。
【0003】従来のインクジェット記録装置には、イン
クの残量検知方法として記録媒体にインク有無検出用の
マークを記録し反射型フォトセンサーによってマークが
記録されたかどうかをことにより前記マークが検出され
なかった場合はインクの残量が低下したと判定する方式
がある。あるいは、フォトインタラプタの発光素子と受
光素子の間にインクを吐出し光軸をインクが横切るとき
の出力の変化からインクの有無を検知し、インクが検出
されなかった場合はインクの残量が低下したと判定する
方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうちイン
ク有無検出用のマークを記録する方式ではインクの有無
を検出するために本来必要でないマークを記録媒体に記
録することになるが検出精度は高い。しかしながら空気
中を浮遊する異物が反射型フォトセンサーに付着して誤
検知を生じることがないとは言えない。
【0005】また、フォトインタラプタの光軸をインク
が横切るときの出力変化でインクの有無を検出する方式
は検出精度を高めるためにインクによる光軸の遮光率を
高める必要がある。そのためにスリットを発光・受光素
子間に設けているがインクの液滴が極微小のためにスリ
ット幅も狭くなくてはならない。しかしスリット幅が狭
いとインクの吐出時やインクが記録媒体に衝突したとき
に生じる極めて微小な多数のインクのミストが浮遊して
スリットに付着し堆積することによってスリットが埋め
られてしまい検出できなくなるということがある。ま
た、いわゆるハウスダストが前記スリットに付着し堆積
して誤検出を招くこともある。
【0006】また、インクの種類によっては、粘性の高
いものもあり、このようなインクを使用した場合はフォ
トインタラプタの光軸を通過しインク受けに着弾したも
のが析出し、積み重なることによって、いわゆる鍾乳石
のような堆積物が生じ、インク受け上の着弾面から光軸
までの距離分の高さを有するまでに成長するとフォトイ
ンタラプタの光軸を遮るようになる。この状態になる
と、常に光軸が遮光されることになるため、インクの有
無を検出できなくなる。
【0007】本発明は以上述べたような従来技術の問題
を解決するためになされたものであり、インクの吐出状
態を判断するために設けられたセンサの動作不良を判断
することができる記録装置及び当該記録装置の制御方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、インクを吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体に
記録を行う記録装置であって、光を発する発光素子と、
前記発光素子が発する光を受光するための受光素子とか
らなるセンサであって、該センサの動作状態において、
前記発光素子の発光と前記受光素子による受光とを行う
とともに、前記発光素子と前記受光素子との間で形成さ
れる光軸が遮断されたか否かに応じた信号を出力するセ
ンサと、前記センサを動作状態としてから前記センサの
出力安定化のために定めた時間を経過した後に前記セン
サの出力の監視を開始し、前記センサの出力の監視を停
止した後に前記センサを非動作状態とする制御手段と、
前記制御手段による前記センサの出力の監視の開始から
監視の停止までの間に前記記録ヘッドから前記光軸に対
してインクの吐出を行わせ、前記センサの出力する信号
に基づいて前記記録ヘッドにより前記インクが正常に吐
出されたか否かを判断する吐出状態判断手段と、所定の
タイミングにおいて、前記記録ヘッドによるインクの吐
出を行わない状態で前記制御手段により前記センサの出
力を監視するとともに、前記制御手段による前記センサ
の出力の監視の開始から監視の停止までの間の前記セン
サが出力する信号に基づき、前記センサの動作状態を判
断する判断手段と、を有し、前記判断手段は、前記光軸
が遮断されたことを示す信号を前記センサが出力した場
合に、前記センサの動作不良であると判断することを特
徴とする。
【0009】また、本発明は、インクを吐出して記録媒
体に記録を行う記録ヘッドと、光を発する発光素子と、
前記発光素子が発する光を受光するための受光素子とか
らなるセンサであって、該センサの動作状態において、
前記発光素子の発光と前記受光素子による受光とを行う
とともに、前記発光素子と前記受光素子との間で形成さ
れる光軸が遮断されたか否かに応じた信号を出力するセ
ンサと、を有する記録装置の制御方法であって、前記セ
ンサを動作状態としてから前記センサの出力安定化のた
めに定めた時間を経過した後に前記センサの出力の監視
を開始する監視開始工程と、前記監視開始工程の後、前
記センサの出力の監視を停止した後に前記センサを非動
作状態とする監視停止工程と、からなり、前記センサに
より前記記録ヘッドのインクが正常に吐出されたか否か
を判断するときは、前記監視開始工程において前記セン
サの出力の監視の開始から、前記監視停止工程において
前記センサの出力の監視を停止までの間に前記記録ヘッ
ドから前記光軸に対してインクの吐出を行わせ、前記セ
ンサの出力する信号に基づいて前記記録ヘッドにより前
記インクが正常に吐出されたか否かを判断し、所定のタ
イミングにおいて、前記センサの動作不良を判断すると
きは、前記監視開始工程において前記センサの出力の監
視の開始から、前記監視停止工程において前記センサの
出力の監視を停止までの間に前記記録ヘッドによる前記
光軸に対するインクの吐出を行わせず、前記光軸が遮断
されたことを示す信号を前記センサが出力した場合に、
前記センサの動作不良であると判断することを特徴とす
る。
【0010】以上の構成によれば、インクの吐出状態判
断のために設けられる、発光素子と受光素子を備えたセ
ンサの動作不良を記録装置自らが判断することができ、
センサの動作不良による誤検知を低減することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の記録装置をファクシミリ装
置に適用した例を示す断面図である。図1において、A
はインクジェット記録装置である記録ユニット、Bは原
稿を光学的に読み取る読取ユニット、Cは記録紙カセッ
トとこれに積載された記録紙を分離して前記記録ユニッ
トAに供給する給紙ユニットである。
【0013】本図において、まず被記録材(以下記録紙
と称す)の流れについての概略説明を行う。一連の記録
紙搬送経路は矢印Gで示されている。本実施例では定形
のカット紙を用いており、複数枚重ねて記録紙カセット
50に収納されている。カセット50は本体60に対し
て着脱可能であり、本実施例ではカセット50として種
々のサイズの定形記録紙を収納可能ないわゆるユニバー
サルカセットを用いている。
【0014】まず記録紙カセット50に収納積載された
記録紙12は給紙ローラ51及び分離爪52によってピ
ックアップされ、搬送ローラ53と対向配置されたコロ
54とで挟持搬送される。55は反転ガイドであり記録
紙12を裏返しに反転してUターン搬送するものであ
る。
【0015】記録ユニットAでは記録ヘッド1によって
記録が行われ、記録ヘッド1の下流に位置し印字がなさ
れた記録紙12を装置の下流に搬送する排紙ローラ9、
排紙ローラの対向側にあり記録紙12の印字面に接触し
てもインクが転写されることの無い材質で構成された拍
車8とから構成される。56は後ガイドであり複数のリ
ブを形成して構成され、記録ヘッド1で印字がなされ排
紙される記録紙12の下部を規制して搬送経路を構成す
るものである。
【0016】また18は拍車8と同じ材質で構成されて
いる拍車であり、排出ローラ19とともに、記録済の記
録紙12を、本体60に設けた排紙リブ21及び排紙ト
レイを兼ねているカセットフタ22上に排出積載するも
のである。
【0017】また23は開閉可能なカバーであり、開放
した状態では記録ヘッド1の交換に要する空間を開放す
るとともに、後ガイド56の上方の空間も開放する。
【0018】次にシート材(以下原稿と称す)の流れに
ついて説明する。
【0019】一連の原稿搬送経路は矢印Fで示されてい
る。原稿は、原稿積載トレイ30上に1枚または複数枚
セットされると原稿の有無を検知する不図示の原稿有無
センサーによってその存在を検知される。次に使用者に
よって、送信時、コピー時ともにそれぞれ不図示のスタ
ートボタンを押下されると駆動源である不図示のステッ
ピングモーターにより回転される予備搬送ローラ31と
予備搬送押圧板32によって原稿は挟持され先端が捌か
れる。
【0020】その後原稿は予備搬送ローラ31によって
前記ステッピングモーターにより回転される分離ローラ
33と摩擦片ユニット34によって構成される分離部に
搬送され複数枚原稿の時はここで1枚ずつ分離され、前
記ステッピングモーターにより回転される給紙ローラ3
5と対向配置される給紙コロ36によって挟持搬送さ
れ、原稿の先後端を検知する不図示の原稿先後端センサ
ーによってその先端を検知される。
【0021】その後原稿読取デバイスであるコンタクト
センサー37により原稿の画像データを読み取りつつ、
前記原稿先後端センサーにより原稿の後端を検出する。
前記ステッピングモーターにより回転される排紙ローラ
38を前記原稿先後端センサーからの出力によって所定
量回転させ、原稿は前記排紙ローラ38と対向配置され
る排紙コロ39によって挟持搬送され、原稿排紙トレー
を兼ねるカバー23上に積載される。
【0022】次に本実施例のファクシミリ装置の記録ユ
ニットAの構成を図2を用いて詳細に説明する。図2に
おいては1は記録ヘッドであり、本実施例ではインクタ
ンクを内蔵し、インクが無くなったときにインクジェッ
ト記録ヘッドごと新品と交換し得るカートリッジ式のヘ
ッドカートリッジの形態である。尚、インクが無くなっ
たときにインクタンクを分離して交換可能な記録ヘッド
の形態としてもよい。2は記録ヘッド1と精度良く保持
しながら記録紙12の搬送方向H(副走査方向)とは直
角方向、すなわち主走査方向Eに往復移動させるための
キャリッジであり、ガイド棒11と突き当て部2aにに
より摺動自在に保持されている。キャリッジ2の往復動
は、不図示のモータによって駆動されるプーリ4及びタ
イミングベルト3によって行われ、この際に記録ヘッド
1に与える印字信号及び電力は、フレキシブルケーブル
7によって本体の電気回路より供給されている。
【0023】また15はインク受け手段として機能する
キャップであり、キャリッジ2が待機する位置(ホーム
ポジション)に対応して設置され、必要に応じて上下
し、上昇時は記録ヘッド1のインク吐出面に密着しノズ
ル部を覆蓋してインクの蒸発やゴミの付着を防止する。
【0024】本実施例においては、記録ヘッド1とキャ
ップ15とを相対的に対向した位置となるように位置決
めさせるために、記録装置本体に設けられたキャリッジ
ホームセンサ10とキャリッジ2に設けられた遮光板2
bが用いられる。キャリッジホームセンサ10は透過型
のフォトインタラプタからなり、キャリッジ2が移動し
て待機位置まできたときに、キャリッジホームセンサ1
0の一部から送出された光が遮光2bによってその通過
がさえぎられることを利用して、記録ヘッド1とキャッ
プ15とが相対的に対向した位置にあることを検知する
ものである。
【0025】記録紙12は図中右側より給紙され、搬送
ローラ5及び不図示の軸受部材により所定長離間して搬
送ローラ5に対向配置された押圧コロ6によって、矢印
Hで示される方向(副走査方向)に搬送される。搬送ロ
ーラ5及び排紙ローラ9は、それぞれ不図示の駆動系に
よって駆動され、必要に応じてキャリッジ2の往復動と
連動して高精度に記録紙12を副走査方向に搬送する。
また8は拍車と呼ばれるもので、撥水性の高い材料で作
られ、記録紙面と刃状の円周部のみで記録紙12に接触
するようにしたもので、不図示の軸受部材により所定長
離間して配設され、印字直後の記録紙上の未定着インク
に接触しても画像に影響を与えずに記録紙12をガイド
し搬送するよう構成されている。13はフォトセンサで
あり、記録紙ジャムを検知するように構成されている。
【0026】本実施例で用いる記録ヘッド1は、ノズル
内に設けた電気熱変換素子の発熱によってインク中に生
じた膜沸騰の圧力によってノズル先端の吐出口よりイン
クを吐出するものである。この記録ヘッド1として本実
施例のファクシミリでは、128個のノズルを持ち36
0DPIの解像度のブラックインクのモノクロ記録ヘッ
ドと、64個のノズルを持つブラックインクと各々24
個のノズルを持つイエロー、マゼンタ、シアンの各イン
クが一体となっている解像度が360DPIのカラー記
録ヘッドの2種類が使用できるようになっている。この
2種類の記録ヘッドを使い分けることによって、ハイス
ピードのモノクロ印字と高精細なフルカラー印字の2通
りの印字を行うことができる。
【0027】次に、本発明における記録手段として本実
施例のインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッド
の吐出原理について説明する。インクジェット記録装置
に適用される記録ヘッド部は、一般に微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられる
エネルギー作用部と、該作用部に存在するインクに作用
させるインク吐出エネルギーを発生するエネルギー発生
手段とを備え、交換可能である。
【0028】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いたもの、レーザ等の電磁波を照射して、そこにある液
体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐
出、飛翔させるようにしたもの、あるいは電気熱変換体
によって液体を加熱して液体を吐出させるようにしたも
の等がある。その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘッ
ド部は、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴を形成する
ための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列するこ
とができるため、高解像度の記録をすることが可能であ
る。
【0029】また、電気熱変換体をエネルギー発生手段
として用いた記録ヘッド部は、記録ヘッド部として全体
的なコンパクト化も容易で、かつ、最近の半導体分野に
おける技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマ
イクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺化及び
面状化(2元化)が容易であること等から、マルチノズ
ル化、高密度実装化が容易で、しかも大量に生産性よ
く、製造コストも安価なインクジェット記録用ヘッド部
を提供することが可能である。
【0030】このようにエネルギー発生手段に電気熱変
換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたイン
クジェット用記録ヘッド部は、一般には各インク吐出口
に対応した液路を設け、該液路ごとに該液路を満たす液
体に熱エネルギーを作用させて、対応するインク吐出口
から液体を吐出して飛翔用液滴を形成する手段としての
電気熱変換体が設けられ、各液路には、各液路に連通し
ている共通液室から液体が供給される構造となってい
る。
【0031】図3は、上述したインクジェット記録ヘッ
ド部の概略構成を示す。記録ヘッド部101はエッチン
グ蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセス工程を
経て、第1の基板である基板102上に成膜された電気
熱変換体103、電極104、液路110を有する硬化
した活性エネルギー線硬化性材料層210および天板1
06で構成されている。しかしてこのような記録ヘッド
部101では記録用液体112が図示していない液体貯
蔵室から液体供給管107を通して共通液室108内に
供給される。
【0032】109は液体供給管用コネクタである。共
通液室108内に供給された記録用液体112は毛管現
象により液路110内に供給され、液路先端のインク吐
出口111でメニスカスが形成されることにより安定に
保持される。そこで電気熱変換体103に通電されるこ
とにより、電気熱変換体面上の液体が加熱され、膜沸騰
による発泡現象が生じ、その気泡の成長によりインク吐
出口111から液滴が吐出する。上述したような構成に
より、吐出口密度360〜400dots/inchと
いった高密度の液路配管でマルチノズルのインクジェッ
ト記録ヘッド部を形成することができる。
【0033】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット記録装置において優れた効果を
もたらすものである。
【0034】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0035】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0036】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0037】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0038】また、記録ヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ク
リーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体
あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合
わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備
吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有効
である。
【0039】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えて装置とすることもで
きる。
【0040】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの等、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。
【0041】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されているような、多孔質シート凹部または貫通孔に液
状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体
に対して対向するような形態としてもよい。本発明にお
いては、上述した各インクに対して最も有効なものは、
上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0042】図2において44はインク検知手段を構成
するインク検知センサーであり、透過型フォトインタラ
プタ式センサーの発光素子44aと受光素子44bの光
軸を吐出したインクが横切るか否かによってインクの有
無を識別するものでありインク受け手段としてのキャッ
プ15の配設位置に対して主走査方向Eの反対側のファ
クシミリ装置本体内に配設されている。このように配設
するのは記録ヘッド1のキャッピング時のインクの飛び
散りによりセンサー44が汚れることを防止するためで
ある。
【0043】図4は前記透過型フォトインタラプタ式イ
ンク検知センサー44を拡大して示す図である。ここで
スリット45は発光素子44aから発せられる光が通過
するための空隙であり、例えば0.5mm×2.0mm
の矩形状を呈している。
【0044】次に、本実施例のファクシミリ装置の主要
な構成を示すブロック図を図5に示す。
【0045】図5においてデータの流れはコピー動作の
時は操作部62での操作を受けて読み取り部63が積載
されている原稿を読み取り、その読み取った画像データ
を記録部64に転送し記録動作を行う。受信時は、通信
回路を通して送られてくる伝送手順をNCU(Netw
ork Control Unit)65、モデム66
を通してCPU(中央演算処理装置)61で処理してか
ら画像データの伝送が始まる。伝送されてきた画像デー
タはNCU65、モデム66を通って画像メモリ67に
一旦収納され、その後前記コピー動作の時と同じように
画像データは記録部64に転送され、記録紙に記録され
る。
【0046】通常のインク残量検知等を目的とするイン
ク吐出異常検知のときは、キャリッジ2がホームポジシ
ョン側にいったん移動し、キャリッジ2に設けられた遮
光板2bが、キャリッジホームセンサ10を遮光するこ
とによって、キャリッジ2の位置を補正する。そして、
CPU61がインク検知センサー44の発光素子44a
を発光させると、キャリッジ2がインク検知センサー4
4側へ移動を開始する。キャリッジ2がホームポジショ
ン側から、インク検知センサー44の配設された逆端ま
で移動している間、記録ヘッド1から吐出されるインク
が前記スリット45から発せられた光軸を横切るよう
に、CPU61から記録部64へインクの吐出命令が伝
達され、インクが吐出される。そしてインク検知センサ
ー44の2値化された出力波形のパルス幅を出力値とし
てCPU61がカウントし、CPU61の内部のレジス
タに格納する。CPU61では上記格納された出力値に
よって、インクの有無を判断する。すなわち前記パルス
幅が所定の閾値を越えないときは前記光軸がインクの吐
出により妨げられなかったことである。このような場
合、インクの吐出異常が生じていることを表示部68に
表示させる命令を出す。
【0047】センサー44の動作不良をチェックすると
きは記録部64の記録ヘッド1からインクを吐出させる
ことなくCPU61がインク検知センサー44の発光素
子44aを発光させる。そしてインク検知センサー44
の2値化された出力波形のパルス幅を出力値としてCP
U61はカウントし、CPU61の内部のレジスタに格
納する。CPU61では上記格納された出力値によっ
て、センサー44の不良と判断する。すなわち前記パル
ス幅が所定の閾値を越えたときは記録ヘッド1からイン
クが吐出されなかったにもかかわらず前記光軸が遮断さ
れたことを示すものであり、センサー44の動作不良と
判断する。センサー44が動作不良と判断したときには
表示部68にセンサー44が不良であることを表示させ
る命令を出す。操作者はセンサー44が不良であるとの
表示に従い、前記スリット45に付着したインクミスト
を除去したり、生成した前記堆積物を除去する等の操作
を行い、センサー44の作動を正常な状態に回復させる
ことができる。またはインク検知センサー44を交換す
ることによって正常な状態に回復させても良い。
【0048】図6は図1に示すファクシミリ装置の制御
構成を示すブロック図である。
【0049】図6において、224は装置全体を制御す
るための制御部であり、制御部224はCPU225
と、CPU225が実行する制御プログラムや各種デー
タを記憶しているROM226と、CPU225が種々
の処理を実行するにあたり作業領域として使用したり、
各種データを一時的に保存するためのRAM227等を
有している。また、ROM226の一部は、後述するイ
ンク残量検知動作におけるインク吐出位置の情報を格納
するためにEEPROMで構成される。
【0050】図6に示すように、記録ヘッド205はフ
レキシブルケーブル219を介して制御部224に接続
し、フレキシブルケーブル219には制御部224から
記録ヘッド205に対する制御信号線、画像信号線が含
まれている。また、インク残量検知センサ244の出力
はA/D変換回路228により数値化し、CPU225
にて解析可能な構成となっている。キャリッジモータ2
30はモータ駆動回路233によるパルスステップ数に
よって回転可能なモータである。さらに、制御部224
は、モータ駆動回路233を介しキャリッジモータ23
0を、モータ駆動回路232を介し搬送モータ231
を、モータ駆動回路253を介し読取モータ252を制
御し、キャリッジホームセンサ221からの出力を入力
している。
【0051】さらにまた、制御部224は、読取センサ
248、外部コンピュータ256からの記録命令や記録
データを受信するプリンタインタフェース254、公衆
電話回線257からの受信データを受け付ける回線制御
回路255などの画像データの入力装置を接続してお
り、ファクシミリ送受信およびコピー、外部コンピュー
タのプリンタとして動作可能となっている。さらにま
た、制御部224は装置利用者が種々の操作や指示を行
なう操作パネル258を接続している。操作パネル25
8にはメッセージ表示を行なうための液晶表示装置(L
CD)259が設けられている。操作パネル258に
は、インク残量検知センサ244によってインク残量検
知を行うよう指示するインク残量検知スイッチ(不図
示)が設けられている。
【0052】図7は、インク残量検知センサ244の電
気的構成を示すブロック図である。
【0053】図7において、244aは発光素子である
赤外線発光ダイオード(LED)、244bはその赤外
光を受光する受光素子であるフォトトランジスタ、28
3はフォトトランジスタ244bの出力を入力して所定
の基準電圧(Vref)と比較するコンパレータ、28
4はコンパレータ283から出力されるパルスの継続時
間(パルス幅)を計数するパルス幅計数部である。パル
ス幅計数部284は入力されるクロック(基準クロッ
ク)のパルス幅を基準パルス幅とし、コンパレータ28
3から出力されるパルスの継続時間がその基準クロック
の何サイクル分であるかをカウントし、そのカウント値
をパルス幅計数部284の内部レジスタに出力するよう
な構造となっている。
【0054】さて、記録ヘッド205からインクが吐出
されていない場合には、発光素子である赤外線LED2
44aからの赤外光を遮るものがないために、コンパレ
ータ283には受光素子であるフォトトランジスタ24
4bからハイ(H)レベルの信号が入力される。これに
対して、記録ヘッド205からインクの吐出が行われる
と、その吐出されたインクが赤外線LED244aから
の赤外光を遮るので、フォトトランジスタ244bから
の出力レベルがだんだんと降下する。そして、その出力
レベルがコンパレータ283に入力される基準電圧(V
ref)を下回ると、コンパレータ283からパルス幅
計数部284への出力が反転する。その後、記録ヘッド
5からのインクの吐出が終了すると、再び、フォトトラ
ンジスタ244bからの出力はハイ(H)レベルとなっ
て、コンパレータ283に入力されている基準電圧(V
ref)を上回ると、コンパレータ283からパルス幅
計数部284への出力が再び反転する。
【0055】このようにして、パルス幅計数部284に
は、吐出されたインクをインク残量検知センサ244が
検知している時間をパルス幅とするパルスが入力され
る。上述のように、このパルス幅は基準クロックを用い
て計測され、パルス幅計数部284の内部レジスタに格
納される。このカウント値は、インク吐出終了後に制御
部224のCPU225によって読み出され、インク有
無の判断に用いられる。
【0056】なお、この実施形態で用いている基準クロ
ックのクロック周波数は約56.5〔1/msec〕で
あり、インクが吐出されたかどうかの判断の閾値は80
パルスとしている。
【0057】〔第1の実施形態(タイマーで一定時間毎
にインク検知センサーをチェックする)〕本発明の第1
の実施形態におけるインク残量検知及びインク検知手段
の動作不良検知動作に関して前記CPU61が実行する
フローチャートを図8に示す。
【0058】まず、ステップS1「タイマーON」でタ
イマーをスタートさせる。このタイマーONのタイミン
グの一例は電源をONしたときである。その後ステップ
S2「CPUからの印字命令あり?」で印字命令がある
ならば記録動作に入り、ステップS3「記録開始」とな
る。そしてステップS4「1枚記録」をし、1枚の記録
終了後にステップS5「センサーON」でインク検知セ
ンサー44の発光素子44aを発光させる。ステップS
6「残量検知用吐出」でインク検知センサー44の光軸
を遮るように記録ヘッド1よりインクを所定量、例えば
全ノズルからそれぞれ40発吐出させる。そしてステッ
プS7「センサー出力値を格納」において前記インクを
吐出させたときのインク検知センサー44の出力値をC
PU61の内部レジスタに格納する。その後、ステップ
S8「センサーOFF」でインク検知センサー44の発
光素子44aの発光を停止し、ステップS9「格納され
た出力値を読み出す」でCPU61が内部レジスタに格
納されているインク検知センサー44の出力値を読み出
す。このときの値によってステップS10において「イ
ンクあり?」の判断をCPU61が行い、インクがある
と判断するとステップS11「全記録終了?」において
ステップS2でCPU61から受けた印字命令が全部終
了したかの判断を行う。ここでインクがあるかないかの
判断は、例えばインクによって前記光軸が遮られている
時間を出力値とし、この出力値が所定の閾値以上である
か否かにより行うことができる。すなわち所定時間より
短いときはインクの残量が低下した状態あるいは記録ヘ
ッド1に吐出異常が生じていると判断することができ
る。全記録が終了しているならば次の印字命令を待つ。
全記録が終了していないならば、次の1枚の記録を開始
する。ステップS10「インクあり?」の判断でインク
がないと判断すると記録紙に画像データが完全に記録さ
れていないことがあるのでステップS12において「画
像データをメモリに格納」し、ステップS13「インク
なし表示」において表示部にインクがない旨の表示を
し、使用者に警告をする。尚、この表示はインクの吐出
に異常が生じている旨の表示としてもよい。使用者はこ
の表示に基づきインクカートリッジを交換したりインク
吐出の回復操作を行うことができる。
【0059】ステップS2「CPUからの印字命令あり
?」で印字命令がない場合はステップS14「タイマー
一定時間経過?」に進み、タイマーによりカウントした
時間が一定時間が経過していないならば再びステップS
2「CPUからの印字命令あり?」に戻る。ステップS
14で一定時間が経過していると判断したならばステッ
プS15「タイマーリセット」に進みタイマーをリセッ
トする。その後ステップS16「センサーON」でイン
ク検知センサー44の発光素子44aを発光させる。こ
のときは前述のように記録ヘッド1からインクは吐出さ
れない。そしてステップS17「センサー出力値を格
納」でインク検知センサーの44の出力値をCPU61
の内部レジスタに格納する。その後、ステップS18
「センサーOFF」でインク検知センサー44の発光素
子44aの発光を停止し、ステップS19「格納された
出力値を読み出す」でCPU61が内部レジスタに格納
されているインク検知センサー44の出力値を読み出
す。このときの値によってステップS20「遮蔽物あり
?」の判断をCPU61が行い、インク検知センサー4
4の光軸が遮られ、遮蔽物があると判断するとステップ
S21「センサー不良表示」で報知手段としての表示部
68にセンサー不良である旨の表示をし、使用者に警告
する。ステップS16においてセンサーをONした後、
インク検知センサー44の光軸を遮るように記録部64
からインクは吐出されないので、ステップS20におい
て遮蔽物があると判断することはセンサー44が汚れ等
により誤検知を生じる状態にあるからである。ステップ
S20「遮蔽物あり?」で遮蔽物がないとCPU61が
判断するとセンサー44の動作は正常であるものとして
ステップS1「タイマーON」に戻る。
【0060】〔第2の実施形態(ヘッドカートリッジ交
換毎にインク検知センサーをチェックする)〕本発明の
第2の実施形態について、前記CPU61が実行するイ
ンク残量検知およびインク検知手段の動作不良検知動作
のフローチャートを図9に示す。
【0061】まず、ステップS101「カートリッジ交
換された?」において例えばキャリッジとヘッドカート
リッジとの電気的接点がON・OFFされたか否かを検
知する等の方法により、あるいはメカニカルスイッチ等
を用いてヘッドカートリッジが交換されたかどうかを判
定し、交換されたと判定したならばステップS102
「センサーON」でインク検知センサー44の発光素子
44aを発光させる。
【0062】次にステップS103でインク検知センサ
ー44がONしてからインク検知センサー44の発光量
が安定し受光部の出力が安定するまで410msecの
ウエイトを入れる。そしてステップS104「wind
ow OPEN」でインク検知センサー44の光軸を遮
るようにインクを吐出しない状態でインク検知センサー
44の出力を監視し始め、ステップS105「センサー
出力値を格納」でインク検知センサー44の出力値を記
録部の内部レジスタに格納する。
【0063】その後、ステップS106の「windo
w CLOSE」でインク検知センサー44の出力の監
視を停止し、ステップS107「センサーOFF」でイ
ンク検知センサー44の発光素子の発光を停止し、ステ
ップS108の「格納された出力値を読み出す」でCP
U61が記録部の内部レジスタに格納されているインク
検知センサー44の出力値を読み出す。このときの出力
値に基づきステップS109において「遮蔽物あり?」
の判断をCPU61が行い、遮蔽物があると判断する
と、ステップS110「センサー不良表示」で表示部に
インク検知センサー44が不良である旨の表示をし、使
用者に警告する。
【0064】なお、前述のように「window OP
EN」と「window CLOSE」の間の期間にお
いてのみインク検知センサー44の出力を監視する理由
は、センサーのON・OFF動作に伴い発生するノイズ
の影響を受けないようにするためである。
【0065】前記ステップS101においてヘッドカー
トリッジが交換されていないと判断した場合とステップ
S109において遮蔽物がないと判断した場合にはステ
ップS111の「CPUからの印字命令あり?」に進
み、印字命令がある場合にはステップS112において
「1枚記録」を行い、1枚の記録終了後にステップS1
13「センサーON」においてインク検知センサー44
の発光素子を発光させる。次にステップS114におい
てインク検知センサー44がONしてからインク検知セ
ンサー44の発光量が安定し受光部の出力が安定するま
で410msecのウエイトを入れる。そしてステップ
S115「window OPEN」でセンサーの出力
を監視し始め、ステップS116の「残量検知用吐出」
でインク検知センサー44の光軸を遮るようにインクを
所定量吐出させる。
【0066】本実施形態では128ノズルを有するイン
クジェットヘッドを用いて各ノズル40発の吐出を行わ
せている。そしてステップS117の「センサー出力を
格納」でインク検知センサー44の出力値を記録部の内
部レジスタに格納する。その後ステップS118の「w
indow CLOSE」でセンサーの出力の監視を停
止し、ステップS119の「センサーOFF」でインク
検知センサーの発光素子の発光を停止し、ステップS1
20の「格納された出力値を読み出す」でCPU61が
記録部の内部レジスタに格納されているセンサーの出力
値を読み出す。このときの値に基づきステップS121
において「インクあり?」の判断をCPU61が行い、
インクがあると判断するとステップS122の「全記録
終了?」において、ステップS111においてCPU6
1から受けた印字命令に基づく印字が終了したか否かの
判断を行う。全記録が終了しているならばステップS1
01に戻りヘッドカートリッジの交換を監視する。
【0067】全記録が終了していないならば、ステップ
S112に戻り次の1枚の記録を開始する。ステップS
121の「インクあり?」の判断でインクがないと判断
すると記録紙に画像データが記録されていないことがあ
るのでステップS123において画像データをメモリに
格納し、ステップS124の「インクなし表示」で表示
部にインクがない旨の表示をし、使用者に警告する。
【0068】尚、本実施形態においてはヘッドカートリ
ッジの交換毎にインク検知センサーをチェックするもの
としたが、記録ヘッドからインクタンクを分離可能な形
態を採用した場合には、記録ヘッドへインクを供給する
インクタンクの交換毎に同様なインク検知センサーのチ
ェック動作を行うことができる。
【0069】〔第3の実施形態(インク残量検知動作前
にインク検知センサーをチェックする)〕本発明の第3
の実施形態について、前記CPU61が実行するインク
残量検知およびインク検知手段の動作不良検知動作のフ
ローチャートを図10に示す。
【0070】まず、ステップS201の「CPUからの
印字命令あり?」で印字命令がない場合は待機状態に戻
り印字命令が来るまで待機する。ステップS201の
「CPUからの印字命令あり?」で印字命令がある場合
はステップS202の「センサーON」でインク検知セ
ンサー44の発光素子を発光させる。
【0071】次にステップS203でインク検知センサ
ー44がONしてからインク検知センサー44の発光量
が安定し受光部の出力が安定するまで410msecの
ウエイトを入れる。そしてステップS204の「win
dow OPEN」でインク検知センサー44の光軸を
遮るようにインクを吐出しない状態でインク検知センサ
ー44の出力を監視し始め、ステップS205の「セン
サー出力値を格納」でインク検知センサー44の出力値
を記録部の内部レジスタに格納する。
【0072】その後、ステップS206の「windo
w CLOSE」でインク検知センサー44の出力の監
視を停止し、ステップS207の「センサーOFF」で
インク検知センサー44の発光素子の発光を停止し、ス
テップS208の「格納された出力値を読み出す」でC
PU61が記録部の内部レジスタに格納されているイン
ク検知センサー44の出力値を読み出す。このときの出
力値に基づきステップS209において「遮蔽物あり
?」の判断をCPU61が行い、遮蔽物があると判断す
ると、ステップS210において画像データをメモリに
格納し、ステップS211の「センサー不良表示」で表
示部にインク検知センサー44が不良である旨の表示を
し、使用者に警告する。
【0073】ステップS209において遮蔽物がないと
CPU61が判断すると記録動作に入り、ステップS2
12において「1枚記録」を行い、1枚の記録終了後に
ステップS213の「センサーON」においてインク検
知センサー44の発光素子を発光させる。次にステップ
S214においてインク検知センサー44がONしてか
らインク検知センサー44の発光量が安定し受光部の出
力が安定するまで410msecのウエイトを入れる。
そしてステップS215の「window OPEN」
でセンサーの出力を監視し始め、ステップS216の
「残量検知用吐出」でインク検知センサー44の光軸を
遮るようにインクを所定量吐出させる。
【0074】本実施形態では128ノズルを有するイン
クジェットヘッドを用いて各ノズル40発の吐出を行わ
せている。そしてステップS217の「センサー出力を
格納」でインク検知センサー44の出力値を記録部の内
部レジスタに格納する。その後ステップS218の「w
indow CLOSE」でセンサーの出力の監視を停
止し、ステップS219の「センサーOFF」でインク
検知センサー44の発光素子の発光を停止し、ステップ
S220の「格納された出力値を読み出す」でCPU6
1が記録部の内部レジスタに格納されているセンサーの
出力値を読み出す。
【0075】このときの値に基づきステップS221に
おいて「インクあり?」の判断をCPU61が行い、イ
ンクがあると判断するとステップS222の「全記録終
了?」において、ステップS201においてCPU61
から受けた印字命令に基づく印字が終了したか否かの判
断を行う。全記録が終了しているならば次の印字命令を
待つ。全記録が終了していないならばステップS202
に戻りセンサーチェックを行う。ステップS221にお
いてインクがないと判断すると記録紙に画像データが記
録されていないことがあるので、ステップS223にお
いて画像データをメモリに格納し、ステップS224の
「インクなし表示」で表示部にインクがない旨の表示を
し、使用者に警告する。
【0076】〔第4の実施形態(タイマーで一定時間経
過毎にインク検知センサーをチェックする)〕本発明の
第4の実施形態について、前記CPU61が実行するイ
ンク残量検知およびインク検知手段の動作不良検知動作
のフローチャートを図11に示す。
【0077】まず、ステップS301において電源ON
と同時にタイマーをスタートさせる。その後、ステップ
S302「CPUからの印字命令あり?」で印字命令が
あるならば記録動作に入り、ステップS303において
1枚記録を行い、1枚の記録終了後にステップS304
「センサーON」でインク検知センサー44の発光素子
44aを発光させる。
【0078】次にステップS305でインク検知センサ
ー44がONしてからインク検知センサー44の発光量
が安定し受光部の出力が安定するまで410msecの
ウエイトを入れる。そしてステップS306の「win
dow OPEN」でインク検知センサー44の光軸を
遮るインクを吐出しない状態でインク検知センサー44
の出力を監視し始め、ステップS307「残量検知用吐
出」でインク検知センサー44の光軸を遮るようにイン
クを所定量吐出させる。
【0079】本実施形態では128ノズルを有するイン
クジェットヘッドを用いて各ノズル40発の吐出を行わ
せている。そしてステップS308の「センサー出力を
格納」でインク検知センサー44の出力値を記録部の内
部レジスタに格納する。その後ステップS309の「w
indow CLOSE」でセンサーの出力の監視を停
止し、ステップS310の「センサーOFF」でインク
検知センサーの発光素子の発光を停止し、ステップS3
11の「格納された出力値を読み出す」でCPU61が
記録部の内部レジスタに格納されているセンサーの出力
値を読み出す。このときの値に基づきステップS312
において「インクあり?」の判断をCPU61が行い、
インクがあると判断するとステップS313の「全記録
終了?」において、ステップS302においてCPU6
1から受けた印字命令に基づく印字が全部したか否かの
判断を行う。
【0080】全記録が終了しているならば次の印字命令
を待つ。全記録が終了していないならば、次の1枚の記
録を開始する。ステップS312の「インクあり?」の
判断でインクがないと判断すると記録紙に画像データが
記録されていないことがあるのでステップS314にお
いて画像データをメモリに格納し、ステップS315の
「インクなし表示」で表示部にインクがない旨の表示を
し、使用者に警告する。
【0081】ステップS302の「CPUからの印字命
令あり?」で印字命令がない場合はステップS316の
「タイマー一定時間経過?」に進み、一定時間が経過し
ていないならば再びステップS302に戻る。ステップ
S316で一定時間が経過していると判断したときはス
テップS317の「タイマーリセット」に進み、タイマ
ーをリセットする。その後、ステップS318の「セン
サーON」でインク検知センサー44の発光素子を発光
させる。
【0082】次にステップS319でインク検知センサ
ー44がONしてからインク検知センサー44の発光量
が安定し受光部の出力が安定するまで410msecの
ウエイトを入れる。そしてステップS320の「win
dow OPEN」でインク検知センサー44の光軸を
遮るインクを吐出しない状態でインク検知センサー44
の出力を監視し始め、ステップS321の「センサー出
力を格納」でインク検知センサー44の出力値を記録部
の内部レジスタに格納する。
【0083】その後、ステップS322の「windo
w CLOSE」でインク検知センサー44の出力の監
視を停止し、ステップS323の「センサーOFF」で
インク検知センサー44の発光素子の発光を停止し、ス
テップS324の「格納された出力値を読み出す」でC
PU61が記録部の内部レジスタに格納されているイン
ク検知センサー44の出力値を読み出す。このときの出
力値に基づきステップS325において「遮蔽物あり
?」の判断をCPU61が行い、遮蔽物があると判断す
ると、ステップS326「センサー不良表示」で表示部
にインク検知センサー44が不良である旨の表示をし、
使用者に警告する。
【0084】ステップS325においてCPU61が遮
蔽物がないと判断すると、ステップS302の「CPU
からの印字命令あり?」に戻る。
【0085】なお、上記実施態様中におけるインク検知
センサーの出力値はアナログ出力を2値化し、2値化し
た値の出力時間としている。このときのクロック周波数
は約56.5〔1/msec〕であり、「遮蔽物あり
?」の判断のしきい値は10と設定し、「インクあり
?」の判断のしきい値は100と設定している。
【0086】このように、本実施例によれば通常の記録
動作中のインクのミストによる発光・受光素子の汚れや
スリットの埋もれなどによってインク検知センサーが検
出不可能になったことを報知することができる。したが
って、使用者はインク検知センサーの汚れ等による動作
不良を知ることができるのでインク検知センサーの動作
を正常に回復する操作を施すことができ、装置の信頼性
が向上するという効果がある。
【0087】また、上記実施例によれば、インク検知セ
ンサーの動作不良の有無にはタイマーにより所定時間が
経過する毎に定期的に自動的に検知されるので、インク
検知センサーの動作不良を記録動作を中断することなく
効率よく検知することができる。
【0088】〔第5の実施形態(画像情報に基づき記録
に関する動作を実行する前にインク検知センサーをチェ
ックする)〕まず、ステップS401では記録すべき画
像データを受信し、続くステップS402では、装置の
記録部Aが正常に動作するかどうかをチェックする。こ
こで、記録可能でないと判断されたならば、処理はステ
ップS413に進んで、操作パネル258のLCD25
9に“記録部Aが正常に動作できず記録不可能”である
旨のエラーメッセージ表示を行って、その後、処理を終
了する。
【0089】これに対して、記録可能であると判断され
たならば、処理はステップS403に進み、インク残量
検知スイッチが“ON”となっており、インク残量検知
を行うように設定されているかどうかを調べる。ここ
で、そのスイッチが“ON”となっているならば、処理
はステップS404に進み、インク残量検知センサ24
4を“ON”にして、インク有無検知センサ244の発
光素子244aを発光させる。そして、ステップS40
5では発光素子244aの発光量が安定し、さらに受光
素子244bからの出力が安定するまで、410mse
cの時間の動作をウエイトする。そして、そのウェイト
後、ステップS406では、受光素子244bからの出
力を監視し、ステップS407では、その出力に基づい
てパルス幅計数部284でカウントされたパルス数(C
P)を内部レジスタに格納するとともに、ステップS4
08では、受光素子244bからの出力の監視を停止
し、ステップS9で、インク残量検知センサ44の動作
を“OFF”にして、発光素子244aの発光を停止す
る。
【0090】そして、ステップS410では、パルス幅
計数部284の内部レジスタに格納されたセンサ出力値
(カウントパルス数(CP))をCPU225が読み出
す。さて、インクのミストによって発光素子244aや
受光素子244bのスリットが埋められたり、或は、イ
ンク受けに溜まったインクが析出して積み重なり成長し
たインクの固化物が発光素子244aと受光素子244
bとの間の光軸を常に遮るようになっていると、発光素
子244aからの発光時間全てにわたって光が遮断され
る。従って、カウントパルス数(CP)は、インク吐出
動作を行なっていないにも係わらず、通常のインク残量
検知で用いられる閾値(CP0)より大きな値となるこ
とが予想される。
【0091】従って、ステップS411では、そのカウ
ントパルス数と閾値とを比較して、光軸上に遮蔽物があ
るかどうかを調べる。ここで、CP>CP0であれば、
光軸上に遮蔽物があると判断し、処理はステップS41
2に進み、操作パネル258のLCD259に“インク
残量検知センサが正常に動作せず、チェックが必要であ
る”である旨のメッセージを表示し、装置利用者に適切
な対処を促し、その後、処理を終了する。これに対し
て、CP≦CP0であれば、光軸上に遮蔽物がないと判
断し、処理はステップS419に進む。
【0092】さて、インク残量検知に伴うインク消費を
節約する等の目的で操作者がインク残量検知スイッチを
ONにしない場合は、ステップS403において、イン
ク残量検知スイッチが“OFF”となっており、インク
残量検知を行わないように設定されているので、処理は
ステップS414に進み、画像情報に基づき記録に関連
する記録部Aの動作を開始させ、ソフトパワーONの状
態とし、さらに、ステップS415で記録紙を1枚給紙
し、ステップS416では、その記録紙に対して記録を
行う。ステップS417では、全ての記録が終了したか
どうかを調べ、未終了であると判断されたなら処理はス
テップS415に戻り、記録動作を繰り返す。これに対
して、全ての記録が終了したと判断されるなら、処理は
終了する。
【0093】次に、処理はステップS419〜S421
では、ステップS414〜S416と同様に、画像情報
に基づき記録に関連する記録部Aの動作を開始させ、ソ
フトパワーONの状態とし、記録紙を1枚給紙し、その
記録紙に対して記録を行う。その記録終了後、ステップ
S422〜S424では、ステップS404〜S406
と同様に、インク残量検知センサ244を“ON”にし
て、発光素子244aを発光させ、発光素子244aの
発光量が安定し、さらに受光素子244bからの出力が
安定するまで、410msecの時間の動作をウエイト
し、その後、受光素子244bからの出力を監視する。
そして、ステップS425では、インク残量検知センサ
244の光軸を遮るようにインクを所定量吐出させる。
ここでは、例えば、128個のノズルを備えたモノクロ
用記録ヘッドの場合、全ノズルからそれぞれ40回のイ
ンク吐出を行わせている。尚、この場合のインクの吐出
はこれに限らず、例えば128個のノズルのうち奇数ノ
ズルのみからそれぞれ40回のインク吐出を行うように
してもよく、これによりインク残量検知に伴うインク消
費量を低減できる。
【0094】続く、ステップS426〜S429では、
ステップS407〜S410と同様に、受光素子244
bからの出力に基づいてパルス幅計数部284でカウン
トされたパルス数(CP)を内部レジスタに格納し、受
光素子244bからの出力の監視を停止し、インク残量
検知センサ244の動作を“OFF”にして、発光素子
244aの発光を停止し、パルス幅計数部284の内部
レジスタに格納されたセンサ出力値(カウントパルス数
(CP))をCPU225が読み出す。
【0095】そして、ステップS430では、カウント
パルス数(CP)と閾値(CP0)とを比較して、イン
クが残存するかどうかを調べる。ここで、CP>CP0
であれば、インクが残存していると判断し、処理はステ
ップS431に進み、全ての記録が終了したかどうかを
調べる。ここで、記録が未終了であると判断されたなら
処理はステップS420に戻り、記録動作を繰り返す。
これに対して、全ての記録が終了したと判断されるな
ら、処理は終了する。
【0096】一方、ステップS430において、CP≦
CP0であれば、インクが残存しないと判断し、処理は
ステップS432に進み、記録紙に画像が記録されてい
ない可能性があるとみなし、画像データをメモリに保持
する。さらに、続くステップS433では操作パネル2
58のLCD259に“インクが残存しない”旨のメッ
セージを表示し、装置利用者にインクカートリッジの交
換を促し、その後、処理を終了する。
【0097】従って、以上説明した実施形態によれば、
インク残量検知センサからの出力に基づいて、例えば、
通常の記録動作中のインクのミストによる発光素子、受
光素子の汚れやスリットの埋もれや、或は、堆積したイ
ンク固化物等によってセンサの光軸が遮られ、インク残
量検出不可能になったことを判別し、その結果をメッセ
ージとして装置利用者に報知することができる。これに
よって、装置使用者はセンサの汚れ等によるインク残量
検知センサの動作不良を知ることができ、装置使用者は
速やかにスリットに付着したミストや堆積したインク固
化物等を除去して、インク残量検知センサの動作を正常
な状態に回復させたり、或は、必要であれば、そのセン
サを交換することによって正常な状態に回復させるよう
にすることができる。
【0098】また、インク検知手段としてのインク残量
検知センサの動作不良の有無のチェックは、画像データ
の転送や受信した画像データの解像度変換動作や実際の
記録動作等の画像情報に基づき記録に関連する動作を実
行する前または前記動作の非実行時すなわちソフトパワ
ーOFFの状態で行われるので、前記記録に関連する動
作の実行中はインク残量検知センサのチェックが行われ
ないことになり、中央演算処理装置(CPU)は前記イ
ンク残量検知センサのチェックに拘束されず、記録に関
連する動作の実行に専念できる。よって記録に要する時
間を最小とし、記録のスループットを向上することがで
きる。
【0099】以上述べた実施例においてはフォトインタ
ラプタ方式のインク吐出検知装置を用いた場合について
説明したが、これに限らず、前述の反射型フォトセンサ
ーを用いて記録媒体に記録されたインク吐出異常検出用
のマークを検出することによりインクの吐出異常を検知
する装置にも適用可能である。上記反射型フォトセンサ
ーでは、記録紙上の白紙の部分からの反射光の強度を出
力Highとし、前記インクの吐出異常検出用のマーク
のインクの黒色部からの反射光の強度を出力Lowとす
ることによってインクの吐出異常を検知する。
【0100】すなわち、反射型フォトセンサーの対向部
を白い部材で構成しておけば、発光素子を発光させる代
りにインク検知センサーとしての反射型のフォトセンサ
ーを作動させ、対向部材からの反射光の強度を測定す
る。その値が所定の閾値以下である場合は前記マークが
記録されていないにもかかわらずフォトセンサーの出力
が低いことを示しているから、フォトセンサーに異物が
付着する等の動作不良が生じていることを知ることがで
き、対応することができる。
【0101】尚、本発明に係る記録装置の形態として
は、上述のようなファクシミリ装置の形態の他、ワード
プロセッサやコンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるプリンタの形態
や、リーダ等と組み合わせた複写装置の形態を採るもの
であってもよい。
【0102】図14は本発明の記録装置をワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
【0103】図中、501は装置全体の制御を行なう制
御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/Oポ
ートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力した
り、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御を
行なっている。502はディスプレイ部で、この表示画
面には各種メニューや文書情報及びイメージリーダ50
7で読み取ったイメージデータ等が表示される。503
はディスプレイ部502上に設けられた透明な感圧式の
タッチパネルで、指等によりその表面を押圧することに
より、ディスプレイ部502上での項目入力や座標位置
入力等を行なうことができる。
【0104】504はFM(Frequency Mo
dulation)音源部で、音楽エディタ等で作成さ
れた音楽情報をメモリ部510や外部記憶装置512に
デジタルデータとして記憶しておき、それらメモリ等か
ら読み出してFM変調を行なうものである。FM音源部
504からの電気信号はスピーカ部505により可聴音
に変換される。プリンタ部506はワードプロセッサ、
パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置
の出力端末として、本発明に係る記録装置が適用された
ものである。
【0105】507は原稿データを光電的に読取って入
力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設け
られており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他、各種原
稿の読み取りを行なう。508はイメージリーダ部50
7で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送られ
てきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシミ
リ送受信部であり、外部とのインターフェース機能を有
する。509は通常の電話機能や留守番電話機能等の各
種電話機能を有する電話部である。
【0106】510はシステムプログラムやマネージャ
プログラムおよびその他のアプリケーションプログラム
等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、外
部記憶装置512からロードされたアプリケーションプ
ログラムや文字情報を記憶するためのRAM、さらには
ビデオRAM等を含むメモリ部である。
【0107】511は文書情報や各種コマンド等を入力
するキーボード部である。512はフロッピィディスク
やハードディスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、
この外部記憶装置512には文字情報や音楽あるいは音
声情報,ユーザのアプリケーションプログラム等が格納
される。
【0108】図15は、図14に示す情報処理装置の外
観図である。図中、601は液晶等を利用したフラット
パネルディスプレイで、各種メニューや図形情報および
文書情報等を表示する。このディスプレイ601上には
タッチパネルが設置されており、このタッチパネルの表
面を指等で押圧することにより座標入力や項目指定入力
を行うことができる。602は装置が電話機として機能
するときに使用されるハンドセットである。
【0109】キーボード603は本体と脱着可能にコー
ドを介して接続されており、各種文字情報や各種データ
入力を行うことができる。また、このキーボード603
には各種機能キー604等が設けられている。605は
フロッピィディスクの挿入口である。
【0110】607はイメージリーダ部で読み取られる
原稿を載置する用紙載置部で、読み取られた原稿は装置
後部より排出される。またファクシミリ受信等において
は、インクジェットプリンタ606により記録される。
【0111】なお、上記ディスプレイ601はCRTで
もよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプレイ等
のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加え軽量
化が図れるからである。上記情報処理装置がワードプロ
セッサとして機能する場合、図14を参照しながら説明
すると、キーボード部511から入力された文字情報が
制御部501により文書処理プログラムに従って処理さ
れ、プリンタ部506に画像として出力される。
【0112】上記情報処理装置がパーソナルコンピュー
タとして機能する場合、キーボード部511から入力さ
れた各種データが制御部501によりアプリケーション
プログラムに従って計算処理され、プリンタ部506に
計算結果が画像として出力される。
【0113】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してファクシミリ送受信部508か
ら入力したファクシミリ情報が制御部501により所定
のプログラムに従って受信処理され、プリンタ部506
に受信画像として出力される。
【0114】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部507によって原稿を読取り、読み取られ
た原稿データが制御部501を介してプリンタ部506
に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ装置
の送信機として機能する場合、イメージリーダ部507
によって読み取られた原稿データは、制御部501によ
り所定のプログラムに従って送信処理された後、ファク
シミリ送受信部508を介して通信回線に送信される。
【0115】なお、上述した情報処理装置は図16に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図15と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付した。
【0116】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を得ることができるため、上記情報処理装置の機能を
さらに向上させることが可能となる。
【0117】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても良いし、1つの機器からなる装
置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置
にプログラムを供給することによって実施される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
に係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成す
ることになる。そして、該記憶媒体からそのプログラム
をシステム或は装置に読み出すことによって、そのシス
テム或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0118】また、以上の実施形態では、インク残量検
知スイッチを用いているが、本発明はこれによって限定
されるものではなく、例えば、装置のサービスマンや装
置利用者が設定するソフトスイッチを用いても良い。
【0119】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
インクの吐出状態の判断に用いるセンサの動作不良を適
切に判断することができ、インクの吐出状態を判断する
際の誤検知や、センサの動作不良に基づく誤検知が低減
され、信頼性の高い記録装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファクシミリ装置の断面図で
ある。
【図2】インクジェット記録部の構成を示す概略斜視図
である。
【図3】記録ヘッドの構成を説明するための斜視図であ
る。
【図4】フォトインタラプタ方式のインク検知センサー
の拡大斜視図である。
【図5】本発明を適用したファクシミリ装置の主要構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用したファクシミリ装置の制御構成
を示すブロック図である。
【図7】インク検知センサの電気的構成を示すブロック
図である。
【図8】第1の実施形態におけるインク残量検知及びイ
ンク検知手段の動作不良検知動作を示すフローチャート
である。
【図9】第2の実施形態におけるインク残量検知及びイ
ンク検知手段の動作不良検知動作を示すフローチャート
である。
【図10】第3の実施形態におけるインク残量検知及び
インク検知手段の動作不良検知動作を示すフローチャー
トである。
【図11】第4の実施形態におけるインク残量検知及び
インク検知手段の動作不良検知動作を示すフローチャー
トである。
【図12】第5の実施形態におけるインク残量検知及び
インク検知手段の動作不良検知動作を示すフローチャー
トである。
【図13】第5の実施形態におけるインク残量検知及び
インク検知手段の動作不良検知動作を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の記録装置を情報処理装置に適用した
場合の概略構成を示すブロック図である。
【図15】情報処理装置の外観図である。
【図16】情報処理装置の他の例を示す外観図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 12 記録紙 44 フォトインタラプタ式インク検知センサー 44a 発光素子 44b 受光素子 61 CPU 68 表示部 221 キャリッジホームセンサ 224 制御部 225 CPU 226 ROM 227 RAM 244 インク残量検知センサ 244a 発光素子(赤外線LED) 244b 受光素子(フォトトランジスタ) 258 操作パネル 259 LCD 283 コンパレータ 284 パルス幅計数部

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する記録ヘッドを用いて記
    録媒体に記録を行う記録装置であって、 光を発する発光素子と、前記発光素子が発する光を受光
    するための受光素子とからなるセンサであって、該セン
    サの動作状態において、前記発光素子の発光と前記受光
    素子による受光とを行うとともに、前記発光素子と前記
    受光素子との間で形成される光軸が遮断されたか否かに
    応じた信号を出力するセンサと、 前記センサを動作状態としてから前記センサの出力安定
    化のために定めた時間を経過した後に前記センサの出力
    の監視を開始し、前記センサの出力の監視を停止した後
    に前記センサを非動作状態とする制御手段と、 前記制御手段による前記センサの出力の監視の開始から
    監視の停止までの間に前記記録ヘッドから前記光軸に対
    してインクの吐出を行わせ、前記センサの出力する信号
    に基づいて前記記録ヘッドにより前記インクが正常に吐
    出されたか否かを判断する吐出状態判断手段と、 所定のタイミングにおいて、前記記録ヘッドによるイン
    クの吐出を行わない状態で前記制御手段により前記セン
    サの出力を監視するとともに、前記制御手段による前記
    センサの出力の監視の開始から監視の停止までの間の前
    記センサが出力する信号に基づき、前記センサの動作状
    態を判断する判断手段と、 を有し、前記判断手段は、前記光軸が遮断されたことを
    示す信号を前記センサが出力した場合に、前記センサの
    動作不良であると判断することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 時間を計時するタイマを有し、前記所定
    のタイミングは、前記タイマが所定の時間を計時する毎
    のタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のタイミングは、前記記録装置
    の電源が入力された後、所定時間が経過したタイミング
    であることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドはインクを収容するタン
    クを一体に備え、装置に着脱可能なヘッドカートリッジ
    であって、前記所定のタイミングは、前記ヘッドカート
    リッジが記録装置本体に装着されたことを検知したこと
    に基づくタイミングであることを特徴とする請求項1記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のタイミングは、前記吐出状態
    判断手段により前記記録ヘッドによりインクが正常に吐
    出されたか否かを判断する動作を後に実行することが予
    定されている場合における所定のタイミングであること
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記判断手段が前記センサの動作不良で
    あると判断したことを報知するための報知手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記センサは、前記受光素子が受光した
    結果に応じて出力する電圧値を所定の閾値と比較し、比
    較結果に応じた時間幅の信号を出力する比較手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記判断手段は、前記比較手段による信
    号の時間幅に基づいて前記センサが正常に動作している
    かどうかを判断することを特徴とする請求項7に記載の
    記録装置。
  9. 【請求項9】 前記発光素子は発光ダイオードであり、 前記受光素子はフォトトランジスタであることを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記報知手段は、メッセージを表示す
    る表示手段を含むことを特徴とする請求項5に記載の記
    録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体の各ページ毎の記録終了
    後に、前記制御手段および前記吐出状態判断手段によ
    り、前記記録ヘッドのインクの吐出状態の判断を行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記吐出状態判断手段によりインクが
    正常に吐出されないと判断された場合には、前記記録ヘ
    ッドによる記録動作を停止し、前記記録動作で用いた記
    録データを保持するよう制御する記録制御手段をさらに
    有することを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出するものであることを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれかに記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 原稿画像を読み取るリーダ部と、通信
    回線を介してファクシミリ信号の送受信を行う送受信部
    とを備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれ
    かに記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 インクを吐出して記録媒体に記録を行
    う記録ヘッドと、 光を発する発光素子と、前記発光素子が発する光を受光
    するための受光素子とからなるセンサであって、該セン
    サの動作状態において、前記発光素子の発光と前記受光
    素子による受光とを行うとともに、前記発光素子と前記
    受光素子との間で形成される光軸が遮断されたか否かに
    応じた信号を出力するセンサと、を有する記録装置の制
    御方法であって、 前記センサを動作状態としてから前記センサの出力安定
    化のために定めた時間を経過した後に前記センサの出力
    の監視を開始する監視開始工程と、 前記監視開始工程の後、前記センサの出力の監視を停止
    した後に前記センサを非動作状態とする監視停止工程
    と、からなり、 前記センサにより前記記録ヘッドのインクが正常に吐出
    されたか否かを判断するときは、前記監視開始工程にお
    いて前記センサの出力の監視の開始から、前記監視停止
    工程において前記センサの出力の監視を停止までの間に
    前記記録ヘッドから前記光軸に対してインクの吐出を行
    わせ、前記センサの出力する信号に基づいて前記記録ヘ
    ッドにより前記インクが正常に吐出されたか否かを判断
    し、 所定のタイミングにおいて、前記センサの動作不良を判
    断するときは、前記監視開始工程において前記センサの
    出力の監視の開始から、前記監視停止工程において前記
    センサの出力の監視を停止までの間に前記記録ヘッドに
    よる前記光軸に対するインクの吐出を行わせず、前記光
    軸が遮断されたことを示す信号を前記センサが出力した
    場合に、前記センサの動作不良であると判断することを
    特徴とする制御方法。
  16. 【請求項16】 前記所定のタイミングは、時間を計時
    するタイマが所定の時間を計時する毎のタイミングであ
    ることを特徴とする請求項15に記載の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記センサの動作不良を報知する工程
    をさらに備えることを特徴とする請求項15または16
    に記載の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出するものであることを特徴とする請
    求項15乃至17のいずれかに記載の制御方法。
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