JPH0970962A - インクジェット記録装置およびファクシミリ装置 - Google Patents

インクジェット記録装置およびファクシミリ装置

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JPH0970962A
JPH0970962A JP7231275A JP23127595A JPH0970962A JP H0970962 A JPH0970962 A JP H0970962A JP 7231275 A JP7231275 A JP 7231275A JP 23127595 A JP23127595 A JP 23127595A JP H0970962 A JPH0970962 A JP H0970962A
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JP
Japan
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carriage
inkjet recording
recording
ink jet
lid
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JP7231275A
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English (en)
Inventor
Katsumi Obana
克己 小花
Keizo Sasai
敬三 笹井
Hiroshi Ogushi
大櫛  博
Takeshi Kono
健 河野
Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
Atsushi Saito
篤 斉藤
Fumihiko Nakamura
中村  文彦
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットカートリッジの交換後に所定
の待機位置にキャリッジが自動的に復帰するインクジェ
ット記録装置を提供する。 【解決手段】 インクジェットカートリッジ5を交換す
るためにカバーを開放するとカバーが開放されたことが
検知されて、記録待機位置Lにあるインクジェットカー
トリッジ5はキャリッジの移動に伴いカートリッジ交換
ポジションMまで移動する。これにより操作者は容易に
インクジェットカートリッジ5を交換することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置、およびこのインクジェット記録装置を備えたファ
クシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録方式を採用し
たファクシミリ装置を図10を参照して説明する。先ず
読取部の構成について説明すると、原稿積載トレイ81
に画像面を下にして積載された原稿82は原稿幅ガイド
83によって幅方向の位置決めがなされ、操作パネル8
4等からのコマンドによって原稿の読取動作が開始され
る。原稿82は予備搬送ローラ85aおよび予備搬送押
圧片85bによって捌かれて予備搬送が行われ、分離ロ
ーラ86aと分離押圧片86bによって1枚ずつ分離搬
送される。そして原稿82は原稿搬送ローラ87a,8
7bによって読取位置に搬送され、読取手段である光電
変換センサー88によって画像が読み取られる。画像読
取後の原稿82は、原稿排出ローラ対89a,89bに
よって搬送され、カバー90およびその隙間90aに一
端91aを差し込んで固定された原稿排出トレイ91に
よって構成される排出部に排出され、積載される。上記
原稿排出トレイ91は、原稿読取動作に先立って使用者
が、カバー90の隙間90aに差し込んで固定する必要
がある。
【0003】次に記録部の構成について説明すると、装
置本体の下部に装着されたカセット92内に積載収納さ
れた複数枚の記録紙93は、給紙ローラ94によって最
上側より1枚ずつ繰り出される。上記記録紙93は搬送
ローラ95によって更にシート搬送方向下流側に搬送さ
れ、一時的に停止しているプラテンローラ96に搬送さ
れる。このプラテンローラ96は、記録紙93の先端部
をローラ対のニップ部に突き当てて斜行を補正すると共
に、記録手段における記録紙93の搬送速度を決定する
ものである。記録手段は、記録ヘッドとインクタンクと
を一体にしたディスポーザブルタイプのインクジェット
カートリッジ97が用いられており、該インクジェット
カートリッジ97はキャリッジ98に搭載されて記録紙
が搬送される幅走査方向に対して直角の主走査方向に往
復走査される。上記インクジェットカートリッジ97は
プラテンローラ96によって搬送された記録紙93に画
像情報に応じてインクを吐出して記録を行なう。画像記
録後の記録紙93は、送りローラ対99a,99bによ
って搬送され排出ローラ対100a,100bによって
搬送されて記録紙排出トレイ101上に排出され積載さ
れる。
【0004】ここで、上記インクジェットカートリッジ
97のインク残量の低下、インクの不吐出や記録紙93
のジャム(紙詰まり)等が生じて該カートリッジ97を
交換する場合の操作について図11を参照して説明す
る。使用者は、先ず図10に原稿排出トレイ91をカバ
ー90より取り外し、次いでカバー90をヒンジ90b
を中心に回転させて取り外す。この時、記録部の上方が
開放され、空間部102が形成されてインクジェットカ
ートリッジ97を矢印方向に引き出して新たなインクジ
ェットカートリッジ97を装着する。そして、上記カバ
ー90をヒンジ90bを中心に手前側(図面左側)に回
転させて記録部を閉鎖した後、隙間90aに原稿排出ト
レイ91を差し込んで操作を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
記録を行っていない間、インクジェットカートリッジ9
7を搭載したキャリッジ98は通常、ホームポジション
と呼ばれる記録待機位置にあり、インクジェットカート
リッジ97のインク吐出口部は、溶媒の蒸発によるイン
クの増粘、異物の混入を避けるために弾性材料からなる
キャップにより封止され外気から遮断される。この待機
位置はキャリッジ98が往復移動する主走査方向の端部
にあるため、前記カバー90をヒンジ90bを中心に回
転させて記録部の上方を開放して操作者が待機位置にあ
るインクジェットカートリッジ97を変換する場合に操
作がしづらい場合がある。一方、前記従来例の記録装置
に加えて、大量にインクを吐出して高温になったインク
ジェットカートリッジ97に操作者が誤って触れること
ができないようにするために記録装置本体の一部により
前記待機位置上方を覆うように構成した場合、前記カバ
ー90を開放してもインクジェットカートリッジ97上
方が露出していないためこの位置でのカートリッジの交
換が容易ではない。
【0006】また、上記従来例において、インクジェッ
トカートリッジ97を交換後、操作者がインクジェット
カートリッジ97を前記待機位置に復帰させずに長時間
放置した場合、インク吐出口部が長時間外気に触れるこ
とになり、前述のインクの増粘や異物の混入が生じてイ
ンクの不吐出が生じるおそれがある。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであって、インクジェットカートリッジ等のインク
ジェット記録手段の交換操作が容易であり、交換後にイ
ンクジェット記録手段が所定の待機位置に容易に復帰し
得るインクジェット記録装置およびファクシミリ装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、記録媒体に対してインクを吐出して記録を行うイ
ンクジェット記録手段を用いて記録を行うインクジェッ
ト記録装置であって、前記インクジェット記録手段を搭
載して往復走査可能なキャリッジを内部に備えたインク
ジェット記録装置本体と、搭載された前記インクジェッ
ト記録手段の少なくとも一部を操作者が交換するときに
前記インクジェット記録装置内を露出させるために前記
インクジェット記録装置本体に開閉可能に設けられた蓋
部と、前記蓋部の開閉を検知する蓋部検知手段と、前記
蓋部検知手段が前記蓋部が開放されたことを検知したと
き、前記キャリッジを所定の待機位置から、前記キャリ
ッジに搭載される前記インクジェット記録手段の少なく
とも一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動さ
せ、その後、前記蓋部検知手段が前記蓋部が閉じられた
ことを検知したとき、前記キャリッジを前記所定の待機
位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録装置手段を搭載して往復走査可能な
キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
と、搭載された前記インクジェット記録手段の少なくと
も一部を操作者が交換するときに前記インクジェット記
録装置内を露出させるために前記インクジェット記録装
置本体に開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部の開閉
を検知する蓋部検知手段と、前記蓋部検知手段が前記蓋
部が開放されたことを検知したとき、前記キャリッジを
所定の待機位置から前記キャリッジに搭載される前記イ
ンクジェット記録手段の少なくとも一部を操作者が交換
可能な所定の位置まで移動させるキャリッジ移動制御手
段とを備えることを特徴とするインクジェット記録装置
が提供される。
【0010】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な可能
なキャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本
体と、搭載された前記インクジェット記録手段の少なく
とも一部を操作者が交換するときに前記インクジェット
記録装置内を露出させるために前記インクジェット記録
装置本体に開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部の開
閉を検知する蓋部検知手段と、前記インクジェット記録
手段の少なくとも一部を操作者が交換可能な位置に前記
キャリッジがあるときに前記蓋部検知手段が前記蓋部が
閉じられたことを検知したとき、前記キャリッジを所定
の待機位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置が提
供される。
【0011】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
えるための指示手段と、前記指示手段に指示が与えられ
たことを検知したとき、前記キャリッジを所定の待機位
置から、前記キャリッジに搭載される前記インクジェッ
ト記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可能な所定
の位置まで移動させ、その後、再び前記指示手段に指示
が与えられたことを検知したとき、前記キャリッジを前
記所定の待機位置まで移動させるキャリッジ移動制御手
段とを備えることを特徴とするインクジェット記録装置
が提供される。
【0012】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
えるための指示手段と、前記指示手段に指示が与えられ
たことを検知したとき、前記キャリッジを所定の待機位
置から、前記キャリッジに搭載される前記インクジェッ
ト記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可能な所定
の位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段とを備え
ることを特徴とするインクジェット記録装置が提供され
る。
【0013】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
操作者が指示を与えるための指示手段と、前記インクジ
ェット記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可能な
位置に前記キャリッジがあるときに前記指示手段に指示
が与えられたことを検知したとき、前記キャリッジを所
定の待機位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段
と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置
が提供される。
【0014】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を操作者
が交換可能な位置に前記キャリッジがあるときに記録開
始信号が出力されたとき、前記キャリッジを所定の待機
位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、を備え
ることを特徴とするインクジェット記録装置が提供され
る。
【0015】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
体に開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部の開閉を検
知する蓋部検知手段と、前記蓋部検知手段が前記蓋部が
開放されたことを検知したとき、前記キャリッジを所定
の待機位置から、前記キャリッジに搭載される前記イン
クジェット記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可
能な所定の位置まで移動させ、さらに、前記蓋部検知手
段が前記蓋部が開放されたことを検知してから所定時間
が経過したとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置
まで移動させるキャリッジ移動制御手段とを備えること
を特徴とするインクジェット記録装置が提供される。
【0016】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
体に開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部の開閉を検
知する蓋部検知手段と、前記蓋部検知手段が前記蓋部が
開放されたことを検知してから所定時間が経過したと
き、前記キャリッジを所定の待機位置まで移動させるキ
ャリッジ移動制御手段とを備えることを特徴とするイン
クジェット記録装置が提供される。
【0017】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
えるための指示手段と、前記指示手段に指示が与えられ
たことを検知し、前記指示に基づき、前記キャリッジを
所定の待機位置から、前記キャリッジに搭載される前記
インクジェット記録手段の少なくとも一部を操作者が交
換可能な所定の位置まで移動させ、さらに、前記指示手
段に指示が与えられたことを検知してから所定時間が経
過したとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置まで
移動させるキャリッジ移動制御手段とを備えることを特
徴とするインクジェット記録装置が提供される。
【0018】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
えるための指示手段と、前記指示手段に指示が与えられ
たことを検知してから所定時間が経過したとき、前記キ
ャリッジを所定の待機位置まで移動させるキャリッジ移
動制御手段と、を備えることを特徴とするインクジェッ
ト記録装置が提供される。
【0019】また、本発明により、記録媒体に対してイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段を用
いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記
インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能なキャ
リッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体と、
搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
体に開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部の開閉を検
知する検知手段と、搭載された前記インクジェット記録
手段の少なくとも一部の交換動作を操作者が行うに際し
て操作者が指示を与えるための指示手段と、前記検知手
段が前記蓋部が開放されたことを検知したとき、前記キ
ャリッジを所定の待機位置から、前記キャリッジに搭載
される前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を
操作者が交換可能な所定の位置まで移動させ、前記指示
手段に指示が与えられたとき、前記キャリッジを所定の
待機位置から、前記キャリッジに搭載される前記インク
ジェット記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可能
な所定の位置まで移動させ、前記インクジェット記録手
段の少なくとも一部を操作者が交換可能な位置に前記キ
ャリッジがあるときに前記検知手段が前記蓋部が閉じら
れたことを検知したとき、前記キャリッジを前記所定の
待機位置まで移動させ、前記インクジェット記録手段の
少なくとも一部を操作者が交換可能な位置に前記キャリ
ッジがあるときに前記指示手段に指示が与えられたと
き、前記キャリッジを前記所定の待機位置まで移動さ
せ、前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を操
作者が交換可能な位置に前記キャリッジがあるときに記
録開始信号が出力されたとき、前記キャリッジを前記所
定の待機位置まで移動させ、前記検知手段が前記蓋部が
開放されたことを検知してから所定時間が経過したと
き、前記キャリッジを前記所定の待機位置まで移動さ
せ、前記指示手段に指示が与えられてから所定時間が経
過したとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置まで
移動させるキャリッジ移動制御手段とを備えることを特
徴とするインクジェット記録装置が提供される。
【0020】また、本発明により、上記インクジェット
記録装置と、原稿画像読取手段と、外部機器との通信手
段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置が提供
される。
【0021】
【発明の実施の形態】以上の構成によれば、インクジェ
ット記録手段を交換する際に、操作者による交換が可能
な位置までキャリッジが移動するため、交換操作が容易
であり、また交換後のインクジェット記録手段を自動的
に所定の待機位置に復帰させることができる。
【0022】以下、本発明に係るインクジェット記録装
置の実施例について図面を参照して説明する。尚、本実
施例はファクシミリ装置に適用した場合について説明す
る。図1は本発明を適用したファクシミリ装置の断面
図、図2は記録部の要部を示す斜視図である。
【0023】(第1の実施形態)まず図1を参照してフ
ァクシミリ装置の概略構成について説明する。図1にお
いて、Aは原稿を光学的に読み取る読取ユニット、Bは
インクジェット記録装置である記録ユニット、Cはシー
トカセットとこれに積載された記録紙等のシートを分離
して記録ユニットBに供給する給紙ユニットである。
【0024】まず記録紙Pの流れについての説明する。
記録紙搬送経路は矢印Gで示す通りである。即ち、給紙
ユニットCの給紙ケース1に積載された記録紙Pは、給
紙ローラ2およびリタードローラ3によりピックアップ
され、給紙ローラ2によって記録ユニットBに送り込ま
れる。
【0025】記録ユニットBにおいては、記録手段とし
ての記録ヘッド5により記録が行われ、装置内をある程
度の距離だけ搬送した後、排出手段としての排紙ローラ
6によって排紙積載手段としての排紙スタッカ7に排出
積載される。
【0026】それでは、上記給紙ユニットCと記録ユニ
ットBの具体的な構成について説明する。
【0027】まず給紙ユニットCについて説明する。図
1において、1は記録紙Pを複数枚積載収納する給紙カ
セットである。この給紙ケース1内には記録紙Pを積載
する中板4を装備している。この中板4は後述する給送
ローラ2と対向配置されている中板バネ10により裏面
より上方に付勢されている。上記中板4は、給紙待機時
においてはカムなどにより下方へ押圧され記録紙Pが少
なくなったり無くなった時には容易に記録紙Pを補充可
能な構造である。
【0028】一方、記録信号を検知し、給紙動作を開始
する時は、カム等による中板4の下方押圧が解除され、
記録紙Pは給紙ローラ2によってピックアップされる。
3はリタードローラで上記給紙ローラ2と対向する位置
にあり、中板4と連動して位置を変える。給紙動作を行
う時は、給紙ローラ2に付勢されており、上記給紙ロー
ラ2でピックアップされた記録紙PをJ部で給紙ローラ
2との協働作用によって最上側の1枚のみを分離給送す
る。分離給送された記録紙Pは給送ローラ2に十分巻き
付くように挟持しながら後述する記録ユニットBに搬送
される。
【0029】次に記録ユニットBの記録部の具体的な構
成について図2を参照して説明する。図2において、本
実施例のインクジェットカートリッジ5は、インクタン
クを内蔵するとともにインクジェットヘッドを備え、イ
ンクが無くなった時に記録ヘッド毎新品と交換し得るカ
ートリッジ式である。
【0030】但し、これは一例であって本発明のインク
ジェット記録手段としては、インクジェットヘッドとイ
ンクタンクを分離可能に一体に備え、必要に応じてイン
クジェットヘッドのみ、あるいはインクタンクのみを交
換し得るように構成してもよい。
【0031】本実施例で用いるインクジェットカートリ
ッジ5はモノクロ専用のカートリッジあるいはカラー専
用のカートリッジとすることができ、どちらも適宜交換
可能であって、例えばモノクロ専用のカートリッジは解
像度が360DPIであり、128個のノズル(吐出
口)を1列に配したノズル列を持ち、ノズル内に設けた
電気熱変換素子の発熱によってインク中に生じた膜沸騰
の圧力によってノズル先端の吐出口よりインクを吐出す
るものである。
【0032】一方、カラー専用カートリッジのヘッドは
黒部のノズルとカラー部のノズルが分かれて配設されて
おり、黒部のヘッドは64個のノズルを有し、カラー部
のヘッドはシアン、マゼンタ、イエローの3色にそれぞ
れ24個ずつのノズルを有しており、それぞれのノズル
を1列に配した構造になっている。吐出方法は詳細は、
後に述べるがモノクロ専用カートリッジと同じである。
又、このカラー専用のカートリッジは、黒インク用とカ
ラーインク用とで2つのインクタンクを持ち、それぞれ
独立してインクタンクを交換することが可能な構造にす
ることができる。
【0033】15はインクジェットカートリッジ5を精
度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向(副走査方
向、矢印G方向)とは直交する方向、砂割主走査方向
(矢印H方向)に往復移動させるためのキャリッジであ
り、ガイド棒16と突き当て部15aにより摺動自在に
保持されている。上記キャリッジ15の往復移動は、図
示しないキャリッジモータによって駆動されるプーリ1
7およびタイミングベルト18によって行われ、この際
にインクジェットカートリッジ5に与える記録信号およ
び電力は、フレキシブルケーブル19によって装置本体
の電気回路より供給されている。
【0034】また、20はインク受け手段として機能す
るキャップであり、上記キャリッジ15が所定の待機す
る位置(ホームポジション)に対応して配置され、必要
に応じて上下し、上昇時はインクジェットカートリッジ
の5のインク吐出口部に密着して覆ってインクの蒸発や
ゴミの付着を防止する。
【0035】本実施例においては、インクジェットカー
トリッジ5とキャップ20とを相対的に対向した位置と
なるように位置決めするために、装置本体に設けられた
キャリッジホームセンサ21とキャリッジ15に設けら
れた遮光板15bが用いられている。上記キャリッジホ
ームセンサ21は透過型のフォトインタラプタが用いら
れ、キャリッジ15が移動して待機位置まで移動した時
に、キャリッジホームセンサ21の一部から照射された
光が遮光板15bによってその透過がさえぎられること
を利用して、インクジェットカートリッジ5とキャップ
20とが相対的に対向した位置にあることを検知するも
のである。これによりキャリッジ15を移動して所定の
待機位置にセットすることができる。
【0036】記録紙Pは図中下側より上方へ給紙され、
給紙ローラ2および紙ガイド22によって水平方向に曲
げられて、矢印G方向(副走査方向)に搬送される。給
紙ローラ2および排紙ローラ6は、それぞれ図示しない
モータによって駆動され、必要に応じてキャリッジ15
の往復移動と連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に
搬送する。23は拍車であり、撥水性の高い材料で作ら
れ、記録紙面と刃状の円周部のみで記録紙Pに接触す
る。この拍車23は上記排紙ローラ6に対向する位置
で、図示しない軸受部材により主走査方向に所定長離間
して複数箇所に配設されており、記録直後の記録紙上の
未定着画像に接触しても画像に影響を与えずに記録紙P
をガイドし搬送するよう構成されている。
【0037】フォトセンサ8は、上記キャップ20と記
録紙Pの紙端との間にインクジェットカートリッジ5の
ノズル列に対向した位置に配置され、インクジェットカ
ートリッジ5のノズルより吐出されるインク滴を直接光
学的に検知する透過形フォトインタラプタであり、イン
クジェットカートリッジ5のインク無しを出力から判断
できるようになっている。本実施例で用いているフォト
センサ8は発光素子に赤外LED(発光ダイオード)を
用い、LED発光面にはレンズを一体成形し、受光素子
に向けて略平行を投射できる。受光素子にはフォトトラ
ンジスタが用いられ、受光素子の受光面にはモールド部
材により0.7mm×0.7mmの穴が光軸上に構成
し、受光素子と発光素子の間全域において検出範囲を高
さ方向の幅0.7mm、幅方向0.7mmに絞り込んで
いる。また、発光素子と受光素子とを結ぶ光軸はインク
ジェットカートリッジ5のノズル列と平行に配置され、
発光素子と受光素子の間隔はインクジェットカートリッ
ジ5のノズル列よりも広く、光軸とインクジェットカー
トリッジ5のノズル列の位置が一致させると、インクジ
ェットカートリッジ5の各ノズルから吐出されるインク
滴は全て発光素子と受光素子の間の検出範囲を通過可能
な構成となっている。検出範囲をインク滴が通過するこ
とにより、インク滴が発光側からの光を遮り、受光素子
であるフォトトランジスタの出力の変化が得られる構成
になっている。
【0038】次に本実施例のファクシミリ装置の電気回
路主要部を図3に示すブロック図を参照して説明する。
図3において、24はキャリッジの移動制御を含む記録
装置全体を制御するための制御部であり、マイクロプロ
セッサ等のCPU25,該CPU25の制御プログラム
や各種データを記憶しているROM26,およびCPU
25のワークエリアとして使用され、各種データを一時
的に保存するためのRAM27等を有している。フォト
センサ8の出力はA/D変換回路28より数値化し、C
PU25にて解析可能な構成となっている。キャリッジ
モータ30はモータ駆動回路によるパルスステップ数に
よって回転角度制御可能なモータであり、キャリッジモ
ータ30とそのモータ駆動回路32、記録紙を搬送する
ための記録モータ31とそのモータ駆動回路33、読み
取る原稿を搬送するための読取モータ29とそのモータ
駆動回路34、キャリッジホームセンサ21も制御部2
4に接続している。さらに原稿画像を光学的に読み取る
読取センサ35、外部コンピュータからのプリンタとし
て記録命令を受付けるプリンタインタフェース37、公
衆電話回線からの受信データを受付ける回線制御回路3
8など画像データの入力装置すなわち外部機器との通信
手段も制御部24に接続しており、ファクシミリ送受信
およびコピー、外部コンピュータのプリンタとして機能
可能となっている。また、カバーセンサ64とカートリ
ッジ交換キー65aの出力はCPU25が検出すること
によりタイマー36が作動する。
【0039】次にインクジェットカートリッジ5の交換
操作について、図4の斜視図、図5の断面図および図6
に示すように前記制御部24が実行するインクジェット
カートリッジの交換動作のフローチャートを用いて説明
する。インクタンク内のインク残量低下等により前記イ
ンクカートリッジ5にインクの不吐出が生じたことは、
前記フォトセンサ8の発光素子と受光素子間の検出範囲
にインクジェットカートリッジ5のノズル列が対向する
位置にあるときにノズル列からインクを吐出させ、その
ときのフォトセンサ8の出力から知ることができる。そ
して、インクカートリッジの交換が必要であることを示
すインク無し警告表示は、表示板65bに表示される
(ステップS1)。尚、表示板65bは液晶ディスプレ
イあるいは発光ダイオードを用いたディスプレイ等によ
り構成することができる。
【0040】前記インクジェットカートリッジ5を交換
するために、まず使用者は図5に示すように蓋部として
のカバー61をヒンジ61Cを中心に矢印61a方向に
回転させて開放し、記録ユニットBの上方図3に示すM
部の上方に空間部63を形成する。64は蓋部検知手段
としてのカバーセンサであり、メカニカルスイッチ等に
より構成され、前記カバー61の開閉を検知する。図4
は図5に示すようにカバー61を開放した状態を示す斜
視図であり、開放したカバー61は省略して描いた図で
ある。通常インクジェットカートリッジ5は所定の待機
位置であるホームポジション、すなわち図4においては
装置本体正面向かって右側のL部で待機している。前記
インクジェットカートリッジ5が上記L部で待機してい
る場合は、使用者が容易にインクジェットカートリッジ
5に触れることができないようにするため、図4からも
明らかなように本体のカバー66の一部により待機位置
にあるインクジェットカートリッジ5の上部が覆われて
いる。これは、大量のインクを吐出した直後のインクジ
ェットカートリッジ5のヘッドが特にノズル数が多いヘ
ッドである場合、高温になることがあり、触れると危険
であるため容易に触れられないようにするためである。
本実施例によれば、蓋部としての前記カバー61を開放
するか(ステップS2でYes)、操作パネル65上に
設けられた例えば「CARTRIDGE OUT」と表
示されたカートリッジ交換キー65aを押下することに
より(ステップS3でYes)、前記インクジェットカ
ートリッジ5は制御部24から出力された駆動信号によ
り、モータ駆動回路33、キャリッジモータ30を介し
て駆動されるキャリッジ15の移動に伴い、操作者がカ
ートリッジを交換可能なポジションであるカートリッジ
交換ポジション、すなわち装置本体正面向かってほぼ中
央の図4に示す位置M部に移動する(ステップS6)。
ここで、キャリッジモータ30には、前記待機位置から
前記M部にキャリッジ15が移動するのに要する所定ス
テップ数の駆動パルスが制御部24から与えられる。一
方、前記記録カバー61の開放は前記カバーセンサ64
の出力変化に基づき、前述のCPU25により検知する
ことができ、カートリッジ交換キー65aの押下があっ
たことは同様にCPU25により検知することができ
る。ここで、M部はキャリッジの主走査方向の端部より
もインクジェットカートリッジの交換が容易な位置とし
て予め定められた位置であるとともに、前述のようにM
部の上方には空間部63が形成されているので操作者は
容易にインクカートリッジ5に触れることができ、イン
クジェットカートリッジ5を容易に交換することができ
る。但し、インクジェットカートリッジ5のヘッド温度
が高い場合は図示しない温度センサにより温度を検知す
ることで、インクカートリッジが前記交換ポジションへ
移動しないようにしてもよい。62はインクジェットカ
ートリッジ5をキャリッジ15から着脱するためのレバ
ーであり、インクジェットカートリッジ5が上記M部に
移動された後に矢印62a方向へ回転させると、インク
ジェットカートリッジ5が5a方向へ取り外せる構造に
なっている。
【0041】次に新しいインクジェットカートリッジ5
の取り付け方を説明する。前記レバー62を62a方向
へ回転させた状態で新しいインクジェットカートリッジ
5を5b方向へはめ込み、続いてレバー62を62b方
向へ回転させ、インクジェットカートリッジ5のキャリ
ッジ15への装着が完了する。
【0042】次に、インクジェットカートリッジ5を記
録待機状態にさせる方法について説明する。
【0043】前記インクジェットカートリッジの5のキ
ャリッジ15への装着が完了した後、カバー61を操作
者が閉じると、カバーセンサ64は閉じられたことを検
知し(ステップS7でYes)、制御部24に信号を送
出し、制御部24はこの信号に基づきキャリッジモータ
30をモータ駆動回路33を介して駆動し、キャリッジ
15をM部の位置から前記待機位置方向へ移動する。キ
ャリッジ15が所定の待機位置まで移動したことは前述
のようにキャリッジホームセンサ21により検知するこ
とができ、キャリッジ15の移動が停止する(ステップ
S11)。その後、インクジェットカートリッジ5のイ
ンク吐出口部はキャップ20によりキャッピングされ、
図示しない吸引ポンプ等によりインクの吸引排出動作が
行われた後、記録待機状態となる。したがって、記録が
開始されるまでの間、インクジェットカートリッジ5の
インク吐出口部(ノズル列)がキャップ20により外気
から遮断されているので、インク吐出口部におけるイン
クの増粘やインクの固着、異物の混入などを防止するこ
とができ、その後の記録動作を確実に行うことができ
る。そして、表示板65bに表示されていたインク無し
警告表示は解除される(ステップS12)。
【0044】一方、仮りにカバー61が閉じられたこと
が検知されない場合であっても、カートリッジ交換キー
65aが押下されたことを制御部24が検知すると(ス
テップS8でYes)、同様にキャリッジ15を記録待
機位置へ移動させる(ステップS11)。
【0045】また、本実施例によれば、記録開始信号が
出力された場合にも、制御部24はこの信号が出力され
たことを検知して(ステップS9でYes)、同様にキ
ャリッジ15を記録待機位置へ移動させる(ステップS
11)。
【0046】また、本実施例によれば、ステップS2で
カバー61が開放されたことまたはカートリッジ交換キ
ー65aが押下されたことを制御部24が検知すると、
タイマー36の計時が開始される(ステップS4および
ステップS5)。そして、カバー61が閉じられたり、
カートリッジ交換キー65aが再び押下されたり、記録
開始信号が出力されない場合であっても、前記タイマー
36の計時が開始されてから所定の時間が経過したこと
を制御部24が検知すると(ステップS10でYe
s)、制御部24は自動的にキャリッジ15を記録待機
位置まで移動させる(ステップS11)。このように、
本実施例によれば、インクジェットカートリッジ交換後
に種々の条件に応じて自動的にインクジェット記録手段
を記録待機位置へ復帰させることができる。
【0047】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施態様として、制御部24が実行する動作を示すフ
ローチャートであり、カバー61の開放を検知して(ス
テップS22でYes)、キャリッジ15が交換ポジシ
ョンMへ移動し(ステップS23)、カバー61が閉じ
られたことを検知して(ステップS24でYes)、キ
ャリッジ15が記録待機位置へ移動(ステップS25)
するように構成したものである。
【0048】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態として、制御部24が実行する動作を示すフ
ローチャートであり、カートリッジ交換キー65aが押
下されたことを検知し(ステップS32でYes)、同
時にタイマー36の計時を開始し(ステップS33)、
キャリッジ15が交換ポジションMへ移動し(ステップ
S34)、次にカートリッジ交換キー65aが押下され
たことを検知すると(ステップS35でYes)、キャ
リッジ15が記録待機位置へ移動(ステップS37)す
るように構成したものである。ここで、カートリッジが
交換された後、カートリッジ交換キー65aが押下され
なくてもタイマー36による計時が所定時間以上になっ
たことが検知されると(ステップS36)、制御部24
はキャリッジ15を駆動して記録待機位置へ移動させる
ようにしている(ステップS37)。
【0049】尚、以上述べた実施態様以外に以下に示す
ような種々の変形例が考えられる。
【0050】例えば、カバー61の開放を検知してキャ
リッジ15をカートリッジ交換ポジションMへ移動させ
た後、キャリッジ15を記録待機位置へ復帰させる操作
は、カートリッジ交換キー65aを押下することにより
行うこととしてもよい。
【0051】また、逆にカートリッジ交換キー65aの
押下を検知してキャリッジ15をカートリッジ交換ポジ
ションMへ移動させた後、キャリッジ15を記録待機位
置へ復帰させる操作は、カバー61を閉じたことを検知
することにより行うこととしてもよい。
【0052】さらに、前記第2の実施態様および第3の
実施態様におけるカートリッジの記録待機位置への復帰
動作を記録開始信号が出力されたことを検知することに
より行ってもよい。
【0053】また、カートリッジ交換ポジションMから
記録開始位置への復帰動作はカートリッジ交換後にカバ
ー61が閉じられたことやカートリッジ交換キー65a
が押下されたことを検知することにより行うのではな
く、単に、カバー61の開放やカートリッジ交換キー6
5aの押下により開始されたタイマー36の計時が所定
時間経過したときにのみ行うようにしてもよい。
【0054】また、図9は操作パネル65を拡大して示
す図であり、65cはカートリッジ交換キー65aを含
む操作パネル65上のすべてのキー群である。前記第1
の実施態様および第2の実施態様において、キャリッジ
15の記録待機位置への復帰動作はカートリッジ交換キ
ー65aを押下することにより行うこととしたが、操作
者がカートリッジを交換した後、操作パネル65上のキ
ー群65cのうちいずれかのキーを押下することにより
キャリッジ15が記録待機位置へ復帰することにしても
よい。
【0055】次に、本発明における記録手段として本実
施例のインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッド
の吐出原理について説明する。インクジェット記録装置
に適用される記録ヘッド部は、一般に微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路およびこの液路の一部に設けられ
るエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させ
る液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段と
を備え、交換可能である。
【0056】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いたもの、レーザ等の電磁波を照射して、そこにある液
体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐
出、飛翔させるようにしたもの、あるいは電気熱変換体
によって液体を加熱して液体を吐出させるようにしたも
の等がある。その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘッ
ド部は、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴を形成する
ための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列するこ
とができるために高解像力の記録をすることが可能であ
る。
【0057】また、電気熱変換体をエネルギー発生手段
として用いた記録ヘッド部は、記録ヘッド部として全体
的なコンパクト化も容易で、かつ、最近の半導体分野に
おける技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマ
イクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺区化お
よび面状化(2元化)が容易であること等から、マルチ
ノズル化、高密度実装化が容易で、しかも大量に生産性
よく、製造コストも安価なインクジェット記録用ヘッド
部を提供することが可能である。
【0058】このようにエネルギー発生手段に電気熱変
換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたイン
クジェット用記録ヘッド部は、一般には各インク吐出口
に対応した液路を設け、該液路ごとに該液路を満たす液
体に熱エネルギーを作用させて、対応するインク吐出口
から液体を吐出して飛翔用液滴を形成する手段としての
電気熱変換体が設けられ、各液路には、各液路に連通し
ている共通液室から液体が供給される構造となってい
る。なお、インク吐出部の製造方法について本出願人は
第1の基板上に少なくとも液路を形成するための固体層
と、少なくとも液路の壁の形成に利用する活性エネルギ
ー線硬化性材料層と、第2の基板を順次積層した後、該
第2の基板上にマスクを積層し、該マスクの上方から活
性エネルギー線を照射して、活性エネルギー線硬化性材
料層の少なくとも液路の壁を構成部分として硬化させ、
更に固体層と形成する方法を出願した(特開昭62−2
53457号公報参照)。
【0059】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット記録装置において優れた効果を
もたらすものである。
【0060】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0061】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0062】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても本発明
の効果は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よく行うことが出来るようになるからである。
【0063】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0064】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手
段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれ
とは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0065】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの等、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。
【0066】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0067】次に記録ユニットBで記録された記録紙P
が排出される具体的な構成を図1を用いて説明する。排
紙ローラ6で排出された記録紙Pは、前述したように排
紙スタッカ7に排出積載される。排紙スタッカ7は、ヒ
ンジK部を回転中心とする排紙補助トレイ9が設けられ
ており、使用する記録紙Pが長尺である場合に回転させ
て、排紙スタッカを記録紙排紙方向へ長くすることがで
きる。さらに排紙スタッカ7は、前記紙ケース1のカバ
ーを兼ねる構造になっている。
【0068】この排紙スタッカ7と排紙補助トレイ9に
は複数のリブ7a,9aが設けられている。そして、排
紙ローラ6により排出される記録紙Pはリブ7a,9a
上を摺動し、順次積載される。
【0069】次に原稿Sの流れについての説明をする。
原稿搬送路は矢印Fで示す通りである。図1において、
読取ユニットAの41は原稿積載トレイであり、原稿S
を画像面を下側にして積載する。原稿積載トレイ41に
積載された原稿Sは幅方向に移動可能なスライダ42に
よって位置決めが行われる。43は予備搬送押圧片で上
方から予備搬送バネ44により押圧され後述する分離ロ
ーラ46との協働作用により捌いて予備搬送する。45
は分離片であり、上方からADFバネ47によって分離
ローラ46を押圧し、分離片45と分離ローラ46との
協働作用により、前記予備搬送された原稿Sを下側から
1枚ずつ分離搬送する。さらに分離ローラ46は原稿S
を読取位置に搬送させる役割を兼ねている。
【0070】48は光電変換センサであり、上記分離ロ
ーラ46で搬送された原稿Sの画像を読み取る。49は
CSローラで上方よりCS押圧バネ50により、前記光
電変換センサ48の読取ラインにそって付勢されてお
り、分離搬送された原稿Sの画像を読取ラインに密着さ
せている。さらにCSローラ49は、原稿Sの副走査方
向の読取速度を決めると共に、読み終わった原稿Sを排
出する役割を兼ねている。
【0071】51は上記排出された原稿Sを積載する原
稿排紙トレイであり、本体に着脱可能な構造になってい
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェットカートリッジ等のインクジェット記録手
段の交換操作が容易となり、インクジェット記録手段の
交換後にインクジェット記録手段を所定の記録待機位置
に復帰させることができ、操作性を向上させることがで
きるとともに記録動作を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の断面図。
【図2】記録部の要部を示す斜視図。
【図3】本発明のファクシミリ装置の電気回路主要部を
示すブロック図。
【図4】本発明のファクシミリ装置の一例の斜視図。
【図5】本発明のファクシミリ装置の一例の断面図。
【図6】インクジェットカートリッジの交換に伴う動作
を示すフローチャート。
【図7】インクジェットカートリッジの交換に伴う動作
のさらに他の例を示すフローチャート。
【図8】インクジェットカートリッジの交換に伴う動作
のさらに他の例を示すフローチャート。
【図9】操作パネルを拡大して示す図。
【図10】従来のファクシミリ装置を説明するための
図。
【図11】インクジェットカートリッジ交換操作を説明
するための図。
【符号の説明】
A 読取ユニット B 記録ユニット C 給紙ユニット 5 インクジェットカートリッジ 8 フォトセンサ 15 キャリッジ 20 キャップ 21 キャリッジホームセンサ 24 制御部 30 キャリッジモータ 35 読取センサ 37 プリンタインタフェース 38 回線制御回路 61 カバー 64 カバーセンサ 65a カートリッジ交換キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 西ノ原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 斉藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中村 文彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
    置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
    体に開閉可能に設けられた蓋部と、 前記蓋部の開閉を検知する蓋部検知手段と、 前記蓋部検知手段が前記蓋部が開放されたことを検知し
    たとき、前記キャリッジを所定の待機位置から、前記キ
    ャリッジに搭載される前記インクジェット記録手段の少
    なくとも一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動
    させ、その後、前記蓋部検知手段が前記蓋部が閉じられ
    たことを検知したとき、前記キャリッジを前記所定の待
    機位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、を備
    えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
    置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
    体に開閉可能に設けられた蓋部と、 前記蓋部の開閉を検知する蓋部検知手段と、 前記蓋部検知手段が前記蓋部が開放されたことを検知し
    たとき、前記キャリッジを所定の待機位置から前記キャ
    リッジに搭載される前記インクジェット記録手段の少な
    くとも一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動さ
    せるキャリッジ移動制御手段と、を備えることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
    置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
    体に開閉可能に設けられた蓋部と、 前記蓋部の開閉を検知する蓋部検知手段と、 前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を操作者
    が交換可能な位置に前記キャリッジがあるときに前記蓋
    部検知手段が前記蓋部が閉じられたことを検知したと
    き、前記キャリッジを所定の待機位置まで移動させるキ
    ャリッジ移動制御手段と、を備えることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
    えるための指示手段と、 前記指示手段に指示が与えられたことを検知したとき、
    前記キャリッジを所定の待機位置から、前記キャリッジ
    に搭載される前記インクジェット記録手段の少なくとも
    一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動させ、そ
    の後、再び前記指示手段に指示が与えられたことを検知
    したとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置まで移
    動させるキャリッジ移動制御手段と、を備えることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
    えるための指示手段と、 前記指示手段に指示が与えられたことを検知したとき、
    前記キャリッジを所定の待機位置から、前記キャリッジ
    に搭載される前記インクジェット記録手段の少なくとも
    一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動させるキ
    ャリッジ移動制御手段と、を備えることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 操作者が指示を与えるための指示手段と、 前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を操作者
    が交換可能な位置に前記キャリッジがあるときに前記指
    示手段に指示が与えられたことを検知したとき、前記キ
    ャリッジを所定の待機位置まで移動させるキャリッジ移
    動制御手段と、を備えることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を操作者
    が交換可能な位置に前記キャリッジがあるときに記録開
    始信号が出力されたとき、前記キャリッジを所定の待機
    位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、を備え
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
    置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
    体に開閉可能に設けられた蓋部と、 前記蓋部の開閉を検知する蓋部検知手段と、 前記蓋部検知手段が前記蓋部が開放されたことを検知し
    たとき、前記キャリッジを所定の待機位置から、前記キ
    ャリッジに搭載される前記インクジェット記録手段の少
    なくとも一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動
    させ、さらに、前記蓋部検知手段が前記蓋部が開放され
    たことを検知してから所定時間が経過したとき、前記キ
    ャリッジを前記所定の待機位置まで移動させるキャリッ
    ジ移動制御手段と、を備えることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体に対してインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイン
    クジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
    置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
    体に開閉可能に設けられた蓋部と、 前記蓋部の開閉を検知する蓋部検知手段と、 前記蓋部検知手段が前記蓋部が開放されたことを検知し
    てから所定時間が経過したとき、前記キャリッジを所定
    の待機位置まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体に対してインクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイ
    ンクジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
    えるための指示手段と、 前記指示手段に指示が与えられたことを検知し、前記指
    示に基づき、前記キャリッジを所定の待機位置から、前
    記キャリッジに搭載される前記インクジェット記録手段
    の少なくとも一部を操作者が交換可能な位置まで移動さ
    せ、さらに、前記指示手段に指示が与えられたことを検
    知してから所定時間が経過したとき、前記キャリッジを
    前記所定の待機位置まで移動させるキャリッジ移動制御
    手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  11. 【請求項11】 記録媒体に対してインクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイ
    ンクジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
    えるための指示手段と、 前記指示手段に指示が与えられたことを検知してから所
    定時間が経過したとき、前記キャリッジを所定の待機位
    置まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、を備える
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 記録媒体に対してインクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録手段を用いて記録を行うイ
    ンクジェット記録装置であって、 前記インクジェット記録手段を搭載して往復走査可能な
    キャリッジを内部に備えたインクジェット記録装置本体
    と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部を操作者が交換するときに前記インクジェット記録装
    置内を露出させるために前記インクジェット記録装置本
    体に開閉可能に設けられた蓋部と、 前記蓋部の開閉を検知する検知手段と、 搭載された前記インクジェット記録手段の少なくとも一
    部の交換動作を操作者が行うに際して操作者が指示を与
    えるための指示手段と、 前記検知手段が前記蓋部が開放されたことを検知したと
    き、前記キャリッジを所定の待機位置から、前記キャリ
    ッジに搭載される前記インクジェット記録手段の少なく
    とも一部を操作者が交換可能な所定の位置まで移動さ
    せ;前記指示手段に指示が与えられたとき、前記キャリ
    ッジを所定の待機位置から、前記キャリッジに搭載され
    る前記インクジェット記録手段の少なくとも一部を操作
    者が交換可能な所定の位置まで移動させ;前記インクジ
    ェット記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可能な
    位置に前記キャリッジがあるときに前記検知手段が前記
    蓋部が閉じられたことを検知したとき、前記キャリッジ
    を前記所定の待機位置まで移動させ;前記インクジェッ
    ト記録手段の少なくとも一部を操作者が交換可能な位置
    に前記キャリッジがあるときに前記指示手段に指示が与
    えられたとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置ま
    で移動させ;前記インクジェット記録手段の少なくとも
    一部を操作者が交換可能な位置に前記キャリッジがある
    ときに記録開始信号が出力されたとき、前記キャリッジ
    を前記所定の待機位置まで移動させ;前記検知手段が前
    記蓋部が開放されたことを検知してから所定時間が経過
    したとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置まで移
    動させ;前記指示手段に指示が与えられてから所定時間
    が経過したとき、前記キャリッジを前記所定の待機位置
    まで移動させるキャリッジ移動制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記蓋部を開放したとき、前記所定の
    待機位置は前記インクジェット記録装置本体の一部によ
    り部分的に覆われていることを特徴とする請求項1乃至
    12のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記インクジェット記録手段は、イン
    クジェットヘッドとインクタンクとを備えることを特徴
    とする請求項1乃至13のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記インクジェットヘッドは、インク
    に吐出のための熱エネルギーを与える熱エネルギー発生
    体を有することを特徴とする請求項14記載のインクジ
    ェット記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置と、 原稿画像読取手段と、 外部機器との通信手段と、を備えることを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
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