JP3199546U - レトルト容器入りカレー食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】食物アレルギー等の健康上の理由又は宗教的理由により食物に禁忌を有する消費者のニーズに対応して禁忌食材を使用しないで製造できるレトルト容器入りカレー食品を提供する。【解決手段】具材と、小麦粉にかえて米粉を含有し、畜肉油を含有しないカレーソース1と、カレーソース1に混合しないゲル状の和風調味料2とを、それぞれ小袋に収容したうえで、レトルトパウチに密封収容した。【選択図】図1

Description

本考案は、レトルト容器入りカレー食品に関するものであり、食物アレルギー等の健康上の理由又は宗教的理由により食物に禁忌を有する消費者のニーズに対応して禁忌食材を使用しないで製造できるレトルト容器入りカレー食品に関するものである。
加圧加熱殺菌した食品を、機密性及び遮光性を有するレトルトパウチ(以下「レトルト容器」とする)で密封した食品(以下「レトルト食品」とする)が広く普及している。レトルト容器に封入したカレー食品(カレーソースに食肉、野菜等の具材を含めたもの)についても、多種多様なレトルト食品が市販されている。
一般的なレトルト容器入りカレー食品は、カレーソース中に小麦粉や畜肉性油などが含まれている。
これらのレトルト容器入りカレー食品は、小麦アレルギー、畜肉アレルギーを持つ消費者や、特定種類の畜肉が宗教上禁忌となっている消費者にとっては、利用できないものであった。
しかしながら、近年では、食物アレルギー患者が急増し、また、国際化によって日本国内においても宗教上の食物禁忌を持つ消費者が増加している状況で、こうした消費者に対応できる食品の需要が増大している。前者に関しては、特定のアレルギー原因食材を含まない食品が開発され市販されており、後者に関しては、例えばイスラム教徒に対応したハラルフードなどが普及し始めている。
レトルト容器入りカレー食品については、原材料のうち小麦粉及び畜肉性油が問題となるが、小麦粉はカレーソースに適度なとろみを与える役割を有しており、畜肉性油はカレーソースに旨味を与える役割を有しているため、単にこれらの食材を除去しただけでは、旨味や食感に欠けたカレー食品となってしまう。
従来からあるベジタリアンのニーズに応えて、畜肉性油及び畜肉性具材を一切使用しない代わりに醤油や昆布だし、鰹等だしなどの和風調味料で旨味や風味を補ったカレー食品が提案されている。しかしながら、醤油や昆布だし、鰹等だしなどの和風調味料は、カレーソース原料に混ぜ合わせて数時間経過するとその風味や香りが失われてしまい、旨味や風味に欠けるものとなってしまうという問題点があった。
また、小麦粉を使用しないとカレーソースに適度なとろみを与えられないという問題点があった。
そこで、本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであり、小麦粉及び畜肉性油を原材料に含まず、これらに代わり使用される醤油や昆布だし、鰹等だしなどの和風調味料の風味や香りが損なわれることがなく、かつ、カレーソースに適度なとろみを有するレトルト容器入りカレー食品を提供しようとするものである。
上記課題に鑑みて鋭意研究した結果、本考案者は、カレーソース原料については畜肉性油に代えて植物性油を用い、小麦粉に代えて米粉を用いるとともに、醤油(原材料に小麦粉を使用しないもの。以下同じ。)、昆布だし、鰹等だし等からなる和風調味料をゲル状(ゼリー状)にしたものをカレーソースに添加することで、消費者が食べる直前にカレーソースと和風調味料とが混合されて和風調味料の風味や香りが損なわれないカレー食品を提供できることに想到し、本考案を成すに至った。
すなわち、本考案は、具材と、小麦粉に代えて米粉を含有し、蓄肉油を含有しないカレーソースと、前記カレーソースと混合しないゲル状の和風調味料と、レトルトパウチに密封収容したレトルト容器入りカレー食品を提供するものである。
これにより、和風の食味を損なうことの無いレトルト容器入りカレー食品の提供が可能となる。
本考案のレトルト容器入りカレー食品において、前記ゲル状の和風調味料は、小麦粉を原材料に含まない醤油、昆布だし及び鰹だしのうち少なくとも1つを原材料として含有することを特徴とする。
これにより、具材と、小麦粉に代えて米粉を含有し、蓄肉油を含有しないカレーソースと、前記カレーソースと混合しないゲル状の和風調味料と、をレトルトパウチに密封収容したレトルト容器入りカレー食品を提供することが可能となる。
本考案のレトルト容器入りカレー食品において、前記カレーソースは、畜肉性油に代えて植物性油を含有することを特徴とする。
これにより、畜肉アレルギー患者や宗教上の理由で食肉を禁忌とする者でも食事可能なレトルト容器入りカレー食品の提供が可能となる。
本考案のレトルト容器入りカレー食品において、前記具材には、乾燥根菜類、キノコ類、海草類のうち少なくとも1つを含有することを特徴とする。
野菜による歯応え感といった食感が無く、原形を留めずに溶けてしまうレトルト食品が多い中、歯応え等の食感も得ることが可能となる。また、ベジタリアンによる食事も可能となる。
本考案のレトルト容器入りカレー食品において、前記カレーソースと前記ゲル状の和風調味料との重量比が、14対9から16対7の範囲内であることが好ましい。
かかる原材料比において、多くの人の好みに合う和風風味のレトルト容器入りカレー食品の提供が可能となる。
以上説明したように、本考案のレトルト容器入りカレー食品では、畜肉性油に代えて植物性油を用い、小麦粉に代えて米粉を用いるとともに、醤油、昆布だし、鰹等だし等からなる和風調味料をゲル状にしたものをカレーソースと混合しないように添加しており、消費者が食べる直前にカレーソースと和風調味料とが混合されるので、和風調味料の風味や香りが損なわれることがない。
また、干した根菜類などの具材を使用することにより、十分な歯応え感、食感あるカレー食品となっている。
本考案の一実施形態にかかるレトルト容器入りカレー食品の構成を模式的に示す図である。 本考案の他の実施形態にかかるレトルト容器入りカレー食品の構成を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参酌しながら、本考案のレトルト容器入りカレー食品を実施するための最良形態を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本考案の第1実施形態にかかるレトルト容器入りカレー食品の構成を模式的に示す図である。
図1において、本実施形態のレトルト容器入りカレー食品は、レトルト容器3に密封した、カレーソース1、つゆソース2、とから構成されている。
カレーソース1の一成分である小麦粉の代わりに米粉を用いる。カレーソース1中の具材としての野菜類には、干し大根或いは、キノコ類として旨味だしにもなる干し椎茸或いは海草類といった、レトルトカレー具材としては新たな、歯応えを有する、干した根菜類を、オニオンやニンジン等の野菜とともに具材として加える。アレルギー物質でもあるバターなどの畜肉性油に代えて用いる食用油には、例えばキャノーラオイルといった、なたね油由来の植物性油を用いるが、必ずしも、なたね油に限定する必要は無く、パーム油であっても良い。従来、カレーソース1の成分として畜肉性調味料が含まれているものが存在するが、本考案の調味料では、後述する和風だしをベースとする和風調味料を加える。
つゆソース2は、小麦粉を用いない醤油及びこれを含むそばつゆに、昆布だし、或いは本鰹、或いは煮干し等の調味成分を用いた和風だしベースの調味料(以下「和風調味料」とする)を含む。つゆソース2は、カレーソース1とほぼ同濃度とし、ゲル状(ゼリー状)に成形されている。
レトルト容器内での封入比は、カレーソース1とつゆソース2とで、おおよそ重量比で15対8程度であることが食味上特に望ましい。
このように、つゆソース2につき、ゲル状(ゼリー状)に成形したうえでカレーソース1とともにレトルト容器に封入する理由は以下のとおりである。
考案者が複数者の協力を得て食味を検討したところ、カレーソース1に、つゆソース2を混ぜ合わせて数時間放置すると、既述したように、和風調味料の風味及び香りが消え失せてしまい、カレー風味だけになってしまうことが判明した。おそらくカレー香辛料の風味的インパクトが強過ぎるためと推測される。ところが、試食者が試食する直前にゲル状のつゆソース2を崩してカレーソース1と混ぜ合わせてみたところ、カレーによる香辛料の香りと和風調味料の香りとが各々独立して引き立った。そして、和風の風味及び香りが消え失せることがないまま、和風風味のカレーを味わえることが判明した。
ここで、カレーソース1とつゆソース2とで、重量比でおおよそ15対8程度が、和風風味カレーとして特に望ましいことも判明した。具体的には、カレーソース1が約150グラムで、ゲル状(ゼリー状)に成形したつゆソース2が約80グラムである。
味覚の好みは個々人で異なるが、野菜による歯応えといった食感とともに和風風味を損なわないカレーとして、複数者の賛同を得た重量比は、カレーソース1とつゆソース2とで、14対9が下限比で、16対7が上限比であることも判明した。
更に、レトルトパックからソースを絞り出す際に、二つのソースのうちいずれか一方を少なめにしたうえで混ぜ合わせるよう調整して食感を楽しむことも、勿論可能である。
レトルト食品は、長期保存の便宜から加熱殺菌する工程が含まれる。本考案に係るレトルト容器入りカレー食品の場合、つゆソース2は、例えば比較的溶融点が高い寒天(一般的には85℃から93℃)等にてゲル状に成形するとともに、約70℃による低温殺菌工程を経て密封することで、成形形状が崩れないようにする。これにより、カレーソース1とつゆソース2とが、食べる直前にユーザーが両ソースを混合するまで分離状態を保つことが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態にかかるレトルト容器入りカレー食品の構造について説明する。
本実施形態では、カレーソース1とつゆソース2とを、レトルト容器内部に設けた区分け部によって、予め物理的に分離するものである。区分け部を新たに設けることで、レトルト容器の製造工程はやや複雑にはなるものの、レトルト食品業界で一般適用される約120℃による加熱殺菌が可能となり、低温殺菌よりも製造時間の短縮化が実現出来る。なお、この場合も、つゆソース2をゲル形状に成形することが望ましい。二つのソースを混じり合わせて食する際、ゲルの小塊状のつゆソース2が残存することにより、和風風味を味わうことが可能となるからである。
区分け部の配置は、カレーソース1とつゆソース2との比率を適正に保つ範囲内であれば、容器製造工程或いは食材封入工程の便宜に応じて適宜自由な設計が可能である。
例えば、レトルト容器を上下で横断するよう区分け部を配置した場合、二つのソースを絞り出す際、レトルト容器の上部の切り込みから開封して一方のソースを絞り出した後、レトルト容器下部に設けたもう一つの切り込みから開封して他方のソースを絞り出すことで、二つのソースが初めて混じり合う。
また、レトルト容器の上下方向に縦断するよう区分け部を配置した場合、容器上部の左右の切り込みからそれぞれ開封して二つのソースを絞り出すことで、二つのソースが初めて混じり合う。
具体的には、図2で示すように、レトルト容器内部に、カレーソース1とつゆソース2とを予め、それぞれ小袋に封入する考案が考えられる。この場合、レトルト容器を開封した後、それぞれの小袋を改めて開封することにより、好みに応じて容器内の2種類のソースを適量抽出することが可能となる。
また、開封時には、つゆソース2の香りがカレーソース1の香りに負けずに強く出て、和風風味の香りが強く引き立ち、両ソースを混ぜれば混ぜるほどカレーソース1の香りが強く引き立ち、軽く混ぜることにより、つゆソース2の香りが強く引き立つ。
本考案のレトルト容器入りカレー食品は、近年益々多様化するユーザーニーズに対応したレトルト食品の一つの物品の構造に係る考案として、広く食品産業の利用に供することができる。
1 カレーソース
2 つゆソース
3 レトルト容器外装

Claims (6)

  1. 具材と、
    小麦粉に代えて米粉を含有し、蓄肉油を含有しないカレーソースと、
    前記カレーソースと混合しないゲル状の和風調味料と、
    をレトルトパウチに密封収容したレトルト容器入りカレー食品。
  2. 前記カレーソースと前記和風調味料とは、それぞれ小袋に封入されたうえで前記レトルトパウチに密封収容した請求項1に記載のレトルト容器入りカレー食品。
  3. 前記ゲル状の和風調味料は、小麦粉を原材料に含まない醤油、昆布だし及び鰹だしのうち少なくとも1つを原材料として含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレトルト容器入りカレー食品。
  4. 前記カレーソースは、畜肉性油に代えて植物性油を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレトルト容器入りカレー食品。
  5. 前記具材には、乾燥根菜類、キノコ類、海草類のうち少なくとも1つを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレトルト容器入りカレー食品。
  6. 前記カレーソースと前記ゲル状の和風調味料との重量比が、14対9から16対7の範囲内であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のレトルト容器入りカレー食品。
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