JP3199500U - 照明ポールの灯具落下防止構造 - Google Patents

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和彦 浮田
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Abstract

【課題】既存の灯具やポールを用いながらも灯具の落下を防止する照明ポールの灯具落下防止構造を提供する。【解決手段】灯具落下防止構造は、点検口12の開口面12aより大きいプレート部材14を点検口蓋13と点検口12との間に介在させた状態で、プレート部材14における点検口12側の面にワイヤー30の他端32を固定するポール側抜止機構X1を有し、さらに、灯具のポール10に対する固定状態が解消されたときに、ワイヤー30の一端側によって灯具を支持可能にする灯具側抜止機構を有する。【選択図】図6

Description

本考案は、点検口蓋により塞がれる点検口を有するポールと、前記ポールの先端部に取り付けた灯具と、を備える照明ポールの灯具落下防止構造に関する。
この種の照明ポールにおいて、灯具は、ポールの先端部を灯具に設けた挟持具と灯具とにより挟持することによって、先端部に対して取り付けられて固定されることが一般的である。この場合、例えば、挟持具は灯具に対してボルトにより取り付けられ、そして、このボルトを巻き締めることによりポールの先端部が挟持具と灯具とにより挟持されて、灯具が取り付けられることが考えられるが、経年により挟持具と灯具とにより挟持される力が弱まり、その結果、ポールの先端部から灯具が落下する虞がある。そして、このような灯具の落下を防止するのに、ポール内にワイヤーを挿通して、一端を灯具に固定し、他端をポールに固定することが考えられる。
この場合、ワイヤーの端部を固定させるための部分を灯具やポールに形成しなければならない。そうすると、既存の灯具やポールでは対応できず、ワイヤー固定部を新たに設けた灯具やポールを製造する必要が生じる。しかし、既存の灯具やポールを用いながらも灯具の落下を防止できるほうがコストや汎用性の面でも有効となる。
既存の灯具やポールを用いながらも灯具の落下を防止できる照明ポールの灯具落下防止構造の実現が望まれる。
本考案に係る灯具落下防止構造は、
点検口蓋により塞がれる点検口を有するポールと、前記ポールの先端部に取り付けた灯具と、を備える照明ポールの灯具落下防止構造であって、
前記灯具は、前記ポールの前記先端部を挟持具と前記灯具とにより挟持することによって、前記先端部に対して取り付けられて固定され、
前記ポール内部には、ワイヤーが前記先端部からその一端が出る状態で挿通され、
前記点検口の開口面より大きいプレート部材を前記点検口蓋と前記点検口との間に介在させた状態で、前記プレート部材における前記点検口側の面に前記ワイヤーの他端を固定するポール側抜止機構を有し、
さらに、前記灯具の前記ポールに対する固定状態が解消されたときに、前記ワイヤーの一端側によって前記灯具を支持可能にする灯具側抜止機構を有する。
この構成によれば、照明ポールにおいて通常形成されている点検口を用いて、点検口の開口面より大きいプレート部材を、点検口蓋と点検口との間に介在させた状態、即ち、点検口の外側に位置させた状態で、プレート部材における点検口側の面にワイヤーの他端を固定されている。これにより、点検口によりプレート部材が抜け止めされるから、ワイヤーの他端がポールに対して固定される。したがって、ワイヤー固定部を設けたポールを新たに製造することなく、既存のポールに形成されている点検口より大きいプレート部材を利用するのみで、灯具の落下を防止できる。
本考案に係る灯具落下防止構造では、上記灯具落下防止構造におけるポール側抜止機構に代えて、前記点検口蓋の前記点検口側の面に前記ワイヤーの他端を固定するポール側抜止機構としても好適である。
この構成によれば、既存のポールにおける点検口蓋を、ワイヤー固定可能なものに変更するのみで、既存のポールを用いながらも、灯具の落下を防止できる。
本考案に係る灯具落下防止構造では、前記ポールは、前記点検口よりも先端側に位置し、その内径が前記ポールにおける前記点検口側の内径よりも小さい縮径部が形成され、上記灯具落下防止構造におけるポール側抜止機構に代えて、前記縮径部の内径よりも大きい幅に形成された部分を有する係止具を、前記縮径部よりも前記点検口側において前記ワイヤーの他端に固定するポール側抜止機構としても好適である。
つまり、通常、照明ポールにおけるポールは、先端にかけてテーパー形状を有していたり、先端部にポールよりも内径の小さい灯具接続用の接続管を有しており、内径が他の部位よりも小さくなる縮径部(テーパー部分やポールと接続管との接続部など)が存在するのが一般的である。そこで、上記構成によれば、既存の照明ポールにおいて通常形成されている縮径部よりも大きな幅で形成された係止具を縮径部よりも点検口側においてワイヤーの他端に固定することにより、灯具がポールから抜けて落下しようとする場合に、縮径部が係止具を抜け止めして灯具の落下を防止することができる。このように、新たに係止具を用いるのみで、既存の照明ポールを用いながらも、灯具の落下を防止できる。
さらに、この構成において、前記ポール側抜止機構は、前記係止具が前記縮径部に当接する状態で形成されていると好適である。これにより、係止具と縮径部との間が当接していない両者間に遊びがある状態に比べ、必要なワイヤー長を短くすることができる。
またさらに、この構成において、前記縮径部は前記ポールの前記先端部に形成されていると好適である。ワイヤー長は、少なくとも灯具側抜止機構から縮径部よりも長い必要があるが、この構成によれば、縮径部がポールの先端部にあることにより灯具側抜止機構から縮径部までの長さが短くなるから、必要なワイヤー長を短くすることができる。
上記いずれかの構成において、前記ワイヤーの一端には、前記挟持具を引掛け可能な引掛部が形成され、前記灯具側抜止機構は、前記固定状態が解消されたときに、前記挟持具を前記引掛部が引掛けることにより前記ワイヤーの一端によって前記灯具を支持可能であると好適である。
この構成によれば、ワイヤーの一端に形成した引掛部により灯具の落下を防止することができるから、ワイヤー固定部を設けた新たな灯具を製造することなく、既存の灯具を用いながら、灯具の落下を防止できる。
上記いずれかの構成において、前記ワイヤーの一端は輪状に形成され、前記灯具側抜止機構は、前記灯具に対して既設のボルトにより前記ワイヤーの一端を前記灯具に対して固定することで、前記固定状態が解消されたときに、前記ワイヤーの一端によって前記灯具を支持可能であると好適である。
この構成によれば、灯具に対して何らかの部材を固定するためなど元々灯具に使用されていた既設のボルトによりワイヤーの一端を灯具に固定することで、灯具の落下を防止することができるから、ワイヤー固定部を設けた新たな灯具を製造することなく、既存の灯具を用いながら、灯具の落下を防止できる。
照明ポールの全体図 灯具のポールへの取り付け状態を示す図 第1実施形態におけるポールへのワイヤーの挿通を示す図 第1実施形態におけるワイヤーの一端に設けた引掛部を示す図 第1実施形態における灯具側抜止機構を示す図 第1実施形態におけるポール側抜止機構を示す図 第1実施形態におけるワイヤーの他端を示す図 第2実施形態におけるポール側抜止機構を示す図 第3実施形態における灯具落下防止構造の組立工程を示す図 第3実施形態における灯具落下防止構造の組立工程を示す図 第3実施形態における灯具落下防止構造の組立工程を示す図 第3実施形態における灯具落下防止構造を示す図 第3実施形態における係止具を示す図
〔第1の実施形態〕
本考案に係る照明ポールの灯具落下防止構造の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る照明ポール1の灯具落下防止構造は、点検口蓋13により塞がれる点検口12を有するポール10と、ポール10の先端部11に取り付けた灯具20と、を備える照明ポール1の灯具落下防止構造である。灯具20は、ポール10の先端部11を挟持具21により挟持することによって、先端部11に対して取り付けられて固定されている。ポール10内部には、ワイヤー30が先端部11からその一端31が出る状態で挿通されている。そして、点検口12の開口面12aより大きいプレート部材14を点検口蓋13と点検口12との間に介在させた状態で、プレート部材14における点検口側の面14aにワイヤー30の他端32を固定するポール側抜止機構X1を有し、さらに、灯具20のポール10に対する固定状態が解消されたときに、ワイヤー30の一端31側によって灯具20を支持可能とする灯具側抜止機構Y1を有する。これにより、ワイヤー固定部を設けたポールを新たに製造することなく、既存のポールに形成されている点検口12より大きいプレート部材14を利用するのみで、灯具20の落下を防止できる。以下、本実施形態に係る照明ポール1の灯具落下防止構造について、詳細に説明する。
図1に示すように、照明ポール1は、ポール10と灯具20とを備えて構成される。ポール10は、環状であり、地面に対して垂直に延び、先端に向かうにつれて徐々に縮径するように形成されている。また、ある程度の高さ位置においてその先端10aが水平方向に向くように曲げられて形成されている。そして、図2に示すように、ポール10の先端10aには、灯具20と連結させる連結管11が接続されている。連結管11の外径はポール先端10aの内径と略同一に形成されており、連結管11のポール側端部11aがポール先端10aに挿通され、溶接など適当な固定手段により固定されている。なお、詳しくは後述するが、連結管11のポール側端部11aが、第3実施形態における縮径部に対応する。また、ポール10は、その下部に修理点検等のための点検口12を有する。この点検口12は点検口蓋13により塞がれる。なお。ポール10の地面への連結形態はいわゆる埋込型でもベースプレート型でも特に限定されない。
灯具20は、図2に示すように、LED電球や蛍光灯などの照明25を備えている。照明25は、ポール10中に設けた図示しない安定器に接続され、また安定器は例えば地中を延びる電源ケーブルと接続されている。これにより、照明25に安定して給電が行われ、照明25を照らすことができる。また、灯具20には、ポール10と接続するため、2つのサドル(挟持具に相当)21が設けられる。灯具20は、接続管(ポールの先端部に相当)11をサドル21と灯具20とにより挟持することによって、接続管11に対して取り付けられて固定される。灯具20とサドル21の接合形態は特に限定されないが、本実施形態では、各サドル21はボルト22により灯具20に取付けられて、ボルトの締め付けにより接続管11がサドル21と灯具20とにより挟持される。また、挟持具として、サドル21以外のものを用いても良い。
本実施形態に係る照明ポール1の灯具落下防止構造では、ポール10には、ワイヤー30が接続管11からその一端31が出る状態でポール内部に挿通されている。この灯具落下防止構造では、簡単に言えば、ワイヤー30の他端32をポール10に対して固定するポール側抜止機構X1と、灯具20のポール10に対する固定状態が解消されたときに、ワイヤー30の一端31側によって灯具20を支持可能にする灯具側抜止機構Y1と、を有することで、照明ポール1において灯具20の落下を防止する。
本実施形態に係るポール側抜止機構X1について説明すると、図6に示すように、本実施形態では、ポール側抜止機構X1は、点検口12の開口面12aより大きいプレート部材14を用いることにより、ワイヤー30の他端をポール11に対して固定している。具体的には、ポール側抜止機構X1は、プレート部材14を点検口蓋13と点検口12との間に介在させた状態で、プレート部材14における点検口側の面14aにワイヤー30の他端32を固定して形成されている。
つまり、照明ポール1において通常形成されている点検口12を用いて、点検口12の開口面12aより大きいプレート部材14を、点検口蓋13と点検口12との間に介在させた状態、即ち、点検口12の外側に位置させた状態で、プレート部材14における点検口側の面14aにワイヤーの他端を固定させる。これにより、たとえ灯具20が落下するときにワイヤーがポール10の先端側に引っ張られても、点検口12によりプレート部材14が抜け止めされるから、ワイヤー30の他端32がポールに対して固定される。したがって、ワイヤー固定部を設けたポールを新たに製造することなく、既存のポール10に形成されている点検口12より大きいプレート部材14を利用するのみで、灯具20の落下を防止できる。
ポール側抜止機構X1の詳細構成について説明すると、プレート部材14の点検口側の面14aにはシャックル14bを設けてある。そして、ワイヤー他端32はその先端を輪状に形成してある。より詳しくは、図7に示すように、輪状に形成したワイヤーの内側にシンブル33を入れ、その状態で圧着スリーブ34により輪状で固定する。このようにして輪状にしたワイヤー他端32がシャックル14bによってプレート部材14に固定される。このようにしてポール側抜止機構X1が形成される。
灯具側抜止機構Y1について説明すると、図4に示すように、灯具側抜止機構Y1として、ワイヤー30の一端31にサドル21を引掛け可能な引掛部35が形成されている。引掛部35は、サドル21の幅よりも長い部分を有するように、本実施形態では、サドル21の幅(U字状のサドルにおける、一方側の部分と他方側の部分との間の長さ)よりも長いボルト36を有し、輪状にしたワイヤー一端31にボルト36を挿通して、ワイヤー一端31がボルト36の長さ方向に移動しないようにワイヤー一端31をボルト36に対して固定することにより形成される。そして、図5に示すように、サドル21の幅方向とボルト36の長さ方向とが平行となる状態で、引掛部35は接続管11に当接されて固定されている。これにより、ボルト22の締め付けが緩まるなどにより、灯具20のポール10に対する固定状態が解消されたときに、サドル21を引掛部35が引掛ける。これにより、ワイヤー30の一端31によって灯具20を支持可能となっている。
したがって、ワイヤー30の一端31に形成した引掛部35により灯具30の落下を防止することができるから、ワイヤー固定部を設けた新たな灯具を製造することなく、既存の灯具20を用いながら、灯具20の落下を防止できる。
このように、この灯具落下防止構造では、ポール側抜止機構X1によりワイヤー30の他端32をポール10に対して固定するとともに、灯具側抜止機構Y1により、灯具20のポール10に対する固定状態が解消されたときに、ワイヤー30の一端31側によって灯具20を支持可能にすることで、照明ポール1において灯具20の落下を防止する。
次に、本実施形態における灯具落下防止構造の設置方法について、図を用いて説明する。まず、ポール10に挿通するワイヤー30の一端31には上記した引掛部35を設けておく。図3,5に示すように、作業者は、灯具20のカバー23を開けて、引掛部35が連結管11に当接するまで、ワイヤー30の他端32の側から連結管11にワイヤー30を挿通していく。これにより、灯具側抜止機構Y1が形成される。このとき、ワイヤー30は少なくとも点検口12に至る長さは有しており、ワイヤー30の他端32を点検口12から取り出すことができる。次に、作業者は、ポール10の点検口12まで移動し、ポール側抜止機構X1を形成する。つまり、必要に応じて余剰分のワイヤーを切り落としてから、図7に示すように、点検口12から取り出したワイヤー30の他端32を上記したように輪状に形成し、図6に示すように、プレート部材14に設けたシャックル14bにワイヤー30の他端32を固定する。その後、プレート部材14を点検口12に当て付けた状態で、プレート部材14の上から点検口蓋13を点検口12に取付けることによりポール側抜止機構X1が形成される。このようにして、既存のポール10及び灯具20を持ちながら、ポール側抜止機構X1と灯具側抜止機構Y1とにより本実施形態における灯具落下防止構造を容易に形成することができる。
〔第2の実施形態〕
本考案に係る照明ポールの灯具落下防止構造の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態におけるポール側抜止機構X1とは異なる別のポール側抜止機構X2を採用している。つまり、本実施形態では、図8に示すように、ポール側抜止機構X1に代えて、点検口蓋13の点検口12側の面13aにワイヤー30の他端32を固定してポール側抜止機構X2を有する。より詳しくは、点検口蓋13の点検口12側の面13aには同様にシャックル13bを設けられている。そして、ワイヤー他端32は第1実施形態と同様に輪状に形成されている。そして、輪状にしたワイヤー他端32がシャックル13bによって点検口蓋13に固定される。このようにしてポール側抜止機構X2が形成される。これにより、点検口蓋13をワイヤー固定可能なものに変更するのみで、既存のポール10を用いながらも、灯具の落下を防止できる。なお、他の構成については、第1の実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔第3の実施形態〕
本考案に係る照明ポールの灯具落下防止構造の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態におけるポール側抜止機構X1とは異なる別のポール側抜止機構X3を採用し、且つ、第1実施形態における灯具側抜止機構Y1とは異なる別の灯具側抜止機構Y2を採用してある。以下、本実施形態に係る灯具落下防止構造について、主に第1の実施形態との相違点について説明する。なお、特に明記しない点に関しては、第1の実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態では、図12に示すように、ポール内部における、点検口12よりも先端10a側に位置し、その内径がポール10における点検口12側の内径よりも小さい部分である縮径部15を利用した、縮径部15の内径よりも大きい幅に形成された部分を有する係止具40を、縮径部15よりも点検口12側においてワイヤー30の他端32に固定してポール側抜止機構X3を有する。
より具体的には、ポール10は、縮径部15として、連結管11のポール側端部11aを有している。なお、連結管11はポール先端10aに取付けられて点検口12よりも先端10a側に位置するものであり、その外径がポール先端10aにおける内径と略同一であるので、少なくとも連結管11の内径は点検口12側の内径よりも小さい部分である。
係止具40は、図13(a)に示すように、抜け止め部41とワイヤー固定部42とを備え、図13(b)に示すように、側面視において抜け止め部41が横向きでワイヤー固定部42が縦向きとなるL字状に形成されている。図10に示すように、ワイヤー固定部42に設けた取付孔42a(図13(b)(c)参照)にワイヤー他端32を挿通し、ワイヤー30のうち取付孔42aから点検口12側に出ている部分を圧縮スリーブなどの適当な固定手段43で固定し、ワイヤー他端32に対して係止具40を固定する。また、抜け止め部41は、連結管11のポール側端部11aの内径よりも大きい幅に形成された部分41aを有する。
つまり、縮径部15よりも大きな幅で形成された部分41aを有する係止具40を縮径部15よりも点検口12側においてワイヤー他端32に固定することにより、灯具20がポール10から抜けて落下しようとする場合に、縮径部15が係止具40(部分41a)を抜け止めして灯具の落下を防止することができる。このように、新たに係止具40を用いるのみで、既存の照明ポールを用いながらも、灯具の落下を防止できる。
さらに、本実施形態では、図12に示すように、係止具40が縮径部15(連結管11のポール側端部11a)に当接する状態で形成されている。そして、縮径部15はポール先端10aに設けられた連結管11のポール側端部11aであり、即ち、縮径部15はポール10の先端10aに形成されている。これにより、係止具40と縮径部15との間が当接していない両者間に遊びがある状態に比べ、必要なワイヤー長を短くすることができ、かつ、縮径部40がポール10の先端10aにあることにより灯具側抜止機構Y2から縮径部15までの長さが短くなるから、必要なワイヤー長を短くすることができる。
また、本実施形態では、図12に示すように、ワイヤー30の一端31は輪状に形成され、灯具側抜止機構Y2は、灯具20に対して既設のボルト24によりワイヤー30の一端31を灯具20に対して固定することで、灯具20のポール10に対する固定状態が解消されたときに、ワイヤー30の一端31によって灯具20を支持可能である。なお、ワイヤー一端31を輪状に形成するには、上記したように、例えば、シンブルや圧縮スリーブを用いればよい。そして、ボルト24により元々固定していた部材とボルト24との間に輪状のワイヤー一端31を介在させた状態でボルト24を締めつけて、ワイヤー一端31を灯具20に固定させる。このように、本実施形態では、灯具20に対して何らかの他の部材を固定するためなど元々灯具20に使用されていた既設のボルト24によりワイヤー30の一端31を灯具20に固定することで、灯具の落下を防止することができるから、ワイヤー固定部を設けた新たな灯具を製造することなく、既存の灯具を用いながら、灯具の落下を防止できる。
次に、本実施形態における灯具落下防止構造の設置方法について、図を用いて説明する。図9に示すように、灯具20のカバー23を開けて、ワイヤー他端32が点検口12に至るまで、ワイヤー30の他端32の側から連結管11にワイヤー30を挿通していく。次に、図10に示すように、ポール10の点検口12において、点検口12からのぞいているワイヤー30の他端32に対し、上記したように係止具40を固定する。その後、図11に示すように、係止具40が連結管11のポール側端部11aに当接するまで、ワイヤー他端32をポール先端10a側に引き寄せる。そして、必要に応じて余剰分のワイヤーを切り落としてから、図12に示すように、ワイヤー30の一端31を輪状に形成し、係止具40が連結管11のポール側端部11aに当接する状態で、既設のボルト24により輪状のワイヤー一端31を灯具20に対して固定する。このようにして、既存のポール10及び灯具20を持ちながら、ポール側抜止機構X3と灯具側抜止機構Y2とにより本実施形態における灯具落下防止構造を容易に形成することができる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本考案に係る照明ポールの灯具落下防止構造のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、灯具落下防止構造において、ポール側抜止機構X1若しくはX2と灯具側抜止機構Y1、又は、ポール側抜止機構X3と灯具側抜止機構Y2との組み合わせを採用した構成を例として説明した。しかし、本考案の実施形態はこれに限定されない。例えば、ポール側抜止機構X1若しくはX2と灯具側抜止機構Y2、又は、ポール側抜止機構X3と灯具側抜止機構Y1との組み合わせを採用した構成としても良く、また、灯具側抜止機構Y1,Y2とは異なる灯具側抜止機構を採用しても良い。
(2)上記の実施形態では、灯具側抜止機構Y1において、ワイヤー30の一端31における引掛部35を、サドル21の幅よりも長いボルト36を用いて形成した構成を例として説明した。しかし、本考案の実施形態はこれに限定されず、引掛部35を爪状に形成して、爪状の引掛部35によりサドル21(挟持具)を引掛けるようにしてもよい。
(3)第3実施形態では、ポール側抜止機構X3を、抜け止め部41とワイヤー固定部42とを備える側面視L字状に形成した係止具40を、縮径部15としての接続管11のポール側端部11aに当接させる構成を例として説明した。しかし、本考案の実施形態はこれに限定されない。例えば、先端に向かうにつれて徐々に縮径するポール10の任意箇所やその他ポール10における点検口12側の内径より小さい部分を縮径部15として利用しても良い。係止具40は、縮径部の内径よりも大きい幅に形成された部分を有するものであれば球状など他の形状でも良く、また、縮径部15に対して当接させずに両者間に遊びがある状態としても良い。
(4)上記の実施形態では、ポール先端10aに設けた接続管11に対して、挟持具としてのサドル21と灯具20とにより接続管11を挟持することにより、灯具20を取り付けた構成を例として説明した。しかし、本考案の実施形態はこれに限定されない。例えば、挟持具はサドル21以外のものに適宜変更可能であり、また、ポール先端10aに接続管11を設けることなく、ポール先端10aに対して直接灯具20を取り付けても良い。また、挟持具と灯具20とで連結管を挟持することに限らず、挟持具のみで連結管を挟持する構成であっても良い。
(5)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本考案の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本考案の範囲に含まれる。
本考案は、例えば照明ポールにおける灯具の落下を防止するために利用することができる。
1 照明ポール
10 ポール
11 連結管(ポールの先端部)
12 点検口
12a 開口面
13 点検口蓋
14 プレート部材
15 縮径部
20 灯具
21 挟持具
24 既設のボルト
30 ワイヤー
31 一端
32 他端
35 引掛部
40 係止具
41a 縮径部の内径よりも大きい幅に形成された部分
X1,X2,X3 ポール側抜止機構
Y1,Y2 灯具側抜止機構

Claims (7)

  1. 点検口蓋により塞がれる点検口を有するポールと、前記ポールの先端部に取り付けた灯具と、を備える照明ポールの灯具落下防止構造であって、
    前記灯具は、前記ポールの前記先端部を挟持具により挟持することによって、前記先端部に対して取り付けられて固定され、
    前記ポール内部には、ワイヤーが前記先端部からその一端が出る状態で挿通され、
    前記点検口の開口面より大きいプレート部材を前記点検口蓋と前記点検口との間に介在させた状態で、前記プレート部材における前記点検口側の面に前記ワイヤーの他端を固定するポール側抜止機構を有し、
    さらに、前記灯具の前記ポールに対する固定状態が解消されたときに、前記ワイヤーの一端側によって前記灯具を支持可能にする灯具側抜止機構を有する灯具落下防止構造。
  2. 点検口蓋により塞がれる点検口を有するポールと、前記ポールの先端部に取り付けた灯具と、を備える照明ポールの灯具落下防止構造であって、
    前記灯具は、前記ポールの前記先端部を挟持具により挟持することによって、前記先端部に対して取り付けられて固定され、
    前記ポール内部には、ワイヤーが前記先端部からその一端が出る状態で挿通され、
    前記点検口蓋の前記点検口側の面に前記ワイヤーの他端を固定するポール側抜止機構を有し、
    さらに、前記灯具の前記ポールに対する固定状態が解消されたときに、前記ワイヤーの一端側によって前記灯具を支持可能にする灯具側抜止機構を有する灯具落下防止構造。
  3. 点検口蓋により塞がれる点検口を有するポールと、前記ポールの先端部に取り付けた灯具と、を備える照明ポールの灯具落下防止構造であって、
    前記灯具は、前記ポールの前記先端部を挟持具により挟持することによって、前記先端部に対して取り付けられて固定され、
    前記ポール内部には、ワイヤーが前記先端部からその一端が出る状態で挿通され、
    前記ポールには、前記点検口よりも先端側に位置し、その内径が前記ポールにおける前記点検口側の内径よりも小さい縮径部が形成され、
    前記縮径部の内径よりも大きい幅に形成された部分を有する係止具を、前記縮径部よりも前記点検口側において前記ワイヤーの他端に固定するポール側抜止機構を有し、
    さらに、前記灯具の前記ポールに対する固定状態が解消されたときに、前記ワイヤーの一端側によって前記灯具を支持可能にする灯具側抜止機構を有する灯具落下防止構造。
  4. 前記ポール側抜止機構は、前記係止具が前記縮径部に当接する状態で形成されている請求項3に記載の灯具落下防止構造。
  5. 前記縮径部は前記ポールの前記先端部に形成されている請求項3又は4に記載の灯具落下防止構造。
  6. 前記ワイヤーの一端には、前記挟持具を引掛け可能な引掛部が形成され、
    前記灯具側抜止機構は、前記固定状態が解消されたときに、前記挟持具を前記引掛部が引掛けることにより前記ワイヤーの一端によって前記灯具を支持可能である請求項1〜5のいずれか1項に記載の灯具落下防止構造。
  7. 前記ワイヤーの一端は輪状に形成され、
    前記灯具側抜止機構は、前記灯具に対して既設のボルトにより前記ワイヤーの一端を前記灯具に対して固定することで、前記固定状態が解消されたときに、前記ワイヤーの一端によって前記灯具を支持可能である請求項1〜5のいずれか1項に記載の灯具落下防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020113392A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 信号電材株式会社 照明装置の落下防止構造、落下防止具、及び落下防止具の施工方法

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