JP3199329B2 - 半導体レーザ装置の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの大容量化、通信ネット
ワークの高度化にともない、光発信源である半導体レー
ザの高効率化、変調速度の高速化等の特性改善を得るた
めに高抵抗埋め込み型半導体レーザが注目されている。
高抵抗埋め込み型半導体レーザでは、活性領域の両側に
埋め込まれる高抵抗半導体層により、活性層を通らずに
流れるリーク電流は効果的に抑制され、またpn接合を
埋め込み層に用いた埋め込み型半導体レーザに比べてレ
ーザ素子の電気容量を低減しているので変調速度が早
い。このような半導体レーザの従来例として特開平2−
206192号公報に示される図9のような埋め込み型
半導体レーザが知られている。
【0003】n型半導体基板11上にn型クラッド層1
2と活性層13とp型クラッド層14とを含んだストラ
イプ状活性領域と、この活性領域の両側に電子を捕獲す
る深い準位を有する高抵抗半導体層17とn型半導体層
61を積層している。p型クラッド層14とn型半導体
層61上にはp型キャップ層18が形成されている。n
型半導体層61がp型キャップ層18と高抵抗半導体層
17を分離して、正孔に対する障壁となっており、p型
キャップ層18からの正孔と、高抵抗半導体層17の深
い準位に捕獲された電子による再結合電流を抑制してい
る。62はp型コンタクト層、19、20は電極であ
る。
【0004】しかしながらn型半導体層61を、正孔に
対する障壁の効果をもたせて形成するにあたり、その厚
さは小数キャリア拡散長(pn接点から、順方向にバイ
アスを加えた時小数キャリアの濃度が空乏層に入る直前
の地点での濃度に対して半分の値になる地点までの長
さ)程度に設定し、かつn型半導体層のキャリア濃度は
動作時の注入キャリア濃度(n型半導体層61に注入す
るホール濃度)よりも大きくなるようにしなくてはなら
ない。なぜならば小数キャリア拡散長よりもn型半導体
層61の厚さが薄ければホールは通りぬけてしまうし、
厚いとキャップ層18の歪みが大きくなる。また、n型
半導体層61のキャリア濃度が低いとホールを止められ
ない。等の理由による。したがってこのn型半導体層の
厚さ及びキャリア濃度の制御が著しく困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、正孔に対する障壁の効果をもたせて形成するn型半
導体層の厚さ、不純物濃度などの条件が厳しく制限され
るという問題点があった。
【0006】このため、従来の技術では高抵抗半導体レ
ーザを製作するのが難しく、素子の不均一、歩留まりの
低下等を招き、高品質な半導体レーザを低価格で提供す
るのは困難であった。本発明の目的は形成条件の厳しい
n型半導体層を持たない高効率、高速変調可能な半導体
レーザ及びその製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はキャリアの再結
合により発光する半導体の発光領域と、該発光領域の両
側に形成された高抵抗半導体層と、前記発光領域及び前
記高抵抗半導体層上に形成されたキャップ層とを有し、
前記高抵抗半導体層は電子或いは正孔の一方のキャリア
を捕獲する深い準位を有すると共に前記キャップ層との
界面で他方のキャリアに対して高いエネルギー障壁とな
るバンド不連続のヘテロ接合を成すことを特徴とする半
導体レーザ装置を提供するものである。
【0008】また本発明が提供する半導体レーザ装置の
製造方法は、第1導電型の第1の半導体層を少くとも表
面に有する基板上に低不純物濃度の第2の半導体、及び
第2導電型の第3の半導体層を順次形成する工程と、前
記第2導電型の第3の半導体層表面にストライプ状のマ
スクを残置する工程と、前記マスク上から前記第2導電
型の第3の半導体層を選択的にエッチングする工程と、
該第2導電型の第3の半導体層をマスクとし、前記低不
純物濃度の第2の半導体層を選択的にエッチングして活
性領域を形成する工程と、該活性領域の両側に電子或い
は正孔の一方のキャリアを捕獲する深い準位を有する高
抵抗半導体層を選択的に埋め込み成長する工程と、前記
活性領域上及び前記高抵抗半導体層上に、前記高抵抗半
導体層との接触部でヘテロ接合を形成し、該ヘテロ接合
のバンド不連続が電子或いは正孔の他方のキャリアに対
して高いエネルギー障壁を成す第2の導電型のキャップ
層を形成する工程とを含むことを特徴とするものであ
る。
【0009】ここで、発光領域は、半導体層を積層して
ダブルヘテロ接合やシングルヘテロ接合等を形成した様
な活性層とクラッド層を一体にした構造部或はpn接合
を持つ構造部であり、これ自体キャリアの再結合を来す
領域のことである。高抵抗半導体層は発光領域やキャッ
プ層等の他の周辺の層や領域と比べて十分に高く絶縁体
に近い比抵抗を有する層である。第1の半導体層及び第
3の半導体層はクラッド層となるべき層であり、第1の
半導体層が基板を兼ねても良い。低不純物濃度の第2の
半導体層は発光装置の活性層として十分に機能するもの
であり、クラッド層となるべき第1及び第3の半導体層
に比べて十分に低い不純物濃度を有する。
【0010】
【作用】活性領域上および高抵抗半導体層上に素子を平
坦化するために形成された第2導電型のキャップ層は、
高抵抗半導体層とヘテロ接合を成し、このヘテロ接合で
のバンド不連続が第2導電型のキャップ層の一方の多数
キャリアに対して高いエネルギー障壁となっている。こ
のため活性層を通らない漏れ電流の一因である第2導電
型のキャップ層から流れ込む一方のキャリアと、高抵抗
半導体層に捕獲された他方のキャリアとの再結合による
電流が低減する。また、従来のn型半導体層を一層高抵
抗半導体層上に形成する埋め込み構造に比べて構造は簡
素化される。
【0011】
【実施例】図1〜図3の(a)〜(g)を用いて本発明
による半導体レーザ装置の製造方法を説明する。本実施
例においては、長波長系材料である燐化インジウム(I
nP)系材料を用いた。
【0012】まず、図1(a)に示すように、(10
0)面の出たn型InP基板11上にMOCVD法を用
いて第1導電型の第1の半導体層としてSiドーピング
n型InPクラッド層12(キャリア濃度1×1018cm
-3)、発光波長1.3μmまたは1.55μmのバンド
ギャップを有する低不純物濃度の第2の半導体層である
InGaAsP活性層13を厚さ約0.1μm、第3の
半導体層であるZnドーピングp型InPクラッド層1
4(キャリア濃度0.5〜2×1018cm-3)を厚さ1.
6μm、さらにp型InGaAsP層15を連続的にエ
ピタキシャル成長する。
【0013】次に、図1(b)に示すように、CVD技
術によりSiO2 薄膜を2000オングストローム(以
下Aと記す)堆積し、フォトリソグラフィー技術により
<110>方向に幅約3μmのSiO2 ストライプ状マ
スク16を300μm間隔で形成する。
【0014】次に、図1(c)に示すように4元組成の
InGaAsPのみを選択的にエッチングするSHW
(硫酸:過酸化水素水:水)等のエッチャントを用い
て、p型InGaAsP層15にストライプ状のパター
ンを形成する。
【0015】次に、図2(d)に示すように、2元組成
のInpのみを選択的にエッチングする塩素系のエッチ
ャントを用い、p型InGaAsP層15をマスクとし
てp型InPクラッド層14をエッチングする。
【0016】次に図2(e)に示すように、4元組成の
InGaAsPのみをエッチングするSHW等の選択的
エッチャントを用い、p型クラッド層14をマスクとし
てInGaAsP活性層13をエッチングする。
【0017】次に、図(f)に示すように、少なくとも
メサストライプ頂部にSiO2 ストライプ状マスク16
を残したまま、メサストライプ以外の凹部に、鉄(F
e)あるいはコバルト(Co)等、電子を捕獲する深い
準位を形成する金属をドーピング(例えばFeドーピン
グ濃度5×1016cm-3)した高抵抗InP層17をMO
CVD成長法等により選択的にエピタキシャル成長す
る。
【0018】次に、図3(g)に示すように、SiO2
ストライプ状マスクは沸化アンモニウムにより除去し
て、活性領域のメサストライプ上面および電流ブロック
層上の全面にp型GaInAsキャップ層18をMOC
VD成長法等によりエピタキシャル成長する。しかる
後、p型キャップ層18側にp側電極19を形成し、全
体の厚さが100μmになるまで研磨した後n側電極2
0を形成する。この後半導体レーザは劈開、分離して得
られる。
【0019】ここでp型InGaAsP層15をマスク
層として用いているのは次のような理由からである。S
iO2 をマスク層とする場合サイドエッチングが厳しい
ので深くInP層を切る場合層の厚さを制御できない。
そこでInPと比較的格子定数が近いInGaAsP層
をマスク層として用いた場合はサイドエッチングがなく
異方的に選択エッチングが可能になる。
【0020】この様にして形成した半導体レーザは、電
流をブロックし、活性層13に主として電流を流すため
の層が、高抵抗InP層17のみで済んでいる。これ
は、高抵抗InP層17が電子を捕獲する深い準位によ
って電子を捕獲すると共に、p型GaInAsのキャッ
プ層との界面に形成したエネルギー障壁によって正孔を
通過させない様にすることで、電子−正孔の再結合に起
因するリーク電流の発生を抑えることができるからであ
る。従って従来の様にn型半導体層を高抵抗InP層1
7上に形成する必要がないため、この半導体レーザは構
造が簡素化できたことになる。むろん、製造工程におい
ても半導体層の形成工程が少くなるため、コスト低減や
スループット等の向上も図れる。
【0021】p型InP層からなるクラッド層14の厚
さは、p型キャップ層の成長により活性層13のダメー
ジ、並びにp型クラッド層14の歪、を考えると1.5
μmを下限とする。また、p型クラッド層14から高抵
抗InP層15へ流入する正孔に起因する漏れ電流を考
慮して、クラッド層14の上限は2μm程度の厚さとす
るのが望ましい。
【0022】活性層の幅は厚すぎるとエッチング工程に
おいて、サイドエッチングが大きくなり制御が困難であ
る。したがって活性層上のクラッド層14は0.5μm
〜1μm程度と薄く形成されてきたが、SiO2 マスク
層による歪のため活性層の劣化が発生する。また、高抵
抗半導体層は電位勾配の大きさを考えると2μm〜2.
5μm程度と厚くしなくてはならずクラッド層が薄く形
成されているならばクラッド層と高抵抗半導体層の段差
が大きくキャップ層に歪が生じるという問題点を抱えて
いた。しかしながらクラッド層14を厚くすると上記問
題点は解決するが、前述したように活性層の幅の制御が
非常に困難になるというジレンマがあった。
【0023】そこで、本発明による製造方法では、p型
クラッド層14を1.5〜2μm程度と厚くすることに
より、p型クラッド層14がストライプ状のSiO2
スク層15による歪を緩和するため活性層の劣化が抑え
られ、しかも順次各層を選択エッチングすることにより
活性層の幅の制御も可能となっている。以下、同一箇所
は同一番号を付してその詳しい説明を省略する。図4〜
図5の(a)〜(c)に本発明の第2の実施例を示す。
【0024】図2(e)の状態の後にブロム・メタノー
ル溶液等による非選択的エッチングを施して、図4
(a)に示すようなストライプ状の活性領域とする。こ
のときのマスク幅は約5μmとすれば良い。この後、少
なくともメサストライプ頂部にSiO2 ストライプ状マ
スク16を残したまま、メサストライプ以外の凹部に、
鉄(Fe)あるいはコバルト(Co)等、電子を捕獲す
る深い準位を形成する金属をドーピングした高抵抗In
P層17をMOCVD成長法等により選択的にエピタキ
シャル成長する(図5(b))。
【0025】次に、図5(c)に示すように、SiO2
ストライプ状マスクは沸化アンモニウムにより除去し
て、活性領域のメサストライプ上面および電流ブロック
層上の全面にp型GaInAsキャップ層18をMOC
VD成長法等によりエピタキシャル成長する。しかる
後、p型キャップ層18側にp側電極19を形成し、全
体の厚さが100μm程度になるまで研磨した後n側電
極20を形成する。この後半導体レーザは劈開、分離し
て得られる。
【0026】ここで図1(e)の状態の後にブロム・メ
タノール溶液等による非選択的エッチングを施した理由
を述べる。図2(d)で用いた二元素性のInPのみを
選択的にエッチングする塩素系のエッチャントはInP
を異方的にエッチングすることはできるが、界面の結晶
性を著しく悪くするという問題がある。そこでエッチン
グした界面が比較的良好な結晶性を示すブロム・メタノ
ール溶液を使用することにより活性層を含むメサの側面
をなめらかにでき素子の信頼性の向上を図ることができ
る。なお本実施例に示すようにあらかじめメサ構造を形
成することにより当方的なエッチャントを用いても活性
層の制御は可能なわけである。図6に、図5(c)に示
す半導体レーザ装置に順バイアスをかけたときのA1
2 に沿ったバンド構造図を示す。点線は従来のp型キャ
ップ層にInPを使用した場合のバンド図である。
【0027】本発明による半導体発光装置によると、高
抵抗InP層17とp型GaInAsキャップ層18の
ヘテロ接合における価電子帯バンド差21が正孔23に
対して高い障壁となる。この障壁はp型キャップ層から
の正孔23が高抵抗InP層15に流れ込むのを抑制す
る。また、n型InP基板からのキャリアである電子2
2は高抵抗InP層17にある深い準位に捕獲され正孔
と再結合することはない。p型GaInAsはp型In
Pに比べて抵抗率が小さい材料であるため、p型キャッ
プ層の電流ブロック層上部に注入されたキャリアは容易
に活性領域に移動し、効率的に発光に寄与する。また、
上記半導体レーザは素子を平坦化するためのp型キャッ
プ層18に、正孔に対する障壁作用(エネルギー障壁2
1によるもの)をもたせているので電流ブロック層を高
抵抗半導体のみで形成できている。従って、n型半導体
層がない分構造を簡素化した埋め込み型高抵抗半導体レ
ーザを提供できる。
【0028】本実施例においてはp型GaInAsを基
板に用いるあるいは基板にあらかじめ成長させておき、
その上に電子を捕獲する深い準位を形成する金属ドーピ
ングした高抵抗InP層17を形成することによりヘテ
ロ接合のバンド不連続を基板と高抵抗半導体層の間に作
ることもできる。図7は本発明による第3の実施例を示
す半導体レーザ装置の断面図である。
【0029】(100)面の出たp型InP基板41上
にZnドーピングp型InP層42(キャリア濃度1×
1018cm-3)厚さ0.5μm、アンドープInGaAs
P活性層13厚さ約0.1μm、Siドーピングn型I
nP層43(キャリア濃度0.5〜2×1018cm-3)厚
さ1μm、からなる積層構造が形成され、この積層構造
の両側には、チタン(Ti)等、正孔を捕獲する深い準
位を形成する金属をドーピング(例えばTiドーピング
濃度5×1016cm-3)した高抵抗InP層47を厚さ約
4μmにて形成している。
【0030】活性領域を含む積層構造上および電流ブロ
ック層上の全面にn型キャップ層としてSiドーピング
GaInAs層48(キャリア濃度1〜2×1018cm-3
厚さ1.5μm)が形成されている。19、20は電極
である。図8に、図7に示す半導体レーザ装置に順バイ
アスをかけたときのB1 2 に沿ったバンド構造図を示
す。点線は従来のp型キャップ層にInPを使用した場
合のバンド図である。
【0031】本発明による半導体発光装置によると、高
抵抗InP層47とn型GaInAsキャップ層48間
のヘテロ接合における導電帯バンド差51が電子22に
対して高い障壁となる。この障壁はn型キャップ層から
の電子22が高抵抗InP層47に流れ込むのを抑制す
る。p型InP基板からのキャリアである正孔23は高
抵抗InP層47にある深い準位に捕獲され電子と再結
合することはない。上記半導体レーザは素子を平坦化す
るためのn型キャップ層48に電子に対する障壁作用を
もたせているので電流ブロック層47を高抵抗半導体の
みで形成できている。従って、電流ブロック層が複数か
らなる埋め込み構造に比べて成長条件が格段に緩和し、
第2の実施例と同様の効果を期待できる。このように本
発明は基板にp型半導体を用いても実施可能である。
【0032】本実施例においてはp型GaInAsを基
板に用いるあるいは基板にあらかじめ成長させておき、
その上に電子を捕獲する深い準位を形成する金属をドー
ピングした高抵抗InP層17を形成することによりヘ
テロ接合のバント不連続を基板と高抵抗半導体層の間に
作ることもできる。
【0033】尚、本発明は前述した実施例に限定された
ものではなく、発明の趣旨を逸脱することなく種々の変
形が可能である。例えば、本発明はキャップ層としてG
aInAsSb高抵抗半導体層としてInPの組合せ、
キャップ層としてInP、高抵抗半導体層としてAlA
sSbPの組合せなどの他の材料を用いた半導体レーザ
にも適用することが可能なものである。
【0034】
【発明の効果】本発明の半導体レーザの構造は、簡単で
ありしかも正孔あるいは電子に対する障壁をヘテロ接合
によるバンド不連続で形成することにより、電流狭窄も
十分に行うことができる。従って成長条件が格段に緩和
され、MOCVD成長法等で形成することにより量産化
が図れる高効率で高速動作可能な半導体レーザ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す断面図
【図2】 本発明の第1の実施例を示す断面図
【図3】 本発明の第1の実施例を示す断面図
【図4】 本発明の第2の実施例を示す断面図
【図5】 本発明の第2の実施例を示す断面図
【図6】 本発明の第2の実施例を説明する図
【図7】 本発明の第3の実施例を示す断面図
【図8】 本発明の第3の実施例を説明する図
【図9】 従来例を示す断面図
【符号の説明】
11…n型半導体基板 12…n型クラッド層 13…活性層 14…p型クラッド層 15…p型InGaAsP層 16…SiO2 マスク層 17…電子を捕らえる深い準位を有する高抵抗半導体層 18…p型キャップ層 19…p側電極 20…n側電極 21…正孔にたいして高いエネルギー障壁を成す価電子
帯のバンド不連続 22…電子 23…正孔 41…p型半導体基板 42…p型クラッド層 44…n型クラッド層 47…正孔を捕らえる深い準位を有する高抵抗半導体層 48…n型キャップ層 51…電子にたいして高いエネルギー障壁を成す電導帯
のバンド不連続 61…n型半導体層 62…p型コンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1の半導体層を少くとも
    表面に有する基板上に低不純物濃度の第2の半導体層、
    及び第2導電型の第3の半導体層を順次積層形成する工
    程と、前記第2導電型の第3の半導体層表面に、ストラ
    イプ状のマスクを残置する工程と、前記マスク上から前
    記第2導電型の第3の半導体層を選択的にエッチングす
    る工程と、該第2導電型の第3の半導体層をマスクと
    し、前記低不純物濃度の第2の半導体層を選択的にエッ
    チングして活性領域を形成する工程と、該活性領域の両
    側に電子或いは正孔の一方のキャリアを捕獲する深い準
    位を有する高抵抗半導体層を選択的に埋め込み成長する
    工程と、前記活性領域上及び前記高抵抗半導体層上に、
    前記高抵抗半導体層との接触部でヘテロ接合を形成し、
    該ヘテロ接合のバンド不連続が電子或いは正孔の他方の
    キャリアに対して高いエネルギー障壁を成す第2導電型
    のキャップ層を形成する工程とを含むことを特徴とする
    半導体レーザ装置の製造方法。
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