JP3199091U - 梱包材及びこれを用いた梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる梱包材及びこれを用いた梱包体を提供する。【解決手段】長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、円筒状巻材1における端部の外周縁部に当てられた状態で一端部24と他端部が重ねられて構成され、一端部と他端部の角部が面取りされている外周コーナープロテクター20と、長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、円筒状巻材1の内周縁部に当てられた状態で一端部と他端部36が重ねられて構成され、一端部と他端部の角部が面取りされている内周コーナープロテクター30と、円筒状巻材1に外周と内周のコーナープロテクターが装着された状態で、円筒状巻材1の外周と内周に渡って巻き付けられる複数のバンド2とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、圧延鋼帯などの円筒状巻材を被梱包体としてこれを梱包する際に、被梱包体の角部に当てられてこの角部を保護する梱包材及びこれを用いた梱包体に関する。
圧延鋼帯などの被梱包体を、運搬や格納のために梱包する際には、被梱包体を紙や板紙や鋼板などで覆った後、被梱包体の角部にコーナープロテクターとしての梱包材を当て、被梱包体と梱包材とを一緒にバンドで止めている。例えば特許文献1には、角部の補強部材として金属製の長尺な板状の梱包材を、被梱包体を包むシートに添装したものが記載されている。このような角部の補強部材を、円筒状の被梱包体の角部に装着する際には、被梱包体の周囲にシートを巻き付けながら、板状の梱包材を断面L字状に折り曲げて、2つの工程(板状の鋼板をL字状に折り曲げる工程と更にその鋼板をφ400〜φ2500でC字状に成型する工程)を経て出来上がった鋼を、被梱包体の角部に合わせて円筒状の被梱包体の外周の角部を覆うように装着する。
実開昭62−45253号公報
ところが、特許文献1では、梱包材を構成する金属製の板材は、両端の角部が面取り加工されておらず、尖ったままである。このため、梱包材を円筒状の被梱包体の角部に巻き付けたときに、梱包材の両端の尖っている角部が、梱包や開梱の作業中や運搬中に他の装置や人体の一部に引っかかり、怪我をする虞がある。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる梱包材等を提供することを目的としている。
本考案の梱包材は、円筒状の被梱包体を梱包するための梱包材であって、長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の外周縁部に当てられて構成され、一端部と他端部の角部が面取りされていることを特徴としている。
本考案の梱包材によれば、被梱包体の外周縁部を保護することができ、しかも梱包材の一端部の角部と他端部の角部が面取りされているので、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。これにより、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる。
本考案の梱包材の前記一端部と前記他端部は重ねられていてもよい。これによれば、梱包材の一端部と他端部とが重ねられたときに、一端部の角部と他端部の角部のいずれかがはみ出していても、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。
本考案の梱包材において、前記一端部と前記他端部の角部の面取り形状を、曲線にしてもよい。この場合、前記板材が断面L字状に折り曲げられて、平板部とこの平板部から垂直な折曲部とが形成されるときに、前記平板部の角部の面取り形状の曲率半径は前記平板部の幅よりも小さく、前記折曲部の角部の面取り形状の曲率半径は前記折曲部の幅よりも小さくなるようにしてもよい。これによれば、一端部と他端部とが重なる部分の面積を過度に減少させずに済むので、一端部と他端部とをしっかりと固定しながら、安全性も高めることができる。
本考案の梱包材は、円筒状の被梱包体を梱包するための梱包材であって、長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の内周縁部に当てられて構成され、前記一端部と前記他端部の角部が面取りされていることを特徴としている。
本考案の梱包材によれば、被梱包体の内周縁部を保護することができ、しかも梱包材の一端部の角部と他端部の角部が面取りされているので、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。これにより、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる。
本考案の梱包材の前記一端部と前記他端部は重ねられていてもよい。これによれば、梱包材の一端部と他端部とが重ねられたときに、一端部の角部と他端部の角部のいずれかがはみ出していても、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。
本考案の梱包材において、前記一端部と前記他端部の角部の面取り形状は、曲線にしてもよい。この場合、前記板材が断面L字状に折り曲げられて、平板部とこの平板部から垂直な折曲部とが形成されるときに、前記平板部の角部の面取り形状の曲率半径は前記平板部の幅よりも小さく、前記折曲部の角部の面取り形状の曲率半径は前記折曲部の幅よりも小さくなるようにしてもよい。これによれば、一端部と他端部とが重なる部分の面積を過度に減少させずに済むので、一端部と他端部とをしっかりと固定しながら、安全性も高めることができる。さらに、前記平板部の角部の面取り形状の曲率半径は、前記折曲部の角部の面取り形状の曲率半径よりも大きくなるようにしてもよい。梱包材を被梱包体の内周縁部に装着したときに、折曲部は内周縁部内に挿入され、平面部は被梱包体の端面に露出する。このように、被梱包体の内周縁部内に隠れる折曲部よりも、被梱包体の端面に露出する平面部の面取りの曲率半径を大きくすることで、人体の一部などに引っかかり難くする効果を高めることできる。
本考案の梱包体は、円筒状の被梱包体を梱包するための梱包体であって、長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の外周縁部に当てられた状態で一端部と他端部が重ねられて構成され、前記一端部と前記他端部の角部が面取りされている外周梱包材と、長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の内周縁部に当てられた状態で一端部と他端部が重ねられて構成され、前記一端部と前記他端部の角部が面取りされている内周梱包材と、前記被梱包体に前記外周梱包材と前記内周梱包材が装着された状態で、前記被梱包体の外周と内周に渡って巻き付けられる複数のバンドと、を備えることを特徴としている。
本考案の梱包材によれば、バンドで固定された外周梱包材によって被梱包体の外周縁部を保護し、バンドで固定された内周梱包材によって被梱包体の内周縁部を保護することができ、さらに外周縁部と内周縁部の両方において、一端部と他端部とが重ねられたときに、一端部の角部と他端部の角部のいずれかがはみ出していても、面取りされているので、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。これにより、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる。
本考案によれば、梱包材の一端部と他端部が面取りされているので、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。これにより、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる。
本考案の実施の形態に係る梱包体を説明するための図であって、コーナープロテクターを円筒状巻材に装着した後の外観斜視図である。 図1に示すコーナープロテクターを、円筒状巻材に装着する際の外観斜視図である。 本実施の形態における外周コーナープロテクターの製造過程を説明するための図である。 本実施の形態における外周コーナープロテクターの一端部と他端部の拡大斜視図である。 本実施の形態における内周コーナープロテクターの製造過程を説明するための図である。 本実施の形態における内周コーナープロテクターの一端部と他端部の拡大斜視図である。
以下、図面を参照しながら,本考案の実施の形態に係る梱包体について詳細に説明する。本実施の形態に係る梱包体は、圧延鋼帯などの円筒状巻材を被梱包体としてこれを梱包するものである。図1は、本考案の実施の形態に係る梱包体10の構成を説明するための図であって、コーナープロテクター20、30を円筒状巻材1に装着した後の外観斜視図であり、図2は、コーナープロテクター20、30を装着する際の外観斜視図である。図1と図2に示す円筒状巻材1は、鋼板を円筒状に巻いたものである。円筒状巻材1は例えば保護用の紙、あるいは紙と樹脂フィルムを密着させたシートや板紙で梱包され、さらに外周と内周に渡って複数のバンド2が巻き付けられる。
このとき、円筒状巻材1の両端は、外周縁部1aと内周縁部1bがそれぞれ角部になるので、バンド2で結束する際の保護が必要となる。このため、円筒状巻材1の両端の外周縁部1aにはそれぞれ、補強用の外周梱包材として外周コーナープロテクター20が装着される。また、円筒状巻材1の両端の内周縁部1bにはそれぞれ、補強用の内周梱包材として内周コーナープロテクター30が装着される。バンド2は、これらコーナープロテクター、20、30の上から巻き付けられる。これらのコーナープロテクター20,30を装着することで、バンド2の締め付けから円筒状巻材1の外周縁部1aと内周縁部1bを保護するとともに、ワイヤを内周部に通してクレーンで吊り上げる際などに内周縁部1bを保護することができる。なお、コーナープロテクター20,30を装着する円筒状巻材1は、紙やシートで梱包されていなくてもよい。
次に、外周コーナープロテクター20について説明する。図3は、円筒状巻材1の一方の端部に装着する外周コーナープロテクター20の製造過程を説明するための図である。円筒状巻材1の他方の端部に装着する外周コーナープロテクター20も、同様に構成することができる。図3(a)は、図2(b)に示す外周コーナープロテクター20を断面L字状に折り曲げる前の板材22の平面図であり、図3(b)は、断面L字状に折り曲げられた板材22をさらにリング状に曲げ加工するときの外観斜視図である。図3(c)は、曲げ加工後の外周コーナープロテクター20を説明するための外観斜視図である。
外周コーナープロテクター20は、図3(a)に示すような長尺な金属製(例えば亜鉛メッキ製)の板材22によって成形される。具体的には外周コーナープロテクター20は、図3(a)に示す板材22を一点鎖線で示す折曲線P−Pで平板部22aと折曲部22bとが直角になるように断面L字状に折り曲げて、図3(b)に示すように円筒状巻材1の外周縁部1aに合わせてリング状に曲げ成形することによって構成される。このとき、図3(c)に示すように、リング状に曲げ成形された板材22は、一端部24と他端部26とが重ねられる。なお、図3(c)では、一端部24の内側に他端部26を重ねた場合を例に挙げたが、これとは逆に他端部26の内側に一端部24を重ねるようにしてもよい。また、一端部24と他端部26は重ねるだけでもよく、また接着剤で接着するようにしてもよい。また、図3(b)と図3(c)に示すように、外周コーナープロテクター20の平板部22aは、山部と谷部とを繰り返すように折り曲げてギャザー部28になるように構成してもよい。ただし、外周コーナープロテクター20の平板部22aにギャザー部28を設けなくてもよい。
本実施の形態における板材22は、図3(a)に示すように、折り曲げられる前に、一端部24の角部24a、24bと他端部26の角部26a、26bがそれぞれ面取り(コーナーカット)される。これにより、図3(c)に示すように、完成した外周コーナープロテクター20は、一端部24と他端部26とが重ねられたときに、一端部24の角部24a、24bと他端部26の角部26a、26bのいずれかがはみ出していても、面取りされているので、梱包作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。また、開梱作業(梱包された中身の確認のためなどに、梱包されたものをばらす作業)の際に、人体の一部に当たり、怪我をすることに対する安全性を高めることができる。また、外周コーナープロテクター20を構成する金属製の板材22は所望の大きさに剪断加工されるので、その剪断加工の際に剪断面となる角部24a、24b、26a、26bにバリが残っていたとしても、面取り加工によりバリを除去することができる。こうして、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる。
ここで、外周コーナープロテクター20の角部24a、24b、26a、26bの面取りについて説明する。図4は、外周コーナープロテクター20の一端部24と他端部26の拡大斜視図である。図4に示すように、外周コーナープロテクター20の角部24a、24b、26a、26bには、面取り形状が曲線のR面取り加工が施されている。図4では、外周コーナープロテクター20の一端部24と他端部26において、平板部22aの角部24a、26aのR面取りの曲率半径をRaとし、折曲部22bの角部24b、26bのR面取りの曲率半径をRbとする。平板部22aの幅をWa、折曲部22bの幅をWbとする。
外周コーナープロテクター20において、平板部22aの角部24a、26aにおけるR面取りの曲率半径Raは、折曲部22bの角部24b、26bにおけるR面取りの曲率半径Rbと同じである。但し、平板部22aについてのR面取りの曲率半径Raと、折曲部22bの曲率半径Rbとが異なるようにしてもよい。
外周コーナープロテクター20において、平板部22aの角部24a、26aのR面取りの曲率半径Raは、平板部22aの幅Waよりも小さく(Wa>Ra)、折曲部22bの角部24b、26bのR面取りの曲率半径Rbは、折曲部22bの幅Wbよりも小さい(Wb>Rb)。これによれば、外周コーナープロテクター20の一端部24と他端部26とが重なる部分の面積を過度に減少させずに済むので、外周コーナープロテクター20の一端部24と他端部26をしっかりと固定しながら、安全性も高めることができる。
また、本実施の形態では、外周コーナープロテクター20の角部24a、24b26a、26bに対して、面取り形状が曲線であるR面取りの加工を施した場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば図4に点線で示すように、角部24a、24b、26a、26bに対して、面取り形状が直線であるC面取りの加工を施すようにしてもよい。なお、本実施の形態では、外周コーナープロテクター20の一端部24と他端部26とが重ねられている場合を説明したが、これに限られるものではなく、一端部24と他端部26とが重ねられていなくてもよい。これによっても、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができるので、安全性を高めることができる。また、本実施の形態では、円筒状巻材1の外周縁部1aに装着する外周コーナープロテクター20が1枚の場合を例に挙げているが、外周コーナープロテクター20は1枚でなく、複数枚であってもよい。
次に、内周コーナープロテクター30について説明する。図5は、円筒状巻材1の一方の端部に内周コーナープロテクター30の製造過程を説明するための図である。円筒状巻材1の他方の端部に装着する内周コーナープロテクター30も、同様に構成することができる。図5(a)は、内周コーナープロテクター30を断面L字状に折り曲げる前の板材32の平面図であり、図5(b)は、断面L字状に折り曲げられた板材32をさらにリング状に曲げ加工するときの外観斜視図である。図5(c)は、曲げ加工後の内周コーナープロテクター30を説明するための外観斜視図である。
内周コーナープロテクター30は、図5(a)に示すような長尺な金属製(例えば亜鉛メッキ製)の板材32によって成形される。具体的には内周コーナープロテクター30は、図5(a)に示す板材32を一点鎖線で示す折曲線Q−Qで平板部32aと折曲部32bとが直角になるように断面L字状に折り曲げて、図5(b)に示すように円筒状巻材1の内周縁部1bに合わせてリング状に曲げ成形することによって構成される。このとき、図5(c)に示すように、リング状に曲げ成形された板材32は、一端部34と他端部36とが重ねられる。図5(c)では、一端部34の内側に他端部36を重ねた場合を例に挙げたが、これとは逆に他端部36の内側に一端部34を重ねるようにしてもよい。また、一端部34と他端部36は重ねるだけでもよく、また接着剤で接着するようにしてもよい。
本実施の形態における板材32は、図5(a)に示すように、折り曲げられる前に、一端部34の角部34a、34bと他端部36の角部36a、36bがそれぞれ面取り(コーナーカット)される。これにより、図5(c)に示すように、完成した内周コーナープロテクター30は、一端部34と他端部36とが重ねられたときに、一端部34の角部34a、34bと他端部36の角部36a、36bのいずれかがはみ出していても、面取りされているので、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができる。また、内周コーナープロテクター30を構成する金属製の板材32は所望の大きさに剪断加工されるので、その剪断加工の際に剪断面となる角部34a、34b、36a、36bにバリが残っていたとしても、面取り加工によりバリを除去することができる。こうして、梱包や開梱の作業中や運搬中の安全性を高めることができる。
ここで、内周コーナープロテクター30の角部34a、34b、36a、36bの面取りについて説明する。図6は、図5(b)に示す内周コーナープロテクター30の一端部34と他端部36の拡大斜視図である。図6に示すように、内周コーナープロテクター30の角部34a、34b、36a、36bには、面取り形状が曲線のR面取り加工が施されている。図6では、内周コーナープロテクター30の一端部34と他端部36において、平板部32aの角部34a、36aのR面取りの曲率半径をRa’とし、折曲部32bの角部34b、36bのR面取りの曲率半径をRb’とする。平板部32aの幅をWa’、折曲部32bの幅をWb’とする。
内周コーナープロテクター30において、平板部32aの角部34a、36aにおけるR面取りの曲率半径Ra’は、折曲部32bの角部34b、36bにおけるR面取りの曲率半径Rb’と同じである。但し、平板部32aについてのR面取りの曲率半径Ra’と、折曲部32bの曲率半径Rb’とが異なるようにしてもよい。曲率半径Ra’と曲率半径Rb’を異なるようにするには、平板部32aについてのR面取りの曲率半径Ra’の方が、折曲部32bの曲率半径Rb’よりも大きくなるようにすることが好ましい。内周コーナープロテクター30を円筒状巻材1の内周縁部1bに装着したときに、折曲部32bは内周縁部1bの内部に入り込むのに対して、平板部32aは円筒状巻材1の端面に露出するので、人体の一部などに接触し易いからである。すなわち、露出する平板部32aの方のR面取りの曲率半径Ra’を大きくすることで、人体の一部などに引っかかり難くする効果を高めることできる。
内周コーナープロテクター30において、平板部32aの角部34a、36aのR面取りの曲率半径Ra’は、平板部32aの幅Wa’よりも小さく(Wa’>Ra’)、折曲部32bの角部34b、36bのR面取りの曲率半径Rb’は、折曲部32bの幅Wb’よりも小さい(Wb’>Rb’)。これによれば、内周コーナープロテクター30の一端部34と他端部36とが重なる部分の面積を過度に減少させずに済むので、内周コーナープロテクター30の一端部34と他端部36をしっかりと固定しながら、安全性も高めることができる。
また、本実施の形態では、内周コーナープロテクター30の角部34a、34b36a、36bに対して、面取り形状が曲線であるR面取りの加工を施した場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば図6に点線で示すように、角部34a、34b、36a、36bに対して、面取り形状が直線であるC面取りの加工を施すようにしてもよい。なお、本実施の形態では、内周コーナープロテクター30の一端部34と他端部36とが重ねられている場合を説明したが、これに限られるものではなく、一端部34と他端部36とが重ねられていなくてもよい。これによっても、梱包や開梱の作業中や運搬中に、他の装置や人体の一部に引っかかり難くすることができるので、安全性を高めることができる。
1 円筒状巻材
1a 外周縁部
1b 内周縁部
2 バンド
10 梱包体
20 外周コーナープロテクター
22 板材
22a 平板部
22b 折曲部
24 一端部
24a、24b 角部
26 他端部
26a、26b 角部
28 ギャザー部
30 内周コーナープロテクター
32 板材
32a 平板部
32b 折曲部
34 一端部
34a、34b 角部
36 他端部
36a、36b 角部
P−P 折曲線
Q−Q 折曲線
Ra、Rb、Ra’、Rb’ 曲率半径
Wa、Wb、Wa’、Wb’ 幅

Claims (10)

  1. 円筒状の被梱包体を梱包するための梱包材であって、
    長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の外周縁部に当てられて構成され、一端部と他端部の角部が面取りされていることを特徴とする梱包材。
  2. 前記一端部と前記他端部は重ねられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記一端部と前記他端部の角部の面取り形状は、曲線であることを特徴とする請求項2に記載の梱包材。
  4. 前記板材が断面L字状に折り曲げられて、平板部とこの平板部から垂直な折曲部とが形成され、
    前記平板部の角部の面取り形状の曲率半径は前記平板部の幅よりも小さく、前記折曲部の角部の面取り形状の曲率半径は前記折曲部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の梱包材。
  5. 円筒状の被梱包体を梱包するための梱包材であって、
    長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の内周縁部に当てられて構成され、一端部と他端部の角部が面取りされていることを特徴とする梱包材。
  6. 前記一端部と前記他端部は重ねられていることを特徴とする請求項5に記載の梱包材。
  7. 前記一端部と前記他端部の角部の面取り形状は、曲線であることを特徴とする請求項6に記載の梱包材。
  8. 前記板材が断面L字状に折り曲げられて、平板部とこの平板部から垂直な折曲部とが形成され、
    前記平板部の角部の面取り形状の曲率半径は前記平板部の幅よりも小さく、前記折曲部の角部の面取り形状の曲率半径は前記折曲部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の梱包材。
  9. 前記平板部の角部の面取り形状の曲率半径は、前記折曲部の角部の面取り形状の曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の梱包材。
  10. 円筒状の被梱包体を梱包するための梱包体であって、
    長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の外周縁部に当てられた状態で一端部と他端部が重ねられて構成され、前記一端部と前記他端部の角部が面取りされている外周梱包材と、
    長尺の板材が断面L字状に折り曲げられ、前記被梱包体の内周縁部に当てられた状態で一端部と他端部が重ねられて構成され、前記一端部と前記他端部の角部が面取りされている内周梱包材と、
    前記被梱包体に前記外周梱包材と前記内周梱包材が装着された状態で、前記被梱包体の外周と内周に渡って巻き付けられる複数のバンドと、
    を備えることを特徴とする梱包体。
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CN116142627A (zh) * 2023-02-10 2023-05-23 包头钢铁(集团)有限责任公司 一种保护钢卷带尾、头的辅助固定夹

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