JP2017218163A - 梱包装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンド掛けによる外装材の損傷を抑制し、外観を良好に保持する。【解決手段】梱包装置は、上部外装材1、上部緩衝材2、下部外装材3、下部緩衝材4、バンド5及びバンド掛部10を備える。上部外装材1は、天面部1A、側面部1B,1C,1D及び稜線部1Eを有する。バンド掛部10は、各バンド5が上部外装材1の稜線部1Eを横切る4箇所の部位にそれぞれ配置する。バンド掛部10は、上部外装材1に形成された切欠き部11及び折曲げ部12と、上部緩衝材2に形成された面取り部13とを備える。梱包装置を組立てた状態において、バンド5は、上部外装材1の稜線部1Eと接触せずに、切欠き部11の内側を通過する。折曲げ部12は、バンド5が掛かる位置で上部外装材1の側面部1B,1Cと重なり合うと共に、側面部1B,1Cと上部緩衝材2との間に挟まれた状態となる。【選択図】図1

Description

本発明は、各種の製品等を梱包する梱包装置に関し、特に、空気調和機等のような箱形状の電気機器に用いられる梱包装置に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているように、空気調和機等の電気機器を梱包する梱包装置が知られている。従来技術の梱包装置は、外箱の開口部の4辺のうち少なくとも互いに対向する2辺の中間部にそれぞれ配置された折返し部を有している。そして、この折返し部を外箱の内側に折曲げることによって重なり部を形成し、開口部の当該辺上に折返し部による段差を形成している。
特開2007−22540号公報
しかしながら、従来技術の梱包装置においては、段ボール等により形成された外箱をバンドで締結するため、バンドの締付力により外箱の一部、特にバンドが掛っている稜線部に破れ、潰れ、変形等の損傷が発生することがあり、梱包装置としての外観が損なわれるという問題がある。特に近年では、包装材の外観に対する要求が高まっていることから、例えば商品の搬送中に上記のような外箱の損傷が発生すると、商品自体に損傷がなくても返品される等の問題を招く虞れがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、バンド掛けによる外装材の損傷を抑制し、外観を良好に保持して品質を確保することが可能な梱包装置を提供することを目的とする。
本発明に係る梱包装置は、シート状の材料により形成され、箱形状をなす被梱包物の上面部を覆う天面部と天面部の4辺のうち少なくとも互いに対向する2辺からそれぞれ下向きに突出した側面部とを含む複数の壁面部を有する上部外装材と、上下方向に厚さを有する四角形の緩衝材料により形成され、被梱包物の上面部と上部外装材の天面部との間に配置される上部緩衝材と、被梱包物の下面部を覆う下部外装材と、緩衝材料により形成され、被梱包物の下面部と下部外装材との間に配置される下部緩衝材と、上部外装材と下部外装材との間に被梱包物、上部緩衝材及び下部緩衝材を挟んだ状態で、上部外装材と下部外装材とを締結するバンドと、シート状の材料のうち上部外装材の天面部と側面部との間の稜線部を跨ぐ位置に形成された枠状の切込みと、シート状の材料のうち切込みの内側部位が当該切込みの外側に折り返されて上部外装材の壁面部と重なり合った状態で壁面部と上部緩衝材との間に配置された折曲げ部と、切込みの内側空間により形成されて上部外装材の天面部と側面部との間の稜線部を跨ぐ位置で天面部と側面部とにわたって開口し、天面部と側面部とに掛けられるバンドが内側を通過する切欠き部と、を備えている。
本発明によれば、バンドが上部外装材の稜線部と接触せずに、切欠き部の内側を通過するので、バンドの締付力から稜線部を保護し、稜線部の損傷を防止することができる。従って、梱包装置の外観を良好に保持し、輸送時の品質を確保することができる。また、切欠き部の内側であった部位を利用して折曲げ部を形成し、この折曲げ部を用いて上部外装材の壁面部のうちバンドが掛かる部位を2重構造化することができる。これにより、上部外装材の壁面部を補強し、その破れ、シワ等を抑制することができる。
本発明の実施の形態1による梱包装置を分解した状態で被梱包物と共に示す分解斜視図である。 図1中の梱包装置を組立てた状態で示す斜視図である。 図2中のバンド掛部等を拡大して示す斜視図である。 上部外装材を組立てる状態を下側からみた斜視図である。 図1中の上部緩衝材を示す斜視図である。 図2中のバンド掛部を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2による梱包装置を分解した状態で被梱包物と共に示す分解斜視図である。 図7中の上部緩衝材を示す斜視図である。 図7中の上部外装材及び上部緩衝材を下側からみた斜視図である。 本発明の実施の形態2による梱包装置のバンド掛部を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含むものである。
実施の形態1.
まず、図1から図6を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1による梱包装置を分解した状態で被梱包物と共に示す分解斜視図である。また、図2は、図1中の梱包装置を組立てた状態で示す斜視図である。これらの図に示すように、本実施の形態の梱包装置は、例えば空気調和機の室外機のような箱形状の被梱包物20を梱包するのに用いられる。被梱包物20は、四角形状の平坦な上面部20Aを有している。なお、本発明は、空気調和機の室外機に限らず、各種の電気機器、家電製品等を含む箱形状の被梱包物に適用されるものである。また、本実施の形態では、被梱包物20である室外機の前面及び後面を基準として、前面と後面が対向する方向を「前後方向」とする。また、前後方向と直交する方向を「左右方向」とする。
本実施の形態の梱包装置は、上部外装材1、上部緩衝材2、下部外装材3、下部緩衝材4、バンド5及びバンド掛部10を備えている。上部外装材1は、例えば段ボールシート等からなる少なくとも1枚のシート状材料を折り曲げることにより形成され、下向きに開口した箱形状をなしている。上部外装材1は、梱包装置の上端部を構成するもので、天面部1A、前側の側面部1B、後側の側面部1C及び左右の側面部1D,1Dを備えている。天面部1Aは、例えば被梱包物20の上面部20Aよりも一回り大きい四角形の平板として形成され、上面部20Aを上側から覆うものである。側面部1B,1C,1Dは、天面部1Aの4辺からそれぞれ下向きに突出している。なお、天面部1A及び側面部1B,1C,1Dは、上部外装材1の壁面部を構成している。
また、天面部1Aと側面部1B,1C,1Dとの間の角隅部は、外側に向けて直角に角張った稜線部1Eとなっている。稜線部1Eは、後述する切欠き部11の位置を除いて天面部1Aの全周に存在している。なお、本実施の形態では、天面部1Aの4辺に側面部1B,1C,1Dを配置する場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、側面部は、天面部1Aの4辺のうち互いに対向する2辺にのみ配置してもよい。
上部外装材1の天面部1Aと被梱包物20の上面部20Aとの間には、例えば2個の上部緩衝材2が並んで配置されている。各上部緩衝材2は、発泡樹脂等の緩衝材料により中空の四角形(直方体)状に形成され、被梱包物20を下側から嵌め込むための凹部を有している。即ち、個々の上部緩衝材2は、上面部2Aと、前側の側面部2Bと、後側の側面部2Cと、外側の側面部2Dとを備え、下面部及び内側の側面部が開口している。そして、各上部緩衝材2は、被梱包物20の上端部に位置する左右の角隅部にそれぞれ嵌め込まれた状態で、上部外装材1と被梱包物20との間に介在し、上側からの衝撃等に対して被梱包物20を保護する。
下部外装材3は、梱包装置の下端部を構成するもので、例えば上向きに開口した箱形状に形成されている。下部外装材3は、例えば2個の下部緩衝材4を介して被梱包物20の下面部を覆うように配置される。下部緩衝材4は、上部緩衝材2と同様の緩衝材料等により四角形状に形成され、被梱包物20を上側から嵌め込むための凹部を有している。そして、各下部緩衝材4は、被梱包物20の下端部に位置する左右の角隅部にそれぞれ嵌め込まれた状態で、下部外装材3と被梱包物20との間に配置される。この状態で、下部緩衝材4は、被梱包物20を下側から支持しつつ、衝撃等から被梱包物20を保護する。
バンド5は、図2に示すように、上部外装材1と下部外装材3とを締結するもので、樹脂材料等により細長い帯状に形成され、被梱包物20の左右両側にそれぞれ配置されている。各バンド5は、被梱包物20を前後方向及び上下方向に沿って周回するように環状に伸張した状態で、上部外装材1及び下部外装材3に掛けられている。これにより、上部外装材1と下部外装材3とは、両者間に被梱包物20、各上部緩衝材2及び各下部緩衝材4を挟んだ状態で、各バンド5により互いに締結される。この状態で、各バンド5のうち上部外装材1の稜線部1Eを横切る部分は、バンド掛部10に掛けられている。
次に、梱包装置が備えるバンド掛部10について説明する。図3は、図2中のバンド掛部等を拡大して示す斜視図である。図2及び図3に示すように、バンド掛部10は、各バンド5が上部外装材1の稜線部1Eを横切る4箇所の部位にそれぞれ配置されている。バンド掛部10は、上部外装材1の角隅部がバンド5の締付力により損傷するのを防止するものである。個々のバンド掛部10は、上部外装材1に形成された切欠き部11及び折曲げ部12と、上部緩衝材2に形成された面取り部13とにより構成されている。
図4は、上部外装材を組立てる状態を下側からみた斜視図である。この図に示すように、切欠き部11は、上部外装材1の稜線部1Eにバンド5が掛けられるのを回避するための部位である。切欠き部11は、上部外装材1となる段ボールシートに形成された枠状の切込み11Aの内側空間として形成されている。切込み11Aは、少なくとも一部が段ボールシートに接続されたコ字形、U字形、T字形等の形状を有し、上部外装材1の稜線部1Eを跨ぐ位置に形成されている。切欠き部11は、上部外装材1の切込み11Aの内側部位を切欠き部11の外側となる位置まで折り返すことにより形成されている。また、切欠き部11は、例えば長方形状の開口部として形成され、天面部1Aの前縁部の左右両側と後縁部の左右両側にそれぞれ配置されている。前側の2つの切欠き部11は、上部外装材1の稜線部1Eを跨いで天面部1Aと側面部1Bとに開口している。後側の2つの切欠き部11は、稜線部1Eを跨いで天面部1Aと側面部1Cとに開口している。
折曲げ部12は、前記段ボールシートの切込み11Aの内側部位を切り起こして切欠き部11を形成するときに、切り起こした部位を切欠き部11の内側から外側に折り返して上部外装材1の壁面部と重なり合う位置に配置したものである。折曲げ部12は、切欠き部11の周囲で上部外装材1を補強するための部位であり、各切欠き部11の周縁にそれぞれ形成されている。前側の2つの折曲げ部12は、切欠き部11の4辺のうち上部外装材1の側面部1B上に位置する1辺で折り返され、側面部1Bと重なり合うように配置される。後側の2つの折曲げ部12は、切欠き部11の4辺のうち上部外装材1の側面部1C上に位置する1辺で折り返され、側面部1Cと重なり合うように配置される。
一方、図5は、図1中の上部緩衝材を示す斜視図である。図5に示すように、上部緩衝材2の上面部2Aと側面部2Bとの間の角隅部には、テーパ形状またはR形状を有する面取り部13が形成されている。また、上面部2Aと側面部2Cとの間の角隅部にも、図示はされないが、面取り部13が形成されている。これらの面取り部13は、上部外装材1の各切欠き部11の位置で露出し、バンド5と当接する。
図6は、図2中のバンド掛部を示す縦断面図である。図2及び図6に示すように、梱包装置を組立てたときには、上部外装材1の側面部1B,1C,1Dの内側に各上部緩衝材2が収納され、切欠き部11の位置では、上部緩衝材2の面取り部13が露出した状態となる。そして、バンド5は、上部外装材1の稜線部1Eを横切って天面部1Aと側面部1B,1Cとに掛けられるときに、稜線部1Eと接触せずに切欠き部11の内側を通過し、上部緩衝材2の面取り部13と当接した状態となる。これにより、稜線部1Eの位置では、バンド5の締付力が上部緩衝材2の面取り部13によって受承される。
この状態において、前側の折曲げ部12は、バンド5が掛けられる位置で上部外装材1の側面部1Bと重なり合って2重構造を形成し、上部外装材1の側面部1Bと上部緩衝材2の側面部2Bとの間に挟まれた状態となる。また、後側の折曲げ部12は、バンド5が掛けられる位置で上部外装材1の側面部1Cと重なり合って2重構造を形成し、上部外装材1の側面部1Cと上部緩衝材2の側面部2Cとの間に挟まれた状態となる。これにより、各折曲げ部12は、切欠き部11の近傍で側面部1B,1Cを内側から補強し、側面部1B,1Cと一緒にバンド5の締付力を受承する。
なお、折曲げ部12は、切欠き部11の周縁から上部外装材1の天面部1Aに向けて折り返して、天面部1Aと重ね合わせることも可能である。この場合、折曲げ部12は、切欠き部11の4辺のうち上部外装材1の天面部1A上に位置する1辺で折り返され、天面部1Aと重なり合うように配置される。但し、折曲げ部12は、上部外装材1の天面部1Aと側面部B,Cのうち、バンド5との接触部の長さが短い方の部位と重ね合わせて当該部位と上部緩衝材2との間に配置するのが好ましい。即ち、本実施の形態では、図3及び図4に示すように、バンド5の長さ方向において、天面部1Aとバンド5との接触部の長さL1に対して側面部1B,1Cとバンド5との接触部の長さL2の方が短くなっている。このため、折曲げ部12は、側面部1B,1Cと重なり合った状態で配置されている。
次に、梱包装置の組立手順の一例について説明する。まず、上部外装材1については、図4に示すように、1枚の段ボールシートを稜線部1Eの位置で直角に折り曲げることにより、天面部1Aの周囲に前後の側面部1B,1Cと左右の側面部1Dとを形成する。続いて、この段ボールシートに予め形成しておいた切込み11Aの内側部位を折り曲げることにより、切欠き部11及び折曲げ部12を形成し、上部外装材1を完成させる。
次に、折曲げ部12を側面部1B,1Cと重ね合わせた状態で、上部外装材1の内側に各上部緩衝材2を嵌め込む。この結果、各折曲げ部12は、上部外装材1と上部緩衝材2の側面部1B,2B間(または、側面部1C,2C間)に挟まれた状態となる。このように組立てた上部外装材1及び上部緩衝材2を被梱包物20の上端部に嵌め込むと共に、被梱包物20の下端部に各下部緩衝材4を介して下部外装材3を配置した状態で、上部外装材1と下部外装材3とを各バンド5により締結する。これにより、被梱包物20が梱包される。このとき、各バンド5は、バンド掛部10の位置で上部外装材1の稜線部1Eを横切るように配置する。なお、上記説明は、梱包手順の一例を示したものであり、本発明での梱包手順は、上記説明に限定されるものではない。
このように構成される本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。まず、従来の梱包装置においては、バンドの締付力により外装材の角隅部が損傷し、外観が損なわれることが多い。これに対し、本実施の形態では、バンド5の締付力をバンド掛部10の位置で上部緩衝材2により受承することができる。即ち、バンド5が上部外装材1の稜線部1Eと接触しないので、バンド5の締付力から稜線部1Eを保護し、稜線部1Eの損傷を防止することができる。従って、梱包装置の外観を良好に保持し、輸送時の品質を確保することができ、外観の損傷による返品等を抑制することができる。
また、上部緩衝材2には、バンド5と接触する部位に面取り部13を形成したので、バンド5の締付力を面取り部13により広い面積に分散することができる。従って、バンド5の締付力が上部緩衝材2の一部に集中することで上部緩衝材2またはバンド5が損傷するのを抑制し、梱包装置の耐久性を向上させることができる。
また、一般的に、外装材のうち寸法が短い部位にバンドを掛けると、この部位において、輸送中の振動、荷扱い等により外装材の破れ、シワ等が発生し易い。このため、本実施の形態では、切欠き部11の内側であった部位を利用して折曲げ部12を形成し、上部外装材1の天面部1Aと側面部B,Cのうち、バンド5との接触部の長さが短い側面部B,Cに対して折曲げ部12を重ね合わせる構成としている。これにより、別個の補強部材等を用いなくても、折曲げ部12を用いて側面部B,Cを2重構造化し、側面部B,Cを補強することができる。従って、簡単な構造で側面部B,Cの破れ、シワ等を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、図7から図10を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態の特徴は、上部緩衝材に段差部を形成し、上部外装材の折曲げ部を段差部に嵌め込む構成としたことにある。図7は、本発明の実施の形態2による梱包装置を分解した状態で被梱包物と共に示す分解斜視図である。図8は、図7中の上部緩衝材を示す斜視図であり、図9は、図7中の上部外装材及び上部緩衝材を下側からみた斜視図である。また、図10は、本発明の実施の形態2によるバンド掛部の拡大断面図を示している。これらの図に示すように、本実施の形態の梱包装置は、前記実施の形態1と同様に構成されているものの、各上部緩衝材2は、それぞれ段差部14を備えている。
段差部14は、上部緩衝材2の側面部2B,2Cのうち、上部外装材1の折曲げ部12と対面する部位に形成され、折曲げ部12と対面しない周囲の部位よりも窪んでいる。段差部14の深さ寸法は、上部外装材1となる段ボールシートの厚さ、即ち、折曲げ部12の厚さと同程度に設定されている。そして、上部外装材1と上部緩衝材2とを組立てたときには、図10に示すように、上部外装材1の折曲げ部12が上部緩衝材2の段差部14に嵌め込まれた状態となる。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。しかも、本実施の形態によれば、上部外装材1の側面部1B,1Cに折曲げ部12を重ね合わせた状態でも、折曲げ部12の厚さを段差部14により吸収することができる。これにより、上部外装材1の側面部1B,1Cのうち折曲げ部12を重ね合わせた部位が外側に膨らむように歪むのを抑制することができる。即ち、本実施の形態によれば、折曲げ部12により側面部1B,1Cを2重構造化した状態でも、上部外装材1の外形状を歪みのない状態に保持することができ、梱包装置の外観を向上させることができる。
なお、前記実施の形態1,2では、上部外装材1の前後の側面部1B,1Cに2箇所ずつバンド掛部10を配置する場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、バンド掛部10の個数は、バンド5の本数に応じて決定すればよいものである。即ち、例えば1本のバンド5のみを用いる場合には、バンド掛部10を側面部1B,1Cに1箇所ずつ配置すればよい。また、3本以上のバンド5を用いる場合には、バンド5の本数と等しい個数のバンド掛部10を側面部1B,1Cにそれぞれ配置すればよい。
また、本発明では、バンド5を左右方向に周回させて上部外装材1の天面部1A及び左右の側面部1Dと下部外装材3との間に掛ける構成としてもよい。この場合、バンド掛部10は、左右の側面部1Dにそれぞれ配置すればよい。さらに、本発明では、上部外装材1側だけでなく、下部外装材3にもバンド掛部10を配置する構成としてもよい。
1 上部外装材
1A 天面部(壁面部)
1B,1C,1D 側面部(壁面部)
1E 稜線部
2 上部緩衝材
2A 上面部
2B,2C,2D 側面部
3 下部外装材
4 下部緩衝材
5 バンド
10 バンド掛部
11 切欠き部
11A 切込み
12 折曲げ部
13 面取り部
14 段差部
20 被梱包物
20A 上面部
本発明に係る梱包装置は、シート状の材料により形成され、箱形状をなす被梱包物の上面部を覆う天面部と天面部の4辺のうち少なくとも互いに対向する2辺からそれぞれ下向きに突出した側面部とを含む複数の壁面部を有する上部外装材と、上下方向に厚さを有する四角形の緩衝材料により形成され、被梱包物の上面部と上部外装材の天面部との間に配置される上部緩衝材と、被梱包物の下面部を覆う下部外装材と、緩衝材料により形成され、被梱包物の下面部と下部外装材との間に配置される下部緩衝材と、上部外装材と下部外装材との間に被梱包物、上部緩衝材及び下部緩衝材を挟んだ状態で、上部外装材と下部外装材とを締結するバンドと、シート状の材料のうち上部外装材の天面部と側面部との間の稜線部を跨ぐ位置に形成された、内側部位を有する形状の切込みと、シート状の材料のうち切込みの内側部位が当該切込みの外側に折り返されて上部外装材の壁面部と重なり合った状態で壁面部と上部緩衝材との間に配置された折曲げ部と、切込みの内側空間により形成されて上部外装材の天面部と側面部との間の稜線部を跨ぐ位置で天面部と側面部とにわたって開口し、天面部と側面部とに掛けられるバンドが内側を通過する切欠き部と、を備えている。

Claims (5)

  1. シート状の材料により形成され、箱形状をなす被梱包物の上面部を覆う天面部と前記天面部の4辺のうち少なくとも互いに対向する2辺からそれぞれ下向きに突出した側面部とを含む複数の壁面部を有する上部外装材と、
    上下方向に厚さを有する四角形の緩衝材料により形成され、前記被梱包物の上面部と前記上部外装材の天面部との間に配置される上部緩衝材と、
    前記被梱包物の下面部を覆う下部外装材と、
    緩衝材料により形成され、前記被梱包物の下面部と前記下部外装材との間に配置される下部緩衝材と、
    前記上部外装材と前記下部外装材との間に前記被梱包物、前記上部緩衝材及び前記下部緩衝材を挟んだ状態で、前記上部外装材と前記下部外装材とを締結するバンドと、
    前記シート状の材料のうち前記上部外装材の天面部と側面部との間の稜線部を跨ぐ位置に形成された枠状の切込みと、
    前記シート状の材料のうち前記切込みの内側部位が当該切込みの外側に折り返されて前記上部外装材の壁面部と重なり合った状態で前記壁面部と前記上部緩衝材との間に配置された折曲げ部と、
    前記切込みの内側空間により形成されて前記上部外装材の天面部と側面部との間の稜線部を跨ぐ位置で前記天面部と前記側面部とにわたって開口し、前記天面部と前記側面部とに掛けられる前記バンドが内側を通過する切欠き部と、
    を備えた梱包装置。
  2. 前記折曲げ部は、前記上部外装材の天面部と側面部のうち、前記バンドとの接触部が短い方の部位と重なり合った状態で当該部位と前記上部緩衝材との間に配置する構成とした請求項1に記載の梱包装置。
  3. 前記上部緩衝材は、前記切欠き部の位置で前記バンドと当接する構成とした請求項1または2に記載の梱包装置。
  4. 前記上部緩衝材のうち前記バンドと当接する角隅部には、面取り部を形成した請求項3に記載の梱包装置。
  5. 前記上部緩衝材のうち前記折曲げ部と対面する部位には、前記折曲げ部と対面しない周囲の部位よりも窪んだ段差部を形成し、
    前記折曲げ部は、前記段差部に嵌め込む構成とした請求項1から4のうち何れか1項に記載の梱包装置。
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