JP3198531B2 - 電子情報処理装置および電子情報処理方法 - Google Patents

電子情報処理装置および電子情報処理方法

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JP3198531B2
JP3198531B2 JP10449791A JP10449791A JP3198531B2 JP 3198531 B2 JP3198531 B2 JP 3198531B2 JP 10449791 A JP10449791 A JP 10449791A JP 10449791 A JP10449791 A JP 10449791A JP 3198531 B2 JP3198531 B2 JP 3198531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子情報処理装置およ
び電子情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子情報処理装置においては、電
子情報処理装置を初期設定するためのスイツチを複数用
意し、それらを予め設定しておくことによって、電源を
入れると同時に、初期設定されるようになされている。
またバツテリーによるバツクアツプが可能なSRAMを
採用することで、本体の電源がOFF中であってもその
内容を保持し、次の電源ON時には素早く電源OFF直
前の状態にするという方法もある。この方法はリジユー
ムとして広く知られている。
【0003】さらに本出願人が先に提案した(特開平2
年178764号)による液晶表示装置とタブレツトを
一体化し、手書き入力による情報入力を可能とした電子
情報処理装置においては、「手書き文字入力」のための
画面と「ローマ字入力」のための画面とがあり、選択に
より、何れかが使用可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電子
情報処理装置では、初期設定のためのスイツチを複数設
けなければならず、機器の小型化、低コスト化という点
で問題となっていた。またリジユームの機能では、電源
をオフする直前の画面が必ず表示されるため、電子情報
処理装置を起動する時に表示して欲しい画面ではなかっ
た。
【0005】また従来は、電子情報処理装置を起動する
と、既定値としてある特定の入力状態、例えば「手書き
文字入力」のための画面となり、その画面が使用者の好
みに一致しない場合には、毎回電子情報処理装置を起動
する度に別の画面、例えば「ローマ字入力」のための画
面に替える必要があり、操作性が悪かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子情報処理装
置は、表示手段と、表示手段に積層され、その一部に、
複数の固定アイコンが表示された固定アイコン領域と、
表示手段に表示された表示画面を表示する表示領域とを
有する情報入力用タブレットと、複数の固定アイコンの
それぞれに対応する項目を選択する第1の設定ウィンド
ウを表示領域に表示させ、情報入力用タブレットを用い
て、いずれかの項目が選択され、登録が指示されたと
き、第1の設定ウィンドウの背景に表示されている表示
画面を、選択された項目に対応する固定アイコンに割り
付けて登録する登録手段と、登録手段により固定アイコ
ンに割り付けて登録された表示画面、および所定の画面
から、電源投入時に表示領域に最初に表示させる初期画
面を選択する第2の設定ウィンドウを表示領域に表示さ
せ、情報入力用タブレットを用いて、いずれかの初期画
面を第2の設定ウィンドウにおいて選択させる表示画面
選択手段と、電源投入時に、表示画面選択手段により選
択された初期画面を表示領域に表示させる第1の表示制
御手段と、電源投入後に、固定アイコンが選択されたと
き、登録手段により固定アイコンに割り付けて登録され
た表示画面を表示領域に表示させる第2の表示制御手段
を具備することを特徴とする。本発明の電子情報処理
装置の電子情報処理方法は、複数の固定アイコンのそれ
ぞれに対応する項目を選択する第1の設定ウィンドウを
表示領域に表示させ、情報入力用タブレットを用いて、
いずれかの項目が選択され、登録が指示されたとき、第
1の設定ウィンドウの背景に表示されている表示画面
を、選択された項目に対応する固定アイコンに割り付け
て登録する登録ステップと、登録ステップの処理により
固定アイコンに割り付けて登録された表示画面、および
所定の画面から、電源投入時に表示領域に最初に表示さ
せる初期画面を選択する第2の設定ウィンドウを表示領
域に表示させ、情報入力用タブレットを用いて、いずれ
かの初期画面を第2の設定ウィンドウにおいて選択させ
る表示画面選択ステップと、電源投入時に、表示画面選
択ステップの処理により選択された初期画面を表示領域
に表示させる第1の表示制御ステップと、電源投入後
に、固定アイコンが選択されたとき、登録ステップの処
理により固定アイコンに割り付けて登録された表示 画面
を表示領域に表示させる第2の表示制御ステップとを具
備することを特徴とする。本発明の電子情報処理装置お
よび電子情報処理方法においては、複数の固定アイコン
のそれぞれに対応する項目を選択する第1の設定ウィン
ドウが表示領域に表示され、情報入力用タブレットを用
いて、いずれかの項目が選択され、登録が指示されたと
き、第1の設定ウィンドウの背景に表示されている表示
画面が、選択された項目に対応する固定アイコンに割り
付けられて登録される。また、固定アイコンに割り付け
られて登録された表示画面、および所定の画面から、電
源投入時に表示領域に最初に表示させる初期画面を選択
する第2の設定ウィンドウが表示領域に表示され、情報
入力用タブレットを用いて、いずれかの初期画面を第2
の設定ウィンドウにおいて選択させる。そして、電源投
入時に、選択された初期画面が表示領域に表示され、電
源投入後に、固定アイコンが選択されたとき、固定アイ
コンに割り付けられて登録された表示画面が表示領域に
表示される。
【0007】
【実施例】本発明では、電源ON時に最初に開くページ
を設定するために、第1の設定ウインドウ(図1)、及
び第2の設定ウインドウ(図2)を2つ導入した。この
2つの設定ウインドウを導入することにより、電源を入
れたときに、あらかじめ設定されたページを開くことが
可能となる。さらに、別途用意された固定アイコンを電
源ON後に押すことによって、その固定アイコンに割り
付けられたページを開くことが可能であるようになって
いる。
【0008】図3はこの機能を実現するに好適なる入力
タブレツト(図3)を示す。入力タブレツトは、液晶表
示装置上に透明タブレツトが積層構造とされたものが使
用される。このタブレツトは、表示領域31と固定アイ
コン領域32とに分割されている。固定アイコン領域
は、所定のアイコンをタブレツト上に印刷したものであ
り、実施例では、アクシヨン32a、コネクシヨン32
b、メモ32cの3つの固定アイコンが設けられてい
る。
【0009】次に、前述した2つの設定ウインドウの機
能について、図4を参考に説明をする。電源の投入によ
り(41)、まず図2の第2の設定ウインドウにより設
定されたページが開かれる(42)。例えば図2では、
表紙が選択されているので、表紙が開かれることとな
る。図2の設定ウインドウでは、電源ON時に開くペー
ジを選択する。「表紙」が選択された場合には表紙ペー
ジが、「アクシヨン」「コネクシヨン」「メモ」のいず
れかが選択された場合には図1の設定ウインドウで対応
する項目に割り付けられたページが、「最後に開いてい
たページ」が選択された場合には電源OFF時に開いて
いたページが開かれる。
【0010】一連の処理状態において、図3の固定アイ
コン32a〜32cの1を操作すると(43)、図1の
第1の設定ウインドウにより設定されたページが開かれ
る(44)。例えばアクシヨン32を操作すると、第
1の設定ウインドウ(図1)で設定されたページが開く
ことになる。図1の設定ウインドウでは、このウインド
ウが開かれているときに、背景で開いているページの種
類を、そのときに設定ウインドウ内で選択された項目に
割り付ける。尚、図1の表示を例に取れば、この状態で
「設定」ボタンを押すと、「アクシヨン」と称された項
目に、そのときに開いているページの種類が割り付けら
れる。
【0011】次に本発明の電子情報処理装置において、
電源を入れた後の動作を図5のフローチヤートにより説
明する。説明を簡略化するため、次の3つのパラメータ
を導入する。パラメータP1は図2の設定ウインドウ
使用者により設定されるパラメータである。本実施例で
は、「01」を表紙、「02」をアクシヨンのページ、
「03」をコネクシヨンのページ、「04」をメモのペ
ージ、「05」を最後に開いていたページを示すパラメ
ータとしている。
【0012】パラメータP2は図1の設定ウインドウ
使用者により設定されるパラメータである。本実施例で
は、「01」を日間スケジユールの属性番号、「02」
を週間スケジユールの属性番号、「03」を月間スケジ
ユールの属性番号、「04」を年間スケジユールの属性
番号、「05」を住所録の属性番号、「06」を電話帳
の属性番号を示すパラメータとしている。
【0013】パラメータP3は電源OFF時にシステム
により設定されるパラメータであり、nn(2桁数字)
は電源をOFFしたときに開いていたページのシリアル
番号を示す。使用者が電源をONすると、本発明にかか
るフローチヤートが動作を開始する(51)。次にパラ
メータP1の値をチエツクする(52)。パラメータP
1が「01」ならば(53)、表紙ページを開く(5
4)。パラメータP1が「05」ならば(55)、パラ
メータP3をチエツクし、開くべきページを求める(5
6)。パラメータP1が「01」でも「05」でもなけ
れば、パラメータP2をチエツクし、対応するページを
求める(57)。
【0014】対応するページを開くことが可能かどうか
をチエツクし(58)、不可能ならば、表紙ページを開
く。可能ならば、対応するページを開く(59)。以下
使用者は、本情報処理装置を操作し、図示しない所定の
処理を行う。この状態において、本発明にかかる情報処
理装置は、常に使用者の操作をチエツクする(60)。
電源をOFFする操作でなければ(61)、操作に対応
する処理を実行する(62)。電源をOFFする操作な
らば、パラメータP3として表示されているページ番号
を値とし(63)、電源OFFのための処理を実行して
(64)、終了する。
【0015】本発明の他の例としては、電子情報処理装
置における「手書き文字入力」「ローマ字入力」の2つ
の入力方法を、設定プログラムにより、事前に設定する
ことも可能である。これにより、入力機能ウインドウを
新たに開いた場合には、この設定プログラムで指定した
内容にしたがって、対応するボードが最初に表示され
こととなる。
【0016】
【発明の効果】本発明の電子情報処理装置および電子情
報処理方法によれば、複数の固定アイコンのそれぞれに
対応する項目を選択する第1の設定ウィンドウを表示領
域に表示し、情報入力用タブレットを用いて、いずれか
の項目が選択され、登録が指示されたとき、第1の設定
ウィンドウの背景に表示されている表示画面を、選択さ
れた項目に対応する固定アイコンに割り付けて登録す
る。また、固定アイコンに割り付けて登録した表示画
面、および所定の画面から、電源投入時に表示領域に最
初に表示させる初期画面を選択する第2の設定ウィンド
ウを表示領域に表示させ、情報入力用タブレットを用い
て、いずれかの初期画面を第2の設定ウィンドウにおい
て選択させる。そして、電源投入時に、選択された初期
画面を表示領域に表示し、電源投入後に、固定アイコン
が選択されたとき、固定アイコンに割り付けて登録した
表示画面を表示領域に表示するようにしたので、機器の
電源を入れたときに、使用者の最初に見たいページを予
め設定用ウインドウで設定しておくことにより、すでに
述べた従来技術の問題点を克服することができ、安価で
小型の情報入力機器を設計することが可能となる。本発
明により、1つのウインドウ内に、同一の目的を行うた
めの複数のボードが存在する場合、当該ウインドウを開
いたときに最初に表示するボードを、使用者の好みに応
じて予め指定することができる。また同一目的を行うた
めの複数のボードを、使用者の多様な熟練度に合わせ
て、最初から複数用意することが可能になり、設定プロ
グラムによって、その熟練度を与えておけば、使用者に
見合った操作性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の設定ウインドウの例
【図2】第2の設定ウインドウの例
【図3】本発明にかかる電子情報処理装置の入力タブレ
ツトの例
【図4】本発明の動作の概略
【図5】本発明の動作を理解するためのフローチヤート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−7914(JP,A) 特開 昭64−88824(JP,A) 特開 平2−287761(JP,A) 特開 平3−66249(JP,A) 特開 平2−230419(JP,A) 特開 平2−247721(JP,A) 特開 平2−165257(JP,A) 特開 平2−79111(JP,A) 特開 平2−176867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 601 - 658 G06F 3/14 - 3/153 G06F 15/02 G06F 1/00 370 G06F 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、 前記表示手段に積層され、その一部に、複数の固定アイ
    コンが表示された固定アイコン領域と、前記表示手段に
    表示された表示画面を表示する表示領域とを有する情報
    入力用タブレットと、複数の前記固定アイコンのそれぞれに対応する項目を選
    択する第1の設定ウィンドウを前記表示領域に表示さ
    せ、前記情報入力用タブレットを用いて、いずれかの前
    記項目が選択され、登録が指示されたとき、前記第1の
    設定ウィンドウの背景に表示されている表示画面を、選
    択された前記項目に対応する前記固定アイコンに割り付
    けて登録する登録手段と、 前記登録手段により前記固定アイコンに割り付けて登録
    された前記表示画面、および所定の画面から、電源投入
    時に前記表示領域に最初に表示させる初期画面を選択す
    る第2の設定ウィンドウを前記表示領域に表示させ、前
    記情報入力用タブレットを用いて、いずれかの前記初期
    画面を前記第2の設定ウィンドウにおいて選択させる表
    示画面選択手段と、 電源投入時に、前記表示画面選択手段により選択された
    前記初期画面を前記表示領域に表示させる第1の表示制
    御手段と、 電源投入後に、前記固定アイコンが選択されたとき、前
    記登録手段により前記固定アイコンに割り付けて登録さ
    れた前記表示画面を前記表示領域に表示させる第2の表
    示制御手段と を具備することを特徴とする電子情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 表示手段と、前記表示手段に積層され、
    その一部に、複数の固定アイコンが表示された固定アイ
    コン領域と、前記表示手段に表示された表示画面を表示
    する表示領域とを有する情報入力用タブレットとを備え
    た電子情報処理装置の電子情報処理方法において、複数の前記固定アイコンのそれぞれに対応する項目を選
    択する第1の設定ウィンドウを前記表示領域に表示さ
    せ、前記情報入力用タブレットを用いて、いずれかの前
    記項目が選択され、登録が指示されたとき、前記第1の
    設定ウィンドウの背景に表示されている表示画面を、選
    択された前記項目に対応する前記固定アイ コンに割り付
    けて登録する登録ステップと、 前記登録ステップの処理により前記固定アイコンに割り
    付けて登録された前記表示画面、および所定の画面か
    ら、電源投入時に前記表示領域に最初に表示させる初期
    画面を選択する第2の設定ウィンドウを前記表示領域に
    表示させ、前記情報入力用タブレットを用いて、いずれ
    かの前記初期画面を前記第2の設定ウィンドウにおいて
    選択させる表示画面選択ステップと、 電源投入時に、前記表示画面選択ステップの処理により
    選択された前記初期画面を前記表示領域に表示させる第
    1の表示制御ステップと、 電源投入後に、前記固定アイコンが選択されたとき、前
    記登録ステップの処理により前記固定アイコンに割り付
    けて登録された前記表示画面を前記表示領域に表示させ
    る第2の表示制御ステップと を具備することを特徴とす
    る電子情報処理方法。
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