JP3198445B2 - レール及び形鋼の画像処理を利用した自動孔面取り加工装置 - Google Patents

レール及び形鋼の画像処理を利用した自動孔面取り加工装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レール及び形鋼の画像
処理を利用した自動孔面取り加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道等に使用されるレール製造の最終工
程において、レールの敷設時にレール同士を繋ぐために
レールの両端又は一方にそれぞれ2〜3個のドリル孔が
一般には設けられている。このドリル孔の一方側は、面
取りカッターが設けられたドリルを用いて穿孔すれば、
容易に面取りを行うことができるが、該ドリル孔の反対
側は、穿孔とは同時に面取りは行えないので、該ドリル
孔の反対側の面取りは作業者が手動によって行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記手
動による面取り作業は危険である上、多数の労働力を必
要とし能率が悪いという問題点があった。そこで、自動
化、機械化を行う必要があるが、前記レールにおける面
取りは1.5C程度であるので極めて精度を要し、ドリ
ル孔の中心位置を検出しない自動化方法では、一旦、孔
及び一方側の面取り加工を行った後に、該レールを別の
場所に搬送して他側の面取りを行うには位置合わせが極
めて困難であった。このような問題は形鋼にドリル孔を
設けて、両方から面取りを行う場合にも生じていた。本
発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、一方の側か
らドリル孔が形成されたレール又は形鋼の面取りを効率
良くそして、精度良く行うことができるレール及び形鋼
の画像処理を利用した自動孔面取り加工装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のレール及び形鋼の画像処理を利用した自動孔面取
り加工装置は、面取りカッターを備えるドリルユニット
と、該ドリルユニットを昇降させる昇降機構と、前記面
取りカッターと軸心を合わせて対向して配置され内部に
はハーフミラーによって分けられる粗位置検出用カメラ
と精密位置検出用カメラを備えたテレビカメラと、前記
ドリルユニット及びテレビカメラが取付けられた支持架
台と、該支持架台を傾斜させる旋回機構と、前記支持架
台をX及びY方向に移動させるX及びY送り機構とを有
し、前記粗位置検出用カメラによってレール又は形鋼に
形成された丸孔を撮像し、該撮像された丸孔を画像処理
してその中心を検出し、該検出信号によって前記面取り
カッターの切削位置を修正し、更に前記精密位置検出用
カメラによって前記面取りカッターの軸心と前記丸孔の
軸心との精密位置合わせをして前記丸孔の面取りを行う
ようにして構成されている。ここで、XY方向とは平面
的に見て前後左右方向をいう。
【0005】
【作用】請求項1記載のレール及び形鋼の画像処理を利
用した自動孔面取り加工装置においては、面取りカッタ
ーとテレビカメラの軸心を合わせて対向して配置し、該
テレビカメラによってレール又は形鋼のドリル孔を撮像
して、画像処理にてドリル孔の中心位置を検出してい
る。これによって、面取りカッターの軸心とドリル孔と
のズレが検出されるので、次に、このズレの分だけ前記
面取りカッターを逆移動してテレビカメラの軸心に前記
ドリル孔を合わせ、面取り加工を行う。これによって、
ドリル孔の中心位置に面取りカッターの軸心を一致させ
ることができ、正確な面取り加工が行なえる。
【0006】
【実施例】続いて、本発明を具体化した装置について説
明し、本発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の
一実施例に係るレール孔面取り装置の概略構成を示す側
面図、図2は同正面図、図3は同装置の概略電気ブロッ
ク図、図4及び図5は同装置の一部動作を示すフロー
図、図6は同装置の画面座標構成図、図7はレールの画
像説明図、図8はレールの断面図、図9及び図10は撮
像された画像の説明図である。
【0007】図1、図2に示すように、本発明の一実施
例に係るレール及び形鋼の画像処理を利用した自動孔面
取り加工装置の一例であるレール孔面取り装置10は、
面取り加工を行うレール11を中心にして配置された面
取りカッター12及びテレビカメラ13と、該面取りカ
ッター12及びテレビカメラ13を軸心を合わせて支え
る支持架台14と、該支持架台14の旋回機構15と、
該旋回機構15が載置された架台16をX方向に移動さ
せるX送り機構17及び該架台16をY方向に移動させ
るY送り機構18と、内部にコンピューターを有しこれ
ら全体を制御する制御装置とを有して構成されている。
以下、これらについて詳しく説明する。
【0008】前記テレビカメラ13は、対象物であるレ
ールの種類によってその高さに該テレビカメラ13の高
さを調整するカメラ昇降用パルスモーター19を備える
昇降機構20を介して前記支持架台14の上部に取付け
られている。そして、該テレビカメラ13は対象レンズ
系は一つであるが、内部のハーフミラーによって画像が
分けられ各々異なるレンズ系が設けられ、レール孔の周
囲を広く撮影する粗位置検出用カメラ(以下、カメラA
という)と、レール孔の周囲を狭く撮像する精密位置検
出カメラ(以下、カメラBという)を備えている。
【0009】前記面取りカッター12はドリルユニット
21に取付けられ、該ドリルユニット21はドリル昇降
用サーボモーター22を備える昇降機構23を介して、
前記支持架台14の下部に取付けられているが、該面取
りカッター12は前記テレビカメラ13と軸心を合わせ
て支持架台14に固定され、テレビカメラ13によって
撮像される丸孔の一例であるドリル孔中心位置と面取り
カッターとの軸心を一致させ孔面取り加工をできるよう
になっている。
【0010】前記支持架台14の前方上部にはシリンダ
ーを備えてなるレールストッパー25が設けられ、また
別設置の補助部材24にはシリンダーをそれぞれ備えて
なるレールクランプ26が設けられ、載置台27に載せ
られたレール11を固定保持できるようになっている。
また、該支持架台14の後部には回動軸28が設けら
れ、軸受29を介して架台16に回転可能に載置されて
いる。そして、前記回動軸28には旋回機構15が設け
られているが、該旋回機構15はθ軸駆動用サーボモー
ター30と、ディスクブレーキ31とを有し、所定の角
度回転させてその位置で、該支持架台14を保持し、面
取りカッター12とレール11の孔開け部とが直角にな
るようにしている。
【0011】前記架台16の下部には、X軸駆動用サー
ボモーター32と、該モーター32に取付けられたネジ
軸33と、リニアガイド34とを有するX送り機構17
が設けられていると共に、該X送り機構17を支持する
中間架台36はY軸駆動用サーボモーター37と、該モ
ーター37に取付けられたネジ軸38と、二本のリニア
ガイド39とを有するY送り機構18が設けられ、前記
架台16を平面的に見て前後左右に所定の位置まで移動
できるようになっている。なお、前記支持架台14に
は、レール11と面取りカッター12との相対位置を検
出する為の図示しない位置検出センサーが設けられてい
る。
【0012】図3に該レール孔面取り装置10の制御盤
41及び操作盤42回りを示すが、図に示すように制御
盤41内のプログラマブルロジックコントローラー43
には、前記θ軸駆動用サーボモーター30、X軸駆動用
サーボモーター32、Y軸駆動用サーボモーター37及
びZ軸駆動用のドリルユニット昇降用サーボモーター2
2を駆動するサーボモータードライバー44、カメラ昇
降用パルスモーター19に連結されるパルスモータード
ライバー45を有し、各軸原点センサー、オーバラン防
止センサー、前記位置検出センサー及びその他のリミッ
トスイッチがI/Oユニットを介して接続されている。
更に、該制御盤41は、前記シリンダー及びディスクブ
レーキ31を駆動する油圧ユニット及び搬送系の他の制
御盤との接続がI/Oユニットを介して行われている。
そして、該制御盤41と前記操作盤42とは、光変換ユ
ニット46、47及びこれらに連結される光ファイバー
を介して接続されている。
【0013】前記操作盤42には、パソコン48及びパ
ソコン用CRT49を有し、前記カメラAの信号は画像
処理専用ユニット50、RS−232C通信ボード51
を介して前記パソコン48に連結され、カメラBの信号
は一画面の濃度を256の階調に別けてそのまま記憶す
るフレームメモリボード52に記憶された後、前記パソ
コン48にて画像処理を行うようになっている。前記パ
ソコン48には画像処理専用ユニット50からの信号及
び前記フレームメモリボード52からの信号に基づき、
図7〜図10に示すドリル孔53の位置を画像処理し、
テレビカメラ13の中心位置からの距離を検出するプロ
グラム及び処理しようとするレール(鉄道用レール及び
クレーン用レール)の寸法、ドリル孔の位置、大きさ等
の孔面取り加工を行うに必要なデーターが記憶されてい
る。
【0014】また、前記操作盤42には、前記面取りカ
ッター12の予め設定された原点からのX軸距離、Y軸
距離、Z軸距離(ドリルユニット21の昇降距離をい
う)、傾き(θ軸)を示すデジタル表示器群54、必要
なランプ群55及び操作スイッチ群56が設けられ、更
に前記カメラAとカメラBとの画像を切り換えて表示す
る画像用モニター57を備えている。なお、前記テレビ
カメラ13の周囲には光ファイバーによる照明器具が設
けられ、検出しようとするドリル孔53の周囲を照明す
るようになっている。
【0015】続いて、前記パソコン48及び画像処理専
用ユニット50に記載されているプログラムについて図
4〜図10に基づいて説明する。まず、前記テレビカメ
ラ13に備えられて粗位置を検出するカメラAは図6
(A)に示すように、79mm×75mmの四角形を2
56画素×242画素によって認識し、カメラBは図6
(B)に示すように、40mm×40mmの四角形を5
12画素×492画素によって認識するようになってい
る。従って、ドリル孔53の粗位置検出を行う場合に
は、図4に示すようにまず、孔面取り加工を行うレール
が鉄道用レール58(図8図示)か、クレーン用レール
59(図8図示)かをその孔径によって判断し(ステッ
プa)、予め設定された位置だけテレビカメラ13を移
動及び回動させて、鉄道用レール58の場合にはカメラ
Aにて図7のような2値化した画像を得る。これによっ
て、ドリル孔53は黒くなるが、周囲の傾斜部60も黒
くなるので黒い部分の重心の位置を求めても、ドリル孔
53の中心位置にはならない。そこで、画面の中央にあ
るドリル孔53に交叉すると予め考えられる図9(A)
に示すように(27.5、0.0)、(47.5、6
4.6)を対角とする長方形ウインドウ1を作成し(ス
テップb)、ウインドウ1内における黒部の重心の位置
を計測し、(XJ1、YJ1)とする(ステップc)。
【0016】ここで、XJ1に注目して32.5より小
さいか(重心が左側にある)、32.5〜42.5の間
にあるか、あるいは42.5より大きいか(重心が右側
にある)を判断して(ステップd)、それぞれの場合に
ついて、XC2を17.5、XJ1、57.5に、R2
を30.0、25.0、30.0に選択して(ステップ
e)、中心を(XC2、YJ1)、半径をR2とする円
ウインドウ2を図9(B)のように作成する(ステップ
f)。これによって不要な部分を除いた前記ドリル孔5
3の位置が確定される。次に、該円ウインドウ2内にお
ける重心の位置(XJ、YJ)を計測し、その面積(A
L)を計測する(ステップg)。
【0017】次に、XJの位置において直径に相当する
Y方向のランレングス(YL)を求め(ステップh)、
前記面積(AL)から逆算して直径(ST)を求め(ス
テップi)、ドリル孔の重心位置と、画面の中心(即ち
面取りカッターの中心)とのズレ(XD、YD)を求め
る(ステップj)。この後、前記ST、XD、YD、Y
Lが所定の範囲内にあることを確認する孔確認チェック
を行って終了する(ステップk)。
【0018】前記ステップaにおいて、対象レールがク
レーン用レール59であると判断した場合、図8(A)
に示すように両側に傾斜があるので、画像は両側が黒く
写ることになるので、まずX方向のランレングスが最大
となるY方向の位置(YL1)を求める(ステップ
l)。但し、Yは15.0〜60.0の範囲で1.0の
割合で増加させながら行う。次に、YL1の位置におい
て円検出用のテンプレートをX方向に移動させ、類似度
が最大となるX方向の位置(XL1)を求める(ステッ
プm)。但し、Xは15.0〜60.0の範囲で3.0
の割合で増加させながら処理を行う。ここで、円検出用
のテンプレートは、中心(X、YL1)、直径30の円
ウインドウ内黒部の画像面積(AL1)を求め(ステッ
プn)、次に、中心(X、YL1)で内径30、外径4
0のドーナツウインドウ内黒部の画像面積(AL2)を
求める(ステップo)。そして、(AL1−AL2)を
求める(ステップp)。ここで、クレーン用レール59
のドリル孔の直径は28.5mmとなっているので、
(AL1−AL2)が最大の場合(即ち、類似度が最
大)に、前記円ウインドウ内にドリル孔が略入っている
ことになる。
【0019】そして、中心を(XL1、YL1)とし、
半径が15.0の円ウインドウ3を作成し(ステップ
q)、この中での重心位置(XJ、YJ)と面積(A
L)を計算する(ステップr)。前記ステップh〜kを
介してドリル孔の重心位置と、画面の中心(即ち面取り
カッターの中心)とのズレ(XD、YD)を求める。次
に、前記X軸駆動用サーボモーター32及びY軸駆動用
サーボモーター37を駆動して、ドリル孔53の中心に
面取りカッター12の軸心を移動させる。
【0020】次に、カメラBを使用して、更に精密に面
取りカッター12の軸心とドリル孔53の中心を合わせ
るようにするが、上部から照明を行っているので、面取
りカッター12の中心部に光が反射しその部分が白くな
る為、黒部の重心を求める方法では誤差を生じる。そこ
で、図10に示すように中央に正方形のマスク61をか
けてドリル孔53の中心位置を測定した。図5にそのフ
ローを示すが、まず各レールによって決まっているドリ
ル孔の基準直径(KT)及び映像信号を2値化する場合
のしきい値(SK)を予め決定しておき、更には、加工
誤差及び測定誤差を考慮して、最小直径(KT1)、最
大直径(KT2)を決定しておく(ステップI)。
【0021】次に、前記マスク61を基準として辺Uよ
りy−方向に濃度を調べ、ドリル孔53の縁のy座標を
求め、y座標が最小となる位置をy1とし、辺Rよりx
+方向に濃度を調べドリル孔53の縁のx座標を求め、
x座標が最大となる位置をx2とし、辺Bよりy+方向
に濃度を調べ、ドリル孔53の縁のy座標を求め、y座
標が最大となる位置をy2とする。そして、辺Lよりx
−方向に濃度を調べドリル孔53の縁のx座標を求め、
x座標が最小となる位置をx1とする測定を行う(以
上、ステップII) 。
【0022】以上の測定値から測定直径ST、x方向の
位置ズレ(XD)及びy方向の位置ズレ(YD)を演算
する(ステップIII )。そして、測定直径(ST)が前
記最小直径(KT1)及び最大直径(KT2)内に入っ
ているか否かを検出する(ステップIV)。これは製品の
表面状況、他に光源がある場合の外乱等によって2値化
されたドリル孔の大きさが変わるからである。従って、
ST<KT1の場合には、測定直径が小さいということ
であるから、256階調に区分された濃淡度のしきい値
(SK)にβ( 例えば3)を加えて、しきい値(SK)
を上げ(ステップV)、回数をカウントして(ステップ
VI)、ステップIに戻って測定を繰り返す。これによっ
て、測定直径が大きくなって許容直径に入れば、ズレチ
ェックを行い(ステップVII)、精密検査を終了する。こ
こで、ズレチェックとは前記XD及びYDが許容値の中
に入っているか否かを確認することによって行う。そし
て、ステップVIにおいて所定の回数計測を行っても、測
定直径STが基準値内に入らない場合には、画面処理異
常のアラームを発生する。
【0023】次に、ST>KT2の場合には、ステップ
VIIIにおいて、しきい値を下げ、回数をカウントして
(ステップIX)、再度測定を繰り返し、所定回数繰り返
しても、測定直径が基準値内に入らない場合には、異常
信号を発生する。測定直径STが基準値内(KT1〜K
T2)の場合には、前述した通り、ズレチェックを行い
(ステップVII)、ズレが無ければ前記XD、YDを修正
信号として、X軸駆動用サーボモーター32及びY軸駆
動用サーボモーター37を駆動して、ドリル孔53の中
心と面取りカッター12の軸心を正確に一致させる。こ
の後、ドリルユニット21を駆動しながら、ドリルユニ
ット昇降用サーボモーター(Z軸駆動用サーボモータ
ー)22を駆動して面取りカッター12を当接させ、レ
ールとの相対位置を位置検出センサーによって検出する
まで上昇させて孔面取り加工を終了する。
【0024】前記実施例においては、カメラAとカメラ
Bを使用してドリル孔の位置を検出したが、単独のカメ
ラのみでドリル孔を検出し、面取り加工を正確に行う場
合も本発明は適用される。また、前記実施例において
は、レールについてのみ説明したが、アングル、チャン
ネル、H型鋼、Iビーム等の形鋼に形成されたドリル孔
あるいはパンチ孔等の丸孔の孔面取り加工を行う場合で
あっても本発明は適用される。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載のレール及び形鋼の画像
処理を利用した自動孔面取り加工装置は以上の説明から
も明らかなように、テレビカメラによってドリル孔を撮
像し、その画像信号を処理してドリル孔の中心を探し、
面取りカッターをX及びY方向に移動させてドリル孔中
心と面取りカッターの軸心を一致させて加工を行うの
で、極めて精度良く作業ができる。そして、これらの作
業を自動的に行うので、極めて効率的に孔面取り加工が
行なえるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレール孔面取り装置の
概略構成を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同装置の概略電気ブロック図である。
【図4】同装置の一部動作を示すフロー図である。
【図5】同装置の一部動作を示すフロー図である。
【図6】同装置の画面座標構成図である。
【図7】レールの画像説明図である。
【図8】レールの断面図である。
【図9】撮像された画像の説明図である。
【図10】撮像された画像の説明図である。
【符号の説明】
10:レール及び形鋼の画像処理を利用した自動孔面取
り加工装置、11:レール、12:面取りカッター、1
3:テレビカメラ、14:支持架台、15:旋回機構、
16:架台、17:X送り機構、18:Y送り機構、1
9:カメラ昇降用パルスモーター、20:昇降機構、2
1:ドリルユニット、22:ドリル昇降用サーボモータ
ー、23:昇降機構、24:補助部材、25:レールス
トッパー、26:レールクランプ、27:載置台、2
8:回動軸、29:軸受、30:θ軸駆動用サーボモー
ター、31:ディスクブレーキ、32:X軸駆動用サー
ボモーター、33:ネジ軸、34:リニアガイド、3
6:中間架台、37:Y軸駆動用サーボモーター、3
8:ネジ軸、39:リニアガイド、41:制御盤、4
2:操作盤、43:プログラマブルロジックコントロー
ラー、44:サーボモータードライバー、45:パルス
モータードライバー、46:光変換ユニット、47:光
変換ユニット、48:パソコン、49:パソコン用CR
T、50:画像処理専用ユニット、51:通信ボード、
52:フレームメモリボード、53:ドリル孔、54:
デジタル表示器群、55:ランプ群、56:操作スイッ
チ群、57:画像用モニター、58:鉄道用レール、5
9:クレーン用レール、60:傾斜部、61:マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 稔 福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号 株式会社高田工業所内 (72)発明者 竹邊 潤一朗 福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号 株式会社高田工業所内 (72)発明者 梶原 賢司 福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号 株式会社高田工業所内 (72)発明者 木原 義貴 福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号 株式会社高田工業所内 (56)参考文献 特開 平2−124206(JP,A) 実開 平2−31612(JP,U) 実開 昭49−14286(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 17/24 B23B 41/00 B23Q 15/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面取りカッターを備えるドリルユニット
    と、該ドリルユニットを昇降させる昇降機構と、前記面
    取りカッターと軸心を合わせて対向して配置され内部に
    はハーフミラーによって分けられる粗位置検出用カメラ
    と精密位置検出用カメラを備えたテレビカメラと、前記
    ドリルユニット及びテレビカメラが取付けられた支持架
    台と、該支持架台を傾斜させる旋回機構と、前記支持架
    台をX及びY方向に移動させるX及びY送り機構とを有
    し、前記粗位置検出用カメラによってレール又は形鋼に
    形成された丸孔を撮像し、該撮像された丸孔を画像処理
    してその中心を検出し、該検出信号によって前記面取り
    カッターの切削位置を修正し、更に前記精密位置検出用
    カメラによって前記面取りカッターの軸心と前記丸孔の
    軸心との精密位置合わせをして前記丸孔の面取りを行う
    ことを特徴とするレール及び形鋼の画像処理を利用した
    自動孔面取り加工装置。
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