JP3198381U - 椅子の座席部取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱可能な座席部の快適な座り心地が得られ、しかも、取り付けた状態を容易に確認することができる椅子の座席部取り付け構造を提供する。【解決手段】座席部6と背もたれ部7とそれらを着脱可能に保持する装着部2、3を形成した椅子本体1とからなる。座席装着部2には、座席部の外縁側のみを保持する枠部2aが形成され、枠部に着脱可能に装着される座席部枠体6aにはクッション9が配設される。座席装着部の枠部の内側と座席部の枠体の内側は、ロック体20によって連結され、ロック体は、座席装着部の枠部に固定された支点部2bを支点として回動する回動部と、座席部の枠体に設けられた係合部に係合するロック部を有し、ロック部は、係合部から解放された状態では回動部を支点として枠部2aの下方に垂下するように構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、座席部が椅子本体に着脱自在に装着された椅子に関し、詳しくは、座席部を椅子本体に取付固定する椅子の座席部取り付け構造に関する。
一般に使用されている椅子として、例えば、布張りクッションを用いた椅子は、表面のカバー(布張り地)が汚れ易くかつ摩耗や破れを生じ易いため、それらのクリーニングおよびメンテナンスを可能にすることが望まれている。また、椅子のカバーを取り替えることにより気分転換を図ったり、装飾性を高めたり、ファション性を高めることが望まれている。さらには、クッションの交換で硬さを調節したり、弾力性を復元させたりして座り心地やデザインをアップグレードまたは変化させることも望まれている。
これらの要望を実現するために、従来から、特開2007−117600号公報(特許文献1)、実用新案登録第3189545号公報(特許文献2)、特開2001−299494号公報(特許文献3)及び、特開2002−315785号公報(特許文献4)などに開示されているように、座部と背もたれを着脱可能とした椅子が提案されている。
特開2007−117600号公報 実用新案登録第3189545号公報 特開2001−299494号公報 特開2002−315785号公報
上記特許文献1乃至4に示された椅子は、座部や背もたれを着脱可能に構成することでクリーニングおよびメンテナンスを可能にすること、或いは、装飾性やファション性を高めるといった要望に対応することは可能となった。しかしながら、最適な座り心地が得られるものではなかった。すなわち、座部や背もたれを椅子に着脱するため、座部や背もたれを強固に形成する必要があり、このため、座部や背もたれの背面側に剛性を有する板材が設けられている。また、着脱可能であっても椅子として許容された厚さを超えることができないため、必然的に座部や背もたれのクッションを薄くしなければならなかった。このように、クッションが薄いために、使用者が座ったときに背面側の板材に当接することから、座付き感が生ずる問題があり、座部や背もたれを着脱可能に構成した椅子においては、座り心地を犠牲にせざるを得ない課題があった。
また、座部の背面側に設けた剛性を有する板材を椅子に取り付ける構成として、特許文献1、特許文献2に示された椅子にあっては、椅子と座部とが面ファスナーにより取り付けられ、特許文献3示された椅子は、雄と雌のスナップコネクタが用いられ、特許文献4示された椅子は、突起を基板の嵌合孔に嵌合する手段が用いられている。しかしながら、これらの取り付け手段は、面の接合により取り付けるため、やはり座り心地を犠牲にせざるを得なかった。さらに、取り付けた状態では、取り付け部分が隠蔽されることから、取り付け状態を確認することができないため、不意に座部が外れて事故を招く恐れがある。
本考案が解決しようとする課題は、着脱可能な椅子における座席部の快適な座り心地が得られ、しかも、取り付けた状態を容易に確認することができる椅子の座席部取り付け構造を提供することにある。
そこで、本考案による椅子は、座席部と背もたれ部及び前記座席部と前記背もたれ部を保持する装着部を形成した椅子本体とを有し、前記座席部と前記背もたれ部を着脱可能に取付固定した椅子であって、前記椅子本体に形成した座席装着部は、前記座席部の外縁側のみを保持する枠部が形成され、前記座席部は、前記座席装着部の枠部に着脱可能に装着される枠体にクッションが配設され、前記座席装着部の枠部の内側と前記座席部の枠体の内側との間はロック体によって連結され、前記ロック体は、前記座席装着部の枠部に固定された支点部を支点として回動する回動部と、前記座席部の枠体に設けられた係合部に係合するロック部が形成され、前記ロック体のロック部が前記座席部の係合部から解放された状態では回動部を支点として前記枠部の下方に垂下するように構成したことを要旨としている。
また、座席部の枠体の内側に固定されたロック体のロック部は、座席部の係合部から解放された状態で前記枠体の下方から突出する長さに形成することが望ましい。
さらに、ロック体のロック部は、重心位置を回動部の垂線から偏奇させることが望ましい。
本考案による椅子の座席部取り付け構造は、座席装着部の枠部と座席部の枠体とを連結するロック体のロック部が座席部の係合部から解放された状態で、回動部が座席装着部の枠部に固定された支点部を支点として回動して下方に垂下するように構成しているので、係合部が下方に垂下することによって、ロック体によりロックされていないことが目視によって判別することができる、これによって、椅子本体から座席部が離脱する危険性を事前に確認できるので、椅子に求められる安全性を確保することができる。また、ロック体が座席装着部の枠部の内側と座席部の枠体の内側との間に設けられているので、座席部のクッションの自由な移動を妨害しないことから、クッション性を確保することができる。
また、座席部の枠体の内側に固定されたロック体のロック部を、座席部の係合部から解放された状態で枠体の下方から突出する長さに形成することにより、椅子本体の側方からロック部の有無を確認することによって、ロック状態を目視によって容易に判別することができ、安全性を一層高めることが可能となる。
さらに、ロック体のロック部の重心位置を回動部の垂線から偏奇させることによって、ロック体のロック部が座席部の係合部から解放されたとき、ロック部が重力によって回動部を支点に回動して下方に垂下するので、ロックが解除されたときには、速やかに目視によって危険性を確認することが可能となる。
本発明に関わる椅子を示す斜視図である。 椅子本体と座席部を示す断面図である。 座席部のクッションを示す一部断面斜視図である。 座席部に帯状弾性板を設けた状態を示す平面図である。 椅子に着座者が着座した状態を示す側面図である。 ロック体の第1の実施例を示す正面図である。 (A)(B)(C)は、図6に示すロック体の動作を示す説明図である。 ロック体の第2の実施例を示す正面図である。 ロック体の第3の実施例を示す正面図である。
本考案による椅子の座席部取り付け構造は、座席部と背もたれ部及び前記座席部と前記背もたれ部を保持する装着部を形成した椅子本体とを有し、前記座席部と前記背もたれ部を着脱可能に取付固定した椅子であって、前記椅子本体に形成した座席装着部は、前記座席部の外縁側のみを保持する枠部が形成され、前記座席部は、前記座席装着部の枠部に着脱可能に装着される枠体にクッションが配設され、前記座席装着部の枠部の内側と前記座席部の枠体の内側との間はロック体によって連結され、前記ロック体は、前記座席装着部の枠部に固定された支点部を支点として回動する回動部と、前記座席部の枠体に設けられた係合部に係合するロック部が形成され、前記ロック体のロック部が前記座席部の係合部から解放された状態では回動部を支点として前記枠部の下方に垂下するように構成している。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。図1、図2に示す椅子本体1は、座席装着部2及び背もたれ装着部3と、2本の前脚部4及び2本の後脚部5とを有している。座席装着部2は前脚部4及び後脚部5によって支持され、背もたれ装着部3は後脚部5によって支持されている。座席装着部2は略四角形の枠状の枠部2aが形成され、この枠部2aは上下方向に貫通している。さらに、枠部2aの内面には段差2bが形成され、後述する座席部6の枠体6aを当接させるようにしている。一方、背もたれ装着部3は、図1に示すように、略三角形状の枠に形成され、枠内は透過している。さらに、座背もたれ装着部3の内面に段差3aが形成され、後述する背もたれ部7の枠体7aを当接させるようにしている。
座席部6は、図2に示すように、枠体6a、帯状弾性板8、クッション9、及び、繊維シート10によって構成されている。座席部6の外縁側に設けられた枠体6aは、外形が椅子本体1の座席装着部2の内側の形状に対応するように、木材によって形成され、枠体6aの内部は貫通している。この枠体6aの下側には、図4に示すように、伸縮自在な弾性を有する帯状弾性板8の両端が固着されている。帯状弾性板8は、例えばゴム或いは弾性合成樹脂からなるシート状に形成され、2枚の帯状弾性板8を離間させて枠体6aの下側に両端を固着している。なお、この帯状弾性板8は、材質、板厚、弾力等によって適宜に選択するが、必要なクッション性能を得るために、帯状弾性板8を2枚づつ帯格子状にクロスさせて固着しても良く、また、縦方向に2枚、横方向に1枚の帯状弾性板8を固着しても良い。
帯状弾性板8を固着することにより、枠体6aの上面には凹所が形成され、この凹所内である帯状弾性板9の上側には、図3に示すように、クッション9を構成する立体網状クッション9aが配設され、さらに、立体網状クッション9aの上には、ラテックスクッション9bが枠体6aの上面まで覆うように載置されている。このラテックスクッション9bの上には繊維シート10を重ねた状態で覆い、枠体6aとクッション9をカバー11によって被覆し、座席部6を布張りクッションとしている。
クッション9としての立体網状クッション9aは、弾性のある弾性合成樹脂(ポリエーテルエステル系繊維などからなり、弾性合成樹脂からなる中実または中空な連続線条体を曲がりくねらせ多数の線条体ループを形成し、線条体ループが相互に接合された三次元立体構造網状体であり、必要な弾性力、通気性を有している。線条体ループの線径は約1mm程度に設定され、連続線条体を曲がりくねらせた多数の線条体ループによって、3cmから6cm程度の厚さの平板に形成されている。そして、三次元立体構造網状体の密度は20kg〜40kg/立方メートル程度に設定され、この密度によって所望の硬さ或いは反発力を得ることができる。この立体網状クッション9aとしては、市販されている商品名「ブレスエアー」(東洋紡株式会社製)を使用することができる。
また、立体網状クッション9aの上に覆うラテックスクッション9bは、天然ゴムを発泡させたラテックスフォームであり、1cmから7cm程度の厚さの矩形状の平板に形成されている。そして、このラテックスクッション9bは、重さと同じ比率だけ沈み、圧力と同等の力で内側から反発する正反発性を有している。さらに、ラテックスクッション9bには、厚み方向に多数の孔が整列状態で形成されている。多数の孔によって、横方向の応力にも柔軟に追従させることができるようになっている。ラテックスクッション9bは、商品名ボディドクター(グローバル産業株式会社製)を使用することができる。
ラテックスクッション9bの上を覆う繊維シート10は、青・みどり色の色素化合物からなる金属フタロシアニンを織物や不織布に染色することにより含有させたシートであり、抗アレル物質、消臭、抗菌機能を有していることが知られている。この繊維シート10は、1mm前後の厚さの平板に形成されている。繊維シート10は、商品名アレルキャッチャー(ダイワボウノイ株式会社製)を使用することができる。なお、この繊維シート10は、椅子として消臭、抗菌機能を必要としない場合は省略しても良い。
このように構成された座席部6は、枠体6aの外形が椅子本体1の座席装着部2の内側の形状に形成されているので、図2に示すように、座席装着部2の内面に嵌め込み、段差2aに当接させることによって装着する。その後、座席部6が離脱しないように、座席装着部2の枠部の内側と座席部6の枠体6aの内側との間が、後述する複数個のロック体20により複数個所が連結されている。
一方、背もたれ装着部3に装着する背もたれ部7は、前述した座席部6とほぼ同じように構成されているが、相違する点は、背もたれ部7の背面を板材によって被覆していることである。この板材は、枠体7aの背面側に固着され、これにより枠体7aの上面には凹所が形成され、この凹所内である板材の上側には、前述した座席部6と同様に、クッションを構成する立体網状クッション、ラテックスクッション、さらに繊維シートが重ねられている。さらに、枠体7aとクッションを布カバーによって被覆し、背もたれ部7を布張りクッションとしている。なお、背もたれ部7の背面を覆うように、前述した帯状弾性板を背面側全面に固着しても良い。
このように構成された背もたれ部7は、枠体7aの外形が椅子本体1の背もたれ装着部3の内側の形状に形成されているので、背もたれ装着部3の内面に嵌め込み、段差3aに当接させることによって装着する。その後、背もたれ部7が離脱しないように、例えば木ねじ等によって固着する。
このように構成した椅子は、図5に示すように、使用者13が座席部6に座ると、体重によってクッション9を構成する立体網状クッション9a、ラテックスクッション9bが圧縮され、体重による加圧部分が下降する。このクッション9が下降すると、帯状弾性板8が受け止め、適度の弾力によって反発し、クッション9の下降を抑制する。このとき、帯状弾性板8に対応する座席装着部2が空間となっているので、図示のように、クッション9と帯状弾性板8が下降しても抑制されることがなく沈み込む。これにより、クッション9と帯状弾性板8が自由に移動し、これらの相乗効果によって快適なクッション性が確保される。
因みに、クッション9の厚さを約6cmとし、ゴム製の帯状弾性板8の厚さを0.8mmとした場合、平均的な体重の使用者が座った状態で、クッション9と帯状弾性板8の下降寸法は約3cm程度であった。この下降寸法は、クッション9を構成する立体網状クッション9a、ラテックスクッション9bの硬度、反発力或いは厚さ、帯状弾性板8の弾力や面積或いは厚さを適宜に設定することによって、任意のクッション性と座り心地を得ることができる。
図6、図7は、座席装着部2の枠部の内側と座席部6の枠体6aの内側との間を連結するロック体の第1の実施例を示している。ロック体20は、金属板やプラスチック板によって略長四角形に形成され、基端側には長円状の透孔からなる回動部20aが形成され、先端側には略だるま状の透孔からなるロック部20bが形成されている。一方、座席装着部2の枠部2aには支点部2bが固定されている。この支点部2bは、例えば、丸木ねじを使用することができ、回動部20aの透孔の幅は支点部2bである丸木ねじの頭部よりも小さく、丸木ねじの軸部よりもやや大きく形成され、ロック体20が回転自在となるように構成されている。また、座席部6の枠体6aには係合部6bが固定されている。この係合部6bも例えば丸木ねじを使用することができ、略だるま状に形成されたロック部20bの大きい径の透孔部分の内径は、丸木ねじの頭部が貫通するように大きく形成され、大きい径の透孔部分から連通した長円状の透孔部分の幅は、丸木ねじの頭部よりも小さく、軸部よりもやや大きく形成されている。
また、座席装着部2の枠部2aに固定されている支点部2bと、座席部6の枠体6aに固定されている係合部6bを結ぶ線Bは、図6に示すように、垂線Aに対して角度θだけ傾斜させている。
座席装着部2と座席部6が連結されていない状態では、図7(A)に示すように、ロック体20は、先端側のロック部20bが座席装着部2の枠部2aの下方に垂下している。座席部6を連結するときは、ロック体20を矢示の方向に回動させ、図7(B)に示すように、座席部6の枠体6aの係合部6bにロック部20bの大きい径の透孔部分を挿入した後、ロック体20を矢示の方向に移動させる。これにより、係合部6bにロック部20bの長円状の透孔部分が挿入され、丸木ねじの頭部に係合することによりロックされて座席装着部2と座席部6が連結される。
一方、ロック体20によるロックが不完全の場合には、支点部2bと係合部6bを結ぶ線Bが垂線Aに対して角度θだけ傾斜しているので、図7(C)に示すように、ロック体20は支点部2bを支点としてロック部20b側が重力によって矢示で示す時計方向に回転する。これにより、ロック体20のロック部20bが座席部6の係合部6bから解放された状態では、支点部2bを支点としてロック部20bが下方に垂下する。このとき、ロック部20bが座席装着部2の枠部2aの下端よりも突出するように設定していると、椅子本体の側方からロック部20bの有無を確認することによって、ロック状態を目視によって容易に判別することができる。
図8は、ロック体の第2の実施例を示している。ロック体30は、金属板やプラスチック板によって略L字状に形成され、基端側の回動部30aが座席装着部2の枠部2aに固定された支点部2bによって回動自在に支持されている。この支点部2bは、前述した、例えば、丸木ねじを使用することができる。ロック体30のロック部30bは、先端側を略L字状に屈曲形成することにより形成され、内面は支点部2bを中心とした円弧状に形成されている。なお、ロック体30の側面には、把持部30cが一体に屈曲形成されていて、ロック体30の回動操作を行うときに把持部30bを掴むことができる。また、座席装着部2の枠部2aには、例えば丸木ねじからなる係合部6bが固定されている。
座席部6を連結するときは、ロック体30を半時計方向に回動させ、座席部6の枠体6aの係合部6bにロック部30bを屈曲部分まで押し込むことにより、丸木ねじの頭部に係合することによりロックされて座席装着部2と座席部6が連結される。なお、図8には明示していないが、図8に示すロック状態で、振動等によってロック部30aが変位しないように、ロック部30bが屈曲部分まで押し込まれた位置のロック部30bの内面に、浅く形成した凹所を形成し、この凹所に係合部6bを落とし込むようにすることが望ましい。
一方、ロック体30によるロックが不完全の場合には、前述した第1の実施例と同様に、支点部2bと係合部6bを結ぶ線Bが垂線Aに対して角度θだけ傾斜しているので、ロック体30は支点部2bを支点としてロック部30b側が重力によって矢示で示す時計方向に回転する。これにより、ロック体30のロック部30bが座席部6の係合部6bから解放された状態では、支点部2bを支点としてロック部30bが下方に垂下し、ロック部30bが座席装着部2の枠部2aの下端よりも突出することにより、椅子本体の側方からロック部20bの有無を確認することができる。
図9は、ロック体の第3の実施例を示している。ロック体40は例えば弾性を有する金属板やプラスチック板によって形成され、ロック体40の基端側の回動部40aは蝶板のように形成されている。このロック体40の短尺側は、座席装着部2の枠部2aに木ねじ等により固定され、長尺側のロック部40bが回動自在に支持されている。ロック部40bの先端側は、図9に示すように、L字状に屈曲形成された先端が半円状に屈曲されている。一方、座席部6の枠体6aに固定された係合部6cは、側面から見て略し字状に形成され、先端側の凹部に半円状に屈曲形成されたロック部40bが嵌め込まれるようになっている。
座席部6を連結するときは、ロック体40を半時計方向に回動させ、座席部6の枠体6aの係合部6cにロック部40bの先端を押し込むことにより、係合部6cの半円状の凹部に、ロック部40bの先端の半円状の屈曲部分が嵌め込まれて座席装着部2と座席部6が連結される。
このように構成された第3の実施例においても、ロック体40によるロックが不完全の場合には、ロック体40のロック部40bの長尺側が図示右方に傾斜しているので、ロックが解除された状態では、ロック部40bの先端側が重力によって時計方向に回転する。これによって、ロック部40bが回動部40aを中心に回動して下方に垂下し、ロック部40bが座席装着部2の枠部2aの下端よりも突出することにより、椅子本体の側方からロック部40bの有無を確認することにより、座席装着部2と座席部6が連結されていないことを確認することができる。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。前述した実施例において、背もたれ部及び座席部は、四角形や楕円形或いは多角形にしても良い。また、座席部のみとした椅子にも適用可能である。
1 椅子本体
2 座席装着部
2a 枠部
2b 支点部
3 背もたれ装着部
6 座席部
6a 枠体
6b 係合部
7 背もたれ部
8 帯状弾性板
9 クッション
9a 立体網状クッション
9b ラテックスクッション
10 繊維シート
20 ロック体
20a 回動部
20b ロック部

Claims (3)

  1. 座席部と背もたれ部及び前記座席部と前記背もたれ部を保持する装着部を形成した椅子本体とを有し、前記座席部と前記背もたれ部を着脱可能に取付固定した椅子であって、
    前記椅子本体に形成した座席装着部は、前記座席部の外縁側のみを保持する枠部が形成され、
    前記座席部は、前記座席装着部の枠部に着脱可能に装着される枠体にクッションが配設され、
    前記座席装着部の枠部の内側と前記座席部の枠体の内側との間はロック体によって連結され、
    前記ロック体は、前記座席装着部の枠部に固定された支点部を支点として回動する回動部と、前記座席部の枠体に設けられた係合部に係合するロック部が形成され、
    前記ロック体のロック部が前記座席部の係合部から解放された状態では回動部を支点として前記枠部の下方に垂下するように構成した椅子の座席部取付構造。
  2. 座席部の枠体の内側に固定されたロック体のロック部は、座席部の係合部から解放された状態で前記枠体の下方から突出する長さに形成した請求項1に記載の椅子の座席部取付構造。
  3. ロック体のロック部は、重心位置を回動部の垂線から偏奇させた請求項1に記載の椅子の座席部取付構造。
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