JP4206924B2 - 背もたれ用部材 - Google Patents

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Description

この発明は、家庭、オフィス等で使用される椅子、車椅子、自動車内に設置される座席等の、使用者が座ったときに背中に当たる箇所に設けられる背もたれ用部材に関するものである。
従来、家庭、オフィス等で使用される椅子や車椅子、自動車内に設置される座席等に関し、スポンジ等の発泡体からなるクッション材を内挿した背もたれが存在する。この種の従来の背もたれは、使用者の背中に接触する側が平面状ないし滑らかな曲線状で、全体的に背中に接するようにしていた(例えば特許文献1の図3参照)。
しかし、前記従来の背もたれは、クッション材の反発力が強いため、長時間使用していると背中に痛みを感じたり、もたれ心地が悪くなったりすることがあり、より柔らかいクッション性が得られるようにしたものが望まれていた。
また、前記従来の背もたれは、使用者の背中全体に接触するため、通気性が悪く、長時間座っていると背中が蒸れたりして使用感が悪くなるという問題があった。さらに、背中に接触する側の生地自体も通気性に乏しく、より通気性をよくすることが望まれていた。
特開2001−95642号公報
そこで、この発明は、柔らかいクッション性が得られ、また、通気性が優れた背もたれ用部材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
この発明の背もたれ用部材は、使用者が座ったときに背中に当たる箇所に設けられる背もたれ用部材であって、凹凸を形成した表側生地1を裏側生地2に取り付けてなり、表側生地1は通気性を有する生地からなるものとし、表側生地1の凸部3を形成した部分が裏側生地2との間に中空部4を有するものとしている。
表側生地1の凹部5a,5b,5c,5dを形成した部分が、使用者の背中に接触しない溝となっているものとすることができる。
また、表側生地1は、メッシュ状の合成繊維からなるものとすることができる。
この発明の背もたれ用部材は、上述のような構成を有しており、使用者がもたれると、使用者の背中に押されて表側生地1から中空部4内の空気が抜けつつ、凸部3が使用者の背中に接触するので、柔らかいクッション性が得られる。しかも、表側生地1は通気性を有しているので、背中が蒸れにくく、使用感の優れたものとなる。
表側生地1の凹部5a,5b,5c,5dを形成した部分が、使用者の背中に接触しない溝となっているものとすれば、より通気性が優れたものとなる。
以下、この発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
この発明の背もたれ用部材は、使用者が座ったときに背中に当たる箇所に設けられる背もたれ用部材であって、凹凸を形成した表側生地1を裏側生地2に取り付けてなり、表側生地1は通気性を有する生地からなるものとし、表側生地1の凸部3を形成した部分が裏側生地2との間に中空部4を有するものとしている。
図1はこの発明の実施形態の背もたれ用部材を設けた椅子の斜視図、図2はこの背もたれ用部材の分解状態の斜視図、図3は断面図である。
この背もたれ用部材は、オフィス等で使用される椅子の背もたれに設けられたものとしている。
表側生地1は、メッシュ状の合成繊維からなるもので、例えば、縦糸にナイロン、横糸にポリエチレンを使用して編成したメッシュ生地とすることができる。表側生地1には、裏面側から表面側(使用者の背中に接触する側)へ突出する複数の窪みを形成し、この窪みを形成した部分を凸部3とし、凸部3間の窪みを形成していない部分を凹部5a,5b,5c,5dとしている。凸部3は表側生地1を加熱した型で型押しすることにより形成することができる。
このようにして形成される表側生地1は、凹部5a,5b,5c,5dを縦横に自由に交差したものとすることが可能である。この実施形態では、凹部については、中央の上端部から下方に向かって下端部の左右端にそれぞれ延びる、上端側から下端側に至る凹部5a,5bと、略中央に左端側から右端側に至る2つの凹部5c,5dを設けたものとしている。
左端側から右端側に至る凹部5c,5dは、凸部3のうち、前記下端部の左右端にそれぞれ延びる凹部5a,5bの内側の三角形の凸部3aの、頂部から底辺までの距離を略3等分する位置を通るように設けられている。
左端側から右端側に至る凹部5c,5dは、水平方向に延びているので、空気の流れに沿い、空気が通りやすくなっており、通気性を確保するのに適している。また、前記下端部の左右端にそれぞれ延びる5a,5bは、表側生地1と使用者との接触面を減らすとともに熱を逃がすことができるので、より椅子の使用感が向上する。
さらに、表側生地1は、このように凸部3と凹部5a,5b,5c,5dにより縦横に区画された構成となっているため、保形性がよく、凸部3がへたりにくいので、適度に中空部4を有した状態を長期間維持することができる。
なお、凹部5a,5b,5c,5dは湾曲させず、直線状に形成されたものとしてもよく、位置も適宜変更して実施することができる。さらに、この背もたれ用部材の対角線にそって斜めに設けることもできる。また、凹部5a,5b,5c,5dの数も特に限定されない。
凸部3の頂部と凹部5a,5b,5c,5dの底部との高さの差は1〜2cm程度で、前記底の左右端にそれぞれ延びる凹部5a,5bの内側の三角形の凸部3aは若干低くして使用者の背中との間に隙間を生じさせ、蒸れにくくなるようにしている。凹部5a,5b,5c,5dの幅は底部が1cm程度で、上方に向かって広がるようにしている。凸部3や凹部5a,5b,5c,5dのサイズは、使用者の背中の形状やその他各種の使用条件に応じて調整するとよい。
前記凸部3には、図3に示したように、裏側生地2との間に中空部4を有している。この中空部4により、表側生地1は使用者の背中にソフトに当たる。
裏側生地2は、厚さ5mm程度の四角形状の発泡ウレタンシートとしているが、これに限定されず、不織布からなるものとしてもよい。表側生地1は、その周縁部や凹部5a,5b,5c,5dを設けた部分の裏側を、裏側生地2に熱溶着することにより取り付けるようにしている。前記熱溶着により、表側生地1の裏側生地2への取り付けは容易であるとともに、しっかりとした確実な固定状態が得られ、表側生地1が裏側生地2から剥がれにくいものとなっている。なお、縫製によって表側生地1を裏側生地2に取り付けてもよい。
また、この背もたれ用部材は、裏側生地2を背板(図示せず)に固定したものとすることができる。背板への固定は、接着剤による接着、縫着等適宜の方法で行うことができる。背板は、プラスチック、ベニヤ等、適宜の剛性を有する素材からなる四角形状の板とすることができる。背板は弾力性を有するものであることが望ましい。
この背もたれ用部材は、使用者がもたれると、使用者の背中に押されて表側生地1から中空部4内の空気が抜けつつ、凸部3が使用者の背中に接触するので、従来のクッション材を使用したものよりも使用者の背中にソフトに当たる。従って、柔らかいクッション性が得られ、長時間使用者の背中に密着した状態でも、使用者に痛みを与えにくい。しかも、表側生地1は通気性を有しているので、背中が蒸れにくく、使用感の優れたものとなる。
また、凹部5a,5b,5c,5dを形成した部分が使用者の背中に接触しない溝となっており、背もたれ用部材と使用者の背中との間に隙間が生じるので、さらに通気性が優れ、背中が蒸れにくいものとなっている。
なお、表側生地1や裏側生地2の寸法、形状等は前述の構成に限定されず、適宜変更して実施することができる。
また、この背もたれ用部材は、オフィス等で使用される椅子以外にも、例えば図4に示すように、車椅子の背もたれや、図5に示すように、自動車の座席の背もたれに設けることもでき、さらに、その他様々な種類の製品において、使用者が座ったときに背中に当たる箇所に設けることができる。
家庭、オフィスで使用される椅子、車椅子、自動車内の座席等に設けることが可能である。
この発明の実施形態の背もたれ用部材を設けた椅子の斜視図である。 この発明の実施形態の背もたれ用部材の分解状態の斜視図である。 この発明の実施形態の背もたれ用部材の断面図である。 この発明の他の実施形態の背もたれ用部材を設けた車椅子の斜視図である。 この発明の他の実施形態の背もたれ用部材を設けた自動車の座席の斜視図である。
符号の説明
1 表側生地
2 裏側生地
3 凸部
4 中空部
5a,5b,5c,5d 凹部

Claims (3)

  1. 使用者が座ったときに背中に当たる箇所に設けられる背もたれ用部材であって、凹凸を形成した表側生地(1)を裏側生地(2)に取り付けてなり、表側生地(1)は通気性を有する生地からなるものとし、表側生地(1)の凸部(3)を形成した部分が裏側生地(2)との間に中空部(4)を有していることを特徴とする背もたれ用部材。
  2. 表側生地(1)の凹部(5a)(5b)(5c)(5d)を形成した部分が、使用者の背中に接触しない溝となっているものとした請求項1記載の背もたれ用部材。
  3. 表側生地(1)が、メッシュ状の合成繊維からなるものとした請求項1又は2記載の背もたれ用部材。
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