JP2011045575A - 椅子 - Google Patents

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Osamu Sakai
理 坂井
泰崇 ▲高▼橋
Yasutaka Takahashi
Fumihiro Kurata
文博 倉田
Tadashi Kaneko
正 金子
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Takano Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/02Upholstery attaching means
    • A47C31/023Upholstery attaching means connecting upholstery to frames, e.g. by hooks, clips, snap fasteners, clamping means or the like

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Abstract

【課題】所望の位置に適切な張力で張地を張設する。
【解決手段】フレームFに可撓性のある張地Mを張設して着座者支持面を形成するようにした椅子であって、前記フレームFに設けられた張地取付部と、この張地取付部に取り付けられる前の前記張地Mの縁部Mc,Md,Meとが、着座者支持面と直交する方向からの視認形状において相互に異なるように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、オフィス等において好適に使用される椅子に関する。
従来、フレーム間に張地を張設して座や背凭れを構成した椅子が種々知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、オフィス等で使用される回転椅子においても、フレーム間にメッシュ状の張地を張設して座や背凭れを形成したものが数多く開発されている。
ところが従来のものは、フレームにより形成される全体枠形状に対応させてこのフレーム間に張設される張地の形状が設定されていたため、張地の張力を所望の位置で変化させることができなかった。そのため、座面や背凭れ面の形状や反発度合い等を望み通りに設定して座り心地のよい椅子を実現することに一定の限界があり、なんらかの改善が望まれている。
特に、長時間使用するオフィス用の回転椅子等においては、背凭れの形状を使用者の背中の形状に密接に沿わせることが要求されているが、前述した従来の構成のものでは、このような要求に応えるだけの張地の張設技術が存在しない。そのため、所望の位置、例えば腰を支持する位置等に他の部分とは異なった適切な張力を付与することが難しく、ランバーサポート等の他のオプション部品を用いてその要求に応えているのがその現状である。
このような所望の位置に適切な張力で張地を張設することが難しいという課題については、回転椅子のみならず、フレームの内側に張地を張設して座や背凭れを構成するような椅子全般についても当てはまるものである。
特開2002−172039号公報
本発明は、以上のような課題を解決しようとするものであり、所望の位置に適切な張力で張地を張設することが難しいという課題を解消することができる椅子を提供することを目的とする。
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような構成を採用したものである。すなわち、本発明に係る椅子は、フレームに可撓性のある張地を張設して着座者支持面を形成するようにしたものであって、前記フレームに設けられた張地取付部と、この張地取付部に取り付けられる前の前記張地の縁部とが、着座者支持面と直交する方向からの視認形状において相互に異なるように構成されていることを特徴とする。
ここで、着座者支持面とは、座における座面及び背凭れにおける背面を指すものとする。したがって、着座者支持面と直交する方向とは、座の場合には座面と直交する方向、すなわち平面視方向からの形状を意味し、背凭れの場合には背面と直交する方向、すなわち正面視方向からの形状を意味する。
このようなものであれば、前記フレームに設けられた張地取付部と、前記張地取付部に取り付けられる前の前記張地の縁部との視認形状が異なる部分において、張地の張力を他の部分とは異なるものとすることができる。したがって、従来の椅子において、所定のフレームの形状に対応する形状の張地を張設することで張地全体に均一な張力が与えられ、所望の位置に適切な張力で張地を張設するのが困難であるという課題を、部品点数の増加を招くことなく解消することができる。すなわち、所定のフレームの形状であっても、このフレームに設けられた張地取付部と、この張地取付部に取り付けられる前の張地の縁部とが異なる形状をなすように構成されているため、所望の部分で適切な張力を付与することができる。
特に、左右対をなすフレーム間に張地を張設してなる椅子の場合において、左右のフレームの前記張地取付部の離間距離と、この張地取付部に取り付けられる前の張地の縁部間距離とが、特定部分において他の部分と異なった比率になるように設定されていれば、フレーム間の幅寸法と張地取付部に取り付けられる前の張地の幅寸法とが、張地の各部で異なるため張力を変化させることができる。
また、前記フレームが背凭れを構成する背フレームである場合に、前記特定部分が着座者の腰を支持する部分であれば、着座者の腰を支持する部分の張地の張力を他の部分の張地の張力よりも大きくしたり、小さくしたり調節することが可能になる。
さらに、前記張地取付部が前記フレームの外面側に連続的に設けられた取付溝であるとともに、前記張地が縁部に押し込み材を備えたものであり、この押し込み材を前記取付溝に反転させて挿入して張地を張設するものが好ましい。このようなものであれば、前記押し込み材により、張地を前記取付溝に取り付け始めるきっかけを作りやすくなり、また、一度取付溝に押し込み材を挿入し始めれば、連続的に設けられた取付溝に順に押し込み材を押し込むことによりフレームに張地を張設できる。そして同時に、このような押し込み材を押し込むという簡易な作業によって、所望の部分の張地の張力を調節することができる。
さらに、前記張地がメッシュ状のものであれば、張地のテンション分布を理解することができる。すなわち、他よりも大きな張力を配している特定部分では、張地の色が薄くなって見え、前記特定部分以外の部分では張地の色が特定部分よりも濃くなって見えることとなる。そのため、張地のどの部分に張力が大きくかかっているかを見た目で識別することが可能となる。
このような張地は、張地素材に押し込み材を前記視認形状に対応させて添設し、その張地素材の縁を前記押し込み材に沿って切除することにより作られたものであることが好ましい。このようなものであれば、張地取付部に取り付けられる前の前記張地の縁部の形状にかかわらず、張地に押し込み材を所望の形状に添設した後押し込み材に沿って切除するため張地を所望の形状に成形しやすい。特に、張地がメッシュ状であれば、張地を切除する前に押し込み材を張地の縁部に設けるため、張地の縁部がほつれることを防止することもできる。
本発明は、以上のような構成であるから、所望の位置に適切な張力で張地を張設することが難しいという課題を解消することができる椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す全体斜視図。 同実施形態の前面側を一部省略して示す斜視図。 同実施形態の前面側を一部省略して示す分解斜視図。 同実施形態の背面側を一部省略して示す斜視図。 同実施形態の背面側を一部省略して示す分解斜視図。 同実施形態を張地の片半部及び脚体を省略して示す正面図。 同実施形態を張地の片半部及び脚体を省略して示す平面図。 同実施形態を一部省略して示す右側面図。 図7におけるA−A線端面図。 図7におけるB−B線端面図。 同実施形態の張地の張設前状態を示した背面図。 図11におけるC−C線拡大端面図。 図11におけるD−D線拡大端面図。 図8におけるE−E線拡大端面図。 本発明の変形例にかかる張地の張設前状態を模式的に示した背面図。
以下、本発明を事務用回転椅子に適用した場合の一実施形態について図1ないし図14を参照して説明する。
この椅子は、図1に示すように、脚体1と、この脚体1により回転可能に支持された支持基部3と、この支持基部3に支持された座5及び背凭れ7とを具備してなる。
脚体1は、図1に示すように、キャスタ9を有した脚羽根タイプの脚ベース11と、この脚ベース11の中心部に立設した脚支柱13とを具備してなる。前記脚支柱13は、ガススプリングを主体に構成された通常のもので、この脚支柱13の上端部に前記支持基部3が取り付けられている。
支持基部3は、図3ないし図8に示すように、後方に向かって漸次幅狭となる平面視ほぼ三角形状をなすものであり、前記脚支柱13の上端部に取り付けられる底壁3aと、この底壁3aの周縁に設けられた周壁3bと、この周壁3bの上端に蓋着された天壁3cとを具備してなる。この支持基部3には、前記脚体1のガススプリングを制御するための操作レバー3dが設けられている。
座5は、図1、図3、図6ないし図8に示すように、左右対をなす座フレーム15と、これら両座フレーム15間に張設された可撓性のある座張地17と、この座張地17との間に空間19を形成しつつ前記両座フレーム15の前端部15b間に介設されその介設状態で前記座張地17に張力を付与する前横梁21とを具備してなる。
背凭れ7は、図1、図3、図6ないし図8に示すように、左右対をなす背フレーム23と、これら両背フレーム23間に張設された可撓性のある背張地25と、この背張地25との間に空間27を形成しつつ前記両背フレーム23の上部23a間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する上横梁29と、前記背張地25との間に空間31を形成しつつ前記両背フレーム23の下部23b間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する下横梁33とを具備してなる。
前記座フレーム15と前記背フレーム23とは、図1ないし図8に示すように、連続したものであり(連続した座フレーム15と背フレーム23とを「フレームF」と総称する場合がある)、前記座5と背凭れ7とが一体となるように構成されている。すなわち、左の座フレーム15と左の背フレーム23、及び右の座フレーム15と右の背フレーム23とはそれぞれ一本の連続した金属素材を一体に成形することにより一体に構成されている。
前記左のフレームF及び右のフレームFの各外側面Faには、図8ないし図10に示すように、前記座張地17及び前記背張地25を取り付けるための取付溝35が形成されている。これらの取付溝35は、前記各フレームFの裏面Fbよりも表面Fcに近い位置に配されている。ここで、裏面Fbとは、座フレーム15の場合には下面を意味し、背フレーム23の場合には背面を意味する。また、表面Fcとは、座フレーム15の場合には上面を意味し、背フレーム23の場合には前面を意味する。
前記座張地17及び前記背張地25(以下、「張地M」と総称する場合がある)は、図1、図3、図6ないし図8、及び図11ないし図13に示すように、合成樹脂製の糸を織成または編成してなるメッシュ状の張地素材を所定形状に裁断することにより一体に構成されており、着座者支持面である表面Ma側から裏面Mb側に存在するものを視認することができるような透光性を備えている。
この張地Mの左右両縁部Mcには、図11及び図13に示すように、帯状をなす剛性のある押し込み材37が設けられている。この押し込み材37は、前記張地Mの縁部Mcに沿って連続して設けられたものであり、前記張地Mの縁部Mcの一面側、すなわち裏面Mb側に縫製等により添着されている。また、この押し込み材37は、合成樹脂等により作られたもので、前記取付溝35に挿入可能な厚み寸法T1を有するとともに、前記取付溝35の奥行き方向の開口寸法よりも大きな幅寸法W1を有したものである。
そして、図13に示すように、この張地Mの各縁部Mcを前記押し込み材37とともに前記フレームFの外面Fa側に設けられた取付溝35に反転させて挿入することにより、当該張地Mを左右のフレームF間に張設している。この状態で、左右のフレームF間に前横梁21、上横梁29及び下横梁33を介在させることによって前記張地Mに張力が付与される。このようにして張力を付与された張地Mは、左右のフレームFの形状に沿った形態となる。すなわち、左右の背フレーム23は、下端の近傍に着座者の腰形状に対応して前方に突出する突出部23cを有したものであり、前記背張地25が下横梁33により張力を付与されることにより前記突出部23cに対応した突出形状をなすように張設されている。
また、前記張地Mの左右のフレームFに支持されていない縁部Md、Meは、図3、図11及び図12に示すように、袋状のものであり、その縁部Md、Me内に透明な芯材39が内蔵されている。具体的には、前記座5の前縁に位置する張地M(座張地17)の縁部Md及び前記背凭れ7の上縁に位置する張地M(背張地25)の縁部Meに芯材39がそれぞれ設けられている。これらの芯材39は、それぞれ透明なシート材を一定長さの帯状に裁断してなるもので、これら各芯材39の両端部39aと前記押し込み材37との間には芯材39が存在しない可撓変形部41を形成してなる。
前記前横梁21は、図3ないし図6に示すように、中間に略平坦な平坦部21aを有した正面視U字形をなしており、その左右両端部21bに左右の座フレーム15の内側面15aにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁45を備えている。そして、これら各取付壁45をそれぞれ複数の止着具たるボルト47を用いて対応する座フレーム15に止着している。具体的には、この取付壁45に貫通させた2本のボルト47を前記座フレーム15に埋設したナット49に締着することにより、この取付壁45を前記座フレーム15に固定している。なお、前横梁21の両端部21bには、前記各取付壁45と協働して座フレーム15を挟持する外装壁51をそれぞれ備えている。前記取付壁45は、前記座フレーム15に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁45と前記外装壁51とによって構成される嵌合部53が、座フレーム15に沿って延びる前後に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁45は、その厚み寸法T2よりも座フレーム15に沿う方向の長手寸法L2が大きくなるように設定されている。
前記上横梁29は、図2ないし図7及び図10に示すように、その中央部29aが後方に突出するように湾曲したものであり、その左右両端部29bに左右の背フレーム23の内側面23dにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁55を備えている。そして、これら各取付壁55をそれぞれ複数の止着具たるボルト57を用いて対応する背フレーム23に止着している。具体的には、この取付壁55に貫通させた2本のボルト57を前記背フレーム23に埋設したナット59に締着することにより、この取付壁55を前記背フレーム23に固定している。なお、上横梁29の両端部29bには、前記各取付壁55と協働して背フレーム23を挟持する外装壁61をそれぞれ備えている。前記取付壁55は、前記背フレーム23に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁55と前記外装壁61とによって構成される嵌合部63が、背フレーム23に沿って延びる上下に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁55は、その厚み寸法T3よりも背フレーム23に沿う方向の長手寸法L3が大きくなるように設定されている。
前記下横梁33は、図2ないし図7及び図9に示すように、着座者の腰形状に対応して前方に突出する背フレーム23の突出部23cの近傍同士を結合するものであって、その左右方向の中央部33aが後方に突出するように湾曲しており、その左右両端部33bに左右の背フレーム23の内側面23dにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁65を備えている。そして、これら各取付壁65をそれぞれ複数の止着具たるボルト67を用いて対応する背フレーム23に止着している。具体的には、この取付壁65に貫通させた2本のボルト67を前記背フレーム23に埋設したナット69に締着することにより、この取付壁65を前記背フレーム23に固定している。なお、下横梁33の両端部33bには、前記各取付壁65と協働して背フレーム23を挟持する外装壁71をそれぞれ備えている。前記取付壁65は、前記背フレーム23に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁65と前記外装壁71とによって構成される嵌合部73が、背フレーム23に沿って延びる上下に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁65は、その厚み寸法T4よりも背フレーム23に沿う方向の長手寸法L4が大きくなるように設定されている。
このようにしてなる本実施形態にかかる椅子は、図2及び図8に示すように、座5と背凭れ7とが一体に構成されており、これら座5及び背凭れ7が前記支持基部3に一体に設けられた前横梁21によって片持ち支持されている。そして、この支持基部3と前記座5との間に荷物載置面75が設けられ、その荷物載置面75と前記座5の裏面5aとの間に荷物B1を出し入れ自在に収容するための荷物収容空間77が形成されている。
前記荷物載置面75は、図2及び図3に示すように、平面視においてその外縁75aの一部が前記支持基部3の外縁3eよりも外側に位置する延出部79を備えており、その延出部79に埃排除手段81が設けられている。すなわち、この実施形態における荷物載置面75は、前横梁21の平坦部21aの上面21cと支持基部3の上に着脱可能に装着された棚板83の上面83aにより形成されている。換言すれば、前記支持基部3の上面3fを覆い隠すようにして前記棚板83が設けられており、その棚板83に前記荷物載置面75の主要部、すなわち荷物載置面75の一部が形成されている。
前記棚板83は、図2ないし図8に示すように、その上面83aで荷物B1を装脱可能に支持するための荷物載置面75の一部を形成する棚板本体85と、この棚板本体85の下面に設けられ前記支持基部3に着脱可能に外嵌される外嵌壁体87とを備えている。
前記棚板本体85は、前記支持基部3の上面3fに載置されるものであって、平面視において支持基部3よりも大きな面積を有しており、前記支持基部3よりも外側に位置する部位に前記埃排除手段81を構成する複数の貫通孔82が設けられている。この棚板本体85は、平面視においてA4版サイズよりも大きな面積を有したもので、その左右両側縁部85aに荷物B1の落下を防止するための湾曲部85bを備えている。この棚板本体85は、その中央部を前記脚支柱13の軸心である支持基部3の回転中心Oにほぼ一致させて配設されており、前記荷物載置面75が前記支持基部3の回転中心Oを含む位置に形成されるようにしている。
前記外嵌壁体87は、前記支持基部3の外周面3gに重なり合う包持部87aと、前記支持基部3の底面周縁部分3hに重なり合う抜止部87bとを備えてなるもので、前記支持基部3に後方から装脱し得るようにその前面が開放されている。また、前記外嵌壁体87は、前記包持部87aの外面を前記棚板本体85の下面に接続するためのリブ87cを備えている。
また、この実施形態にかかる椅子は、図1に示すように、肘掛け89を有している。この肘掛け89は、図3ないし図5、図8、図14に示すように、前記下横梁33の外装壁71と一体に連続形成されたものであり、前記下横梁33の外面33cと前記肘掛け89の外面89aとが滑らかに一体化されている。この肘掛け89は、前記背凭れ7から前方に延出させて設けられたものであり、前記背凭れ7に支持された肘掛け本体91と、この肘掛け本体91上に設けられた肘当てパット93とを具備してなる。
前記肘掛け本体91は、前記下横梁33に一体に設けられた肘支柱95と、この肘支柱95の先端部に設けられた肘フレーム97とからなり、この肘フレーム97上に前記肘当てパット93を装着している。具体的には、前記肘フレーム97が、その上面に前後対をなす取付部97aを有した硬質の下枠部97bと、この下枠部97bの取付部97aに前後両端部を取付けた硬質の上枠部97cとからなるもので、この下枠部97bと上枠部97cとで剛性を有したループ形状を形成している。換言すれば、この下枠部97bと前記上枠部97cとで窓部99が形成される。そして、上枠部97cの上に軟質の肘当てパット93を設けている。そして、この窓部99の開口縁99aに平面視において肘当てパット93の外縁93aからはみ出さない状態でかばんその他の荷物B2を掛けるためのフック101を設けている。すなわち、このフック101は、前記肘フレーム97の窓部99に一体に形成されている。換言すれば、このフック101は、前記窓部99の開口縁99aの下辺部分99bを変形させることにより形成されたものである。
また、この実施形態にかかる椅子は、図2ないし図6に示すように、衣類を掛けるためのハンガー103を備えている。このハンガー103は、前記上横梁29の下辺29cに懸吊姿勢で一体的に設けられたものであり、衣類を掛けるためのハンガー本体105と、このハンガー本体105を前記上横梁29との間に隙間107を維持した状態で前記上横梁29に懸吊支持させる懸吊部材109とを具備してなる。
本実施形態における椅子においては、前記張地Mの形状を特徴的なものとしている。すなわち、前記張地Mは、前記背フレーム23に設けられた張地取付部である取付溝35と、この取付溝35に取り付けられる前の前記張地Mの左右両縁部Mcとが、着座者支持面と直交する方向からの視認形状において相互に異なるように構成されている。具体的に説明すれば、前記左右対をなす背フレーム23が正面視ほぼ平行となる形状をなしており、この背フレーム23に対応して取付溝35の形状も正面視ほぼ平行になるようにしている。一方、前記取付溝35に取り付けられる前の背張地25は、図11に示すように、突出部23cに対応する部分の左右両縁部Mcの縁部間距離L6のみを他の部分の左右両縁部Mcの縁部間距離L6よりも小さくなるように湾曲させて凹んだ形状としている。
換言すれば、左右のフレームFの前記取付溝35の離間距離L5と、この取付溝35に取り付けられる前の背張地25の左右両縁部Mcの縁部間距離L6とが、特定部分、具体的には着座者の腰を支持する部分である突出部23cにおいて他の部分よりも比率が小さくなるように設定されている。すなわち、突出部23cにおける左右のフレームFの前記取付溝35の離間距離L5と、他の部分における左右のフレームFの前記取付溝35の離間距離L5はほぼ一定であるが、一方、突出部23cにおける前記取付溝35に取り付けられる前の張地Mの左右両縁部Mcの縁部間距離L6は、他の部分における前記縁部間距離L6よりも小さくしている。このようなものであるため、張地Mの前記突出部23c対応部分において他の部分よりも大きな張力を付与することができる。特に、張地Mの強度が要求される部分に大きな張力を付与することができるため、ランバーサポート等特別な他の部材を別途設けることなく、椅子の座り心地を良好にすることができる。
以上のようにしてなる張地Mは、合成樹脂製の糸を織成または編成してなるメッシュ状の張地素材に押し込み材37を前記視認形状に対応させて添設し、その張地素材の縁を前記押し込み材37に沿って切除することにより所定形状に形成されるものである。具体的には、張地Mの裏面Mbになる面側に前記押し込み材37を縫製により添着させる。その際、前記特定部分はカーブさせ、前記特定部分以外の部分は直線状にして添着する。その後、押し込み材37の外側に沿って張地素材を切除すると、所望の形状に張地素材を裁断することが容易になる。さらに、張地素材がメッシュ状であるため、張地素材を切除する前に押し込み材37を張地Mの両側縁部Mcに添着することにより、張地Mの左右両縁部Mcのほつれを抑制することもできる。
以上に述べたように、本実施形態に係る回転椅子は、背フレーム23に可撓性のある張地Mを張設して背面を形成するようにしたものであって、前記背フレーム23に設けられた取付溝35と、この取付溝35に取り付けられる前の前記張地Mの縁部Mcとが、背面と直交する正面方向からの視認形状において相互に異なるように構成されているので、この視認形状が異なる部分において、背張地25の張力を他の部分とは異なるものとすることができる。したがって、従来の椅子において、所定のフレームの形状に対応する形状の張地を張設することで張地全体に均一な張力が与えられ、所望の位置に適切な張力で張地Mを張設するのが困難であったという課題を、部品点数の増加を招くことなく解消することができる。すなわち、ほぼ平行に配された左右対をなす背フレーム23の形状に対して、これらの背フレーム23に設けられた取付溝35と、この取付溝35に取り付けられる前の張地Mの縁部Mcとが異なる形状をなすように構成されているため、所望の部分で適切な張力を付与することができる。
また、左右の背フレーム23の前記取付溝35の離間距離L5と、この取付溝35に取り付けられる前の張地Mの縁部間距離L6とが、着座者の腰を支持する部分において他の部分と異なった比率になるように設定されているため、その部分で張地Mの張力を変化させることができる。特に、突出部23cにおける左右のフレームFの前記取付溝35の離間距離L5と、他の部分における左右のフレームFの前記取付溝35の離間距離L5はほぼ一定であるが、一方、突出部23cにおける前記取付溝35に取り付けられる前の張地Mの左右両縁部Mcの縁部間距離L6は、他の部分における前記縁部間距離L6よりも小さくしており、着座者の腰を支持する部分である突出部23cにおける張地Mの張力を他の部分の張力よりも大きくすることができる。
また、前記張地Mがメッシュ状のものであるので、他の部分の張力よりも大きい張力を与えた部分の張地Mの色は薄くなって見え、張地M全体のテンション分布を理解することができる。そのため、張地Mのどの部分に張力が大きくかかっているかを見た目で識別することが可能となる。
さらに、前記取付溝35が前記フレームFの外側面Faに連続的に設けられており、前記張地Mが縁部Mcに押し込み材37を備えたものであり、この押し込み材37を前記取付溝35に反転させて挿入して張地Mを張設するものであるので、前記押し込み材37により、張地Mを前記取付溝35に取り付け始めるきっかけを作りやすくなり、また、一度取付溝35に押し込み材37を挿入し始めれば、連続的に設けられた取付溝35に順に押し込み材37を押し込むことによりフレームFに張地Mを張設できる。そして同時に、このような押し込み材37を押し込むという簡易な作業によって、所望の部分の張地Mの張力を調節することができる。
また、左右対をなすフレームF間に前横梁21、上横梁29及び下横梁33を介設した状態で張地Mに張力を付与しているので、張地Mを左右のフレームFに対応した形状に保形でき、張地Mに高い張力を与えることができる。
さらに、前記前横梁21が、左右両端部21bに左右の座フレーム15の内側面15aに直接的に密接する対をなす取付壁45を備えたものであり、前記上横梁29及び下横梁33が、左右両端部29b、33bに左右の背フレーム23の内側面23dに密接する対をなす取付壁55、65をそれぞれ備えているので、各取付壁45、55、65が左右のフレームFを外側面Fa側に押圧し、前記張地Mに左右方向の張力を付与することができる。そのため、張地Mに高い張力を与えることができる。
また、左右の肘掛け89は、腰部背面に位置する下横梁33と合わせて一体に成形されており、さらに下横梁33部分において左右の背フレーム23をつなぐように、左右の背フレーム23とそれぞれ縦方向の長手寸法L4をもって固定されているため、取付強度が高く、使用中に肘掛け89に荷重がかかってもぐらつくことがない。また、肘掛け無しタイプの椅子との互換性についても、製品の組み立て段階で、肘掛け無しタイプまたは肘掛け付きタイプの下横梁33を必要に応じて選択して取り付けるだけなので、製品の作り分けが容易である。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
本実施形態では、左右のフレーム間に張設される張地について説明したが、張地の形状及び押し込み材の取付位置等、種々変更可能である。例えば、フレームについては、左右対をなすフレームには限られず、上下方向のフレーム、上下方向及び左右方向のフレームからなるものであってもよく、さらに、フレームが張地の周囲を囲うように配されるロ字形またはコ字形の枠状のものであってもよい。また、座張地と背張地が一体に形成されるもののみならず、座と背が別体のものであって、座張地と背張地とが別々に配されるものであってもよい。
例えば、フレームが張地の周囲を囲うように配される左右フレーム及び上下フレームからなるロ字形の枠状である場合、そのフレームに取り付けられる張地としては、図15に模式的に示すようなものが挙げられる。この張地Mは、左右のフレームFの前記取付溝35の離間距離L7と、この取付溝35に取り付けられる前の張地Mの上下方向中央部の左右両縁部間距離L8とが異なり、上下のフレームFの前記取付溝35の離間距離L9と、この取付溝35に取り付けられる前の張地Mの左右方向中央部の上下両縁部間距離L10とが異なるように設定されている。
具体的には、上下方向中央部における左右対をなすフレームFの取付溝35の離間距離L7と、コーナー部におけるフレームFの取付溝35の離間距離L7とはほぼ一定であるが、一方、上下方向中央部における前記取付溝35に取り付けられる前の張地Mの左右両縁部Mcの縁部間距離L8は、コーナー部における前記縁部間距離L8よりも小さくしている。また、左右方向中央部における上下対をなすフレームFの取付溝35の離間距離L9と、コーナー部におけるフレームFの取付溝35の離間距離L9とはほぼ一定であるが、一方、左右方向中央部における前記取付溝35に取り付けられる前の張地Mの左右両縁部Mcの縁部間距離L10は、コーナー部における前記縁部間距離L10よりも小さくしている。
このように、前記取付溝35の離間距離L7、L9と対応するそれぞれの両縁部離間距離L8、L10の比率が中央部において他の部分よりも小さくなるように設定されている。そのため、この張地Mを前記フレームFに取り付けると、上下方向中央部及び左右方向中央部において特に張地Mが強く張設され、フレームFの枠内に配される張地Mに所望の張力を与えることができる。
なお、特定部分における取付溝の離間距離と縁部間距離の比率を他の部分よりも大きく設定した場合には、前記特定部分の張力を小さくすることができることはいうまでもなく、このようにして張地の張力を部分的に調節することも可能である。
また、前記押し込み材の張地への添設の方法としては、縫製によるものに限らず、溶着その他種々変更可能である。
メッシュ状の張地は、繊維や合成樹脂製の糸をメッシュ状に織成または編成したものの他、種々変更可能である。
本実施形態は事務用回転椅子について説明したが、これに限られず、回転椅子以外の椅子にも適用することができるものである。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
F…フレーム
Fa…外側面(フレーム)
M…張地
Mc…縁部(張地の左右)
L5…離間距離(フレームの取付溝)
L6…縁部間距離(張る前の張地)
35…取付溝
37…押し込み材

Claims (6)

  1. フレームに可撓性のある張地を張設して着座者支持面を形成するようにした椅子であって、
    前記フレームに設けられた張地取付部と、この張地取付部に取り付けられる前の前記張地の縁部とが、着座者支持面と直交する方向からの視認形状において相互に異なるように構成されていることを特徴とする椅子。
  2. 左右対をなすフレーム間に張地を張設してなる椅子であって、
    左右のフレームの前記張地取付部の離間距離と、この張地取付部に取り付けられる前の張地の縁部間距離とが、特定部分において他の部分と異なった比率になるように設定されている請求項1記載の椅子。
  3. 前記フレームが背凭れを構成する背フレームであって、前記特定部分が着座者の腰を支持する部分である請求項2記載の椅子。
  4. 前記張地取付部が、前記フレームの外面側に連続的に設けられた取付溝であるとともに、前記張地が縁部に押し込み材を備えたものであり、この押し込み材を前記取付溝に反転させて挿入して張地を張設している請求項1、2または3記載の椅子。
  5. 前記張地が、メッシュ状である請求項1、2、3または4記載の椅子。
  6. 前記張地が、張地素材に押し込み材を前記視認形状に対応させて添設し、その張地素材の縁を前記押し込み材に沿って切除することにより作られたものである請求項4または5記載の椅子。
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