JP5472978B2 - 回転椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス等において好適に使用される回転椅子に関する。
従来から、着座者の左右方向の動きに好適に追従することが可能な回転椅子が知られている。このような回転椅子は、例えばオフィス等において好適に使用されるものであるが、当該回転椅子を使用する執務者は、執務上必要な書籍や印刷物等の資料類やパソコン等の事務機器類の他、かばん等の身の回り品などの種々の荷物を持っているため、それらの置き場所をできるだけ確保したいという要望をもっている。ところが、従来の回転椅子は前述したような荷物を収容するようなスペースは一切備えていない(例えば、特許文献1参照)。そのため、従来では、これらの荷物は机の天板上に置いたり、別途ワゴン等に載置又は収容したり、あるいはフロア上に直接置くなどして対応していることがほとんどであった。しかしながら、机の天板上に荷物を置けば執務者の作業エリアが狭まって作業効率が悪くなるおそれがあり、ワゴン等を使用する場合には着座中の執務者と荷物との間が離れてしまうことがあり、荷物へのアクセスが悪く利便性に欠ける場合がある。また、荷物をフロア上に直接置く場合には、荷物を椅子や足などで転倒させてしまったり踏んでしまったりする等の不具合が生じていた。
特に近時においては、執務者が特定の自席を有さず、大型のテーブル等の適宜の位置でその都度作業を行うという、いわゆるフリーアドレス型のオフィス形態が普及しているところであるが、かかるフリーアドレス型のオフィス形態では、執務者の荷物を置く場所が制限されてしまう場合が多い。かかる事情から、回転椅子に着座する執務者のできるだけ近い位置に執務者の作業に支障が生じない状態で荷物を確保することができるとともにその荷物を容易に取り扱うことができるための対策が望まれていた。
このような要望に応えるには、回転椅子の座の裏面とこの座面の下方に位置する支持基部との間に荷物収容空間を形成するための棚板を設け、前記回転椅子に荷物収納機能を持たせることが考えられる。ところが、同じ基本構造を有する回転椅子であっても、荷物収納機能が要求される部署に配置されるものもあれば、そのような機能が要求されない部署に配置されるものがある。そのため、回転椅子に棚板を常設させたものであると荷物収納機能が要求されない部署で使用される場合には、過剰な品質のものとなってしまうという不具合が生じる。また、回転椅子に棚板を常設させたものであると、掃除や修理等のメンテナンス作業を要する際に所望の箇所へアクセスしづらいという不具合が考えられる。
特開2003−334125号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、荷物の配置に困るという課題を過剰品質を招くことなく解消することができるとともに、メンテナンス性を損ねることなく荷物を収容する機能を備えた回転椅子を提供することを目的としている。
すなわち、本発明の回転椅子は、脚体と、この脚体により回転可能に支持された支持基部と、この支持基部の上方に配された座と、この座の裏面との間に荷物収容空間を形成すべく前記支持基部に装脱可能に装着された棚板とを具備してなることを特徴とする。
このようなものであれば、前記座の裏面との間に荷物収容空間を形成すべく前記支持基部に装脱可能に装着された棚板を備えているものであるため、回転椅子に荷物の収納機能を付与することができる。しかも、前記棚板は前記支持基部に装脱可能に装着されるものであるため、利用の要求がある部署等に限定して棚板を手配することができ不経済を好適に抑制することができ、また、前記棚板を装着された回転椅子と前記棚板の装着されていない回転椅子とがある場合には、利用者の要求に対応して回転椅子自体を取り換えることなく、棚板を装着するものと棚板を装着していないものとを棚板の取り外し又は取り付けにより切り替えることができるものとなる。しかも、掃除や修理等のメンテナンス作業をする際は棚板を取り外すことができるため、回転椅子に荷物の収納機能を付与したものであっても座の下方空間等の所望箇所に容易にアクセスすることができ、便宜なものとなる。
前記棚板が、その上面で荷物を装脱可能に支持するための荷物載置面の全部または一部を形成する棚板本体と、この棚板本体の下面に設けられ前記支持基部に着脱可能に外嵌される外嵌壁体とを備えたものである。また、その場合には、前記棚板本体が、前記支持基部の上面に載置されるものであると好ましい。さらに、前記荷物載置面が、平面視において前記支持基部の外縁よりも外側に位置する延出部を備えており、その延出部に埃排除手段が設けられているものであれば、埃が溜まるのを好適に抑制することができるものとなる。
前記外嵌壁体のより好ましい形態としては、前記外嵌壁体が、前記支持基部の外周面に重なり合う包持部と、前記支持基部の底面周縁部分に重なり合う抜止部とを備えたものを挙げることができる。また、より具体的なものとしては、前記外嵌壁体が、前記包持部の外面を前記棚板本体の下面に接続するためのリブをさらに備えたものを挙げることができる。
本発明に係る棚板はいずれの方向からも装脱できるものであってもよいが、より好ましいものとしては、前記支持基部が、後方に向かって漸次幅狭となる平面視ほぼ三角形状をなすものであり、前記外嵌壁体が、後方から前記支持基部に装脱し得る形態をなしているものが挙げられる。
本発明の棚板の他の形態としては、前記棚板本体が、前記支持基部の上面にほぼ面一となる上面を備えたものを挙げることができる。このようなものにおいては、前記棚板本体が、前記支持基部の平面視形状に対応した切欠部を有したものであるものが合理的である。かかる構成における前記外嵌壁体の具体的なものとしては、前記外嵌壁体が、前記切欠部の縁に沿って形成された起立部と、この起立部に設けられ前記支持基部に係合して起立部の支持基部に対する上下動を防止する上下動防止部とを備えたものを挙げることができる。また、前記上下動防止部としては、前記上下動防止部が、前記支持基部に設けられた溝に係合する突条であるものや、前記上下動防止部が、前記支持基部に設けられた突条に係合する溝であるものが好ましい。
棚板の強度の向上に資するものしては、前記外嵌壁体が、前記起立部の外周面を前記棚板本体に結合するためのリブを備えたものを挙げることができる。
以上説明したように本発明によれば、荷物の配置に困るという課題を過剰品質を招くことなく解消することができるとともに、メンテナンス性を損ねることなく荷物を収容する機能を備えた回転椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す全体斜視図。 同実施形態の前面側を一部省略して示す斜視図。 同実施形態の前面側を一部省略して示す分解斜視図。 同実施形態の背面側を一部省略して示す斜視図。 同実施形態の背面側を一部省略して示す分解斜視図。 同実施形態を張地の片半部及び脚体を省略して示す正面図。 同実施形態を張地の片半部及び脚体を省略して示す平面図。 同実施形態を一部省略して示す右側面図。 図7におけるA−A線端面図。 図7におけるB−B線端面図。 同実施形態の張地の張設前状態を示した背面図。 図11におけるC−C線拡大端面図。 図11におけるD−D線拡大端面図。 図8におけるE−E線拡大端面図。 他の実施形態における支持基部と棚板を示す概略斜視図。 図15におけるF−F線拡大断面図。
以下、本発明を事務用回転椅子に適用した場合の一実施形態について図1ないし図14を参照して説明する。
この椅子は、図1に示すように、脚体1と、この脚体1により回転可能に支持された支持基部3と、この支持基部3に支持された座5及び背凭れ7とを具備してなる。
脚体1は、図1に示すように、キャスタ9を有した脚羽根タイプの脚ベース11と、この脚ベース11の中心部に立設した脚支柱13とを具備してなる。前記脚支柱13は、ガススプリングを主体に構成された通常のもので、この脚支柱13の上端部に前記支持基部3が取り付けられている。
支持基部3は、図3ないし図8に示すように、後方に向かって漸次幅狭となる平面視ほぼ三角形状をなすものであり、前記脚支柱13の上端部に取り付けられる底壁3aと、この底壁3aの周縁に設けられた周壁3bと、この周壁3bの上端に蓋着された天壁3cとを具備してなる。この支持基部3には、前記脚体1のガススプリングを制御するための操作レバー3dが設けられている。
座5は、図1、図3、図6ないし図8に示すように、左右対をなす座フレーム15と、これら両座フレーム15間に張設された可撓性のある座張地17と、この座張地17との間に空間19を形成しつつ前記両座フレーム15の前端部15b間に介設されその介設状態で前記座張地17に張力を付与する前横梁21とを具備してなる。
背凭れ7は、図1、図3、図6ないし図8に示すように、左右対をなす背フレーム23と、これら両背フレーム23間に張設された可撓性のある背張地25と、この背張地25との間に空間27を形成しつつ前記両背フレーム23の上部23a間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する上横梁29と、前記背張地25との間に空間31を形成しつつ前記両背フレーム23の下部23b間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する下横梁33とを具備してなる。
前記座フレーム15と前記背フレーム23とは、図1ないし図8に示すように、連続したものであり(連続した座フレーム15と背フレーム23とを「フレームF」と総称する場合がある)、前記座5と背凭れ7とが一体となるように構成されている。すなわち、左の座フレーム15と左の背フレーム23、及び右の座フレーム15と右の背フレーム23とはそれぞれ一本の連続した金属素材を一体に成形することにより一体に構成されている。
前記左のフレームF及び右のフレームFの各外側面Faには、図8ないし図10に示すように、前記座張地17及び前記背張地25を取り付けるための取付溝35が形成されている。これらの取付溝35は、前記各フレームFの裏面Fbよりも表面Fcに近い位置に配されている。ここで、裏面Fbとは、座フレーム15の場合には下面を意味し、背フレーム23の場合には背面を意味する。また、表面Fcとは、座フレーム15の場合には上面を意味し、背フレーム23の場合には前面を意味する。
前記座張地17及び前記背張地25(以下、「張地M」と総称する場合がある)は、図1、図3、図6ないし図8、及び図11ないし図13に示すように、合成樹脂製の糸を織成または編成してなるメッシュ状の張地素材を所定形状に裁断することにより一体に構成されており、着座面である表面Ma側から裏面Mb側に存在するものを視認することができるような透光性を備えている。
この張地Mの左右両縁部Mcには、図11及び図13に示すように、帯状をなす剛性のある押し込み材37が設けられている。この押し込み材37は、前記張地Mの縁部Mcに沿って連続して設けられたものであり、前記張地Mの縁部Mcの一面側、すなわち裏面Mb側に縫製等により添着されている。また、この押し込み材37は、合成樹脂等により作られたもので、前記取付溝35に挿入可能な厚み寸法T1を有するとともに、前記取付溝35の奥行寸法の開口寸法よりも大きな幅寸法W1を有したものである。
そして、図13に示すように、この張地Mの各縁部Mcを前記押し込み材37とともに前記フレームFの外面Fa側に設けられた取付溝35に反転させて挿入することにより、当該張地Mを左右のフレームF間に張設している。この状態で、左右のフレームF間に前横梁21、上横梁29及び下横梁33を介在させることによって前記張地Mに張力が付与される。このようにして張力を付与された張地Mは、左右のフレームFの形状に沿った形態となる。すなわち、左右の背フレーム23は、下端の近傍に着座者の腰形状に対応して前方に突出する突出部23cを有したものであり、前記背張地25が下横梁33により張力を付与されることにより前記突出部23cに対応した突出形状をなすように張設されている。
また、前記張地Mの左右のフレームFに支持されていない縁部Md、Meは、図3、図11及び図12に示すように、袋状のものであり、その縁部Md、Me内に透明な芯材39が内蔵されている。具体的には、前記座5の前縁に位置する張地M(座張地17)の縁部Md及び前記背凭れ7の上縁に位置する張地M(背張地25)の縁部Meに芯材39がそれぞれ設けられている。これらの芯材39は、それぞれ透明なシート材を一定長さの帯状に裁断してなるもので、これら各芯材39の両端部39aと前記押し込み材37との間には芯材39が存在しない可撓変形部41を形成してなる。
前記前横梁21は、図3ないし図6に示すように、中間に略平坦な平坦部21aを有した正面視U字形をなしており、その左右両端部21bに左右の座フレーム15の内側面15aにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁45を備えている。そして、これら各取付壁45をそれぞれ複数の止着具たるボルト47を用いて対応する座フレーム15に止着している。具体的には、この取付壁45に貫通させた2本のボルト47を前記座フレーム15に埋設したナット49に締着することにより、この取付壁45を前記座フレーム15に固定している。なお、前横梁21の両端部21bには、前記各取付壁45と協働して座フレーム15を挟持する外装壁51をそれぞれ備えている。前記取付壁45は、前記座フレーム15に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁45と前記外装壁51とによって構成される嵌合部53が、座フレーム15に沿って延びる前後に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁45は、その厚み寸法T2よりも座フレーム15に沿う方向の長手寸法L2が大きくなるように設定されている。
前記上横梁29は、図2ないし図7及び図10に示すように、その中央部29aが後方に突出するように湾曲したものであり、その左右両端部29bに左右の背フレーム23の内側面23dにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁55を備えている。そして、これら各取付壁55をそれぞれ複数の止着具たるボルト57を用いて対応する背フレーム23に止着している。具体的には、この取付壁55に貫通させた2本のボルト57を前記背フレーム23に埋設したナット59に締着することにより、この取付壁55を前記背フレーム23に固定している。なお、上横梁29の両端部29bには、前記各取付壁55と協働して背フレーム23を挟持する外装壁61をそれぞれ備えている。前記取付壁55は、前記背フレーム23に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁55と前記外装壁61とによって構成される嵌合部63が、背フレーム23に沿って延びる上下に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁55は、その厚み寸法T3よりも背フレーム23に沿う方向の長手寸法L3が大きくなるように設定されている。
前記下横梁33は、図2ないし図7及び図9に示すように、着座者の腰形状に対応して前方に突出する背フレーム23の突出部23cの近傍同士を結合するものであって、その左右方向の中央部33aが後方に突出するように湾曲しており、その左右両端部33bに左右の背フレーム23の内側面23dにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁65を備えている。そして、これら各取付壁65をそれぞれ複数の止着具たるボルト67を用いて対応する背フレーム23に止着している。具体的には、この取付壁65に貫通させた2本のボルト67を前記背フレーム23に埋設したナット69に締着することにより、この取付壁65を前記背フレーム23に固定している。なお、下横梁33の両端部33bには、前記各取付壁65と協働して背フレーム23を挟持する外装壁71をそれぞれ備えている。前記取付壁65は、前記背フレーム23に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁65と前記外装壁71とによって構成される嵌合部73が、背フレーム23に沿って延びる上下に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁65は、その厚み寸法T4よりも背フレーム23に沿う方向の長手寸法L4が大きくなるように設定されている。
このようにしてなる本実施形態にかかる椅子は、図2及び図8に示すように、座5と背凭れ7とが一体に構成されており、これら座5及び背凭れ7が前記支持基部3に一体に設けられた前横梁21によって片持ち支持されている。そして、この支持基部3と前記座5との間に荷物載置面75が設けられ、その荷物載置面75と前記座5の裏面5aとの間に荷物B1を出し入れ自在に収容するための荷物収容空間77が形成されている。
前記荷物載置面75は、図2及び図3に示すように、平面視においてその外縁75aの一部が前記支持基部3の外縁3eよりも外側に位置する延出部79を備えており、その延出部79に埃排除手段81が設けられている。すなわち、この実施形態における荷物載置面75は、前横梁21の平坦部21aの上面21cと支持基部3の上に着脱可能、装脱可能に装着された棚板83の上面83aにより形成されている。換言すれば、前記支持基部3の上面3fを覆い隠すようにして前記棚板83が設けられており、その棚板83に前記荷物載置面75の主要部、すなわち荷物載置面75の一部が形成されている。
前記棚板83は、図2ないし図8に示すように、その上面83aで荷物B1を装脱可能に支持するための荷物載置面75の一部を形成する棚板本体85と、この棚板本体85の下面に設けられ前記支持基部3に着脱可能に外嵌される外嵌壁体87とを備えている。
前記棚板本体85は、前記支持基部3の上面3fに載置されるものであって、平面視において支持基部3よりも大きな面積を有しており、前記支持基部3よりも外側に位置する部位に前記埃排除手段81を構成する複数の貫通孔89が設けられている。この棚板本体85は、平面視においてA4版サイズよりも大きな面積を有したもので、その左右両側縁部85aに荷物B1の落下を防止するための湾曲部85bを備えている。この棚板本体85は、その中央部を前記脚支柱13の軸心である支持基部3の回転中心Oにほぼ一致させて配設されており、前記荷物載置面75が前記支持基部3の回転中心Oを含む位置に形成されるようにしている。
前記外嵌壁体87は、前記支持基部3の外周面3gに重なり合う包持部87aと、前記支持基部3の底面周縁部分3hに重なり合う抜止部87bとを備えてなるもので、前記支持基部3に後方から装脱し得るようにその前面が開放されている。また、前記外嵌壁体87は、前記包持部87aの外面を前記棚板本体85の下面に接続するためのリブ87cを備えている。
また、この実施形態にかかる椅子は、図1に示すように、肘掛け89を有している。この肘掛け89は、図3ないし図5、図8、図14に示すように、前記下横梁33の外装壁71と一体に連続形成されたものであり、前記下横梁33の外面33cと前記肘掛け89の外面89aとが滑らかに一体化されている。この肘掛け89は、前記背凭れ7から前方に延出させて設けられたものであり、前記背凭れ7に支持された肘掛け本体91と、この肘掛け本体91上に設けられた肘当てパット93とを具備してなる。
前記肘掛け本体91は、前記下横梁33に一体に設けられた肘支柱95と、この肘支柱95の先端部に設けられた肘フレーム97とからなり、この肘フレーム97上に前記肘当てパット93を装着している。具体的には、前記肘フレーム97が、その上面に前後対をなす取付部97aを有した硬質の下枠部97bと、この下枠部97bの取付部97aに前後両端部を取付けた硬質の上枠部97cとからなるもので、この下枠部97bと上枠部97cとで剛性を有したループ形状を形成している。換言すれば、この下枠部97bと前記上枠部97cとで窓部99が形成される。そして、上枠部97cの上に軟質の肘当てパット93を設けている。そして、この窓部99の開口縁99aに平面視において肘当てパット93の外縁93aからはみ出さない状態でかばんその他の荷物B2を掛けるためのフック101を設けている。すなわち、このフック101は、前記肘フレーム97の窓部99に一体に形成されている。換言すれば、このフック101は、前記窓部99の開口縁99aの下辺部分99bを変形させることにより形成されたものである。
また、この実施形態にかかる椅子は、図2ないし図6に示すように、衣類を掛けるためのハンガー103を備えている。このハンガー103は、前記上横梁29の下辺29cに懸吊姿勢で一体的に設けられたものであり、衣類を掛けるためのハンガー本体105と、このハンガー本体105を前記上横梁29との間に隙間107を維持した状態で前記上横梁29に懸吊支持させる懸吊部材109とを具備してなる。
以上説明したように本実施形態に係る構成のものであれば、荷物の配置に困るという課題を過剰品質を招くことなく解消することができるとともに、メンテナンス性を損ねることなく荷物を収容する機能を備えた利便性に富んだ回転椅子を実現することができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
前記実施形態では棚板を支持基部上に配置しその棚板の上面で荷物載置面の主要部を構成する場合について説明したが、支持基部の上面とこの支持基部に取り付けられた棚板の上面とによって荷物載置面の全部又は主要部を構成するようにしてもよい。
ここで、図15及び図16は、他の実施形態である支持基部とこの支持基部に取り付けられる棚板とを概略的に示したものであり、図1から図14に示す実施形態と同一又は相当する部分には同一の符号を付して説明を省略する。すなわち、図15及び図16は、後方に向かって漸次幅狭となる平面視略三角形状をなす支持基部3と、この支持基部3に取り付けられるとともに前記支持基部3の上面3fにほぼ面一となる上面83aを有した棚板83とを示している。
この棚板83は、上面83aで荷物B1を装脱可能に支持するための荷物載置面75の一部を形成する棚板本体85を備えている。また、棚板本体85は、支持基部3の平面視形状に対応した切欠部86を有したものであり、前記切欠部86に連続して前記支持基部3の側面側に着脱可能に外嵌される外嵌壁体87を備えている。外嵌壁体87は前記切欠部86の縁に沿って形成された起立部88と、この起立部88に設けられ前記支持基部3に係合して起立部88の支持基部3に対する上下動を防止する上下動防止部Rとを備えたものである。具体的に、図16に示す前記上下動防止部Rは、前記支持基部3の周壁3bに設けられた溝3iに係合する突条r1としている。なお、前記上下動防止部Rは、前記支持基部に設けられた突条に係合する溝であってもよい。また、前記外嵌壁体87が前記起立部88の外周面を前記棚板本体85に係合するためのリブ87cを備えたものとしている。なお、図15及び図16に示す他の実施形態においても、先の実施形態において示した埃排除手段81や湾曲部85b等の構成を適宜適用することができるのはもちろんのことである。
なお、その他の変形例としては、前記切欠部86の内周に、支持基部3の周壁3bに設けられた溝3iに対応する突条を形成させることにより外嵌壁体の無いものにした態様が考えられる。
また、棚板本体の湾曲部は、左右両側縁部のみならず、必要に応じて前後側の縁部に備えたものとしても良い。また、埃排除手段は、貫通孔の他にも種々のものを適用することができるのはもちろんのことである。なお、本実施形態のように貫通孔により埃排除手段を形成したものは、埃の蓄積を防ぐとともに棚板を軽量化させる機能をも付与するものである。
前述した実施形態においては、座に背凭れを一体に設けた回転椅子であってその座の全縁部のみを前横梁を介して片持ち支持したものについて説明したが、座の支持基部に対する支持構造についてはこのようなものに限られるものではなく、たとえば座の前後を梁やアーム等を介して支持基部に支持させるようにしてもよい。また、本発明は座に背凭れを一体に連接したものに限定されないのはもちろんであり、例えば背凭れを有しないものあるいは背凭れを座と別体に設けたものなどにも同様に本発明を適用することができる。
図1〜図14に示す実施形態では、荷物収容空間を前後左右に開放しているものであったが荷物収容空間は少なくとも荷物の出し入れが可能な態様でいずれかの方向に開放されていればよい。例えば、前方側、後方側又は左右側を閉塞したものなどの種々の態様が考えられる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…脚体
3…支持基部
3f…支持基部の上面
3h…底面周縁部分
5…座
75…荷物載置面
77…荷物収容空間
79…延出部
81…埃排除手段
83…棚板
83a…上面
85…棚板本体
87…外嵌壁体
87a…包持部
87b…抜止部
B1…荷物

Claims (12)

  1. 脚体と、この脚体により回転可能に支持された支持基部と、この支持基部の上方に配された座と、この座の裏面との間に荷物収容空間を形成すべく前記支持基部に装脱可能に装着された棚板とを具備してなり、
    前記棚板が、その上面で荷物を装脱可能に支持するための荷物載置面の全部または一部を形成する棚板本体と、この棚板本体の下面に設けられ前記支持基部に着脱可能に外嵌される外嵌壁体とを備えたものであることを特徴とする回転椅子。
  2. 前記棚板本体が、前記支持基部の上面に載置されるものである請求項記載の回転椅子。
  3. 前記荷物載置面が、平面視において前記支持基部の外縁よりも外側に位置する延出部を備えており、その延出部に埃排除手段が設けられている請求項記載の回転椅子。
  4. 前記外嵌壁体が、前記支持基部の外周面に重なり合う包持部と、前記支持基部の底面周縁部分に重なり合う抜止部とを備えたものである請求項1、2又は3記載の回転椅子。
  5. 前記外嵌壁体が、前記包持部の外面を前記棚板本体の下面に接続するためのリブをさらに備えたものである請求項記載の回転椅子。
  6. 前記支持基部が、後方に向かって漸次幅狭となる平面視ほぼ三角形状をなすものであり、前記外嵌壁体が、後方から前記支持基部に装脱し得る形態をなしている請求項1、2、3、4または5記載の回転椅子。
  7. 前記棚板本体が、前記支持基部の上面にほぼ面一となる上面を備えたものである請求項記載の回転椅子。
  8. 前記棚板本体が、前記支持基部の平面視形状に対応した切欠部を有したものである請求項または記載の回転椅子。
  9. 前記外嵌壁体が、前記切欠部の縁に沿って形成された起立部と、この起立部に設けられ前記支持基部に係合して起立部の支持基部に対する上下動を防止する上下動防止部とを備えたものである請求項記載の回転椅子。
  10. 前記上下動防止部が、前記支持基部に設けられた溝に係合する突条である請求項記載の回転椅子。
  11. 前記上下動防止部が、前記支持基部に設けられた突条に係合する溝である請求項記載の回転椅子。
  12. 前記外嵌壁体が、前記起立部の外周面を前記棚板本体に結合するためのリブを備えたものである請求項9、10または11記載の回転椅子。
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