JP3198222B2 - ボルトの鉛直支持構造体及びその取付方法 - Google Patents

ボルトの鉛直支持構造体及びその取付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、母材にスタッドボルト
を取り付けるためのボルトの鉛直支持構造体及びその取
付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】母材にスタッドボルトを取り付ける際に
は、スタッドボルトが鉛直に取り付けられるように配慮
することが必要である。
【0003】図3は、母材にスタッドボルトを取り付け
る場合の従来のボルトの支持構造体を示すものである。
母材1に設けられたボルト穴に対して、ボルト2を挿入
し、袋ナット3で連結する。その際に、まずボルト2が
鉛直方向に位置するように位置決めする。そして、母材
1とボルト2との間や母材1と袋ナット3との間に生じ
る隙間を減少させ、一方から、その袋ナット3にスタッ
ドボルト4を接続し固定するようにしている。
【0004】この場合、ボルトの支持構造の安定化を図
るために、隙間へのライナー挿入を行っている。また、
ボルト2および袋ナット3の母材1との接触面の修正加
工を行う場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、母材1の平
面度が悪くうねっていたり、だれている場合には、その
状態でボルト2を鉛直に立てようとすると、ボルト2の
頭と母材1との間や母材1と袋ナット3との間が片当り
することがある。そうした場合には、大きな隙間を生じ
ボルト支持の安定性が不十分であった。
【0006】また、回転体にこのボルト支持構造体を用
いた場合には、遠心力によってボルトに応力がかかり、
連結部に片当たり状態が発生して隙間が発生することが
ある。そうなると、長年に渡る運転中にボルト連結部が
動き、ボルトに連結固定された構成品の安定度に影響を
及ぼし重大な事故に波及する危険があった。
【0007】一方、ボルトの支持構造の安定化を図るた
めの隙間へのライナー挿入や、ボルト2および袋ナット
3の母材1との接触面の修正加工には、多大な時間を要
することがあった。
【0008】本発明の目的は、ボルト支持の不安定性を
克服したボルトの鉛直支持構造体及びその取付方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のボル
トの鉛直支持構造体は、母材に座ぐり加工されたボルト
穴に挿入されボルト取付ネジ穴が加工されたネジ付ピン
と、ネジ付ピンのボルト取付ネジ穴に挿入されるスタッ
ドボルトと、このスタッドボルトを母材に取り付けるた
めの締付用ナットと、ネジ付ピンと母材とが接する面に
挿入される第1の球面座金と、締付用ナットと母材とが
接する面に挿入される第2の球面座金とを備えている。
【0010】そして、請求項2のボルトの鉛直支持構造
体では、その母材は、回転子の母材であることを特徴と
する。
【0011】請求項3のボルトの鉛直支持構造体の取付
方法は、母材に座ぐり加工されたボルト穴にボルト取付
ネジ穴が加工されたネジ付ピンを挿入し、母材をネジ付
ピンと締付用ナットとで挟み込み、ネジ付ピンと母材と
の間及び締付用ナットと母材との間に球面座金を介在さ
せ、ネジ付ピンに締付用ナットを介してスタッドボルト
を挿入し、スタッドボルトの鉛直度を球面座金で調整
し、その後にスタッドボルトを締付用ナットで締付ける
ようにしている。
【0012】請求項4のボルトの鉛直支持構造体の取付
方法は、ネジ付ピンと母材との間及び締付用ナットと母
材との間に球面座金を介在させた後、ネジ付ピンの鉛直
度の位置調整をすることを特徴とする。
【0013】そして、請求項5のボルトの鉛直支持構造
体の取付方法における母材は、回転子の母材であること
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、スタッドボルトを取り付けるため
のネジ穴加工されたネジ付ピンと、それを締め付け固定
するナットとによって、2組の球面座金と共に母材を挟
み込み、球面座金の合わせ位置を調整することにより、
ネジ付ピンとネジ付ピンに連結されたスタッドボルトを
母材の平面度に関係なく、鉛直に連結固定支持する。
【0015】したがって、2組の球面座金の位置を調整
して決めれば、母材の平面度に影響されないで鉛直にネ
ジ付ピンをナットで締め付け固定し、それにスタッドボ
ルトを鉛直に連結固定指示できるので、従来構造のよう
に母材の平面度不良から生じた隙間へのライナー挿入や
ボルトおよび袋ナットの母材との接触面の修正加工が不
要となり、そのために費やされていた多大な時間が省力
できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の第1の実施例を示す説明図である。この第1の実
施例は、回転電機の回転子の構成部品を連結固定支持す
る構造に本発明を適用したものである。
【0017】図2は回転電機の回転子の全体像を示す説
明図である。図2において、回転電機の回転子7には、
その鉛直方向にスタッドボルト4を取り付け各種部品1
0を取り付ける必要がある。そこで、回転子1の周囲に
母材1を設け、そこからスタッドボルト4を周方向に取
付ける。なお、11はコイルである。
【0018】図1は、図2のA部の詳細図である。ネジ
付ピン5は、ボルト取付ネジ穴が加工されおり、母材1
に座ぐり加工された部分に設けられたボルト穴に挿入さ
れる。このネジ付ピン5の母材1と接する面には第1の
球面座金6Aが設けられている。そして、ネジ付ピン5
のボルト取付ネジ穴には、その下方からスタッドボルト
4が挿入される。このスタッドボルト4は締付用ナット
8で母材1に取り付けられることになる。一方、締付用
ナット8と母材1とが接する面には、第2の球面座金6
Bが挿入されている。
【0019】このようなボルトの鉛直支持構造体の取付
方法は、まず、母材1に座ぐり加工されたボルト穴にネ
ジ付ピン5を挿入し、母材1をネジ付ピン5と締付用ナ
ット8とで挟み込み、ネジ付ピン5と母材1との間及び
締付用ナット8と母材1との間に球面座金6を介在さ
せ、ネジ付ピン5の鉛直度の位置調整をする。
【0020】そして、ネジ付ピン5に締付用ナット8を
介してスタッドボルト4を挿入し、スタッドボルト4の
鉛直度を球面座金で調整し、その後にスタッドボルト4
を締付用ナット8で締付ける。
【0021】このように、本発明では、ネジ付ピン5及
び球面座金6を取り付けるための座ぐり加工を施した回
転子7の端部に位置する母材1に、ネジ付ピン5とその
締め付け用ナット8で2組の球面座金6と共に、母材1
を挟み込む形で球面座金6の位置調整を行い、ネジ付ピ
ン5の鉛直度を決める。それからネジ付ピン5にスタッ
ドボルト4を接続し、その鉛直度を確認後、ネジ付ピン
5の締付用ナット8で締め付け固定する。これにより、
母材1の平面度に影響を受けないで、鉛直にスタッドボ
ルト4を母材1に連結固定支持できるようにしている。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明にれば、ネ
ジ付ピンとネジ付ピン締付用ナットにより、球面座金と
共に母材を挟み込んで締め付ける連結固定の支持構造体
であるので、母材の平面度不良によって生じた隙間にラ
イナー挿入する作業や、状況に応じたボルト及び袋ナッ
トの修正合わせ加工が廃止できる。したがって、信頼性
の高い組み立てが容易に実現可能になると共に、作業時
間短縮や作業効率の向上に寄与する。
【0023】また、ボルトを連結支持する母材の平面度
に影響を受けることなく球面座金を使用して鉛直にボル
トを支持固定できる。そして、組み合わされた座金の接
触位置を調整することによって、ネジ付ピンを鉛直に立
てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図。
【図2】本発明が適用される回転体の回転子の説明図。
【図3】従来例の説明図。
【符号の説明】
1 母材 2 ボルト 3 袋ナット 4 スタッドボルト 5 ネジ付ピン 6 球面座金 7 回転子 8 締付用ナット 10 部品 11 コイル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−120716(JP,A) 実開 平2−88262(JP,U) 実開 平4−68450(JP,U) 実開 昭61−180236(JP,U) 実開 昭64−19000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 5/00 - 43/02 H02K 15/00 - 15/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材にスタッドボルトを取り付けるため
    のボルトの鉛直支持構造体において、前記母材に座ぐり
    加工されたボルト穴に挿入されボルト取付ネジ穴が加工
    されたネジ付ピンと、前記ネジ付ピンのボルト取付ネジ
    穴に挿入されるスタッドボルトと、このスタッドボルト
    を前記母材に取り付けるための締付用ナットと、前記ネ
    ジ付ピンと前記母材とが接する面に挿入される第1の球
    面座金と、前記締付用ナットと前記母材とが接する面に
    挿入される第2の球面座金とを備えたことを特徴とする
    ボルトの鉛直支持構造体。
  2. 【請求項2】 前記母材は、回転子の母材であることを
    特徴とする請求項1に記載のボルトの鉛直支持構造体。
  3. 【請求項3】 母材にスタッドボルトを取り付けるため
    のボルトの鉛直支持構造体の取付方法において、前記母
    材に座ぐり加工されたボルト穴にボルト取付ネジ穴が加
    工されたネジ付ピンを挿入し、前記母材を前記ネジ付ピ
    ンと締付用ナットとで挟み込み、前記ネジ付ピンと前記
    母材との間及び前記締付用ナットと前記母材との間に球
    面座金を介在させ、前記ネジ付ピンに前記締付用ナット
    を介してスタッドボルトを挿入し、前記スタッドボルト
    の鉛直度を前記球面座金で調整し、その後に前記スタッ
    ドボルトを前記締付用ナットで締付けるようにしたこと
    を特徴とするボルトの鉛直支持構造体の取付方法。
  4. 【請求項4】 前記ネジ付ピンと前記母材との間及び前
    記締付用ナットと前記母材との間に球面座金を介在させ
    た後、前記ネジ付ピンの鉛直度の位置調整をすることを
    特徴とする請求項2に記載のボルトの鉛直支持構造体の
    取付方法。
  5. 【請求項5】 前記母材は、回転子の母材であることを
    特徴とする請求項3又は請求項4に記載のボルトの鉛直
    支持構造体の取付方法。
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