JPH0640334Y2 - ボルト・ナットの回り止め装置 - Google Patents

ボルト・ナットの回り止め装置

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JPH0640334Y2
JPH0640334Y2 JP9895389U JP9895389U JPH0640334Y2 JP H0640334 Y2 JPH0640334 Y2 JP H0640334Y2 JP 9895389 U JP9895389 U JP 9895389U JP 9895389 U JP9895389 U JP 9895389U JP H0640334 Y2 JPH0640334 Y2 JP H0640334Y2
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Japan
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plate
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stopper
rotation
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JP9895389U
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JPH0338416U (ja
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展央 米山
敏信 河崎
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、併設された複数のボルトや複数のナットの
回動を一括して規制するボルト・ナットの回り止め装置
に関する。
〈従来の技術〉 従来、併設された複数の六角ボルトや六角ナットの回り
止めを、一括して行う回り止め装置として、第6図及び
第7図に示すようなものが知られている。この回り止め
装置は、例えば、ユニバーサルジョイントの十字軸の端
部を支持したハウジングをフランジヨークに取り付ける
ための六角ボルトの回り止めに用いられるものである。
この回り止め装置においては、円柱部80a及び小判形部8
0bからなるストッパピン80の当該小判形部80bを、各ボ
ルト81の頭部81aの小判形部80bに嵌入した後、ストッパ
ピン貫通孔82aを有する支持板82の当該ストッパピン貫
通孔82aに、ストッパピン80の円柱部80aを挿通させた状
態で、且つプレート82を各頭部81aの上面81cに当接させ
た状態で、プレート82を、取付用ボルト83によって座部
84に取付ける。その後、ストッパピンの円柱部80aを、
プレート82の上面部に溶接することにより、各頭部81a
の座部84に対する回動を規制している。また、上記の取
付用ボルト83の頭部81aに外嵌された嵌着部材85を、プ
レート82の上面に溶接することにより、当該取付用ボル
ト83のプレート82に対する回動を規制している。
このように、ストッパピン80の溶接を、プレート82を取
り付けた後に行うようにしているのは、ボルト81を締め
付けた状態で頭部81aの向きがそれぞれ異なることに起
因して、上記小判形部80bの向きが頭部81a毎に相違する
ので、これに対応するためである。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上記のボルト・ナットの回り止め装置におい
ては、頭部81aの上方の空間が狭い場合、当該装置の取
付け作業性が悪いという問題があった。これは、上記の
装置においては、プレート82の上方の空間でストッパピ
ン80の溶接作業が行われるが、当該プレート82が頭部81
aの上面にあることから、溶接作業を行うための空間が
一層狭くなっているためである。
また、頭部81aに小判形部80bを穿設するための穴明け加
工を施す必要があるので、コストが高くつくという問題
もあった。
この考案は、上記の問題点に鑑み、狭いスペースでの取
り付けの容易化が図れ、且つ対象物に穴明け加工等の加
工を施す必要がなくコストの安価なボルト・ナットの回
り止め装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案は、併設された複数
の多角ボルトの頭部やナット等の対象物の、被締結部に
対する回動を一括して規制するボルト・ナットの回り止
め装置において、上記被締結部に取り付けられたプレー
トに、各対象物の少なくとも一つの側面にそれぞれ対向
し且つ当該対象物の回動中心と同心の円弧面を複数形成
しており、各円弧面とこれに対向する対象物を側面との
隙間に、当該隙間を塞ぐストッパを嵌入していると共
に、このストッパをプレートに溶接していることを特徴
とするものである。
〈作用〉 上記構成によれば、被締結部に取り付けられたプレート
の円弧面と、この円弧面に対応した対象物の側面との隙
間にそれぞれストッパを嵌入した後、各ストッパをプレ
ートに溶接して固定することにより、各対象物の被締結
部に対する回動を規制することができる。
このように、プレートの溶接したストッパを、対象物の
側面に当接させて対象物の回動を規制する、すなわちプ
レートを対象物の側方に配置することから、従来プレー
トを対象物の頂面に当接させていた場合に比較して、プ
レートの被締結部からの突出量を小さくすることがで
き、したがって、対象物が狭いスペースに配置されてい
る場合にも、当該スペース内で溶接作業のための空間を
広く確保することができる。また、対象物に穴明け加工
等の加工を施す必要がない。
一方、円弧面が対象物の回動中心と同心なので、締め付
けられた対象物の向きが相違しても、対象物の側面と円
弧面との隙間の形状は不変であり、単一仕様のストッパ
を使用できる。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第3図は、回り止め装置Aが取り付けられる、ユニバー
サルジョイント70の六角ボルトの頭部1と、その周辺部
分を示している。このユニバーサルジョイント70は、圧
縁ロール側72と駆動装置側73との連結に用いられてい
る。上記の六角ボルトは、ユニバーサルジョイント70の
十字軸の各軸部を支持する被締結部としてのハウジング
74を、圧縁ロール側72のフランジヨーク72a或いは駆動
装置側73のフランジヨーク73aに対して取り付けてい
る。六角ボルトの頭部1と頂面1aとフランジヨーク72a,
73aの端面72b,73bとの間の空間が狭くなっている。
第1図及び第2図を参照して、この回り止め装置Aは、
ハウジング74にスペーサ9を介して取付用ボルト4によ
って取付けられたプレート2と、対象物としての各頭部
1の側面1bに当接して頭部1の回動を規制するストッパ
5とを有している。
プレート2は、頭部1の厚みよりも薄い略三角形状の板
材からなり、中央部に、取付用ボルト4を貫通させる貫
通孔21を有し、この貫通孔21の周囲に、複数の頭部1を
それぞれ貫通させる頭部貫通孔部22を有している。頭部
貫通孔部22は、頭部1の回動中心と同心の丸穴であり、
その内周壁は、頭部1の各側面1bに対向する円弧面22a
となっている。上記のように、頭部貫通孔部22と頭部1
とを同心としているのは、六角ボルトが締め付けられた
状態で頭部1の向きが相違しても、頭部1の側面1bと円
弧面22aとで隙間の形状が変わらないようにするためで
あり、これにより、単一仕様のストッパ5を使用でき
る。
ストッパ5は、頭部1の側面1bとプレート2の円弧面22
aとの隙間を塞ぐ三日月形状の板材からなり、上記円弧
面22aに対して溶接されている。
上記取付用ボルト4は、その頭部41とプレート2との間
にスプリングワッシャ6を介在させた状態で、ハウジン
グ74のねじ孔31にねじ込まれており、上記スプリングワ
ッシャ6の反発力によって当該取付用ボルト4の緩に止
めを行っている。
この実施例によれば、まず、プレート2を、当該プレー
ト2が頭部1の頂面1aから突出しない状態に、取付用ボ
ルト4によってハウジング74に取り付けると共に、頭部
1を頭部貫通孔部22に貫通させて、プレート2の円弧面
22aを頭部1の側面1bに対向させる。そして、この円弧
面22aとこれに対向する頭部1の側面1bとの隙間に、ス
トッパ5を嵌入して当該隙間を塞いだ後、ストッパ5を
プレート2に溶接して固定することにより、頭部1のハ
ウジング74に対して回動を規制する。このように、頭部
1の回動を規制したストッパ5を、頭部1の頂面1aから
突出しないプレート2に溶接することから、本実施例の
ように、頭部1の周囲のスペースが狭い場合にも、当該
スペース内で溶接作業のための空間を広く確保すること
ができ、回り止め装置の取付けの容易化を図ることがで
きる。
また、頭部1に対して穴明け加工等の加工を施す必要が
ないので、装置のコストを安価にすることができる。
第4図及び第5図は、この考案の他の実施例を示してい
る。この実施例が前記の実施例と異なるのは、プレート
2の円弧面22aを2つの側面1bにのみ対向されているこ
と、ストッパ5を2つの側面1bに当接させていること、
及びストッパ5の円弧面22a側の端部に、プレート2を
支持する段部5aを設けており、ストッパ5がプレート2
によってハウジング74側に押さえ込まれていることであ
る。
この実施例によれば、前記実施例と同様の効果を奏する
ことに加えて、ストッパ5をプレート2によってハウジ
ング74側に押さえ込んでいることから、溶接時に、スト
ッパ5が脱落するのを確実に防止することができるとい
う効果を奏する。
なお、この考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、円弧面22aは、頭部1の少なくとも一つの
側面1bに対向するものであれば良く、また、ストッパ5
は、頭部1の少なくとも一つの側面1bに当接するもので
あれば良い。
さらに、この考案を、併設されたナットの回り止めに適
用すること、併設された多角ボルトの頭部及びナットを
一括して回り止めするのに適用すること等、この考案の
要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことがで
きる。
〈考案の効果〉 以上のように、上記構成のボルト・ナットの回り止め装
置によれば、プレートに溶接したストッパを、対象物の
側面に当接させて対象物の回動を規制する、すなわちプ
レートを対象物の側方に配置することから、従来プレー
トを対象物の頂面に当接させていた場合に比較して、プ
レートの被締結部からの突出量を小さくすることがで
き、したがって、対象物が狭いスペースに配置されてい
る場合にも、当該スペース内で溶接作業のための空間を
広く確保することができ、取付けの容易化を図ることが
できる。また、対象物に穴明け加工等の加工を施す必要
がないので、装置のコストを安価にすることができると
いう特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例としてのボルト・ナットの
回り止め装置を示す正面図、 第2図はそのII−II断面図、 第3図はボルト・ナットの回り止め装置が取り付けられ
たユニバーサルジョイント周辺の概略図、 第4図は他の実施例のボルト・ナットの回り止め装置の
正面図、 第5図はそのV−V断面図、 第6図は従来の回り止め装置を示す正面図、 第7図はそのVII−VII断面図である。 1…頭部(対象物)、1b…側面、 2…プレート、5…ストッパ、 22a…円弧面、 74…ハウジング(被締結部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】併設された複数の多角ボルトの頭部やナッ
    ト等の対象物の、被締結部に対する回動を一括して規制
    するボルト・ナットの回り止め装置において、上記被締
    結部に取り付けられたプレートに、各対象物の少なくと
    も一つの側面にそれぞれ対向し且つ当該対象物の回動中
    心と同心の円弧面を複数形成しており、各円弧面とこれ
    に対向する対象物の側面との隙間に、当該隙間を塞ぐス
    トッパを嵌入していると共に、このストッパをプレート
    に溶接していることを特徴とするボルト・ナットの回り
    止め装置。
JP9895389U 1989-08-24 1989-08-24 ボルト・ナットの回り止め装置 Expired - Lifetime JPH0640334Y2 (ja)

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JPH0338416U JPH0338416U (ja) 1991-04-15
JPH0640334Y2 true JPH0640334Y2 (ja) 1994-10-19

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CN103707956B (zh) * 2014-01-13 2016-04-06 霸州市鑫通五金塑料制品有限公司 一种高强度支撑杆双支车梯
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