JP3197998U - チェスト - Google Patents
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Abstract
【課題】幅のサイズが異なる複数種類のチェストをそれぞれ安価に製造することが可能なチェストを提供する。【解決手段】互いに対向して配置される左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bと、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとを連結する連結部材10Cと、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとの間で形成される内部空間に配される引出とを備える。左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bと連結部材10Cとを、個々の部材としてそれぞれ別々に形成し、別々に形成された各部材を組み合わせることで、ユニット10を構成することができる。【選択図】図3
Description
本考案は、チェストに関する。
この種の従来技術として、例えば特許文献1に開示されたものがある。すなわち、特許文献1には、例えば衣類を収納するプラスチック製の収納ボックスが記載されている。この収納ボックスは、正面に引き出し口が開口する収納本体と、この収納本体に多段状態で引き出し自在に配列される引き出しボックスとを有することが記載されている。また、引き出しボックスは、収納本体の正面部に形成された引き出し口から引き出し自在に配設されていることが記載されている。さらに、収納本体は上下多段に積層されるフレーム体を有すること、及び、フレーム体は、底フレームと、この底フレームの左右側部にして表面前後位置に立設される計4本の支柱フレームとで構成されていることが記載されている。
ところで、特許文献1の図2に示されているように、フレーム体の底フレームは、左右側部と正面部と中央架設桟とが一体に形成された合成樹脂からなる。したがって、幅(すなわち、横方向の長さ)が異なる複数種類の収納ボックスを製造する場合は、幅が異なる複数種類の底フレームを形成する必要がある。ここで、図2に示されているような合成樹脂製の底フレームは、通常、金型を用いた射出成型で形成するが、金型はとても高価である。底フレームのサイズごとに専用の金型を用意すると、金型の調達コストが嵩み、その結果、収納ボックスの製造コストが高くなるという課題があった。
そこで、この考案はこのような事情に鑑みてなされたものであって、幅のサイズが異なる複数種類のチェストをそれぞれ安価に製造することが可能なチェストの提供を目的とする。
そこで、この考案はこのような事情に鑑みてなされたものであって、幅のサイズが異なる複数種類のチェストをそれぞれ安価に製造することが可能なチェストの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の一態様に係るチェストは、互いに対向して配置される一対の側部構成部材と、前記一対の側部構成部材同士を連結する連結部材と、前記一対の側部構成部材および前記連結部材の間で形成される内部空間に配される引出とを備える。
本考案によれば、幅のサイズが異なる複数種類のチェストをそれぞれ安価に製造することが可能なチェストを提供することができる。
以下、本考案の実施形態を図面を用いて説明する。なお、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<構成>
(1)全体構成
図1は、本考案の実施形態に係るチェスト100の構成例を示す斜視図である。また、図2(a)〜(e)は、チェスト100の構成例を示す平面図、正面図、底面図、左側面図及び右側面図である。チェスト100は、例えば衣類や小物を収納する収納具である。 図1〜図2(e)に示すように、このチェスト100は、チェスト本体1と、チェスト本体1の前面側からチェスト本体1の内部空間に出し入れ自在に収容される引出7と、チェスト本体1の上部に取り付けられる天板9とを備える。
<構成>
(1)全体構成
図1は、本考案の実施形態に係るチェスト100の構成例を示す斜視図である。また、図2(a)〜(e)は、チェスト100の構成例を示す平面図、正面図、底面図、左側面図及び右側面図である。チェスト100は、例えば衣類や小物を収納する収納具である。 図1〜図2(e)に示すように、このチェスト100は、チェスト本体1と、チェスト本体1の前面側からチェスト本体1の内部空間に出し入れ自在に収容される引出7と、チェスト本体1の上部に取り付けられる天板9とを備える。
なお、以下の説明では、チェスト100を正面側から見て、チェスト本体1の前面と後面とを結ぶ方向をチェスト本体前後方向といい、チェスト本体1の左側面と右側面とを結ぶ方向をチェスト本体左右方向といい、チェスト本体1の上面と下面とを結ぶ方向をチェスト本体上下方向という。また、各図において、チェスト本体前後方向をX軸方向で示し、チェスト本体左右方向をY軸方向で示し、チェスト本体上下方向をZ軸方向で示す。
(2)チェスト本体
チェスト本体1は、例えば上下方向に連結された5個(すなわち、5段)のユニット10を備える。
(2.1)ユニット
図3は、ユニット10の構成例を示す斜視図である。図3に示すように、ユニット10は、互いに対向して配置される一対の側部構成部材10A、10Bと、一対の側部構成部材10A、10B同士を連結する連結部材10Cとを有する。一例を挙げると、ユニット10は、チェスト本体1の左側(すなわち、ユニット10の左側)に配置される左側部構成部材10Aと、チェスト本体1の右側(すなわち、ユニット10の右側)に配置されて左側部構成部材10Aと向かい合う右側部構成部材10Bと、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとを連結する4本の連結部材10Cとを有する。ここで、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bと連結部材10Cは、それぞれ別々に形成された個々の部材からなる。また、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bは、例えば、チェスト本体前後方向(X軸方向)とチェスト本体前後方向(Z軸方向)とに平行なX−Z平面に関して、面対称となっている。
右側部構成部材10Bと右側部構成部材10Bと連結部材10Cとの間で、引出7を収容する内部空間が形成されている。
チェスト本体1は、例えば上下方向に連結された5個(すなわち、5段)のユニット10を備える。
(2.1)ユニット
図3は、ユニット10の構成例を示す斜視図である。図3に示すように、ユニット10は、互いに対向して配置される一対の側部構成部材10A、10Bと、一対の側部構成部材10A、10B同士を連結する連結部材10Cとを有する。一例を挙げると、ユニット10は、チェスト本体1の左側(すなわち、ユニット10の左側)に配置される左側部構成部材10Aと、チェスト本体1の右側(すなわち、ユニット10の右側)に配置されて左側部構成部材10Aと向かい合う右側部構成部材10Bと、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとを連結する4本の連結部材10Cとを有する。ここで、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bと連結部材10Cは、それぞれ別々に形成された個々の部材からなる。また、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bは、例えば、チェスト本体前後方向(X軸方向)とチェスト本体前後方向(Z軸方向)とに平行なX−Z平面に関して、面対称となっている。
右側部構成部材10Bと右側部構成部材10Bと連結部材10Cとの間で、引出7を収容する内部空間が形成されている。
(2.2)左側部構成部材
図4(a)及び(b)は、左側部構成部材10A及び右側部構成部材10Bの各構成例を示す斜視図である。図4(a)に示すように、左側部構成部材10Aは、内部空間の前面左側に配置される前面左側支柱11Aと、内部空間の後面左側に配置される後面左側支柱12Aと、前面左側支柱11Aと後面左側支柱12Aとの間に配置される左側側板13Aと、前面左側支柱11Aの下部と後面左側支柱12Aの下部との間に配置される左側底梁部14Aと、前面左側支柱11Aの下部であって内部空間側を向く側面に配置される前方左側連結部15Aと、後面左側支柱12Aの下部であって内部空間側を向く側面に配置される後方左側連結部16Aと、を有する。
図4(a)及び(b)は、左側部構成部材10A及び右側部構成部材10Bの各構成例を示す斜視図である。図4(a)に示すように、左側部構成部材10Aは、内部空間の前面左側に配置される前面左側支柱11Aと、内部空間の後面左側に配置される後面左側支柱12Aと、前面左側支柱11Aと後面左側支柱12Aとの間に配置される左側側板13Aと、前面左側支柱11Aの下部と後面左側支柱12Aの下部との間に配置される左側底梁部14Aと、前面左側支柱11Aの下部であって内部空間側を向く側面に配置される前方左側連結部15Aと、後面左側支柱12Aの下部であって内部空間側を向く側面に配置される後方左側連結部16Aと、を有する。
左側部構成部材10Aは例えばPP(ポリプロピレン)又は塩化ビニルなどの合成樹脂からなり、前面左側支柱11Aと、後面左側支柱12Aと、左側側板13Aと、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aとが、金型を用いた射出成型技術により一体的に構成されている。
本発明において「一体的」とは、一体、別体の両者を含む概念である。図3及び図4(a)では、前面左側支柱11Aと、後面左側支柱12Aと、左側側板13Aと、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aとが、金型を用いた射出成型技術等により一体成型で構成されている(すなわち、一体に形成されている)場合を例示している。
本発明において「一体的」とは、一体、別体の両者を含む概念である。図3及び図4(a)では、前面左側支柱11Aと、後面左側支柱12Aと、左側側板13Aと、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aとが、金型を用いた射出成型技術等により一体成型で構成されている(すなわち、一体に形成されている)場合を例示している。
前方左側連結部15Aは、連結部材10Cの一端部と係合するための部位である。前方左側連結部15Aは、例えば内部空間側を向く2つの開口部105Aを有する。これら開口部105Aは、チェスト本体前後方向に並んで配設されている。これら開口部105Aの形状及び大きさは互いに同一であり、連結部材10Cの一端部と係合可能な形状及び大きさとなっている。
例えば、後述するように連結部材10Cがパイプ(管)からなり、その一端部の断面形状(すなわち、パイプの一端部を、パイプの長手方向と直交する面で切断したときの断面視による形状)が正円形の場合、開口部105Aの開口端面の形状も正円形であり、開口部105Aの開口端面の直径はパイプの一端部の直径よりも若干大きくなっている。これにより、パイプの一端部を開口部105Aに係合することが可能となっている。
同様に、後方左側連結部16Aは、連結部材10Cの一端部と係合するための部位である。後方左側連結部16Aは、例えば内部空間側を向く2つの開口部106Aを有する。これら開口部106Aは、チェスト本体前後方向に並んで配設されている。これら開口部106Aの形状及び大きさは互いに同一であり、連結部材10Cの一端部と係合可能な形状及び大きさとなっている。例えば、開口部106Aは、開口部105Aと同一の形状及び大きさとなっている。
(2.3)右側部構成部材
右側部構成部材10Bは、内部空間の前面右側に配置される前面右側支柱11Bと、内部空間の後面右側に配置される後面右側支柱12Bと、前面右側支柱11Bと後面右側支柱12Bとの間に配置される右側側板13Bと、前面右側支柱11Bの下部と後面右側支柱12Bの下部との間に配置される右側底梁部14Bと、前面右側支柱11Bの下部であって内部空間側を向く側面に配置される前方右側連結部15Bと、後面右側支柱12Bの下部であって内部空間側を向く側面に配置される後方右側連結部16Bと、を有する。
右側部構成部材10Bは例えばPP(ポリプロピレン)又は塩化ビニルなどの合成樹脂からなり、前面右側支柱11Bと、後面右側支柱12Bと、右側側板13Bと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bとが、金型を用いた射出成型技術により一体的に構成されている。
右側部構成部材10Bは、内部空間の前面右側に配置される前面右側支柱11Bと、内部空間の後面右側に配置される後面右側支柱12Bと、前面右側支柱11Bと後面右側支柱12Bとの間に配置される右側側板13Bと、前面右側支柱11Bの下部と後面右側支柱12Bの下部との間に配置される右側底梁部14Bと、前面右側支柱11Bの下部であって内部空間側を向く側面に配置される前方右側連結部15Bと、後面右側支柱12Bの下部であって内部空間側を向く側面に配置される後方右側連結部16Bと、を有する。
右側部構成部材10Bは例えばPP(ポリプロピレン)又は塩化ビニルなどの合成樹脂からなり、前面右側支柱11Bと、後面右側支柱12Bと、右側側板13Bと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bとが、金型を用いた射出成型技術により一体的に構成されている。
上述したように、本発明において「一体的」とは、一体、別体の両者を含む概念である。図3及び図4(b)では、前面右側支柱11Bと、後面右側支柱12Bと、右側側板13Bと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bとが、金型を用いた射出成型技術等により一体成型で構成されている場合を例示している。
前方右側連結部15Bは、連結部材10Cの他端部と係合するための部位である。前方右側連結部15Bは、例えば内部空間側を向く2つの開口部105Bを有する。これら開口部105Bは、チェスト本体前後方向に並んで配設されている。
前方右側連結部15Bは、連結部材10Cの他端部と係合するための部位である。前方右側連結部15Bは、例えば内部空間側を向く2つの開口部105Bを有する。これら開口部105Bは、チェスト本体前後方向に並んで配設されている。
これら開口部105Bの形状及び大きさは互いに同一であり、連結部材10Cの他端部と係合可能な形状及び大きさとなっている。
例えば、連結部材10Cがパイプ(管)からなり、その他端部の断面形状が正円形の場合、開口部105Bの開口端面の形状も正円形であり、開口部105Bの直径はパイプの他端部の直径よりも若干大きくなっている。これにより、パイプの他端部を開口部105Bに差し込むことができ、しかも、その差し込んだパイプが開口部105Bから簡単には抜けないようになっている。
例えば、連結部材10Cがパイプ(管)からなり、その他端部の断面形状が正円形の場合、開口部105Bの開口端面の形状も正円形であり、開口部105Bの直径はパイプの他端部の直径よりも若干大きくなっている。これにより、パイプの他端部を開口部105Bに差し込むことができ、しかも、その差し込んだパイプが開口部105Bから簡単には抜けないようになっている。
同様に、後方右側連結部16Bは、連結部材10Cの他端部と係合するための部位である。後方右側連結部16Bは、例えば内部空間側を向く2つの開口部106Bを有する。これら開口部106Bは、チェスト本体前後方向に並んで配設されている。これら開口部106Bの形状及び大きさは互いに同一であり、連結部材10Cの他端部と係合可能な形状及び大きさとなっている。例えば、開口部106Bは、開口部105Bと同一の形状及び大きさとなっている。
(2.4)連結部材
図5(a)〜(f)は、連結部材10Cの構成例とその変形例を示す斜視図と断面図である。図5(a)に示すように、連結部材10Cは、例えばパイプ(すなわち、管)からなる。このパイプの外形の断面形状(すなわち、パイプをその長手方向と直交する面で切断したときの断面視による形状)は正円形である。また、このパイプは、その内部に長手方向に向かって延設された中空部(すなわち、空間部)19を有する。中空部19の断面形状も正円形である。但し、正円形はあくまで一例である。連結部材10Cがパイプ単体からなる、又は、パイプと他の部材(例えば、後述の中間部材など)とを有する場合、このパイプの外形の断面形状と、その中空部の断面形状は正円形に限定されず、楕円形でもよいし、多角形でもよいし、その他の形状でもよい。また、パイプの材質は、例えばPP(ポリプロピレン)又は塩化ビニルなどの合成樹脂でもよいし、アルミニウムやステンレス鋼材などの金属でもよい。
図5(a)〜(f)は、連結部材10Cの構成例とその変形例を示す斜視図と断面図である。図5(a)に示すように、連結部材10Cは、例えばパイプ(すなわち、管)からなる。このパイプの外形の断面形状(すなわち、パイプをその長手方向と直交する面で切断したときの断面視による形状)は正円形である。また、このパイプは、その内部に長手方向に向かって延設された中空部(すなわち、空間部)19を有する。中空部19の断面形状も正円形である。但し、正円形はあくまで一例である。連結部材10Cがパイプ単体からなる、又は、パイプと他の部材(例えば、後述の中間部材など)とを有する場合、このパイプの外形の断面形状と、その中空部の断面形状は正円形に限定されず、楕円形でもよいし、多角形でもよいし、その他の形状でもよい。また、パイプの材質は、例えばPP(ポリプロピレン)又は塩化ビニルなどの合成樹脂でもよいし、アルミニウムやステンレス鋼材などの金属でもよい。
図5(b)に示すように、前方左側連結部15Aの開口部105A内に、連結部材10Cの一端部を差し込むことで、連結部材10Cの一端部を前方左側連結部15Aに係合することができる。
また、図5(c)に示すように、開口部105A内には、チェスト本体左右方向の左側に向かう凸部29が設けられていてもよい。連結部材10Cがパイプからなる場合、この凸部29はパイプの中空部19に挿入可能な形状と大きさに形成されている。これにより、前方左側連結部15Aは、パイプをその外側と内側の両方から挟むように保持することができる。したがって、前方左側連結部15Aと連結部材10Cとの係合の強度を高めることができる。
また、図5(c)に示すように、開口部105A内には、チェスト本体左右方向の左側に向かう凸部29が設けられていてもよい。連結部材10Cがパイプからなる場合、この凸部29はパイプの中空部19に挿入可能な形状と大きさに形成されている。これにより、前方左側連結部15Aは、パイプをその外側と内側の両方から挟むように保持することができる。したがって、前方左側連結部15Aと連結部材10Cとの係合の強度を高めることができる。
また、図5(d)に示すように、前方左側連結部15Aは、開口部ではなく凸部39を有していてもよい。連結部材10Cがパイプからなる場合、この凸部39がパイプの中空部19に挿入されることで、連結部材10Cは前方左側連結部15Aに係合することができる。
なお、図5(b)〜図5(d)では、前方左側連結部15Aと連結部材10Cの一端部との係合について説明したが、前方右側連結部15Bと連結部材10Cの他端部との係合についても同様である。すなわち、図5(a)〜図5(d)において、前方左側連結部15Aを前方右側連結部15Bに、開口部105Aを開口部105Bに置き換えてもよい。また、後方左側連結部16Aと連結部材10Cの一端部との係合や、後方右側連結部16Bと連結部材10Cの他端部との係合についても同様である。
なお、図5(b)〜図5(d)では、前方左側連結部15Aと連結部材10Cの一端部との係合について説明したが、前方右側連結部15Bと連結部材10Cの他端部との係合についても同様である。すなわち、図5(a)〜図5(d)において、前方左側連結部15Aを前方右側連結部15Bに、開口部105Aを開口部105Bに置き換えてもよい。また、後方左側連結部16Aと連結部材10Cの一端部との係合や、後方右側連結部16Bと連結部材10Cの他端部との係合についても同様である。
(2.4.1)中間部材
また、連結部材10Cは、その一端部を中間部材を介して左側部構成部材10Aに係合してもよい。また、連結部材10Cは、その他端部を中間部材を介して右側部構成部材10Bに係合してもよい。
例えば図5(e)及び(f)に示すように、連結部材10Cは、例えば2本のパイプ40と、これら2本のパイプ40のそれぞれの一端部と係合する第1の中間部材42と、これら2本のパイプ40のそれぞれの他端部と係合する第2の中間部材43と、を有していてもよい。パイプ40は、例えば図5(a)〜(d)に示したパイプと同様の構成を有する。
また、連結部材10Cは、その一端部を中間部材を介して左側部構成部材10Aに係合してもよい。また、連結部材10Cは、その他端部を中間部材を介して右側部構成部材10Bに係合してもよい。
例えば図5(e)及び(f)に示すように、連結部材10Cは、例えば2本のパイプ40と、これら2本のパイプ40のそれぞれの一端部と係合する第1の中間部材42と、これら2本のパイプ40のそれぞれの他端部と係合する第2の中間部材43と、を有していてもよい。パイプ40は、例えば図5(a)〜(d)に示したパイプと同様の構成を有する。
第1の中間部材42は、2本のパイプのそれぞれの一端部と係合するために、例えば図4(a)や図5(b)(c)に示した開口部105Aと同様の2つの開口部、又は、図5(d)に示した凸部39と同様の2つの凸部を有する。同様に、第2の中間部材43も、2本のパイプのそれぞれの他端部と係合するために、例えば図4(b)や図5(b)(c)に示した開口部105Aと同様の2つの開口部、又は、図5(d)に示した凸部39と同様の2つの凸部を有する。第1の中間部材42及び第2の中間部材43は、例えばPP(ポリプロピレン)又は塩化ビニルなどの合成樹脂からなる。
上記のように連結部材10Cがその一端部に第1の中間部材42を有する場合、前方左側連結部15Aが有する開口部105Aは、第1の中間部材42と係合可能な形状及び大きさとなっている。これにより、パイプ40の一端部を第1の中間部材42を介して前方左側連結部15Aに係合することができる。同様に、連結部材10Cがその他端部に第2の中間部材43を有する場合、前方右側連結部15Bが有する開口部105Bは、第2の中間部材43と係合可能な形状及び大きさとなっている。これにより、パイプ40の他端部を第2の中間部材43を介して前方右側連結部15Bに係合することができる。
また、図5(e)に示すように、第1の中間部材42はその外周に凸部142を有し、開口部105Aはその内周に凹部146を有してもよい。そして、第1の中間部材42が開口部105Aに挿入されて凸部142が凹部146に嵌合することによって、第1の中間部材42が前方左側連結部15Aに固定されてもよい。この凸部142は、チェスト本体左右方向において、左端側が薄く右端側が肉厚のくさび形の形状を有していることが好ましい。これにより、第1の中間部材42の開口部105A内への挿入を容易にするとともに、凸部142が凹部146に嵌合した後は、第1の中間部材42を開口部105Aから抜けにくくすることができる。
同様に、図5(f)に示すように、第2の中間部材43はその外周に凸部143を有し、開口部105Bはその内周に凹部147を有してもよい。そして、第2の中間部材43が開口部105Bに挿入されて凸部143が凹部147に嵌合することによって、第2の中間部材43が前方右側連結部15Bに固定されてもよい。この凸部143は、チェスト本体左右方向において、右端側が薄く左端側が肉厚のくさび形の形状を有していることが好ましい。これにより、第2の中間部材43の開口部105B内への挿入を容易にするとともに、凸部143が凹部147に嵌合した後は、第2の中間部材43を開口部105Bから抜けにくくすることができる。
なお、図5(e)では、前方左側連結部15Aと第1の中間部材42との係合について説明したが、後方左側連結部16Aと第1の中間部材42との係合についても同様である。すなわち、図5(e)において、前方左側連結部15Aを後方左側連結部16Aに、開口部105Aを開口部106Aに置き換えてもよい。また、図5(f)では、前方右側連結部15Bと第2の中間部材43との係合について説明したが、後方右側連結部16Bと第2の中間部材43との係合についても同様である。すなわち、図5(f)において、前方右側連結部15Bを後方右側連結部16Bに、開口部105Bを開口部106Bに置き換えてもよい。
(2.5)上下方向の連結
図3に戻って、ユニット10では、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bと、前面側に配置された連結部材10Cと、後面側に配置された連結部材10Cとによって、外周の形状が矩形の底フレームが構成されている。この底フレームの四隅に、前面左側支柱11Aと後面左側支柱12Aと前面右側支柱11Bと後面右側支柱12Bとがそれぞれ立設されている。
図3に戻って、ユニット10では、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bと、前面側に配置された連結部材10Cと、後面側に配置された連結部材10Cとによって、外周の形状が矩形の底フレームが構成されている。この底フレームの四隅に、前面左側支柱11Aと後面左側支柱12Aと前面右側支柱11Bと後面右側支柱12Bとがそれぞれ立設されている。
また、前面左側支柱11Aの上端部には連結用凸部101Aが形成され、その下端部には図示しない連結用凹部が形成されている。後面左側支柱12Aの上端部には連結用凸部102Aが形成され、その下端部には連結用凹部が形成されている。同様に、前面右側支柱11Bの上端部には連結用凸部101Bが形成され、その下端部には連結用凹部が形成されている。後面右側支柱12Bの上端部には連結用凸部102Bが形成され、その下端部には連結用凹部が形成されている。また、各連結用凸部101A、101B、102A、102Bは、前面左側支柱11A、前面右側支柱11B、後面左側支柱12A、後面右側支柱12Bの各連結用凹部にそれぞれ嵌合可能な形状を有する。
これにより、チェスト100において、下方に位置するユニット10の各連結用凸部101A、101B、102A、102Bは、その上方に位置するユニット10の各連結用凹部にそれぞれ嵌合することができ、2つのユニット10を上下方向で連結することが可能となっている。
これにより、チェスト100において、下方に位置するユニット10の各連結用凸部101A、101B、102A、102Bは、その上方に位置するユニット10の各連結用凹部にそれぞれ嵌合することができ、2つのユニット10を上下方向で連結することが可能となっている。
また、天板9の下面にも、ユニット10の各連結用凸部101A、101B、102A、102Bに嵌合可能な形状の連結用凹部(図示せず)が形成されている。これにより、最も上側(すなわち、最上段)に位置するユニット10の各連結用凸部101A、101B、102A、102Bは、天板9の下面に設けられた各連結用凹部にそれぞれ嵌合することができ、最上段のユニット10の上面側に天板9が取り付けることができる。
また、最も下側(すなわち、最下段)に位置するユニット10の、前面左側支柱11Aと前面右側支柱11Bと後面左側支柱12Aと後面右側支柱12Bの各下端部は、チェスト100の脚部として機能する。図示しないが、これら各下端部の連結用凹部にキャスター等をそれぞれ取り付けてもよく、その場合は、チェスト100を床面上で容易に移動させることができる。
(2.6)引出に対するガイド機構
(2.6.1)左側部構成部材のガイド機構
図4(a)に示すように、左側底梁部14Aには下側レール部41が設けられている。この下側レール部41は、引出7の出し入れのための移動(すなわち、引出7のチェスト本体前後方向への移動)を案内するレール部である。下側レール部41の長手方向はチェスト本体前後方向に平行である。下側レール部41は、チェスト本体前後方向に沿って、チェスト本体1の前面側から後面側まで延設されている。また、図4(a)に示すように、左側側板13Aの内部空間側を向く側面には、チェスト本体前後方向に沿って延びる上側レール部45と、上側レール部45の上面に設けられて、上側レール部45を補強する補強部47とを備える。上側レール部45も、引出7の出し入れのための移動を案内するレール部である。また、補強部47は、上側レール部45の上面に設けられ、チェスト本体前後方向に沿って延びる補強板48と、チェスト本体前後方向に沿って互いに間隔をおいて配設された複数の補強片49とを有する。
(2.6.1)左側部構成部材のガイド機構
図4(a)に示すように、左側底梁部14Aには下側レール部41が設けられている。この下側レール部41は、引出7の出し入れのための移動(すなわち、引出7のチェスト本体前後方向への移動)を案内するレール部である。下側レール部41の長手方向はチェスト本体前後方向に平行である。下側レール部41は、チェスト本体前後方向に沿って、チェスト本体1の前面側から後面側まで延設されている。また、図4(a)に示すように、左側側板13Aの内部空間側を向く側面には、チェスト本体前後方向に沿って延びる上側レール部45と、上側レール部45の上面に設けられて、上側レール部45を補強する補強部47とを備える。上側レール部45も、引出7の出し入れのための移動を案内するレール部である。また、補強部47は、上側レール部45の上面に設けられ、チェスト本体前後方向に沿って延びる補強板48と、チェスト本体前後方向に沿って互いに間隔をおいて配設された複数の補強片49とを有する。
補強板48は、例えば、上側レール部45の上面に立てた状態で設けられている。ここで、立てた状態とは、補強板48の主面をチェスト本体左右方向に向け、補強板48の側面を上側レール部55の上面に向けた状態のことを意味する。主面の面積は側面の面積よりも大きい。また、複数の補強片49の各々は、上側レール部55の上面と、補強板48のチェスト本体左右方向を向く両面(すなわち、内部空間側を向く面と、その反対側を向く面)とにそれぞれ固定されている。
図4(a)に示すように、左側部構成部材10Aでは、上側レール部45の下面と下側レール部41の上面とが互いに離間した状態で向かい合っている。この上側レール部45の下面と下側レール部41の上面との間に、後述する左側レール基板80のローラー(すなわち、引出7の左側ローラー)が配置される。
図4(a)に示すように、左側部構成部材10Aでは、上側レール部45の下面と下側レール部41の上面とが互いに離間した状態で向かい合っている。この上側レール部45の下面と下側レール部41の上面との間に、後述する左側レール基板80のローラー(すなわち、引出7の左側ローラー)が配置される。
(2.6.2)右側部構成部材のガイド機構
図4(b)に示すように、右側底梁部14Bには下側レール部51が設けられている。この下側レール部51も、引出7の出し入れのための移動を案内するレール部である。下側レール部51の長手方向はチェスト本体前後方向に平行である。下側レール部51は、チェスト本体前後方向に沿って、チェスト本体1の前面側から後面側まで延設されている。
図4(b)に示すように、右側底梁部14Bには下側レール部51が設けられている。この下側レール部51も、引出7の出し入れのための移動を案内するレール部である。下側レール部51の長手方向はチェスト本体前後方向に平行である。下側レール部51は、チェスト本体前後方向に沿って、チェスト本体1の前面側から後面側まで延設されている。
また、図4(b)に示すように、右側側板13Bの内部空間側を向く側面には、チェスト本体前後方向に沿って延びる上側レール部55と、上側レール部55の上面に設けられて、上側レール部55を補強する補強部57とを備える。上側レール部55も、引出7の出し入れのための移動を案内するレール部である。また、補強部57は、上側レール部55の上面に設けられ、チェスト本体前後方向に沿って延びる補強板58と、チェスト本体前後方向に沿って互いに間隔をおいて配設された複数の補強片59とを有する。補強板58は、例えば、上側レール部55の上面に立てた状態で設けられている。また、複数の補強片59の各々は、上側レール部55の上面と、補強板58のチェスト本体左右方向を向く両面とにそれぞれ固定されている。
図4(b)に示すように、右側部構成部材10Bでは、上側レール部55の下面と下側レール部51の上面とが互いに離間した状態で向かい合う。この上側レール部55の下面と下側レール部51の上面との間に、後述する右側レール基板90のローラー93(すなわち、引出7の右側ローラー)が配置される。
図4(b)に示すように、右側部構成部材10Bでは、上側レール部55の下面と下側レール部51の上面とが互いに離間した状態で向かい合う。この上側レール部55の下面と下側レール部51の上面との間に、後述する右側レール基板90のローラー93(すなわち、引出7の右側ローラー)が配置される。
(2.6.3)前面左側の転動部材
図6(a)及び(b)は、ユニット10の前面左側を拡大して示す斜視図である。図6(a)及び(b)に示すように、前面左側支柱11Aの内部空間側を向く側面には係合部110が設けられている。この係合部110は、チェスト本体上下方向で互いに離れて配設された上側係合部111及び下側係合部116を有する。上側係合部111は、下側に開口した第1開口部112を有する。また、下側係合部116は、上側に開口した第2開口部117を有する。
図6(a)及び(b)は、ユニット10の前面左側を拡大して示す斜視図である。図6(a)及び(b)に示すように、前面左側支柱11Aの内部空間側を向く側面には係合部110が設けられている。この係合部110は、チェスト本体上下方向で互いに離れて配設された上側係合部111及び下側係合部116を有する。上側係合部111は、下側に開口した第1開口部112を有する。また、下側係合部116は、上側に開口した第2開口部117を有する。
図6(a)及び(b)に示すように、係合部110には、前面左側転動部材20が取り付けられる。前面左側転動部材20は、ローラー21と、ローラー21をチェスト本体左右方向を向く軸回りに回転可能に支持する支持部材22とを有する。例えば、支持部材22には穴が設けられており、この穴には、ローラー21の中心部を挿通した軸部23が固定されている。これにより、ローラー21と軸部23は支持部材22によって回転可能に支持されている。
また、支持部材22は、上側に設けられた第1ストッパ部24と、下側に設けられた第2ストッパ部25とを有する。第1ストッパ部24及び第2ストッパ部25はそれぞれ、チェスト本体前後方向において、前端側が肉厚で後端側が薄いくさび形の形状を有する。
図6(a)及び(b)の矢印で示すように、支持部材22が、チェスト本体1の前面側から上側係合部111と下側係合部116との間のスペースに入り込むと、支持部材22の第1ストッパ部24が上側係合部111の第1開口部112に嵌合し、支持部材22の第2ストッパ部25が下側係合部116の第2開口部117に嵌合する。これにより、前面左側転動部材20は前面左側支柱11Aの側面に取り付けられる。
図6(a)及び(b)の矢印で示すように、支持部材22が、チェスト本体1の前面側から上側係合部111と下側係合部116との間のスペースに入り込むと、支持部材22の第1ストッパ部24が上側係合部111の第1開口部112に嵌合し、支持部材22の第2ストッパ部25が下側係合部116の第2開口部117に嵌合する。これにより、前面左側転動部材20は前面左側支柱11Aの側面に取り付けられる。
(2.6.4)前面右側の転動部材
図7(a)及び(b)は、ユニット10の前面右側を拡大して示す斜視図である。図7(a)及び(b)に示すように、前面右側支柱11Bの内部空間側を向く側面にも係合部120が設けられている。この係合部120も、チェスト本体上下方向で互いに離れて配設された上側係合部121及び下側係合部126を有する。上側係合部121は、下側に開口した第1開口部122を有する。また、下側係合部126は、上側に開口した第2開口部127を有する。
図7(a)及び(b)は、ユニット10の前面右側を拡大して示す斜視図である。図7(a)及び(b)に示すように、前面右側支柱11Bの内部空間側を向く側面にも係合部120が設けられている。この係合部120も、チェスト本体上下方向で互いに離れて配設された上側係合部121及び下側係合部126を有する。上側係合部121は、下側に開口した第1開口部122を有する。また、下側係合部126は、上側に開口した第2開口部127を有する。
また、図7(a)及び(b)に示すように、係合部120には、前面右側転動部材30が取り付けられる。前面右側転動部材30は、ローラー31と、このローラー31をチェスト本体左右方向を向く軸回りに回転可能に支持する支持部材32とを有する。例えば、支持部材32には穴が設けられており、この穴には、ローラー31の中心部を挿通した軸部33が固定されている。これにより、ローラー31と軸部33は支持部材32によって回転可能に支持されている。
また、支持部材32は、上側に設けられた第1ストッパ部34と、下側に設けられた第2ストッパ部35とを有する。第1ストッパ部34及び第2ストッパ部35はそれぞれ、チェスト本体前後方向において、前端側が肉厚で後端側が薄いくさび形の形状を有する。
図7(a)及び(b)の矢印で示すように、支持部材32が、チェスト本体1の前面側から上側係合部121と下側係合部126との間のスペースに入り込むと、支持部材32の第1ストッパ部34が上側係合部121の第1開口部122に嵌合し、支持部材32の第2ストッパ部35が下側係合部126の第2開口部127に嵌合する。これにより、図8に示すように、前面右側転動部材30は前面右側支柱11Bの側面に取り付けられる。
図7(a)及び(b)の矢印で示すように、支持部材32が、チェスト本体1の前面側から上側係合部121と下側係合部126との間のスペースに入り込むと、支持部材32の第1ストッパ部34が上側係合部121の第1開口部122に嵌合し、支持部材32の第2ストッパ部35が下側係合部126の第2開口部127に嵌合する。これにより、図8に示すように、前面右側転動部材30は前面右側支柱11Bの側面に取り付けられる。
なお、図6(a)及び(b)と、図7(a)及び(b)とを比較して分かるように、前面左側転動部材20と前面右側転動部材30は、面対称の関係にある。
また、上述した前面左側転動部材20と前面右側転動部材30は、合成樹脂等により形成されている。例えば、ローラー21、31と、支持部材22、32は合成樹脂により形成されている。また、軸部23、33は金属で形成されている。
また、上述した前面左側転動部材20と前面右側転動部材30は、合成樹脂等により形成されている。例えば、ローラー21、31と、支持部材22、32は合成樹脂により形成されている。また、軸部23、33は金属で形成されている。
(3)引出
図9(a)〜(f)は、引出7の構成例を示す背面図、平面図、正面図、左側面図、右側面図及び底面図である。図10(a)〜(c)は引出7から前面板とレール基板とを取り外した状態を示す斜視図と、その一部を拡大して示す図である。
引出7は、チェスト本体の前面側から、チェスト本体の内部空間(すなわち、前面左側支柱と前面右側支柱と後面左側支柱と後面右側支柱とで囲まれる空間部)に出し入れ自在に収容されるチェスト用引出である。図9(a)〜図10(c)に示すように、この引出7は、引出本体71と、引出本体71の前面側に取り付けられる前面板73と、引出本体71の左側の側部の外側面に取り付けられる左側レール基板80と、引出本体71の右側の側部の外側面に取り付けられる右側レール基板90とを備える。
図9(a)〜(f)は、引出7の構成例を示す背面図、平面図、正面図、左側面図、右側面図及び底面図である。図10(a)〜(c)は引出7から前面板とレール基板とを取り外した状態を示す斜視図と、その一部を拡大して示す図である。
引出7は、チェスト本体の前面側から、チェスト本体の内部空間(すなわち、前面左側支柱と前面右側支柱と後面左側支柱と後面右側支柱とで囲まれる空間部)に出し入れ自在に収容されるチェスト用引出である。図9(a)〜図10(c)に示すように、この引出7は、引出本体71と、引出本体71の前面側に取り付けられる前面板73と、引出本体71の左側の側部の外側面に取り付けられる左側レール基板80と、引出本体71の右側の側部の外側面に取り付けられる右側レール基板90とを備える。
(3.1)引出本体
引出本体71は、平面視による形状が矩形で、その上側が開口した容器である。この引出本体71の左右の側部のうち底面側の隅部に段差部がそれぞれ設けられている。そして、左側の側部の段差部に左側レール基板80が取り付けられ、右側の側部の段差部に右側レール基板90が取り付けられるようになっている。
引出本体71は、平面視による形状が矩形で、その上側が開口した容器である。この引出本体71の左右の側部のうち底面側の隅部に段差部がそれぞれ設けられている。そして、左側の側部の段差部に左側レール基板80が取り付けられ、右側の側部の段差部に右側レール基板90が取り付けられるようになっている。
図10(a)〜(c)に示すように、引出本体71の右側の側部において、段差部711には、チェスト本体上下方向の下側を向く開口部713と、チェスト本体左右方向の外側に突出した凸部715とが設けられている。凸部715は、下端側が薄く上端側が肉厚のくさび形の形状を有する。開口部713は複数設けられている。これら複数の開口部713はチェスト本体前後方向に沿って互いに離れた状態で配設されている。また、凸部715も複数設けられている。これら複数の凸部715はチェスト本体前後方向に沿って互いに離れて配設されている。
図示しないが、引出本体71の左側の側部においても、右側の側部と同様に、段差部が設けられている。そして、この段差部に複数の開口部と複数の凸部とが設けられている。
引出本体71は合成樹脂により形成されており、例えば、金型を用いた射出成形技術により形成することができる。引出本体71を形成するための金型として、チェスト本体上下方向に型開きされる金型を用いることができる。
引出本体71は合成樹脂により形成されており、例えば、金型を用いた射出成形技術により形成することができる。引出本体71を形成するための金型として、チェスト本体上下方向に型開きされる金型を用いることができる。
(3.2)レール基板
図11(a)及び(b)は、右側レール基板90の構成例を示す斜視図である。図11(a)は右側レール基板90を右側から見た斜視図であり、図11(b)は右側レール基板90を左側(すなわち、被取付面の側)から見た斜視図である。
図11(a)及び(b)に示すように、右側レール基板90は、レール基板本体91と、レール基板本体91のチェスト本体前後方向の後端部に設けられ、チェスト本体左右方向を向く軸回りに回転可能に支持された右側ローラー93とを備える。レール基板本体91には、レール部95と、係合部97と、凹部99とが形成されている。レール部95は、レール基板本体91の上部に設けられ、チェスト本体前後方向に平行となるように延設されている。
図11(a)及び(b)は、右側レール基板90の構成例を示す斜視図である。図11(a)は右側レール基板90を右側から見た斜視図であり、図11(b)は右側レール基板90を左側(すなわち、被取付面の側)から見た斜視図である。
図11(a)及び(b)に示すように、右側レール基板90は、レール基板本体91と、レール基板本体91のチェスト本体前後方向の後端部に設けられ、チェスト本体左右方向を向く軸回りに回転可能に支持された右側ローラー93とを備える。レール基板本体91には、レール部95と、係合部97と、凹部99とが形成されている。レール部95は、レール基板本体91の上部に設けられ、チェスト本体前後方向に平行となるように延設されている。
係合部97は、チェスト本体上下方向の上側を向いている。例えば、係合部97は、上側を向いたL字状の鉤部である。この鉤部の下部の横方向を向く端部はレール基板本体91に固定されており(例えば、一体化)しており、鉤部の上部の端部は上側を向いている。係合部97は複数設けられている。複数の係合部97はチェスト本体前後方向に沿って互いに離れて配設されている。
凹部99は、例えばレール基板本体91を貫く貫通穴である。凹部99も複数設けられている。複数の凹部99は、チェスト本体前後方向に沿って互いに離れて配設されている。
凹部99は、例えばレール基板本体91を貫く貫通穴である。凹部99も複数設けられている。複数の凹部99は、チェスト本体前後方向に沿って互いに離れて配設されている。
同様に、左側レール基板80も、レール基板本体と、レール基板のチェスト本体前後方向の後端部に設けられ、チェスト本体左右方向を向く軸回りに回転可能に支持されたローラーとを備える。レール基板本体には、レール部と、係合部と、凹部とが形成されている。レール部は、レール基板本体の上部に設けられ、チェスト本体前後方向に平行となるように延設されている。
左側レール基板80の形状及び大きさは、右側レール基板90の形状及び大きさと面対称の関係にある。また、左側レール基板80及び右側レール基板90のそれぞれにおいて、レール基板本体は例えば金属からなり、ローラーは例えば合成樹脂からなる。
左側レール基板80の形状及び大きさは、右側レール基板90の形状及び大きさと面対称の関係にある。また、左側レール基板80及び右側レール基板90のそれぞれにおいて、レール基板本体は例えば金属からなり、ローラーは例えば合成樹脂からなる。
図12は、図9(b)をY−Y’線で切断した断面を拡大して示す図である。図12に示すように、引出7では、右側レール基板90に設けられた複数の係合部97が、引出本体71の右側の段差部に設けられた複数の開口部713にそれぞれ係合している。また、右側レール基板90に設けられた複数の凹部99(図11参照)に、引出本体71の右側の段差部に設けられた複数の凸部715がそれぞれ嵌合している。これにより、右側レール基板90は引出本体71の右側の段差部に取り付けられている。
同様に、左側レール基板80に設けられた複数の係合部が、引出本体71の左側の段差部に設けられた複数の開口部にそれぞれ係合している。また、左側レール基板80に設けられた複数の凹部に、引出本体71の左側の段差部に設けられた複数の凸部がそれぞれ嵌合している。これにより、左側レール基板80は引出本体71の左側の段差部に取り付けられている。
<動作>
次に、引出7の出し入れの動作例について説明する。
図13は、引出7がユニット10に出し入れ自在に収容されている状態を示す斜視図である。図13において、引出7の左側レール基板が有するローラー(以下、引出7の左側ローラーともいう。)は、左側側板13Aの上側レール部と、その下方に位置する左底梁部の下側レール部との間に配置されている。また、引出7の右側レール基板90が有するローラー(以下、引出7の右側ローラーともいう。)は、右側側板13Bの上側レール部55と、その下方に位置する右底梁部の下側レール部との間に配置されている。
次に、引出7の出し入れの動作例について説明する。
図13は、引出7がユニット10に出し入れ自在に収容されている状態を示す斜視図である。図13において、引出7の左側レール基板が有するローラー(以下、引出7の左側ローラーともいう。)は、左側側板13Aの上側レール部と、その下方に位置する左底梁部の下側レール部との間に配置されている。また、引出7の右側レール基板90が有するローラー(以下、引出7の右側ローラーともいう。)は、右側側板13Bの上側レール部55と、その下方に位置する右底梁部の下側レール部との間に配置されている。
また、図13において、左側転動部材のローラー(以下、ユニット10の左側ローラーともいう。)は、左側レール基板のレール部を下側から支持した状態で回転することが可能となっている。前面右側転動部材30のローラー(以下、ユニット10の右側ローラーともいう。)は、右側レール基板90のレール部を下側から支持した状態で回転することが可能となっている。
これにより、引出7を出し入れすると、引出7の左側ローラーは、上側レール部と下側レール部とに案内されてチェスト本体前後方向に転動する(すなわち、回転しながら動く)。同様に、引出7の右側ローラーも、上側レール部と下側レール部とに案内されてチェスト本体前後方向に転動する。
これにより、引出7を出し入れすると、引出7の左側ローラーは、上側レール部と下側レール部とに案内されてチェスト本体前後方向に転動する(すなわち、回転しながら動く)。同様に、引出7の右側ローラーも、上側レール部と下側レール部とに案内されてチェスト本体前後方向に転動する。
ここで、引出7を出し入れする際に、引出7の重心が、ユニット10の左側ローラーとユニット10の右側ローラーとを結ぶ位置よりも、チェスト本体前後方向の後側にある場合は、引出7は後ろのめりとなる。このため、引出7の左側ローラーは左底梁部の下側レール部に押し当てられた状態で転動し、引出7の右側ローラーは右底梁部の下側レール部に押し当てられた状態で転動する。つまり、引出7の左側ローラーと右側ローラーは、下側レール部に案内されて転動する。
一方、引出7の重心が、ユニット10の左側ローラーとユニット10の右側ローラーとを結ぶ位置よりも、チェスト本体前後方向の前側にある場合は、引出7は前のめりとなる。このため、引出7の左側ローラーは、ユニット10の左側側板13Aの上側レール部に接触した状態で転動する。また、引出7の右側ローラーは、ユニット10の右側側板13Bの上側レール部に接触した状態で転動する。つまり、引出7の左側ローラーと右側ローラーは、上側レール部に案内されて転動する。
<対応関係>
この実施形態では、左側部構成部材10A及び右側部構成部材10Bが本発明の「一対の側部構成部材」に対応している。また、前面左側支柱11A又は前面右側支柱11Bが本発明の「前側支柱」に対応し、後面左側支柱12A又は後面右側支柱12Bが本発明の「後側支柱」に対応している。さらに、左側側板13A又は右側側板13Bが本発明の「側板」に対応している。また、前方左側連結部15A、前方右側連結部15B、後方左側連結部16A又は後方右側連結部16Bが本発明の「連結部」に対応している。さらに、内部空間の前側に配置されて前方左側連結部15A及び前方右側連結部15Bに係合する連結部材10Cが、本発明の「前側連結部材」に対応している。内部空間の後側に配置されて後方左側連結部16A及び後方右側連結部16Bに係合する連結部材10Cが、本発明の「後側連結部材」に対応している。また、凹部146、147が本発明の「凹部」に対応し、凸部142、143が本発明の「凸部」に対応している。
この実施形態では、左側部構成部材10A及び右側部構成部材10Bが本発明の「一対の側部構成部材」に対応している。また、前面左側支柱11A又は前面右側支柱11Bが本発明の「前側支柱」に対応し、後面左側支柱12A又は後面右側支柱12Bが本発明の「後側支柱」に対応している。さらに、左側側板13A又は右側側板13Bが本発明の「側板」に対応している。また、前方左側連結部15A、前方右側連結部15B、後方左側連結部16A又は後方右側連結部16Bが本発明の「連結部」に対応している。さらに、内部空間の前側に配置されて前方左側連結部15A及び前方右側連結部15Bに係合する連結部材10Cが、本発明の「前側連結部材」に対応している。内部空間の後側に配置されて後方左側連結部16A及び後方右側連結部16Bに係合する連結部材10Cが、本発明の「後側連結部材」に対応している。また、凹部146、147が本発明の「凹部」に対応し、凸部142、143が本発明の「凸部」に対応している。
<実施形態の効果>
本考案の実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)チェスト100を構成するユニット10は、互いに対向して配置される左側部構成部材10A及び右側部構成部材10Bと、これら左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとを連結する連結部材10Cとを有する。左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bと連結部材10Cとを、個々の部材としてそれぞれ別々に形成し、別々に形成された各部材を組み合わせることで、ユニット10を構成することができる。
本考案の実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)チェスト100を構成するユニット10は、互いに対向して配置される左側部構成部材10A及び右側部構成部材10Bと、これら左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとを連結する連結部材10Cとを有する。左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bと連結部材10Cとを、個々の部材としてそれぞれ別々に形成し、別々に形成された各部材を組み合わせることで、ユニット10を構成することができる。
このため、例えば射出成型技術により左側部構成部材と右側部構成部材と連結部材とを一体に形成する場合と比べて、各部材を形成するための金型の構造を簡単にすることができる。また、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとをそれぞれ製造するための各金型を、幅のサイズが異なる複数種類のチェスト間で共通化することができる。これにより、金型の製造コストを低減することができるので、幅のサイズが異なる複数種類のチェストをそれぞれ安価に製造することできる。
(2)また、連結部材10Cとして、パイプを用いてもよい。連結部材10Cとしてパイプを用いる場合は、長尺の(すなわち、一方向に長い)パイプをチェストの幅の対応した長さで切断することによって、連結部材10Cを製造することができる。これにより、連結部材10Cについても、チェストの幅に対応した専用の金型を用意する必要がないので、チェストの製造コストをさらに低減することが可能である。
(3)また、左側部構成部材10Aは、前面左側支柱11A及び後面左側支柱12Aに対して左側側板13Aが一体に形成されている。これにより、前面左側支柱11Aと後面左側支柱12Aとに対して左側側板13Aを取り付ける必要がないので、左側部構成部材10Aの製造コストを低減することが可能である。右側部構成部材10Bについても、同様の理由から、その製造コストを低減することが可能である。
(4)また、ユニット10の左側底梁部14Aに下側レール部41が設けられており、右側底梁部14Bに下側レール部51が設けられている。これにより、引出7の重心がチェスト本体前後方向の後ろ側にあり、引出7の左側ローラーと右側ローラー93とがそれぞれ上側レール部55から離れている場合でも、引出7の左側ローラーと右側ローラー93とを下側レール部41、161でそれぞれ案内することができる。したがって、チェスト本体1への引出7の出し入れをさらに操作性よく行うことができる。
(5)引出7の左側部の外周面に左側レール基板80が取り付けられ、引出7の右側部の外周面に右側レール基板90が取り付けられている。左側レール基板80及び右側レール基板90のそれぞれの取付位置は、引出7の底面ではなく、引出7の側部の外周面である。これにより、レール基板が引出7の直下に位置する他の引出7の前面板73や、この他の引出7に収容された衣類や小物等に接触することを防ぐことができるので、引出7の出し入れを操作性よく行うことができる。また、レール基板の厚さを考慮して引出の深さを全体的に浅くしたり、引出の上下方向の配置間隔を大きくしたりしないで済むため、チェストの収納効率の低下を抑制することができる。
(6)また、引出7の右側部には下側を向く開口部713が設けられ、右側レール基板90には上側を向いて開口部713に係合する係合部97が設けられている。これにより、引出7に右側レール基板90を取り付ける取付工程では、引出本体71を上下ひっくり返した状態(すなわち、引出本体71の底面を上方に向けた状態)で、引出本体71の開口部713に右側レール基板90の係合部97を上側から挿入することで、右側レール基板90を引出本体71に取り付けることができる。左側レール基板80の取付工程も同様である。このように、引出本体71へのレール基板の取付けを容易に行うことができる。
(7)前面左側支柱11Aの側面には、係合部110の上側係合部111と下側係合部116とが設けられている。前面左側転動部材20をチェスト本体1に取り付ける取付工程では、チェスト本体1の前面側から上側係合部111と下側係合部116との間のスペースに支持部材22を入り込ませて、支持部材22を係合部110に係合させる。
チェスト本体1の前面側から支持部材22を押し込むだけで、チェスト本体1に前面左側転動部材20を取り付けることができる。この取付に螺子は不要である。前面右側転動部材30の取付工程も同様である。したがって、チェスト本体1への転動部材の取付作業を容易に実行することができる。
チェスト本体1の前面側から支持部材22を押し込むだけで、チェスト本体1に前面左側転動部材20を取り付けることができる。この取付に螺子は不要である。前面右側転動部材30の取付工程も同様である。したがって、チェスト本体1への転動部材の取付作業を容易に実行することができる。
(8)また、チェスト本体1への転動部材の取付作業は、チェスト本体1の前面側から行う。ここで、チェスト本体1の前面側には、取付作業の障りとなるような他の構成物(例えば、天板や他の枠体)は存在せず、取付装置を配置するためのスペースを容易に確保することができる。したがって、チェスト本体1への前面左側転動部材20と前面右側転動部材30との取付作業を、取付装置を用いて自動で行う(すなわち、自動化する)ことも可能である。
<変形例>
(1)上記の実施形態では、図3に示したように、本考案の「連結部材」として連結部材10Cを例示するとともに、この連結部材10Cがユニット10の前面側下部と、後面側下部とにそれぞれ設けられている場合について説明した。しかしながら、本実施形態において、連結部材10Cの配置位置はこれに限定されるものではない。例えば、連結部材10Cは、ユニット10の後面側上部に配置されていてもよい。
(1)上記の実施形態では、図3に示したように、本考案の「連結部材」として連結部材10Cを例示するとともに、この連結部材10Cがユニット10の前面側下部と、後面側下部とにそれぞれ設けられている場合について説明した。しかしながら、本実施形態において、連結部材10Cの配置位置はこれに限定されるものではない。例えば、連結部材10Cは、ユニット10の後面側上部に配置されていてもよい。
図14は、ユニット10の変形例(その1)を示す斜視図である。図14に示すように、この変形例において、左側部構成部材10Aは、後面左側支柱12Aの上部であって内部空間側を向く側面に配置される第2の後方左側連結部17Aを有する。この第2の後方左側連結部17Aは、後面左側支柱12Aと一体に形成されている。また、この第2の後方左側連結部17Aは、第1の後方左側連結部16Aと同様に、連結部材10Cに係合する開口部を有する。
また、この変形例において、右側部構成部材10Bは、後面右側支柱12Bの上部であって内部空間側を向く側面に配置される第2の後方右側連結部17Bを有する。この第2の後方右側連結部17Bは、後面右側支柱12Bと一体に形成されている。また、この第2の後方右側連結部17Bは、第1の後方右側連結部16Bと同様に、連結部材10Cに係合する開口部を有する。
そして、連結部材10Cの一端部が第2の後方左側連結部17Aに係合し、連結部材10Cの他端部が第2の後方右側連結部17Bに係合している。
このような構成であっても、上述した実施形態の効果(1)〜(8)と同様の効果を奏する。また、図3に示した構成と比べて、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとが後面側上部でも連結されているので、ユニット10の剛性を高めることができる。
このような構成であっても、上述した実施形態の効果(1)〜(8)と同様の効果を奏する。また、図3に示した構成と比べて、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとが後面側上部でも連結されているので、ユニット10の剛性を高めることができる。
(2)また、上記の実施形態では、図3に示したように、本考案の「連結部材」として、パイプ単体からなる、又は、パイプと他の部材(例えば、中間部材)とを有する連結部材10Cを例示した。しかしながら、本考案において、「連結部材」はパイプを有することに限定されるものではない。例えば、本考案の「連結部材」はパイプではなく、筒体で構成されていてもよい。
図15(a)〜(c)は、ユニット10の変形例(その2)を示す斜視図である。図15(a)〜(c)に示すように、この変形例において、ユニット10は、左側部構成部材10Aと右側部構成部材10Bとを連結する連結部材210を備える。図15(b)及び(c)に示すように、この連結部材210は、筒体211からなり、筒体211の他端部213の外周には凸部215が設けられている。そして、この他端部213が前方右側連結部15Bの開口部105Bに挿入されて、他端部213の凸部215が開口部105B内の凹部147に嵌合することによって、連結部材210の他端部213が前方右側連結部15Bに固定される。
また、この凸部215は、チェスト本体左右方向において、右端側が薄く左端側が肉厚のくさび形の形状を有していることが好ましい。これにより、他端部213の開口部105B内への挿入を容易にするとともに、凸部215が凹部147に嵌合した後は、他端部213を開口部105Bから抜けにくくすることができる。
また、この凸部215は、チェスト本体左右方向において、右端側が薄く左端側が肉厚のくさび形の形状を有していることが好ましい。これにより、他端部213の開口部105B内への挿入を容易にするとともに、凸部215が凹部147に嵌合した後は、他端部213を開口部105Bから抜けにくくすることができる。
なお、図15(b)及び(c)では、前方右側連結部15Bと連結部材210の他端部213との係合について説明したが、前方左側連結部15Aと連結部材210の一端部との係合についても同様である。すなわち、筒体211の一端部の外周にも凸部が設けられている。そして、この一端部が前方左側連結部15Aの開口部に挿入されて、一端部の凸部が開口部内の凹部に嵌合することによって、連結部材210の一端部が前方右側連結部15Bに固定される。また、この一端部の凸部は、チェスト本体左右方向において、左端側が薄く右端側が肉厚のくさび形の形状を有していることが好ましい。これにより、他端部213の凸部215がくさび形の形状を有する場合と同様の効果を奏する。
また、後方右側連結部16Bと連結部材210の他端部との係合や、後方左側連結部16Aと連結部材210の一端部との係合についても同様である。この変形例(2)では、凹部147が本発明の「凹部」に対応し、凸部215が本発明の「凸部」に対応している。
また、後方右側連結部16Bと連結部材210の他端部との係合や、後方左側連結部16Aと連結部材210の一端部との係合についても同様である。この変形例(2)では、凹部147が本発明の「凹部」に対応し、凸部215が本発明の「凸部」に対応している。
(3)上記の実施形態では、図3及び図4(a)を参照しながら、前面左側支柱11Aと、後面左側支柱12Aと、左側側板13Aと、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aとが、金型を用いた射出成型技術により一体成型で構成されている場合について説明したが、これはあくまで一例である。本実施形態では、左側構成部材10Aの各構成部材の一部が、他の構成部材と一体ではなく、別体に構成されていてもよい。例えば、前面左側支柱11Aと、後面左側支柱12Aと、左側底梁部14Aと、前方左側連結部15Aと、後方左側連結部16Aとが一体に構成されており、左側側板13Aはこれらと別体に構成されていてもよい。この場合は、例えば、別体に構成されている左側側板13Aを、前面左側支柱11A及び後面左側支柱12Aに取り付けることによって、左側部構成部材10Aを完成させてもよい。
同様に、上記の実施形態では、図3及び図4(b)を参照しながら、前面右側支柱11Bと、後面右側支柱12Bと、右側側板13Bと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bとが、金型を用いた射出成型技術等により一体成型で構成されている場合について説明したが、これはあくまで一例である。本実施形態では、右側構成部材10Bの各構成部材の一部が、他の構成部材と一体ではなく、別体に構成されていてもよい。例えば、前面右側支柱11Bと、後面右側支柱12Bと、右側底梁部14Bと、前方右側連結部15Bと、後方右側連結部16Bとが一体に構成されており、右側側板13Bはこれらと別体に構成されていてもよい。この場合は、例えば、別体に構成されている右側側板13Bを、前面右側支柱11B及び後面右側支柱12Bに取り付けることによって、右側部構成部材10Bを完成させてもよい。このような場合でも、上記した実施形態の効果と同様の効果を奏する。
(4)また、上記の実施形態では、収納部を5個積層した(すなわち、5段の)チェストについて説明した。しかしながら、本考案において、チェストが備える収納部の数は5個に限定されるものではなく、1個以上であればよい。すなわち、本考案に係るチェストは、1段でも、2段以上でもよい。このような場合でも、上記した実施形態と同様の効果を奏する。
<その他>
本考案は、以上に記載した実施形態や変形例に限定されるものではない。当業者の知識に基づいて実施形態や変形例に設計の変更を加えてもよく、また、複数の変形例を任意に組み合わせてもよく、そのような変更等が加えられた態様も本考案の技術的範囲に含まれる。
本考案は、以上に記載した実施形態や変形例に限定されるものではない。当業者の知識に基づいて実施形態や変形例に設計の変更を加えてもよく、また、複数の変形例を任意に組み合わせてもよく、そのような変更等が加えられた態様も本考案の技術的範囲に含まれる。
1 チェスト本体
10 ユニット
10A 左側部構成部材
10B 右側部構成部材
10C、210 連結部材
11A 前面左側支柱
11B 前面右側支柱
12A 後面左側支柱
12B 後面右側支柱
13A 左側側板
13B 右側側板
14A 左側底梁部
14B 右側底梁部
15A 前方左側連結部
15B 前方右側連結部
16A (第1の)後方左側連結部
16B (第1の)後方右側連結部
17A 第2の後方左側連結部
17B 第2の後方右側連結部
19 中空部
20 前面左側転動部材
21、31 ローラー
22、32 支持部材
23、33 軸部
24、34 第1ストッパ部
25、35 第2ストッパ部
29、39 凸部
30 前面右側転動部材
40 パイプ
41、51 下側レール部
42、43 中間部材
45、55 上側レール部
47、57 補強部
48、58 補強板
49、59 補強片
71 引出本体
73 前面板
80 左側レール基板
90 右側レール基板
91 レール基板本体
93 右側ローラー
95 レール部
97 係合部
99 凹部
100 チェスト
101A、101B、102A、102B 連結用凸部
105A、105B、106A、106B 開口部
110、120 係合部
111、121 上側係合部
112、122 第1開口部
116、126 下側係合部
117、127 第2開口部
142、143、215 凸部
146、147 凹部
211 筒体
213 他端部
711 段差部
713 開口部
715 凸部
10 ユニット
10A 左側部構成部材
10B 右側部構成部材
10C、210 連結部材
11A 前面左側支柱
11B 前面右側支柱
12A 後面左側支柱
12B 後面右側支柱
13A 左側側板
13B 右側側板
14A 左側底梁部
14B 右側底梁部
15A 前方左側連結部
15B 前方右側連結部
16A (第1の)後方左側連結部
16B (第1の)後方右側連結部
17A 第2の後方左側連結部
17B 第2の後方右側連結部
19 中空部
20 前面左側転動部材
21、31 ローラー
22、32 支持部材
23、33 軸部
24、34 第1ストッパ部
25、35 第2ストッパ部
29、39 凸部
30 前面右側転動部材
40 パイプ
41、51 下側レール部
42、43 中間部材
45、55 上側レール部
47、57 補強部
48、58 補強板
49、59 補強片
71 引出本体
73 前面板
80 左側レール基板
90 右側レール基板
91 レール基板本体
93 右側ローラー
95 レール部
97 係合部
99 凹部
100 チェスト
101A、101B、102A、102B 連結用凸部
105A、105B、106A、106B 開口部
110、120 係合部
111、121 上側係合部
112、122 第1開口部
116、126 下側係合部
117、127 第2開口部
142、143、215 凸部
146、147 凹部
211 筒体
213 他端部
711 段差部
713 開口部
715 凸部
Claims (9)
- 互いに対向して配置される一対の側部構成部材と、
前記一対の側部構成部材同士を連結する連結部材と、
前記一対の側部構成部材および前記連結部材の間で形成される内部空間に配される引出とを備えるチェスト。 - 前記側部構成部材は、
前記内部空間の前側に配置される前側支柱と、
前記内部空間の後側に配置される後側支柱と、
前記前側支柱及び前記後側支柱の間に配置される側板とを備え、
前記前側支柱、前記後側支柱および前記側板とが一体的に構成されている請求項1に記載のチェスト。 - 前記前側支柱、前記後側支柱および前記側板とが一体成型で構成されている請求項2に記載のチェスト。
- 前記側部構成部材は、前記内部空間に突出した連結部を備え、
前記連結部材の一端が前記一対の側部構成部材のうち一方の前記連結部に係合し、前記連結部材の他端が前記一対の側部構成部材のうち他方の前記連結部に係合する請求項1から請求項3の何れか一項に記載のチェスト。 - 前記連結部および前記連結部材の端部のうち一方が凹部を有し、
前記連結部および前記連結部材の端部のうち他方が凸部を有しており、
前記凹部と前記凸部とが係合することによって、
前記一対の側部構成部材同士が前記連結部材により連結される請求項4記載のチェスト。 - 前記内部空間の前側に配置される前側連結部材と、
前記内部空間の後側に配置される後側連結部材と、を有する請求項1から請求項5の何れか一項に記載のチェスト。 - 前記連結部材は塩化ビニル製である請求項1から請求項6の何れか一項に記載のチェスト。
- 前記連結部材は筒体である請求項1から請求項7の何れか一項に記載のチェスト。
- 前記側部構成部材は合成樹脂からなる請求項1から請求項8の何れか一項に記載のチェスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001543U JP3197998U (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | チェスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001543U JP3197998U (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | チェスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3197998U true JP3197998U (ja) | 2015-06-11 |
Family
ID=53537354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015001543U Active JP3197998U (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | チェスト |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3197998U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021029841A (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-01 | アイリスオーヤマ株式会社 | 収納ケース |
-
2015
- 2015-03-31 JP JP2015001543U patent/JP3197998U/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021029841A (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-01 | アイリスオーヤマ株式会社 | 収納ケース |
WO2021040009A1 (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-04 | アイリスオーヤマ株式会社 | 収納ケース |
JP7319666B2 (ja) | 2019-08-28 | 2023-08-02 | アイリスオーヤマ株式会社 | 収納ケース |
US12059071B2 (en) | 2019-08-28 | 2024-08-13 | Iris Ohyama Inc. | Storage case |
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