JP3197440B2 - 紙 袋 - Google Patents

紙 袋

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JP3197440B2
JP3197440B2 JP28366894A JP28366894A JP3197440B2 JP 3197440 B2 JP3197440 B2 JP 3197440B2 JP 28366894 A JP28366894 A JP 28366894A JP 28366894 A JP28366894 A JP 28366894A JP 3197440 B2 JP3197440 B2 JP 3197440B2
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一昭 古阪
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石川株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙袋に関するものであ
り、より詳しくは、砂糖や塩また飼料などの重量物の収
納に適した紙袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、砂糖や塩などの収納用とし
て、紙を素材としたいわゆる紙袋が使用されており、こ
の紙袋は、比較的低廉であること、適度の通気性を有す
ること、またその処分が容易であることなどから、近年
においてもその用途は広い。このような紙袋における問
題は、合成樹脂製の袋に比べ強度が弱いこと、防湿性に
劣ることがあげられるが、この対策として、実公平3−
43157号公報,実公平5−44291号公報には、
多層構造として強度を向上させた紙袋が、また実公平5
−44292号公報には、合成樹脂フィルムからなる内
層を有する防湿性の紙袋が開示されている。
【0003】さらには、開封作業をより容易にしたもの
として、実開昭64−20451号公報,米国特許第
2,923,457号明細書には、袋本体の開口部に跨
がって当て紙で覆い、この当て紙の折れ目線に沿って開
封用のカットテープが添着された紙袋が開示されてい
る。
【0004】この紙袋を開封する際には、カットテープ
が添着された端部の摘み片を引き起こすことにより、開
口部を閉塞する当て紙が折れ目線に沿って引き裂かれ、
これによって、鋏等の器具を一切用いることなく容易に
開封することができる。
【0005】図9は、上記、実公平5−44291号公
報及び実公平5−44292号公報に記載された紙袋の
要部を示す縦断面図である。同図において、50は合成
樹脂フィルムからなる内層筒体、51は紙筒体、52は
紙製外層筒体で、筒体50,52の各端縁は一線上に揃
えて組み合わされ、これらの端部を所定の長さで1回折
り曲げて初回折り曲げ部53aを形成し、さらにもう一
度内側に折り込まれ2回折り曲げ部53bを形成し、こ
れによって、2回の折り曲げ部53を形成している。さ
らに、この折り曲げ部53を包囲するようにその上面に
当て紙54を配置し、当て紙54の縁部を外層筒体52
の表面に接着材55により固着している。56は当て紙
54内面に設けられた開封用のカットテープである。
【0006】このように開口端を2回折り曲げ、この折
り曲げ部53の上面を当て紙54で覆うことにより、高
い密封性を維持しながら、カットテープ56を引き上げ
ることによって当て紙54が引き裂かれ、さらに折り込
み部53を立ち戻すことにより開封することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記紙袋に
おいては、初回折り曲げ部53aが内側に折り込まれて
いるため、開封時に初回折り曲げ部が53a及び2回折
り曲げ部53bからなる折り込み部53を開口部が上部
となるように立ち戻す際、袋本体内から2回折り曲げ部
53b内に入り込んだ砂糖や塩また飼料等の内容物が、
初回折り曲げ部53aに落ち込んで外部に落下し易く、
これは多量に紙袋を使用する工場等では大きな問題とな
る。
【0008】さらに、同公報の紙袋においては、折り曲
げ部53を包囲した当て紙54の縁部を、外層筒体52
の表面に接着材55により固着し、開封する際には、初
回折り曲げ部53aの折り曲げ線近傍に固着されたカッ
トテープ56を引き上げることによって当て紙54を引
き裂くようにしている。このため、当て紙54をカット
テープ56に沿って引き裂いた後も、折り曲げ部53の
両側端部は依然として接着されたままであり、折り込み
部53を立ち戻すためには、カットテープ56の引上げ
の他、折り曲げ部53の両側端部の当て紙54をさらに
はぎ取る必要がある。本発明は従来の紙袋における上記
問題点を解消するもので、開封時における内容物の落下
が無く、かつ開封作業が容易な紙袋を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであって、開封用のカット
テープと封止部の構成に特徴を有するものである。すな
わち、本発明によれば、筒状袋本体の開口部を葛折り
し、その末端開口が袋本体に対して反対側を向くように
前記筒状袋本体の開口端を2回折り曲げて封止部を形成
し、同封止部の上部及び下部に位置する開封用のカット
テープを配設した当て紙で前記封止部を包囲接着したこ
とを特徴とする紙袋が提供される。ここで、密閉性をよ
り向上させるため、前記封止部を筒状紙袋本体表面に仮
接着することもできる。
【0010】
【作用】筒状袋本体の開口部を葛折りし、その末端開口
が袋本体に対して反対側を向くように筒状袋本体の開口
端を2回折り曲げて封止部を形成することにより、当て
紙を剥ぎ取った後、そのままの状態、すなわち、開口部
を上部に向けた状態のまま2回折り曲げ部を上方に引き
上げるだけで封止部を立ち上げることができる。また、
封止部を覆う当て紙に封止部の上部及び下部に位置する
開封用のカットテープを配設することにより、これらの
カットテープを引き上げるだけで、封止部を非拘束状
態、すなわち、立ち上げ可能な状態にすることができ
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1は本発明の一実施例である
紙袋の斜視図、図2は図1に示す紙袋の正面図、図3は
図1に示す紙袋に接着された当て紙の部分斜視図、図4
は図1のA−A線断面図である。図1を参照して、1は
端面を接着剤により接着し筒状とした紙袋本体で、この
紙袋本体1の上端は、第1の折り曲げ部2および第2の
折り曲げ部3からなる葛折りして、その末端開口が袋本
体に対して反対側を向くように封止部が形成され、さら
に、この封止部を包囲するように紙袋本体1の開口部に
跨がって当て紙4が接着されている。
【0012】当て紙4は袋本体1と同材質であり、袋本
体1よりも両側を突出させ、ここを開封時の摘み片5と
している。また、図3に示すように長手方向の略中央か
ら折り曲げられてV字状に形成され、その内面側には全
面に接着層6が設けられている。さらには、この接着層
6表面の中央の折れ目線に沿って、当て紙4を引き裂く
ための第1のカットテープ7aが、またこの第1のカッ
トテープ7aと平行に第2のカットテープ7bが当て紙
4の一方の面の略中程にそれぞれ接着されている。この
第1のカットテープ7a及び第2のカットテープ7bの
間隔は、図1及び図4に示すように、封止部の上部及び
下部に位置する間隔としている。
【0013】従って、この当て紙2で袋本体1の上部を
包囲すると、特に図3で明瞭に示すように、当て紙2の
一方の面が袋本体1の裏面側に接着され、さらに当て紙
2の他面側で第1の折り曲げ部2及び第2の折り曲げ部
3からなる封止部が上面から包囲され、その下方で袋本
体の表面側に接着固定される。なお図4において8は、
袋本体1の表面と第1の折り曲げ部2表面、及び第1の
折り曲げ部2と第2の折り曲げ部3表面に設けられた仮
接着層で、これによって第1の折り曲げ部2表面、及び
第1の折り曲げ部2を固定することができるが、人力に
より容易に剥ぎ取ることができる。
【0014】図5(b)は、本発明における葛折りの状
態、すなわち、第1の折り曲げ部2、及び第2の折り曲
げ部3の形成工程を示す説明図で、同図に示すように、
先ず第1の折線から折り曲げて開口部が下を向いた状態
の第1の折り曲げ部2を形成し、次いで、第2の折線3
aから谷折することにより、開口部を外方上に向けた
第2の折り曲げ部3が形成される。これら折り曲げ部
2,3の形成は、従来の製造プロセスの中で自動化が可
能である。この紙袋の開封作業は、図6の斜視図に示す
ように、当て紙4の摘み片5を持ち上げることにより、
第1のカットテープ7a,第2のカットテープ7bさら
には、第1のカットテープ7aと第2のカットテープ7
bの間の当て紙の一部4aが剥ぎ取られ、これによっ
て、第1の折り曲げ部2及び第2の折り曲げ部3からな
る封止部が非拘束状態となる。
【0015】このように、本実施例の紙袋においては、
封止部を覆う当て紙2に封止部の上部及び下部に位置す
る開封用のカットテープ7a,7bを配設することによ
り、摘み片5を持ち上げカットテープ7a,7bを引っ
張るだけで、従来のように他の作業を必要とすることな
く、封止部を非拘束状態、すなわち、立ち上げ可能な状
態にすることができる。この状態で、第2の折り曲げ部
3を上方に引っ張り上げることにより、開口部を上部に
向けた状態のままで封止部を立ち上げることができる。
したがって、仮に袋本体1内の収容物が第1の折り曲げ
部2内に入り込んでいた場合にも、従来のように外部に
こぼれ落ちることなく、立ち上げことによって第1の折
り曲げ部から袋本体1内に戻すことができる。このよう
に、本実施例の紙袋は、開封時における内容物の落下が
無く、かつ開封作業が容易である。
【0016】図7は開封時に当て紙4の一部4aが第2
の折り曲げ部3表面に付着し、残留した状態を示す斜視
図である。このような状態を回避するために、例えば、
図8に示すように、当て紙4の一方の面、すなわち、カ
ットテープ7a,7bを設けた面において、両端部、す
なわち、摘み片5となる部分にのみ接着層6を設け、第
2の折り曲げ部3に接する部分は非接着部9とすること
によって、さらにスムーズな剥離が可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。 (a) 当て紙を剥ぎ取った後、開口部を袋本体と反対
側、つまり、上部に向けた状態のまま2回折り曲げ部を
上方に引き上げるだけで封止部を立ち上げることができ
るため、開封時における内容物の落下が無くなる。 (b) 封止部を覆う当て紙に封止部の上部及び下部に
位置する開封用のカットテープを配設することにより、
カットテープを引き上げるだけで、立ち上げ可能な状態
にすることができ、開封作業がより容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である紙袋の斜視図である。
【図2】図1に示す紙袋の正面図である。
【図3】図1に示す紙袋に接着された当て紙の部分斜視
図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1に示す紙袋の製造工程を示す説明図であ
る。
【図6】図1に示す紙袋の開封状態を示す斜視図であ
る。
【図7】図1に示す紙袋の開封状態を示す斜視図であ
る。
【図8】当て紙の他の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の紙袋の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 紙袋本体 2 第1の折り曲げ部 2a 第1折線 3 第2の折り曲げ部 3a 第2折線 4 当て紙 5 摘み片 6 接着層 7a 第1のカットテープ 7b 第2のカットテープ 8 仮接着層 9 非接着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−98551(JP,A) 実開 平4−91836(JP,U) 実開 昭53−114511(JP,U) 実開 平5−86839(JP,U) 実公 昭48−14181(JP,Y1) 特表 昭57−500378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 30/10 - 30/28 B65D 33/00 B65D 33/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状袋本体の開口部を葛折りし、その末
    端開口が袋本体に対して反対側を向くように前記筒状袋
    本体の開口端を2回折り曲げて封止部を形成し、同封止
    部の上部及び下部に位置する開封用のカットテープを配
    設した当て紙で前記封止部を包囲接着した紙袋。
  2. 【請求項2】 前記封止部を筒状紙袋本体表面に仮接着
    したことを特徴とする請求項1記載の紙袋。
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