JP3197092B2 - 無線交換処理における呼救済方式 - Google Patents

無線交換処理における呼救済方式

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JP3197092B2
JP3197092B2 JP2904493A JP2904493A JP3197092B2 JP 3197092 B2 JP3197092 B2 JP 3197092B2 JP 2904493 A JP2904493 A JP 2904493A JP 2904493 A JP2904493 A JP 2904493A JP 3197092 B2 JP3197092 B2 JP 3197092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発生した呼に対して携
帯型無線電話機と無線局との間に形成された無線リンク
に障害が発生したときの当該呼を救済する無線交換処理
における呼救済方式に関する。
【0002】無線(コードレス電話機の普及は、家庭
ばかりでなく、事業所内でも普及しつつある。その事業
所内のコードレス電話機は、事業所内のどこへでも通じ
るようにそのコードレス電話交換システムはマルチゾー
ン型で、移動範囲が広く、事業所内トラフィックに耐え
るシステムとして構築し得るようにその開発、実用化が
進められている。こうすることによって、コードレス電
話も、コードレスであることから生ずる障害を排して有
線電話と同程度の機能をそのシステムに発揮させ得る。
【0003】
【従来の技術】従来の事業所用無線電話交換システムに
おいては、事業所内を複数の無線ゾーンに分割し、それ
ぞれの無線ゾーンの通話トラフィックに応じた数の無線
局が配置され、それらの無線局のうちのいずれかの無線
局と携帯型コードレス電話機との間に無線リンクを形成
した後に、前記構内交換機に接続可能とされる他の電話
機との間に通話路を形成して通話し得るようにしてい
る。
【0004】そして、通話に入った携帯型コードレス電
話機の特質を発揮すべく、その携帯者が或る無線ゾーン
から他の無線ゾーンへ移動したときには、構内交換機に
装備されている自動ゾーン切替機能により、通話可能な
ゾーンを切り替えて通話接続を維持しつつ、ゾーン間で
移動しても通話を継続することができるように、前記事
業所用コードレス電話交換システムは構築されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように複数の無線ゾーンを形成することで、コードレス
であることから生ずる不都合を可及的に排除し得るが、
それでも、なおコードレスであることの弊害が発生して
しまうのを回避することができない状態がある。例え
ば、事業所内の建物の形状、建物の材質、OA機器等の
事業所内への普及による電磁ノイズの輻射等により、コ
ードレス電波の到達範囲(距離)にムラが発生したり、
電波のデッドゾーン(電波の届かない領域)が存在した
り、事業所内に電波遮蔽物が動的に発生したりする。こ
こで、電波遮蔽物の動的発生とは、コードレス電話機周
辺の人による遮蔽、隣接OA機器等の稼働、ドア,ブラ
インドなどの開閉等で電波が動的に遮蔽されることを意
味する。
【0006】前述のようなコードレス電話機を使用する
場合にその使用に障害を発生する1つ、又は複数の要因
により、コードレス電話機と、無線局との間に形成され
ている無線リンクに障害を与える。このような無線リン
クへの障害が発生すると、コードレス電話交換システム
では、有線電話の場合の線路障害と同等と見做して携帯
型コードレス電話機と接続中にある呼を開放していた。
【0007】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、無線リンクの障害時において、その障害
に係る携帯型無線電話端末装置の近くにある有線電話端
末装置との接続を簡単な操作で可能にする無線交換処理
における呼救済方式を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に係る
発明の原理ブロック図を示す。
【0009】請求項1に係る発明は、図1に示すよう
に、位置登録機能及び自動無線リンク再確立機能を有す
る携帯型無線(コードレス)電話端末装置(2)と、
数の有線電話端末装置(20)と、各無線ゾーン対応に
配置され、無線リンク障害検出機能を有する複数の無線
局(4)と、通話パス設定手段(6)及びネットワーク
(8)を有すると共に、該複数の無線局(4)及び複数
の有線電話端末装置(20)と接続され、前記携帯型
電話端末装置(2)の位置情報を自動的に管理するデ
ィジタル交換機(10)とを有する無線交換システムに
おいて、前記無線局(4)からの無線リンク障害通知を
受信する障害通知受信手段(12)と、前記障害通知受
信手段(12)からの無線リンク障害通知に応答して当
該携帯型 電話端末装置(2)と接続中にある相手電
話端末装置との間の呼を前記通話パス設定手段(6)に
一時保持させる一時保持手段(14)と、前記呼を一時
保持された前記携帯型無線電話端末装置(2)の自動無
線リンク再確立機能によって無線リンク再確立要求が発
せられ、その要求を受信可能な無線局と、前記呼を一時
保持された前記携帯型無線電話端末装置(2)との間に
おいて、無線リンクの確立が可能か否かを判定し、確立
不可能と判定されたとき、前記ディジタル交換機に収容
され、且つ無線リンク障害となっている携帯型無線電話
端末装置の最寄りの有線電話端末装置(20)から送出
された有線接続要求情報及び前記無線リンク障害となっ
た携帯型無線電話端末装置の端末識別番号を受信する
信手段(16)と、該有線接続要求情報及び前記無線
リンク障害となった携帯型無線電話端末装置の識別番号
に応答して保持中にある呼の相手電話端末装置と、前記
有線電話機との通話パスを通話パス設定手段(6)によ
って前記ディジタル交換機のネットワーク(8)に設定
させる通話パス設定制御手段(18)とを前記ディジ
タル交換機(10)に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】或る無線ゾーンにある携帯型無線電話端末装置
が、ディジタル交換機のネットワークを介して同一無線
ゾーン、若しくは他の無線ゾーンの携帯型無線電話端末
装置、若しくは有線電話端末装置、又はネットワークを
介して公衆網内の電話端末装置、若しくは専用線を介し
て接続される電話端末装置との間の通話路形成中、又は
その電話端末装置と通話中にあるときに、前記携帯型無
線電話端末装置の使用者が移動した場合、その移動に伴
って、使用しようとした、若しくは使用中にある無線リ
ンクに障害が発生したする。
【0011】前記発生した無線リンク障害は、その呼に
使用される、若しくは使用されている無線局によって検
出される。
【0012】検出された無線リンク障害は、ディジタル
交換機10へ通知されて障害通知受信手段12にて受信
されて当該ディジタル交換機10の一時保持手段14に
伝え られる。
【0013】該一時保持手段14は、当該携帯型無線電
話端末装置2と接続中にある相手電話端末装置との間の
呼を通話パス設定手段6に一時保持させる。
【0014】然る後に、前記呼を一時保持された前記携
帯型無線電話端末装置2の自動無線リンク再確立機能に
よって無線リンク再確立要求が発せられる。
【0015】当該無線リンク再確立要求が、無線局で受
信可能なときには、当該無線局と、前記呼を一時保持さ
れた前記携帯型無線電話端末装置2との間に無線リンク
が確立される。
【0016】しかし、前記呼を一時保持された携帯型無
線電話端末装置2からの無線リンク再確立要求が、無線
交換システムに割り付けられたいずれの無線ゾーンに配
置された無線局によっても、受信し得ないとき、当該携
帯型無線電話端末装置2が位置する場所近傍に配置され
ている有線電話機20を用いて有線接続要求情報及び前
記無線リンク障害となった携帯型無線電話端末装置の識
別番号をディジタル交換機10へ送出する。
【0017】信手段16Aからの有線接続要求情報及
び端末識別番号に応答した通話パス設定制御手段18A
は、保持中にある呼の相手電話端末装置と、前記有線電
話機との通話パスを通話パス設定手段6によって前記デ
ィジタル交換機10のネットワーク8に設定させて保持
された呼を救済する。従って、無線リンクを再確立し得
ない場合でも、有線電話と同程度の通話サービスを提供
することができる。
【0018】
【実施例】図2は、請求項に係る発明の一実施例を示
す。この実施例は、事業所用コードレス(無線)電話交
換システムにおけるシステム構成例てある。図2におい
て、30は事業所用コードレス電話交換システムのディ
ジタル構内交換機を示し、32、34は、事業所用コー
ドレス電話交換システムに設定された無線ゾーンの各々
を示す。36は、無線ゾーン32と無線ゾーン3との
間に生ずる無線デッドゾーンである。38は、事業所用
コードレス電話交換システムの無線デッドゾーンを示
す。
【0019】A1、A2は、無線ゾーン32内に位置す
る携帯型コードレス電話機の各々であり、B1、B2
は、無線ゾーン32に配置された無線局の各々である。
携帯型コードレス電話機A1,A2には、アラーム音の
報音器及び表示器が装備されている。C1は無線ゾーン
32に設けられた有線電話機を示す。B3、B4は、無
線ゾーン34に設けられた無線局の各々である。C2
は、無線デッドゾーン38に設けられている有線電話機
である。
【0020】又、構内交換機は、図3に示すように構成
されている。図3において、40はネットワーク、42
はネットワーク40にパスを設定する制御装置(CT
L)、47は主記憶装置、44は無線局B1、B2、B
3、B4等を代表する無線局Bi を示す。46はトーキ
ートランク(TKT)を示す。又、COTは公衆網トラ
ンクを、ODTは専用線網トランクを示す。C1、C2
は図2に示す有線電話機と同一の有線電話機を示す。
【0021】図乃至図において、携帯型コードレス
電話機A1、A2は、図1の携帯型コードレス電話端末
装置2に対応し、無線局B1乃至B4は、図1の無線局
4に対応する。ディジタル構内交換機30は、図1の
ィジタル交換機10に対応し、主記憶装置47に格納さ
れ、制御装置42で実行される図の処理フローのステ
ップS1の処理を行うプログラム部分は、図1の障害通
知受信手段12に対応する。ネットワーク40は、図
通話パス設定手段6に対応し、主記憶装置47に格納
され、制御装置42で実行される図の処理フローのス
テップS3乃至S8の処理を行うプログラム部分は、図
1の一時保持手段14に対応する。主記憶装置47に格
納され、制御装置42で実行される図の処理フローの
ステップS11の処理を行うプログラム部分及び制御装
置42で実行される図の処理フローのステップS18
の処理を行うプログラム部分は、図の受信手段16A
に対応する。主記憶装置47に格納され、制御装置42
で実行される図の処理フローのステップS12及びS
13、及び制御装置42で実行される図の処理フロー
のステップS14乃至S17、及び制御装置42で実行
される図の処理フローのステップS19及びS20、
及び制御装置42で実行される図の処理フローのステ
ップS21乃至S25の処理を行うプログラム部分
は、図の通話パス設定制御手段18Aに対応する。
【0022】この構成になる事業所用コードレス電話交
換システムの動作を以下に説明する。今、携帯型コード
レス電話機A1が、無線ゾーン32内の無線局B1と無
線リンクが確立されて(図1の100参照)、その無
線局B1、ディジタル構内交換機(以下、構内交換機と
いう。)30を経て構内交換機30に接続される有線電
話機C1との間に通話路が形成されて(図1の102
参照)通話中にある。携帯型コードレス電話機A1の使
用者が無線デッドゾーン36へ移動したものとする。図
に示すコードレス端末管理テーブル43の携帯型コー
ドレス電話機A1対応の登録域には、当該端末‘使用
中’のフラグ及び‘リンク確立中’のフラグが立てら
れ、呼管理テーブル45のコードレス端末情報登録域に
は、無線リンク確立中の携帯型コードレス電話機A1が
登録され、呼接続情報登録域には、無線リンク確立中の
無線局B1が登録され、そして呼状態管理登録域には図
に示す構内交換機の遷移状態のうちの「二者接続中
1」の遷移状態を示す1が登録され、構内交換機30
は、遷移状態1にある(図1の参照番号60参照)。
【0023】携帯型コードレス電話機A1の移動により
(図1の104参照)、無線局B1は、確立されてい
た無線リンクに生じた障害を検出し(図1の106参
照)、無線局B1は、構内交換機30へ無線リンク断を
通知する(図のS1、図1の108参照)。又、通
話中にあった携帯型コードレス電話機A1にも、無線リ
ンク断を通知してその携帯型コードレス電話機A1の報
音器からアラーム音を報音すると共に、その表示器に無
線リンク断の表示を出す。
【0024】前記通知を受けた構内交換機30では、呼
管理テーブル45の呼状態管理情報登録域の内容を
‘2’に設定する(図のS2参照)。そして、構内交
換機30は、「無線リンク断」を検出した無線局と接続
中の有線電話機C1との間のネットワーク40に設定さ
れていた通話パスを開放して(図のS3参照)当該無
線局を開放する(図のS4参照)。
【0025】又、構内交換機30は、呼管理テーブル4
5の呼接続情報登録域から「無線リンク断」を検出した
無線局の登録を消去する(図のS5参照)。前記呼に
割り当てられた呼管理テーブル45の呼接続情報登録域
にトーキートランク識別情報を登録する(図のS6参
照)。このトーキートランク識別情報に対応するトーキ
ートランク(TKT)と、前記有電話機C1との間の通
話パスをネットワーク40に設定する(図のS7参
照)。これで、構内交換機30の遷移状態は、図1
参照番号62に示す遷移状態となる。この遷移状態によ
り、有線電話機C1の一時保持状態となる。前述のトー
キートランク46の接続によって、「只今、呼保持中に
あります。」というお知らせ音を有線電話機C1から報
音させることができる。又、呼管理テーブル45の対応
するコードレス端末情報登録域に「無線リンク確立待
ち」を登録する(図のS8参照)。
【0026】この待ち状態において、有線電話機C1に
よる呼の切断も、待ち状態に予め割り当てられた時間の
タイムアウト(例えば、30秒)も生じていないならば
(図のS9の再接続参照)、次のようにして、携帯型
コードレス電話機A1による無線リンク再確立処理、又
は無線デッドゾーン38内の有線電話機から無線ゾーン
内の前記有線電話機C1に対する発呼を行って通話の再
開を行う。
【0027】先ず、無線リンクの再確立を行って携帯型
コードレス電話機A1と、有線電話機C1との間の通話
路の再確立について述べる。前述のようなアラーム音を
視聴した携帯型コードレス電話機の使用者は、無線デッ
ドゾーン32から無線ゾーン34へ移動する。これによ
って、無線リンク再確立試行が無線ゾーン34内の空き
無線局で行われる(図のステップS10参照)。携帯
型コードレス電話機A1に装備されている自動発信機能
を用いて(図1の200参照)再リンク要求を無線ゾ
ーン34内の無線局に対して送出する(図1の202
参照)。これにより、携帯型コードレス電話機A1と、
その無線ゾーン34内の空きの無線局、例えば無線局B
3との間で、通常の無線リンク確立の交信処理が取り交
わされてその両者間に無線リンクが確立される(図1
の204参照)。一方、当該無線局は構内交換機30に
対して再リンク要求を送出する(図1の206参
照)。構内交換機30は、携帯型コードレス電話機A1
と有線電話機C1との通話路を再設定すべく無線局B3
からの再リンク要求に応答して有線電話機C1と無線局
B3との間の通話パスをネットワーク40に再設定する
(図1の208参照)。又、前記無線リンクを確立し
た無線局B3は、構内交換機30へ「無線リンク確立」
情報を送信する。その「無線リンク確立」情報を構内交
換機30が受信すると(図のS11参照)、呼管理テ
ーブル45の呼状態管理情報登録域の内容を‘1’に更
新する(図のS12参照)。
【0028】それまで、ネットワーク40に設定されて
いた有線電話機C1とトーキートランク46との間の通
話パスを開放する(図のS13参照)。そして、呼管
理テーブル45の呼接続情報登録域に登録してあったト
ーキートランク識別情報を消去し(図のS14参
照)、前述の「無線リンク確立」情報を構内交換機30
へ送信して来た無線局(例えば、無線局B3)の識別情
報を呼管理テーブル45の呼接続情報登録域に登録する
(図のS15参照)。然る後に、「無線リンク確立」
情報を送信して来た無線局、例えば無線局B3と、有線
電話機C1との間の通話パスをネットワーク40に設定
して(図のS16参照)携帯型コードレス電話機A1
と有線電話機C1との間の通話を再開する。かくして、
前記保持された呼は救済される。そして、呼管理テーブ
ル45のコードレス端末情報登録域に「無線リンク確立
中」なる情報を登録して(図のS17参照)呼の救済
処理を終了する。
【0029】又、前述のように、携帯型コードレス電話
機A1を有する使用者が無線デッドゾーン38へ移動
し、前記一定時間(例えば、30秒)内に無線ゾーンへ
戻れず、且つ携帯型コードレス電話機A1から「無線リ
ンク再確立」不可のアラーム音が報音されて(図1
212参照)使用者にその旨が合図されたときには、次
のような処理を行う。なお、「無線リンク再確立」の処
理において、再確立試行回数が所定回数以上になってリ
トライアウトしたとき、前記のアラーム音が、携帯型コ
ードレス電話機A1から報音される。
【0030】その合図が為された使用者は、前記無線デ
ッドゾーン38内の最寄りの有線電話機C2に赴き、そ
の電話機から特殊電話番号の送出、又は専用サービスボ
タンの押下(有線接続要求情報の送出)をした後に、携
帯型コードレス電話機A1に割り付けられた内線番号を
送出する(図のS参照)。これらの情報を受信した構
内交換機30は、呼管理テーブル45の対応する呼状態
管理情報登録域の内容を‘3’に更新する(図のS1
9参照)。
【0031】ネットワーク40に設定されていた有線電
話機C1とトーキートランク46との間の通話パスを開
放する(図のS20参照)。そして、呼管理テーブル
45の呼接続情報登録域の内容を有線接続要求情報を送
出して来た有線電話機識別情報に更新する(図のS2
1参照)。前記有線接続要求情報を送出して来た有線電
話機C2と、有線電話機C1との間の通話パスをネット
ワーク40に設定して有線電話機C2と有線電話機C1
との間に通話路を設定する(図のS22、図1の6
4参照)。又、呼管理テーブル45内の呼接続情報登録
域からトーキートランク識別情報を消去する(図のS
23参照)。呼管理テーブル45のコードレス端末情報
登録域の内容を初期値に更新し(図のS24参照)、
コードレス端末管理テーブル43の携帯型コードレス電
話機A1に対応する登録域の内容を初期値に更新する
(図のS25参照)。初期値とは、当該登録域を新た
な呼に割り付け得るようにすることを意味する。以下、
同じである。
【0032】前述の無線リンク障害が発生して有線電話
機C1に呼が保持中にある旨のアナンスを流している状
態となり、無線リンク確立待ちの状態が所定時間内に無
線リンク確立の状態とならない(タイムアウトする)
か、又は有線電話機C1の使用者がその呼を切断したと
きには、そのことに応答して構内交換機30は、呼管理
テーブル45の呼状態管理情報登録域の内容を‘4’に
更新する(図のS26、図1の66参照)。有線電
話機C1と接続中のトーキートランク46との通話パス
と、トーキートランク46とを開放し(図のS27参
照)、有線電話機C1を開放する(図のS28参
照)。呼管理テーブル45の前記呼に係る内容を初期値
に設定する(図のS29参照)。コードレス端末管理
テーブル43の前記呼に係る内容を初期値に設定する
(図のS30参照)。
【0033】なお、前記実施例においては、携帯型コー
ドレス電話機A1と有線電話機C1との間の通話中の場
合について説明したが、例えば、呼出中の移動の場合の
「無線リンク断」、そして「無線リンク再確立」を行う
ことも同様に行われ、携帯型コードレス電話機A1の
「無線リンク再確立」後の呼出し再開、又は無線デッド
ゾーン38内の最寄りの有線電話機からの応答も同様に
して行うことができる。
【0034】又、携帯型コードレス電話機A1に対する
相手の電話機を有線電話機C1とした例を説明したが、
公衆網トランクCOT、又は専用線網ODTを介して接
続される電話機の場合にも、本発明を適用し得る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯型無線電話機に無線障害が発生しても、その呼は自動
的に保持される。保持中の呼が、携帯型無線電話機との
自動再接続に失敗しても、有線電話機との間の再接続が
行われるので、無線リンク障害となった呼を開放してし
まうということは防止され、無線障害となった呼は救済
される。従って、無線電話機であっても有線電話機と同
等の接続サービス(品質)が得られる。又、無線電話機
の使用者は、無線電話機で無線障害が発生したときに、
近くの有線電話機において煩わしい再接続の操作をする
ことから解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項1に係る発明を実施する事業所用コード
レス電話交換システムの構成図である。
【図3】図2に示す事業所用コードレス電話交換システ
で用いられる構内交換機の構成図である。
【図4】図3に示す構内交換機の主記憶装置に設けられ
るコードレス端末管理テーブル及び呼管理テーブルを示
図である。
【図5】図に示す構内交換機で処理される処理の処理
フローを5分割した第1の部分を示す図である。
【図6】図に示す構内交換機で処理される処理の処理
フローを5分割した第の部分を示す図である。
【図7】図に示す構内交換機で処理される処理の処理
フローを5分割した第の部分を示す図である。
【図8】図に示す構内交換機で処理される処理の処理
フローを5分割した第の部分を示す図である。
【図9】図に示す構内交換機で処理される処理の処理
フローを5分割した第の部分を示す図である。
【図10】図に示す構内交換機の、請求項1に係る発
明についての状態遷移図である。
【図11】請求項1に係る発明の無線リンク確立シーケ
ンスを示す図である。
【符号の説明】
2 携帯型コードレス電話端末装置 4 無線局 10 ディジタル交換機 12 障害通知受信手段 14 一時保持手段 16 受信手段 18 通話パス設定制御手段 A1 携帯型コードレス電話機 A2 携帯型コードレス電話機 B1 無線局 B2 無線局 B3 無線局 30 構内交換機 40 ネットワーク 42 制御装置 47 主記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38 H04M 3/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置登録機能及び自動無線リンク再確立
    機能を有する携帯型無線電話端末装置と、複数の有線電
    話端末装置と、各無線ゾーン対応に配置され、無線リン
    ク障害検出機能を有する複数の無線局と、通話パス設定
    手段及びネットワークを有すると共に、該複数の無線局
    及び複数の有線電話端末装置と接続され、前記携帯型
    電話端末装置の位置情報を自動的に管理するディジタ
    ル交換機とを有する無線交換システムにおいて、 前記無線局からの無線リンク障害通知を受信する障害通
    知受信手段と、 前記障害通知受信手段からの無線リンク障害通知に応答
    して当該携帯型無線電話端末装置と接続中にある相手電
    話端末装置との間の呼を前記通話パス設定手段に一時保
    持させる一時保持手段と、 前記呼を一時保持された前記携帯型無線電話端末装置の
    自動無線リンク再確立機能によって無線リンク再確立要
    求が発せられ、その要求を受信可能な無線局と、前記呼
    を一時保持された前記携帯型無線電話端末装置との間に
    おいて、無線リンクの確立が可能か否かを判定し、確立
    不可能と判定されたとき、前記ディジタル交換機に収容
    され、且つ無線リンク障害となっている携帯型無線電話
    端末装置の最寄りの有線電話端末装置から送出された有
    線接続要求情報及び前記無線リンク障害となった携帯型
    無線電話端末装置の端末識別番号を受信する受信手段
    と、該有線接続要求情報及び前記無線リンク障害となった携
    帯型無線電話端末装置の識別番号に応答して保持中にあ
    る呼の相手電話端末装置と、前記有線電話機との 通話パ
    スを通話パス設定手段によって前記ディジタル交換機の
    ネットワークに設定させる通話パス設定制御手段とを前
    記ディジタル交換機に設けたことを特徴とする無線交換
    処理における呼救済方式。
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