JPH10200952A - セルラー通信システムおよびそれに用いる方法 - Google Patents

セルラー通信システムおよびそれに用いる方法

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JPH10200952A
JPH10200952A JP9351315A JP35131597A JPH10200952A JP H10200952 A JPH10200952 A JP H10200952A JP 9351315 A JP9351315 A JP 9351315A JP 35131597 A JP35131597 A JP 35131597A JP H10200952 A JPH10200952 A JP H10200952A
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cellular telephone
cellular
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telephones
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JP9351315A
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Anderson Alfred Joseph
アンダーソン アルフレッド ジョセフ
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AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Corp
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    • H04W8/00—Network data management
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    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06—Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/16—Communication-related supplementary services, e.g. call-transfer or call-hold

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  • Databases & Information Systems (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のセルラー電話で１つのセルラー電話回
線を共有するようにして、セルラー電話で内線が使える
ようにする。 【解決手段】 それぞれが特有のＥＳＮを有している複
数のセルラー電話が、同じセルラー電話番号（ＭＩＮ）
を共有している。移動体交換局（ＭＳＣ）は、親セルラ
ー電話および内線セルラー電話が構築されるように修正
されている。外からの電話はＭＩＮが同じの総てのセル
ラー電話に同時に、順次に、または発信者の選択に基づ
いて配信される。内線無線電話は、別の内線無線電話で
継続中の通話に割り込みすることができる。ＭＩＮが同
じであるセルラー電話は内線番号を用いて互いに通話す
ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信サービス
に関し、より詳細には、１台のセルラー電話（cellular
telephone）が別のセルラー電話の内線のように思える
ようにするものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
有線の電話回線は複数の電話機と関連付けできるにもか
かわらず、セルラー電話の電話回線は１つのセルラー電
話機と関連付けられている。従って、業務用および住宅
用を問わずセルラー電話のユーザは、内線電話機間の敏
速なダイアリングによる利便性およびひとまとめに使用
することによるコストの削減といったような、有線内線
電話をもつ有線電話のユーザに与えらえれた利益を得る
ことができない。
【０００３】米国連邦通信委員会（Federal Communicat
ion Commission）の規則、47 C.F.R.§22.919 は、携帯
移動通信機の特有識別子である電子シリアル番号（ＥＳ
Ｎ:electronic serial number）を書き換えることを禁
止している。言い換えると、第１のセルラー電話のＥＳ
Ｎを第２のセルラー電話のＥＳＮと同じに変えることに
より携帯内線電話を得ることは違法である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の１つの観点によ
ると、セルラー電話の回線番号を複数のセルラー電話で
共有する方法およびシステムにおいて、複数のセルラー
電話の１つが親機として定義され残りのセルラー電話が
内線機として定義されるような方法およびシステムが提
供される。
【０００５】内線セルラー電話の識別情報は親セルラー
電話に関連付けられたデータ記録に含まれており、親セ
ルラー電話の識別情報は内線セルラー電話にそれぞれ関
連付けられたデータ記録に含まれている。
【０００６】あるデータ記録は、共有されたセルラー電
話の回線番号を親セルラー電話および内線セルラー電話
と関連付ける。
【０００７】複数の関連セルラー電話を識別する情報を
得るためにセルラー電話番号を用いることおよび通話セ
ットアップ信号を少なくとも２つの関連セルラー電話に
配信することにより、複数の関連付けられたセルラー電
話を有するセルラー電話回線番号に電話を掛けることが
できる。この通話セットアップ信号は、同時または順次
に送られる。
【０００８】代替的には、発信者に音声メニュー信号を
送り、発信者から受信した応答信号を、セルラー電話回
線番号に関連付けられた複数のセルラー電話のうちの選
択された１つに変換し、さらに、選択されたセルラー電
話に通話セットアップ信号を配信することにより通話が
セットアップされる。
【０００９】第１のセルラー電話は、中央装置に第１の
セルラー電話からの割り込み要求信号を受信させ割り込
み通知信号を生成させ且つこの割り込み通知信号を第２
のセルラー電話に送信させることにより、セルラー電話
回線番号を第１のセルラー電話と共有している第２のセ
ルラー電話の継続中の通話に割り込む。
【００１０】第１のセルラー電話は、中央装置に第２の
セルラー電話と関連付けられた内線番号を第１のセルラ
ー電話から受信させ且つ通話セットアップ要求信号を第
２のセルラー電話に配信させることにより、セルラー電
話回線番号を第１のセルラー電話と共有している第２の
セルラー電話に電話を掛ける。
【００１１】本発明はそのすべてがここに要約されてい
るものではなく、本発明のさらなる特長、観点および利
益は、以下に記載した説明および図面から明らかにな
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の技術によると、それぞれ
が特有の識別子を有する複数のセルラー電話が、通信シ
ステム内のデータ記録に従って親機および内線電話機と
して機能する。本明細書において、「セルラー」とは、
パーソナル・コミュニケーション・サービス（ＰＣＳ）
のような顧客と通信ネットワークとの間の無線通信サー
ビスをいうものとする。
【００１４】ここで図面を参照すると、図１には、移動
体交換局（ＭＳＣ：mobile switching center）１００
を含む通常のセルラー通信システムが描かれている。こ
のシステムは、プロセッサ１０７と通信インターフェイ
ス１０４とデータ記録を記憶するための記憶装置１０５
とＭＳＣ１００が現在用いているデータ記録を保持する
ためのメモリ１０６とを有するＭＳＣ１００と、基地局
１１０、１２０と、セルラー電話１１２、１１４、１２
２とを含んでいる。ＭＳＣ１００は、複数のセルラー電
話回線およびこれに対応するセルラー電話についてのデ
ータ記録を保持している。基地局１１０、１２０は最小
限のデータ記録記憶容量をもつかまたはデータ記録記憶
容量をもたないものとされているが、別の実施の形態に
おいては基地局１１０、１２０はそれに関連付けられた
セルラー電話のデータ記録を保持している。通信インタ
ーフェイス１０４は、セルラー電話１１２、１１４、１
２２へ送信される通信信号を基地局１１０、１２０に与
える。
【００１５】セルラー電話１１２、１１４、１２２は、
米国内において電子シリアル番号（ＥＳＮ）といわれる
特有の端末識別子（ＴＩＤ）を含むメモリを内蔵してい
る。あるいは、セルラー電話１１２、１１４、１２２の
それぞれが、例えばＩＴＵ規格Ｅ．２１２で定められた
特有のＴＩＤを電子的に提供する着脱可能なカードを収
容するようになっていてもよい。
【００１６】図２はセルラー電話１１２についてのＭＳ
Ｃ１００に保持された従来のデータ記録２００を示すも
のであり、このデータ記録２００は以下のような領域、
つまり、端末識別子（ＴＩＤ）すなわちＥＳＮ２０２、
基地局２０４、セルラー電話回線番号すなわち移動体識
別番号（ＭＩＮ）２０６、料金情報２０８、サービス２
１０、２１２、２１４で表されているコールウェイティ
ング（キャッチホン）、通話転送、発信者ＩＤなどのセ
ルラー電話１１２が加入している各サービスについての
情報を含んでいる。
【００１７】基地局領域２０４は、セルラー電話１１２
と関連付けられた基地局、例えば基地局１１０、を示す
ためにＭＳＣ１００に利用される指示部を表す。
【００１８】セルラー電話回線領域２０６は、例えば
（２１２）１２３−４５６７のようなセルラー電話１１
２に関連付けられた１０桁表示の回線番号すなわちＭＩ
Ｎを示す。図２において、ＥＳＮ領域２０２がデータ記
録のインデックス（第１の）領域となっているが、別の
実施の形態ではＭＩＮ領域２０６がデータ記録のインデ
ックス領域となる。
【００１９】料金情報領域２０８は、セルラー電話１１
２を使用することによりどの顧客に課金されるかを表
す。
【００２０】当業者が知っているように、サービス領域
２１０、２１２、２１４は、必要なものとして、特殊な
サービスを識別する情報、しばしばプロフィール情報と
いわれる適切な予め決められた情報、およびリアルタイ
ムステータス情報を含んでいる。
【００２１】本発明の技術を実行するためには、ＭＳＣ
１００はデータ記録２００よりも多くのデータ記録を収
容するように修正され、これにより複数のセルラー電話
が同じセルラー電話回線を用いることができるようにな
る。修正されたＭＳＣ１００を以下ＭＭＳＣという。
【００２２】図３（Ａ）は、親データ記録３００および
内線データ記録３２０、３４０を示すものである。デー
タ記録３００、３２０、３４０およびデータ記録２００
に共通の領域は簡単のために説明しない。データ記録３
００、３２０、３４０はセルラー電話１１２、１１４、
１２２にそれぞれ関連するものである。
【００２３】データ記録３００は、セルラー電話１１２
のＴＩＤを表すＴＩＤ領域３０２を含んでいる。また、
データ記録３００は、以下の領域、つまり、セルラー内
線サービス識別子３１２、内線ＴＩＤ３１４、３１６、
およびステータス情報３１８を含む二重線で囲まれた
「サービス２」で示されたセルラー内線サービス情報を
含んでいる。ある実施の形態においては、セルラー内線
サービス識別子３１２は、データ記録３００が他の内線
の親機であると識別する情報を含んでおり、別の実施の
形態では、ＭＭＳＣは、セルラー電話１１２が他の内線
の親機であると決定するために、普通の電話番号がセル
ラー電話回線領域３０６に存在するという事実を利用す
る。内線ＴＩＤ領域３１４、３１６は、セルラー電話１
１２をもつ顧客によって内線電話として指定されたセル
ラー電話のＴＩＤを表すものであり、これら領域３１
４、３１６はデータ記録３２０、３４０へのポインタを
表していると考えられる。データ記録３００には２つの
内線セルラー電話が収容されているが、１または３以上
のセルラー電話が同様に収容されてもよいことが理解さ
れるであろう。
【００２４】データ記録３２０は、セルラー電話１１４
のＴＩＤを表すＴＩＤ領域３２２を含んでいる。しかし
ながら、データ記録３２０は、セルラー電話回線番号の
代わりに、セルラー電話１１４をセルラー内線電話とし
て識別する内線電話領域３２６と、親セルラー電話１１
２のＴＩＤを表すＴＩＤ領域３２８と、ステータス情報
３３０とを含んでいる。ＴＩＤ領域３２８はデータ記録
３００へのポインタを表していると考えられる。
【００２５】データ記録３４０は、セルラー電話１２２
のＴＩＤを表すＴＩＤ領域３４２を含んでおり、その他
はデータ記録３２０と同様である。
【００２６】通常の回線使用試行方法が米国特許第５,
５４１,９７７号（ホッジス（Hodges）ら）に述べられ
ており、その開示は参照されるものとして本明細書に組
み入れられる。通常の認証処理は、各電話機に特有のＥ
ＳＮがあることのみを必要としており、ＭＩＮとＥＳＮ
との間の一対一の対応には依存していない。従って、こ
こで述べるように内線セルラー電話を用いることは、現
存する認証処理および装置を変更することなく実現可能
である。
【００２７】例えば内線セルラー電話１１４が回線使用
を試行している間、ＭＭＳＣはＴＩＤ領域３２８を用い
てデータ記録３００にアクセスする。ＭＭＳＣはセルラ
ー電話１１４のＴＩＤがデータ記録３００の内線サービ
ス情報に含まれていることを確かめる。この例では、Ｍ
ＭＳＣはＴＩＤ領域３１４がセルラー電話１１４のＴＩ
Ｄを含んでいることを確かめる。もし回線使用を試行す
るセルラー電話のＴＩＤがデータ記録３００内になけれ
ば、回線の使用は拒否される。もし回線使用が許可され
ると、ＭＭＳＣは、セルラー電話１１２の料金情報２０
８およびサービス情報３１０を有効に引き継ぐように、
セルラー電話１１４を含んだ通話の準備をする。
【００２８】もしセルラー電話回線を使用しようとする
セルラー電話機がビジター、すなわちその本拠のＭＳＣ
がＭＭＳＣ以外であるものであれば、ＭＭＳＣは通常の
ビジター位置登録手順を行なってそのビジターのセルラ
ー電話機が使用できるようにする。
【００２９】もしセルラー電話１１２、１１４、１２２
の一つが他のＭＳＣのビジターであるならば、ＭＭＳＣ
はその本拠のＭＳＣとして機能する。ある実施の形態に
おいては、ＭＭＳＣは通常の認証処理だけを行い、その
ために２以上のセルラー電話１１２、１１４、１２２は
それぞれ異なる第三者と同時に通信することが可能とな
る。この場合、１つのセルラー電話回線を共有している
セルラー電話に複数のセルラー電話回線が存在するよう
に思える。別の実施の形態では、セルラー電話１１２、
１１４、１２２のうちの一つがビジターでありそのビジ
ターについての認証処理の間、ビジターのセルラー電話
とセルラー電話回線を共有するセルラー電話のいずれか
が使用中であるかどうかを確かめるためにＭＭＳＣが修
正され、もし使用中であればビジターであるセルラー電
話の使用が拒否される。この場合、セルラー電話回線の
共有という概念は厳格に守られる。
【００３０】図３（Ｂ）は、親データ記録３００と内線
データ記録３６０、３８０とを示すものである。簡単の
ために上述したのと同じ説明はここでは省略する。デー
タ記録３００、３６０、３８０は、セルラー電話１１
２、１１４、１２２とそれぞれ関連したものであ。図３
（Ａ）と図３（Ｂ）のデータ記録の違いは、図３（Ｂ）
ではセルラー内線電話のデータ記録が料金情報３７２、
３９２とサービス情報３７４、３７６、３９４を含むこ
とであり、そのために、個々の顧客ごとに使用料金を課
金することができ、さらにセルラー電話１１２について
決められたサービスを有効に引き継ぐのではなく各セル
ラー内線電話が予め決められたサービスをそれ自身で有
することができる。
【００３１】外からの電話 以下、セルラー電話１１２、１１４、１２２に掛かって
くる電話の通話セットアップについて説明する。
【００３２】図４は、図１のＭＳＣ１００に保持された
通常のインデックスファイルのデータ記録４００を示す
ものであり、このデータ記録はセルラー電話回線番号
（すなわちＭＩＮ）領域４０２およびＴＩＤ（すなわち
ＥＳＮ）領域４０４を含んでいる。セルラー電話１１２
については、領域４０２、４０４内の情報は領域２０
６、２０２内の情報とそれぞれ同じである。セルラー電
話１１２と関連付けられた電話番号についての通話セッ
トアップ要求がＭＳＣ１００に到着したとき、ＴＩＤを
得るためそしてさらにデータ記録２００にアクセスする
ためにデータ記録４００が用いられる。そしてＭＳＣ１
００は、通話セットアップ信号を基地局１１０からセル
ラー電話１１２に送る。
【００３３】図５は、本発明の技術を実行するためにＭ
ＭＳＣ内に保持されたインデックスファイルのデータ記
録４５０を示すものであり、このデータ記録は、以下の
領域、つまり、セルラー電話回線番号４５２、親ＴＩＤ
４５４、および内線ＴＩＤ４５６、４５８を含んでい
る。領域４５２、４５４内の情報は、領域３０６、３０
２、３２２（または３１４）、３４２（または３１６）
内の情報とそれぞれ同じである。
【００３４】本発明の技術の一つの実施の形態による
と、外から電話が掛かってきたことが１つのセルラー電
話回線に関連付けられた総てのセルラー電話に同時に通
知される。具体的には、図６に示すように、ステップ５
００において、セルラー電話１１２、１１４、１２２に
関連付けられた電話番号への通話セットアップ要求がＭ
ＭＳＣに到着し、ステップ５０２においてＭＭＳＣはデ
ータ記録を用いてそのＴＩＤを得、そしてさらにデータ
記録３００、３２０、３４０にアクセスする。もし内線
セルラー電話がなければ、ステップ５０６において、掛
かってきた通話は通常どおりに処理される。
【００３５】もし内線セルラー電話がある場合には、図
７のステップ５１０に示すように、ＭＭＳＣが基地局１
１０および基地局１２０に通話セットアップ信号を送
り、それがセルラー電話１１２、１１４およびセルラー
電話１２２にそれぞれ配信される。そして、ステップ５
１２において、最初の応答が受信される。次に、ステッ
プ５１４において、セルラー電話１１２、１１４、１２
２のうち最初に応答した電話との通話がセットアップさ
れる。また、ステップ５１６において、別のセルラー電
話が応答しようと試みると、ステップ５１８において、
そのセルラー電話は「回線使用中」メッセージを受け取
り、以下に詳細に説明するように割り込みのための機会
が与えられる。これ以後別のセルラー電話からの応答は
同様に取り扱われる。
【００３６】本実施の形態のある変形例では、もし複数
のセルラー電話が通話セットアップ信号に応答した場
合、総てのセルラー電話がその通話に繋げられる。
【００３７】上述の実施の形態は、通常の住宅用有線内
線電話回線と類似している。
【００３８】本発明の技術の別の実施の形態によると、
外から電話が掛かってきたことが１つのセルラー電話回
線に関連付けられた総てのセルラー電話に順次に通知さ
れる。例えば、図８のステップ５２０に示すように、Ｔ
ＩＤ領域で示されたセルラー電話１１２が最初に選択さ
れ、そしてステップ５２２において、ＭＭＳＣは掛かっ
てきた電話をセルラー電話１１２に対してセットアップ
しようとする。次に、ステップ５２４〜５２６に示すよ
うに、もしセルラー電話１１２が所定時間内に通話セッ
トアップ信号に応答しなければ、ステップ５２８〜５３
０、５２２において、ＭＭＳＣはＴＩＤ領域で示される
セルラー電話１１４を呼び出し、もし所定時間内に応答
がなければ、ＭＭＳＣはＴＩＤ領域で示されるセルラー
電話１２２を呼び出す。また、ＭＭＳＣは、「電話をつ
なげようとしています。そのままお待ちください」とい
うような音声信号を生成して発信者に配信してもよく、
もし所定時間内にセルラー電話１２２からの応答がなけ
れば、ＭＭＳＣは「おかけになったお相手からの応答が
ありません。後でおかけ直し下さい」というような音声
信号を生成して発信者に配信してもよく、それから通話
セットアップを終了する。或いは、もしセルラー電話の
どれかが転送設定されていれば、電話はそれに応じて転
送される。ステップ５２４、５３２に示されているよう
に、もし選択されたセルラー電話機のいずれかが所定時
間内に応答すれば、掛かってきた通話はその応答したセ
ルラー電話機に繋げられる。
【００３９】本発明の技術の別の実施の形態によると、
電話が掛かってきたセルラー電話回線が複数のセルラー
電話と関連付けられているとＭＭＳＣが判定した後に、
ＭＭＳＣは図９のステップ５４０に示されているように
メニューを表す音声信号を生成する。この音声信号と
は、例えば、「製品情報については１を押してジェーン
に、注文するには２を押し、顧客サービスについては３
を押してジョンに、４を押してスミス氏に、この選択を
もう一度聞くには５を押してください」というものであ
り、ＭＭＳＣはこのメニューを発信者に配信する。内線
に関連付けられた発声識別情報は、顧客がセルラー電話
のセルラー内線サービスに登録するときに顧客によって
決定される。例えば、もし発信者が、１、２または３を
押すと、ステップ５４２〜５４６において、セルラー電
話１１２、１１４、または１２２に対してそれぞれ通話
セットアップが行われる。
【００４０】上述の実施の形態は、自動交換盤を具備し
た通常のビジネス内線電話回線に類似している。
【００４１】外へ掛ける通話あるセルラー電話回線がこ
れに関連するセルラー電話に使用されていないときに別
の関連する内線セルラー電話がそのセルラー電話回線を
使用しようとする場合、この使用の試行は通常のやり方
によりＭＭＳＣによって処理されるのが一般的である。
【００４２】次に、あるセルラー電話とセルラー電話回
線を共有している別のセルラー電話が通話中であるとき
にそのセルラー電話を使用しようとする場合について説
明する。この状況は、以下「セルラー内線割り込み試
行」というものとする。
【００４３】図１０は、セルラー内線割り込み試行の開
始部分を示しており、図１１、１２、１３は、セルラー
内縁割り込み試行のそれぞれ異なる終了部分を示してい
る。ＭＭＳＣ、および「ＥＸＴ１」、「ＥＸＴ２」と記
された２つのセルラー電話でのアクティビティが、図１
０、１１、１２、１３に描かれている。
【００４４】図１０のステップ６００は、例えばセルラ
ー電話１１４である第１のセルラー電話ＥＸＴ１が例え
ば有線電話の顧客である第三者への通話のためにセルラ
ー電話回線を用いていることを示しており、同時に、ス
テップ６０５は、例えばセルラー電話１２２（または１
１２）である第２のセルラー電話ＥＸＴ２が使用されて
いないことを示している。
【００４５】ステップ６１０において、ＥＸＴ２は通話
を行おうとする。ＭＭＳＣはその回線使用試行信号を受
け取り、ステップ６１５において回線が使用中であるこ
とをＥＸＴ２に返答し、さらに割り込みを希望するかど
うかを尋ねる。具体的には、ＭＭＳＣは、「回線は他の
内線電話が使用しています。後から掛け直すか、お急ぎ
の場合は４１を押し、緊急の場合は４２を押してくださ
い」というような音声信号を生成してＥＸＴ２に送る。
【００４６】ステップ６２０では、ＥＸＴ２が割り込み
を希望するとＭＭＳＣに応答する。例えば、ＥＸＴ２は
ＭＭＳＣに”４１”を送信する。ステップ６２５では、
ＭＭＳＣはＥＸＴ２からの割り込み要求を受け、その割
り込み要求に応じた割り込み信号を生成し、ＥＸＴ１と
第三者との通話の継続中にその割り込み信号をＥＸＴ１
に配信する。ある連続トーン（または、より一般的に
は、第１の所定信号）が通常の割り込み用に用いられ、
別の連続トーン（または、より一般的には、第２の所定
信号）が緊急割り込み用に用いられる。割り込み信号は
ＥＸＴ１だけが聞くものであり、つまり第三者が割り込
み信号を聞くことはない。
【００４７】もしＥＸＴ１のユーザが割り込みを拒否し
たいときには、そのユーザは割り込み要求に対して応答
しないだけでよい。所定の時間が経過すると、ＭＭＳＣ
は、割り込みが許可されなかったことを示す音声信号を
生成してＥＸＴ２に送り、そして通話を終わらせる。こ
のときの状況は図面が煩雑になるのを避けるために、図
１０には示されていない。
【００４８】ステップ６３０に示されているように、Ｅ
ＸＴ１のユーザは割り込みを許すと決定することもでき
る。当該ユーザが第三者に電話をそのままにしているよ
うに知らせ、そして、割り込み信号を受け取ってから所
定時間内にそのユーザは例えば”２２”のような割り込
み承認コードを入力することが想定されている。ＭＭＳ
Ｃは割り込み承認コードを受け取り、そしてステップ６
３５において第三者を保留にする。そして、ステップ６
４０において、ＭＭＳＣはＥＸＴ１とＥＸＴ２とを接続
する。
【００４９】ここではＥＸＴ１とＥＸＴ２のユーザが会
話することが想定されており、その後様々な状況が考え
られる。図１１、１２、１３は、図１０に描いたセルラ
ー内線割り込みの互いに異なる終了部分をそれぞれ示し
ている。当業者にとっては他の形態も可能であることは
明白である。
【００５０】図１１に示すように、ＥＸＴ２のユーザが
直ちに回線を使用すべきであるとＥＸＴ１のユーザが決
めた場合、ステップ６４５において、ＥＸＴ１は断線信
号をＭＭＳＣに送信する。ＭＭＳＣはＥＸＴ１からの断
線信号を受け取ると、ステップ６５０において第三者と
の接続を切る。ある実施の形態では、ＭＭＳＣは、第三
者との接続を切る前に、「あなたの通話は他の方により
終了されました」というような第三者へのメッセージを
生成する。ステップ６５５では、ＭＭＳＣはＥＸＴ２に
回線使用を許可する。ステップ６６０でＥＸＴ２は電話
を掛ける。従って、セルラー内線割り込みは、ＥＸＴ１
が使われなくなり且つＥＸＴ２が新しい通話に使われて
いる状態で終了する。
【００５１】図１２に示すように、ＥＸＴ２のユーザは
自分が回線を使用しないと決めると、ステップ６７０に
おいて、ＥＸＴ２はＭＭＳＣに断線信号を送信する。Ｍ
ＭＳＣはＥＸＴ２からの断線信号を受信し、そしてステ
ップ６７５において、第三者とＥＸＴ１とを再接続す
る。従って、セルラー内線割り込みはこれが始まったと
きと同じ状態、つまりＥＸＴ１が第三者との通話でセル
ラー電話回線を使用しており且つＥＸＴ２は使用されて
いない状態で終了する。
【００５２】図１３には、ＥＸＴ１およびＥＸＴ２のユ
ーザが保留中の第三者との三者通話（conference cal
l）を希望する場合が示されている。ＥＸＴ１およびＥ
ＸＴ２のどちらか、例えばＥＸＴ１が、例えば”２６”
のような三者通話信号すなわち「保留者復帰」信号を入
力する。そして、ステップ６８５において、ＥＸＴ１が
その信号を送信する。ＭＭＳＣは送信された信号を受信
し、ステップ６９０において、保留中の第三者をＥＸＴ
１とＥＸＴ２との通話に加える。従って、セルラー内線
割り込みは、ＥＸＴ１とＥＸＴ２のユーザと第三者とが
三者通話している状態で終了する。
【００５３】同じセルラー電話回線番号に関連付けられ
たセルラー電話には、選別割り込みサービスが提供でき
る。具体的には、第１のセルラー電話が選別通話を待機
するようにするために、セルラー電話回線番号を共有す
るそのほかのセルラー電話のどれが第１のセルラー電話
への割り込みを要求することが許されていないかを顧客
が指示する。顧客は、割り込みを非選別にするまでは、
割り込み選別が次の通話期間についても有効であるかど
うかを指示する。
【００５４】内線通話次に、セルラー電話がこれと同じ
セルラー電話回線番号を共有する別のセルラー電話に電
話を掛けようとする場合について説明する。
【００５５】ここで、セルラー電話１１４のユーザがセ
ルラー電話１１２に電話をすることを望んでおり、同じ
セルラー電話回線を共有する両方のユーザが各セルラー
電話の内線番号を予め取り決めているものとする。ＭＭ
ＳＣは、通常図１４に示すような内線番号の表を含んで
いる。
【００５６】発信者は既定コードに続いてセルラー電話
１１２の内線番号を入力し、これらをＭＭＳＣに送信す
る。ＭＭＳＣはこれらを受信し、図１４に描かれた表を
用いて対応するセルラー電話１１２のＴＩＤを得、さら
にセルラー電話１１２に電話を掛けようとする。
【００５７】或いは、セルラー電話１１４のユーザは別
の既定コードを入力してメニューを取り出すためにこの
コードをＭＭＳＣに送信する。ＭＭＳＣはこのコードを
受信し、内線番号や識別情報を詳細に説明する音声信号
を生成してセルラー電話１１４に送信する。この音声信
号とは、例えば、「ジェーンの回線は１、ジョンの回線
は２、子供たちの回線は３、この選択情報をもう一度聞
くには４を押してください」というものである。セルラ
ー電話１１４のユーザは選択した１つの番号を入力し、
その番号をＭＭＳＣに送信する。ＭＭＳＣはこの選択信
号を受信し、内線番号をＴＩＤに変換し、そして上述し
たように、この選択に応じたセルラー電話に電話を掛け
ようとする。
【００５８】同様にして、セルラー電話回線番号を共有
するセルラー電話をさらに通話に加えることもできる。
【００５９】通話に加わっているセルラー電話の一つが
三者通話をしようとしたときには、有線電話のような第
三者を通話に加えることができる。
【００６０】セルラー電話回線番号を共有しているが通
話に加わっていないセルラー電話が回線の使用を希望し
た場合、図１０、１１、１２、１３に関して説明したよ
うに、セルラー内線割り込み試行を開始することができ
る。
【００６１】以上、本発明を説明するための実施の形態
およびその様々な変形例について添付図面を参照して詳
細に説明したが、本発明はこれら実施の形態そのものや
説明した変形例に限定されるものではなく、当業者は特
許請求の範囲に記載した本発明の趣旨から離れることな
く、様々な設計変更やさらなる変形例を行うことができ
るものである。
【００６２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
複数のセルラー電話で１つのセルラー電話回線を共有す
ることにより１台のセルラー電話を別のセルラー電話の
内線のように扱うことができるので、通常の有線内線サ
ービスにより得られるサービスをセルラー電話について
も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 携帯通信システムの模式図である。
【図２】 セルラー電話回線についての通常のデータ記
録を示す図である。
【図３】 （Ａ）はセルラー電話回線および（Ｂ）はセ
ルラー内線回線についてのデータ記録をそれぞれ示す図
である。
【図４】 セルラー電話回線番号およびこれに関連付け
られたセルラー電話を示す通常のインデックスのデータ
記録を示す図である。
【図５】 本発明により、セルラー電話回線番号および
これに関連付けられたセルラー電話を示すインデックス
のデータ記録を示す図である。
【図６】 複数の無線電話機と関連付けられた無線電話
番号に電話を掛ける場合のフローチャートである。
【図７】 複数の無線電話機と関連付けられた無線電話
番号に電話を掛ける場合のフローチャートである。
【図８】 複数の無線電話機と関連付けられた無線電話
番号に電話を掛ける場合のフローチャートである。
【図９】 複数の無線電話機と関連付けられた無線電話
番号に電話を掛ける場合のフローチャートである。
【図１０】 セルラー内線割り込み試行のフローチャー
トである。
【図１１】 セルラー内線割り込み試行のフローチャー
トである。
【図１２】 セルラー内線割り込み試行のフローチャー
トである。
【図１３】 セルラー内線割り込み試行のフローチャー
トである。
【図１４】 ＭＭＳＣに保持された内線番号の表を示す
図である。
【符号の説明】
１００ ＭＳＣ（移動体交換局）、１０４ 通信インタ
ーフェイス、１０５記憶装置、１０６ メモリ、１０７
プロセッサ、１１０，１２０ 基地局、１１２，１１
４，１２２ セルラー電話。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のセルラー電話が１つのセルラー電
    話回線番号を共有するようにするための方法において、 前記複数のセルラー電話の１つを親セルラー電話と、残
    りのセルラー電話を内線セルラー電話と定義するステッ
    プと、 前記内線セルラー電話の識別情報を前記親セルラー電話
    に関連付けられたデータ記録に含めるステップと、 前記親セルラー電話の識別情報を前記内線セルラー電話
    に関連付けられたデータ記録にそれぞれ含めるステップ
    とを備えていることを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 親セルラー電話と、前記親セルラー電話
    とセルラー電話回線番号を共有する少なくとも１つの内
    線セルラー電話とを有するセルラー通信システムにおい
    て、 前記内線セルラー電話の識別情報を前記親セルラー電話
    に関連付けられたデータ記録に記憶させるためのメモリ
    と、 前記親セルラー電話の識別情報を前記内線セルラー電話
    に関連付けられたデータ記録にそれぞれ記憶させるため
    のメモリとを備えていることを特徴とするセルラー通信
    システム。
  3. 【請求項３】 複数のセルラー電話が１つのセルラー電
    話回線番号を共有するようにするための方法において、 前記複数のセルラー電話の１つを親セルラー電話と、残
    りのセルラー電話を内線セルラー電話と定義するステッ
    プと、 前記親セルラー電話または前記内線セルラー電話の一つ
    についてのデータ記録を記憶するステップと、 共有された前記セルラー電話回線番号を前記親セルラー
    電話および前記内線セルラー電話と関連付けるデータ記
    録を記憶するステップとを備えていることを特徴とする
    方法。
  4. 【請求項４】 親セルラー電話と、前記親セルラー電話
    とセルラー電話回線番号を共有する少なくとも１つの内
    線セルラー電話とを有するセルラー通信システムにおい
    て、 前記親セルラー電話または前記内線セルラー電話の一つ
    についてのデータ記録を記憶するためのメモリと、 共有された前記セルラー電話回線番号を前記親セルラー
    電話および前記内線セルラー電話と関連付けるデータ記
    録を記憶するためのメモリとを備えていることを特徴と
    するセルラー通信システム。
  5. 【請求項５】 複数の関連付けられたセルラー電話を有
    するセルラー電話回線番号に電話をするための方法にお
    いて、 前記複数の関連付けられたセルラー電話を識別する情報
    を得るために前記セルラー電話回線番号を用いるステッ
    プと、 少なくとも２つの前記関連付けられたセルラー電話に通
    話セットアップ信号を配信するステップとを備えている
    ことを特徴とする方法。
  6. 【請求項６】 前記通話セットアップ信号が同時に配信
    されることを特徴とする請求項５に記載の方法。
  7. 【請求項７】 前記通話セットアップ信号が順次に配信
    されることを特徴とする請求項５に記載の方法。
  8. 【請求項８】 複数の関連付けられたセルラー電話を有
    するセルラー電話回線番号に電話をするための通信シス
    テムにおいて、 前記複数の関連付けられたセルラー電話を識別する情報
    を得るために前記セルラー電話回線番号を用いるプロセ
    ッサと、 少なくとも２つの前記関連付けられたセルラー電話に通
    話セットアップ信号を配信する通信装置とを備えている
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項９】 発信者から複数の関連付けられたセルラ
    ー電話を有するセルラー電話回線番号に電話をするため
    の方法において、 前記発信者に音声メニュー信号を配信するステップと、 前記発信者からの応答信号を受信するステップと、 前記応答信号を前記セルラー電話回線番号と関連付けら
    れた前記セルラー電話の選択された一つに変換するステ
    ップと、 前記選択されたセルラー電話に通話セットアップ信号を
    配信するステップとを備えていることを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項１０】 第１のセルラー電話と第２のセルラー
    電話とがセルラー電話回線番号を共有しており、前記第
    １のセルラー電話が前記第２のセルラー電話の継続中の
    通話に割り込みするための方法において、 前記第１のセルラー電話からの割り込み要求信号を中央
    装置において受信するステップと、 割り込み通知信号を前記中央装置において生成するステ
    ップと、 前記中央装置から前記第２のセルラー電話に前記割り込
    み通知信号を送信するステップとを備えていることを特
    徴とする方法。
  11. 【請求項１１】 前記第２のセルラー電話の継続中の通
    話は第三者とのものであり、前記第三者を保留にするス
    テップをさらに備えていることを特徴とする請求項１０
    に記載の方法。
  12. 【請求項１２】 前記第２のセルラー電話からの割り込
    み承認信号を前記中央装置において受信するステップ
    と、 前記第１のセルラー電話と前記第２のセルラー電話とを
    接続するステップとをさらに備えていることを特徴とす
    る請求項１０に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 第１のセルラー電話と第２のセルラー
    電話とがセルラー電話回線番号を共有しており、前記第
    １のセルラー電話が前記第２のセルラー電話の継続中の
    通話に割り込みすることができる通信システムにおい
    て、 前記第１のセルラー電話からの割り込み要求信号を中央
    装置において受信し、割り込み通知信号を生成する通信
    インターフェイスと、 前記中央装置からの前記割り込み通知信号を前記第２の
    セルラー電話に送信する通信装置とを備えていることを
    特徴とする通信システム。
  14. 【請求項１４】 第１のセルラー電話と第２のセルラー
    電話とがセルラー電話回線番号を共有しており、前記第
    １のセルラー電話が前記第２のセルラー電話に電話をす
    るための方法において、 前記第２のセルラー電話に関連付けられた内線番号を前
    記第１のセルラー電話から中央装置において受信し、 前記第２のセルラー電話に通話セットアップ要求を配信
    するステップとを備えていることを特徴とする方法。
  15. 【請求項１５】 第１のセルラー電話と第２のセルラー
    電話とがセルラー電話回線番号を共有しており、前記第
    １のセルラー電話が前記第２のセルラー電話に電話をす
    るための通信システムにおいて、 前記第２のセルラー電話に関連付けられた内線番号を前
    記第１のセルラー電話から中央装置において受信するた
    めのインターフェイスと、 前記第２のセルラー電話に通話セットアップ要求を配信
    する通信装置とを備えていることを特徴とする通信シス
    テム。
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