JP3197002B2 - 無線電話装置及び無線電話システム - Google Patents

無線電話装置及び無線電話システム

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JP3197002B2
JP3197002B2 JP7467097A JP7467097A JP3197002B2 JP 3197002 B2 JP3197002 B2 JP 3197002B2 JP 7467097 A JP7467097 A JP 7467097A JP 7467097 A JP7467097 A JP 7467097A JP 3197002 B2 JP3197002 B2 JP 3197002B2
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仁 小幡
洋 太田
光慶 赤川
尚 河村
光俊 森本
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ジェイフォン東日本株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単なメッセージ
を交信できる無線電話装置及び無線電話システムに関
し、特に、特定の送受信者(最初の発信者であるイニシ
エータ及びその受信者であるレスポンダ)間において、
あたかも通信回線を確保し続けているかの状態(以下、
ホットライン状態と言う)を維持し、その間でメッセー
ジの授受を行う無線電話装置及び無線電話システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信網における簡単な文章や
データ等からなるメッセージの通信サービスとしては、
表示装置付きのページング受信機(ページャ)やテレタ
ーミナル等により実現されている。表示装置付きのペー
ジング受信機は片方向通信であり、メッセージの送達確
認が不可能であり、情報の種類も限られ、送信可能な情
報量も少量で、自由にメッセージ通信を行うことが困難
である。テレターミナルは、電話サービスとの相互接続
が図られておらず、サービスエリアも主要都市に限られ
ているために、汎用性が少ない。
【0003】一方、近年では、無線電話システム等の移
動体通信の発展にともない、通話だけでなくメッセージ
サービスが開発されている。このメッセージサービス
は、無線電話装置等の端末使用者が移動網を介して、文
字、数字あるいはデータ等からなる簡単なメッセージに
よる双方向通信を行うことができるサービスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような無線電話シ
ステムのメッセージサービスにより、簡単なメッセージ
による双方向通信を行うことができるが、例えば、恋人
等の親しい二人のようなある特定の送受信者において、
あたかも送受信者間で簡単なメッセージのみで会話して
いるような通信を実現する場合、相手先の呼び出し番号
を何度も入力し手間がかかることがあり、円滑なメッセ
ージ通信ができないことがあった。また、音声通話では
他人に迷惑がかかる環境にある場合に、簡単なメッセー
ジのみで通信ができると便利である。
【0005】そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされ
たものであって、特定の送受信者間において、あたかも
通信回線を確保し続けているかの状態を維持でき、その
間に円滑に簡単なメッセージの授受を行うことができる
無線電話装置及び無線電話システムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線電話システムは、メッセージデータの
送受信部と、メッセージデータのキー入力部と、メッセ
ージデータの表示部と、メッセージデータを記憶するメ
ッセージメモリと、各部を制御する制御部とを有する無
線電話装置を使用し、発信側無線電話装置から交換機を
介してメッセージ内容とメッセージ制御情報とをメッセ
ージサービスセンターへ転送し該メッセージサービスセ
ンターのメモリに記憶して前記発信側無線電話装置との
間の回線を解放し、続いて前記メッセージサービスセン
ターはメモリに記憶したメッセージ内容とメッセージ制
御情報とを交換機を介して受信側無線電話装置へ転送し
該受信側無線電話装置との間の回線を解放する無線電話
システムであって、前記無線電話装置は、送信及び受信
メッセージと送信相手の呼び出し番号とを記憶するメッ
セージメモリと、該受信メッセージがリンク制御情報で
あるかメッセージデータであるかを判別する受信メッセ
ージ判別部と、リンク制御情報と送信相手の呼び出し番
号とを送信データとして編成するリンク情報送信処理部
と、前記受信メッセージ判別部がリンク制御情報である
と判断したとき該リンク制御情報に対応して前記表示部
に表示するための処理を行うリンク情報受信処理部と、
前記メッセージメモリに記憶されている送信メッセージ
データと送信相手の呼び出し番号とを送信データとして
編成し、かつ受信メッセージ判別部がメッセージデータ
であると判断したとき該メッセージデータを前記表示部
に表示するための処理を行うメッセージデータ処理部と
を備え、最初の発信者であるイニシエータの発信側無線
電話装置から回答者であるレスポンダの受信側無線電話
装置へリンク要求を送信し、該受信側無線電話装置から
リンク要求に対する肯定回答が発信側無線電話装置で受
信されたとき、前記イニシエータの発信側無線話装置
は、その呼び出し番号をリンク設定時あるいは事前に前
記メッセージメモリに記憶したレスポンダの番号を使用
し、前記レスポンダの受信側無線電話装置は、その呼び
出し番号をリンク設定時に受信し前記メッセージメモリ
に記憶したイニシエータの発番号を使用するホットライ
ン状態になり、そのホットライン状態で前記イニシエー
タの発信側無線電話装置とレスポンダの受信側無線装置
との間でたがいにメッセージの送受信を繰り返し、前記
一方のイニシエータの送信側無線電話装置あるいはレス
ポンダの受信側無線電話装置がリンク終了を送信し、他
方が受信したとき前記ホットライン状態を終了すること
で、あたかも通信回線を確保し続けているかの状態を維
持でき、その間に円滑に簡単なメッセージの授受を行う
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
より具体的に説明する。図2は本発明実施形態の移動通
信網を介するメッセージ通信サービスを行う無線電話シ
ステムの構成例を説明する図である。
【0008】図2において、移動通信網は、交換局1
と、この交換局1に接続される複数の基地局2,…と、
それぞれ無線回線を介して接続される無線電話装置3,
…からなる移動端末と、交換局1に接続されるメッセー
ジサービスセンタ4とから構成されており、また、この
移動通信網は、図示しない交換局を介して他の通信網で
ある一般電話網、ISDN、その他の移動通信網等に接
続されている。メッセージサービスセンタ4は、呼設
定、メッセージ等の記憶、再送処理、その他の伝送処理
を行う部分である。
【0009】このメッセージ通信の動作は、所定のプロ
トコルシーケンスに基づいて行われるが、同一の移動通
信網にある移動端末間を例に簡単に説明すると、発信側
移動端末がメッセージ内容と発番号や着番号等を含むメ
ッセージ制御情報とからなる呼設定を転送し、呼設定受
付を受信する。メッセージサービスセンタ4は、交換局
1を介して受信したメッセージ内容とメッセージ制御情
報を所定のメモリに記憶し、受信完了通知を交換局1に
転送する。続いて、メッセージサービスセンタ4は、解
放の信号を交換局1へ転送し、交換局1は発信側移動端
末に対して切断の信号を転送し、この切断の信号を受信
した発信側移動端末は、解放の信号を交換局1に転送
し、これに対して、解放完了通知を発信側移動端末に転
送する。以上の手順により発信側移動端末からメッセー
ジサービスセンタ4にメッセージ内容とメッセージ制御
情報が転送され、発信側移動端末と交換局1との間の回
が解放される。
【0010】次に、メッセージ内容とメッセージ制御情
報を受信したメッセージサービスセンタ4は、交換局2
に対して呼設定要求を転送し、交換局2はメッセージサ
ービスセンタ4に対して受信完了通知を転送し、続いて
メッセージ内容とメッセージ制御情報を含む呼設定を受
信側移動端末へ転送する。これに対して、受信側移動端
末は、交換局1へ解放完了通知を転送し、交換局1はメ
ッセージサービスセンタ4に対して解放の信号を転送す
る。以上の手順によりメッセージサービスセンタ4から
受信側移動端末へメッセージ内容とメッセージ制御情報
が送信され受信側移動端末と交換局1との間の回線が解
放される。メッセージサービスセンタ4は、受信側移動
端末がメッセージ受信できないときには上記の手順を繰
り返す。
【0011】図1は本発明実施形態の無線電話装置の構
成を説明するブロック図である。
【0012】図1において、無線電話装置3は、アンテ
ナ11、無線部12、変復調モデム13、エンコーダ・
デコーダ14、音声入出力回路部15、マイク16、ス
ピーカ17、制御部18、表示部19、キー入力部2
0、受信メッセージ判別部21、リンク情報処理部2
2、メッセージデータ処理部23、メッセージメモリ2
4、その他メモリ25等を備え、アンテナ11、無線部
12、変復調モデム13、エンコーダ・デコーダ14に
よりメッセージデータ送受信部10が構成されている。
なお、本発明はメッセージデータの送受信を行うもので
あるが無線電話装置として音声入出力回路部15、マイ
ク16、スピーカ17等の音声信号の処理を行う部分も
同時に説明している。
【0013】アンテナ11は、次に説明する無線部12
に接続されており、基地局2との間で所定の周波数帯の
制御信号、メッセージ信号や音声信号を含む送信信号及
び受信信号を送受信し、無線部12からの送信信号の送
信及び受信信号の無線部12への出力を行う。
【0014】無線部12は、アンテナ共用器12a、送
信部12b、受信部12c、及び周波数シンセサイザ1
2dから構成されている。アンテナ共用器12aは、送
信部12bからの出力信号をアンテナ11に、アンテナ
11からの入力信号を受信部12cにそれぞれ分配する
ものである。送信部12bは、変復調モデム13から入
力される変調波を周波数変換し、アンテナ共用器12a
を介してアンテナ11に出力する部分であり、受信部1
2cは、アンテナ11からアンテナ共用器12aを介し
て入力された受信信号を周波数変換し、変復調モデム1
3に出力する部分である。周波数シンセサイザ12b
は、送信部12b、受信部12cでの周波数変換のため
の局部発振を行う部分である。
【0015】そして、無線部12に変復調モデム13、
エンコーダ・デコーダ14及び音声入出力回路15が順
次接続され、この音声入出力回路部15に、送話側のマ
イク16及び受話側のスピーカ17が接続されている。
【0016】変復調モデム13は、変調器及び復調器か
ら構成されており、送信側でエンコーダ・デコーダ14
から入力されるデータ列から変調を施し無線部12に出
力し、受信側で無線部12から入力される信号を復調し
てデータ列としてエンコーダ・デコーダ14に出力する
部分である。
【0017】エンコーダ・デコーダ14は、送信側で
は、制御部18を介して転送されてくるメッセージデー
タ、あるいは音声入出力回路部15から転送されてくる
音声データに、制御データ等を付加して送信データを作
成し変復調モデム13へ送信し、受信側では、変復調モ
デム13から転送されてくる受信データからメッセージ
データ、音声データ及び制御データを取り出し、メッセ
ージデータと制御データを制御部18に転送し、音声デ
ータを音声入出力回路部15に転送する部分である。
【0018】音声入出力回路部15は、音声の入出力の
ための処理を行う部分であり、送信側では、マイク16
から入力されたアナログ信号をA/D変換して音声デー
タとしてエンコーダ・デコーダ14に送信し、受信側で
はエンコーダ・デコーダ14から転送されてくる音声デ
ータをD/A変換によりアナログ信号に変換してスピー
カ17に出力する部分である。
【0019】そして、無線部12、変復調モデム13、
エンコーダ・デコーダ14及び音声入出力回路部15に
は、制御部18が接続され、この制御部18に、表示部
19、キー入力部20、受信メッセージ判別部21、リ
ンク情報処理部22、メッセージデータ処理部23、メ
ッセージメモリ24、及びその他メモリ25が接続され
ている。
【0020】表示部19は、液晶表示装置等により構成
されており、無線電話装置3の使用者に通知する情報と
して、受信したメッセージ内容の表示、使用者によるメ
ッセージ内容の入力及び送信相手の呼び出し番号の入力
等のための表示を行う部分である。また、キー入力部2
0は、メッセージ内容や送信相手の呼び出し番号(着番
号)の入力、あるいは各種の指示を与えたり各種の機能
を設定したりする部分である。メッセージメモリ24
は、制御部18の制御の元に受信したメッセージデータ
あるいはキー入力部20で入力された送信メッセージデ
ータや送信相手先の呼び出し番号等を一時的に記憶する
部分である。その他メモリ25は、通信制御プログラム
の記憶メモリ、あるいは通信制御中等のワークメモリと
して使用される部分である。
【0021】受信メッセージ判別部21は、受信メッセ
ージがリンク制御情報であるかメッセージデータである
かを判別する部分であり、その判別結果に応じて後に説
明するリンク情報処理部22及びメッセージデータ処理
部23による表示の処理が行われる。ここでリンク制御
情報の判別は、メッセージ制御情報に含まれる、リンク
要求を示すリンク要求コマンド識別子、リンク終了を示
すリンク終了コマンド識別子、リンク了解を示すリンク
了解レスポンス識別子、リンク否定を示すリンク否定レ
スポンス識別子等の検出により行われ、メッセージデー
タの判別は、メッセージ制御情報に含まれるメッセージ
コマンド識別子の検出により行われる。また、リンク制
御情報のうちリンク要求及びリンク了解の場合には、メ
ッセージ制御情報として、送信側の表示部19が表示で
きる表示条件として、例えば、メッセージデータの表示
できる文字や記号の種類、文字数等を通知する出力制限
情報が含まれる。
【0022】リンク情報処理部22は、リンク情報送信
処理部22aとリンク情報受信処理部22bとから構成
されている。リンク情報送信処理部22aは、リンク制
御情報と送信相手の呼び出し番号とを送信データとして
編成する部分であリ、イニシエータ側においては、リン
ク要求あるいはリンク終了のリンク制御情報と送信相手
であるレスポンダの呼び出し番号とを送信データとして
編成し、レスポンダ側においては、リンク要求に対する
リンク了解または拒否、あるいはリンク終了のリンク制
御情報とリンク要求時に受信したイニシエータの呼び出
し番号とを送信データとして編成する。リンク情報受信
処理部22bは、受信メッセージ判別部21がリンク制
御情報であると判別したとき、そのリンク制御情報に対
応して表示部19に表示するための処理を行う部分であ
り、イニシエータ側においては、リンク制御情報がリン
ク要求に対する回答として受信したリンク了解またはリ
ンク拒否であるときには、それに応じた表示処理、ある
いはリンク終了を受信したときには、リンク終了の表示
処理を行い、レスポンダ側においては、リンク制御情報
がリンク要求であるときにその回答であるリンク了解、
リンク拒否あるいはコメント付きリンク拒否のいずれか
を選択する表示処理、あるいはリンク終了であるときリ
ンク終了の表示処理を行う。
【0023】メッセージデータ処理部23は、メッセー
ジメモリ24に記憶されている送信メッセージデータと
送信相手の呼び出し番号とを送信データとして編成し、
かつ受信メッセージ判別部21がメッセージデータであ
ると判断したとき、そのメッセージデータを表示部19
に表示するための処理を行う部分である。すなわち、キ
ー入力部20で入力されメッセージメモリ24に記憶さ
れているメッセージデータと、イニシエータであればリ
ンク設定時に入力してメッセージメモリ24に記憶され
ている相手の呼び出し番号を、レスポンダであればリン
ク設定時に受信してメッセージメモリ24に記憶されて
いる発番号を呼び出し番号として送信データとして編成
し、かつ受信してメッセージメモリ24に記憶されてい
るメッセージデータを送信されてきた出力制限情報に基
づいて表示部20に表示するための処理を行う。表示部
20におけるメッセージデータの表示は、例えば、受信
メッセージデータと、この受信メッセージデータに対応
した送信するための入力する回答メッセージデータとが
上下に同時に表示される。
【0024】次に、上記構成の無線電話装置及び無線通
信システムによるメッセージの送受信例を具体的に説明
する。
【0025】図3は本発明実施形態のメッセージの送受
信状態を説明する図、図4は本発明実施形態の送受信手
順例と表示例とを説明する図である。
【0026】図3において、ホットライン設定を希望す
る発信者(イニシエータ)Aが、無線電話装置3を使用
して回答者(レスポンダ)Bの無線電話装置3へリンク
要求し、回答者Bがリンク要求に対する了解レスポンス
を返送することで、それぞれ相手の呼び出し番号を自動
的に使用しあたかも通信回線を確保し続けているように
発信者及び回答者に見えるホットライン状態となり、円
滑にメッセージの授受を行うことができるようになる。
【0027】図4において、イニシエータAがキー入力
部19を操作して、レスポンダBのリンク要求宛先等を
入力しリンク要求を送信すると、イニシエータ側情報と
して、リンク要求コマンド識別子、出力制限情報、発信
者名等が送信データとして送信され、イニシエータAの
表示部19には、画面A1に示すように、上部にリンク
要求中を示す「> Requesting・ 」が表示される。この
リンク要求を受信したレスポンダBの表示部19には、
画面B1に示すように、上部にリンク要求のイニシエー
タAの名前を示す「> A」、下部にホットラインである
ことを示す「--ホットライン--」が表示される。次に、
レスポンダBがリンク要求に対する回答の操作をする
と、レスポンダBの表示部19には、画面B2に示すよ
うに、上部にリンク要求に対する回答であることを示す
「> リンク?」が表示され、その下部にリンク要求に対
する肯定回答、否定回答あるいはコメント付き否定回答
のいずれかを選択するための「< YES No NO+」が表示さ
れる。この例で、肯定回答が選択されると、レスポンダ
側情報として、リンク了解レスポンス識別子、出力制限
情報が送信データとして送信される。このリンク了解を
受信したイニシエータAの表示部19には、画面A2に
示すように、上部にリンク了解を示す「> リンク OK」
が表示される。これにより、双方のメッセージの送受信
に使用される相手の呼び出し番号が、自動的に繰り返し
使用される状態になり、ホットライン状態になる。
【0028】次に、このホットライン状態において、イ
ニシエータAがキー入力部20により画面A3に示すよ
うに、下部に「< ヤア ケ゛ンキ?」を入力して送信する
と、イニシエータ側情報として、メッセージコマンド識
別子と、入力したメッセージデータが送信される。この
イニシエータ側情報を受信したレスポンダBの表示部1
9には、画面B3に示すように、上部に「> ヤア ケ゛
ンキ?」が表示され、その下部には入力する回答が表示
されるようになっている。そして、レスポンダBが画面
B4に示すように、下部に「< ウン キミハ? 」を入力
して送信すると、レスポンダ情報として、メッセージコ
マンド識別子と、入力したメッセージデータが送信され
る。このレスポンダ情報を受信したイニシエータAの表
示部19には、画面A4に示すように、上部に「< ウン
キミハ? 」が表示され、その下部には入力する回答が
表示されるようになっている。そして、イニシエータA
が画面A5に示すように、下部に「< ケ゛ンキ アイタ
インタ゛」を入力して送信すると、イニシエータ側情報
として、メッセージコマンド識別子と、入力したメッセ
ージデータが送信される。同様にして、レスポンダBの
表示部19には、画面B5に示すように、上部に「> ケ
゛ンキ アイタインタ゛」が表示され、続いて画面B6
に示すように、下部に「< OK」を入力すると、同様にレ
スポンダ側情報イニシエータ側に送信され、その表示部
19に画面A6に示すように、上部に「> OK」が表示さ
れる。以下同様にして、イニシエータAとレスポンダB
との間で任意のメッセージが送受信される。
【0029】次に、例えば、一方のイニシエータAが終
了の操作をすると、表示部19には、画面A7に示すよ
うに、上部に前の受信メッセージである「> マッテマス
」が表示されている下部に「< END 」が表示され、イ
ニシエータ側情報として、リンク終了コマンド識別子が
送信データとしてレスポンダ側に送信される。このリン
ク終了を受信したレスポンダBの表示部19は、画面B
7に示すように、上部に「>リンク END 」が表示され、
ホットライン状態が終了する。
【0030】上記構成の無線電話システムによれば、イ
ニシエータの送信相手の呼び出し番号は、リンク設定時
あるいは事前にメッセージメモリに記憶した番号を使用
し、レスポンダの送信相手の呼び出し番号は、リンク設
定時に受信した相手の発番号を使用することで、あたか
も通信回線を確保し続けているかの状態を維持でき、そ
の間に円滑に簡単なメッセージの授受を行うことができ
る。したがって、例えば、親しい友達同士がメッセージ
交換による会話を楽しむことができ、恋人同士では、メ
ッセージの開始にあたって、片方からの一方的な拒否
や、コメント付きの拒否が可能になり、恋の駆け引き的
な演出を生み出すことができる。また、音声通話では他
人に迷惑をかけるような場合には、表示部19に表示さ
れるメッセージだけで必要な情報交換を簡単に行うこと
ができる。
【0031】また、上記構成の無線電話装置3によれ
ば、リンク情報送信処理部22aとリンク情報受信処理
部22bでリンク設定と表示の処理ができ、メッセージ
データ処理部23で送信データに編成し、かつ表示の処
理ができることで、ホットライン情報と送信相手の呼び
出し番号とを送信データとして編成し、リンク情報受信
処状態を続けることができる。
【0032】なお、上記実施形態において、移動通信網
内における移動端末間のメッセージ通信を例に説明した
が、無線電話装置3と同様な構成を備える端末であれば
移動端末あるいは固定端末のいずれでもよく、他の通信
網の端末であってもよい。また、表示部19の表示例と
して、相手からの受信メッセージとその回答メッセージ
を上下に表示しているが、大きな表示画面で多数のメッ
セージを表示できる場合には、通話中の全てのメッセー
ジをスクロールして表示できるようにしてもよく、実施
形態に限定されない。さらに、出力制限情報に応じてカ
タカナや英文字表示以外に、漢字表示、記号表示ができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線電話シ
ステムでは、イニシエータの送信相手の呼び出し番号
は、リンク設定時あるいは事前にメッセージメモリに記
憶した番号を使用し、レスポンダの送信相手の呼び出し
番号は、リンク設定時に受信した相手の発番号を使用す
ホットライン状態となることで、あたかも通信回線を
確保し続けているかの状態を維持でき、その間に円滑に
簡単なメッセージの授受を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の無線電話装置の構成を説明す
るブロック図である。
【図2】本発明実施形態の移動通信網を介するメッセー
ジ通信サービスを行う無線電話システムの構成例を説明
する図である。
【図3】本発明実施形態のメッセージの送受信状態を説
明する図である。
【図4】本発明実施形態の送受信手順例と表示例とを説
明する図である。
【符号の説明】
1 交換局 2 基地局 3 無線電話装置 4 メッセージサービスセンタ 10 メッセージデータ送受信部 11 アンテナ 12 無線部 13 変復調モデム 14 エンコーダ・デコーダ 15 音声入出力回路部 16 マイク 17 スピーカ 18 制御部 19 表示部 20 キー入力部 21 受信メッセージ判別部 22 リンク情報処理部 22a リンク情報送信処理部 22b リンク情報受信処理部 23 メッセージデータ処理部 24 メッセージメモリ 25 その他メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 尚 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町 ビル 株式会社東京デジタルホン内 (72)発明者 森本 光俊 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町 ビル 株式会社東京デジタルホン内 (56)参考文献 特開 平2−20940(JP,A) 杉山泰一、「ディジタル携帯電話に新 世代メッセージ通信が標準に」、日経コ ミュニケーション、第220号、P.20− 22、(1996,4,15) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 354 H04B 7/24 - 7/26 H04L 12/00 - 12/66 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージデータの送受信部と、メッセ
    ージデータのキー入力部と、メッセージデータの表示部
    と、メッセージデータを記憶するメッセージメモリと、
    各部を制御する制御部とを有する無線電話装置を使用
    し、発信側無線電話装置から交換機を介してメッセージ
    内容とメッセージ制御情報とをメッセージサービスセン
    ターへ転送し該メッセージサービスセンターのメモリに
    記憶して前記発信側無線電話装置との間の回線を解放
    し、続いて前記メッセージサービスセンターはメモリに
    記憶したメッセージ内容とメッセージ制御情報とを交換
    機を介して受信側無線電話装置へ転送し該受信側無線電
    話装置との間の回線を解放する無線電話システムであっ
    て、前記無線電話装置は、送信及び受信メッセージと送
    信相手の呼び出し番号とを記憶するメッセージメモリ
    と、該受信メッセージがリンク制御情報であるかメッセ
    ージデータであるかを判別する受信メッセージ判別部
    と、リンク制御情報と送信相手の呼び出し番号とを送信
    データとして編成するリンク情報送信処理部と、前記受
    信メッセージ判別部がリンク制御情報であると判断した
    とき該リンク制御情報に対応して前記表示部に表示する
    ための処理を行うリンク情報受信処理部と、前記メッセ
    ージメモリに記憶されている送信メッセージデータと送
    信相手の呼び出し番号とを送信データとして編成し、か
    つ受信メッセージ判別部がメッセージデータであると判
    断したとき該メッセージデータを前記表示部に表示する
    ための処理を行うメッセージデータ処理部とを備え、
    初の発信者であるイニシエータの発信側無線電話装置か
    ら回答者であるレスポンダの受信側無線電話装置へリン
    ク要求を送信し、該受信側無線電話装置からリンク要求
    に対する肯定回答が発信側無線電話装置で受信されたと
    き、前記イニシエータの発信側無線話装置は、その呼び
    出し番号をリンク設定時あるいは事前に前記メッセージ
    メモリに記憶したレスポンダの番号を使用し、前記レス
    ポンダの受信側無線電話装置は、その呼び出し番号をリ
    ンク設定時に受信し前記メッセージメモリに記憶したイ
    ニシエータの発番号を使用するホットライン状態にな
    り、そのホットライン状態で前記イニシエータの発信側
    無線電話装置とレスポンダの受信側無線装置との間でた
    がいにメッセージの送受信を繰り返し、前記一方のイニ
    シエータの送信側無線電話装置あるいはレスポンダの受
    信側無線電話装置がリンク終了を送信し、他方が受信し
    たとき前記ホットライン状態を終了することを特徴とす
    る無線電話システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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杉山泰一、「ディジタル携帯電話に新世代メッセージ通信が標準に」、日経コミュニケーション、第220号、P.20−22、(1996,4,15)

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