JPH10173785A - Phs放送装置 - Google Patents

Phs放送装置

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JPH10173785A
JPH10173785A JP34652796A JP34652796A JPH10173785A JP H10173785 A JPH10173785 A JP H10173785A JP 34652796 A JP34652796 A JP 34652796A JP 34652796 A JP34652796 A JP 34652796A JP H10173785 A JPH10173785 A JP H10173785A
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JP
Japan
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phs
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broadcast
content
physical slot
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Application number
JP34652796A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tamura
博 田村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信者に応じて、放送内容を変えることがで
きるPHS放送装置を提供する。 【解決手段】 自営用親機CSと移動用子機PSを有す
るPHSを用いて構内放送を行うPHS放送装置であっ
て、親機CSは、PHSの規約(第2世代コードレス電
話システム規約)で定められたユーザ用制御チャネル
(USCCH)を用いて、その物理スロットの情報フィ
ールドに放送の内容となる情報を設定して子機PSに送
信するとともに、その放送内容を前記物理スロットの着
識別符号フィールドの内容により変えるようにし、子機
PSは、親機CSから送信されたUSCCHの物理スロ
ット情報を受信するとともに、その着識別符号フィール
ドの内容が自機に該当する情報フィールドの内容のみを
出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を用いた
構内放送システム、特に自営用親機と移動用子機を有す
るPHS(Personal Handy−phone
System:パーソナル・ハンディホン・システ
ム)を用いて構内放送を行うPHS放送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ここ数年、無線通信は、有線通信以上に
発達を遂げ、携帯電話に代表されるように、その使用頻
度は急激に増加している。また、音声だけでなく、様々
なデータをも無線上にて通信するケースも増えてきてお
り、無線通信の重要度は増すばかりである。このような
動きの中、1995年には、第2世代コードレス電話シ
ステム(簡易型携帯電話システム)であるPHSサービ
スが開始され、新たなデジタルコードレスシステムとし
て注目されており、その加入者数は、ここ数ヵ月急激に
増加している。また、このPHSシステムでは、高速な
データ転送を行うことも可能な仕様となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
PHSシステムを構内放送システムに適用することがで
きれば便利であり、コスト的にも有利である。例えば、
あるビルのフロアにPHS基地局(CS:Cell S
tation)となる自営用親機を設置して、そのビル
の社員や、そのビルを訪れる顧客にPHS端末(PS:
PersonalStation)となる移動用子機を
それぞれ渡して、社内掲示板やフロア情報等を放送する
ことが考えられる。
【0004】しかしながら、放送は同じ内容が送信され
て社員や顧客の別なく受信されるため、知らせたくない
情報や知らせる必要のない情報までもが受信者に区別な
く放送されてしまうという問題が生じる。すなわち、顧
客は社員ではないため、社内掲示板を見せる必要はな
く、また、社員はフロア情報を知っているので、それを
見せる必要はない。また、フロア情報を放送するとし
て、同一フロアに、顧客にオープンにしているセクショ
ンと秘密のセクションとかがあるかもしれない。
【0005】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、受信者に応じて、放送
内容を変えることができるPHS放送装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、自営用親機と移動用子機を有するPH
Sを用いて構内放送を行うPHS放送装置であって、前
記自営用親機は、PHSの規約(第2世代コードレス電
話システム規約)で定められたユーザ用制御チャネル
(USCCH:User Specific Cont
rol Channel)を用いて、その物理スロット
の情報フィールドに放送の内容となる情報を設定して移
動用子機に送信するとともに、その放送内容を前記物理
スロットの着識別符号フィールドの内容により変えるよ
うにし、前記移動用子機は、前記自営用親機から送信さ
れたUSCCH(ユーザ用制御チャネル)の物理スロッ
ト情報を受信するとともに、その着識別符号フィールド
の内容が自機に該当する情報フィールドの内容のみを出
力するようにしたものである。
【0007】また、本願発明は、自営用親機と移動用子
機を有するPHSを用いて構内放送を行うPHS放送装
置であって、前記自営用親機は、PHSの規約で定めら
れたUSCCHを用いて、その物理スロットの情報フィ
ールドに放送の内容となる情報を設定して移動用子機に
送信するとともに、その放送内容を前記物理スロットの
発識別符号フィールドの内容により変えるようにし、前
記移動用子機は、前記自営用親機から送信されたUSC
CHの物理スロット情報を受信するとともに、その発識
別符号フィールドの内容が自機に該当する情報フィール
ドの内容のみを出力するようにしたものである。
【0008】さらに、本願発明は、自営用親機と移動用
子機を有するPHSを用いて構内放送を行うPHS放送
装置であって、前記自営用親機は、PHSの規約で定め
られた論理制御チャネル(LCCH:Logical
Control Channel)の複数の物理スロッ
トをUSCCHとして用いて、その各物理スロットの情
報フィールドに放送の内容となる情報を設定して移動用
子機に送信するとともに、その放送内容を各物理スロッ
ト毎に可変とし、前記移動用子機は、前記自営用親機か
ら送信されたUSCCHの各物理スロット情報を受信す
るとともに、自機に該当する物理スロットの情報フィー
ルドの内容のみを出力するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0010】本願発明のサービス例は、具体的には図1
のようなものである。この例では、各フロア(階)に自
営用親機CSが1台あり、移動用子機PSは各フロアの
親機CSの放送を受信する。各親機CSはLAN(ロー
カル・エリア・ネットワーク)に接続されており、これ
らを統括するサーバSVが存在する。サーバSVは機能
により複数あってもかまわない。また、電波の届く範囲
などの関係から、あるフロアに複数の自営用親機CSが
存在することも有り得る。
【0011】図2は上記自営用親機CSの内部構成図で
あり、この自営用親機CSは、RF/IF部11と、ア
ンテナ12と、変復調部13と、デジタルデータ処理部
14と、音声コーデック部15と、スピーカ16と、マ
イク17と、システム制御部18と、LAN制御部19
と、入力部20と、表示部21等から構成されている。
【0012】RF/IF部11は無線部とも呼ばれ、無
線信号をアンテナ12を通じて送受信する部分であり、
無線信号を中間周波数信号に変換したり、その逆の変換
を行う部分でもある。このRF/IF部11及びそれに
対応するアンテナ12は複数存在することもある。
【0013】変復調部13は、中間周波数信号(アナロ
グデータ)とデジタルデータとの変換を行う部分であ
る。
【0014】デジタルデータ処理部14は、デジタルデ
ータの分離/合成を行い、各種データをシステム制御部
18や音声コーデック部15とやり取りする部分であ
る。
【0015】音声コーデック部15は、デジタル化され
た音声データをスピーカ16を通じて復元したり、マイ
ク17からの音声データをデジタル化する部分である。
具体的には、ADPCM(適応差分パルス符号変調)な
どが用いられる。これらの音声コーデック部15、スピ
ーカ16及びマイク17は、自営用親機CSが必ずしも
備えているとは限らない。
【0016】システム制御部18はCPUやROMなど
を備えており、ROM内にはこの装置としての基本プロ
グラムや本発明に係わるプログラムやシステムの制御に
必要な各種データなどが格納されており、これらのプロ
グラムに従って、その他の部分の制御を行なっている。
【0017】LAN処理部19は、LAN/IFを持
ち、ネットワークとの各種データのやり取りを行う部分
である。
【0018】入力部20は、例えばテンキーやキーボー
ドのような各種操作キーを備えるものであり、オペレー
タによるキー操作により各種命令や各種情報が入力され
る部分である。表示部21は、例えばディスプレイのよ
うに、上記入力部20により入力された内容やユーザに
伝達する各種情報等を表示する部分である。これらの入
力部20や表示部21は、自営用親機CSが必ずしも備
えているとは限らない。
【0019】図3は上記移動用子機PSの内部構成図で
あり、この移動用子機PSは、RF/IF部11と、ア
ンテナ12と、変復調部13と、デジタルデータ処理部
14と、音声コーデック部15と、スピーカ16と、マ
イク17と、システム制御部18と、入力部20と、表
示部21等から構成されている。
【0020】この移動用子機PSの構成は、LAN処理
部19を持たないが、その他の構成は上述した自営用親
機CSとほぼ同じである。ただし、親機CSではオプシ
ョン扱いの音声コーデック部15、スピーカ16、マイ
ク17、入力部20及び表示部21は、通常、子機PS
には備えてある。
【0021】図4は、自営用親機CSから移動用子機P
Sへの放送のシーケンス等を示す図である。自営用親機
CSはある1つの制御キャリア上で、ある適当な時間間
隔(5×n)ms(n≧25:周期は125ms以上)
で、2.5ms分のLCCH(論理制御チャネル)を繰
り返し送出している。なお、このLCCH送出は、情報
サービスの内容により、時間間隔を変更したり、周期性
を持たせなくすることも考えられる。例えば、フロア案
内などは固定の情報が多いので時間間隔はあまり関係な
いが、リアルタイムに近い情報を放送するときは、時間
間隔を短めに設定するなどである。
【0022】図5は上記LCCH(下り:自営用親機→
移動用子機)の構成図であり、1つのLCCH(下り)
は4つの物理スロットから構成されている。通常は、同
図(a)のように、4つの物理スロットのうちの1つの
スロットを使用し、それがUSCCH(ユーザ用制御チ
ャネル)を構成している。これは、通常は、自営用親機
CSと移動用子機PSとの間で、インタラクティブ(双
方向)なやり取りを行い、1つの親機CSに対して、同
時に3つまでの子機PSを使用できるような仕組みのた
めである。
【0023】なお、本願発明では、親機CSから子機P
Sへの放送という形態をとっているため、後述する実施
形態では、図5(b)のように全部の物理スロットをU
SCCHとして用いるようにすることもできる。この場
合に、各スロット毎にUSCCHの内容を変えて、放送
を行うこともできるし(4チャネル)、同一の内容を放
送してもよい(1チャネル)。
【0024】図6は、USCCH物理スロット(下り:
自営用親機→移動用子機)の構成図であり、図中の数字
は各フィールドのビット数を示している。すなわち、こ
のUSCCH物理スロットは、先頭から順に、4ビット
の過渡応答用ランプタイムR、2ビットのスタートシン
ボルSS、62ビットの情報部I(USCCH
(1))、32ビットの同期ワードUW、4ビットのチ
ャネル種別CI、42ビットの発識別符号、28ビット
の着識別符号、34ビットの情報部I(USCCH
(1))、16ビットの巡回生成符号CRC、16ビッ
トのガードビットの全240ビットから構成されてい
る。このUSCCHについては、オプションで特に規定
がないため、全240ビットのうち、情報部(I)の6
2+34=96ビットを自由に使うことができる。この
USCCHの情報ビットに放送したい内容を入れ、繰り
返し情報を流す。
【0025】放送内容の具体例としては次のようなもの
である。 フロア案内 :そのフロアの内線や担当者などを知ら
せる。 社内掲示板 :サーバなどと連携し、朝礼や会議の案
内、各種通達、社内食堂メニュー表示、時刻表の案内な
どを行う。 スケジュール :社員のスケジュール情報や不在情報を
知らせる。 ニュースなど :サーバなどと連携し、インターネット
のWWWやプロバイダ、FMなどの文字放送などから、
ニュースや天気予報などの各種情報を流す。 広告 :各種広告を流し、放送の費用を広告主
に負担させる。 情報の自動更新:子機で持っている短縮ダイアルやメー
ルアドレスなどの情報を自動的に更新する。ユーザは意
識することなく、最新情報を入手できる。 システム情報 :各種親機のシステム情報、サーバの情
報(CPU、ディスク、プリンタなど)、LANの状況
などを知らせる。
【0026】自営用親機CSは、通常、前記図4に示し
たように、ある時間間隔をおいて、LCCH(USCC
H物理スロット)を流している。情報部(I)のフォー
マットは自由である。例えば、放送したい情報が2種類
あり、それぞれが50バイトあるとして、まず1番目の
情報50バイトを流し、次に2番目の情報50バイトを
流す。その次は1番目の情報に戻る。この繰り返しとな
る。情報サイズによっては、空きビットを詰めるパッド
ビットが入る可能性もある。
【0027】また、USCCHの中には、本願発明で利
用される発識別符号42ビット及び着識別符号28ビッ
トがある。
【0028】図7は、自営用システム(下り)における
発識別符号と着識別符号の構成図である。発識別符号
は、CS−IDとも呼ばれ、システム呼出符号29ビッ
トと付加ID13ビットとから構成される。情報の流れ
は下りなので、通常、親機CS側の情報が入る。一方、
着識別符号はPS−IDとも呼ばれ、PS呼出符号28
ビットで構成される。通常、子機PS側の情報が入る。
【0029】例えば、着識別符号を次のように割り当て
るものとする。 符号 内容 1:フロア情報 2:社内掲示板 この時、1つの放送を行う自営用親機CSに対して、そ
の入力部20又はLANを使って、着識別符号により、
その情報部の内容を変えるものとする。移動用子機PS
には、予め設定しておくことにより、着識別符号1の情
報のみを表示することができる移動用子機PSと、着識
別符号2の情報のみを表示することができる移動用子機
PSを用意しておく。そして、そのビルを訪れた顧客に
は前者の移動用子機PSを渡し、そのビルの社員には後
者の移動用子機PSを渡して、それぞれ表示される情報
を見れるようにする。すなわち、顧客は社員ではないた
め、社内掲示板を見せる必要はなく、また、社員はフロ
ア情報を知っているので、それを見せる必要はない。
【0030】図8は、このときの移動用子機PSの動作
を示すフローチャートであり、図3に示した移動用子機
PSのシステム制御部18内のROMには、当該フロー
チャートに対応する処理プログラムと、その子機PSが
表示する情報が入ったUSCCHの着識別符号が予め設
定されている。
【0031】移動用子機PSは電源を入れるなどして、
受信を開始する。ここでは電波が弱く受信できないとい
うことは考えないものとする。移動用子機PSは、親機
CSから送信されてくるUSCCH物理スロットを受信
する(図8の処理101)。そして、受信した物理スロ
ットの着識別符号が予め設定されたものと一致するか否
かをチェックし(判断102)、一致する場合は、その
情報部の内容をデコードして表示部21などに表示する
(判断102のYes→処理103)。一致しない場合
は、そのUSCCH物理スロット情報は破棄するものと
する(判断102のNo→処理104)。
【0032】このようにすることにより、第2世代コー
ドレス電話システム規約に従った構内放送システムを実
現することが可能となるとともに、USCCHの着識別
符号により、移動用子機PS毎に放送内容を変えること
ができるようになる。
【0033】ところで、上記ではUSCCHの着識別符
号により放送内容を変える実施形態について説明した
が、上述したものと同様の構成で、着識別符号ではな
く、発識別符号の内容により、放送される内容を変える
ことができる。発識別符号は、図7に示したように、シ
ステム呼出符号と付加IDとから構成されているので、
このいずれかを、または両者を同時に条件とすることも
できる。
【0034】発識別符号の具体例では、次のようなもの
が考えられる。1つの自営用親機CSの電波が届く範囲
は限られているので、例えば、大きいフロアなどでは複
数の親機CSが存在することが有り得る。ここで、すべ
ての親機CSの発識別符号が異なるものとする。移動用
子機PSは、ある特定の発識別符号を持つUSCCHの
みしかその内容を表示しない。その子機PSが受信して
ほしくない地域(フロアのある領域)があるかもしれな
い。フロア情報を受信するとして、同一フロアに、顧客
にオープンにしているセクションと秘密のセクションと
かがあるかもしれない。セクション毎に親機CSを変え
れば、子機PSは該当する発識別符号を持つUSCCH
の情報部の内容のみ表示するため、これに対応すること
ができる。
【0035】図9は、このときの移動用子機PSの動作
を示すフローチャートであり、図3に示した移動用子機
PSのシステム制御部18内のROMには、当該フロー
チャートに対応する処理プログラムと、その子機PSが
表示する情報が入ったUSCCHの発識別符号が予め設
定されている。
【0036】前記実施形態同様、移動用子機PSは電源
を入れるなどして、受信を開始する。移動用子機PS
は、親機CSから送信されてくるUSCCH物理スロッ
トを受信する(図9の処理201)。そして、受信した
物理スロットの発識別符号が予め設定されたものと一致
するか否かをチェックし(判断202)、一致する場合
は、その情報部の内容をデコードして表示部21などに
表示する(判断202のYes→処理203)。一致し
ない場合は、そのUSCCH物理スロット情報は破棄す
るものとする(判断202のNo→処理204)。
【0037】このようにすることによっても、第2世代
コードレス電話システム規約に従った構内放送システム
を実現することが可能となるとともに、USCCHの発
識別符号により、放送内容を変えることができるように
なる。
【0038】図10は、前記図5の(b)に示したよう
に、LCCH(下り)の4つの物理スロットを全てUS
CCHとして用いるようにした実施形態における放送の
シーケンスを示す図である。ここでは、USCCH1〜
4まで連続して送出され、一定時間経過後に同様に連続
して送出される。
【0039】この場合、受信したタイミングから各スロ
ットを判断してもよいし、情報部Iに該当するスロット
番号などを入れてもよい。子機PSは該当するスロット
のUSCCHの情報部のみを表示する。
【0040】スロット毎に、放送の内容を変える具体例
は、上述した着識別符号により内容を変えるものと同様
なものが考えられる。
【0041】図11は、受信タイミングで各スロットを
判断するようにした場合における移動用子機PSの動作
を示すフローチャートであり、図3に示した移動用子機
PSのシステム制御部18内のROMには、当該フロー
チャートに対応する処理プログラムと、その子機PSが
表示する情報が入ったUSCCHの受信タイミングが予
め設定されている。受信タイミングとしては、例えば、
図10に示したシーケンスから一定時間後の何番目の受
信かで判断することができる。
【0042】まず、前記実施形態同様、移動用子機PS
は電源を入れるなどして、受信を開始する。移動用子機
PSは、親機CSから送信されてくるUSCCH物理ス
ロットを受信する(図11の処理301)。そして、受
信した物理スロットの受信タイミングが予め設定された
ものと一致するか否かをチェックし(判断302)、一
致する場合は、その情報部の内容をデコードして表示部
21などに表示する(判断302のYes→処理30
3)。一致しない場合は、そのUSCCH物理スロット
情報は破棄するものとする(判断302のNo→処理3
04)。
【0043】すなわち、通常は、インタラクティブな動
作(親機→子機、子機→親機)を行うため、親機CSは
LCCHの1つのスロットしか用いることができない
が、放送というシステムに限定すれば、親機→子機しか
情報の流れはない。それを利用して4つのスロットを同
時に使用し、それぞれの内容を変えることにより、情報
量を減らすことなく、放送内容を変えることができる。
【0044】なお、上記各実施形態においては、それぞ
れの機能を単独で実施する場合について説明したが、そ
れらのうち2つ又は全てを組み込んで切り換えられるよ
うにすれば、移動用子機PS等のソフトウエア量は少々
増大するが、ケースバイケースで使い分けできるので、
便利である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、自営用
親機と移動用子機を有するPHSを用いて構内放送を行
うPHS放送装置であって、前記自営用親機は、PHS
の規約で定められたUSCCHを用いて、その物理スロ
ットの情報フィールドに放送の内容となる情報を設定し
て移動用子機に送信するとともに、その放送内容を前記
物理スロットの着識別符号フィールドの内容により変え
るようにし、前記移動用子機は、前記自営用親機から送
信されたUSCCHの物理スロット情報を受信するとと
もに、その着識別符号フィールドの内容が自機に該当す
る情報フィールドの内容のみを出力するようにしたの
で、第2世代コードレス電話システム規約に従った構内
放送システムを実現することが可能となるとともに、U
SCCHの着識別符号により、移動用子機毎に放送内容
を変えることができる効果がある。
【0046】また、本願発明によれば、自営用親機と移
動用子機を有するPHSを用いて構内放送を行うPHS
放送装置であって、前記自営用親機は、PHSの規約で
定められたUSCCHを用いて、その物理スロットの情
報フィールドに放送の内容となる情報を設定して移動用
子機に送信するとともに、その放送内容を前記物理スロ
ットの発識別符号フィールドの内容により変えるように
し、前記移動用子機は、前記自営用親機から送信された
USCCHの物理スロット情報を受信するとともに、そ
の発識別符号フィールドの内容が自機に該当する情報フ
ィールドの内容のみを出力するようにしたので、上記同
様、第2世代コードレス電話システム規約に従った構内
放送システムを実現することが可能となるとともに、U
SCCHの発識別符号により、放送内容を変えることが
できる効果がある。
【0047】さらに、本願発明によれば、自営用親機と
移動用子機を有するPHSを用いて構内放送を行うPH
S放送装置であって、前記自営用親機は、PHSの規約
で定められたLCCHの複数の物理スロットをUSCC
Hとして用いて、その各物理スロットの情報フィールド
に放送の内容となる情報を設定して移動用子機に送信す
るとともに、その放送内容を各物理スロット毎に可変と
し、前記移動用子機は、前記自営用親機から送信された
USCCHの各物理スロット情報を受信するとともに、
自機に該当する物理スロットの情報フィールドの内容の
みを出力するようにしたので、上記同様、第2世代コー
ドレス電話システム規約に従った構内放送システムを実
現することが可能となるとともに、放送というシステム
を有効に利用して複数のスロットを同時に使用し、それ
ぞれの内容を変えることにより、情報量を減らすことな
く、放送内容を変えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるサービス例を示す概
略図。
【図2】上記図1の自営用親機CSの内部構成図。
【図3】上記図1の移動用子機PSの内部構成図。
【図4】自営用親機CSから移動用子機PSへの放送の
シーケンス等を示す図。
【図5】上記図4のLCCH(下り:自営用親機→移動
用子機)の構成図。
【図6】上記図5のUSCCH物理スロット(下り:自
営用親機→移動用子機)の構成図。
【図7】上記図6の発識別符号と着識別符号の構成図。
【図8】第1の実施形態における移動用子機PSの動作
を示すフローチャート。
【図9】第2の実施形態における移動用子機PSの動作
を示すフローチャート。
【図10】第3の実施形態における放送のシーケンスを
示す図。
【図11】上記第3の実施形態おける移動用子機PSの
動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
CS 自営用親機 PS 移動用子機 SV サーバ 11 RF/IF部 12 アンテナ 13 変復調部 14 デジタルデータ処理部 15 音声コーデック部 16 スピーカ 17 マイク 18 システム制御部 19 LAN処理部 20 入力部 21 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自営用親機と移動用子機を有するPHS
    を用いて構内放送を行うPHS放送装置であって、 前記自営用親機は、PHSの規約で定められたユーザ用
    制御チャネルを用いて、その物理スロットの情報フィー
    ルドに放送の内容となる情報を設定して移動用子機に送
    信するとともに、その放送内容を前記物理スロットの着
    識別符号フィールドの内容により変えるようにし、 前記移動用子機は、前記自営用親機から送信されたユー
    ザ用制御チャネルの物理スロット情報を受信するととも
    に、その着識別符号フィールドの内容が自機に該当する
    情報フィールドの内容のみを出力するようにしたことを
    特徴とするPHS放送装置。
  2. 【請求項2】 自営用親機と移動用子機を有するPHS
    を用いて構内放送を行うPHS放送装置であって、 前記自営用親機は、PHSの規約で定められたユーザ用
    制御チャネルを用いて、その物理スロットの情報フィー
    ルドに放送の内容となる情報を設定して移動用子機に送
    信するとともに、その放送内容を前記物理スロットの発
    識別符号フィールドの内容により変えるようにし、 前記移動用子機は、前記自営用親機から送信されたユー
    ザ用制御チャネルの物理スロット情報を受信するととも
    に、その発識別符号フィールドの内容が自機に該当する
    情報フィールドの内容のみを出力するようにしたことを
    特徴とするPHS放送装置。
  3. 【請求項3】 自営用親機と移動用子機を有するPHS
    を用いて構内放送を行うPHS放送装置であって、 前記自営用親機は、PHSの規約で定められた論理制御
    チャネルの複数の物理スロットをユーザ用制御チャネル
    として用いて、その各物理スロットの情報フィールドに
    放送の内容となる情報を設定して移動用子機に送信する
    とともに、その放送内容を各物理スロット毎に可変と
    し、 前記移動用子機は、前記自営用親機から送信されたユー
    ザ用制御チャネルの各物理スロット情報を受信するとと
    もに、自機に該当する物理スロットの情報フィールドの
    内容のみを出力するようにしたことを特徴とするPHS
    放送装置。
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