JP2003508985A - ブロードキャスト装置 - Google Patents
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Abstract
Description
キャストメッセージを通信するシステム及び方法に係り、更に特定的には複数の
ワイヤレス携帯端末へ情報をブロードキャストすることを可能とするシステム及
び方法に関する。システムは、特にディジタル・エンハンスド電気通信(DEC
T)標準に基づくものであるが、本質的にこれに基づく必要はない。
のオーディオブロードキャスト機能を設けることが知られている。ブロードキャ
ストされるメッセージは複数のシステムユーザによって受信されうる。1つの基
本的なシステムは、特願平5−48684の英抄に記載されている。この英抄に
は、音声記録部、無線(送信)部、及びアンテナを具備した電話マスタセットを
有するコードレス電話セットが記載されている。複数のスレーブセットには、ア
ンテナ、無線部、増幅器、及びスピーカが具備される。次に、記録された音声メ
ッセージはマスタセットからスレーブセットへ送信されうる。
れている場合、受信部はブロードキャストの受信をサポートするだけでなく、マ
スタセットを用いた通常の電話トラフィックの交換もサポートすることが要求さ
れる。電話による通話を行なうためにスレーブセットが既に使用されていれば、
通常の電話による通話トラフィックの通信のために使用されている同じ無線チャ
ネル上でブロードキャストされない限りはブロードキャストを受信することが可
能でなく、これは電話による通話を妨害しうる。更に、全てのスレーブセットに
よる受信のための1つの共通の無線チャネル上でブロードキャストが送信される
場合は、全てのスレーブセットの受信器はこのRFチャネル上で受信するよう構
成されねばならない。このとき、特にシステムに多くのスレーブセットが含まれ
る必要がある場合は、特定のスレーブセットによって電話トラフィック情報を交
換しようとしているときに問題が生ずる。また、特定のスレーブセットへブロー
ドキャストを送信しようとしているときにも問題が生ずる。
ための他のアプローチは、基地局又は他の種類の制御ユニットが、システムにお
いて従来行なわれていたように複数の端末の夫々に電気通信リンクを確立するこ
と、即ち音声又はデータファイルのトラフィックを搬送するのに使用されるリン
クの種類を用いることである。次に、オーディオメッセージは、通常の電話の会
話の音声信号が搬送されるのと同様に各リンク上に同時に送信することによって
ブロードキャストされる。各端末に対して個々のポイント・ツー・ポイントリン
クが確立される必要があるため、所与の時間において限られた数の端末に対する
呼を確立するのに十分な資源のみが与えられているシステムに対してかなりの、
或いは不可能なほどの要求を課しうる。この問題は、複数の端末の夫々の一つず
つに対して、又は全端末の何分の一かに対して呼を確立することによってある程
度軽減されるが、これはブロードキャストがされるべき各端末(又は全部の端末
の何分の一か)に対してブロードキャストが行われている間に遅延を生じさせう
る。これは、端末を使用している人物にとっての快適さが都合のよい時間にブロ
ードキャストを受信することに幾らか依存しているような場合及び適用には、特
に許容可能でない。
末へかかるブロードキャストを同時に確立することによってブロードキャスト(
例えばオーディオブロードキャスト)を供給することは更に困難である。この原
因の一部は、単一の基地局によって取り扱われうるチャネル数が限られているこ
と、及びかかる電気通信システムによる使用のために割り付けられている無線ス
ペクトルの量によるものである。かかるシステムの1つの例は、DECT準拠電
気通信システム(DECT準拠電気通信システムはディジタル・エンハンスドコ
ードレス電気通信の略称)である。DECTシステムは、数部に分けられている
標準ETS300175に記載されている。標準は欧州電気通信標準協会によっ
て公表され、本願に参照として組み入れられるものである。
定端末は固定部(FP)と称される。固定部は、携帯部との通信のための無線終
端(即ち無線エンドポイント)である少なくとも1つの無線固定部(RFP)を
含む。この場合、各端末へ通常の音声又はデータ搬送チャネルを確立することに
より多数の携帯部へブロードキャスト呼を行なうことにより、システムの容量は
すぐに枯渇し、システム資源に負荷をかけすぎる。これは、たった幾つかのPP
よりも多くに対してブロードキャストすることを可能でなくし、ブロードキャス
トが生じている間にPPへの通常の音声又はデータ通信を維持又は確立すること
を失敗させる。
とを可能とする電気通信システムを通じて音声メッセージ又はデータファイルと
いったメッセージをブロードキャストするシステムを提供することを目的とする
。
とを可能とすると同時にシステム資源を有効に利用する電気通信システムを通じ
て音声メッセージ又はデータファイルといったメッセージをブロードキャストす
るシステムを提供することを他の目的とする。
固定端末を有する電気通信システムにおいてブロードキャストメッセージを通信
するブロードキャストシステムが提供され、ブロードキャストシステムは、ブロ
ードキャストメッセージを運ぶために当該の固定端末について選択されるチャネ
ルを指定する情報を含む第1のメッセージを各固定端末から送信する第1の送信
器手段と、各携帯端末を指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で受
信するようにさせる制御手段と、各携帯端末によって再生されるようブロードキ
ャストメッセージを固定端末から指定されたブロードキャストメッセージチャネ
ル上で送信する第2の送信器手段とを含み、ブロードキャストメッセージチャネ
ルはコネクションレスである。
のメッセージである。
の送信器手段は同一の実体であり得る。第1及び第2の送信器手段は同一のシス
テム構成要素であり得る。制御手段は、携帯端末の中に配置されうる。第1及び
第2の送信器手段の夫々と制御手段は、システムアプリケーション等であっても
よく、これらの用語は必ずしもハードウエアに関連しなくともよい。
より、各携帯端末に対して個々の呼を確立することなく、従ってシステムの制約
を超えることなく、複数の携帯端末に対して略同時に送信することが可能である
。
て携帯されている場合のように、その人物に対してメッセージ又は警報信号を略
同時に迅速にブロードキャストすることが重要であるような場合に特に有用であ
る。
る場合、指定されるブロードキャストチャネルはDECTシンプレックス・ベア
ラをサポートするために使用されうるDECT物理チャネルでありうる。指定さ
れるチャネルは、コネクションレス・ダウンリンク・ベアラをサポートするため
に使用されうる。これは、出願人が認識したように、DECT準拠型システムで
は、DECT標準は、コネクションレス通信は通常はシステム情報及び他の制御
情報を搬送するためにのみ使用されるものであるが、固定端末の無線固定部から
携帯部へコネクションレス通信が確立されることを可能とするため、特に有利で
ある。これは、基本的なDECT準拠携帯部に対して追加的な受信器ハードウエ
アが殆ど又は全く追加される必要がなく、コネクションレス・メッセージを受信
するために既製のDECT部品が使用されうることを意味する。幾つかの場合は
、メッセージ処理手順が適切に変更されていれば、既存のハードウエアはブロー
ドキャスト情報を受信することが可能となる。これは、本発明の特徴を実施する
際の費用を最小とすることを可能とする。基本的な既存の変更されていないDE
CT携帯部はブロードキャストメッセージを受信することが可能でなくなるが、
電気通信システム中での通常動作には影響はない。
のメッセージはショートページメッセージとして送信される。
子に対応する割り当てられたブロードキャストグループ識別子を有する場合にの
み、各携帯端末を指定されたブロードキャストチャネル上で受信させる手段とを
更に有する。
選択されることを可能とする。これは、例えば特定の組織の部署に属する人物又
は特定の管理レベルに属する人物によって携帯される携帯端末といった幾つかの
グループのグループの携帯端末のみを呼ぶために有利である。
へ携帯端末がローミングすることを可能とし、ローミングする携帯端末がブロー
ドキャストメッセージを異なる指定されたチャネル上で受信すること、及び、受
信するための指定されたチャネルを変更することを必要とする場合でさえ、異な
る固定端末からブロードキャストを受信することを可能とするよう、ブロードキ
ャストメッセージの持続時間に亘って第1のメッセージを定期的に送信する手段
を更に有する。これは、移動端末のユーザが、ブロードキャストメッセージを受
信し続けるために特定の固定端末の無線伝達範囲内にいなければなくてもよいと
いう、明らかな利点を与える。
固定端末を有する電気通信システムにおいてブロードキャストメッセージを通信
する方法が提供され、この方法は、 ブロードキャストメッセージを運ぶために当該の固定端末について選択される
チャネルを指定する情報を含む第1のメッセージを各固定端末から送信する段階
と、 各携帯端末を指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で受信するよ
うにさせる段階と、 各携帯端末によって再生されるようブロードキャストメッセージを固定端末か
ら指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で送信する段階とを含み、
ブロードキャストメッセージチャネルはコネクションレスである。
送信器手段の技術的な特徴を有する通信装置が提供される。
手段の技術的な特徴を有する通信装置が提供される。
送信器手段の技術的な特徴を有する通信装置が提供される。
てはここで参照されたく、またその開示はここに参照として組み入れられる。
1に基づくものであり、固定端末はDECT無線固定部(RFP)3の形の複数
の無線エンドポイントを含むDECT固定部(FP)2の形である。このような
3つのRFP3a,3b,3cが図示されている。
衆交換電話網4といった外部通信網へ接続可能であるがこれは任意である。FP
は、また、RFP3同士の相互作用性を含むシステム全体の一般的な動作を制御
するよう作用する制御ユニット5を含む。制御ユニット5には、構内自動交換機
(PABX)機能が設けられうる。マルチセルシステムを形成するために多数の
RFP3が使用されるが、ただ1つのRFP3のみを使用する単一セルシステム
を提供することが可能である。DECT準拠システムでは、携帯端末は、RFP
3a,3b,3cとのワイヤレスリンクを確立することによって固定部との通信
を確立することが可能な携帯部(PP)6の形の携帯端末を含む。これは、当業
者によって周知であるように、音声又はデータといったトラフィックの交換を可
能とする。12個のPPが図示されているが、他の個数であってもよい。RFP
とPPとの間のワイヤレスリンク通信は、1つ以上のDECT物理チャネル(チ
ャネル)上に確立されるいわゆるベアラによって与えられる。各チャネルは、連
続的な時分割多重アクセス(TDMA)フレーム中の1つの特定の無線周波数(
RF)上で1つの特定のスロットを送信することによって形成される。
3が設けられうる。明らかに、システムが1つのRFP3のみを有する場合、こ
のRFPはPP6との間に確立される全てのコネクションを扱わねばならない。
しかしながら、システムの容量及び/又は伝達範囲を増加させるために設けられ
る複数のRFP3を有するシステムの場合(例えば図1に示されるシステムの場
合)、コネクションは利用可能なリンクの質に依存してRFP3とPP6の間に
確立され、これにより通常はPP6と最も近いRFP3との間にリンクが確立さ
れるが、そうでない場合もある。
FP2のRFP3と同期されているという条件を満たす必要がある。これは、D
ECTシステムでは、各RFP3が特定のRFP3の識別子とそれが接続される
FP2に関する情報を他のシステム情報と共に搬送する伝送を維持するため、可
能である。各RFP3はこのような情報を常に送信しているため、PP6は各D
ECTシステムチャネル上に順番に受信し、これらのチャネルについてのアクテ
ィビティについて監視することが可能である。
当業者によって理解されよう。尚、DECT N−チャネル及びDECT Q−
チャネルは論理チャネルであり、DECT物理チャネルではない。
がアクティブとされるとき、各DECTチャネル上で、RFP3によってブロー
ドキャストされるN−チャネル及びQ−チャネル情報について受信待機状態とな
る。所与のRFP3がPPとのトラフィックコネクションをサポートするために
関与しない場合、この情報はそれ自身によっていわゆるダミー・ベアラ上でブロ
ードキャストされる。所与のRFP3が1つ以上のPP6との1つ以上のトラフ
ィックコネクションをサポートするために関与する場合、RFP3はこの情報を
各トラフィック・ベアラ上でブロードキャストする。少なくとも1つのトラフィ
ックコネクションをサポートするRFP3はダミー・ベアラをドロップしうるが
、そのRFP3との全てのトラフィックコネクションが中止された場合にはダミ
ー上でのN−チャネル及びQ−チャネル情報が復元されねばならない。いずれの
場合もRFP3は少なくとも1つのDECTチャネル上でN−チャネル及びQ−
チャネル情報を送信している。ダミー・ベアラは特定のPP6による受信のため
のものではなく、たまたま近傍にある全ての伝達範囲内のPP6に対してRFP
3の識別子及びシステム情報を全ての時間に亘って利用可能とするためのもので
ある。
るRFP3を見つけるまで全ての有効なDECTチャネルをスキャンすることに
よって伝達範囲内のRFP3の存在について受信待機状態となる。RFP3が実
際に1つ以上の他のPPへの音声又はデータの呼を既にサポートしている場合、
RFP3とこれらのPPとの間にはいわゆるトラフィック・ベアラが既に確立さ
れており、これらについてはシステム情報が見いだされる。これはPP6に対し
て、RFP3と同期し、RFP3に対して呼を発すること及び呼を受けとること
の準備が出来ている状態となるのに必要なシステム情報を提供するのに十分であ
る。しかしながら、RFP3が音声又はデータの呼を全くサポートしていない場
合、トラフィック・ベアラはなく、従ってRFP3の近傍のPP6は、有効なD
ECTチャネルのうちの1つで定期的な間隔でRFP3によって送信され、PP
がこれと同期しうる、いわゆるダミー・ベアラに依存する。
定するために様々なDECTチャネル上でいわゆる同期ベアラを確立する。その
チャネル上で実際に送信していないと判定されると、N−チャネル及びQ−チャ
ネル情報を搬送するチャネルが見つかるまで異なるDECTチャネル上で同期ベ
アラが確立される。同期ベアラを確立することにより、DECTチャネル上で任
意のN−チャネル及びQ−チャネル情報を読むことが可能となる。この情報はP
P6によって、固定部へのアクセス権を有するかどうかを判定するために使用さ
れ、アクセス権を有する場合は、PP6は、呼を発するため又は呼を受けとるた
めの準備ができた状態となる。
、1つのソースから1つ以上の宛先へコネクションを確立し、データを転送し、
最終的にコネクションを解放するという3つの段階を有するため、コネクション
指向モードで動作する。対照的に、ダミー・ベアラは、1つのソースから1つ以
上の宛先の独立(self-contained)データ単位の伝送を含むため、コネクション
レスモードで動作する。ベアラには更なる種類が存在し、コネクションレス・ベ
アラと称される。これはダミー・ベアラと同様であるが、ダミー・ベアラがシス
テム情報のみを搬送しうるのに対して、コネクションレス・ベアラは他の種類の
情報を搬送しうる点で異なる。これらの異なるベアラの性質についての更なる情
報は、上述のDECT標準に記載されており、本発明を理解するために必要な場
合を除き、特に説明しない。
ステム情報を含むため、RFPの伝達範囲内にありRFPと同期される全てのP
Pは、それらの現在の状態がどのようなものであっても(例えば音声呼を行なっ
ていて話し中である、又はアイドル状態にある等)、この情報を受信し、この情
報に対してアクセスしうる。他の種類のDECT論理チャネルは、RFPからP
Pへのページング情報を含むP−チャネルと称される。ページング情報が送信さ
れると、これは全てのベアラ上に出現する。従って、N−チャネル及びQ−チャ
ネル情報を受信することが可能な任意のPPは、任意の送信されたP−チャネル
情報を受信することが可能である。全ての同期されたPPは、送信された任意の
P−チャネル情報に対して常に受信待機状態であるため、特定のPPに対してど
のチャネルで受信するかを命令するために、このチャネル上で情報が搬送される
。
ドキャストするために、そのPPはまず、ブロードキャスト情報を搬送するため
のブロードキャストチャネルとして使用される特定のDECTチャネル上で受信
するようにされる。PPがそのチャネル上で受信するようになると、そのチャネ
ル上でPPによって受信されるようメッセージが送信される。複数のDECT
PPにそのチャネル上で受信させることにより、これら全てのPPはブロードキ
ャストメッセージを受信することが可能となる。
して異なるものでありうるブロードキャストチャネル上に確立される。RFPの
伝達範囲内の全てのPPは、コネクションレス・ダウンリンク・ベアラを搬送す
るためにそのRFPについて選択されたチャネルに対して受信待機状態であれば
、同時にブロードキャストメッセージを受信することが可能である。上述のよう
に、コネクションレス・ベアラはダミー・ベアラと同様であるが、この場合は、
当業者によって理解されるように、コネクションレス・ベアラのB−フィールド
はブロードキャストメッセージ自体に関する情報で埋められる。メッセージは、
音声又はデータファイル情報を含みうるが、警報信号を表わす情報といった他の
種類の情報がブロードキャストされうる。尚、これは、ブロードキャストメッセ
ージが与えられるべき各伝達範囲内PPに対するトラフィック・ベアラを確立し
、メッセージをこれらのトラフィック・ベアラ上で中継するという概念とは逆の
ものである。DECT RFPクラスタは、限られた数のトラフィック・ベアラ
のみをサポートすることが可能であり、周波数の再利用が必要となる前にDEC
Tシステム中に確立されうる絶対的な数のトラフィック・ベアラがある。従って
、ブロードキャストメッセージを搬送するためにコネクションレス・ベアラを使
用することにより、電気通信システムに過度に負荷をかけることなく複数のPP
がメッセージを受信しうる。
PPに対して、ブロードキャストメッセージのためにどのDECTチャネルが使
用されているかを通知する情報を含む第1のメッセージが各RFPによって全て
のベアラ上でショートページメッセージとして送信される。P−チャネル上で送
信されるショートページメッセージは、ブロードキャストメッセージを搬送する
であろうDECTチャネルを識別するために使用される。ショートページメッセ
ージは、当業者によって知られているように、通常はA−フィールド中で搬送さ
れる。
ECTチャネル上でコネクションレス・ダウンリンク・ベアラを確立するよりも
、ダミー・ベアラをブロードキャストメッセージ搬送用のコネクションレス・ダ
ウンリンク・ベアラに変換し、ダミー・ベアラを搬送するために以前に使用され
たDECTチャネルを要求することが望ましい。これが望ましいのは、所与のR
FPがダミー・ベアラのみを送信しているときに、そのRFPと同期される全て
のPPはダミー・ベアラを搬送するDECTチャネル上で受信するためである。
これは一般的には、PPに対して異なるDECTチャネル上で受信するよう命令
する必要性をなくす。
るわけではなく、PPのうちの1つ又はPPのうちから選択されたものによって
のみ所与のブロードキャストメッセージが受信されるようにすることが可能であ
る。PPには、識別子又はグループ識別子が割り当てられ、特定の識別子を搬送
するPPのみが所与のブロードキャストを受信するよう選択されうる。これは、
DECTシステムでは、グループ仮携帯ユーザ識別子(Temporary Portable Use
r Identity, TPUI)を携帯部又は携帯部のグループに割り当てること、それ
により特定のTPUIを有するPPのみがブロードキャストメッセージを受信す
るようにされることによって成される。システム中で1つ以上のTPUIが使用
されえ、それによりPPの異なるグループが形成され、ブロードキャストを受信
するために独立に選択されることを可能とする。TPUIに関連する情報はP−
チャネル中にも存在し、ショートページメッセージ中で搬送されるため、やはり
、全てのPPはこの情報を受信することが可能である。識別子を使用すること、
及びアドレス指定は、当業者によって知られており、更なる情報はDECT標準
に含まれる。明細書を通して、TPUIという用語は、特に述べない限り、コネ
クションレスグループTPUIであると理解されるべきである。そうでないのは
、例えば、やはり当業者によって理解されるべき、個々のTPUIを指す場合で
ある。
ラの位置、即ちタイムスロット及び周波数に関する位置、を含む。これは、各R
FPについて異なるものでありうる。ショートページメッセージは、RFP中の
アプリケーションから生ずるものでありうる。特に、ショートページメッセージ
はP−チャネルに存在する情報、即ち、ブロードキャストメッセージを受信すべ
きPPの識別子と、ブロードキャストが送信されるDECTチャネルを含む。
あってよく、例えばPSTN又は他のPPから発信されるものでありうる。他の
PPからの場合、メッセージはPPから伝達範囲内のRFPへ通常のトラフィッ
ク・ベアラを通じて送信され、その後、メッセージは上述の機構によって他のP
Pへブロードキャストされる。ブロードキャストメッセージの発信者は、適当な
TPUI情報をフォワードすることによってブロードキャストが行なわれるべき
グループを指定しうる。1つの実施例では、これはPPのキーパッドを介して情
報を入力することによって、意図される受信者を示すユーザによって発生しうる
。
て質が維持されることを確実とする。チャネルの質が低い場合は、コネクション
レス・ベアラ間でホッピングすることにより他のDECTチャネルへ変更しうる
。RFPと同期したPPに対してコネクションレス・ベアラを搬送する新しいチ
ャネルを通知するために、ショートページメッセージが使用されうる。コネクシ
ョンレス・ベアラが異なるチャネルへ移ったとき、この全ての伝達範囲内のPP
に対して通知するために定期的に新しいページが送出される。更に、コネクショ
ンレス・ダウンリンク・ベアラは必ずしも各RFPに対する同一のDECTチャ
ネル上にないため、コネクションレス・ダウンリンク・ベアラの位置とブロード
キャスト呼TPUI情報を指定するショートページメッセージは、必要であれば
ブロードキャストメッセージの持続時間全体に亘って各RFPによって定期的に
送出される。これは、各PPが、他のDECTチャネル上で所与のブロードキャ
ストメッセージに対してコネクションレス・ダウンリンクを送信している異なる
RFPによってサービス提供されるセルへローミングし、そのチャネル上で受信
することによって、必要であればそれでもなおブロードキャストメッセージを受
信することを可能とする。コネクションレス・ベアラのハンドオーバーは、他の
方法でも実施されうるが、これはDECT標準に違反するものでありうる。
ベアラのみが確立されうるため、システムは一回に1つのブロードキャストメッ
セージのみが送信されることを可能とする。任意に、夫々に対して優先度の値が
割り当てられた多数のTPUIが使用されうる。1つ以上のブロードキャストが
同時に要求される場合、システムはメッセージに添付されたTPUIに基づいて
最も高い関連付けられた優先度値を有するメッセージをブロードキャストする。
優先度の値が使用される場合、PPは、ブロードキャストに関連付けられる優先
度の値によってブロードキャストを受信又は拒絶するよう設定されうる。
ロードキャストを生じさせることにより多数の効果がありうる。例えば、携帯部
によって、ユーザに対してブロードキャストについて知らせる信号が発生されえ
、それによりユーザはブロードキャストへ切り換えるか、これを無視することが
可能となる。ユーザは、例えば、音声トーン又は表示されたメッセージによって
知らされうる。ユーザがブロードキャストを受け入れることを選択する場合、通
常のコネクションに基づく呼は保留とされうる。或いは、携帯部は、ブロードキ
ャストを再生するために自動的に切り換え、通常の呼を保留としうる。自動切換
は、ブロードキャストが指定される関連付けられた優先度の値を有する場合にの
み生ずるよう実施されてもよい。PPには、通常のコネクションに基づく呼のと
きに用いられる音量よりも大きい音量でオーディオブロードキャストを再生する
手段を有しうる。このために、携帯部には自動的にアクティブとされうるスピー
カが設けられうる。上述のように、ブロードキャストは警報信号を表わしうる。
かかるブロードキャストは、PPに設けられた警報機能をアクティブとするPP
のユーザによって開始されうる。
ストメッセージを送信し、これらのブロードキャストメッセージはRFPによっ
て送信されるべきものである。
が加入した直後、又は個々のTPUIが割り当てられた位置の登録のときに、P
Pに割り当てられうる。或いは、PPはいつでも異なるグループへ再編成される
ことが許されているため、識別子はいつでも割り当てられうる。PPは、多数の
グループのメンバーでありうる。
本願出願人による「Multiple Broadcast Facility」なる名称の係属中の英国特
許出願第9920324号に詳細に説明されるような他のコネクションレス・ダ
ウンリンク・ベアラを加えることにより更なるブロードキャストメッセージを提
供することが可能であり得る。
明されたが、本発明は暗号化されたコネクションレスメッセージングの単一又は
多数のインスタンスを確立することが可能な他の電気通信システムにおいて実施
されうることに留意されたい。この場合、携帯端末は、DECTのTPUIアド
レス指定とは異なるアドレス指定の形式を用いてメッセージを受信するよう命令
される。即ち、呼の対称となる聴衆は、各携帯端末についてプログラムされうる
グループ識別子について決められうる。
ムと装置及びその構成部分の設計、製造、及び使用について既に知られており、
上述の特徴の代わりに、又は上述の特徴に加えて使用されうる他の特徴を含みう
る。
Claims (13)
- 【請求項1】 1つ以上の携帯端末と通信する少なくとも1つの固定端末を
有する電気通信システムにおいてブロードキャストメッセージを通信するブロー
ドキャストシステムであって、 ブロードキャストメッセージを運ぶために当該の固定端末について選択される
チャネルを指定する情報を含む第1のメッセージを各固定端末から送信する第1
の送信器手段と、 上記各携帯端末を上記指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で受
信するようにさせる制御手段と、 上記各携帯端末によって再生されるようブロードキャストメッセージを上記固
定端末から上記指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で送信する第
2の送信器手段とを含み、上記ブロードキャストメッセージチャネルはコネクシ
ョンレスである、ブロードキャストシステム。 - 【請求項2】 1つ以上の携帯端末と通信する少なくとも1つの固定端末を
有する電気通信システムにおいてブロードキャストメッセージを通信する方法で
あって、 ブロードキャストメッセージを運ぶために当該の固定端末について選択される
チャネルを指定する情報を含む第1のメッセージを各固定端末から送信する段階
と、 上記各携帯端末を上記指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で受
信するようにさせる段階と、 上記各携帯端末によって再生されるようブロードキャストメッセージを上記固
定端末から上記指定されたブロードキャストメッセージチャネル上で送信する段
階とを含み、上記ブロードキャストメッセージチャネルはコネクションレスであ
る、方法。 - 【請求項3】 上記選択されたチャネルはDECT物理チャネル上に確立さ
れる、請求項1記載のブロードキャストシステム又は請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 上記選択されたチャネルはDECTシンプレックス・ベアラ
をサポートする、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のブロードキャストシ
ステム又は方法。 - 【請求項5】 上記選択されたチャネルはコネクションレス・ダウンリンク
・ベアラをサポートする、請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のブロードキ
ャストシステム又は方法。 - 【請求項6】 上記第1のメッセージはショートページメッセージとして送
信される、請求項3乃至5のうちいずれか一項記載のブロードキャストシステム
又は方法。 - 【請求項7】 各携帯端末にブロードキャストグループ識別子を割り当てる
手段と、 ブロードキャストグループ識別子情報を上記第1のメッセージに含ませる手段
と、 上記携帯端末が上記第1のメッセージ中で伝送されるブロードキャストグルー
プ識別子に対応する割り当てられたブロードキャストグループ識別子を有する場
合にのみ、上記携帯端末を上記指定されたブロードキャストチャネル上で受信さ
せる手段とを更に有する、 請求項1、又は、請求項1に従属する請求項3乃至6のうちいずれか一項記載
のブロードキャストシステム。 - 【請求項8】 各携帯端末にブロードキャストグループ識別子を割り当てる
段階と、 ブロードキャストグループ識別子情報を上記第1のメッセージに含ませる段階
と、 上記携帯端末が上記第1のメッセージ中で伝送されるブロードキャストグルー
プ識別子に対応する割り当てられたブロードキャストグループ識別子を有する場
合にのみ、上記携帯端末を上記指定されたブロードキャストチャネル上で受信さ
せる段階とを更に有する、 請求項2、又は、請求項2に従属する請求項3乃至6のうちいずれか一項記載
のブロードキャストシステム。 - 【請求項9】 上記ブロードキャストグループ識別子情報はDECTグルー
プ仮携帯ユーザ識別子(TPUI)として表わされる、請求項7記載のブロード
キャストシステム又は請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 上記ブロードキャストメッセージは上記少なくとも1つの
固定端末と通信する携帯端末において開始及び発生される、請求項1乃至9のう
ちいずれか一項記載のブロードキャストシステム又は方法。 - 【請求項11】 上記第1のメッセージ中の上記ブロードキャストグループ
識別子情報は、上記携帯端末において選択及び発生される、請求項7又は8に従
属する請求項10記載のブロードキャストシステム又は方法。 - 【請求項12】 異なる固定端末がカバーする地理的な領域へ携帯端末がロ
ーミングすることを可能とし、上記ローミングする携帯端末が上記ブロードキャ
ストメッセージを異なる指定されたチャネル上で受信すること、及び、受信する
ための指定されたチャネルを変更することを必要とする場合でさえ、上記異なる
固定端末からブロードキャストを受信することを可能とするよう、上記ブロード
キャストメッセージの持続時間に亘って上記第1のメッセージを定期的に送信す
る手段を更に有する、請求項1、又は、請求項1に従属する請求項3、4、5、
6、7、9、10、又は、11のうちいずれか一項記載のブロードキャストシス
テム。 - 【請求項13】 異なる固定端末がカバーする地理的な領域へ携帯端末がロ
ーミングすることを可能とし、上記ローミングする携帯端末が上記ブロードキャ
ストメッセージを異なる指定されたチャネル上で受信すること、及び、受信する
ための指定されたチャネルを変更することを必要とする場合でさえ、上記異なる
固定端末からブロードキャストを受信することを可能とするよう、上記ブロード
キャストメッセージの持続時間に亘って上記第1のメッセージを定期的に送信す
る段階を更に有する、請求項2、又は、請求項2に従属する請求項3、4、5、
6、8、9、10、又は、11のうちいずれか一項記載の方法。
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