JP3196495U - 自転車用サドル - Google Patents

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Abstract

【課題】通気性に優れ、長時間乗車しても快適な走行ができ、また、製造コストの削減、軽量化に寄与する自転車用サドルを提供する。【解決手段】サドル本体と該サドル本体を自転車フレームに取付ける取付部材を有する自転車用サドルにおいて、サドル本体は、荷重の変化に応じて弾性変形できるように多数の貫通孔が形成されている合成樹脂製のベース部材1から成り、ベース部材1を左右に二等分する軸線部5の後方には軸線方向に延びる長孔3が設けられ、軸線5の中央から後方にかけて凹部4が形成されている。ベース部材で形成されるサドル座面の形状は、ベース部材の軸線部5の後方を中心とする同心楕円状の枠線6と、軸線部5上から放射状に延びる枠線7が交差するような蜘蛛の巣状を呈する。【選択図】図1

Description

本考案は、自転車用サドルに関する。
従来から、自転車用サドルに合成樹脂性のベース部材を用いるものは、存在したが、多くの自転車用サドルの場合は、合成樹脂性のベース部材の上に直接着座するのではなく、座面上にクッション部材と、クッション部材を覆うカバー部材とを設け、その上に着座することで使用者の乗車感を向上させていた(例えば、特許文献1を参照。)。これは、使用者の荷重に耐え得るだけの剛性を備え、かつ柔軟性のある座面とするためである。
しかしながら、複数の素材を組み合わせて座面を構成するため、通気性も悪く、長時間使用した場合に、臀部に蒸れが生じるという問題があった。また、複数の素材を組み合わせることから、製造コストがかかり、重量が重くなってしまうという問題があった。
特開平8−253180号公報
上記状況に鑑みて、本考案は、通気性に優れ、長時間乗車しても快適な走行ができ、また、製造コストの削減、軽量化に寄与する自転車用サドルを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案の自転車用サドルは、サドル本体と該サドル本体を自転車フレームに取付ける取付部材を有する自転車用サドルにおいて、サドル本体は、荷重の変化に応じて弾性変形できるように多数の第1の貫通孔が形成されている合成樹脂製のベース部材から成り、ベース部材を左右に二等分する軸線部に第2の貫通孔が設けられている。
サドル本体を形成する合成樹脂製のベース部材は、荷重の変化に応じて弾性変形できるように多数の第1の貫通孔が形成される。サドル本体はサドル座面を構成する。サドル座面に多数の第1の貫通孔が設けられることにより、サドル座面の柔軟性が向上し、座面に座る使用者の姿勢の変化による荷重変化に追従できる。また、第1の貫通孔によって座面の通気性が優れ、臀部に蒸れが生じ難くなる。さらに、第1の貫通孔によってベース部材に用いる樹脂材料の削減が図れ、製造コストの削減とサドル本体の軽量化が図れる。
ベース部材を左右に二等分する軸線部に第2の貫通孔が設けられることにより、臀部中央部の通気性を更に向上し、使用者の快適性をより向上する。また、第2の貫通孔によって、第1の貫通孔と同様、ベース部材に用いる樹脂材料の削減を図り、製造コストの削減とサドル本体の軽量化を図ることができる。
第2の貫通孔は、第1の貫通孔と異なり、サドル座面の柔軟性を向上するものではなく、上記の通り、通気性向上と軽量化を主たる目的としている。
また、別の観点によれば、本考案の自転車用サドルは、サドル本体と該サドル本体を自転車フレームに取付ける取付部材を有する自転車用サドルにおいて、サドル本体は、荷重の変化に応じて弾性変形できるように多数の貫通孔が形成されている合成樹脂製のベース部材から成り、ベース部材を左右に二等分する軸線部に軸線方向に延びる長孔が設けられている。
ベース部材において、左右に二等分する軸線部の後方に軸線方向に延びる長孔が設けられことで、通気性の更なる向上と更なる軽量化を図ることができる。ここで、長孔は、サイズが大きなものが1つでも良く、或は複数でも良い。軸線部に長孔を設けることにより、臀部中央部の通気性を更に向上し、使用者の快適性をより向上できる。
本考案の自転車用サドルにおいて、軸線部の中央から後方にかけて凹部が形成されても良い。サドル本体を形成するベース部材の軸線部の中央から後方にかけて凹部が形成されることで、使用者の身体のデリケートな部分に負荷がかかることを防止し、かつ、快適性をより向上する。
ここで、貫通孔は、使用時の荷重の変化の起こる位置に応じて、適切に弾性変形し得るように、同じ大きさではなく、異なる大きさの径で形成されても良い。例えば、柔軟性が必要な箇所、荷重がかからず強度が求められない箇所には、大きめの径の貫通孔を設け、逆に、強度が必要な箇所には小さめの径の貫通孔を設けることもできる。
本考案の自転車用サドルにおいて、長孔が軸線部の後方に設けられ、長孔の軸線方向の長さは、サドル本体の前後の長さの1/4〜1/3にしても良い。
臀部中央部は、直接的にサドル座面に触れるところではない。そこで、荷重を支える部材を減らして、サドル本体の軽量化を更に図るようにする。そのため、軸線部に設ける長孔を大きく設ける。ここで、長孔の軸線方向の長さを、サドル本体の前後の長さの1/4〜1/3にするのは、1/3より長いとベース部材の強度の問題があり、1/4より短いならば軽量化に殆ど寄与しないからである。
上述の通り、長孔の軸線方向の長さが1/3より長いとベース部材の強度の問題がある。しかし、長孔の周囲にベース部材の強度補強部材を用いて、ベース部材の強度を上げることにすれば、長孔の軸線方向の長さを更に長くすることが可能である。ベース部材の強度補強部材を用いる場合、長孔が軸線部の後方から中央に設けられ、長孔の軸線方向の長さは、サドル本体の前後の長さの1/3〜2/3にしても良い。
本考案の自転車用サドルのベース部材は、軸線部の後方端部近傍に切り込みが設けられ、左後方端部および右後方端部が突出する形状を呈し、かつ、左後方端部および右後方端部がサドル座面から反り上るように形成されていても良い。
サドル本体の軽量化、使用者の安定と快適性を図り、またサドル本体の意匠性を高めることができる。つまり、軸線部の後方端部近傍に設ける切り込みによって、サドル本体の軽量化が図れ、左後方端部および右後方端部に形成されたサドル座面の反り上りによって、使用者の臀部がサドル座面に安定に支持でき、左後方端部および右後方端部が突出する形状は、サドル本体の意匠性を高めるのである。
本考案の自転車用サドルにおいて、ベース部材で形成されるサドル座面の形状は、ベース部材の軸線部の後方を中心とする同心楕円状の枠線と、軸線部上から放射状に延びる枠線が交差するような蜘蛛の巣状を呈することでも良い。
座面の中央部付近は、荷重がかかることから、より強度が求められるため、座面の中央部付近の貫通孔の径を小さくすることでベース部材の強度を増し、剛性を高めることでも良い。一方、ペダルを漕ぐ際に太股が接触する外周縁部付近は、柔軟性が維持されるので、外周縁部付近の貫通孔の径を大きくし、より柔軟性を高めることでも良い。
本考案の自転車用サドルの貫通孔及び長孔の総面積は、ベース部材の外周輪郭の総面積の33〜80%である。より好ましくは、50〜75%である。
貫通孔及び長孔が設けられる割合がベース部材の総面積の33%より小さいと、座面の強度は高くなるが、座面の柔軟性が低下し、乗車感が悪くなってしまう。また、原材料費がより多くかかってしまうという問題もある。逆に、貫通孔及び長孔が設けられる割合がベース部材の総面積の80%より大きいと、座面の柔軟性は高くなり、乗車感は良くなり、原材料費を削減できるが、座面の耐久性の点で問題が生じてしまうからである。
本考案の自転車用サドルによれば、通気性が優れ、柔軟でかつ軽量なため、長時間乗車しても快適な走行ができるといった効果を有する。
実施例1の自転車用サドルの平面図 実施例1の自転車用サドルの側面図 実施例1の自転車用サドルの断面図
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本考案の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1と図2は、実施例1の自転車用サドルの平面図と側面図を示している。
図1に示されるように、サドル座面を構成するベース部材1は、ベース部材を左右に二等分する軸線部5の後方を中心とする同心楕円状の枠線6と、軸線部上から放射状に延びる枠線7が交差するような蜘蛛の巣状を呈しており、多数の貫通孔2が設けられている。
ベース部材1は合成樹脂製の材質が用いられており、使用者の荷重に耐え得る程度の剛性を備えている。また、座面が蜘蛛の巣状を呈しており、使用者の荷重および荷重の移動により、弾性変形し得る程度の柔軟性も備えている。
蜘蛛の巣状は、ベース部材1の全体に及び、サドル座面の前方端部と後方座部に貫通孔2が散らばり、優れた通気性と軽量化を実現している。
また、ベース部材1の軸線部5の後方には軸線方向に延びる長孔3が1つ設けられている。そして、軸線部5の中央から後方にかけて凹部4が形成されている。長孔3は、凹部4の領域の中に存在している。長孔の軸線方向の長さは、サドル本体の前後の長さの約1/3である。軸線部5に長孔3を設けることにより、臀部中央部の通気性と使用者の快適性を向上する。また、軸線部5の中央から後方にかけて凹部4を設けることにより、デリケートな部分に負荷がかかることを防止し、快適性をより向上する。
ここで、貫通孔2は略台形の形状のものが大半であり、サドルの外縁近傍には、三角形状のものも存在する。貫通孔2の形状は、略台形や三角形状以外の他の多角形状、或は幾何学的形状でも良い。
サドル座部の柔軟性を高めるために、貫通孔のサイズは、ベース部材の中央から外縁に近くなるほど大きくしている。
図1に示すように、ベース部材1は、軸線部5の後方端部近傍に切り込み10が設けられ、左座部の後方端部11aおよび右座部の後方端部11bは突出している。
また、図2に示すように、後方端部(11a,11b)がサドル座面から反り上るように形成されている。後方端部(11a,11b)の位置は、使用者の臀部の座位の高さの位置12よりも高くなるように、緩やかに反り上っている。
図3は、実施例1の自転車用サドルの断面図を示している。図3(1)は図1のA−A´断面であり、図3(2)は図1のB−B´断面である。図3(1)に示すA−A´断面では長孔3と凹部4が、図3(2)に示すB−B´断面では凹部4が確認できる。
本考案は、スポーツ競技の自転車用サドルとして有用である。
1 ベース部材
2 貫通孔
3 長孔
4 凹部
5 軸線部
6,7 枠線
8 レール部材
10 切れ込み
11,11a,11b 後方端部

Claims (8)

  1. サドル本体と該サドル本体を自転車フレームに取付ける取付部材を有する自転車用サドルにおいて、
    前記サドル本体は、荷重の変化に応じて弾性変形できるように多数の第1の貫通孔が形成されている合成樹脂製のベース部材から成り、
    前記ベース部材を左右に二等分する軸線部に第2の貫通孔が設けられた、
    ことを特徴とする自転車用サドル。
  2. サドル本体と該サドル本体を自転車フレームに取付ける取付部材を有する自転車用サドルにおいて、
    前記サドル本体は、荷重の変化に応じて弾性変形できるように多数の貫通孔が形成されている合成樹脂製のベース部材から成り、
    前記ベース部材を左右に二等分する軸線部に軸線方向に延びる長孔が設けられたことを特徴とする自転車用サドル。
  3. 前記軸線部の中央から後方にかけて凹部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用サドル。
  4. 前記長孔が軸線部の後方に設けられ、
    前記長孔の軸線方向の長さは、前記サドル本体の前後の長さの1/4〜1/3であることを特徴とする請求項2又は3に記載の自転車用サドル。
  5. 前記長孔が軸線部の後方から中央に設けられ、
    前記長孔の軸線方向の長さは、前記サドル本体の前後の長さの1/3〜2/3であることを特徴とする請求項2又は3に記載の自転車用サドル。
  6. 前記ベース部材は、
    軸線部の後方端部近傍に切り込みが設けられ、左後方端部および右後方端部が突出する形状を呈し、かつ、左後方端部および右後方端部がサドル座面から反り上るように形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の自転車用サドル。
  7. 前記ベース部材で形成されるサドル座面の形状は、前記ベース部材の軸線部の後方を中心とする同心楕円状の枠線と、軸線部上から放射状に延びる枠線が交差するような蜘蛛の巣状を呈することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の自転車用サドル。
  8. 前記貫通孔及び前記長孔の総面積は、前記ベース部材の外周輪郭の総面積の33〜80%であることを特徴とする請求項2〜7の何れかに記載の自転車用サドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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