JP3196276U - 植木鉢用の支柱構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄く折り畳んで積み重ねることができ、矩形状の保持枠に限らず、円形状の保持枠にも適用できる植木鉢用の支柱構造体を提供する。【解決手段】使用状態で略水平面に位置する一対の枠体と、一対の枠体を接続する連結部材と、一対の枠体の外周面に配置される保持部材とで完成される支持枠FLa〜FLcと、連結部材や保持部材に保持される支柱PL1〜PL4と、を有して構成され、連結部材は所定の枢軸を回転中心に、回動可能に構成され、対面する2つの連結部材に対応する2つの枢軸の離間距離が、3つの支持枠FLa〜FLcにおいて共通化されている。【選択図】図1

Description

本考案は、植物の成長を支える支柱構造体に関し、特に、小学校低学年の生活科教材として好適に活用される植物鉢用の支柱構造体に関する。
小学校低学年の生活科教材として、アサガオなどの植物の成長を支える支柱構造体について各種の発明や考案が提案されている(特許文献1〜特許文献4)。
例えば、特許文献1に記載の支柱構造体は、略矩形状に一体成形された三個の保持枠と、四本の支柱で構成されている。そして、保持枠の四か所に円筒状の係止部を設ける一方、四本の支柱に、係止部を受け止める連結部材を固定することで、三個の保持枠と四本の支柱を、垂直面上に折り畳むことができるよう構成されている。
この発明は、要するに、特許文献2に記載の固定杆と揺動杆とによる揺動動作を、円筒状の係止部と、連結部材の揺動面とで代用したものであり、揺動面を有する連結部材を支柱に取り付けると共に、この連結部材に揺動可能に係合する円筒状の係合部を、矩形リング状の保持枠に形成する点に特徴がある。
特開2002−112638号公報 登録実用新案3065918号公報 登録実用新案3168958号公報 特開2004−135606号公報
しかし、特許文献1に記載の発明は、矩形リング状の保持枠には適用できるものの、円形リング状の保持枠には、容易には適用できないという問題がある。すなわち、円筒状の係止部は、円形リングの保持枠の一部として、平面視で円弧形状とならざるを得ないので、これを受け止める連結部材の揺動面も円弧形状とするしかなく、このような構成では、水平面上に位置する保持枠を、垂直面上に立設させることができない。なお、この問題を回避するには、特許文献4の図4に示すような、特殊形状の係止部(軸部4c)を設けるしかない。
また、特許文献1に記載の発明では、保持枠に特殊な部材(アジャスタ)を使用しない限り、アサガオなどの成長に対応した、上向きラッパ状に広がる形状を実現できないという問題もある。すなわち、進退自在の特殊部材(アジャスタ)を使用しない構成の場合には、四本の支柱を、前方側ではなく側面側から見ると、全ての支柱が直立することになり、上向きラッパ形状を実現できない。なお、この問題は、特許文献4に記載の発明でも同様である。
更にまた、特許文献1に記載の発明では、矩形リング状の保持枠を、折り畳み状に変形させた場合に、支柱二本分の厚さに保持枠を加えた厚さとなるので、格納や輸送時に積み重ねたときにスペース的な不利が生じるという問題がある。
そこで、このような問題に対処するための考案(特許文献3参照)も提案されている。この特許文献3に記載の考案は、内側周面に左右二本の支柱を対面状態で保持する第1枠体及び第2枠体と、第1枠体及び第2枠体の一端部と他端部に、各々ヒンジ結合される第3枠体及び第4枠体とで、略矩形状の保持枠が構成されている。そして、第1枠体と第2枠体の内側周面には、左右二本の支柱を保持する保持溝と、対面する支柱を収容可能な収納溝とが形成されている。
しかし、この特許文献3に記載の考案も、円形リング状の保持枠には適用できないという問題がある。すなわち、例えば、第1枠体や第2枠体を直線状ではなく平面視円弧状に形成した場合、水平面上に位置する第3枠体と第4枠体を、一体的に垂直面上に立てても、第1枠体と第2枠体は水平面上に残るので、折り畳むことができない。なお、円弧形状の第1枠体や第2枠体には、対面する支柱を収容可能な収納溝を形成することができないという致命的な問題もある。更に、特許文献3に記載の考案でも、第3枠体及び第4枠体が、上段・中段・下段において全て同一寸法であるので、4本の支柱を側面側から見ると、全ての支柱が直立することになり、上向きラッパ形状を実現できないという問題もある。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、薄く折り畳んで積み重ねることができ、矩形状の保持枠に限らず、円形状や多角形状など平面的な形状の保持枠に適用できる植木鉢用の支柱構造体を提供することを目的とする。また、進退自在の特殊部材を使用しなくても、全ての支柱を上向きラッパ形状に広げることができる支柱構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、使用状態で略水平面に位置する第1と第2の枠体と、第1と第2の枠体の両端部を対面状態で接続する第1と第2の連結部材と、第1と第2の枠体の外周面に各々配置される第1と第2の保持部材と、を組み立てることで各々閉鎖形状に完成される複数の支持枠と、複数の支持枠の第1連結部材に保持される第1支柱と、複数の支持枠の第2連結部材に保持される第2支柱と、複数の支持枠の第1保持部材に保持される第3支柱と、複数の支持枠の第2保持部材に保持される第4支柱と、を有して構成され、第1と第2の連結部材は、第1連結部材及び第2連結部材と第1枠体及び第2枠体に関し、所定の枢軸を回転中心に、回動可能に構成され、第1と第2の保持部材は、第1保持部材及び第2保持部材と第1枠体及び第2枠体に関し、所定の装着軸を回転中心に、回動可能に構成されており、第1連結部材に対応する第1枢軸と、第2連結部材に対応する第2枢軸との離間距離が、複数の支持枠において共通化されている。
第1と第2の連結部材は、閉鎖形状の支持枠の内側に、二本の支柱を保持可能な2つの収容溝を有して構成されているのが好ましい。また、支持枠が略水平面に位置する使用状態では、2つの収容溝の何れか一方に、第1支柱又は第2支柱が保持され、各部材を略同一平面に折り畳む収納状態では、2つの収容溝に、第1支柱及び第2支柱が保持されるよう構成されているのが好適である。
使用状態で最下部に位置して略水平面で対面する収容溝と、最上部に位置して略水平面で対面する収容溝とを比較すると、最上部で対面する収容溝の離間距離が、最下部で対面する収容溝の離間距離より大きく設定されているのが好ましく、使用状態で最上部に位置する一対の保持部材に保持される支柱の離間距離は、最下部に位置する一対の保持部材に保持される支柱の離間距離より大きく設定されているのが好ましい。
上記した本考案によれば、薄く折り畳んで積み重ねることができ、矩形状の保持枠に限らず、円形状の保持枠にも適用できる。また、進退自在の特殊部材を使用しなくても、全ての支柱を上向きラッパ形状に広げることもできる。
実施例の支柱構造体を、角型の植木鉢に使用した状態を示す図面である。 四本の支柱を、植木鉢から引き抜いた状態の支柱構造体を示す図面である。 折り畳み状態の支柱構造体と、支柱から分離させた三個の支持枠を図示したものである。 完成状態の支持枠と、一部の部材を分離させた状態の支持枠を示す斜視図である。 大型一対の枠体と中型一対の枠体と小型一対の枠体について、その一方を示す斜視図である。 前方連結部材を説明する図面である。 後方連結部材を説明する図面である。 標準連結部材を説明する図面である。 頂上保持部材と標準保持部材を説明する図面である。 支持構造体の組み立て方法及び積層状態を説明する図面である。
以下、実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明する。図1は、実施例の支柱構造体STを、角型の植木鉢POTに使用した状態を示す図面であり、斜視図(図1(a))と、植木鉢POTの短辺側から見た正面図(図1(b))と、植木鉢POTの長辺側から見た正面図(図1(c))とを示している。
図示の通り、実施例の支柱構造体STは、上下三段に配置される三個の支持枠FLa〜FLcと、支持枠FLa〜FLcに保持される四本の支柱PL1〜PL4とで構成され、各支柱PL1〜PL4の下端部が、植木鉢POTの装着穴HOに挿入されて固定されている。
図2は、四本の支柱PL1〜PL4を、植木鉢POTから引き抜いた状態の支柱構造体STについて、その斜視図(図2(a))と、正面図(図2(b))と、側面図(図2(c))と、を示している。また、図3は、折り畳み状態の支柱構造体STと、支柱PL1〜PL4から分離させた三個の支持枠FLa〜FLcを示している。この実施例では、図2の展開状態において、前後二本の支柱PL1,PL3を保持して、支柱PL1を上昇させるか、逆に、支柱PL3を降下させることで、図3の折り畳み状態を実現することができる。
図3(a)や、図2(a)〜図2(c)に現れる通り、四本の支柱PL1〜PL4は、全て、上方に向けて軽くラッパ状に広がっており、アサガオなどの開花時には、華やかな広がり形状を実現することができる。このような効果を発揮するべく、三個の支持枠FLa〜FLcは、内径及び外径が多少異なる大・中・小のリング形状を有している(図3(b)参照)。なお、支持枠FLaと支持枠FLbは、それらの外周形状が、ほぼ真円状に形成されているが、支持枠FLcの外周形状は、図3ではやや縦長の楕円状に形成されている。
図4(a)〜図4(c)は、支持枠FLa〜FLcを示す斜視図であり、図4(d)は、一部の部材を分離させた状態の支持枠FLcを示している。図4(a)〜図4(c)と、図4(d)との対比から明らかな通り、何れの支持枠FLa〜FLcも、半円弧状に形成されて対面する一対の枠体1(図5)と、一対の枠体1の解放両端を接続して平面視で円弧形状を完成させる二個の連結部材2(図6〜図8)と、各枠体1の外周面に装着される二個の保持部材3(図9)とで構成されている。
枠体1は、詳細には、上段の支持枠FLaを構成する大型の枠体1Aと、中段の支持枠FLbを構成する中型の枠体1Bと、下段の支持枠FLcを構成する小型の枠体1Cとに区分される。
また、連結部材2は、上段一対の枠体1A,1Aを連結させる前方連結部材2A及び後方連結部材2B(図4(a))と、中段一対の枠体1B,1Bと下段一対の枠体1C,1Cを、各々連結させる標準連結部材2C(図4(b)〜図4(c))と、に区分される。
一方、保持部材3は、上段の枠体1Aに装着される頂上保持部材3A(図4(a))と、中段及び下段の枠体1B,1Cに装着される標準保持部材3B(図4(b)〜図4(c))とに区分される。
図5(a)〜図5(c)は、大型一対の枠体1A,1Aと、中型一対の枠体1B,1Bと、小型一対の枠体1C,1Cについて、その一方1A,1B,1Cを示す斜視図である。図示の通り、何れの枠体1A,1B,1Cも、円弧状の本体枠の両端部に枢軸穴10を設けると共に、中央部に装着穴11を設けて構成されている。なお、各枠体1A,1B,1Cの上面は、中央部を除いて面一に形成されており、枢軸穴10と装着穴11は、略同一水平面に形成されている。また、各枠体1A,1B,1Cの最大厚Tは、ほぼ一致している。
先に説明した通り、三個の支持枠FLa〜FLcは、内径が多少異なる大・中・小のリング形状を有しているが、これを構成する何れの枠体1A,1B,1Cも、枢軸穴10,10の離間距離Rが一定化されている。そのため、三個の支持枠FLa〜FLcについて、一方の枢軸穴10を回転中心にして、支持枠FLa〜FLcを回転させた場合に、全ての支持枠FLa〜FLcの回転半径Rが一致することで、支持枠FLa〜FLcを正しく折り畳むことができる(図3(a)参照)。
ところで、中型一対の枠体1B,1Bには、切込み凹部12が形成されており、図3(a)に示す折り畳み時には、切込み凹部12に、下段の支持枠FLcの枠体1Cを受け入れるようになっている。また、本実施例では、支柱PL1〜PL4の外径寸法Φが、枠体1A,1B,1Cの最大厚Tより十分に小さく設定されているので(Φ≒T/2)、支柱構造体STの折り畳み時には、支持枠FLaの最上部を除いて、全ての構成部材である支持枠FLa〜FLc及び支柱PL1〜PL4が、枠体1A,1B,1Cの最大厚Tの範囲内に収容される。
なお、支持枠FLaの最上部は、前方連結部材2Aの本体部21の厚さ分だけ他の部分より厚くなる。但し、支柱構造体STの折り畳み状態において、支持枠FLaの最上部裏面側に十分な収容空間が確保されるので(図5(a)参照)、複数の支柱構造体STを積み重ね状態では、全ての支持構造体STが、各々、面一状態となる。
そして、この積層状態では、下側に位置する枠体1Aの上面が、上側に位置する枠体1Aの下面に接するよう、枠体1Aの屈曲形状と、枢軸穴10の位置とが最適設計されているので、各支持構造体STの積み重ね高さは、支柱PL1〜PL4の外径寸法Φ(≒T/2)程度に統一される(図10(e)参照)。すなわち、本実施例では、N個の支持構造体STの積み重ね高さが、N*T/2+T/2程度に抑制される。
図6〜図8は、前方連結部材2Aと、後方連結部材2Bと、標準連結部材2Cとを示す図面である。何れの連結部材2A,2B,2Cも、使用状態では水平方向に突出する一対の枢軸20,20を有して構成されている。
これら何れの枢軸20,20も、先細円筒状の先端部20aと、やや縮径された円筒中央部20bと、基端円筒部20cとに区分される。そして、これら全体を、枠体1A〜1Cに形成されている枢軸穴10に押し込むことで、その後、枢軸20が枢軸穴10から抜け出ることのない確実な接続が実現される。なお、この連結状態では、連結部材2A〜2Cは、枢軸20及び枢軸穴10を回転中心に、回動自在となっている。
ところで、前方連結部材2Aは、図6(a)〜図6(c)に示す通り、一対の枢軸20を左右に突出させる断面コ字状の本体部21と、本体部21の内面を連絡する平板状の底板22と、底板22と一体化された状態で底板22を貫通している有底円筒状の保持キャップ23と、を有して構成されている。そして、本体部21には、横長のプレート板PTが連設されている。
ここで、保持キャップ23は、支柱PL1の最上部を受け入れて保持する部分である。また、プレート板PTは、生徒の氏名欄などとして活用される部分である。そして、枢軸20の中心点と、プレート板PTの上面との最短距離が、所定半径rに規制されている(図6(b))。
そのため、図6(d)の展開状態から、支柱PL1を降下させることで、前方連結部材2Aに連結された枠体1A,1Aを降下させた場合(つまり、枠体1A,1Aが、降下動作に対応して図6(e)の反時計方向に回動した場合)に、限界点を超える回転を阻止する機能を果たしている。
すなわち、この実施例では、上段の支持枠FLaのプレート板PTを上昇させる方向に支柱PL1を移動させることで、図3(a)の折り畳み状態が実現され、逆方向の操作は、プレート板PTの上面が、支持枠FLaの枠体1A,1Aに当接されることで阻止される(図6(e)参照)。
次に、後方連結部材2Bは、図7に示す通り、一対の枢軸20を軸方向外向きに突出させる断面コ字状の本体部21と、本体部21の内面を連絡する円弧溝GV及び有底円筒状の保持キャップ23と、を有して構成されている。後方連結部材2Bにおいて、保持キャップ部23は、支柱PL3の最上部を受け入れて保持する部分である。また、円弧溝GVは、前方連結部材2Aの保持キャップ部23に保持された支柱PL1を、折り畳み時に受け入れる部分である(図3(a)参照)。
また、後方連結部材2Bの本体部21には、左右側壁から枢軸方向に突出する延長フランジ24,24と、枢軸方向に直交してテーパ状に軽く隆起した隆起片25,25とが設けられている。ここで、延長フランジ24,24は、一対の枠体1A,1Aの一方側終端に各々係合して、禁止方向の回転を阻止する機能を果たしている。
すなわち、展開状態の支柱PL3を降下させる正常操作時には、延長フランジ24,24が、枠体1A,1Aの終端から離間して、図7(d)から図7(e)の向けて円滑に移行する一方、支柱PL3を水平位置から上昇させようとしても、延長フランジ24,24が枠体1A,1Aの終端に係合することで、その動作が禁止される。
支柱PL3を上昇動作は、前記した支柱PL1の降下動作と実質的に同一であるが、このような動作は、延長フランジ24,24と、枠体1A,1Aの一方側終端との係合、及び、プレート板PTの上面と、枠体1A,1Aの他方側終端との当接によって規制され、誤った折り畳み動作を確実に阻止している。
ところで、一対の隆起片25,25は、水平位置の支柱PL3を降下させる正常操作時(図7(e))に、枠体1A,1Aの下端面を、やや抵抗しつつ乗り越える部分である。そのため、支柱構造体STの展開状態において、支柱PL1を上昇させるか、或いは、支柱PL3を降下させる折り畳み動作の正常操作時には、一対の隆起片25,25が枠体1A,1Aの下端面を乗り越えるタイミングでカチという正常音を確認することができ、そのまま操作を続けると、折り畳み状態に移行することができる。
なお、隆起片25,25がテーパ状に形成されているので、カチという正常音を確認した後、支柱PL1,PL3を元の位置に戻せば、抵抗なく最初の展開状態に戻すこともできる。
図8は、標準連結部材2Cを説明する図面である。図示の通り、標準連結部材2Cは、一対の枢軸20を軸方向外向きに突出させる断面コ字状の本体部21と、本体部21の内面を連絡する2つの円弧溝GV,GVと、を有して構成されている。2つの円弧溝GV,GVの一方は、支柱構造体STの展開状態において、支柱PL1又はPL3の一方を確実に保持する部分である。また、2つの円弧溝GV,GVの他方は、支柱構造体STの折り畳み状態において、支柱PL1又はPL3の他方を収容する部分である(図3(a)参照)。
図9は、保持部材3について、上段の枠体1Aに装着される頂上保持部材3Aと、中段及び下段の枠体1B,1Cに装着される標準保持部材3Bとを示している。頂上保持部材3Aは、有底円筒状の本体キャップ部30と、本体キャップ部30の径方向一方に突出する装着軸31と、装着軸31の基端面を形成する取付平板32とを有して構成されている。ここで本体キャップ部30は、支柱PL2又は支柱PL4の最上部を受け入れて保持する部分である。
標準保持部材3Bは、円筒形の一部を解放した断面丸U字状の保持本体部30’と、保持本体部30’の径方向一方に突出する装着軸31と、装着軸31の基端面を形成する取付平板32とを有して構成されている。保持本体部30’は、支柱PL2又は支柱PL4の途中を受け入れて保持する部分である。
これら頂上保持部材3A及び標準保持部材3Bにおいて、装着軸31は、先細円筒状の先端部31aと、やや縮径された円筒中央部31bと、基端円筒部31cとに区分される。そして、これら全体を、枠体1A〜1Cに形成されている装着穴11に押し込むことで、その後、装着軸31が装着穴11から抜け出ることのない確実な接続が実現される。なお、この装着状態では、保持部材3A,3Bは、装着軸31及び装着穴11を回転中心に、回動自在となっている。
続いて、以上の構成からなる支柱構造体STについて組み立て方法について説明する。但し、以下に説明する手順に特に限定されるものではない。
先ず、三個の支持枠FLa〜FLcについては、一対の枠体1A〜1C,1A〜1Cを対面状態に配置して、各々の枢軸穴10,10に、連結部材2A,2B,2Cの枢軸20,20を挿入して、円弧形状を完成させると共に、各枠体1A〜1Cの装着穴11に、保持部材3の装着軸31を挿入して、図4(a)〜図4(c)の形状を完成させる(図10(a)参照)。
次に、連結部材2の保持キャップ部23や円弧溝GVに、支柱PL1,PL3の一部を嵌合させることで、支持枠FLa〜FLcに支柱PL1,PL3を取り付ける。また、保持部材3の保持本体部30,30’に、支柱PL2,PL4の一部を嵌合させることで、支持枠FLa〜FLcに支柱PL2,PL4を取り付ける(図10(b)参照)。
なお、支柱の取付方法は、適宜であり、例えば、支持枠FLaについて、その前方連結部材2Aと後方連結部材2Bの保持キャップ部23、23に、支柱PL1,PL3の最上部を挿入すると共に、頂上保持部材3A、3Aに支柱PL1,PL3の最上部を挿入することから初めてもよい(図10(c)参照)。この場合には、その後、支持枠FLaを他の支持枠FLb,FLcと共に平面上に位置決めして、支持枠FLb,FLcについて、その連結部材2Cの円弧溝GVに支柱PL1,PL3を嵌合させると共に、標準保持部材3Bの保持本体部30’に支柱PL2,PL4を嵌合させる(図10(d)参照)。
一方、折り畳む場合には、前後二本の支柱PL1,PL3を保持して、支柱PL1を上昇させるか、或いは、支柱PL3を降下させることで、図3(a)に示す折り畳み状態となることは先に説明した通りである。そして、この場合には支柱構造体STの厚みが枠体1A,1B,1Cの最大厚T程度となる。
但し、先に説明した通り、積層状態では、下側に位置する枠体1Aの上面が、上側に位置する枠体1Aの下面に接するよう設計されているので、各支持構造体STの積み重ね高さは、支柱PL1〜PL4の外径寸法Φ(≒T/2)程度に統一され極限的な省スペース化を実現することができる(図10(e)参照)。
以上、本考案の実施例について詳細に説明したが、具体的な記載内容は、特に本考案を限定するものではない。
1A〜1C 一対の枠体
2A,2B,2C 連結部材
3A,3B 保持部材
FLa〜FLc 支持枠
PL1〜PL4 支柱
20 枢軸

Claims (5)

  1. 使用状態で略水平面に位置する第1と第2の枠体と、
    第1と第2の枠体の両端部を対面状態で接続する第1と第2の連結部材と、
    第1と第2の枠体の外周面に各々配置される第1と第2の保持部材と、を組み立てることで各々閉鎖形状に完成される複数の支持枠と、
    複数の支持枠の第1連結部材に保持される第1支柱と、
    複数の支持枠の第2連結部材に保持される第2支柱と、
    複数の支持枠の第1保持部材に保持される第3支柱と、
    複数の支持枠の第2保持部材に保持される第4支柱と、を有して構成され、
    第1と第2の連結部材は、第1連結部材及び第2連結部材と第1枠体及び第2枠体に関し、所定の枢軸を回転中心に、回動可能に構成され、
    第1と第2の保持部材は、第1保持部材及び第2保持部材と第1枠体及び第2枠体に関し、所定の装着軸を回転中心に、回動可能に構成されており、
    第1連結部材に対応する第1枢軸と、第2連結部材に対応する第2枢軸との離間距離が、複数の支持枠において共通化されていることを特徴とする植木鉢用の支柱構造体。
  2. 第1と第2の連結部材は、閉鎖形状の支持枠の内側に、二本の支柱を保持可能な2つの収容溝を有して構成されている請求項1に記載の支柱構造体。
  3. 支持枠が略水平面に位置する使用状態では、2つの収容溝の何れか一方に、第1支柱又は第2支柱が保持され、
    各部材を略同一平面に折り畳む収納状態では、2つの収容溝に、第1支柱及び第2支柱が保持されるよう構成されている請求項2に記載の支柱構造体。
  4. 使用状態で最下部に位置して略水平面で対面する収容溝と、最上部に位置して略水平面で対面する収容溝とを比較すると、最上部で対面する収容溝の離間距離が、最下部で対面する収容溝の離間距離より大きく設定されている請求項2又は3に記載の支柱構造体。
  5. 使用状態で最上部に位置する一対の保持部材に保持される支柱の離間距離は、最下部に位置する一対の保持部材に保持される支柱の離間距離より大きく設定されている請求項1〜4の何れかに記載の支柱構造体。
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CN106472163A (zh) * 2016-09-13 2017-03-08 铜仁学院 一种罗汉果栽培扶苗上棚装置及方法
JP2019080548A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 有限会社シーム 植物保持具
JP2022108039A (ja) * 2021-01-12 2022-07-25 日本製鉄株式会社 3C-SiC光触媒の製造方法、および、水素製造方法

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