JP2007262822A - 骨格ブロック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平板状方形型の基台と、前記基台の上面に立設され先端に支持体側嵌合部を有する支持体と、前記基台の上面に設けられ前記支持体側嵌合部が嵌合可能な基台側嵌合部と、前記基台の下面の外周部に設けられる基台外周嵌合部とを備え、更に前記基台外周嵌合部と嵌合可能な基台外周嵌合受け部と基台中央嵌合受け部の少なくとも1つを備える骨格ブロックであって、前記基台の下面を対向させて重ね、次いで一方の骨格ブロックの中心を他方の骨格ブロックの隅部に移動させたとき、支持体の立設位置が重なる場合のみ嵌合することを特徴とする骨格ブロック。
【選択図】 図1
Description
その1つのタイプは、降水を一時的に貯水施設に貯えておいて、少しずつ下水に流す、或いは、周囲に浸透させて都市型の洪水を防ぐ目的で設けられているもの(一時貯留型又は浸透型)である。もう一つのタイプは、貯水施設に貯めた雨水を防火水として、あるいは花壇、菜園等の散水用として利用する目的で設けられたもの(貯水型)である。特に昨今では、夏季の水不足等に備えて、新しくビルや団地を建設する場合には、しばしばこの種の雨水等の貯水施設が設けられるようになってきている。
このユニット部材101は、図5に示すようプレート状の基盤部102と、該基盤部102上に突設された1又は複数の筒体103とからなり、筒体103は、基盤部102の底面に開口103aを有し、基盤部102と一体に形成されている。更に、図6で示されるように、貯水部の構成に際しては、このユニット部材101を相対して積層することで、貯水に必要な空間を作り出している。なお、図6において、110は連結筒、111は連結筒内部に設けられるリブを示している。
骨格ブロックを上下縦横に組み立てる際、特許文献1に記載されている筒体がテーパ形状をしたユニット部材を用いてユニット部材同士を連接する場合、即ち、ユニット部材の筒体頭頂同士をつき合わせ、中心方向に設けられたリブを内部に備える連結筒で連接するものであるが、ユニット部材を組み立てた貯水部や貯水施設として地中に埋設された場合に、テーパ形状の筒体で一番断面積が小さい筒体頭頂で連接されることから、自重および地中埋設に伴う圧力により変形し易く、貯水部形成に際しての施工性や貯水施設としての安定性を損なう恐れが大きく、特に横方向の力に対してはその恐れがある。
図2は骨格ブロックの平面図である。図2において、図2(イ)は図1の骨格ブロック4の基台下面41bを示したもので、図2(ロ)は図1の骨格ブロック4aの基台上面41aを示したものである。
図3は請求項1記載の骨格ブロック4を用いた千鳥配置と呼ばれる積み重ね方法で、図1の矢印で示す位置で嵌合を行うものである。図4は、請求項2記載の骨格ブロック4を用いた単純に上下に配置した積み重ね方法を示している。
対して、図3(イ)で示されるような積み重ね方法では、下側の骨格ブロック4の支持体42の上方に骨格ブロック4aの支持体42が配置されることから、組み付け後に高い強度が得られるものである。
前記嵌合部及び嵌合受け部は、基台の下面41bに設けられ、基台41の2本の対角線、対角線A、Bに対して非対称な形状であって、その配置は対角線A,Bの交点Oを通る基台41の垂線を対称軸とした180度回転対称性を持って配置されている。更に、基台外周嵌合部45と基台外周嵌合受け部46とは、基台外周嵌合部45に最近接の対角線、対角線A或いは対角線Bを対称軸とした線対称の配置となっているが、千鳥配置での積み重ねの場合では、この基台外周嵌合受け部46はなくても良い。
なお、千鳥配置および単純配置のどちらの積み重ねでも使用できる骨格ブロックの場合には、基台外周嵌合部45、基台外周嵌合受け部46、基台中央嵌合受け部47の3者を、前述した形状及び配置で備えれば良い。
また、請求項2に示す単純配置の積み重ねでは、骨格ブロック4および4bの各隅部44aと44a、44bと44d、44cと44c、44dと44bが重なり、破線矢印に示すように、各隅部に設けられる(4)基台外周嵌合部45と、(5)基台嵌合受け部46が嵌合して、骨格ブロック4と骨格ブロック4aの積み重ねが行われる。
更に、基台41は、骨格ブロック4をより軽量にして運搬を容易にするために、かつ機械的強度をも考慮しながら正方形の基台41は枠体に複数本のリブを縦、横、斜め等格子状に組み込んだような形状にしている。
このようにして得られた空間保持骨格ブロック構造体で構成される雨水などの貯水施設は、定期的な土砂堆積量確認検査などに際して、空間保持骨格ブロック構造体内部の見通しをよくすることができ、構造体内部の目視検査などを容易に行うことができる。
41 基台
41a 基台上面
41b 基台下面
42 支持体
42a 支持体上側嵌合部
43 基台側嵌合部
45 基台外周嵌合部
46 基台外周嵌合受け部
47 基台中央嵌合受け部
101 ユニット部材
102 基盤部
103 筒体
Claims (10)
- 雨水などの貯水施設を構成する空間保持骨格ブロック構造体を形成する骨格ブロックであって、
前記骨格ブロックは、
(1)平板状方形型の基台と、
(2)前記基台の上面に立設され先端に支持体側嵌合部を有する支持体と、
(3)前記基台の上面に設けられ前記支持体側嵌合部が嵌合可能な基台側嵌合部と、
(4)前記基台の下面の外周部に設けられる基台外周嵌合部と、
(5)前記(4)と嵌合可能な基台外周嵌合受け部と、
(6)前記基台の中央部に設けられ前記(4)と嵌合可能な基台中央嵌合受け部
の(1)〜(6)の内の少なくとも(1)〜(4)と(6)の少なくとも5つを備え、
前記(4)と前記(6)は、一対の前記骨格ブロックの前記基台の下面を対向させて重ね、次いで一方の骨格ブロックの中心を他方の骨格ブロックの隅部に移動させたとき、一方の骨格ブロックの前記(2)の立設位置と他方の骨格ブロックの前記(2)の立設位置が重なる場合のみ嵌合する形状及び配置であることを特徴とする骨格ブロック。 - 雨水などの貯水施設を構成する空間保持骨格ブロック構造体を形成する骨格ブロックであって、
前記骨格ブロックは、
(1)平板状方形型の基台と、
(2)前記基台の上面に立設され先端に支持体側嵌合部を有する支持体と、
(3)前記基台の上面に設けられ前記支持体側嵌合部が嵌合可能な基台側嵌合部と、
(4)前記基台の下面の外周部に設けられる基台外周嵌合部と、
(5)前記(4)と嵌合可能な基台外周嵌合受け部と、
(6)前記基台の中央部に設けられ前記(4)と嵌合可能な基台中央嵌合受け部
の(1)〜(6)の内の少なくとも(1)〜(4)と(5)の少なくとも5つを備え、
前記(4)と前記(5)は、一対の前記骨格ブロックの前記基台の下面を対向させて重ねた場合に、一方の骨格ブロックの前記(2)の立設位置と他方の骨格ブロックの前記(2)の立設位置が重なるときのみ嵌合できる配置であることを特徴とする骨格ブロック。 - 前記(4)は基台の対角線に対して非対称な形状であって、前記基台の2本の対角線の交点を通り前記基台に対して垂直な軸を対称軸とする180度回転対称となる位置で且つ少なくとも2以上の基台の隅部に前記(4)が配置され、
前記(6)の形状は、前記(4)と同形状又は同形状の部位を有する形状であって、前記(6)の配置は、前記基台の中央部に前記(4)と同じ180度回転対称となる位置で且つ少なくとも前記(4)と同数の前記(6)が配置されることを特徴とする請求項1記載の骨格ブロック。 - 前記(4)の形状は基台の対角線に対して非対称な形状であって、前記(4)の配置は、前記基台の2本の対角線の交点を通り前記基台に対して垂直な軸を対称軸とする180度回転対称となる位置で且つ少なくとも2以上の基台の隅部に前記(4)が配置され、
前記(5)の形状は前記(4)と同形状であって、前記(5)は前記(4)と同じ180度回転対称となる位置で且つ前記(4)の最近接対角線を対称軸として前記(4)と線対称の位置に前記(4)と同数の前記(5)が配置されることを特徴とする請求項2記載の骨格ブロック。 - 前記骨格ブロックの支持体側嵌合部と基台側嵌合部は、いずれか一方が嵌合突起であり、他方が前記嵌合突起に嵌合する嵌合穴であることを特徴とする請求項1から請求項4記載のいずれかの骨格ブロック。
- 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の骨格ブロックを水平方向及び垂直方向或いは水平方向又は垂直方向に複数個組み付けて構成されることを特徴とする空間保持骨格ブロック構造体。
- 請求項6記載の空間保持骨格ブロック構造体を構成する骨格ブロックは、少なくとも水平方向または垂直方向のいずれか一方は、同一形状の骨格ブロックを複数個組み付けて構成したものであることを特徴とする空間保持骨格ブロック構造体。
- 請求項6記載の空間保持骨格ブロック構造体を構成する骨格ブロックは、同一形状の骨格ブロックのみ複数個組み付けて構成したものであることを特徴とする空間保持骨格ブロック構造体。
- 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の骨格ブロックを用いてなる空間保持骨格ブロック構造体を有する雨水等の貯水施設。
- 請求項5〜請求項8のいずれかに記載の空間保持骨格ブロック構造体を有することを特徴とする雨水等の貯水施設。
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