JP3195208B2 - 漏洩感知ｘ線探傷装置 - Google Patents
漏洩感知ｘ線探傷装置Info
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- JP3195208B2 JP3195208B2 JP26437495A JP26437495A JP3195208B2 JP 3195208 B2 JP3195208 B2 JP 3195208B2 JP 26437495 A JP26437495 A JP 26437495A JP 26437495 A JP26437495 A JP 26437495A JP 3195208 B2 JP3195208 B2 JP 3195208B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ｘ線を用いた探傷
装置に係わり、乗客コンベア等のハンドレールの内部に
金属などの補強部材の寿命または残存寿命について作業
者がＸ線表示部を直視することで即時判定（判断）する
際に、Ｘ線探傷装置からのＸ線の漏洩を感知する漏洩感
知Ｘ線探傷装置に関する。
装置に係わり、乗客コンベア等のハンドレールの内部に
金属などの補強部材の寿命または残存寿命について作業
者がＸ線表示部を直視することで即時判定（判断）する
際に、Ｘ線探傷装置からのＸ線の漏洩を感知する漏洩感
知Ｘ線探傷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来乗客コンベアの損傷等の点検および
判断は、保全技術者の経験と勘等で行っていたが、一部
にＸ線装置等による内部の探傷が行われていた。
判断は、保全技術者の経験と勘等で行っていたが、一部
にＸ線装置等による内部の探傷が行われていた。
【０００３】従来のＸ線探傷装置は、図３に示すよう
に、Ｘ線制御装置７で制御された電圧をＸ線発生装置６
に印加させることにより発生させたＸ線６ＡＸを、被検
体であるハンドレール１に向けて投射させることで、ハ
ンドレール１を透過したＸ線６ ＡＸによりＸ線感光フィ
ルム８を感光させて、ハンドレール１内部の補強線１Ａ
の影像をそのＸ線感光フィルム８上に表示するようにし
ていた。そして、作業者１１の被爆を予防するため、定
期的にフィルムバッチ１２等によりＸ線の量を計測して
作業者の安全を確保していた。
に、Ｘ線制御装置７で制御された電圧をＸ線発生装置６
に印加させることにより発生させたＸ線６ＡＸを、被検
体であるハンドレール１に向けて投射させることで、ハ
ンドレール１を透過したＸ線６ ＡＸによりＸ線感光フィ
ルム８を感光させて、ハンドレール１内部の補強線１Ａ
の影像をそのＸ線感光フィルム８上に表示するようにし
ていた。そして、作業者１１の被爆を予防するため、定
期的にフィルムバッチ１２等によりＸ線の量を計測して
作業者の安全を確保していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、作
業者１１がＸ線で感光被爆した量を、フィルムバッチ１
２で一旦現像してから数日または数時間遅れて判断す
る。このため、即座に安全な閾値をオーバーしたかどう
かの判断が必要な場合には間に合わないし、その被爆を
予防できないという問題があった。
業者１１がＸ線で感光被爆した量を、フィルムバッチ１
２で一旦現像してから数日または数時間遅れて判断す
る。このため、即座に安全な閾値をオーバーしたかどう
かの判断が必要な場合には間に合わないし、その被爆を
予防できないという問題があった。
【０００５】本発明の目的は、Ｘ線の漏洩を直ちに報知
でき作業者の被爆を防止できる漏洩感知Ｘ線探傷装置を
提供することにある。
でき作業者の被爆を防止できる漏洩感知Ｘ線探傷装置を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、Ｘ線９ＡＸ
を発生するＸ線発生部９Ａと、このＸ線発生部９Ａから
のＸ線９ＡＸが被検体１を透過することでえられる探傷
状況１ＡＸを直視可能に表示する表示膜９Ｂ１を有する
Ｘ線表示部９Ｂとを備える直視型のＸ線探傷装置９であ
って、前記Ｘ線表示部９Ｂと前記Ｘ線発生部９Ａとが対
向するように一体化させて前記Ｘ線表示部９Ｂと前記Ｘ
線発生部９Ａとの間に挿入した前記被検体１に前記Ｘ線
発生部９Ａからの前記Ｘ線９ＡＸを透過させることでえ
られる前記探傷状況１ＡＸを前記表示膜９Ｂ１に表示す
るとともに、前記Ｘ線表示部９Ｂの外周部に前記Ｘ線を
感知する感知手段１０を設け、この感知手段１０が漏洩
するＸ線を感知すると、そのＸ線の漏洩を感知した旨を
報知手段９Ｅ，９Ｇで報知し、しかも、前記感知手段１
０がＸ線を感知すると自動的にＸ線発生スイッチ９Ｃを
遮断することを特徴とした漏洩感知Ｘ線探傷装置によ
り、達成される。
を発生するＸ線発生部９Ａと、このＸ線発生部９Ａから
のＸ線９ＡＸが被検体１を透過することでえられる探傷
状況１ＡＸを直視可能に表示する表示膜９Ｂ１を有する
Ｘ線表示部９Ｂとを備える直視型のＸ線探傷装置９であ
って、前記Ｘ線表示部９Ｂと前記Ｘ線発生部９Ａとが対
向するように一体化させて前記Ｘ線表示部９Ｂと前記Ｘ
線発生部９Ａとの間に挿入した前記被検体１に前記Ｘ線
発生部９Ａからの前記Ｘ線９ＡＸを透過させることでえ
られる前記探傷状況１ＡＸを前記表示膜９Ｂ１に表示す
るとともに、前記Ｘ線表示部９Ｂの外周部に前記Ｘ線を
感知する感知手段１０を設け、この感知手段１０が漏洩
するＸ線を感知すると、そのＸ線の漏洩を感知した旨を
報知手段９Ｅ，９Ｇで報知し、しかも、前記感知手段１
０がＸ線を感知すると自動的にＸ線発生スイッチ９Ｃを
遮断することを特徴とした漏洩感知Ｘ線探傷装置によ
り、達成される。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
によって説明する。
【０００８】図１は、乗客コンベアのハンドレールの駆
動系を示す側面図である。
動系を示す側面図である。
【０００９】乗客コンベアのハンドレール１は、駆動プ
ーリ５により駆動され、ガイドローラ４と上下のゲート
ローラ３及びガイドレール２に沿って循環している。
ーリ５により駆動され、ガイドローラ４と上下のゲート
ローラ３及びガイドレール２に沿って循環している。
【００１０】しかし、デパートや都市交通に使用される
ハンドレール１は、長時間連続して使用されるため、ハ
ンドレール１を補強している内部の補強ワイヤー１Ａ
に、屈曲により断線等の損傷が発生する。
ハンドレール１は、長時間連続して使用されるため、ハ
ンドレール１を補強している内部の補強ワイヤー１Ａ
に、屈曲により断線等の損傷が発生する。
【００１１】本実施の形態によれば、図２に示すよう
に、乗客コンベア駆動中のハンドレール１が、直視型の
Ｘ線探傷装置９のＸ線発生部９ＡとＸ線表示部９Ｂとの
間に挿入される。このようにＸ線発生部９ＡとＸ線表示
部９Ｂとの間にハンドレール１を挿入して、電源スイッ
チ９Ｄを押した後、Ｘ線発生スイッチ９Ｃを押してＸ線
発生部９ＡからＸ線９ＡＸを発生させる。これにより、
被検体であるハンドレール１を透過したＸ線の状況が、
Ｘ線表示部９Ｂの表示膜９Ｂ１（ビューワ）に断線模様
１ＡＸとして表示される。そして、作業者がこの断線模
様１ＡＸを直視することによって、ハンドレール１内部
の補強ワイヤー１Ａについて損傷の有無を判断すること
ができる。また、Ｘ線９ＡＸの漏洩を感知する感知手段
となる漏洩感知センサー１０は、図２に示すように、Ｘ
線表示部９Ｂの外周部に配設されている。したがって、
ハンドレール１を透過してきたＸ線９ＡＸがすべてＸ線
表示部９Ｂの表示膜９Ｂ１に投射されず、そのＸ線９Ａ
Ｘの一部が、万一、Ｘ線表示部９Ｂの外周側方に投射さ
れると、そのＸ線９ＡＸの一部を漏洩感知センサー１０
が感知する。そして、漏洩したＸ線が安全な設定値を超
えたならば、報知手段であるブザー９Ｅまたは注意灯９
Ｇによって作業者に異常状況、すなわち、Ｘ線表示部９
Ｂの外周部にＸ線９ＡＸが漏洩していることが報知され
る。
に、乗客コンベア駆動中のハンドレール１が、直視型の
Ｘ線探傷装置９のＸ線発生部９ＡとＸ線表示部９Ｂとの
間に挿入される。このようにＸ線発生部９ＡとＸ線表示
部９Ｂとの間にハンドレール１を挿入して、電源スイッ
チ９Ｄを押した後、Ｘ線発生スイッチ９Ｃを押してＸ線
発生部９ＡからＸ線９ＡＸを発生させる。これにより、
被検体であるハンドレール１を透過したＸ線の状況が、
Ｘ線表示部９Ｂの表示膜９Ｂ１（ビューワ）に断線模様
１ＡＸとして表示される。そして、作業者がこの断線模
様１ＡＸを直視することによって、ハンドレール１内部
の補強ワイヤー１Ａについて損傷の有無を判断すること
ができる。また、Ｘ線９ＡＸの漏洩を感知する感知手段
となる漏洩感知センサー１０は、図２に示すように、Ｘ
線表示部９Ｂの外周部に配設されている。したがって、
ハンドレール１を透過してきたＸ線９ＡＸがすべてＸ線
表示部９Ｂの表示膜９Ｂ１に投射されず、そのＸ線９Ａ
Ｘの一部が、万一、Ｘ線表示部９Ｂの外周側方に投射さ
れると、そのＸ線９ＡＸの一部を漏洩感知センサー１０
が感知する。そして、漏洩したＸ線が安全な設定値を超
えたならば、報知手段であるブザー９Ｅまたは注意灯９
Ｇによって作業者に異常状況、すなわち、Ｘ線表示部９
Ｂの外周部にＸ線９ＡＸが漏洩していることが報知され
る。
【００１２】また、作業者が異常発生、すなわち、Ｘ線
表示部９Ｂの外周側方にＸ線９ＡＸ が漏洩していること
に気がつかない場合でも、漏洩するＸ線が設定値を超え
たら自動的にＸ線発生スイッチ９Ｃを遮断するように
し、作業者の安全が二重に確保されるようにしている。
また、直視型のＸ線探傷装置９は、図２に示すように、
そのＸ線探傷装置９のＸ線発生部９ＡとＸ線表示部９Ｂ
とが対向するように一体化させて、そのＸ線発生部９Ａ
とＸ線表示部９Ｂとの間に、ハンドレール１を挿入する
ようにしてあり、Ｘ線発生部９ＡからのＸ線９ＡＸをＸ
線表示部９Ｂに向って投射させることができる。
表示部９Ｂの外周側方にＸ線９ＡＸ が漏洩していること
に気がつかない場合でも、漏洩するＸ線が設定値を超え
たら自動的にＸ線発生スイッチ９Ｃを遮断するように
し、作業者の安全が二重に確保されるようにしている。
また、直視型のＸ線探傷装置９は、図２に示すように、
そのＸ線探傷装置９のＸ線発生部９ＡとＸ線表示部９Ｂ
とが対向するように一体化させて、そのＸ線発生部９Ａ
とＸ線表示部９Ｂとの間に、ハンドレール１を挿入する
ようにしてあり、Ｘ線発生部９ＡからのＸ線９ＡＸをＸ
線表示部９Ｂに向って投射させることができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、Ｘ線発生部９Ａに表示
膜９ＢＸを挟んで対向する位置で作業者が探傷状況１Ａ
Ｘを直視していても、Ｘ線表示部９Ｂの外周側方にＸ線
が漏洩したならば、報知手段によって直ちにＸ線の漏洩
が報知されるとともに、Ｘ線発生スイッチが自動的に遮
断されるので、作業者が報知手段による報知に気付かな
くとも、その作業者が被爆するのを防止できる漏洩感知
Ｘ線探傷装置がえられる。
膜９ＢＸを挟んで対向する位置で作業者が探傷状況１Ａ
Ｘを直視していても、Ｘ線表示部９Ｂの外周側方にＸ線
が漏洩したならば、報知手段によって直ちにＸ線の漏洩
が報知されるとともに、Ｘ線発生スイッチが自動的に遮
断されるので、作業者が報知手段による報知に気付かな
くとも、その作業者が被爆するのを防止できる漏洩感知
Ｘ線探傷装置がえられる。
【図１】乗客コンベアのハンドレール駆動系を示す側面
図である。
図である。
【図２】本発明の一実施例の形態を示す斜視図である。
【図３】一般的に使用される工業用Ｘ線を使用した斜視
図である。
図である。
【符号の説明】 １ ハンドレール（被検体） １Ａ 補強ワイヤー １ＡＸ 補強ワイヤーのＸ線探傷模様 ９ 直視型のＸ線探傷装置 ９Ａ Ｘ線発生部 ９ＡＢ 高圧発生部 ９ＡＸ Ｘ線 ９Ｂ Ｘ線表示部 ９Ｂ１ 表示膜 ９Ｃ Ｘ線発生スイッチ ９Ｄ 電源スイッチ ９Ｅ Ｘ線漏洩注意ブザー（報知手段） ９Ｇ 注意灯（報知手段） １０ 漏洩感知センサー（感知手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｘ線９ＡＸを発生するＸ線発生部９Ａ
と、このＸ線発生部９ＡからのＸ線９ＡＸが被検体１を
透過することでえられる探傷状況１ＡＸを直視可能に表
示する表示膜９Ｂ１を有するＸ線表示部９Ｂとを備える
直視型のＸ線探傷装置９であって、前記Ｘ線表示部９Ｂ
と前記Ｘ線発生部９Ａとが対向するように一体化させて
前記Ｘ線表示部９Ｂと前記Ｘ線発生部９Ａとの間に挿入
した前記被検体１に前記Ｘ線発生部９Ａからの前記Ｘ線
９ＡＸを透過させることでえられる前記探傷状況１ＡＸ
を前記表示膜９Ｂ１に表示するとともに、前記Ｘ線表示
部９Ｂの外周部に前記Ｘ線を感知する感知手段１０を設
け、この感知手段１０が漏洩するＸ線を感知すると、そ
のＸ線の漏洩を感知した旨を報知手段９Ｅ，９Ｇで報知
し、しかも、前記感知手段１０がＸ線を感知すると自動
的にＸ線発生スイッチ９Ｃを遮断することを特徴とした
漏洩感知Ｘ線探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26437495A JP3195208B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 漏洩感知ｘ線探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26437495A JP3195208B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 漏洩感知ｘ線探傷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110359A JPH09110359A (ja) | 1997-04-28 |
| JP3195208B2 true JP3195208B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=17402273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26437495A Expired - Fee Related JP3195208B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 漏洩感知ｘ線探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3195208B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102183531A (zh) * | 2010-01-08 | 2011-09-14 | 株式会社日立建筑系统 | 乘客输送机的扶手检查装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE50100104D1 (de) * | 2001-03-24 | 2003-03-20 | Yxlon Int X Ray Gmbh | Verfahren zum Prüfen von Objekten, insbesondere zur Feststellung von Fehlern oder Unregelmässigkeiten in denselben mittels Röntgenstrahlung, sowie Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
| JP5566419B2 (ja) * | 2012-05-09 | 2014-08-06 | 株式会社日立ビルシステム | 移動手摺り劣化診断装置及び劣化診断方法 |
| JP6204892B2 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-09-27 | 株式会社日立ビルシステム | 乗客コンベア用移動手摺劣化診断装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0746081B2 (ja) * | 1987-03-13 | 1995-05-17 | 三菱重工業株式会社 | 非破壊検査装置 |
| JPH02124655U (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-15 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26437495A patent/JP3195208B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102183531A (zh) * | 2010-01-08 | 2011-09-14 | 株式会社日立建筑系统 | 乘客输送机的扶手检查装置 |
| CN102183531B (zh) * | 2010-01-08 | 2013-10-30 | 株式会社日立建筑系统 | 乘客输送机的扶手检查装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09110359A (ja) | 1997-04-28 |
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Legal Events
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