JP3195200U - 攪拌用モーター取り付け架台 - Google Patents

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晃 石澤
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邦郎 千田
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Abstract

【課題】開口部の大きさが様々な容器に取り付け可能とし、かつ、攪拌羽根の位置を容器内の平面上で適宜設定して、容器内の任意の位置で攪拌対象物を攪拌することができる攪拌用モーター取り付け架台を提供する。【解決手段】モーター30の取り付けが可能な台座部10と、台座部10を中心として当該台座部10から平面上において放射状に延出する複数の固定アーム21と、各固定アーム21の延出方向先端側に設けられる可動アーム22と、可動アーム22が固定アーム21に対して回転可能となるように固定アーム21と可動アーム22とを連結する連結軸232を有するとともに、可動アーム22を固定アーム21に対してクランプ状態及び非クランプ状態のいずれかに設定可能なクランプ部23と、可動アーム22の延出方向先端部に軸支され、容器50の開口側の先端縁部に着脱自在に固定可能な容器固定部25とを有する。【選択図】図2

Description

本考案は、容器に収納されている収納物を攪拌する攪拌用モーターを当該容器の開口となっている側に取り付けるための攪拌用モーター取り付け架台に関する。
容器において開口となっている側(開口部という。)にモーターを配置して、当該モーターの回転軸に取り付けられている攪拌部材を回転させることにより、容器に収納されている攪拌対象物(液体など。)を攪拌する攪拌装置が知られている。
このような攪拌装置において、モーター(撹拌用モーターという。)を容器の開口部に配置するためには、攪拌用モーターを取り付けるための架台を容器の開口部に設けて、当該架台に攪拌用モーターを取り付けることが一般的である。なお、本明細書においては、攪拌用モーターは、電気エネルギーを回転エネルギーに変換するものだけではなく、空気などの流体の圧力エネルギーを回転エネルギーに変換するものも含むものとする。
このように、攪拌用モーターを取り付けるための架台(攪拌用モーター取り付け架台という。)は、種々提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
図9は、非特許文献1に開示されている攪拌用モーター取り付け架台900を説明するために示す図である。非特許文献1に開示されている攪拌用モーター取り付け架台900(従来の攪拌用モーター取り付け架台900という場合もある。)は、攪拌対象物(図示せず。)が収納されている円筒形状の容器910の開口部に取り付けるものであって、容器910の径方向に架設可能な架設プレート920と、当該架設プレート920を容器910の上端縁部に固定する容器固定部930とを有している。また、架設プレート920における長手方向(容器910の径方向)の中心位置には、攪拌用モーター940を取り付けるための攪拌用モーター取り付け部950が設けられている。
このように構成されている従来の攪拌用モーター取り付け架台900は、攪拌用モーター取り付け部950に攪拌用モーター940を取り付けて、当該攪拌用モーター940の回転軸に連結したシャフト960に攪拌部材(攪拌羽根とする。)970を取り付けた状態として容器910に固定する。なお、従来の攪拌用モーター取り付け架台900を容器910に固定する際には、架設プレート920の両端に設けられているそれぞれの容器固定部930を、容器910の上端縁部を挟むように取り付けて、容器固定部930に設けられているボルトの頭部(摘み部という。)931を回すことによりボルトの締め付けを行う。これにより、従来の攪拌用モーター取り付け架台900を容器910に取り付けることができる。
Asia Machinery.net 亞洲機械網−横板式50加侖氣動攪拌機−通又順氣動馬達製・A[online]、通又順氣動馬達製造有限公司、[平成26年9月25日検索]、インターネット <URL:<http://tw.asiamachinery.net/supplier/product_details.asp?ProID=1291&SupID=96>>
従来の攪拌用モーター取り付け架台900は、上記したように、容器固定部930の摘み部931を回してボルトの締め付けにより容器910に取り付けるものであるため、容器910に対して着脱自在となっている。このため、従来の攪拌用モーター取り付け架台900は、他の容器においても使用可能である。
しかしながら、従来の攪拌用モーター取り付け架台900は、架設プレート920の長さが固定であるために、当該架設プレート920の長さに適合する容器のみにしか使用できず、開口部の大きさが様々な容器への取り付けができないという課題がある。
また、従来の攪拌用モーター取り付け架台900は、当該攪拌用モーター取り付け架台900を容器910に取り付けた状態としたときの攪拌用モーター940の位置が容器910の平面(xy平面)上において固定であるため、攪拌羽根970の位置も容器の平面(xy平面)上において固定である。このため、大きな容積を有する容器などにおいて、攪拌羽根970の位置を容器内の平面(xy平面)上の任意の位置に設定して、容器内の任意の位置で攪拌対象物を攪拌するということはできないという課題もある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、開口部の大きさが様々な容器に取り付け可能とし、かつ、攪拌羽根の位置を容器内の平面上の任意の位置に設定して、容器内の任意の位置で攪拌対象物を攪拌することができる攪拌用モーター取り付け架台を提供することを目的とする。
[1]本考案の攪拌用モーター取り付け架台は、上部が開口となっている容器に収納されている攪拌対象物を攪拌する攪拌用モーターを取り付けるための攪拌用モーター取り付け架台であって、前記攪拌用モーターの取り付けが可能な台座部と、前記台座部を中心として当該記台座部から平面上において放射状に延出する複数の固定アームと、前記複数の固定アームにおける各固定アームの延出方向先端部側に設けられる可動アームと、前記可動アームが前記固定アームの前記延出方向先端部に対して前記平面上での回転が可能となるように前記固定アームの前記延出方向先端部と前記可動アームの延出方向後端部とを重ねた状態で貫通して前記固定アームと前記可動アームとを連結する連結軸を有するとともに、前記可動アームを固定アームに対してクランプ状態及び非クランプ状態のいずれかの設定が可能なクランプ部と、前記可動アームの前記延出方向先端部に対して前記平面上での回転が自在となるように支持軸によって軸支され、前記容器の開口となっている側の先端縁部に着脱自在に固定可能な容器固定部と、を有することを特徴とする。
本考案の攪拌用モーター取り付け架台によれば、各容器固定部の容器に対する固定位置と各可動アームの回転角度とを適宜設定することができ、それによって、様々な大きさ及び様々な平面形状の開口部を有する容器に取り付けることができる。また、攪拌対象物を攪拌するための攪拌部材(攪拌羽根)の位置も容器内における平面上の中心の位置としたり、中心からずれた位置としたりというように、容器内の平面上の任意の位置とすることができる。このように、本考案の攪拌用モーター取り付け架台は、容器への取り付け方の自由度が高いものとなる。
[2]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記固定アーム及び前記可動アームは、それぞれ少なくとも3本でなることが好ましい。
このように、前記固定アーム及び前記可動アームは、それぞれ少なくとも3本でなることにより、本考案の攪拌用モーター取り付け架台は、開口部が大きい容器に取り付けた場合においても、本考案の攪拌用モーター取り付け架台の容器に対する取り付け状態が安定したものとなる。ちなみに、従来の攪拌用モーター取り付け架台900は、容器に対して2点(仮説プレート920の両端)のみでの固定であるため、容器の径が大きい場合などにおいては、攪拌用モーター取り付け架台900の容器に対する取り付け状態が不安定である。
[3]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記固定アーム及び前記可動アームの少なくとも一方には、前記クランプ部における前記連結軸が前記固定アーム及び前記可動アームの少なくとも一方の前記延出方向に沿って移動可能な長孔が形成され、前記連結軸は、前記長孔を貫通して前記固定アームと前記可動アームとを連結し、前記クランプ部は、前記連結軸が前記長孔内における所定の移動位置にあるときに前記クランプ状態に設定可能となっていることが好ましい。
このような構成となっていることにより、可動アームは、固定アームに対してクランプ部における連結軸を中心に所定範囲の角度で回転可能であることは勿論のこと、クランプ部における連結軸が可動アーム及び固定アームの少なくとも一方の長孔内で移動可能となるため、可動アーム及び固定アームの少なくとも一方の有効長さを調節することができる。これにより、本考案の攪拌用モーター取り付け架台の容器への取り付け方の自由度を、より高めることができる。なお、固定アームの有効長さというのは、クランプ部における連結軸から台座部の付け根部までの長さとし、可動アームの有効長さというのは、クランプ部における連結軸から容器固定部を軸支する支持軸までの長さとする。
[4]本考案の攪拌用モーター取り付け架台は、上部が開口となっている容器に収納されている攪拌対象物を攪拌する攪拌用モーターを取り付けるための攪拌用モーター取り付け架台であって、前記攪拌用モーターの取り付けが可能な台座部と、前記台座部の縁部における複数の所定位置から平面上において放射状に延出し、当該台座部の縁部に対して前記平面上での回転が可能となるように当該台座部に連結されている可動アームと、前記台座部の縁部と前記可動アームの前記延出方向後端部とを連結する連結軸を有するとともに、前記可動アームを前記台座部に対してクランプ状態及び非クランプ状態のいずれかの設定が可能なクランプ部と、前記可動アームの延出方向先端部に前記平面上での回転が自在となるように支持軸によって軸支され、前記容器の開口となっている側の先端縁部に着脱自在に固定可能な容器固定部と、を有することを特徴とする。
攪拌用モーター取り付け架台をこのような構成とすることにより、[1]に記載の攪拌用モーター取り付け架台よりも単純な構成とすることができ、単純な構成でありながら、[1]に記載の攪拌用モーター取り付け架台とほぼ同様の効果を得ることができる。
[5]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記台座部は、多角形状をなし、前記可動アームは、当該多角形状をなす台座部の各頂点付近の縁部に連結されていることが好ましい。
これにより、多角形をなす台座部の各頂点付近の縁部に可動アームを取り付けるだけで、複数本の可動アームが台座部の縁部において所定間隔を置いた状態で取り付けることができる。
[6]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記多角形は三角形であり、前記可動アームは、少なくとも3本でなることが好ましい。
このように、台座部を三角形とすることにより、当該三角形をなす台座部の各頂点付近の縁部に可動アームを取り付けるだけで、3本の可動アームを台座部の縁部に所定間隔を置いた状態で取り付けることができる。なお、台座部は正三角形であることが好ましい。このように、台座部を正三角形として当該正三角形の各頂点に可動アームを取り付ければ、3本の可動アームは台座部の縁部に等間隔を置いた状態で取り付けられる。
[7]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記可動アームには、前記クランプ部における前記連結軸が当該可動アームの前記延出方向に沿って移動可能な長孔が形成され、前記連結軸は、前記長孔を貫通して前記台座部と前記可動アームとを連結し、前記クランプ部は、前記連結軸が前記長孔内における所定の移動位置にあるときに前記クランプ状態に設定可能となっていることが好ましい。
このような構成となっていることにより、可動アームは、台座部に対してクランプ部における連結軸を中心に所定範囲の角度で回転可能であることは勿論のこと、クランプ部における連結軸が可動アームの長孔内で移動可能となるため、可動アームの有効長さを調節することができる。これにより、本考案の攪拌用モーター取り付け架台の容器への取り付け方の自由度を、より高めることができる。
[8]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記台座部には、前記攪拌用モーターの回転力を攪拌部材に伝達するシャフトを貫通させるための貫通孔が設けられていることが好ましい。
このような構成となっていることにより、例えば、攪拌用モーターの回転軸がシャフトの延長上となるように当該攪拌用モーターを台座部に取り付けることができる。このようにして攪拌用モーターを台座部に取り付けて、当該攪拌用モーターの回転軸にシャフトを連結し、当該シャフトに攪拌部材としての攪拌羽根を取り付けた状態で、本考案の攪拌用モーター取り付け架台を容器の開口部に取り付けることができる。この状態で、攪拌用モーターを駆動させることにより、容器内の攪拌対象物を攪拌することができる。
[9]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記台座部には、前記攪拌用モーターの取り付けが可能な攪拌用モーター取り付け部が設けられているとともに、前記攪拌用モーターの制御を行うための制御装置の取り付けが可能な制御装置取り付け部が設けられていることが好ましい。
このような構成となっていることにより、台座部には攪拌用モーターとともに当該攪拌用モーターの制御を行うための制御装置の取り付けも可能となっている。このため、本考案の攪拌用モーター取り付け架台に攪拌用モーターと制御装置とが取り付けられたものを1つのユニットとして使用することができる。これにより、本考案の攪拌用モーター取り付け架台を複数の容器に順次使い回しするような場合においては、攪拌用モーターと制御装置とが取り付けられたものを1つのユニットとして、取り付け対象となる容器に取り付けるだけでよい。これにより、1台の攪拌用モーター取り付け架台を複数の容器に順次使い回しする場合に、制御装置を設置したり、制御装置に攪拌用モーターを接続したりするといった手間が省け、使い勝手に優れたものとなる。
[10]本考案の攪拌用モーター取り付け架台においては、前記攪拌用モーター取り付け部は、前記貫通孔から離間した所定位置に設けられているとともに、前記貫通孔が設けられている位置には、当該貫通孔を貫通して前記台座部の上面の側に突出する前記シャフトを回転可能に軸支するシャフト軸支部が設けられており、前記攪拌用モーターの回転力を前記シャフトに対して動力伝達部材を介して付与可能とするように構成されていることが好ましい。
このような構成となっていることにより、攪拌用モーターが貫通孔の直上に位置しないため、攪拌用モーターの潤滑油や攪拌用モーターが回転することにより生じる粉塵などが容器内に落ちて攪拌対象物に混入しまうといったことを未然に防止できる。なお、動力伝達部材としては、例えば、動力伝達用ベルトや歯車などを例示できる。
実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1を説明するために示す図である。 実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1の使用例を説明するために示す図である。 攪拌羽根70の位置が容器50内において中心からずれた位置となるように攪拌用モーター取り付け架台1を容器50に取りつけた場合を説明するために示す図である。 実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2を説明するために示す図である。 実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2の変形例を説明するために示す図である。 実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3を説明するために示す図である。 実施形態4に係る攪拌用モーター取り付け架台4を説明するために示す図である。 実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1を開口部の平面形状が長方形の容器80に取り付け場合を示す平面図である。 非特許文献1に開示されている攪拌用モーター取り付け架台900を説明するために示す図である。
以下、本考案の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1を説明するために示す図である。実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1は、図1に示すように、攪拌用モーター30(図2参照。)の取り付けが可能な台座部10と、台座部10を中心として当該台座部10から放射状に延出する複数本(3本とする。)の架設アーム部20A,20B,20Cと、を有している。なお、台座部10及び架設アーム部20A,20B,20Cは、アルミニウムが用いられており、表面にアルマイト処理が施されているものが好ましい。
台座部10のほぼ中心には、攪拌用モーター30の回転力を攪拌部材としての攪拌羽根70(図2参照。)に伝達するシャフト60(図2参照。)を貫通させるための貫通孔11が設けられている。なお、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1においては、攪拌用モーター30が貫通孔11の直上の位置で台座部10に取り付けられるように攪拌用モーター取り付け部12が存在している。このため、攪拌用モーター30の回転軸がシャフト60の延長上となるように攪拌用モーター30の回転軸とシャフト60とが連結される。また、台座部10の縁部には攪拌用モーター30の制御を行うための制御装置40(図2参照。)の取り付けが可能な制御装置取り付け部13が設けられている。
架設アーム部20A,20B,20Cは、それぞれが同じ構成となっており、固定アーム21及び可動アーム22と、これら固定アーム21の端部(延出方向先端部)と可動アーム22の端部(延出方向後端部)とを重ねた状態で連結するとともに可動アーム22を固定アーム21に対して固定状態(クランプ状態という。)及びクランプ状態を解除した状態(非クランプ状態という。)のいずれかに設定することができるクランプ部23と、可動アーム22の延出方向先端部に支持軸24によって平面(xy平面)上での回転が可能となるように軸支され、容器50(図2参照。)の開口部の先端縁部に着脱自在に固定可能な容器固定部25と、を有している。架設アーム部20A、架設アーム部20B及び架設アーム部20Cの各固定アーム21は、それぞれ120度の間隔でそれぞれ台座部10から平面(xy平面)上で放射状に延出している。
なお、架設アーム部20A、架設アーム部20B及び架設アーム部20Cは同じ構成であるため、図1においては、架設アーム部20B及び架設アーム部20Cについては、これら架設アーム部20B及び架設アーム部20Cの各構成要素を示す符号が一部省略されている。
固定アーム21及び可動アーム22には、それぞれの延出方向に沿って長孔211,221がそれぞれ形成されている。固定アーム21に設けられている長孔211は、台座部10との付け根部とクランプ部23との間に形成され、可動アーム22に設けられている長孔221は、クランプ部23と容器固定部25を軸支する支持軸24との間に形成されている。当該長孔211,221は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1においては、特に必須なものではないが、長孔211,221を形成することにより、固定アーム21及び可動アーム22の軽量化が図れ、ひいては攪拌用モーター取り付け架台1全体の軽量化が図れるという面で有効なものとなる。
クランプ部23は、公知のクランプ構造を採用することができるので、詳細な説明は省略するが、例えば、クランプ部本体231と、当該クランプ部本体231の中心をz軸に沿って貫通する連結軸232と、連結軸232を時計方向及び反時計方向に回転可能な摘み部233とを有し、当該摘み部233を例えば時計方向に回すと、可動アーム22を固定アーム21に対して固定すなわちクランプ状態とすることができ、当該クランプ状態において例えば反時計方向に回すと、非クランプ状態とすることができるようになっているものとする。
可動アーム22を固定アーム21に対してクランプ状態とすると、可動アーム22は固定アーム21に対して所定の折り畳み角度の状態で保持され、非クランプ状態とすると、可動アーム22は固定アーム21に対して所定範囲の回転角度で自在に平面上で回転させることができる。なお、可動アーム22の固定アーム21に対する回転角度は、固定アーム21の延出方向の中心軸aと可動アーム22の延出方向の中心軸bとのなす角度θで表すものとする(図1参照。)。
実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1においては、可動アーム22の固定アーム21に対する回転可能範囲は、可動アーム22と固定アーム21とが一直線上にある状態、すなわち、固定アーム21の中心軸aと可動アーム22の中心軸bとが一直線上にある状態(この状態を回転角度θが0度であるとする。)から時計方向及び反時計方向へそれぞれ150度程度の範囲としている。なお、可動アーム22を固定アーム21に対して回転させることを「可動アーム22を折り畳む」というように表記する場合もあり、また、そのときの回転角度を「可動アーム22の折り畳み角度」と表記する場合もある。
また、固定アーム21の延出方向の長さL1及び可動アーム22の延出方向の長さL2は、特に限定されるものではないが、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1においては、例えば、固定アーム21の長さL1は、200mm〜300mm程度とし、可動アーム22の長さL2は、300mm〜400mm程度としている。なお、固定アーム21の長さL1は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1においては、台座部10との付け根部からクランプ部23における連結軸232(詳しくは連結軸の中心)まで距離で表すものとし、可動アーム22の長さL2は、クランプ部23における連結軸232(詳しくは連結軸の中心)から容器固定部25をそれぞれ軸支している支持軸24(詳しくは支持軸の中心)までの距離で表している。
次に、容器固定部25について説明する。容器固定部25は、コ字状をなす枠体の対向する2つの枠片251、252の一方の枠片251に螺合した状態で当該一方の枠片251を貫通するボルト253と、当該ボルト253の後端側に設けられている摘み部254と、当該ボルト253の先端側に設けられている押さえ板255とを有している。このように構成されている容器固定部25の容器への固定の仕方については後述する。
図2は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1の使用例を説明するために示す図である。図2は実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1を、開口部の平面形状が円形をなす円筒状の容器50に取り付けた場合を示している。
なお、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1には、攪拌用モーター30が台座部10における攪拌用モーター取り付け部12に取り付けられているとともに、制御装置40が制御装置取り付け部13に取りつけられており、さらに、攪拌用モーター30の回転軸にはシャフト60が連結され、当該シャフト60の先端部には攪拌部材としての攪拌羽根70が取り付けられているものとする。また、図2においては、攪拌羽根70が容器50のz軸に沿った所定深さの位置における平面(xy平面)上のほぼ中心(円のほぼ中心)となるように攪拌用モーター取り付け架台1を取り付けた場合が例示されている。
このように攪拌用モーター取り付け架台1を容器50に取り付ける場合には、攪拌羽根70が容器50における平面(xy平面)上のほぼ中心となるように、各可動アーム22をそれぞれ対応する固定アーム21に対して所定角度だけ折り畳んだ状態として、各容器固定部25を容器50の開口側先端縁部に固定する。
各容器固定部25の容器50への固定の仕方は、ボルト253の先端部に設けられている押さえ板255と枠片252(図1参照。)との間に、容器50の開口側先端縁部を介在させた状態で摘み部254を回して、押さえ板255で容器50の開口側先端縁部を外側から押さえ付ける。これにより、容器固定部25は容器50の開口側先端縁部に固定される。この状態で、各クランプ部23をクランプ状態とする。これにより、可動アーム22は固定アーム21に対してクランプ状態となり、可動アーム22の固定アーム21に対する折り畳み角度が、所定の折り畳み角度で保持される。このようにすることによって、攪拌用モーター取り付け架台1は、図2に示すように、容器50に取り付けられた状態となる。
なお、図2においては、攪拌羽根70が容器50における平面(xy平面)上のほぼ中心となるように攪拌用モーター取り付け架台1を容器50に取り付けた場合を例示したが、各容器固定部25の容器50に対する固定位置と各可動アーム22の折り畳み角度とを適宜変えることにより、攪拌羽根70の位置を容器50内における平面(xy平面)上の任意の位置(例えば、攪拌羽根70の位置が容器50内において中心からずれた位置)となるように攪拌用モーター取り付け架台1を容器50に取り付けることができる。
図3は、攪拌羽根70の位置が容器50内において中心からずれた位置となるように攪拌用モーター取り付け架台1を容器50に取りつけた場合を説明するために示す図である。なお、図3は容器50をz軸に沿って上から見た平面図である。
図3に示すように、各容器固定部25の容器50に対する固定位置と各可動アーム22の折り畳み角度とを適宜設定することにより、攪拌羽根70の位置を容器50内における平面(xy平面)上の任意の位置(例えば、攪拌羽根70の位置が容器50内において中心からずれた位置)となるように攪拌用モーター取り付け架台1を容器に取り付けることができる。
以上説明したように、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1は、図1において説明したような構成となっているため、各容器固定部25の容器50に対する固定位置と各可動アーム22の折り畳み角度とを適宜設定することができ、それによって、様々な大きさの開口を有する容器(実施形態1においては円筒状の容器)に取り付けることができる。また、攪拌羽根70の位置も容器50内における中心の位置(例えば、図2参照。)としたり、中心からずれた位置(例えば、図3参照。)としたり、というように、容器内における任意の位置とすることができる。
また、攪拌用モーター取り付け架台1を容器50に固定する際は、容器固定部25を容器50の開口側先端縁部に挟むようにして取り付けて、容器固定部25の摘み部254を例えば時計方向に回してボルト253を締め付けるだけでよい。このため、攪拌用モーター取り付け架台1の容器50への取り付け操作は容易であり、また、取り外す際も、摘み部254を例えば反時計方向に回してボルト253の締め付けを緩めるだけでよい。このように、攪拌用モーター取り付け架台1の容器50に対する着脱は容易であることから、攪拌用モーター取り付け架台1を複数の種類の異なる容器に容易に使い回すことができる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2を説明するために示す図である。なお、実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2が実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1と異なるのは、固定アーム21と可動アーム22との連結構造であり、その他は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1と同様の構成となっている。このため、図4においては、図面の簡単化及び説明の簡単化のために、実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2の要部のみが示されている。
実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2の要部として、図4においては、架設アーム部20Aにおける固定アーム21、可動アーム22及び台座部10の一部が示されている。図4においては、架設アーム部としては、架設アーム部20Aのみが示されているが、他の架設アーム部20B,20Cも同様の構成となっている。以下、図4を参照して、固定アーム21と可動アーム22との連結構造を説明する。
固定アーム21と可動アーム22との連結構造は、図4に示すように、可動アーム22と固定アーム21とを連結するクランプ部23において可動アーム22が中心軸bに沿って矢印b−b'方向にスライド可能となるような構成となっている。
具体的には、可動アーム22の長孔221をクランプ部23よりもさらに後方側に延長して形成し、クランプ部23の連結軸232は、可動アーム22の長孔221を貫通している。そして、連結軸232が可動アーム22の長孔221内を移動可能で、かつ、可動アーム22が固定アーム21に対して連結軸232を中心に所定範囲の角度で折り畳み可能となっている。また、クランプ部23における連結軸232が長孔221内における所定の位置にあるときに摘み部233を時計方向に回すことにより、連結軸232の移動及び可動アーム22の回転をクランプ状態とすることできるようになっている。
このような構成となっていることにより、可動アーム22は、固定アーム21に対してクランプ部23における連結軸232を中心に所定範囲の角度で折り畳み可能であることは勿論のこと、中心軸bに沿って矢印b−b'方向にスライド可能となる。このため、可動アーム22の有効長さ(クランプ部23における連結軸232から可動アーム22の先端部に設けられている支持軸24までの長さとする。)を調整することができる。これにより、攪拌用モーター取り付け架台2の容器50に対する取り付け方の自由度を、より高めることができ、様々な大きさ及び様々な形状の開口部を有する容器への取り付けが可能となる。
なお、可動アーム22を矢印b−b'方向にスライドさせて例えば図4に示すような位置とした場合においては、厳密に言えば、固定アーム21の延出方向先端部と可動アーム22の延出方向後端部とが連結している状態となっているとは言えないが、本明細書においては、このような場合においても、固定アーム21の延出方向先端部と可動アーム22の延出方向後端部とが連結した状態となっているものとする。
図5は、実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2の変形例を説明するために示す図である。図5は図4と同様、架設アーム部20Aにおける固定アーム21と可動アーム22との連結構造を示している。
実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2の変形例は、図5に示すように、可動アーム22が中心軸bに沿った方向(矢印b−b'方向)にスライド可能となっているだけではなく、固定アーム21も中心軸aに沿った方向(矢印a−a'方向)にスライド可能となっている。
具体的には、固定アーム21の長孔211をクランプ部23よりもさらに後方側に延長して形成するとともに、可動アーム22の長孔221をクランプ部23よりもさらに後方側に延長させて形成し、連結軸232が固定アーム21の長孔211と可動アーム22の長孔221とを貫通している。
そして、クランプ部23における連結軸232が固定アーム21の長孔211内及び可動アーム21の長孔221内をそれぞれ移動可能で、かつ、可動アーム22が固定アーム21に対して連結軸232を中心に所定範囲の角度で折り畳み可能となっている。また、連結軸232が長孔211及び長孔221内における所定の位置にあるときに摘み部233を時計方向に回すことにより、連結軸232の移動及び可動アーム22の回転をクランプ状態とすることできるようになっている。
このような構成となっていることにより、可動アーム22は、固定アーム21に対してクランプ部23における連結軸232を中心に所定範囲の角度で折り畳み可能であることは勿論のこと、可動アーム22が中心軸bに沿って矢印b−b'方向にスライド可能となるとともに、固定アーム21も中心軸aに沿って矢印a−a'方向にスライド可能となる。
このため、可動アーム22の有効長さを調節することができるとともに、固定アーム21の有効長さ(クランプ部23における連結軸232から台座部10との付け根部までの長さとする。)も調節することができる。これにより、当該攪拌用モーター取り付け架台2の容器への取り付け方の自由度を、より一層、高めることができる。
なお、図5の場合においても、可動アーム22を矢印b−b'方向にスライドさせるとともに固定アーム21を矢印a−a'方向にスライドさせて例えば図5に示すような位置とした場合においては、厳密に言えば、固定アーム21の延出方向先端部と可動アーム22の延出方向後端部とが連結している状態となっているとは言えないが、本明細書においては、このような場合においても、固定アーム21の延出方向先端部に対して可動アーム22の延出方向後端部が連結した状態となっているものとする。
[実施形態3]
図6は、実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3を説明するために示す図である。実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3は、図6に示すように、3本の可動アーム22が台座部10の縁部に直接連結されている点が実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1と異なる。なお、実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3において、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1と同一構成要素には同一符号が付されている。
実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3においては、台座部10は多角形(三角形とし、ここでは、正三角形とする。)をなし、多角形をなす台座部10の縁部の各頂点付近にはそれぞれ可動アーム22が連結されている。台座部10に対する可動アーム22の連結は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1における固定アーム21に対する可動アーム22と同様に、クランプ部23に連結されている。すなわち、台座部10の頂点付近の縁部と、可動アーム22の端部(延出方向後端部)とを重ねた状態として、クランプ部23の連結軸232によって連結している。そして、摘み部233を例えば時計方向に回すと、可動アーム22を台座部10に対してクランプ状態とすることができ、当該クランプ状態において摘み部233を例えば反時計方向に回すと、非クランプ状態とすることができるようになっている。非クランプ状態においては、各可動アーム22は台座部10に対して連結軸232を中心に所定範囲の回転角度で自在に回転させることができる。
実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3を容器50に取り付ける際の取り付け方は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1と同様である。この場合も、攪拌用モーター30が台座部10における攪拌用モーター取り付け部12に取り付けられているとともに、制御装置40が制御装置取り付け部13に取りつけられており、さらに、攪拌用モーター30の回転軸にはシャフト60が連結され、当該シャフト60の先端部には攪拌部材としての攪拌羽根70が取り付けられている状態で、可動アームの折り畳み角度を容器50の大きさに応じて適宜設定して、各容器固定部25を容器50に固定すればよい。
実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3の場合も、各容器固定部25の容器50に対する固定位置と、各可動アーム22の折り畳み角度とを適宜設定することにより、様々な大きさの開口を有する容器(実施形態1においては円筒状の容器)に取り付けることができる。また、攪拌羽根70の位置も容器50内における中心の位置(例えば、図2参照。)としたり、中心からずれた位置(例えば、図3参照。)としたり、というように、容器内における任意の位置とすることができる。
実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3によれば、可動アーム22は台座部10に直接連結されており、固定アーム21が存在しない構成となっているため、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1よりも単純な構成とすることができ、単純な構成でありながら、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1とほぼ同様の効果を得ることができる。なお、実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3においては、多角形は三角形(この場合、正三角形)としたが、三角形以外の多角形であってもよい。
[実施形態4]
図7は、実施形態4に係る攪拌用モーター取り付け架台4を説明するために示す図である。なお、図7は実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3の台座部10の要部を拡大して示す断面図であり、かつ、台座部のモーターなどが取り付けられている状態を示している。
実施形態4に係る攪拌用モーター取り付け架台4においては、攪拌用モーター取り付け部12は、貫通孔11から離間した所定位置に設けられているとともに、貫通孔11が設けられている位置には、当該貫通孔11を貫通して台座部10の上面の側に突出するシャフト60を回転可能に軸支するシャフト軸支部80が設けられている。
シャフト軸支部80は、台座部10に対して着脱自在に固定可能な軸受けボックス81と、軸受けボックス81内においてz軸に沿った上下方向に離間して設けられている複数(2個とする。)の軸受け部82と、2個の軸受け部82の間に設けられているシャフト側プーリー83とを有している。なお、軸受け部82は、それぞれがベアリング84を有しており、当該ベアリング84によってシャフト60を回転自在に支持するように構成されている。
このように構成されている実施形態4に係る攪拌用モーター取り付け架台4を、容器50(図2参照。)に取り付ける際には、まずは、回転羽根70が取り付けられているシャフト60をシャフト軸支部80に図7に示すように軸支させるとともに、攪拌用モーター30を攪拌用モーター取り付け部12に取り付けて、攪拌用モーター30の回転軸31に取り付けられている回転軸側プーリー86とシャフト側プーリー83との間に動力伝達部材としての動力伝達用ベルト85を架け渡した状態として、容器50に取り付ける。
実施形態実施形態4に係る攪拌用モーター取り付け架台4がこのような構成となっていることにより、攪拌用モーター30が貫通孔11の直上に位置しないため、攪拌用モーター30の潤滑油や攪拌用モーター30が回転することにより生じる粉塵などが容器50内に落ちて攪拌対象物に混入しまうといったことを未然に防止できる。特に、攪拌対象物が食品である場合には、不純物の混入は衛生上好ましくないため、実施形態実施形態4に係る攪拌用モーター取り付け架台4は、食品を攪拌するための攪拌用モーター取り付け架台としては好適なものとなる。
なお、実施形態4においては、実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3に適用した場合を説明したが、攪拌用モーター30の配置などを工夫すれば実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1において適用可能である。
なお、本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記に示すような変形実施も可能である。
(1)上記各実施形態においては、開口部の平面形状が円形の容器に取り付ける場合ついて説明したが、開口の平面形状は円形に限られるものではなく、種々の形状の容器に取り付け可能である。
図8は、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1を開口部の平面形状が長方形の容器80に取り付け場合を示す平面図である。なお、図8は攪拌羽根70の位置が容器80内における平面(xy平面)上の中心(対角線の交点)となるように攪拌用モーター取り付け架台1を容器90に取り付け場合を示す図である。
図8に示すように、攪拌用モーター取り付け架台1を平面形状が長方形状の容器90に取り付ける場合には、攪拌羽根70が容器90内における平面(xy平面)上のほぼ中心(対角線の交点)に位置するようにし、かつ、各可動アーム22を所定角度だけ折り畳む。このとき、各容器固定部25が容器90の4つの開口側先端縁部うちの3つの開口側先端縁部に位置するように各可動アーム22を折り畳む。この状態で、各容器固定部25をそれぞれ対応する開口側先端縁部に固定したのち、各クランプ部23によって各可動アーム22をそれぞれ対応する固定アーム21に対してクランプ状態とする。このようにすることにより、図8に示すように、攪拌用モーター取り付け架台1を開口部の平面形状が長方形の容器90に取り付けることができる。
なお、図示は省略するが、各容器固定部25の取り付け位置及び各可動アーム22の折り畳み角度を適宜設定することにより、図3の円筒状の容器50の場合と同様に、攪拌羽根70の位置を長方形状の容器90内において任意の位置とすることができる。
なお、図8においては、開口部の平面形状が長方形の容器を例示したが、容器の開口部の平面形状は、正方形、三角形、五角形以上の多角形、菱形、楕円形などであってもよい。このように、本考案の攪拌用モーター取り付け架台は、開口部の平面形状が限定されず、開口部の平面形状が様々な容器に取り付け可能である。また、図8においては、攪拌用モーター取り付け架台として、実施形態1に係る攪拌用モーター取り付け架台1を使用した場合を示したが、実施形態2に係る攪拌用モーター取り付け架台2(図4及び図5参照。)、実施形態3に係る攪拌用モーター取り付け架台3(図6参照。)及びに実施形態4係る攪拌用モーター取り付け架台4(図7参照。)を使用することができることは勿論である。
(2)上記実施形態1及び実施形態2においては、固定アーム21の長さL1は、200mm〜300mm程度とし、可動アーム22の長さL2は、300mm〜400mm程度とした場合を例示したが、固定アーム21及び可動アーム22の長さは、必ずしもこのような範囲とすることはなく、使い勝手の面や強度が確保できれば、固定アーム21及び可動アーム22の長さ適宜設定可能である。また、実施形態3においても、台座部10の大きさ及び可動アーム22の長さは、使い勝手の面や強度が確保できれば、それぞれ適宜設定可能である。
また、可動アーム22の固定アーム21に対する折り畳み可能な角度は、上記実施形態1及び実施形態2においては、可動アーム22と固定アーム21とが一直線の状態(折り畳み角度が0度の状態)から時計方向及び反時計方向にそれぞれ150度程度の範囲としたが、必ずしもこのような範囲とすることはなく、適宜設定可能である。また、実施形態3においても、可動アーム22の台座部10に対する折り畳み可能な角度は適宜設定可能である。
(3)上記実施形態においては、固定アーム21及び可動アーム22は台座部10から3本設ける場合を例示したが、4本以上であってもよい。また、実施形態3においても、可動アーム22は、4本以上であってもよい。
1,2・・・攪拌用モーター取り付け架台、10・・・台座部、11・・・貫通孔、12・・・攪拌用モーター取り付け部、13・・・制御装置取り付け部、20A,20B,20C・・・架設アーム部、21・・・固定プレート、22・・・可動プレート、23・・・クランプ部、24・・・軸、25・・・容器固定部、30・・・攪拌用モーター、40・・・制御装置、50,90・・・容器、60・・・シャフト、70・・・攪拌羽根(攪拌部材)、80・・・スアフト軸支部、81・・・軸受けボックス、82・・・軸受け部、83・・・シャフト側プーリー、84・・・ベアリング、85・・・動力伝達用べルト(動力伝達部材)、86・・・回転軸用プーリー、211,212・・・長孔、231・・・クランプ部23の本体、232・・・連結軸、233・・クランプ部23の摘み部、254・・・容器固定部25の摘み部

Claims (10)

  1. 上部が開口となっている容器に収納されている攪拌対象物を攪拌する攪拌用モーターを取り付けるための攪拌用モーター取り付け架台であって、
    前記攪拌用モーターの取り付けが可能な台座部と、
    前記台座部を中心として当該記台座部から平面上において放射状に延出する複数の固定アームと、
    前記複数の固定アームにおける各固定アームの延出方向先端部側に設けられる可動アームと、
    前記可動アームが前記固定アームの前記延出方向先端部に対して前記平面上での回転が可能となるように前記固定アームの前記延出方向先端部と前記可動アームの延出方向後端部とを重ねた状態で貫通して前記固定アームと前記可動アームとを連結する連結軸を有するとともに、前記可動アームを固定アームに対してクランプ状態及び非クランプ状態のいずれかの設定が可能なクランプ部と、
    前記可動アームの前記延出方向先端部に対して前記平面上での回転が自在となるように支持軸によって軸支され、前記容器の開口となっている側の先端縁部に着脱自在に固定可能な容器固定部と、
    を有することを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  2. 請求項1に記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記固定アーム及び前記可動アームは、それぞれ少なくとも3本でなることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  3. 請求項1又は2に記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記固定アーム及び前記可動アームの少なくとも一方には、前記クランプ部における前記連結軸が前記固定アーム及び前記可動アームの少なくとも一方の前記延出方向に沿って移動可能な長孔が形成され、前記連結軸は、前記長孔を貫通して前記固定アームと前記可動アームとを連結し、前記クランプ部は、前記連結軸が前記長孔内における所定の移動位置にあるときに前記クランプ状態に設定可能となっていることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  4. 上部が開口となっている容器に収納されている攪拌対象物を攪拌する攪拌用モーターを取り付けるための攪拌用モーター取り付け架台であって、
    前記攪拌用モーターの取り付けが可能な台座部と、
    前記台座部の縁部における複数の所定位置から平面上において放射状に延出し、当該台座部の縁部に対して前記平面上での回転が可能となるように当該台座部に連結されている可動アームと、
    前記台座部の縁部と前記可動アームの前記延出方向後端部とを連結する連結軸を有するとともに、前記可動アームを前記台座部に対してクランプ状態及び非クランプ状態のいずれかの設定が可能なクランプ部と、
    前記可動アームの延出方向先端部に前記平面上での回転が自在となるように支持軸によって軸支され、前記容器の開口となっている側の先端縁部に着脱自在に固定可能な容器固定部と、
    を有することを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  5. 請求項4に記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記台座部は、多角形状をなし、前記可動アームは、当該多角形状をなす台座部の各頂点付近の縁部に連結されていることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  6. 請求項5に記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記多角形は三角形であり、前記可動アームは、少なくとも3本でなることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記可動アームには、前記クランプ部における前記連結軸が当該可動アームの前記延出方向に沿って移動可能な長孔が形成され、前記連結軸は、前記長孔を貫通して前記台座部と前記可動アームとを連結し、前記クランプ部は、前記連結軸が前記長孔内における所定の移動位置にあるときに前記クランプ状態に設定可能となっていることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記台座部には、前記攪拌用モーターの回転力を攪拌部材に伝達するシャフトを貫通させるための貫通孔が設けられていることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  9. 請求項8に記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記台座部には、前記攪拌用モーターの取り付けが可能な攪拌用モーター取り付け部が設けられているとともに、前記攪拌用モーターの制御を行うための制御装置の取り付けが可能な制御装置取り付け部が設けられていることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
  10. 請求項9に記載の攪拌用モーター取り付け架台において、
    前記攪拌用モーター取り付け部は、前記貫通孔から離間した所定位置に設けられているとともに、前記貫通孔が設けられている位置には、当該貫通孔を貫通して前記台座部の上面の側に突出する前記シャフトを回転可能に軸支するシャフト軸支部が設けられており、
    前記攪拌用モーターの回転力を前記シャフトに対して動力伝達部材を介して付与可能とするように構成されていることを特徴とする攪拌用モーター取り付け架台。
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