JP3194141B2 - 攪拌機 - Google Patents

攪拌機

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JP3194141B2
JP3194141B2 JP31710399A JP31710399A JP3194141B2 JP 3194141 B2 JP3194141 B2 JP 3194141B2 JP 31710399 A JP31710399 A JP 31710399A JP 31710399 A JP31710399 A JP 31710399A JP 3194141 B2 JP3194141 B2 JP 3194141B2
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和行 鶴見
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株式会社湯浅産業
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発酵処理物等を攪
拌する攪拌機、特に、多数の攪拌羽根を上下に間隔をお
いて設けた縦型無端コンベアを、循環させながら発酵槽
等の処理槽内で全体を移動させて原料を攪拌及び搬送す
るスクープ式の攪拌機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の攪拌機として、図1に示すよう
に円形の発酵槽1の中央に円筒形の中央隔壁2を立設
し、この中央隔壁2の内側中央に立設した旋回軸3と発
酵槽1の周壁上縁のレール4上を走行する走行台車5と
の間に旋回フレーム6を架設し、この旋回フレーム6
に、縦型無端コンベア7を垂設したものが知られてい
る。
【0003】この攪拌機における縦型無端コンベア7
は、多数の攪拌羽根8を上下に間隔をおいて両側のチェ
ーン9間に設けた単一コンベア構造である。走行台車5
には走行モータ10が搭載されており、走行台車5がレ
ール4に沿って自走することで、旋回アーム6が縦型無
端コンベア7を伴って旋回する。発酵槽1の底面には、
無数の噴射孔10を設けた複数の曝気配管11が同心円
状に設けられている。
【0004】この攪拌機は、旋回フレーム6の旋回方向
(矢印A方向)に対して縦型無端コンベア7を矢印B方
向に循環させると、発酵槽1内の原料12を掘り下げて
いく掘り下げ型となり、これとは逆の矢印C方向に循環
させると、原料12を掘り上げていく掘り上げ型とな
る。なお、発酵処理したものは、例えば中央隔壁2側に
寄せられてその下端に設けられた取出口から取り出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の攪拌機は、縦型
無端コンベア7が上記のように単一コンベア構造である
ため、掘り下げ型とした場合、縦型無端コンベア7の下
端部において攪拌羽根8が後側へ転回するときに、縦型
無端コンベア7全体を前方へ押し出す作用をするが、そ
の攪拌羽根8及びこれに続く前側の攪拌羽根8が、発酵
槽1の底部の原料12に食い込んで抵抗を受け、大きな
負荷となる問題があった。
【0006】一方、掘り上げ型とした場合、攪拌羽根8
が原料12を切り上げながら縦型無端コンベア7の上端
から後方へ落とすが、原料12の堆積量が多く深くなる
と、縦型無端コンベア7の前側の原料による抵抗が大き
くなることと、縦型無端コンベア7の下端部において、
攪拌羽根8が縦型無端コンベア7の前進方向と反対方向
に転回するため、前進に大きな力が必要であった。
【0007】なお、図1の従来例は、発酵槽1が円形
で、縦型無端コンベア7を旋回フレーム6に垂設して旋
回させるタイプであるが、例えば特開平11−2214
56号公報に開示されているように、縦型無端コンベア
を平行レールに沿って直線移動させるタイプもあり、こ
の場合も従来は縦型無端コンベアが単一コンベア構造で
あるため、上記と同様な問題があった。
【0008】本発明の目的は、上述したような従来の問
題点を解決し、縦型無端コンベアの攪拌羽根にかかる抵
抗を軽減できるとともに、攪拌を細かくかつ満遍なく軽
快に行え、また攪拌動作を自由に調整でき、更に縦型無
端コンベアの前進動作も抵抗少なく軽快に行える攪拌機
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の攪拌機は、縦型
無端コンベアを複数列の帯状無端コンベアに分割し、全
帯状無端コンベアの内空間を貫通する正転用駆動軸と逆
転用駆動軸を設け、これら正転用駆動軸と逆転用駆動軸
に、各帯状無端コンベアを回転伝達機構にて選択的に連
結し、正転用駆動軸から回転を伝達される帯状無端コン
ベアは正循環し、逆転用駆動軸から回転を伝達される帯
状無端コンベアは逆循環するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】帯状無端コンベア相互において循環方向を
交互に変えれば、攪拌羽根にかかる抵抗を一層軽減でき
るとともに、攪拌効率も向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面に従って詳細に説明する。
【0012】図2及び図3に本発明の一実施例である攪
拌機の全体構成を示す。この攪拌機における縦型無端コ
ンベア20は、複数列(図では9列)の帯状無端コンベ
ア21に分割されている。これら帯状無端コンベア21
は共通の旋回フレーム22に並べて垂設されている。
【0013】旋回フレーム22は、発酵槽23の中央の
旋回軸受24と発酵槽23の周壁上縁のレール25上を
走行する走行台車26との間に架設され、走行台車26
がそれに搭載した走行モータ27の駆動によりレール2
5に沿って自走することで、旋回フレーム22は縦型無
端コンベア20を伴って旋回する。
【0014】各帯状無端コンベア21は、図4に示すよ
うに、上側スプロケットホイール28と左右両側の中間
スプロケットホイール29・30と下側スプロケットホ
イール31とに一対の無端チェーン32を掛け回し、こ
れら無端チェーン32に、断面L形の多数の攪拌羽根3
3を上下に間隔をおいて固定したもので、帯状無端コン
ベア21相互は、互いの攪拌羽根33が干渉することな
く、個別に循環するようになっている。
【0015】旋回フレーム22上には、正転用と逆転用
の2台の攪拌モータ34・35が搭載されているととも
に、正転用と逆転用の2本の駆動軸36・37が、全帯
状無端コンベア21の内空間を貫通するように平行に軸
受けされている。正転用駆動軸36は、正転用攪拌モー
タ34の回転をチェーン又はベルト38等を介して伝達
され、逆転用駆動軸37は、逆転用攪拌モータ35の回
転を同様にチェーン又はベルト39等を介して伝達され
る。攪拌モータ34・35は、例えばそれぞれにインバ
ータを取り付けることで、回転速度を個別に調整でき
る。
【0016】図4の(A)に示した帯状無端コンベア2
1は、正転用攪拌モータ34の回転をチェーン又はベル
ト40等を介して左側の中間スプロケットホイール29
に伝達されることにより、矢印D方向に循環(以下、正
循環という)し、図4の(B)に示した帯状無端コンベ
ア21は、逆転用攪拌モータ35の回転をチェーン又は
ベルト41等を介して右側の中間スプロケットホイール
30に伝達されることにより、図4の場合とは逆に矢印
E方向に循環(以下、逆循環という)する。
【0017】このように(A)の場合と(B)の場合と
では、循環方向が互いに逆になっていることから、断面
L形の攪拌羽根33を一対の無端チェーン32に対して
固定する向きも、(A)の場合と(B)とで逆にしてあ
る。
【0018】図2に示した9列の帯状無端コンベア21
において、図4の(A)に示した正循環の帯状無端コン
ベア21と図4の(B)に示した逆循環の帯状無端コン
ベア21とは交互に配列している。
【0019】旋回フレーム22の旋回方向を図3の平面
図において矢印A方向とすると、図2の9列の帯状無端
コンベア21を左から(外側から)順番に見ていくと、
第1列が掘り下げ型、第2列が掘り上げ型、第3列が掘
り下げ型、第4列が掘り上げ型、第5列が掘り下げ型、
第6列が掘り上げ型、第7列が掘り下げ型、第8列が掘
り上げ型、第9列が掘り下げ型となる。
【0020】従って、旋回フレーム22を矢印A方向に
旋回させながら、9列の帯状無端コンベア21の循環方
向を交互にして同時に循環させれば、縦型無端コンベア
20全体として、発酵槽23内の原料から受ける抵抗は
分散され、また原料を9列の帯状無端コンベア21にて
満遍なく細かく攪拌できる。
【0021】攪拌羽根33を一対の無端チェーン32に
固定するに当たり、図5に示すように攪拌羽根33を全
て同じ方向に傾ければ、発酵槽23内の原料を攪拌しな
がら、9列の帯状無端コンベア21において外側のもの
より原料を順次に発酵槽23の中央方向へ寄せていくこ
とができる。
【0022】このようにして発酵槽23の中央に寄せら
れた発酵物は、図2において発酵槽23の底部の中央取
出口42から落下し、地下の排出コンベア43にて発酵
槽23外へ搬出される。
【0023】図6は本発明の他の実施例を示す。この実
施例では、縦型無端コンベア20を、上記と同様に複数
列(図では8列)の帯状無端コンベア21に分割して、
共通の走行フレーム44に並べて垂設したもので、帯状
無端コンベア21自体の構造は上記と同様で、図7に示
すように矢印D方向に循環する帯状無端コンベア21
と、図8に示すように矢印E方向に循環する帯状無端コ
ンベア21とが交互に配列している。走行フレーム44
は、平行レール45・46に沿って直線走行する走行台
車47・48間に架設され、これら走行台車47・48
がそれに搭載した走行モータ49・50の駆動により平
行レール45・46に沿って自走することで、走行フレ
ーム44は縦型無端コンベア20を伴って真っ直ぐ前進
する。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、縦型無端コ
ンベアを複数列の帯状無端コンベアに分割し、各帯状無
端コンベアを個別にしかも循環方向を個々に選択して循
環駆動させるので、攪拌羽根にかかる抵抗を軽減できる
とともに、攪拌を細かくかつ満遍なく軽快に行え、また
攪拌動作を自由に調整でき、更に縦型無端コンベアの前
進動作も抵抗少なく軽快に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】(A)は分割した1つの帯状無端コンベアとそ
の駆動系を示す機構図、(B)は循環方向が(A)とは
逆の1つの帯状無端コンベアとその駆動系を示す機構図
である。
【図5】攪拌羽根を傾けた固定例を示す部分図である。
【図6】本発明の他の実施例の全体構成図である。
【図7】図6の実施例において、分割した1つの帯状無
端コンベアとその駆動系を示す機構図である。
【図8】図7とは循環方向が逆の1つの帯状無端コンベ
アとその駆動系を示す機構図である。
【符号の説明】
20 縦型無端コンベア 21 帯状無端コンベア 22 旋回フレーム 23 発酵槽 24 旋回軸受 25 レール 26 走行台車 27 走行モータ 28〜31 スプロケットホイール 32 無端チェーン 33 攪拌羽根 34・35 攪拌モータ 36・37 駆動軸 38・39・40・41 チェーン又はベルト 42 中央取出口 43 排出コンベア 44 走行フレーム 45・46 平行レール 47・48 走行台車 49・50 走行モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 13/00 - 13/10 C12G 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の攪拌羽根を上下に間隔をおいて設け
    た縦型無端コンベアを、循環させながら発酵槽等の処理
    槽内で全体を移動させて原料を攪拌及び搬送する攪拌機
    において、前記縦型無端コンベアを複数列の帯状無端コ
    ンベアに分割し、全帯状無端コンベアの内空間を貫通す
    る正転用駆動軸と逆転用駆動軸を設け、これら正転用駆
    動軸と逆転用駆動軸に、各帯状無端コンベアを回転伝達
    機構にて選択的に連結し、正転用駆動軸から回転を伝達
    される帯状無端コンベアは正循環し、逆転用駆動軸から
    回転を伝達される帯状無端コンベアは逆循環するように
    したことを特徴とする攪拌機。
  2. 【請求項2】帯状無端コンベア相互において循環方向を
    交互に変えたことを特徴とする請求項1記載の攪拌機。
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