JP3193689B2 - 屋根パネル用吊り金物 - Google Patents

屋根パネル用吊り金物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプレハブ住
宅等に用いられる屋根パネルを吊り上げる際に吊り上げ
用の玉掛具を掛けるための屋根パネル用吊り金物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレハブ住宅の建築現場におい
て、屋根パネルAを水平に吊り上げる際には、たとえ
ば、第6図に示すような玉掛具Bを用いていた。この玉
掛具Bは、一端に屋根パネルAを掛ける吊り金物1が取
り付けられた4本の鎖2と、これらの鎖2が絡み合わな
いように四隅に一本ずつ鎖2から分岐した鎖2aを係止
した枠体3とからなり、前記鎖2の他端は、一つの金属
環4に掛止されて一つにまとめられている。そして、こ
の金属環4は、クレーン等のフックを掛けるためのもの
である。
【0003】また、前記鎖2は、その中央部に鎖接続金
具2bが設けられており、該鎖接続金具2bにより2本
の鎖2が一本に接続されるとともに、接続する際に、鎖
2の長さを調整するようになっている。これは、屋根パ
ネルAを吊り上げる際に、屋根パネルAの棟側aを吊り
上げる鎖2の長さを軒側bを吊り上げる鎖2の長さより
短くすることにより、屋根パネルAを屋根の傾斜に合わ
せて傾斜させて吊り上げるようにするためである。この
ように予め傾斜をつけて吊り上げることにより、屋根パ
ネルAを容易に屋根に設置することができる。なお、屋
根パネルAの棟側aの鎖2の長さを調整した際に余った
鎖2が長く邪魔となるので、余った鎖2が枠体3にかけ
られている。
【0004】前記鎖2の一端に設けられた吊り金物1
は、コの字状に形成されており、吊り金物1の上端部に
は、鎖2を掛けるためのリング1aが設けられ、吊り金
物1の他端部は、屋根パネルAの側面に設けられた挿入
孔に挿入されて、屋根パネルAを掛止するようになって
いる。なお、屋根パネルAは、たとえば、芯材6を四角
枠状に組んだ枠体7と、この枠体7の内部に格子状に組
まれた補助芯材(図示略)と、枠体7の上面に貼設され
た面材8とからなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
玉掛具Bによる吊り上げ方法では、屋根パネルAの側面
より吊り金物1が突出する構成となるので、すでに設置
された屋根パネルAの隣に、屋根パネルAの側面同士が
当接するように設置しようとすると、側面から突出する
吊り金物1が邪魔となる。そこで、屋根パネルAの片側
の側面から吊り金物1を外してから、屋根パネルAを屋
根上に設置する必要があった。従って、足場の安定しな
い屋根上で、屋根パネルA同士の間に手を挟まないよう
に屋根パネルAの片側を手で支えながら吊り金物1を取
り外して、屋根パネルAを屋根に設置しなければなら
ず、屋根上での作業が繁雑になるという問題があった。
【0006】また、近年のプレハブ住宅の現場作業を効
率化するために、屋根パネルAには、予めその上面の面
材8に防水材等の屋根材を貼り付けておく場合がある。
この場合に、隣接する屋根パネルA同士の接合端面と、
屋根材同士の接合端面とが同一平面上に重なっている
と、雨漏り等の原因になる可能性があるので、予め屋根
パネルA上に屋根材を貼設する際に、屋根材の位置を屋
根パネルAに対して左右にずらすことにより、雨漏りを
防止する必要がある。この際には、屋根パネルAの一側
面側から屋根材が突出することになり、屋根パネルAの
側面に吊り金物1を掛止する際に突出した屋根材が邪魔
になるという難点があった。
【0007】また、屋根パネルA側面を吊り金物1によ
り掛止して吊り上げた場合には、上述のような問題があ
るので、屋根パネルの棟側端面及び軒側端面において
り金物1により係止するようにすることが考えられる。
しかし、屋根パネルの棟側端面を掛止するようにした場
合には、屋根パネルAを上述のように傾斜した状態に吊
り上げた際に、吊り金物1の掛止された棟側の端面を構
成する芯材6が屋根パネルAを引き上げる形となる。従
って、棟側端面を構成する芯材6と他の芯材6および面
板8とを引き離すように力がかかることになる。すなわ
ち、棟側端面を構成する芯材6が屋根パネルAから外れ
るように力がかかるため、上記芯材6と屋根パネルAと
の接合を補強する必要がある。また、屋根パネルの軒側
端面には唐草等が設けられるので、屋根材は、屋根パネ
ルの軒側端面より突出して貼設されている。従って、屋
根パネルの軒側端面を吊り上げるときには、屋根材の突
出部分との干渉を避けることが必要となる。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、屋根パネルを吊り上げて屋根に設置する際に、設
置の邪魔になることがなく、かつ、屋根パネルの軒側の
芯材から突出する屋根材との干渉を避けた状態で玉掛具
等に掛けることができるようにした屋根パネル用吊り金
物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、この発明は、芯材が格子状に組まれた枠体の側面
に、軒側へ突出した状態で屋根材を貼設してなる屋根パ
ネルをクレーン等によって吊り上げる際に屋根パネルの
端部に設けられ、かつ玉掛具等を掛けるための屋根パネ
ル用吊り金物であって、前記玉掛具等に接続される接続
部と、前記屋根パネルの軒側の芯材に設けられた挿入孔
に挿入されて掛止される挿入部と、前記屋根材の突出部
分を避けて湾曲した状態で前記接続部と前記挿入部とを
一体につなぐ湾曲部とを備え、前記挿入部には屋根パネ
ルの軒側の芯材の挿入孔に挿入される部分の長さを規制
するためのナットが螺合されるとともに、該挿入部の端
部には、挿入部が屋根パネルの軒側の芯材の挿入孔に挿
入された状態で抜け止め用の割ピン26が挿入される挿
通孔が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】この発明にかかる屋根パネル用吊り金物を
使用するには、屋根パネルの軒側の芯材に予め挿入孔を
設けておき、この挿入孔に挿入部を挿入して掛止させ
る。この状態で、湾曲部は、屋根材の突出部分を迂回し
て接続部を屋根パネルの上方へと位置させることにな
る。従って、この接続部に玉掛具等を接続して屋根パネ
ルを吊り上げたときでも、この吊り金具が屋根材に当た
ることがなく、屋根材を破損させることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照しながら説明する。第1図ないし第5図は、本発
明の一実施形態を示す図面であって、第1図は屋根パネ
ルAを吊り上げた状態を示し、第2図および第3図は屋
根パネルAの棟側aに使用される第1の吊り金物10
示し、第4図は屋根パネルAの軒側bに使用される第2
の吊り金物20(本発明に係る屋根パネル用吊り金物)
を示し、第5図は屋根パネルAにより構成された屋根の
棟部分Cを示すものである。なお、前記従来例と同様の
構成要素については、同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0012】また、本実施形態の屋根パネルAには、予
め防水材としての屋根材Eが貼設されており、この屋根
材Eは、左右に隣接して配置される屋根パネルAの接合
端面と屋根材Eの接合端面がずれるように、屋根パネル
Aに対して第1図右方にずらして貼設されている。
【0013】また、第5図に示すように、屋根パネルA
を設置して屋根を構成した後に、屋根パネルAの棟側a
部分は、棟包みF等により覆われるようになっている。
従って、屋根パネルAの棟側a端部は、直接雨等に触れ
る可能性がなく、その上面に屋根材Eを貼る必要がな
い。さらに、屋根パネルAの軒側b端面には、唐草等が
設けられるので、屋根材Eは、屋根パネルA端面より突
出して貼設されている。
【0014】第2図および第3図に示すように、第1の
吊り金物10は、屋根パネルAの面板8の棟側a端部に
設けられた挿通孔11に挿通された丸鋼12と、前記面
板8の挿通孔11の位置に設けられ、かつ該丸鋼12の
角度を固定するための勾配プレート13と、該丸鋼12
の後端部12aに螺合されたアイナット14とからな
り、前記勾配プレート13には、該丸鋼12を面板8に
対して傾斜した状態に挿通する傾斜孔13aが設けら
れ、該丸鋼12の先端部12bは、第3図に示すように
L字状に曲げて形成されるとともに、該先端部12bが
屋根パネルA長手方向の芯材(補助芯材)15の側面に
設けられた掛止孔15aに挿入されて掛止されているも
のである。
【0015】前記丸鋼12は、その後端部12aにアイ
ナット14を螺合するためのねじ部が設けられている。
なお、丸鋼12の先端部12bにもねじ部が設けられて
いる。そして、丸鋼12のL字状に曲げて形成された先
端部12bが、屋根パネルAの長手方向の芯材15の側
面に設けられた掛止孔15aに挿入されることにより、
屋根パネルAの長手方向に回動自在に丸鋼12が屋根パ
ネルAに掛止されることになる。なお、面板8の挿通孔
11は、回動自在に掛止された丸鋼12が、屋根パネル
Aの長手方向にある程度動けるように、屋根パネルAの
長手方向に径が長い長円となっている。
【0016】前記勾配プレート13は、傾斜孔13aを
有する勾配部13bと、勾配部13bの薄くなった部分
から延出するとともに、釘16により面板8および屋根
パネルAの端面を構成する芯材6に固定される固定板1
3cとからなるものである。
【0017】前記勾配部13bは、その断面が、屋根パ
ネルA設置する屋根の傾斜に合わせた傾斜を有する三角
形に形成され、傾斜した上面に対して直角に傾斜孔13
aが設けられている。そして、勾配プレート13を屋根
パネルA上面に設置した際に、面材8の挿通孔11と傾
斜孔13aが連通するようになっている。上記のような
勾配プレート13を、丸鋼12後端部12aを挿通させ
た状態で、面板8上に固定することにより、丸鋼12の
角度を屋根の傾斜に対応した角度に固定することができ
る。
【0018】前記、アイナット14は、屋根パネルAを
吊り上げる際に、玉掛具Dの鎖2の先端部を掛止するた
めものである。そして、アイナット14は、丸鋼12後
端部12aのねじ部に螺合するねじ孔14aを有する接
続部14bと、この接続部14b上に一体に設けられ、
かつ側面から玉掛具Dの鎖2を掛けるリング部14cと
からなるものである。また、アイナット14を、先端部
12bを掛止孔15aに掛止された丸鋼12後端部12
aのねじ部に螺合して締め付けることにより、丸鋼12
が掛止孔15aとアイナット14とにより固定されるこ
とになる。
【0019】本発明に係る屋根パネル用吊り金物である
第2の吊り金物20は、上端部が玉掛具Dの鎖2等をつ
なぐリング状の接続部21とされるとともに下端部が屋
根パネルAの軒側端面を構成する芯材6に予め屋根パネ
ルAの面板8に水平に設けられた挿入孔22に挿入され
る挿入部23となっている。かつ、これら接続部21と
挿入部23とを一体につなぐ部分は、屋根パネルAの
側bから突出する屋根材Eを避ける湾曲部24とされて
いる。
【0020】上記挿入部23には、挿入孔22に挿入さ
れる挿入部23の長さを規制するために挿入孔22より
径の大きいナット25がストッパーとして挿入部23外
周に形成されたねじ部に螺合されている。また、挿入部
23の端部には、割ピン26用の挿通孔27が設けら
れ、この挿通孔27に割ピン26を挿通して、挿入部2
3が挿入孔22から抜けるのを防止している。
【0021】上記のような第1及び第2の吊り金物1
0,20を使用して、屋根パネルAを吊り上げて建設中
の住宅の屋根に設置する場合について以下に説明する。
第1図に示すように、まず、屋根パネルAに第1及び第
2の吊り金物10,20を取り付ける。
【0022】第1の吊り金物10は、屋根パネルAの面
板8の棟側a端部に設けられた挿通孔11から丸鋼12
の先端部12bを挿通し、L字状に曲がった先端部12
bを屋根パネルAの長手方向の芯材15の側面に設けら
れた掛止孔15aに挿入して掛止する。次に、丸鋼12
の後端部12aを勾配パネル13の傾斜孔13aに挿通
し、勾配パネル13を丸鋼12が屋根の傾斜に対応した
所定の角度になるように面板8上に釘16により固定す
る。そして、丸鋼12の後端部12aにアイナット14
を螺合するとともに締め付けて丸鋼12を屋根パネルA
に固定する。
【0023】一方、第2の吊り金物20は、その挿入部
23にストッパー用のナット25を螺合し、該挿入部2
3を屋根パネルAの軒側b端面の芯材6に形成された挿
入孔22に挿入して掛止し、挿入部23先端に割ピン2
6を挿通する。
【0024】そして、第1の吊り金物10のアイナット
14のリング部14cと、第2の吊り金物20の接続部
21にそれぞれ、玉掛具Dの鎖の先端を掛止する。この
際に、第1の吊り金物10に掛止される鎖2を、屋根の
傾斜に対応して短くしておく。そして、屋根上に順次屋
根パネルAを設置していく。玉掛具Dを外す際には、屋
根パネルAの軒側bについては、第2の吊り金物20ご
と芯材6から外す。屋根パネルAの棟側aについては、
まず玉掛具Dの鎖2を第1の吊り金物10から外し、第
1の吊り金物10を取り付けた順の逆に屋根パネルAか
ら取り外す。
【0025】以上のように屋根パネルAを吊り上げる際
に、屋根パネル用吊り金物10,20として、屋根パネ
ルAの棟側aには、第1の吊り金物10を使用し、軒側
bには、第2の吊り金物20を用いたのは以下の理由に
よる。上述したように屋根パネルAの棟側a部分は、棟
包みF等により覆われるので屋根パネルAの棟側a端部
は、直接雨等に触れる可能性がなく、その上面に屋根材
Eを貼る必要がない。従って、面材8に挿通孔11を設
けても、挿通孔11が雨漏りの原因になる可能性がない
ためである。
【0026】一方、屋根パネルAの軒側bは、屋根の傾
斜に合わせて屋根パネルAを吊り上げる際に、軒側bの
芯材6を掛止しても、芯材6が屋根パネルAを押し上げ
る構成となるので、棟側aの芯材を掛止した場合のよう
に、屋根パネルAから芯材6を引き離すような力が働く
ことがない。しかも、湾曲部24によって屋根材Eの突
出部分を避けるため、吊り上げ時に第2の吊り金物20
が屋根材Eと当たることがなく、屋根材Eの破損を防止
する。
【0027】なお、第1の吊り金物10によれば、屋根
パネルAを吊り上げて建築物の屋根となる部分に順次設
置する際に、第1の吊り金物10が屋根パネルA側面よ
り突出することがないので、既に設置された隣すべき屋
根パネルAに第1の吊り金物10が引っ掛かって、第1
の吊り金物10が屋根パネルAの設置の邪魔となること
がない。
【0028】また、屋根パネルAを設置した際に、棟包
みFに覆われて屋根材Eを必要としない屋根パネルAの
棟側a端部に取り付けられるので、第1の吊り金物10
を設置する際に屋根材Eが邪魔になることがない。さら
に、第1の吊り金物10を構成する丸鋼12の先端部1
2bは、屋根パネルAの長手方向の芯材15に掛止され
るようになっているので、屋根パネルAを屋根の傾斜に
合わせて棟側aが高くなるように吊り上げても屋根パネ
ルAの端面を構成する芯材6が屋根パネルAから引き離
されるような力が働くことがない。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
おいては、屋根パネルを吊り上げて建築物の屋根となる
部分に順次設置する際に、屋根用吊り金物が屋根パネル
側面より突出することがないので、既に設置された隣接
すべき屋根パネルに吊り金物が引っ掛かって、吊り金物
が屋根パネルの設置の邪魔となることがない。従って、
吊り金物を外すことなく、屋根パネルを玉掛具で吊り上
げた状態で設置することができ、屋根パネルの設置作業
を容易に行うことができる。
【0030】また、本発明に係る屋根パネル用吊り金物
は、湾曲部が屋根材の突出部分を迂回して接続部を屋根
パネルの上方へと位置させるため、接続部に玉掛具等を
接続して屋根パネルを吊り上げる際、この吊り金具が屋
根材に当たることがなく、屋根材の破損を防止すること
ができる。さらに、挿入部には屋根パネルの軒側の芯材
の挿入孔に挿入される部分の長さを規制するためのナッ
トが螺合されているとともに、該挿入部の端部には、挿
入部が屋根パネルの軒側の芯材の挿入孔に挿入された状
態で抜け止め用の割ピン26が挿入される挿通孔が形成
されているので、挿入部に螺合してあるナットを適宜位
置にセットし、該ナットが突き当たるまで挿入部を屋根
パネルの軒側の芯材の挿入孔に挿入し、そして、挿入部
の端部に設けた挿入孔に抜け止め用の割ピンを挿入する
ことで、当該屋根パネル用の吊り金物を屋根パネルの端
部に、極めて容易にかつ抜止めを防止ししかも掛止位置
がずれるのも防止した状態でセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の屋根パネル用吊り金物を使用して屋
根パネルを吊り上げた状態の斜視図である。
【図2】 屋根パネルに取り付けた状態の第1の吊り金
物を示す一部を切欠した側面図である。
【図3】 屋根パネルに取り付けた状態の第1の吊り金
物を示す一部を切欠した正面図である。
【図4】 本発明の屋根パネル用吊り金物である第2の
吊り金物を示す側面図である。
【図5】 屋根パネルを屋根に設置した状態を示す要部
側断面図である。
【図6】 従来の、屋根パネルを吊り上げた状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
A……屋根パネル D……玉掛具 a……棟側 6……芯材 7……枠体 8……面板 10……第1の吊り金物 20……第2の吊り金物(屋根パネル用吊り金物)21 ……接続部 23……挿入部 24……湾曲部25……ナット 26……割ピン 27……挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材が格子状に組まれた枠体の側面に、
    軒側へ突出した状態で屋根材を貼設してなる屋根パネル
    をクレーン等によって吊り上げる際に屋根パネルの端部
    に設けられ、かつ玉掛具等を掛けるための屋根パネル用
    吊り金物であって、 前記玉掛具等に接続される接続部と、前記屋根パネルの
    軒側の芯材に設けられた挿入孔に挿入されて掛止される
    挿入部と、前記屋根材の突出部分を避けて湾曲した状態
    で前記接続部と前記挿入部とを一体につなぐ湾曲部とを
    備え 前記挿入部には屋根パネルの軒側の芯材の挿入孔に挿入
    される部分の長さを規制するためのナットが螺合される
    とともに、該挿入部の端部には、挿入部が屋根パネルの
    軒側の芯材の挿入孔に挿入された状態で抜け止め用の割
    ピン26が挿入される挿通孔が形成されていること を特
    徴とする屋根パネル用吊り金具。
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