JP3193016B2 - ゼロ交差検出を用いた変調装置及び方法 - Google Patents

ゼロ交差検出を用いた変調装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
(Code Division Multiple Access:CDMA)システ
ムの帯域拡散装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の帯域拡散装置であって、O
QPSK(Offset Quadrature PhaseShift Keying)方
式のDS/CDMA(Direct Sequence/CDMA)の
構造を示している。
【0003】図1を参照すると、DI(t)はIチャネ
ル(又はI-arm)入力データであり、DQ(t)はQチ
ャネル(又はQ-arm)入力データである。乗算器105
は、DI(t)に直交符号WI(t)を乗算して直交変
調し、乗算器106は、DQ(t)に直交符号WQ
(t)を乗算して直交変調する。直交変調されたIチャ
ネル信号(In-phase信号)及びQチャネル信号(Quadra
ture-phase信号)は各々利得調整器107、108で利
得調整されて拡散器に送られる。
【0004】拡散器は乗算器111〜114からなる。
乗算器111は利得調整器107の出力にIチャネル拡
散シーケンスPI(t)を乗算し、乗算器112は、利
得調整器108の出力にIチャネル拡散シーケンスPI
(t)を乗算し、乗算器113は利得調整器108の出
力にQチャネル拡散シーケンスPQ(t)を乗算し、乗
算器114は利得調整器107の出力にQチャネル拡散
シーケンスPQ(t)の出力を乗算する。次いで減算器
115は、乗算器111の出力から乗算器113の出力
を減算してIチャネルの拡散信号XI(t)を生成し、
加算器116は、乗算器112の出力と乗算器114の
出力とを加算してQチャネルの拡散信号XQ(t)を生
成する。即ちこの拡散器は、乗算器111、113の出
力信号の差をIチャネルの信号XI(t)とし、乗算器
112、114の出力信号の和をQチャネルの信号XQ
(t)とする。
【0005】OQPSK方式のDS/CDMAシステム
では、拡散信号XI(t)及びXQ(t)をFIRろ波
器(Finite Impulse Response filter)120、121
でろ波する前に、拡散信号XQ(t)を遅延器119を
通じて1/2チップ遅延させる。拡散信号XI(t)は
FIRろ波器120でIチャネル送信信号SI(t)に
変換され、拡散信号XQ(t)は、遅延器119で1/
2チップ遅延された後、FIRろ波器121でQチャネ
ル送信信号SQ(t)に変換される。
【0006】このような構造の従来の帯域拡散装置は、
Qチャネル拡散信号XQ(t)を1/2チップ遅延させ
て拡散信号XI(t)及びXQ(t)のゼロ交差の発生
を防止することにより、送信信号SI(t)及びSQ
(t)のゼロ交差を避ける。ゼロ交差を避けることによ
って、FIRろ波された信号が後段の電力増幅器のよう
な非線形回路で増幅される際のサイドローブ(sidelob
e)を低減できる。
【0007】しかしCDMAシステムは、直交符号を用
いて使用者チャネルを変調する。この場合、Iチャネル
とQチャネル信号の直交性を保つために、2つのチャネ
ル信号の時間及び位相が一致しなければならない。従っ
て、図1のようなOQPSK方式のDS/CDMAシス
テムは、位相差をつけないQPSK方式のDS/CDM
Aシステムと違って、Iチャネル信号XI(t)とQチ
ャネル信号XQ(t)との直交性を保つことができず位
相エラーを起こす。即ち、OQPSK方式のDS/CD
MAシステムの出力信号が受信側で復調される場合、チ
ャネル雑音がないにもかかわらず、Iチャネル信号とQ
チャネル信号との間の完全な直交性が保たれないため、
相互干渉によって位相エラーが生じ、システムの性能が
劣化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、CD
MA通信システムで送信信号間の直交性を安定して維持
できる帯域拡散装置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、第1及び第2入力信号を直交変調して帯域
拡散させるCDMAシステムの変調装置において、帯域
拡散後の第1入力信号と第2入力信号との間のゼロ交差
を検出するゼロ交差検出器と、帯域拡散後の第1入力信
号を遅延する第1遅延器と、帯域拡散後の第2入力信号
を第1遅延器の遅延量とは異なる量遅延する第2遅延器
と、ゼロ交差検査器によるゼロ交差検出時に第1及び第
2遅延器の出力を第1チャネル及び第2チャネル信号
として選択し、ゼロ交差を検出しないと帯域拡散後の
1及び第2入力信号を第1チャネル及び第2チャネル
信号として選択する選択器と、を備えることを特徴とす
る。この場合たとえば、その第1入力信号インフェー
ズチャネルであり、第2入力信号クォードラチャーフ
ェーズチャネルである。
【0010】あるいは、第1及び第2入力信号を直交変
調して帯域拡散させるCDMAシステムの変調装置にお
いて、帯域拡散後の第1入力信号と第2入力信号との間
のゼロ交差を検出するゼロ交差検出器と、帯域拡散後の
第1入力信号を遅延する遅延器と、ゼロ交差検査器によ
るゼロ交差検出時に遅延器の出力及び帯域拡散後の第2
入力信号を第1チャネル及び第2チャネル信号として
選択し、ゼロ交差を検出しないと帯域拡散後の第1及び
第2入力信号を第1チャネル及び第2チャネル信号と
して選択する選択器と、を備えることを特徴とする。
の場合、その第1入力信号が、インフェーズチャネル又
はクォードラチャーフェーズチャネルのいずれかであ
る。
【0011】また、本発明によれば、CDMAシステム
の帯域拡散装置において直交変調した第1入力信号及
び第2入力信号を各々対応する拡散シーケンスと結合し
て第1拡散信号及び第2拡散信号を生成する拡散器と、
第1拡散信号と第2拡散信号との間のゼロ交差を検出し
てゼロ交差検出信号を出力するゼロ交差検出器と、第1
拡散信号をスタガリングする第1遅延器と、第2拡散信
号を第1遅延器のスタガリング量とは異なる量スタガリ
ングする第2遅延器と、ゼロ交差検出信号に従い、ゼロ
交差が検出される場合には第1遅延器による第1スタガ
リング信号を選択し、ゼロ交差が検出されない場合には
第1拡散信号を選択する第1選択器と、ゼロ交差検出信
号に従い、ゼロ交差が検出される場合には第2遅延器に
よる第2スタガリング信号を選択し、ゼロ交差が検出さ
れない場合には第2拡散信号を選択する第2選択器と、
を備えることを特徴とする。この場合、第1遅延器と第
2遅延器のスタガリング量は異なり、第1拡散信号と第
2拡散信号との位相差を1/2チップにするとゼロ交差
防止に最もよい。そしてたとえば、第1入力信号がイン
フェーズチャネルであり、第2入力信号がクォードラチ
ャーフェーズチャネルである。
【0012】さらに本発明では、CDMAシステムの帯
域拡散装置において直交変調した第1入力信号と第2
入力信号を各々対応する拡散シーケンスと結合させて第
1拡散信号及び第2拡散信号を生成する拡散器と、第1
拡散信号と第2拡散信号との間のゼロ交差を検出してゼ
ロ交差検出信号を出力するゼロ交差検出器と、第1拡散
信号をスタガリングする遅延器と、ゼロ交差検出信号に
従い、ゼロ交差が検出される場合には遅延器によるスタ
ガリング信号を選択し、ゼロ交差が検出されない場合に
第1拡散信号を選択する選択器、を備えることを特
徴とするその遅延器は、第1拡散信号と第2拡散信号
との位相差を1/2チップにするものであるとゼロ交差
防止に最もよい。この場合、第1入力信号がインフェー
ズチャネル又はクォードラチャーフェーズチャネルのい
ずれかである。
【0013】そして、本発明では、CDMAシステムの
帯域拡散方法において直交変調した第1入力信号及び
第2入力信号を各々対応する拡散シーケンスと結合して
第1拡散信号及び第2拡散信号を生成する過程と、第1
拡散信号と第2拡散信号との間のゼロ交差を検出する過
程と、第1拡散信号をスタガリングする過程と、ゼロ交
差を検出したときに第1拡散信号のスタガリング信号及
び第2拡散信号を選択し、ゼロ交差を検出しないときに
第1及び第2拡散信号を選択して出力する過程と、を含
むことを特徴とするこの場合、第1拡散信号のスタガ
リング信号と第2拡散信号との位相差を1/2チップに
するとゼロ交差防止に最もよい。また、第1拡散信号
は、インフェーズチャネル又はクォードラチャーフェー
ズチャネルのいずれかである。
【0014】あるいは本発明では、CDMAシステムの
帯域拡散方法において、直交変調した第1入力信号及び
第2入力信号を各々対応する拡散シーケンスと結合して
第1拡散信号及び第2拡散信号を生成する過程と、第1
拡散信号及び第2拡散信号を異なるスタガリング量で
タガリングする過程と、第1拡散信号と第2拡散信号と
の間のゼロ交差を検出する過程と、ゼロ交差を検出した
ときに第1及び第2拡散信号の各スタガリング信号を選
択し、ゼロ交差を検出しないときに第1及び第2拡散信
号を選択して出力する過程と、を含むことを特徴とす
この場合、第1拡散信号と第2拡散信号のスタガリ
ング量が異なり、第1拡散信号のスタガリング信号
2拡散信号のスタガリング信号の位相差を1/2チップ
にするとゼロ交差防止に最もよい。またたとえば、第1
拡散信号はインフェーズチャネルであり、第2拡散信号
はクォードラチャーフェーズチャネルである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態によるOQPS
K方式のDS/CDMAシステムは、Iチャネル信号と
Qチャネル信号との直交性を最大限に維持して位相エラ
ーを最小化し、かつゼロ交差を避け、サイドローブの増
大を防止する。このため、本発明の実施形態では、帯域
拡散した信号のゼロ交差の発生を検出し、ゼロ交差を検
出しない場合は、拡散したIチャネル信号及びQチャネ
ル信号をそのまま出力し、ゼロ交差が発生する場合は、
拡散されたIチャネル信号及びQチャネル信号をランダ
ムにスタガリングしてゼロ交差を避け、送信信号間の直
交性を最大限に保つ。
【0016】以下の説明において、‘遅延’とは、信号
を正の方向(+方向)に前進させる場合及び負の方向
(−方向)に遅延させる場合の両方を指し、‘ランダム
スタガリング’は‘遅延’と同一な意味として用いる。
また、‘ランダムスタガ’は遅延器と同じ機能を持つ。
【0017】図2は本発明のOQPSK方式のDS/C
DMAシステムの帯域拡散装置であって、DI(t)、
DQ(t)はそれぞれIチャネル、Qチャネルの入力信
号である。直交符号発生器211、221は、Iチャネ
ルの直交符号WI(t)及びQチャネルの直交符号WQ
(t)を生成する。本実施形態では直交符号としてウォ
ルシ符号(walsh code)を用いる。乗算器213、22
3は直交変調器として機能し、乗算器213でIチャネ
ル入力信号DI(t)に直交符号WI(t)を乗算して
直交変調したDI(t)*WI(t)を生成し、乗算器
223でQチャネル入力信号DQ(t)に直交符号WQ
(t)を乗算して直交変調したDQ(t)*WQ(t)
を生成する。利得調整器215は、乗算器213から出
力される直交変調されたIチャネル信号の利得を調整
し、利得調整器225は、乗算器223から出力される
直交変調されたQチャネル信号の利得を調整する。
【0018】PN(Pseudo-random Noise)シーケンス
発生器217、227は、IチャネルのPNシーケンス
PI(t)及びQチャネルのPNシーケンスPQ(t)
を生成する。拡散器230は、利得調整器215、22
5から出力されるIチャネル及びQチャネルの直交変調
信号にPNシーケンスPI(t)及びPQ(t)を乗算
して帯域拡散する。この拡散器230において、乗算器
231は、利得調整器215から出力されるIチャネル
の直交変調信号DI(t)*WI(t)にPNシーケン
スPI(t)を乗算してDI(t)*WI(t)*PI
(t)を生成する。乗算器232は、利得調整器225
から出力されるQチャネルの直交変調信号DQ(t)*
WQ(t)にPNシーケンスPI(t)を乗算してDQ
(t)*WQ(t)*PI(t)を生成する。乗算器2
23は、利得調整器225から出力されるQチャネルの
直交変調信号DQ(t)*WQ(t)にPNシーケンス
PQ(t)を乗算してDQ(t)*WQ(t)*PQ
(t)を生成する。乗算器234は、利得調整器215
から出力されるIチャネルの直交変調信号DI(t)*
WI(t)にPNシーケンスPQ(t)を乗算してDI
(t)*WI(t)*PQ(t)を生成する。減算器2
35は、乗算器231の出力から乗算器233の出力を
減算してIチャネルの拡散信号XI(t)=DI(t)
*WI(t)*PI(t)−DQ(t)*WQ(t)*
PQ(t)を生成する。加算器236は、乗算器23
2、234の出力を加算してQチャネルの拡散信号XQ
(t)=DQ(t)*WQ(t)*PI(t)+DI
(t)*WI(t)*PQ(t)を生成する。
【0019】ゼロ交差検出器(zero-crossing detecto
r)241は、拡散信号XI(t)とXQ(t)とのゼ
ロ交差を検出し、その結果から信号ZCを生成する。第
1ランダムスタガ243は、Iチャネル拡散信号XI
(t)を所定チップ遅延する。第2ランダムスタガ24
5は、Qチャネル拡散信号XQ(t)を所定チップ遅延
する。選択器247の第1入力端子AにはIチャネル拡
散信号XI(t)が入力され、第2入力端子Bには第1
ランダムスタガ243の出力が入力され、選択端子Sに
は信号ZCが入力される。この選択器247は、ゼロ交
差検出信号ZCがゼロ交差を検出しないときにIチャネ
ル拡散信号XI(t)を選択し、ゼロ交差を検出すると
第1ランダムスタガ243の出力を選択して出力する。
選択器249の第1入力端子AにはQチャネル拡散信号
XQ(t)が入力され、第2入力端子Bには第2ランダ
ムスタガ245の出力が入力され、選択端子Sには信号
ZCが入力される。この選択器249は、ゼロ交差検出
信号ZCがゼロ交差を検出しないときにQチャネル拡散
信号XQ(t)を選択し、ゼロ交差を検出すると第2ラ
ンダムスタガ245の出力を選択して出力する。
【0020】FIRろ波器251は、選択器247の出
力をFIRろ波して送信信号SI(t)を出力する。F
IRろ波器253は選択器249の出力をFIRろ波し
て送信信号SQ(t)を出力する。
【0021】図2において、乗算器213はIチャネル
入力信号DI(t)に直交符号WI(t)をかけて直交
変調し、乗算器223はQチャネル入力信号DQ(t)
に直交符号WQ(t)をかけて直交変調する。直交変調
されたIチャネル及びQチャネル信号は、利得調整器2
15、225で利得調整された後、拡散器230で拡散
されてXI(t)、XQ(t)として出力される。
【0022】この拡散信号XI(t)及びXQ(t)の
生成過程は以下のようである。まず、乗算器231は利
得調整器215から出力されるIチャネルの直交変調信
号にPNシーケンスPI(t)を乗算して拡散信号を生
成し、乗算器233は利得調整器225から出力される
Qチャネルの直交変調信号にPNシーケンスPQ(t)
を乗算して拡散信号を生成する。減算器235は、乗算
器231、233から出力される拡散信号の差を求めて
Iチャネルの拡散信号XI(t)を生成する。また、乗
算器232は利得調整器225から出力されるQチャネ
ルの直交変調信号にPNシーケンスPI(t)を乗算し
て拡散信号を生成し、乗算器234は利得調整器215
から出力されるIチャネルの直交変調信号にPNシーケ
ンスPQ(t)を乗算して拡散信号を生成する。加算器
236は乗算器232、234から出力される拡散信号
を加算してQチャネルの拡散信号XQ(t)を生成す
る。
【0023】本発明のOQPSK方式のDS/CDMA
装置では、拡散信号XI(t)及びXQ(t)をFIR
ろ波する前に、拡散信号XI(t)とXQ(t)とのゼ
ロ交差を検出し、ゼロ交差を検出するとOQPSK方式
で変調を行う。拡散信号XI(t)とXQ(t)との間
にゼロ交差を検出すると、OQPSK方式で変調を行っ
てIチャネル信号とQチャネル信号との間に1/2チッ
プの位相差を設けることによって、Iチャネルの送信信
号SI(t)とQチャネルの送信信号SQ(t)との間
のゼロ交差を防止できる。逆に、拡散信号XI(t)と
XQ(t)との間にゼロ交差を検出しないと、QPSK
方式で変調を行ってIチャネル信号とQチャネル信号と
の直交性を最大限に維持し、位相エラーを最小化する。
【0024】この時、ゼロ交差検出器241は、拡散信
号XI(t)とXQ(t)との間のゼロ交差の発生を検
出し、ゼロ交差を検出するとゼロ交差検出信号ZC=0
を出力し、システムはQPSK方式のDS/CDMA構
造になり、選択器247は拡散信号XI(t)を選択
し、FIRろ波器251は拡散信号XI(t)をろ波し
て送信信号SI(t)を出力し、選択器249は拡散信
号XQ(t)を選択し、FIRろ波器253は拡散信号
XQ(t)をろ波して送信信号SQ(t)を出力する。
【0025】図3〜図5は、図2のゼロ交差検出器24
1の構成図である。図3は、拡散信号XI(t)、XQ
(t)が2進数である場合のゼロ交差検出器であり、図
4は、拡散信号XI(t)、XQ(t)がマルチレベル
である場合のゼロ交差検出器であり、図5は、拡散信号
XI(t)、XQ(t)がマルチレベルで、拡散信号の
いずれかがゼロ値を有する場合のゼロ交差検出器であ
る。このようなゼロ交差検出器241は、拡散信号XI
(t)、XQ(t)がゼロ(0)点を交差するかを検出
し、ゼロ点を交差すると、ZC=1を出力し、ゼロ点を
交差しない場合は、ZC=0を出力する。
【0026】図3に示すゼロ交差検出器241は、拡散
信号XI(t)、XQ(t)が2進値のとき、n−1番
目のXI(n−1)、XQ(n−1)とn番目のXI
(n)、XQ(n)のレベルが同時に変わる場合を検出
する。フリップフロップ311は、XI(n)信号を1
クロック遅延してXI(n−1)の信号を出力し、フリ
ップフロップ313はXQ(n)信号を1クロック遅延
してXQ(n−1)を出力する。そして、XOR(excl
usive OR)ゲート315は、XI(n)とXI(n−
1)とをXOR演算して出力し、XORゲート317
は、XQ(n)とXQ(n−1)とをXOR演算して出
力し、ANDゲート319はXORゲート315,31
7の出力をAND演算してZC信号を出力する。
【0027】従って、図3のゼロ交差検出器241は、 X1(n−1)=0、XQ(n−1)=0 → X1(n)=1、XQ(n)=1 XI(n−1)=0、XQ(n−1)=1 → XI(n)=1、XQ(n)=0 XI(n−1)=1、XQ(n−1)=0 → XI(n)=0、XQ(n)=1 XI(n−1)=1、XQ(n−1)=1 → XI(n)=0、XQ(n)=0 の場合にゼロ交差を検出してZC=1を出力し、これ以
外のときZC=0となる。
【0028】図4に示すゼロ交差検出器241は、XI
(t)、XQ(t)がマルチレベルの場合、n−1番目
のXI(n−1)、XQ(n−1)とn番目のXI
(n)、XQ(n)の符号(sign)が同時に変わる場合
を検出する。符号検出器411、413は、各々XI
(n)、XQ(n)の最上位ビットを検出して符号ビッ
トとして出力する。フリップフロップ415は、XI
(n)の符号ビットを1クロック遅延してXI(n−
1)の符号ビットを出力し、フリップフロップ417
は、XQ(n)の符号ビットを1クロック遅延してXQ
(n−1)の符号ビットを出力する。そして、XORゲ
ート419はXI(n)とXI(n−1)の符号ビット
をXOR演算して出力し、XORゲート421はXQ
(n)とXQ(n−1)の符号ビットをXOR演算して
出力し、ANDゲート423はXORゲート419、4
21の出力をAND演算してZC信号を出力する。
【0029】従って、図4のゼロ交差検出器241は、 sgn[XI(n-1)、XQ(n-1)]=+、+ → sgn[XI(n)、XQ(n)]=−、− sgn[XI(n-1)、XQ(n-1)]=+、− → sgn[XI(n)、XQ(n)]=−、+ sgn[XI(n-1)、XQ(n-1)]=−、+ → sgn[XI(n)、XQ(n)]=+、− sgn[XI(n-1)、XQ(n-1)]=−、− → sgn[XI(n)、XQ(n)]=+、+ の場合にゼロ交差を検出してZC=1を出力し、これ以
外のときZC=0となる。ここで、sgn(X、Y)
は、XとYの符号を取る動作である。多くの場合、符号
検出器411、413は、最上位ビットを符号ビットと
して検出する。
【0030】図5に示すゼロ交差検出器241は、拡散
信号XI(t)、XQ(t)がマルチレベルであり、い
ずれかの信号がゼロ(‘0’)値を有する場合、ゼロ
(‘0’)でないn−1番目の拡散信号の符号がn番目
の拡散信号で変わる場合を検出する。
【0031】符号検出器511は、XI(n)の最上位
ビットを検出して符号ビットとして出力する。比較器5
15は、拡散信号XI(n)と‘0’を比較する。フリ
ップフロップ521はXI(n)の符号ビットを1クロ
ック遅延してXI(n−1)の符号ビットを出力する。
フリップフロップ523は比較器515の出力を1クロ
ック遅延して出力する。XORゲート529はXI
(n)とXI(n−1)の符号ビットをXOR演算す
る。XNOR(exclusive NOR)ゲート531は、比
較器515の出力とフリップフロップ523の出力とを
XNOR演算して出力し、ANDゲート537は、XO
Rゲート529の出力とXNORゲート531の出力と
をAND演算して出力する。
【0032】符号検出器513は、XQ(n)の最上位
ビットを検出して符号ビットとして出力する。比較器5
17は、拡散信号XQ(n)と‘0’を比較する。フリ
ップフロップ525はXQ(n)の符号ビットを1クロ
ック遅延してXQ(n−1)の符号ビットを出力する。
フリップフロップ527は比較器517の出力を1クロ
ック遅延して出力する。XORゲート533はXQ
(n)とXQ(n−1)の符号ビットをXOR演算す
る。XNORゲート535は、比較器517の出力とフ
リップフロップ527の出力とをXNOR演算して出力
し、ANDゲート539は、XORゲート533の出力
とXNORゲート535の出力とをAND演算して出力
する。
【0033】ORゲート541はANDゲート537、
539の出力をOR演算してZC信号をする。
【0034】従って、図5のゼロ交差検出器241は、 XI(n-1)=0、sgn[XQ(n-1)]=+ → XI(n)=0、sgn[XQ(n)]=− XI(n-1)=0、sgn[XQ(n-1)]=− → XI(n)=0、sgn[XQ(n)]=+ sgn[XI(n-1)]=+、XQ(n-1)=0 → sgn[XI(n)]=−、XQ(n)=0 sgn[XI(n-1)]=−、XQ(n-1)=0 → sgn[XI(n)]=+、XQ(n)=0 の場合にゼロ交差を検出してZC=1を出力し、これ以
外のときZC=0となる。ここで、sgn(X)はXの
符号を取る動作である。多くの場合、符号検出器51
1、513は、最上位ビットを符号ビットとして検出す
る。
【0035】図3〜図5のような構造の他に、拡散信号
XI(t)、XQ(t)が概念上ゼロ交差する場合にも
類似の回路を構成すればいい。
【0036】ゼロ交差検出器241は、拡散信号XI
(t)とXQ(t)とのゼロ交差を検出し、ゼロ交差を
検出するとゼロ交差検出信号ZC=1を出力する。ZC
=1となると、システムはOQPSK方式のDS/CD
MA構造になる。この場合、選択器247は、第1ラン
ダムスタガ243で所定チップ遅延した拡散信号XI
(t)を選択し、FIRろ波器251は第1ランダムス
タガ243の出力をろ波して送信信号SI(t)を出力
し、選択器249は第2ランダムスタガ245で所定チ
ップ遅延した拡散信号XQ(t)を選択し、FIRろ波
器253は第2ランダムスタガ245の出力をろ波して
送信信号SQ(t)を出力する。
【0037】第1ランダムスタガ243及び第2ランダ
ムスタガ245は、以下のような機能を持ち、Iチャネ
ルとQチャネルとの間の信号は互いに1/2チップの位
相差を有すると仮定する。
【0038】第1の方法は、ランダム番号(random num
ber)を生成し、このランダム番号が正(+)であれ
ば、拡散信号XI(t)を+1/4チップ遅延し、拡散
信号XQ(t)を−1/4チップ遅延して拡散信号XI
(t)とXQ(t)間の差を1/2チップにする。ま
た、ランダム番号が負(−)であれば、拡散信号XI
(t)を−1/4チップ遅延し、拡散信号XQ(t)を
+1/4チップ遅延して拡散信号XI(t)とXQ
(t)間の差を1/2にする。
【0039】第2の方法は、ランダム番号を生成し、こ
のランダム番号が正(+)であれば、拡散信号XI
(t)を−1/4チップ遅延し、拡散信号XQ(t)を
+1/4チップ遅延して拡散信号XI(t)とXQ
(t)間の差を1/2チップにする。また、ランダム番
号が負(−)であれば、拡散信号XI(t)を+1/4
チップ遅延し、拡散信号XQ(t)を−1/4チップ遅
延して拡散信号XI(t)とXQ(t)間の差を1/2
チップにする。
【0040】図6はランダムスタガ243、245の構
成図である。図6において、Iチャネル信号とQチャネ
ル信号間の差を1/2チップに維持するために、クロッ
クCK1(Early clock)を基準クロックに対して+1
/4チップ遅延し、クロックCK2(Late clock)を−
1/4チップ遅延する。ランダムシーケンス発生器61
9はランダムシーケンスを生成する。ここで、ランダム
シーケンス発生器619はPNシーケンス発生器とな
る。フリップフロップ611、613及び選択器621
は第1ランダムスタガ243になり、フリップフロップ
615、617及び選択器623は第2ランダムスタガ
245になる。
【0041】図6において、ランダムシーケンス発生器
619の出力に従ってRI(n)は基準時点のXI
(n)より+又は−1/4チップ遅延して出力され、R
Q(n)は基準時点のXQ(n)より−又は+1/4チ
ップ遅延して出力されるので、RI(n)とRQ(n)
は1/2チップの差を持つ。従って、XI(n)とXQ
(n)がゼロ交差した場合でも、RI(n)とRQ
(n)が1/2チップの差を有するため、ゼロ交差が避
けられる。
【0042】図7は、本発明のCDMA通信システムに
おいて、チャネル信号間のゼロ交差を検出する過程のフ
ローチャートである。711段階で、Iチャネル信号X
I(n)とQチャネル信号XQ(n)信号が入力される
と、713段階でIチャネル信号XI(n)及びQチャ
ネル信号XQ(n)とIチャネル信号XI(n−1)及
びQチャネル信号XQ(n−1)を分析し、715段階
で、図3、図4、図5のような回路を用いてIチャネル
及びQチャネル信号間のゼロ交差を検出する。Iチャネ
ルとQチャネル信号との間にゼロ交差を検出しないと、
719段階で入力信号XI(n)及びXQ(n)を位相
差無しに変調して送信信号として出力する。その後、7
21段階で、XI(n)をXI(n−1)として記憶
し、XQ(n)をXQ(n−1)として記憶した後、次
の信号に備える。
【0043】一方、715段階でXI(n)とXQ
(n)との間にゼロ交差を検出すると、717段階でX
I(n)とXQ(n)が一定のチップ単位の位相差を有
するように制御する。この時、XI(n)とXQ(n)
を異なる方向にスタガリングして位相差を設定しても良
く、XI(n)、XQ(n)のいずれか一つのチャネル
信号のみをスタガリングして位相差を設定しても良い。
また、固定値又はランダム値でXI(n)及びXQ
(n)をスタガリングさせて位相差を設定しても良い。
このようにXI(n)とXQ(n)が位相差を有するよ
うスタガリングすることにより、XI(n)とXQ
(n)との間にゼロ交差が起こらなくなり、719段階
に進む。
【0044】従って、本発明による帯域拡散装置はIチ
ャネル信号とQチャネル信号との間のゼロ交差を検出
し、ゼロ交差を検出すると、Iチャネル信号とQチャネ
ル信号との間に位相差を設け、Iチャネル信号及びQチ
ャネル信号が同時に変わるのを避けてゼロ交差を防止す
る。ゼロ交差を検出しない場合は、Iチャネル信号及び
Qチャネル信号をそのまま伝送する。つまり、チャネル
間の信号にゼロ交差が発生しないとチャネル信号をその
まま伝送し、ゼロ交差が発生するとIチャネル信号とQ
チャネル信号との間に位相差を設けて(ゼロ交差が発生
しないように)出力する。
【0045】この時、Iチャネル信号、Qチャネル信号
間に位相差を設けるには、図2に示したように、Iチャ
ネル及びQチャネルにランダムスタガ243、244が
備えられ、これを用いて該当チャネル信号を+又は−方
向に遅延(本発明では1/4チップ遅延)させる。ラン
ダムスタガリングの代わりに、ゼロ交差を検出すると、
固定的にIチャネル信号を+1/4チップ遅延し、Qチ
ャネル信号を−1/4チップ遅延する方法でもよい。ま
た、+又は−1/4チップの代わりに、1チップ時間よ
り短い時間Tを用いて、Iチャネル信号を+T遅延し、
Qチャネル信号を−T遅延しても略同一な効果が得られ
る。
【0046】また、Iチャネル及びQチャネルの各々に
ランダムスタガを接続せず、片方のチャネルのみを遅延
させても同じ効果が得られる。図8に、Qチャネルにラ
ンダムスタガを接続した帯域拡散装置を示す。
【0047】図8の帯域拡散装置は、図2のそれとチャ
ネル信号入力DI(t)、DQ(t)から拡散器230
までの構成、動作は全く同じである。
【0048】ゼロ交差検出器812は、拡散器230か
ら出力される拡散信号XI(t)及びXQ(t)から両
拡散信号間のゼロ交差を検出して信号ZCを生成する。
ゼロ交差検出器812は、図3、図4、図5のような構
成を有し、その動作は前述の通りである。ランダムスタ
ガ814は、Qチャネル拡散信号XQ(t)を所定チッ
プ単位遅延する。ランダムスタガ814は図6のような
構成を有し、その動作は前述の通りである。ここで、ラ
ンダムスタガ814はXQ(t)信号を1/2チップ単
位遅延するよう設定する。選択器816の第1入力端子
AにQチャネル拡散信号XQ(t)を入力し、第2入力
端子Bにランダムスタガ814の出力を入力し、選択端
子Sにゼロ交差検出器812の出力ZCを入力する。選
択器816は、ゼロ交差検出信号ZCがゼロ交差を検出
しないとQチャネル拡散信号XQ(t)を選択し、ゼロ
交差を検出するとランダムスタガ816の出力を選択し
て出力する。
【0049】FIRろ波器251はXI(t)をFIR
ろ波して送信信号SI(t)を出力する。FIRろ波器
253は選択器816の出力をFIRろ波して送信信号
SQ(t)を出力する。
【0050】図8の帯域拡散装置は、Iチャネル信号と
Qチャネル信号のゼロ交差を検出し、ゼロ交差発生時に
はQチャネル信号を1/2チップ単位遅延することによ
ってゼロ交差を避ける方式である。ゼロ交差が検出され
ない場合は、Iチャネル信号及びQチャネル信号をその
まま伝送する。図8ではQチャネルにランダムスタガが
接続されているが、Iチャネルに接続しても同じ効果が
得られる。従って、図8の帯域拡散装置においても、ゼ
ロ交差を検出するとIチャネル及びQチャネル信号が同
時に変わらないようチャネル信号に位相差をつけて伝送
し、ゼロ交差を検出しないとチャネル信号をそのまま伝
送する。
【0051】本発明は、ゼロ交差検出に基づいてQPS
K又はOQPSK方式で変調を行うDS/CDMAシス
テムについて説明しているが、QPSK及びOQPSK
方式を混用する非DS/CDMAシステムにも適用でき
る。この場合、ろ波器251、253から出力される信
号は、QPSK変調器のIチャネル及びQチャネル信号
として入力する。
【0052】
【発明の効果】本発明のOQPSK方式のDS/CDM
Aシステムは、帯域拡散時に拡散信号間のゼロ交差を検
出し、ゼロ交差が発生しない場合にはQPSK方式を用
いてチャネル相互間の直交性を維持し、ゼロ交差が発生
した場合にはランダムスタガリングOQPSK変調を用
いることによって拡散信号間のゼロ交差が避けられる。
これにより、サイドロープを低減でき、Iチャネル信号
とQチャネル信号との間の直交性の損失に基因する位相
エラーを最低限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCDMA通信システムの帯域拡散装置の
構成図。
【図2】本発明の帯域拡散装置の構成図。
【図3】図2のゼロ交差検出器の第1構成図。
【図4】図2のゼロ交差検出器の第2構成図。
【図5】図2のゼロ交差検出器の第3構成図。
【図6】図2のランダムスタガの構成図。
【図7】本発明の帯域拡散装置の拡散信号の出力制御フ
ローチャート。
【図8】本発明の帯域拡散装置の構成図。
【符号の説明】
211、221 直交符号発生器 213、223、231、232、233、234 乗
算器 215、225 利得調整器 217、227 PNシーケンス発生器 230 拡散器 235 減算器 236 加算器 241 ゼロ交差検出器 243、245 ランダムスタガ 247、249 選択器 251、253 FIRろ波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−114894(JP,A) 特開 平8−172460(JP,A) 特開 平8−335925(JP,A) 特開 昭60−180359(JP,A) 特開 昭61−128654(JP,A) 特開 平3−96037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/707 H04L 27/20

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2入力信号を直交変調して帯
    域拡散させるCDMAシステムの変調装置において、帯域拡散後の 第1入力信号と第2入力信号との間のゼロ
    交差を検出するゼロ交差検出器と、帯域拡散後の第1入
    力信号を遅延する第1遅延器と、帯域拡散後の第2入力
    信号を第1遅延器の遅延量とは異なる量遅延する第2遅
    延器と、ゼロ交差検査器によるゼロ交差検出時に第1及
    び第2遅延器の出力を第1チャネル及び第2チャネル
    信号として選択し、ゼロ交差を検出しないと帯域拡散後
    第1及び第2入力信号を第1チャネル及び第2チャネ
    信号として選択する選択器と、を備えたことを特徴
    とする変調装置。
  2. 【請求項2】 第1入力信号がインフェーズチャネルで
    あり、第2入力信号がクォードラチャーフェーズチャネ
    ルである請求項1記載の変調装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2入力信号を直交変調して帯
    域拡散させるCDMAシステムの変調装置において、帯域拡散後の 第1入力信号と第2入力信号との間のゼロ
    交差を検出するゼロ交差検出器と、帯域拡散後の第1入
    力信号を遅延する遅延器と、ゼロ交差検査器によるゼロ
    交差検出時に遅延器の出力及び帯域拡散後の第2入力信
    号を第1チャネル及び第2チャネル信号として選択
    し、ゼロ交差を検出しないと帯域拡散後の第1及び第2
    入力信号を第1チャネル及び第2チャネル信号として
    選択する選択器と、を備えたことを特徴とする変調装
    置。
  4. 【請求項4】 第1入力信号がインフェーズチャネル又
    はクォードラチャーフェーズチャネルのいずれかである
    請求項3記載の変調装置。
  5. 【請求項5】 CDMAシステムの帯域拡散装置におい
    て、直交変調した 第1入力信号及び第2入力信号を各々対応
    する拡散シーケンスと結合して第1拡散信号及び第2拡
    散信号を生成する拡散器と、第1拡散信号と第2拡散信
    号との間のゼロ交差を検出してゼロ交差検出信号を出力
    するゼロ交差検出器と、第1拡散信号をスタガリングす
    る第1遅延器と、第2拡散信号を第1遅延器のスタガリ
    ング量とは異なる量スタガリングする第2遅延器と、ゼ
    ロ交差検出信号に従い、ゼロ交差が検出される場合には
    第1遅延器による第1スタガリング信号を選択し、ゼロ
    交差が検出されない場合には第1拡散信号を選択する第
    1選択器と、ゼロ交差検出信号に従い、ゼロ交差が検出
    される場合には第2遅延器による第2スタガリング信号
    を選択し、ゼロ交差が検出されない場合には第2拡散信
    号を選択する第2選択器と、を備えたことを特徴とする
    帯域拡散装置
  6. 【請求項6】 第1遅延器と第2遅延器とにより第1拡
    散信号と第2拡散信号との位相差を1/2チップにする
    請求項5記載の帯域拡散装置
  7. 【請求項7】 第1入力信号がインフェーズチャネルで
    あり、第2入力信号がクォードラチャーフェーズチャネ
    ルである請求項5記載の帯域拡散装置
  8. 【請求項8】 CDMAシステムの帯域拡散装置におい
    て、直交変調した 第1入力信号と第2入力信号を各々対応す
    る拡散シーケンスと結合させて第1拡散信号及び第2拡
    散信号を生成する拡散器と、第1拡散信号と第2拡散信
    号との間のゼロ交差を検出してゼロ交差検出信号を出力
    するゼロ交差検出器と、第1拡散信号をスタガリングす
    る遅延器と、ゼロ交差検出信号に従い、ゼロ交差が検出
    される場合には遅延器によるスタガリング信号を選択
    、ゼロ交差が検出されない場合には第1拡散信号を選
    択する選択器、を備えたことを特徴とする帯域拡散装
  9. 【請求項9】 遅延器により第1拡散信号と第2拡散信
    号との位相差を1/2チップにする請求項8記載の帯域
    拡散装置
  10. 【請求項10】 第1入力信号がインフェーズチャネル
    又はクォードラチャーフェーズチャネルのいずれかであ
    請求項8記載の帯域拡散装置。
  11. 【請求項11】 CDMAシステムの帯域拡散方法にお
    いて、直交変調した 第1入力信号及び第2入力信号を各々対応
    する拡散シーケンスと結合して第1拡散信号及び第2拡
    散信号を生成する過程と、第1拡散信号と第2拡散信号
    との間のゼロ交差を検出する過程と、第1拡散信号をス
    タガリングする過程と、ゼロ交差を検出したときに第1
    拡散信号のスタガリング信号及び第2拡散信号を選択
    し、ゼロ交差を検出しないときに第1及び第2拡散信号
    を選択して出力する過程と、を含むことを特徴とする帯
    域拡散方法
  12. 【請求項12】 第1拡散信号のスタガリング信号と第
    2拡散信号との位相差を1/2チップにする請求項11
    記載の帯域拡散方法
  13. 【請求項13】 第1拡散信号がインフェーズチャネル
    又はクォードラチャーフェーズチャネルのいずれかであ
    る請求項11記載の帯域拡散方法
  14. 【請求項14】 CDMAシステムの帯域拡散方法にお
    いて、直交変調した 第1入力信号及び第2入力信号を各々対応
    する拡散シーケンスと結合して第1拡散信号及び第2拡
    散信号を生成する過程と、第1拡散信号及び第2拡散信
    号を異なるスタガリング量でスタガリングする過程と、
    第1拡散信号と第2拡散信号との間のゼロ交差を検出す
    る過程と、ゼロ交差を検出したときに第1及び第2拡散
    信号の各スタガリング信号を選択し、ゼロ交差を検出
    ないときに第1及び第2拡散信号を選択して出力する過
    程と、を含むことを特徴とする帯域拡散方法
  15. 【請求項15】 第1拡散信号のスタガリング信号と第
    2拡散信号のスタガリング信号の位相差が1/2チップ
    である請求項14記載の帯域拡散方法
  16. 【請求項16】 第1拡散信号がインフェーズチャネル
    であり、第2拡散信号がクォードラチャーフェーズチャ
    ネルである請求項14記載の帯域拡散方法
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