JP3192780U - グロメット - Google Patents

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Abstract

【課題】一方の部材の切欠溝への挿入性を損なうことなく、切欠溝の溝肩部と、一方の部材に結合される他方の部材との合わせ部における良好なシール性を確保することの可能なグロメットを提供する。【解決手段】一方の部材2の端部2aに形成した切欠溝21と、一方の部材2の端部2aに結合される他方の部材3とによる取付孔4に装着されるグロメット1であって、切欠溝21の両内側面から底面にかけての面に密接可能な主シールビード14と、この主シールビード14の両端から延びて前記切欠溝21の幅方向両側の溝肩の側面21a,21bと他方の部材3との合わせ部にそれぞれ密接可能な一対のコーナーシールビード15,16が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、一方の部材に形成した切欠溝及び前記一方の部材に密接衝合状態で結合される他方の部材とで形成される孔部と、この孔部を通る電線等の配線との間の隙間を密封するグロメットに関する。
ケースに収納した電気機器等からケース外部へ電線を引き出す場合、図6に示すように、ケース本体101の開口端部に形成した略U字形の切欠溝101aと、前記ケース本体101の開口端部に密嵌される蓋102によって取付孔を形成し、この取付孔をゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなるグロメット103で密封することによって、取付孔と電線200の間から外部の異物がケース本体101と蓋102からなるケース100内へ入り込まないようにすることが知られている(例えば下記の特許文献参照)。
特開2002−369346 WO2013/051301
しかしながら、この種のグロメット103では、ケース本体101における切欠溝101aの溝肩部101bと、これに結合される蓋102との合わせ部によるコーナー部Aがピン角となるのに対し、グロメット103における前記コーナー部Aとの対応部分は成形上R面をなすことが避けられず、したがってこの部分には隙間が生じやすくなることから、シール性が低くなる懸念がある。
また、この種のグロメット103は、その外周の全面がシール部となるため、縦方向(図6における上下方向)及び幅方向(図6における左右方向)に対する適当なつぶし代を設定しているが、幅方向のつぶし代が大きすぎると、グロメット103を組み込む際の切欠溝101aへの挿入性が悪化する。
本考案は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、一方の部材の切欠溝への挿入性を損なうことなく、切欠溝の溝肩部と、一方の部材に結合される他方の部材との合わせ部における良好なシール性を確保することの可能なグロメットを提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の考案に係るグロメットは、一方の部材の端部に形成した切欠溝と、前記一方の部材の端部に結合される他方の部材とによる取付孔に装着されるグロメットであって、前記切欠溝の両内側面から底面にかけての面に密接可能な主シールビードと、この主シールビードの両端から延びて前記切欠溝の幅方向両側の溝肩の側面と前記他方の部材との合わせ部にそれぞれ密接可能な一対のコーナーシールビードが形成されたものである。
請求項2の考案に係るグロメットは、請求項1に記載の構成において、切欠溝の幅方向に対するつぶし代を相対的に小さく、切欠溝の深さ方向に対するつぶし代を相対的に大きくしたものである。
請求項3の考案に係るグロメットは、請求項1又は2に記載の構成において、電線挿通孔の内面に電線の表面と密接可能な孔内シールビードが形成されたものである。
本考案のグロメットによれば、一方の部材の切欠溝の内側面から底面にかけての面に密接する主シールビードと、切欠溝の幅方向両側の溝肩の側面と前記一方の部材に結合される他方の部材との合わせ部に密接されるコーナーシールビードによって、良好なシール性を確保することができ、特に、コーナーシールビードによって前記合わせ部に隙間が生じにくくなり、しかも前記合わせ部のシール性を確保するために幅方向への大きなつぶし代を設定する必要がないため、当該グロメットを取付孔に組み込む際の前記切欠溝への挿入性が向上する。
また、切欠溝の幅方向に対するつぶし代を相対的に小さくすることによって、切欠溝への挿入性が一層向上するばかりでなく、切欠溝の深さ方向に対するつぶし代を相対的に大きくしたことによって、当該グロメットを切欠溝に挿入してから一方の部材に他方の部材を結合することによって、グロメットが切欠溝の深さ方向に圧縮されるのに伴い幅方向へ張り出すように変形するので、幅方向に対するつぶし代を相対的に小さくしたことによる面圧の減少が補償され、良好なシール面圧を確保することができる。
さらに、孔内シールビードによって、電線挿通孔を貫通した電線の周囲の十分なシール性を確保することができる。
本考案に係るグロメットの好ましい実施の形態を、装着相手のケースの一部と共に示す斜視図である。 図1におけるII方向矢視図(平面図)である。 図2におけるIII−III’断面図である。 図2におけるIV方向矢視図(側面図)である。 図3におけるV−V’断面図である。 従来の技術に係るグロメットの一例を示す装着状態の断面図である。
以下、本考案に係るグロメットの好ましい実施の形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。まず図1において、参照符号2はケース本体、参照符号3はケース本体2の開口端部2aに密接状態で結合される蓋であり、これらケース本体2と蓋3によって、不図示の電気部品等を収納するケースが構成される。ケース本体2にはその開口端部2aから正面形状が略U字形をなすようにえぐられた形状の切欠溝21が形成されており、ケース本体2と蓋3が結合された状態では、このケース本体2と蓋3の間に切欠溝21によって取付孔4が形成される。なお、ケース本体2は請求項1に記載された一方の部材に相当するものであり、蓋3は請求項1に記載された他方の部材に相当するものである。
グロメット1は、ゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)で成形された成形品であって、正面形状がケース本体2の切欠溝21と相似の略U字形をなす本体部11と、この本体部11における厚さ方向両端から張り出し形成された略U字形の一対のフランジ部12,13と、本体部11の両側面から湾曲した底面にかけて、厚さ方向中間部を連続して延びる主シールビード14と、この主シールビード14の両端(上端)から連続して本体部11の幅方向両側面の上端部を厚さ方向へ延びる一対のコーナーシールビード15,16を有する。
本体部11は、ケース本体2の切欠溝21に遊嵌可能な大きさであり、その上面11aはケース本体2に結合された蓋3の下面と密接可能であり、フランジ部12,13は、その内側面12a,13aがケース本体2の外側面2b及び内側面2cのうち切欠溝21の縁に沿った部分と密接可能であり、コーナーシールビード15,16は切欠溝21の幅方向両側の溝肩の側面21a,21bと蓋3の下面との合わせ部に密接可能であり、主シールビード16は切欠溝21の内側面に密接可能となっている。
切欠溝21の幅方向に対する本体部11のつぶし代(図3における左右方向のつぶし代)は相対的に小さく、切欠溝21の深さ方向に対する本体部11のつぶし代(図3における上下方向のつぶし代)は相対的に大きく設定されている。具体的な例としては、本体部11の高さ寸法La(図4参照)が16mm程度、本体部11の幅方向の寸法Lb(図2参照)が14.4〜14.9mm程度、本体部11のフランジ部12,13間の厚さ寸法Lc(図4参照)が5.6mm程度の場合は、幅方向のつぶし代が0.03〜0.3mm(幅の差0.06〜0.6mm)、深さ方向のつぶし代が1.0〜3.0mmに設定されている。
また、本体部11にはその厚さ方向へ貫通した所要数の電線挿通孔17が開設されており、この電線挿通孔17の内周面には、図3及び図5に示すように、不図示の電線の絶縁被覆等の表面に適当なつぶし代をもって密接可能な環状の孔内シールビード17aが複数段形成されている。
以上のように構成されたグロメット1は、本体部11の複数の電線挿通孔17にそれぞれケース本体2内に収納される電気部品から引き出される不図示の電線を通し、このグロメット1をケース本体2の開口端部2aに形成された略U字形の切欠溝21に挿入し、ケース本体2の上面開口を閉鎖するように蓋3をかぶせてケース本体2に結合することによって、前記切欠溝21と蓋3の間に形成される取付孔4に密嵌状態に装着されるものであって、取付孔4と電線の間を密閉し、外部の異物がケース本体2と蓋3からなるケース内へ入り込まないようにするものである。
そしてこの装着状態では、フランジ部12,13の内側面12a,13aがケース本体2の外側面2b及び内側面2cのうち切欠溝21の縁に沿った部分と密接することによって、フランジ部12,13が切欠溝21の縁部を覆うと共に、本体部11の上面11aがケース本体2に結合された蓋3の下面と密接し、主シールビード14が切欠溝21の両内側面から底面にかけての面と密接し、コーナーシールビード15,16が切欠溝21の幅方向両側の溝肩の側面21a,21bと蓋3の下面との合わせ部によるコーナー部分に密接し、電線挿通孔17に挿通された不図示の電線の絶縁被覆等の表面に孔内シールビード17aが密接することによって、切欠溝21と蓋3による取付孔4と電線との間を完全に密閉することができる。
特に、従来隙間が発生しやすかった、ケース本体1における切欠溝21の溝肩部の側面21a,21bと蓋3の下面との合わせ部によるコーナー部を、主シールビード14とコーナーシールビード15,16がつぶされた状態で埋め、この主シールビード14とコーナーシールビード15又は16がT字形に連続しているので、つぶされるボリューム及び前記合わせ部に対する密接面積が大きく、したがってこの部分に隙間が生じるのを有効に防止することができる。
また、このグロメット1は、切欠溝21の幅方向に対する本体部11のつぶし代が相対的に小さいため、装着の際にケース本体2の切欠溝21へ上から挿入する作業の作業性が良く、しかも、切欠溝21の深さ方向に対する本体部11のつぶし代は大きく設定されていることから、グロメット1を切欠溝21へ挿入した後でケース本体2に蓋3をかぶせて結合したときに、本体部11が、切欠溝21の溝底と蓋3の間で切欠溝21の深さ方向へ圧縮されることによって幅方向へ張り出すので、これによって、幅方向へのつぶし代が小さいことによる面圧の低下が補償され、すなわち主シールビード14及びコーナーシールビード15,16による十分な面圧が確保される。
したがって、上記構成のグロメット1によれば、切欠溝21への挿入性を損なうことなく、切欠溝21の溝肩部と、これに結合される蓋3との合わせ部における良好なシール性を実現することができる。
1 グロメット
11 本体部
12,13 フランジ部
14 主シールビード
15,16 コーナーシールビード
17 電線挿通孔
17a 孔内シールビード
2 ケース本体(一方の部材)
2a 開口端部
21 切欠溝
3 蓋(他方の部材)
4 取付孔

Claims (3)

  1. 一方の部材の端部に形成した切欠溝と、前記一方の部材の端部に結合される蓋とによる取付孔に装着されるグロメットであって、前記切欠溝の両内側面から底面にかけての面に密接可能な主シールビードと、この主シールビードの両端から延びて前記切欠溝の幅方向両側の溝肩の側面と前記他方の部材との合わせ部にそれぞれ密接可能な一対のコーナーシールビードが形成されたことを特徴とするグロメット。
  2. 切欠溝の幅方向に対するつぶし代を相対的に小さく、切欠溝の深さ方向に対するつぶし代を相対的に大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 電線挿通孔の内面に電線の表面と密接可能な孔内シールビードが形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のグロメット。
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