JP3192524B2 - 紙厚検出機構 - Google Patents

紙厚検出機構

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JP3192524B2 JP13915593A JP13915593A JP3192524B2 JP 3192524 B2 JP3192524 B2 JP 3192524B2 JP 13915593 A JP13915593 A JP 13915593A JP 13915593 A JP13915593 A JP 13915593A JP 3192524 B2 JP3192524 B2 JP 3192524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙の厚さを検出する
機構であり、例えばドットプリンターにより伝票等の複
数枚の紙に印刷する場合や、厚みの異なる紙に印刷する
場合、この厚みを検出して紙送りや印刷を適正に行える
ようにするための紙厚検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンターでは、紙送りに使用さ
れるステッピングモーターの脱調を検出したり、DCモ
ーターとエンコーダーとを併用して紙厚を検出するもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の機構では、部品
点数が多くなり、エンコーダーは高価であり、騒音も大
きく紙厚のセンシングが安定せず、紙に大きな圧力がか
かり紙の破損等の原因にもなっていた。また、摩擦等に
より紙厚を検知していたので、経時変化(プリンター使
用開始時と使用終了時で熱等により摩擦係数が変わる)
や経年変化(摩擦による影響)でセンシングが安定しな
いという欠点もあった。
【0004】そこで、この発明は、安価で簡単な機構と
し、低騒音で紙に悪影響を与えず正確に紙厚を検出する
ことのできる紙厚検出機構を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、2つの第1及び第2押圧子間に紙を挟
み、第1押圧子を第2押圧子へ向けて移動可能に構成
し、第2押圧子の背後にスイッチを設け、第1押圧子の
移動に伴って紙を介して第2押圧子でスイッチを動作さ
せ、スイッチ動作時までの第1押圧子の移動量により紙
の厚さを検出するものである。
【0006】
【作用】紙が第1及び第2押圧子間にくると第1押圧子
が第2押圧子の方向へ移動し、この移動により紙を介し
て第2押圧子を押圧する。第2押圧子が押圧されると背
後のスイッチが動作する。プリンターに適用する場合
は、スイッチの動作により紙厚に応じた適正な印刷位置
等にプリンターの機構部を修正できるようにしておく。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1に示す第1の実施例では、プリンター
にこの紙厚検出機構を応用した例を示すものであり、プ
ラテン10とプロッター部20との間に給紙して印字す
るものであり、矢印方向から送られてきた紙は第1押圧
子1と第2押圧子2との間に挟み込まれる。この時、プ
ロッター部20がプラテン10側へ移動し、このプロッ
ター部20の移動に伴って第1押圧子1も移動して送ら
れてきた紙を押圧する。第2押圧子2の背後にはスイッ
チ3を設けてある。第1押圧子1の移動に伴って紙を介
して第2押圧子2でスイッチを動作させる。スイッチ3
はコネクタ4に接続してある。スイッチ3が動作したと
きのプロッター部20の移動量を読み取ることにより紙
の厚みを検知する。
【0009】図2はスイッチ3の個所の分解斜視図であ
り、スイッチ3と第2押圧子2とはビス5によりプラテ
ン10に取付けてある。このとき、第2押圧子2とビス
5とは螺合しておらず、ビス5に対して第2押圧子2は
スイッチ3に近づいたり遠ざかったりするように動くよ
うになっている。また、第2押圧子2はビス5の頭側に
常に戻るようなバネ性を備えている。
【0010】図3は第1押圧子1の正面図を示し、中央
には凸部11が形成してある。この凸部11が紙を介し
て第2押圧子2を押圧する。図4は図3のA−A線断面
図を示す。第1押圧子1はステンレス材料等から形成さ
れる。
【0011】図5は第2押圧子2の正面図を示し、中央
には凸部21が形成してある。また、両側には図6に示
すようにビス孔22が形成してある。この第2押圧子2
の下端側は、図7に示すように傾斜部23を有し、この
下端が他の部材に取付けられ、全体がプラスチック材料
から成り元の位置に復帰するバネ性を有している。
【0012】図8はスイッチ3を示し、20の電極31
がスクリーン印刷等により第1フィルム32に印刷され
ている。電極31としては、銀,銅,カーボン等が好適
に使用される。第1フィルム32としてはプラスチック
等の可撓性材料を使用する。この電極31が印刷等され
た第1フィルム32に対し電極31の両端側の周囲を取
り囲むような切欠き33が形成されたスペーサ34を貼
り付ける。第1フィルム32にスペーサ34を貼り付け
た後スペーサ34の切欠き33の個所に対応する個所に
導電体35が印刷等により形成された第2フィルム36
を貼り合わせる。第1及び第2フィルム32,36の間
にスペーサ34を設けて互いに貼り合わせたものは、図
9に示すように導電体35と電極31とが切欠33の個
所で所定の間隔を存して対向するように構成される。電
極31や導電体35はスクリーン印刷等により銀,銅,
カーボン等を印刷する方が、エッチングによる電極に比
べると耐久性が良く、厚みも制御することができる。こ
の実施例では第1及び第2フィルム32,36とスペー
サ34とを貼り合わせた全体の厚みを350μmとし
た。スイッチ3の厚みを一定にすることが紙厚の微小差
を検知するという使用上有効である。
【0013】この発明の機構をプリンターに応用した場
合、スイッチ3が動作するときプロッター部20の移動
を停止し、このプロッター部20の移動量を読取ること
により紙の厚みを検出する。このプリンターに応用した
例ではスイッチ3はコネクタ4で本体と接続されるた
め、スイッチ3の交換も極めて容易である。第1押圧子
1が紙を介して直接スイッチ3を動作させずに、スイッ
チ3の前面に第2押圧子2を設けるのは、紙のゴミ等が
直接スイッチ3に作用するのを防ぎ、第2押圧子2が介
在することにより紙のゴミ等により紙厚の検出に誤差が
生じないようにするためである。
【0014】この発明に係る機構はプリンターのみなら
ず、その他の紙厚検出を必要とする機器に応用できるこ
とは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1押圧子が紙を介して第2押圧子を押圧し、押圧
された第2押圧子はスイッチ3を動作させるようになっ
ているので、紙のゴミ等による紙厚測定の誤差が生ぜ
ず、正確に紙厚を検出することができる。また、安価で
簡単な機構であり、この機構はスイッチの動作特性(動
作圧,ストローク)のみに影響するため、センシングを
安定させやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンターに応用した例を示す断面図。
【図2】スイッチ個所の分解斜視図。
【図3】第1押圧子の正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】第2押圧子の正面図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】図5の中央縦断面図。
【図8】スイッチの分解斜視図。
【図9】スイッチの断面図。
【符号の説明】
1 第1押圧子 2 第2押圧子 3 スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの第1及び第2押圧子間に紙を挟
    み、 第1押圧子を第2押圧子へ向けて移動可能に構成し、 第2押圧子の背後にスイッチを設け、 第1押圧子の移動に伴って紙を介して第2押圧子でスイ
    ッチを動作させ、 スイッチ動作時までの第1押圧子の移動量により紙の厚
    さを検出することを特徴とする紙厚検出機構。
  2. 【請求項2】 前記スイッチが、2本の電極が印刷等に
    より形成された第1フィルムと、2本の電極の両端を連
    通させる導電体が印刷等により形成された第2フィルム
    と、電極の両端と導電体との間隔を保持するために第1
    及び第2フィルム間に貼り合わされたスペーサとから成
    り、電極両端と導電体とが接触するときスイッチが動作
    するように構成したことを特徴とする紙厚検出機構。
JP13915593A 1993-05-17 1993-05-17 紙厚検出機構 Expired - Fee Related JP3192524B2 (ja)

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