JP3192042B2 - 揺動式ブラストマシンのトラフ構造 - Google Patents
揺動式ブラストマシンのトラフ構造Info
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- JP3192042B2 JP3192042B2 JP27750193A JP27750193A JP3192042B2 JP 3192042 B2 JP3192042 B2 JP 3192042B2 JP 27750193 A JP27750193 A JP 27750193A JP 27750193 A JP27750193 A JP 27750193A JP 3192042 B2 JP3192042 B2 JP 3192042B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断面U字形のトラフの中
に被処理品を投入し、このトラフを左右に揺動させ被処
理品を反転させつつ研掃材を被処理品に投射してブラス
ト処理する揺動式ブラストマシンのトラフ構造に関す
る。
に被処理品を投入し、このトラフを左右に揺動させ被処
理品を反転させつつ研掃材を被処理品に投射してブラス
ト処理する揺動式ブラストマシンのトラフ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術と問題点】従来上記のような揺動式ブラス
トマシンのトラフは底部中央において120度前後の角
度を持ったV形状にされているのが一般的である。(米
国特許第4,319,624号明細書参考)しかしこの
ようなトラフでは薄板状の被処理品を処理する場合、ト
ラフを約60度前後前後回動させて被処理品と接する面
を垂直状態にする必要がある。このように大きな角度被
処理品が持ち上げられると反転落下する高さが高くなり
落下時の衝撃により被処理品に打痕,割れ,欠け等の発
生する問題があった。加えて上記のようにして反転落下
された被処理品は、落下した位置からさらに急斜面(3
0度前後)にそって滑走して下方において内側面に激し
く衝突し、打痕、割れ、欠け等をさらに発生させる問題
があった。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもの
で、被処理品に打痕、割れ、欠け等が発生しにくい揺動
式ブラストマシンのトラフ構造を提供することを目的と
するものである。
トマシンのトラフは底部中央において120度前後の角
度を持ったV形状にされているのが一般的である。(米
国特許第4,319,624号明細書参考)しかしこの
ようなトラフでは薄板状の被処理品を処理する場合、ト
ラフを約60度前後前後回動させて被処理品と接する面
を垂直状態にする必要がある。このように大きな角度被
処理品が持ち上げられると反転落下する高さが高くなり
落下時の衝撃により被処理品に打痕,割れ,欠け等の発
生する問題があった。加えて上記のようにして反転落下
された被処理品は、落下した位置からさらに急斜面(3
0度前後)にそって滑走して下方において内側面に激し
く衝突し、打痕、割れ、欠け等をさらに発生させる問題
があった。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもの
で、被処理品に打痕、割れ、欠け等が発生しにくい揺動
式ブラストマシンのトラフ構造を提供することを目的と
するものである。
【0003】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本発明における揺動式ブラストマシンのトラフ構造は、
揺動トラフの内面が底部中央において内側面により80
〜100度の内側角度をとった凹部を構成し、該凹部の
内側面の上端に続けて、該内側面と該内側面の上端に続
く外側面とで140〜160度の外側角度をとると共に
該外側面に続く最外側面とで120〜140度の内側角
度をとり、これら外側面と最外側面との内接円の最大半
径にて成す内曲面を、連続させたことを特徴とするもの
である。
本発明における揺動式ブラストマシンのトラフ構造は、
揺動トラフの内面が底部中央において内側面により80
〜100度の内側角度をとった凹部を構成し、該凹部の
内側面の上端に続けて、該内側面と該内側面の上端に続
く外側面とで140〜160度の外側角度をとると共に
該外側面に続く最外側面とで120〜140度の内側角
度をとり、これら外側面と最外側面との内接円の最大半
径にて成す内曲面を、連続させたことを特徴とするもの
である。
【0004】
【作用】本発明は上記のような解決手段を採用すること
により、トラフを片側へ45度前後回転させることによ
り、被処理品と接する内側面が垂直状態になり、被処理
品がこの時点で完全に反転落下されるようになる。この
ため被処理品の反転落下の高さが低くなると共に被処理
品を受ける面(反対の内側面)がほぼ水平状態にされて
いることから被処理品のはげしい滑走はなくトラフのさ
らなる回転により徐々に移動されるようになり被処理品
への打痕、割れ、欠け等を極力少なくできる。
により、トラフを片側へ45度前後回転させることによ
り、被処理品と接する内側面が垂直状態になり、被処理
品がこの時点で完全に反転落下されるようになる。この
ため被処理品の反転落下の高さが低くなると共に被処理
品を受ける面(反対の内側面)がほぼ水平状態にされて
いることから被処理品のはげしい滑走はなくトラフのさ
らなる回転により徐々に移動されるようになり被処理品
への打痕、割れ、欠け等を極力少なくできる。
【0005】
【実施例】以下本発明の揺動式ブラストマシンのトラフ
構造の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。揺動可
能に設けられた円環状のフレ−ム1の内側は断面樋状の
揺動トラフ2が固着されており、該揺動トラフ2の内面
は次のような形状構成にされている。該揺動トラフ2の
底部中央は内側面X,Xにより90度の内側角度Aをと
った凹部3が構成されていて、該凹部3の内側面X,X
の上端につづけて以下のようにして得られた内曲面S,
Sが連続されている。すなわち該内側面X,Xとで15
2度の外側角度B,Bをとると共に該外側面Y,Yと該
外側面Y,Yに続く最外側面Z,Zとで127度の内側
角度C,Cをとりこれら外側面Y,Yと最外側面Z,Z
との内接円の最大半径R,Rにて成す内曲面S,Sとさ
れている。尚前記凹部3の底部には薄板状の被処理品W
が内側面Xに沿って滑り移動するのを防止すると共に回
転を補助するリ−ド部材4が設けられている。
構造の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。揺動可
能に設けられた円環状のフレ−ム1の内側は断面樋状の
揺動トラフ2が固着されており、該揺動トラフ2の内面
は次のような形状構成にされている。該揺動トラフ2の
底部中央は内側面X,Xにより90度の内側角度Aをと
った凹部3が構成されていて、該凹部3の内側面X,X
の上端につづけて以下のようにして得られた内曲面S,
Sが連続されている。すなわち該内側面X,Xとで15
2度の外側角度B,Bをとると共に該外側面Y,Yと該
外側面Y,Yに続く最外側面Z,Zとで127度の内側
角度C,Cをとりこれら外側面Y,Yと最外側面Z,Z
との内接円の最大半径R,Rにて成す内曲面S,Sとさ
れている。尚前記凹部3の底部には薄板状の被処理品W
が内側面Xに沿って滑り移動するのを防止すると共に回
転を補助するリ−ド部材4が設けられている。
【0006】このように構成されたものは、揺動トラフ
2の凹部3内に薄板状の被処理品Wを投入して揺動トラ
フ2をフレ−ム1を介して揺動させることにより、被処
理品Wは右側の内側面Xに接触した図1の状態にされ
る。この状態で揺動トラフ2をフレ−ム1を介して右上
り方向に回転させてゆき回転角度が45度に達すると図
2の状態となり、被処理品Wは、直立状態となり上端が
左方向に倒れはじめ被処理品Wは転倒される。この際左
側の内側面Xはほぼ水平状態になっているため被処理品
Wはほぼ静止され、揺動トラフ2のさらなる回転(図1
の状態から60度回転される)により徐々に左側の内曲
面Sの端部位置まで滑り移動される間に被処理品Wは揺
動トラフ2の直上方から投射される研掃材によりブラス
ト処理される。
2の凹部3内に薄板状の被処理品Wを投入して揺動トラ
フ2をフレ−ム1を介して揺動させることにより、被処
理品Wは右側の内側面Xに接触した図1の状態にされ
る。この状態で揺動トラフ2をフレ−ム1を介して右上
り方向に回転させてゆき回転角度が45度に達すると図
2の状態となり、被処理品Wは、直立状態となり上端が
左方向に倒れはじめ被処理品Wは転倒される。この際左
側の内側面Xはほぼ水平状態になっているため被処理品
Wはほぼ静止され、揺動トラフ2のさらなる回転(図1
の状態から60度回転される)により徐々に左側の内曲
面Sの端部位置まで滑り移動される間に被処理品Wは揺
動トラフ2の直上方から投射される研掃材によりブラス
ト処理される。
【0007】さらに揺動トラフ2は逆回転がなされて被
処理品Wは内曲面Sを滑って右側に移動されてゆき左側
の内側面Xに接触した状態(図1において左側の内側面
Xに被処理品Wが支持された状態)にされる。以後前述
と同様にして揺動トラフ2の左上り方向の回転に伴って
被処理品Wは左方向に回転されてゆき、45度の回転位
置で転倒され、さらなる回転で徐々に右方向へ移動され
てゆき、右側の内曲面Sの端部位置まで達する。この間
も被処理品Wは揺動トラフ2の直上方から投射される研
掃材によりブラスト処理される。以上のような作動を連
続して行なうことにより揺動トラフ2内に投入される被
処理品Wは確実に反転をされて研掃材の投射を受けブラ
スト処理されるようになる。
処理品Wは内曲面Sを滑って右側に移動されてゆき左側
の内側面Xに接触した状態(図1において左側の内側面
Xに被処理品Wが支持された状態)にされる。以後前述
と同様にして揺動トラフ2の左上り方向の回転に伴って
被処理品Wは左方向に回転されてゆき、45度の回転位
置で転倒され、さらなる回転で徐々に右方向へ移動され
てゆき、右側の内曲面Sの端部位置まで達する。この間
も被処理品Wは揺動トラフ2の直上方から投射される研
掃材によりブラスト処理される。以上のような作動を連
続して行なうことにより揺動トラフ2内に投入される被
処理品Wは確実に反転をされて研掃材の投射を受けブラ
スト処理されるようになる。
【0008】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らからように
揺動トラフの底部中央に80〜100度の内角度をとっ
て凹部を構成し、この凹部の上端に続けて、独特の形成
方式により得られたゆるやかな内曲面を連続させた構造
としたから、薄板状で反転しにくい被処理品であっても
確実に反転でき、かつその反転落下させる高さを低く押
えて落下時の衝撃を少なくできると共に被処理品の滑走
移動がゆるやかに行なわれるようになり被処理品の打
痕、割れ、欠け等をほとんどなくすことができる。
揺動トラフの底部中央に80〜100度の内角度をとっ
て凹部を構成し、この凹部の上端に続けて、独特の形成
方式により得られたゆるやかな内曲面を連続させた構造
としたから、薄板状で反転しにくい被処理品であっても
確実に反転でき、かつその反転落下させる高さを低く押
えて落下時の衝撃を少なくできると共に被処理品の滑走
移動がゆるやかに行なわれるようになり被処理品の打
痕、割れ、欠け等をほとんどなくすことができる。
【図1】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】本発明の実施例の揺動状態を示す縦断正面図で
ある。
ある。
2 揺動トラフ 3 凹部 X 内側面 S 内曲面 W 被処理品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−86178(JP,A) 実開 平2−82460(JP,U) 実開 平2−78258(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24C 3/26
Claims (1)
- 【請求項1】 揺動トラフの内側が底部中央において内
側面X,Xにより80〜100度の内側角度Aをとった
凹部3を構成し、該凹部3の内側面X,Xの上端に続け
て、該内側面X,Xと該内側面X,Xの上端に続く外側
面Y,Yとで140〜160度の外側角度B,Bをとる
と共に該外側面Y,Yと該外側面Y,Yに続く最外側
面,Zとで120〜140度の内側角度C,Cをとりこ
れら外側面Y,Yと最外側面Z,Zとの内接円の最大半
径R,Rにて成す内曲面S,Sを、連続させたことを特
徴とする揺動式ブラストマシンのトラフ構造
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27750193A JP3192042B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 揺動式ブラストマシンのトラフ構造 |
US08/319,430 US5531263A (en) | 1993-10-08 | 1994-10-06 | Oscillating trough for shot blast |
KR1019940025638A KR100357325B1 (ko) | 1993-10-08 | 1994-10-07 | 쇼트블라스팅용진동트로프 |
CN94117938A CN1068272C (zh) | 1993-10-08 | 1994-10-08 | 喷丸用的摆动槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27750193A JP3192042B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 揺動式ブラストマシンのトラフ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108460A JPH07108460A (ja) | 1995-04-25 |
JP3192042B2 true JP3192042B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17584482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27750193A Expired - Fee Related JP3192042B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 揺動式ブラストマシンのトラフ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192042B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP27750193A patent/JP3192042B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07108460A (ja) | 1995-04-25 |
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