JP3191973U - バトル玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造、したがって安価なバトル玩具を提供する。【解決手段】玩具本体100と、玩具本体100を遠隔操作するためのコントローラ200とを備えたバトル玩具1において、玩具本体100は、下体3と、下体3に対して身体の軸を中心に回転可能に支持された上体2と、を備え、下体3には、モータと、モータに連係された推進機構とが設置され、上体2には、腕部2cが動作可能に付設され、モータの駆動によって、推進機構を動作させて玩具本体100を推進させ、上体2を、軸を中心に、下体3に対して回転させることにより、腕部2cに攻撃を繰り出させる。【選択図】図1
Description
本考案はバトル玩具に関するもので、詳しくは、簡易な構造で安価なバトル玩具に関するものである。
バトル玩具として、腕を左右方向に揺動させることによって、その腕で相手のロボットを倒すものは種々存在する(例えば、特許文献1)。
しかしながら、このようなバトル玩具は、よりリアル感を出すために、複雑な機構を備え、したがって高価であるという問題があった。
本考案は、かかる事情に鑑みなされたもので、簡易な構造で安価なバトル玩具を提供することを目的としている。
第1の手段は、
玩具本体と、前記玩具本体を遠隔操作するためのコントローラとを備えたバトル玩具において、
前記玩具本体は、基部と、前記基部に対して所定の軸を中心に回転可能に支持された攻撃部と、モータと、前記モータに連係された攻撃部動作機構及び推進機構と、を備え、
前記モータの駆動によって、前記推進機構を動作させて、前記玩具本体を推進させるとともに、前記攻撃部動作機構を動作させて、前記攻撃部を前記所定の軸を中心に前記基部に対して回転させることにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具である。
玩具本体と、前記玩具本体を遠隔操作するためのコントローラとを備えたバトル玩具において、
前記玩具本体は、基部と、前記基部に対して所定の軸を中心に回転可能に支持された攻撃部と、モータと、前記モータに連係された攻撃部動作機構及び推進機構と、を備え、
前記モータの駆動によって、前記推進機構を動作させて、前記玩具本体を推進させるとともに、前記攻撃部動作機構を動作させて、前記攻撃部を前記所定の軸を中心に前記基部に対して回転させることにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具である。
第2の手段は、
前記玩具本体は、前記基部である下体と、前記攻撃部である腕部が付設された上体とを有するロボットの姿態を成し、
前記上体は、前記下体に対して前記所定の軸を中心に回転可能に支持され、
前記攻撃部は、前記上体とともに前記所定の軸を中心に回転することにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具である。
前記玩具本体は、前記基部である下体と、前記攻撃部である腕部が付設された上体とを有するロボットの姿態を成し、
前記上体は、前記下体に対して前記所定の軸を中心に回転可能に支持され、
前記攻撃部は、前記上体とともに前記所定の軸を中心に回転することにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具である。
第3の手段は、第2の手段において、
前記腕部は上腕部と前腕部とから構成され、
前記上腕部は、取付軸を中心に回転可能に前記上体に支持され、且つ、前記取付軸に対して傾斜する方向に延在し、人為によって当該取付軸を中心とする回転角度が調節可能となっていることを特徴とする。
前記腕部は上腕部と前腕部とから構成され、
前記上腕部は、取付軸を中心に回転可能に前記上体に支持され、且つ、前記取付軸に対して傾斜する方向に延在し、人為によって当該取付軸を中心とする回転角度が調節可能となっていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、
前記前腕部と前記上腕部とは屈伸可能に連結され、前記上体の回転により生じる遠心力によって前記上体の幅方向外方に伸長されることを特徴とする。
前記前腕部と前記上腕部とは屈伸可能に連結され、前記上体の回転により生じる遠心力によって前記上体の幅方向外方に伸長されることを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれか一の手段において、
前記モータは可逆転モータであり、前記コントローラの遠隔操作の態様によって前記モータのロータの回転方向を制御し、前記玩具本体の動作態様を変更可能となっていることを特徴とする。
前記モータは可逆転モータであり、前記コントローラの遠隔操作の態様によって前記モータのロータの回転方向を制御し、前記玩具本体の動作態様を変更可能となっていることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、
前記推進機構は、互いに独立に回転可能に配設された左右の車輪と、左側の車輪に連係された第1の減速歯車列と、右側の車輪に連係された第2の減速歯車列と、前記第1の減速歯車列及び前記第2の減速歯車列を前記モータに選択的に連係させる遊星歯車機構と、を備え、
前記遊星歯車機構は、前記モータのロータの回転方向に応じて、前記モータを前記第1の減速歯車列及び前記第2の減速歯車列の一方に連係させ、前記左側の車輪及び前記右側の車輪の一方を回転させることを特徴とする。
前記推進機構は、互いに独立に回転可能に配設された左右の車輪と、左側の車輪に連係された第1の減速歯車列と、右側の車輪に連係された第2の減速歯車列と、前記第1の減速歯車列及び前記第2の減速歯車列を前記モータに選択的に連係させる遊星歯車機構と、を備え、
前記遊星歯車機構は、前記モータのロータの回転方向に応じて、前記モータを前記第1の減速歯車列及び前記第2の減速歯車列の一方に連係させ、前記左側の車輪及び前記右側の車輪の一方を回転させることを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、
前記コントローラによる遠隔操作の態様によって、前記基部と前記攻撃部とは一の動作を継続することを特徴とする。
前記コントローラによる遠隔操作の態様によって、前記基部と前記攻撃部とは一の動作を継続することを特徴とする。
第1の手段又は第2の手段によれば、1つのモータで玩具本体を推進させ、攻撃部に攻撃を繰り出させるので、簡易な構造で安価なバトル玩具が実現できる。
第3の手段によれば、取付軸を中心に腕部を回転させれば、腕部の前後方向位置や高さ方向位置を変えることでき、攻撃に変化を加えることができる。
第4の手段によれば、上体の回転によって、腕部を上体の幅方向外方に伸長させて攻撃を繰り出すので、比較的遠い位置にある相手方のバトル玩具に攻撃をヒットさせることができる。
第5の手段によれば、コントローラの遠隔操作の態様によってモータのロータの回転方向を制御することで、玩具本体の動作態様を変更することができるので、動作変化に富んだバトル玩具が実現できる。
第6の手段によれば、推進機構には遊星歯車機構を使用しているため、玩具本体の推進と上体の回転との間にタイムラグを生じさせることができ、攻撃部の回転に引き連られて玩具本体が推進しているかのイメージが醸し出され、面白みのあるバトル玩具が実現できる。また、モータのロータの回転方向を小まめに切り換えることによって、玩具本体を前進方向に移動させることができる。
第7の手段によれば、モータのロータが回転している間、推進と攻撃とを継続させることができる。
以下、本考案のバトル玩具を図面に示した実施の形態に基づいて説明する。
<全体構成>
図1に示すバトル玩具1は、玩具本体100と、この玩具本体100を遠隔操作するためのコントローラ200とを備えている。
玩具本体100はロボットの姿態を有している。この玩具本体100は、ロボットの胸部2a、頭部2b及び腕部2cを構成する上体2と、腹部・腰部3a及び脚部3bを構成する下体3とを備えている。
この玩具本体100においては、下体3に対して上体2が身体の軸を中心に回転可能に支持されている。また、上体2には腕部2cが回動可能に設けられている。この腕部2cは上腕に対して前腕が屈伸可能に構成されている。
コントローラ200には左ボタン21aと右ボタン21bが設けられている。
そして、コントローラ200の左ボタン21aを押すと、玩具本体100が平面視で時計方向にその場で回転するとともに、上体2が下体3に対して平面視で時計方向に回転する。これによって、左右の腕部2cが伸張し、相手方に向けて攻撃が繰り出される。
一方、コントローラ200の右ボタン21bを押すと、玩具本体100が平面視で反時計方向にその場で回転するとともに、上体2が下体3に対して平面視で反時計方向に回転する。これによって、左右の腕部2cが伸張し、相手方に向けて攻撃が繰り出される。
また、コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に繰り返して押すと、玩具本体100が平面視で時計方向及び反時計方向に交互に回転しながら前進方向に移動する。このとき、上体2も平面視で時計方向及び反時計方向に交互に回転する。
図1に示すバトル玩具1は、玩具本体100と、この玩具本体100を遠隔操作するためのコントローラ200とを備えている。
玩具本体100はロボットの姿態を有している。この玩具本体100は、ロボットの胸部2a、頭部2b及び腕部2cを構成する上体2と、腹部・腰部3a及び脚部3bを構成する下体3とを備えている。
この玩具本体100においては、下体3に対して上体2が身体の軸を中心に回転可能に支持されている。また、上体2には腕部2cが回動可能に設けられている。この腕部2cは上腕に対して前腕が屈伸可能に構成されている。
コントローラ200には左ボタン21aと右ボタン21bが設けられている。
そして、コントローラ200の左ボタン21aを押すと、玩具本体100が平面視で時計方向にその場で回転するとともに、上体2が下体3に対して平面視で時計方向に回転する。これによって、左右の腕部2cが伸張し、相手方に向けて攻撃が繰り出される。
一方、コントローラ200の右ボタン21bを押すと、玩具本体100が平面視で反時計方向にその場で回転するとともに、上体2が下体3に対して平面視で反時計方向に回転する。これによって、左右の腕部2cが伸張し、相手方に向けて攻撃が繰り出される。
また、コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に繰り返して押すと、玩具本体100が平面視で時計方向及び反時計方向に交互に回転しながら前進方向に移動する。このとき、上体2も平面視で時計方向及び反時計方向に交互に回転する。
<細部の構成>
図2に示すように、下体3には、モータ軸が上側に位置し且つ上下方向に延在するように起立した状態で、モータ5が設置されている。
(1)推進機構10について
下体3には、玩具本体100を推進させる推進機構10が設置されている。この推進機構10は、ピニオン13、中間歯車12、中間歯車11、中間歯車14a,14b、ウォーム16a,16b、中間歯車17,18及び最終歯車19a,19bを備えている。この推進機構10は、下体3の底面から一部が突出する左右の車輪4a,4bを選択的に回転させるためのものである。
上記モータ5のモータ軸にはピニオン13が固定して設けられている。このピニオン13は中間歯車12の大径歯車12aに噛合している。
中間歯車12は、大径歯車12aと、大径歯車12aと一体的な小径歯車12bとを備えている。この小径歯車12bは遊星歯車機構の太陽歯車を構成している。この小径歯車12bは、遊星歯車機構の遊星歯車を構成する中間歯車11に噛合している。
中間歯車11は、上記小径歯車12bの回転によって、当該小径歯車12bの周りを自転しながら公転する。この中間歯車11の自転及び公転の方向は、小径歯車12bの回転方向に依存し、小径歯車12bの回転方向に応じて、中間歯車11は、中間歯車14a,14bに選択的に噛合する。このような中間歯車11の公転を許容するため、中間歯車11の軸(図示せず)は下体3の弧状の長孔(図示せず)に支持されている。
図2に示すように、下体3には、モータ軸が上側に位置し且つ上下方向に延在するように起立した状態で、モータ5が設置されている。
(1)推進機構10について
下体3には、玩具本体100を推進させる推進機構10が設置されている。この推進機構10は、ピニオン13、中間歯車12、中間歯車11、中間歯車14a,14b、ウォーム16a,16b、中間歯車17,18及び最終歯車19a,19bを備えている。この推進機構10は、下体3の底面から一部が突出する左右の車輪4a,4bを選択的に回転させるためのものである。
上記モータ5のモータ軸にはピニオン13が固定して設けられている。このピニオン13は中間歯車12の大径歯車12aに噛合している。
中間歯車12は、大径歯車12aと、大径歯車12aと一体的な小径歯車12bとを備えている。この小径歯車12bは遊星歯車機構の太陽歯車を構成している。この小径歯車12bは、遊星歯車機構の遊星歯車を構成する中間歯車11に噛合している。
中間歯車11は、上記小径歯車12bの回転によって、当該小径歯車12bの周りを自転しながら公転する。この中間歯車11の自転及び公転の方向は、小径歯車12bの回転方向に依存し、小径歯車12bの回転方向に応じて、中間歯車11は、中間歯車14a,14bに選択的に噛合する。このような中間歯車11の公転を許容するため、中間歯車11の軸(図示せず)は下体3の弧状の長孔(図示せず)に支持されている。
中間歯車11が噛合可能な中間歯車14aは、上下方向に延在する軸15aの上部に固定して設けられている。この軸15aの下部にはウォーム16aが固定して設けられている。このウォーム16aは、水平方向に延在する軸(図示せず)に設けられた中間歯車17の大径歯車17aに噛合している。
中間歯車17は、大径歯車17aと、大径歯車17aと一体的な小径歯車17bとを備えている。そして、この小径歯車17bは左側の車輪4aと一体的な最終歯車19aに噛合している。
一方、中間歯車11が噛合可能な中間歯車14bは、上下方向に延在する軸15bの上部に固定して設けられている。この軸15bの下部にはウォーム16bが固定して設けられている。このウォーム16bは、水平方向に延在する軸(図示せず)に取り付けられた中間歯車18の大径歯車18aに噛合している。
中間歯車18は、大径歯車18aと、大径歯車18aと一体的な小径歯車18bとを備えている。そして、この小径歯車18bは左側の車輪4bと一体的な最終歯車19bに噛合している。
中間歯車17は、大径歯車17aと、大径歯車17aと一体的な小径歯車17bとを備えている。そして、この小径歯車17bは左側の車輪4aと一体的な最終歯車19aに噛合している。
一方、中間歯車11が噛合可能な中間歯車14bは、上下方向に延在する軸15bの上部に固定して設けられている。この軸15bの下部にはウォーム16bが固定して設けられている。このウォーム16bは、水平方向に延在する軸(図示せず)に取り付けられた中間歯車18の大径歯車18aに噛合している。
中間歯車18は、大径歯車18aと、大径歯車18aと一体的な小径歯車18bとを備えている。そして、この小径歯車18bは左側の車輪4bと一体的な最終歯車19bに噛合している。
(2)攻撃部動作機構30について
下体3及び上体2に亘って、上体2を下体3に対して回転させる攻撃部動作機構30設置されている。この攻撃部動作機構30は、図3に示すように、ピニオン13、中間歯車12、中間歯車32、中間歯車33、中間歯車34及び最終歯車35を備えている。
上記モータ5のモータ軸にはピニオン13が固定して設けられている。このピニオン13は中間歯車12の大径歯車12aに噛合している。
中間歯車12は、大径歯車12aと、大径歯車12aと一体的な小径歯車12bとを備えている。
この中間歯車12は、上下方向に延在する軸31の下部に固定して設けられている。また、軸31の上部には、中間歯車32が固定して設けられている。この歯車32は中間歯車33に噛合している。
中間歯車33は中間歯車34の大径歯車34aに噛合している。この中間歯車34は、大径歯車34aと、大径歯車34aと一体的な小径歯車34bとを備えている。そして、小径歯車34bは軸36に固定された歯車35に噛合している。
また、軸36は上体2の中心部に固定されている。
なお、中間歯車31から中間歯車34は下体2に組み付けられている。
下体3及び上体2に亘って、上体2を下体3に対して回転させる攻撃部動作機構30設置されている。この攻撃部動作機構30は、図3に示すように、ピニオン13、中間歯車12、中間歯車32、中間歯車33、中間歯車34及び最終歯車35を備えている。
上記モータ5のモータ軸にはピニオン13が固定して設けられている。このピニオン13は中間歯車12の大径歯車12aに噛合している。
中間歯車12は、大径歯車12aと、大径歯車12aと一体的な小径歯車12bとを備えている。
この中間歯車12は、上下方向に延在する軸31の下部に固定して設けられている。また、軸31の上部には、中間歯車32が固定して設けられている。この歯車32は中間歯車33に噛合している。
中間歯車33は中間歯車34の大径歯車34aに噛合している。この中間歯車34は、大径歯車34aと、大径歯車34aと一体的な小径歯車34bとを備えている。そして、小径歯車34bは軸36に固定された歯車35に噛合している。
また、軸36は上体2の中心部に固定されている。
なお、中間歯車31から中間歯車34は下体2に組み付けられている。
<腕部2cの取付構造>
図1に示すように、左右の腕部2cは、それぞれ、前腕部6aと、上体3の本体(胸部2a及び頭部2cの部分)の左右側面から外方へ向けて突設させた舌片からなる上腕部6bとから構成されている。ここで、前腕部6aは、略上下方向に延在する軸7によって支持され、先端に拳8を模した塊状部を有している。
この左右の腕部2cは、常態では、拳8が前方に位置するように、上腕部6bに対して前腕部6aが屈曲した形を保持する。このような構造とするため、上腕部6bを僅かに前側傾斜させるとともに、軸7の延在方向を前傾とさせている。なお、このような構造は、トーションスプリングを軸7に巻装させることによっても実現できる。
このように上体2に設けられた左右の腕部2cにおいては、上体2の回転に伴って生じる遠心力によって、上腕部6bに対して前腕部6aが伸張した形を取る。
図1に示すように、左右の腕部2cは、それぞれ、前腕部6aと、上体3の本体(胸部2a及び頭部2cの部分)の左右側面から外方へ向けて突設させた舌片からなる上腕部6bとから構成されている。ここで、前腕部6aは、略上下方向に延在する軸7によって支持され、先端に拳8を模した塊状部を有している。
この左右の腕部2cは、常態では、拳8が前方に位置するように、上腕部6bに対して前腕部6aが屈曲した形を保持する。このような構造とするため、上腕部6bを僅かに前側傾斜させるとともに、軸7の延在方向を前傾とさせている。なお、このような構造は、トーションスプリングを軸7に巻装させることによっても実現できる。
このように上体2に設けられた左右の腕部2cにおいては、上体2の回転に伴って生じる遠心力によって、上腕部6bに対して前腕部6aが伸張した形を取る。
<動作>
次に、このバトル玩具1の動作について説明する。
(1)コントローラ200の左ボタン21aを押したとき
1.玩具本体100全体の動作
玩具本体100及びコントローラ200の双方の電源が投入された状態で、コントローラ200の左ボタン21aを押すと、モータ5のロータが一方向に回転する。そして、この回転動力は、ピニオン13、大径歯車12a及び小径歯車12bにこの順に伝達される。これによって、小径歯車12bは平面視で反時計方向に回転し、平面視で、この小径歯車12bに噛合している歯車11が時計方向に自転しながら反時計方向に公転する。そして、歯車11は中間歯車14aに噛合し、中間歯車14aを平面視で反時計方向に回転させる。
さらに、中間歯車14aの回転動力はウォーム16a、大径歯車17a、小径歯車17b及び最終歯車19aを介して左側の車輪4aに伝達され、左側の車輪4aが前進方向に回転する。
このとき、右側の車輪4bは停止しているので、玩具本体100は平面視で時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の左ボタン21aを押している間、玩具本体100は回転し続ける。
次に、このバトル玩具1の動作について説明する。
(1)コントローラ200の左ボタン21aを押したとき
1.玩具本体100全体の動作
玩具本体100及びコントローラ200の双方の電源が投入された状態で、コントローラ200の左ボタン21aを押すと、モータ5のロータが一方向に回転する。そして、この回転動力は、ピニオン13、大径歯車12a及び小径歯車12bにこの順に伝達される。これによって、小径歯車12bは平面視で反時計方向に回転し、平面視で、この小径歯車12bに噛合している歯車11が時計方向に自転しながら反時計方向に公転する。そして、歯車11は中間歯車14aに噛合し、中間歯車14aを平面視で反時計方向に回転させる。
さらに、中間歯車14aの回転動力はウォーム16a、大径歯車17a、小径歯車17b及び最終歯車19aを介して左側の車輪4aに伝達され、左側の車輪4aが前進方向に回転する。
このとき、右側の車輪4bは停止しているので、玩具本体100は平面視で時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の左ボタン21aを押している間、玩具本体100は回転し続ける。
2.上体3の動作
コントローラ200の左ボタン21aを押すと、上述のように、小径歯車12bは平面視で反時計方向に回転する。すると、小径歯車12bと同軸の中間歯車32が同方向に回転する。この中間歯車32の回転動力は、中間歯車33、大径歯車34a、小径歯車34b及び最終歯車35を介して、軸36に伝達される。
これによって、上体2が下体3に対して平面視で時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の左ボタン21aを押している間、上体2は回転し続ける。
コントローラ200の左ボタン21aを押すと、上述のように、小径歯車12bは平面視で反時計方向に回転する。すると、小径歯車12bと同軸の中間歯車32が同方向に回転する。この中間歯車32の回転動力は、中間歯車33、大径歯車34a、小径歯車34b及び最終歯車35を介して、軸36に伝達される。
これによって、上体2が下体3に対して平面視で時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の左ボタン21aを押している間、上体2は回転し続ける。
(2)コントローラ200の右ボタン21bを押したとき
1.玩具本体100全体の動作
玩具本体100及びコントローラ200の双方の電源が投入された状態で、コントローラ200の右ボタン21bを押すと、モータ5のロータが他方向に回転する。そして、この回転動力は、ピニオン13、大径歯車12a及び小径歯車12bにこの順に伝達される。これによって、小径歯車12bは平面視で時計方向に回転し、平面視で、この小径歯車12bに噛合している歯車11が反時計方向に自転しながら時計方向に公転する。そして、歯車11は中間歯車14bに噛合し、中間歯車14bを平面視で時計方向に回転させる。
さらに、中間歯車14bの回転動力はウォーム16b、大径歯車18a、小径歯車18b及び最終歯車19bを介して右側の車輪4bに伝達され、右側の車輪4bが前進方向に回転する。
このとき、左側の車輪4aは停止しているので、図4に示すように、玩具本体100は平面視で反時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の右ボタン21bを押している間、玩具本体100は回転し続ける。
1.玩具本体100全体の動作
玩具本体100及びコントローラ200の双方の電源が投入された状態で、コントローラ200の右ボタン21bを押すと、モータ5のロータが他方向に回転する。そして、この回転動力は、ピニオン13、大径歯車12a及び小径歯車12bにこの順に伝達される。これによって、小径歯車12bは平面視で時計方向に回転し、平面視で、この小径歯車12bに噛合している歯車11が反時計方向に自転しながら時計方向に公転する。そして、歯車11は中間歯車14bに噛合し、中間歯車14bを平面視で時計方向に回転させる。
さらに、中間歯車14bの回転動力はウォーム16b、大径歯車18a、小径歯車18b及び最終歯車19bを介して右側の車輪4bに伝達され、右側の車輪4bが前進方向に回転する。
このとき、左側の車輪4aは停止しているので、図4に示すように、玩具本体100は平面視で反時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の右ボタン21bを押している間、玩具本体100は回転し続ける。
2.上体3の動作
コントローラ200の右ボタン21bを押すと、上述のように、小径歯車12bは平面視で時計方向に回転する。すると、小径歯車12bと同軸の中間歯車32が同方向に回転する。この中間歯車32の回転動力は、中間歯車33、大径歯車34a、小径歯車34b及び最終歯車35を介して、軸36に伝達される。
これによって、図4に示すように、上体2が下体3に対して平面視で反時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の右ボタン21bを押している間、上体2は回転し続ける。
コントローラ200の右ボタン21bを押すと、上述のように、小径歯車12bは平面視で時計方向に回転する。すると、小径歯車12bと同軸の中間歯車32が同方向に回転する。この中間歯車32の回転動力は、中間歯車33、大径歯車34a、小径歯車34b及び最終歯車35を介して、軸36に伝達される。
これによって、図4に示すように、上体2が下体3に対して平面視で反時計方向に回転する。
なお、コントローラ200の右ボタン21bを押している間、上体2は回転し続ける。
(3)コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に押したとき
1.玩具本体100全体の動作
コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に押したときには、左ボタン21aを押したときの動作と右ボタン21bを押したときの動作の組み合わせとなる。そして、コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bをこまめに交互に押したときには、玩具本体100は左右交互に身体を捻りながら前進する。
1.玩具本体100全体の動作
コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に押したときには、左ボタン21aを押したときの動作と右ボタン21bを押したときの動作の組み合わせとなる。そして、コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bをこまめに交互に押したときには、玩具本体100は左右交互に身体を捻りながら前進する。
2.上体3の動作
コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に押したときには、左ボタン21aを押したときの動作と右ボタン21bを押したときの動作の組み合わせとなる。そして、コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bをこまめに交互に押したときには、左右交互に回転しながら腕部2cによる攻撃を繰り出す。
コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bを交互に押したときには、左ボタン21aを押したときの動作と右ボタン21bを押したときの動作の組み合わせとなる。そして、コントローラ200の左ボタン21a及び右ボタン21bをこまめに交互に押したときには、左右交互に回転しながら腕部2cによる攻撃を繰り出す。
<効果>
このように構成されたバトル玩具1によれば、次のような効果が得られる。
このように構成されたバトル玩具1によれば、次のような効果が得られる。
第1に、1つのモータ5で玩具本体100及び上体2を動作させ、腕部2cに攻撃を繰り出させるので、簡易な構造で安価なバトル玩具が実現できる。
第2に、コントローラ200の遠隔操作の態様によってモータ5のロータの回転方向を制御することで、玩具本体100の動作態様を変更することができるので、動作変化に富んだバトル玩具が実現できる。すなわち、モータ5のロータの回転方向の変更によって、玩具本体100及び上体2の回転方向を変更することができるので、動作変化に富んだバトル玩具が実現できる。
第3に、推進機構10には遊星歯車機構を使用しているため、玩具本体100の推進と上体2の回転との間にタイムラグを生じさせることができ、上体2の回転に引き連られて玩具本体100が推進しているかのイメージが醸し出され、面白みのあるバトル玩具が実現できる。また、モータ5のロータの回転方向を小まめに切り換えることによって、玩具本体100を前進方向に移動させることができる。
第4に、上体2の回転によって、腕部2cを上体の幅方向外方に伸長させて攻撃を繰り出すので、比較的遠い位置にある相手方のバトル玩具に攻撃をヒットさせることができる。
第5に、下体3と上体2とが同方向に回転するので、比較的に安定した状態で推進及び攻撃の繰り出しが可能となる。
第6に、モータ5のロータが回転している間、継続して同方向の回転を継続させることができるので、連続して攻撃を繰り出すことができる。
<変形例>
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、腕部2cを胸部2aに対して揺動可能に支持させているが、腕部2cを固定的に外方へ突設させてもよい。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、腕部2cを胸部2aに対して揺動可能に支持させているが、腕部2cを固定的に外方へ突設させてもよい。
また、図5の正面図に示すように、腕部2cの上腕部6bを取付軸6cを中心に回転可能に構成するとともに、上腕部6bを取付軸6cに対して傾斜する方向に延在させるようにしてもよい。この場合、上腕部6bの回転角度を人為で調節できるようにすることが好ましい。このようにすれば、上腕部6bの回転角度に応じて、腕部2cの位置を変えることもできるし、高さ方向で言えば、図6の正面図に示すように、腕部2cの高さ位置を変えることができるので、攻撃に変化を加えることができる。
1 バトル玩具
2 上体
2c 腕部
3 下体
4a,4b 車輪
5 モータ
10 推進機構
30 攻撃部動作機構
200 コントローラ
2 上体
2c 腕部
3 下体
4a,4b 車輪
5 モータ
10 推進機構
30 攻撃部動作機構
200 コントローラ
第2の手段は、第1の手段において、
前記玩具本体は、前記基部である下体と、前記攻撃部である腕部が付設された上体とを有するロボットの姿態を成し、
前記上体は、前記下体に対して前記所定の軸を中心に回転可能に支持され、
前記攻撃部は、前記上体とともに前記所定の軸を中心に回転することにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具である。
前記玩具本体は、前記基部である下体と、前記攻撃部である腕部が付設された上体とを有するロボットの姿態を成し、
前記上体は、前記下体に対して前記所定の軸を中心に回転可能に支持され、
前記攻撃部は、前記上体とともに前記所定の軸を中心に回転することにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具である。
Claims (7)
- 玩具本体と、前記玩具本体を遠隔操作するためのコントローラとを備えたバトル玩具において、
前記玩具本体は、基部と、前記基部に対して所定の軸を中心に回転可能に支持された攻撃部と、モータと、前記モータに連係された攻撃部動作機構及び推進機構と、を備え、
前記モータの駆動によって、前記推進機構を動作させて、前記玩具本体を推進させるとともに、前記攻撃部動作機構を動作させて、前記攻撃部を前記所定の軸を中心に前記基部に対して回転させることにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具。 - 前記玩具本体は、前記基部である下体と、前記攻撃部である腕部が付設された上体とを有するロボットの姿態を成し、
前記上体は、前記下体に対して前記所定の軸を中心に回転可能に支持され、
前記攻撃部は、前記上体とともに前記所定の軸を中心に回転することにより攻撃を繰り出す、
ことを特徴とするバトル玩具。 - 前記腕部は上腕部と前腕部とから構成され、
前記上腕部は、取付軸を中心に回転可能に前記上体に支持され、且つ、前記取付軸に対して傾斜する方向に延在し、人為によって当該取付軸を中心とする回転角度が調節可能となっていることを特徴とする請求項2に記載のバトル玩具。 - 前記前腕部と前記上腕部とは屈伸可能に連結され、前記腕部の回転により生じる遠心力によって前記上体の幅方向外方に伸長されることを特徴とする請求項3に記載のバトル玩具。
- 前記モータは可逆転モータであり、前記コントローラの遠隔操作の態様によって前記モータのロータの回転方向を制御し、前記玩具本体の動作態様を変更可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のバトル玩具。
- 前記推進機構は、互いに独立に回転可能に配設された左右の車輪と、左側の車輪に連係された第1の減速歯車列と、右側の車輪に連係された第2の減速歯車列と、前記第1の減速歯車列及び前記第2の減速歯車列を前記モータに選択的に連係させる遊星歯車機構と、を備え、
前記遊星歯車機構は、前記モータのロータの回転方向に応じて、前記モータを前記第1の減速歯車列及び前記第2の減速歯車列の一方に連係させ、前記左側の車輪及び前記右側の車輪の一方を回転させることを特徴とする請求項5に記載のバトル玩具。 - 前記コントローラによる遠隔操作の態様によって、前記基部と前記攻撃部とは一の動作を継続することを特徴とする請求項6に記載のバトル玩具。
Priority Applications (2)
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JP2014002036U JP3191973U (ja) | 2014-04-18 | 2014-04-18 | バトル玩具 |
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- 2014-04-18 JP JP2014002036U patent/JP3191973U/ja not_active Expired - Fee Related
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