JP3191877B2 - 廃棄物焼却方法における高温の酸性ガスおよび粒状物質の除去 - Google Patents

廃棄物焼却方法における高温の酸性ガスおよび粒状物質の除去

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Description

【発明の詳細な説明】 技術的分野 本発明は電気的および/または機械的エネルギーを生
産するための熱回収部の上手において酸性ガスおよび粒
状物質の除去を行う廃棄物焼却方法、およびこの方法に
使用する焼却機に関する。
背景となる技術 熱的処理を含む現在の廃棄物廃棄方法から得られる煙
道ガスは酸性分および粒状物質の含量が高いという特徴
をもっていることは公知である。
詳細に説明すると、都市型の固形廃棄物(MSW)、病
院の固形廃棄物の焼却および特殊な廃棄物の焼却におい
ては、熱処理を受ける材料の塩素含量が高いために、ガ
ス相における塩酸および粒状物質中の塩化物の含量は高
い。
このことは、大気中に放出する前に煙道ガスから熱を
回収する現行の焼却方法においては、腐食、特にボイラ
ーの金属の伝熱面の腐食が起こること、および構造部材
と連結部材とが異なっているために、施設の設計および
操作に重大な困難が生じることを意味している。その結
果、上記施設においては、特殊な材料を使用する場合に
は設備投資額が上昇し、また他方では操作の中断および
損傷部分の修復を頻繁に行わなければならないために操
作コストが上昇するか、或いはまたこの両方が起こるこ
とが普通である。さらに金属の伝熱面の温度が高いほ
ど、上記のような腐食の現象は迅速に起こる。
熱の回収によって得られる水蒸気はタービン交流発電
機の中で膨張させることができ、操作の効率は水蒸気の
温度および圧力と共に増加する。実際には、腐食の現象
を減らすために水蒸気の加熱温度をかなり低い値(通常
320〜380℃)に制限する必要がある。他方、通常の燃料
を用いる高効率の火力発電所においては、水蒸気の過熱
温度は通常450〜540℃の範囲である。従って腐食現象を
減らすこととタービン交流発電機の効率を上昇させるこ
との相反する要求を考慮して、通常妥協的な解決法がと
られている。現在操作されている焼却機の動作および使
用特性はこのような妥協によって制限されている。
考慮しなければならない他の観点としては、廃棄物焼
却施設による環境に対する影響である。焼却施設からの
煙道ガスの放出は法律によって規制され(ヨーロッパ連
合の指令により示され、または国家または地方機関によ
り施行されている)、これによって汚染物質または微小
汚染物質の最高許容量が設定されている。下記表1には
これらの汚染物質の幾つかに対し現在施行されている限
度が示されている。
これらの物質の中で、危険な微小汚染物質、例えばダ
イオキシンおよびフランのような有機性の塩素化された
物質(PCDDおよびPCDF)は、廃棄物焼却機によって生じ
る煙道ガスを冷却する際にStieglitzおよびVoggによる
「新しい」合成反応によってつくられる(Chemosphere
誌、16N巻、8/9号1987年)。このような合成反応は、
煤、またはフライアッシュの他の構成成分、およびHCl
または他の塩素化合物を原料としてボイラーの熱交換機
の表面上で起こることができる。
環境保護を目的とするこれらの規制に従うために、幾
つかの公知焼却法によれば、煙道ガスを公知の乾式、半
乾式または湿式法により煙道ガス冷却部の下手において
アルカリ試薬と反応させることにより酸性ガスを減少さ
せている。これらの方法では、ボイラーの伝熱表面上の
高温腐食現象を避けることはできない。一例としてK.T.
FellowsおよびM.J.Pilatの論文(J.Air Waste Manag
e.Assoc.誌、40巻、6号、1990年)では、塩酸を吸収す
るために200℃付近の低温において重炭酸ナトリウムを
使用することが記載されている。しかし低温で塩酸を吸
収するためのアルカリ試薬として重炭酸ナトリウムの効
果が上記の論文記載の通りに確かめられたとしても、こ
のような煙道ガス処理法は腐食現象から生じる問題を解
決するためには有用ではない。
熱の回収を伴う他の公知の方法においては、特に流動
ベッド燃焼施設で使用されるようなアルカリ性吸収剤を
使用して燃焼室の中で酸性ガスを減少さることが試みら
れた。このような方法は一般に法律によって規制された
制限に対し適切ではない結果を生じるものである。
報告されている一例としては、高温において水和した
石灰を注入した後に廃棄物を焼却した際の煙道ガスに関
するA.Herbert、DCE France S.A.(1989)の研究があ
る。燃焼温度(800〜1000℃)において達成されるHClの
除去率は非常に悪い。一方ではボイラーの腐食の保護に
関し有効な結果を生じることが出来ず他方では、HCl含
量に関する限り、放出される煙道ガスを必要とされる低
い放出限度に適合させることはできない。このような考
察は図2に示した熱力学的研究に基づくものである。第
2の例として、燃焼室に吸収剤を直接注入する欠点が示
されている(D.L.Ziegler,A.J.Johnson,L.J.Meile,A.L.
JohnstonおよびE.L.Shamhart、NTIS Reprt No.RFP−2
271,1974による流動ベッド燃焼法のパイロットプランに
よる研究)。HClを除去するために、燃焼室に重炭酸ナ
トリウムを加える。燃焼室の温度において使用した塩お
よび反応生成物、即ち炭酸ナトリウムおよび塩化ナトリ
ウムは熔融する。この事実は、ボイラーの金属表面上に
捕捉された粒子により重大な腐食および侵食の問題が起
こる原因となる。
以下に説明するように、この方法は本発明方法とは異
なっている。
本発明の説明 本発明の主な目的は固形の廃棄物を熱処理することに
よって生じる煙道ガス中の酸性ガスおよび固体の粒子の
存在に関連した問題、特に焼却および熱の回収の公知方
法では解決できない問題を解決することである。詳細に
は、本発明の重要な問題は、タービン交流発電機の熱源
として作用するボイラーの伝熱面と接触する煙道ガスの
温度を下げ、ガスの温度と共に効果が増加する腐食減少
を減らすことである。しかしこの温度の低下により系の
効率が低下してはいけない。系栄の効率は新鮮な空気の
添加または水の噴霧と関連している。
本発明の他の目的は、ボイラーの中に入って来る煙道
ガス中の酸性ガスおよび粒子状物質の濃度を低下させて
腐食減少を低減させることである。
本発明のさらに他の目的は、大気中への汚染物質の放
出量を許容値以下に減少させ、他の粒状の有害な物質
(有機性の塩素化された物質のような微小汚染物質)の
生成を実質的に除去することである。
従って本発明の第一の特徴によれば、熱回収部の上手
において酸性ガスおよび粒状物質を除去する廃棄物焼却
法が提供され、該焼却法は廃棄物を焼却する工程および
必要に応じ後焼却を行う工程を含む焼却部分、電気的お
よび/または機械的エネルギーを生産するために低温に
おいて煙道ガスから熱を回収する熱回収部分、および煙
道ガス中の粒状物質の濃度減少させる部分から成ってい
る。この方法においては、第1の具体化例に従えば、該
熱回収部分から出て来た低温の煙道ガスを循環させこれ
を燃焼室から出る高温の煙道ガスと混合することにより
該温度の低下および粒状物質の濃度の減少を行うことが
できる。混合された高温および低温の煙道ガスは、それ
から熱を回収する前に、適当な装置の中で固体粒状物質
を分離される。
同じ本発明方法で第二の具体化例においては、さらに
該低温の煙道ガスを該高温の煙霧と混合する前に脱酸処
理を行い、熱回収部の入り口における煙道ガス中の酸性
ガスの濃度を低下させる特徴が付加されている。
本発明方法の好適具体化例においては、焼却の際再循
環される低温ガスと混合して得られる高温の煙道ガスを
アルカリ試薬と反応させ、適当な装置により粒状物質を
除去することにより、酸性ガスおよび粒状物質の濃度の
低下をさらに改善する。
好適なアルカリ試薬はナトリウム化合物である。
第二の特徴に従えば、後燃焼室を備えた炉を含み、必
要に応じ熱回収ボイラー該ボイラーに付属した熱源とし
ての水蒸気タービン交流発電機、酸性ガスおよび粒状物
質の濃度を低下させる施設と組み合わされ、水蒸気で作
動するタービン交流発電機が付属した廃棄物焼却機が本
発明によって提供される。この焼却機は炉および必要に
応じ後焼却室を含む焼却機自身、熱回収ボイラー、該ボ
イラーを熱源とする水蒸気タービン交流発電機、および
酸性ガスおよび粒状物質の放出を減少させる施設を含
み、該酸性ガスおよび粒状物質の放出を減少させる施設
は焼却機自身と該ボイラーとの間に取り付けられてお
り、且つ焼却によって生じる高温の煙霧をボイラーの出
口から循環させられた低温の煙霧と混合する部分、ボイ
ラーの上手に配置された該混合部分身から流れ出る煙道
ガスの中和反応器、該ボイラーから流れ出る煙道ガスの
主要部分に対する煙霧の主流を循環させるファン、アル
カリ試薬のタンク、該アルカリ試薬の計量装置、該アル
カリ試薬を該中和反応器へ供給する装置、該ボイラーの
上手に配置された、中和反応器から流れ出る煙道ガスか
ら粒状物質を分離する分離装置を含んでいる。
本発明の焼却法の利点は次の通りである。
ボイラーの中に流れ込む煙道ガスの残留反応性が適度
であるため、煙道ガスから熱を回収するためのボイラー
の伝熱面を通常の、即ち廉価な材料によって製造するこ
とができるので、設備投資額が低下する。
ボイラーの内部でつくられる水蒸気を現行の方法より
も遥かに高い温度まで過熱し、これによって電気エネル
ギーの生産効率を公知施設の現行の18〜24%から約30〜
35%およびそれ以上に増加させることができる。
ボイラーの中に流れ込む煙道ガスの温度の調節は循環
によって行われるから、過剰に使用される空気の量を少
なくすることができ、従って放出される煙道ガスの量は
低減される。
煙道ガスがボイラーの中に流れ込む前に処理されるこ
とによりStieglitzおよびVoggによって発見された方法
により、煙道ガスを冷却する際に生じる有機性の塩素化
された物質のような微小汚染物質の量が少なくなる。
図面の簡単な説明 本発明は、添付図面を参照して以下に行われる説明に
よってさらに容易に理解されるであろう。添付図面にお
いて、 図1は本発明に従って操作される廃棄物焼却機の工程
の流れ図である。
図2は重炭酸ナトリウムおよび塩化ナトリウムの混合
物上における典型的な煙道ガス組成物によって構成され
た大気中のHClの平衡圧をプロットしたグラフであり、
ここで縦軸はmg/Nmc単位のHCl濃度の値を示し、横軸に
は全体の温度が℃単位で表されている。
図3は本発明の出願人により得られた理論的結果の正
当性を証明するための、酸性ガスを分離する実験装置の
模式図である。
本発明の最良の実施形態 図1において、1は廃棄物(例えば都市の固形廃棄
物)の供給機を表し、2は炉底部およびそれに付属した
燃焼室3から成る炉を表し、この炉には装置4により下
から主要空気APが供給され、装置5により上から二次空
気ASが供給される。6により後燃焼室が示され、7によ
り熱回収ボイラーが示されており、ここからクリーニン
グ用バグフィルター8に供給される煙道ガスが流れ出し
ている。炉2および後燃焼室6の下方には、汚泥Sを除
去する装置9があり、他方熱回収ボイラー7およびバグ
フィルター8の下方には灰分Cを除去する装置10があ
る。
図1において、11は一般に水蒸気タービン交流発電機
を表しており、ここではあまり詳細には示されていない
が、該焼却炉と組み合わされ、熱回収ボイラー7を通し
てこれと連動して操作されるようになっている。
本発明方法の第一の具体化例においては、中和反応器
12の内部で後燃焼室から流れ出す煙道ガスを、ボイラー
7から流れ出しファン13によって供給される低温の煙道
ガスFRと混合することにより、ボイラー7の入口におけ
る煙霧の温度を低下させ、また該煙霧中の固体粒子の濃
度を減少させることができる。煙道ガスFRの流速はファ
ン13の上手に配置された弁18により調節され、また反応
器12の下手に或る温度調節器19によって制御される。
互いに混合された高温および低温の煙道ガスはボイラ
ー7の入口の前で濾過され、図1において20で示された
分離器の内部で粒状物質が分離される。
本発明の第二の具体化例においては、ボイラー7から
流れ出す低温の煙道ガスは、反応器12において高温の煙
道ガスと混合される前に、脱酸装置21の内部で脱酸され
る。この方法でボイラーの中に流れ込む煙道ガスのHCl
濃度を約50%減少させることができる。本発明方法の好
適具体化例においては、後燃焼室6から流れ出した高温
の煙道ガスを循環煙道ガス流FRと混合し、これをさらに
反応室12の内部において適切な試薬、例えばアルカリま
たはアルカリ土類金属をベースにした試薬と反応させる
ことにより、酸性ガスおよび粒状物質の濃度をさらに減
少させることができる。
後で説明するように固体の化合物、好ましくはアルカ
リ性で十分に細かい粒径をもった化合物を後燃焼室6か
ら流れ出した煙道ガス、および循環煙道ガスと、少なく
とも一つの中和反応器12の内部で接触させる。
アルカリ試薬を構成する固体の化合物は貯蔵用サイロ
14から供給され、煙道ガスFVを担体として輸送される。
煙道ガスFVは煙突へと供給される煙道ガスFCから分岐さ
れ、煙道ガスFCと同様にバグフィルター8によって清浄
化される。煙道ガスFVは送風機15によって動かされる。
この場合もまた、熱回収ボイラー7から流れ出す煙道
ガスFRの一部を循環用のファン13を用いて循環させるこ
とにより接触温度が調節される。
この試薬の計量は反応器12の上手に配置され貯蔵用サ
イロ14の計量装置17をコントロールするHClセンサーを
用いて行われる。
反応器12の温度は温度調節器19、および再循環用のフ
ァン13の上手で流速を変更する弁18によって調節され
る。
別法としてアルカリ試薬を溶解して溶液にするか、ま
たは分散して液体懸濁液にすることができる。この場合
は貯蔵用サイロ14の代わりにタンクが備えられ、計量装
置17はポンプであることができる。
循環させる煙道ガスの量、従って中和反応器12の操作
温度に依存して、また試薬として使用される化合物を生
成するアルカリまたはアルカリ土類金属に依存して、ま
たガスと固体との接触の良好さに従って、酸性ガスの含
量を低下させ種々の残留値を得ることができる。
特に本発明の出願人はその研究を通じ図2のグラフに
まとめられているような理論的結論に達した。図2にお
いてAはCaCl2、CaO、CaCO3、Ca(OH)のようなCaの
アルカリ性化合物上におけるHCl含有煙道ガスの平衡曲
線を表し、Bは煙道ガスNa2CO3およびNaHCO3のようなNa
のアルカリ性化合物との平衡曲線を表す。この平衡図か
ら、ナトリウムをベースにした吸収剤を投与することに
よって得られるHClの極限濃度は、カルシウムをベース
にした化合物を用いて得られる濃度に比べ遥かに低いこ
とが判る。例えば700℃において、Naをベースにしたア
ルカリ試薬を用いた場合のHClの極限濃度は3.32mg/Nmc
であるが、Caをベースにした試薬に対しては1173.12mg/
Nmcである。中和反応器12の下手にはさらに分離器20、
例えばサイクロンまたは多重サイクロン(遠心分離塵埃
分離器)が備えられ、これにより粒状物質が分離され、
熱回収ボイラー7の灰分C除去用のコンベヤ10の上に運
ばれる。
既に説明したように、酸性成分の低減レベルは使用す
る特定のアルカリ試薬および中和反応を行うのに用いら
れる操作条件に依存する。
従って、基本的な役割を演じるのは − 試薬 − 操作温度 − 接触条件(ガスと固体またはガスとの液体との) をこの順序で選択することである。熱力学的観点から見
ると、種々の使用可能なアルカリ試薬は定性的には似て
いるが、定量的には異なった挙動をするということがで
きるので、その各々に対して可能な最大低減量、即ち温
度の逆関数の関係にある量を決定することが可能であ
る。
このことは、温度が上昇するとガス中に残留する酸の
値は著しく大きくなることを意味する。この種の分析に
よってアルカリ金属化合物(Li、Na、K、Rb、Cs)がア
ルカリ土類金属、特に現在最も普通に使用されているCa
の同様な化合物に比べ著しく優れていることが証明され
る。他方反応速度、即ち熱力学的な平衡に達する速さは
温度の直接の関数である。
本出願人によって得られた結果により図2のグラフの
曲線AおよびBが描かれたが、この結果は実験的に証明
されている。実験は図3に示した試験装置で行われた。
この試験装置は − 内径が22mm、全長が200mmで、底に焼結した石英か
ら成る多孔性の部分50、および端に円錐形の磨り合わせ
連結部材23、23が備えられている石英管22、 − ガスを吹き込むための管が通されて底に達してお
り、上端には円錐形の磨り合わせ連結部材24が備えられ
ているパイレックス製のガラス球80、 − 該ガラス球80に供給される窒素ガスの流速を測定す
るための流速計110、 − 石英管22を一定の温度に加熱する円筒形の電気炉7
0、 − 直列に連結され且つ石英管22の上端と連絡した2個
の通気トラップ130から成っており、 該トラップには酸性ガスを除去するための1M濃度の水
酸化ナトリウム(NaOH)溶液から成るアルカリ試薬が満
たされている。
この試験装置を一連の試験の実施に使用した。その一
つを本発明に基づく酸除去法の有効性の証拠として下記
に報告する。
試験は次のように行った。
炭酸ナトリウム(Na2CO3)10gおよび不活性材料(石
英の小さい球状物)50gの量で両者の混合物をつくっ
た。
この混合物を高さが22mmの第1の層40が形成されるま
で管22に導入した。次に石英ウールの薄い層(約5mm)
を混合物層40の上面の上に入れた。同様にして、この混
合物の第2の層30および第3の層25を、これらの2層の
間に石英ウール層60を入れることによりつくった。第2
の層30および第3の層25の高さはそれぞれ22mmおよび16
9mmである。第3の層25の上面に高さ約5mmの石英の小さ
い球状物から成る層60を載せた。
HClを36重量%含む塩酸(HCl)の水溶液90を296.4gの
量でガラス球80の中に導入した。
各トラップ130に濃度1Mの100ccの水酸化ナトリウム
(NaOH)溶液140を導入した。
管22およびその内容物の温度を炉を用いて700℃に上
昇させる。加圧した窒素ガス(N2)を減圧弁を備えたボ
ンベから取り出し、流速計110を通してHCl溶液90の中に
通す。窒素流の流速は24±1cc/mmであった。
2時間の間窒素を流し続ける。数分後に溶液90の温度
は平衡値の約21℃に達する(図3に図示されていない温
度計で測定)。
ガス流を停止した後、装置を分解する。空気に当てて
冷却した後、管22を空にし、層25、30および40の内容物
を別々に集める。これらの3つの層の塩素(Cl)の量を
分析し、下記表2に掲げた結果を得た。
表2 層 Cl(モル単位) Cl(g単位) 25 0.0010 0.0350 30 0.0089 0.3115 40 0.0102 0.3570 全量 0.7035 溶液90は試験温度(21℃)においてHClの蒸気圧が108
mmHgであるから、窒素100を流速24±1cc/mmで2時間通
気すると、HClは0.73g蒸発し、塩素含量は0.71gにな
る。この量は分析によって決定された管22の中に含まれ
る全塩素の値に極めて近い。
上記の混合物により塩素が殆どすべて捕捉されたとい
う他の証拠として、実験の終わりにおいてトラップ130
に含まれる塩素を分析により決定した。この決定によれ
ば、塩素は痕跡量しか存在せず、通常の方法(既知の規
定値をもった硝酸銀溶液で沈澱させ、チオシアン酸カリ
ウムで逆滴定する方法)では決定できなかった。
この結果により図2の曲線Bから何が評価できるかが
確かめられ、管22から3.5mg/Nmcの最低濃度の塩素が流
れ出し、これは上記実験の条件下において0.009gの塩素
に相当する量であることを推定することができる。
本発明は本発明と同一の概念の範囲内においてすべて
の変更および変形を行い得るものである。例えばアルカ
リ試薬の導入を一部はファン13の下手で、また一部は反
応器12の中で行い、これによって同様に満足すべき結果
が得られるように本発明方法を変更することができる。
さらに本発明のすべての詳細点は技術的に同等な要素に
よって置き換えることができる。
本発明の特徴および態様は以下の通りである: 1.廃棄物を焼却し必要に応じ後焼却を行い、電気的およ
び/または機械的エネルギーを生産するために低温にお
いて煙道ガスから熱を回収し、煙道中ガス中の粒状物質
の濃度を減少させる工程を含む熱回収部の上手において
酸性ガスおよび粒状物質を除去する廃棄物焼却法におい
て、熱回収部が流れ出る低温の煙道ガスを循環させ、こ
れを該焼却により得られる高温の煙道ガスと混合するこ
とにより該温度の低下および粒状物質の濃度の減少を行
うことを特徴とする方法。
2.熱の回収を行う前に、互いに混合された低温および高
温の該煙道ガスから該煙道ガスによって運ばれる粒状物
質を分離することを特徴とする上記1記載の方法。
3.該低温の煙道ガスを該高温の煙道ガスと混合する前
に、該低温の煙道ガスの脱酸を行うことを特徴とする上
記1記載の方法。
4.循環させた低温の煙道ガスと混合された焼却によって
得られる高温の煙道ガスを、アルカリ試薬と反応させる
ことにより酸性ガスおよび粒状物質の放出の低下をさら
に増強させることを特徴とする上記1記載の方法。
5.大気と連絡した放出ダクトへと向かっている煙道ガス
から少量の煙道ガスを分離してこれをアルカリ試薬の担
体として使用し、この際該煙道ガスは予め濾過されてい
ることを特徴とする上記4記載の方法。
6.該アルカリ試薬はナトリウム化合物であることを特徴
とする上記4および5記載の方法。
7.該アルカリ試薬は炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリ
ウムであることを特徴とする上記6記載の方法。
8.該アルカリ試薬は粉末であることを特徴とする上記4
〜7記載の方法。
9.該アルカリ試薬は溶液であることを特徴とする上記4
〜7記載の方法。
10.該アルカリ試薬は懸濁液に懸濁されていることを特
徴とする上記4〜7記載の方法。
11.酸性ガスおよび粒状物質の放出を低下させる施設と
組み合わされ、水蒸気タービン交流発電機(11)が付属
している廃棄物焼却機において、炉(2)および必要に
応じ後焼却室(6)を含む焼却機、熱回収ボイラー
(7)、該ボイラーを熱源とする水蒸気タービン交流発
電機(11)、および酸性ガスおよび粒状物質の放出を減
少させる施設を含み、該酸性ガスおよび粒状物質の放出
を減少させる施設は焼却機自身(2,6)と該ボイラー
(7)との間に取り付けられており、且つ − ボイラー(7)の上手に配置された焼却機自身から
流れ出る煙道ガスの中和反応機(12)、 − 該ボイラー(7)から流れ出る煙道ガスの主要部分
(FR)を該反応器(12)へ運ぶ循環用のファン(13)、 − アルカリ試薬を含む容器(14)、 − 該アルカリ試薬の計量装置(17)、 − 該循環用の反応器(12)の内部にアルカリ試薬を担
持するガスを吹き込む送風装置(15)、 − 該ボイラー(7)の上手に取り付けられ、中和反応
器(12)から流れ出る煙道ガスから粒状物質を分離する
分離装置(20)を含んでいることを特徴とする廃棄物焼
却機。
12.該ボイラー(7)の下手に取り付けられた煙道ガス
の脱酸装置(21)をさらに含んでいることを特徴とする
上記11記載の焼却機。
13.該循環用のファン(13)の上手に弁(18)が取り付
けられ、この弁は該反応器(12)の下手に配置された温
度調節器(19)により調節されることを特徴とする上記
11記載の焼却機。
14.該吹き込み装置(15)の上手にバグフィルター
(8)が取り付けられていることを特徴とする上記11記
載の焼却機。
15.該反応器(12)の下手に、酸性ガスうの濃度を測定
し該アルカリ試薬計量装置(17)を制御する酸性ガス濃
度センサーが取り付けられていることを特徴とする上記
11記載の焼却機。
16.アルカリ試薬の該容器(14)は粉末物質用の貯蔵瓶
であることを特徴とする上記11記載の焼却機。
17.アルカリ試薬の該容器(14)は溶液または懸濁液用
の貯蔵タンクであることを特徴とする上記11記載の焼却
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F23G 5/48 ZAB B01D 53/34 118Z (72)発明者 リウツツオ,ジユゼツペ イタリア・アイ−00192ローマ・ビアド ウイリオ10 (72)発明者 パリツト,マルチエロ イタリア・アイ−00168ローマ・ビアソ レレマルキシオ8 (72)発明者 ベルドネ,ニコラ イタリア・アイ−00199ローマ・ビアガ ラエシダマ5 (56)参考文献 特開 昭55−102812(JP,A) 特開 昭56−108323(JP,A) 特開 平6−2813(JP,A) 特開 平7−127841(JP,A) 実開 昭60−83027(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を焼却し必要に応じ後焼却を行い、
    煙道ガスを冷却すると共に粒状物質の濃度を減少させ、
    粒状物質を除去し、次いで電気的および/または機械的
    エネルギーを生産するために煙道から熱を回収する工程
    を含む、熱回収部の上流において酸性ガスおよび粒状物
    質を除去する廃棄物焼却法において、高温の煙道ガスの
    冷却及び粒状物質の濃度の減少が、熱回収部から流出す
    る低温の煙道ガスの循環及び焼却炉の出口における高温
    の煙道ガスとの混合によって得られ、酸性ガスの濃度の
    減少が、焼却炉から得られ低温の循環煙道ガスと混合さ
    れた煙道ガスをアルカリ試薬と反応させることにより増
    強されることを特徴とする廃棄物焼却方法。
  2. 【請求項2】酸性ガスおよび粒状物質の放出を低下させ
    る施設と組み合わされ、水蒸気タービン交流発電機(1
    1)が付属している廃棄物焼却機において、炉(2)お
    よび必要に応じ後焼却室(6)を含む焼却機、熱回収ボ
    イラー(7)、該ボイラーを熱源とする水蒸気タービン
    交流発電機(11)、および酸性ガスおよび粒状物質の放
    出を減少させる施設を含み、該酸性ガスおよび粒状物質
    の放出を減少させる施設は焼却機自身(2,6)と該ボイ
    ラー(7)との間に取り付けられており、且つ − ボイラー(7)の上手に配置された焼却機自身から
    流れる煙道ガスの中和反応器(12)、 − 該ボイラー(7)から流れ出る煙道ガスの主要部分
    (FR)を該反応器(12)へ運ぶ循環用のファン(13)、 − アルカリ試薬を含む容器(14)、 − 該アルカリ試薬の計量装置(17)、 − 該循環用の反応器(12)の内部にアルカリ試薬を担
    持するガスを吹き込む送風装置(15)、 − 該ボイラー(7)の上手に取り付けられ、中和反応
    器(12)から流れ出る煙道ガスから粒状物質を分離する
    分離装置(20)を含んでいることを特徴とする廃棄物焼
    却機。
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