JPH0666417A - 塩素含有可燃物ダイオキシン類発生抑制燃焼法 - Google Patents

塩素含有可燃物ダイオキシン類発生抑制燃焼法

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JPH0666417A
JPH0666417A JP4215808A JP21580892A JPH0666417A JP H0666417 A JPH0666417 A JP H0666417A JP 4215808 A JP4215808 A JP 4215808A JP 21580892 A JP21580892 A JP 21580892A JP H0666417 A JPH0666417 A JP H0666417A
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Toshio Haneda
壽夫 羽田
Naoyoshi Oda
直芳 小田
Yoshihisa Arakawa
善久 荒川
Yukihisa Fujima
幸久 藤間
Kenji Tagashira
田頭  健二
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩素を1重量%以上含有する可燃物のダイオ
キシン類発生抑制燃焼法に関する。 【構成】 塩素を1重量%以上含有する可燃物を、消石
灰単独または消石灰と活性炭を投入して脱塩する機能を
備えたバグフィルタ式集塵器を後流に有する燃焼器にて
燃焼するに際し、該可燃物中に含まれているカルシウム
分とあわせ、該可燃物中に含有されている塩素の1/2
と硫黄の合計に対してモル比にて2.5以上に相当する
カルシウム化合物を該可燃物と同時に燃焼器に投入して
燃焼させる塩素を1重量%以上含有する可燃物のダイオ
キシン類発生抑制燃焼法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塩素を1重量%以上含有
する可燃物のダイオキシン類発生抑制燃焼法に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却炉ではごみ焼却炉排熱ボイラ下
流側にバグフィルタを設置し、その上流側にて消石灰単
独または消石灰及び活性炭を投入しガスと混合させるこ
とにより、ごみ焼却炉およびその下流側の排ガスボイ
ラ、空気予熱器等で発生した発癌性のある有毒なダイオ
キシン類を当該バグフィルタにて補集し、大気へ排出を
阻止していたが、上記バグフィルタのダイオキシン除去
率は上記バグフィルタの通過ガス温度を、実用上の最低
温度である150℃にまで低減しても、99.5%以上
を常に確保することは困難であるとされていた。通常の
都市ごみのごとく、塩素濃度が1重量%以下の可燃物の
場合には、厚生省のガイドラインに示されるごとく、燃
焼温度( Temperature )、燃焼時間( Time ) 、燃焼時
の渦流条件(Turbulance )の、いわゆるダイオキシン低
減の3T調整することにより、バグフィルタ出口あるい
は煙突入口の厚生省のガイドラインによる期待値0.5
ngTEQ/Nm3 (TEQ:国際トリクロルディベン
ゾダイオキシン毒性換算値)あるいはそれ以下の、スェ
ーデン、ドイツを始めとするヨーロッパ諸国で制定され
ている制限値0.1ngTEQ/Nm3 以下を達成する
ために、燃焼排ガス中のダイオキシン類を上記バグフィ
ルタの達成可能ダイオキシン除去率99.5%から逆算
して得られる100ngTEQ/Nm3 あるいは20n
gTEQ/Nm3以下とすることは可能であるが、塩素
含有量が1重量%を超える高塩素分を含有する産業廃棄
物等の可燃物については、ダイオキシン類濃度をバグフ
ィルタ出口にて0.5ngTEQ/Nm3 或いは0.1
ngTEQ/Nm3 以下とすることは困難であった。従
って、この問題を解決するためには、高塩素含有可燃分
に対して、燃焼自体でダイオキシン類の発生を抑制する
新しい燃焼法を開発する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】我国における通常の都
市ごみに含まれている塩素分の最大値0.9重量%を上
回る1重量%以上の塩素分を含有する可燃物は、燃焼温
度、燃焼時間、燃焼時の渦流条件などのダイオキシン発
生抑制燃焼のための3Tと言われている方法のみでは、
消石灰単独または消石灰と活性炭を使用するバグフィル
タと組み合わせても、ダイオキシン類濃度を厚生省ガイ
ドライン期待値の0.5ngTEQ/Nm 3 、あるいは
欧米諸国の規制値0.1ngTEQ/Nm3 以下とする
ことはできなかった。
【0004】本発明は上記技術水準に鑑み、ダイオキシ
ン類濃度を厚生省ガイドライン期待値あるいは欧米諸国
の規制値を達成することができる可燃物のダイオキシン
類発生抑制燃焼法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来のダイオキシン発生
抑制燃焼法はCl2 ガスあるいはHClガスの存在を前
提とし、これらを如何にしてダイオキシン類の発生にか
かわらせぬようにするか、あるいは一旦発生したダイオ
キシン類を如何に高温燃焼状態で分解除去するかに力点
がおかれていたが、本発明者らはダイオキシンの発生の
原因となるCl 2 ガスあるいはHClガスそのものを、
燃焼過程でカルシウムを使って除去し、不燃性の塩化カ
ルシウムに変換させてダイオキシン発生の原因を断つ方
式を開発した。
【0006】例えば循環流動層燃焼では、従来水酸化カ
ルシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウムなどのカル
シウム化合物をコンバスタおよび/またはバグフィルタ
入口に投入することにより塩化水素の発生の抑制が可能
であることは知られていたが、これらカルシウムを含む
化合物の投入量により制御することができる塩化水素の
濃度がダイオキシン類の濃度とどんな関係にあるかにつ
いては全く報告されていなかった。今回本発明者らはカ
ルシウムを含む化合物の投入量により制御されたコンバ
スタ出口における塩化水素の濃度とバグフィルタ入口に
おけるダイオキシン類の濃度に相関関係があるという事
実を実験的に発見した。この関係を用いて炭酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム等のカルシウム
を含む化合物を塩素を含有する可燃物と同時に循環流動
層のコンバスタに投入し、循環流動層ボイラのコンバス
タ出口における塩化水素濃度を630ppm(12%O
2換算:排ガスに供給する空気過剰率を100%にした
時の値・・・厚生省排ガス基準)以下に保つことによ
り、従来有害な発癌性物質であるダイオキシン類の排出
濃度が高くなることから大規模な焼却処理が不可能であ
るとされていた1重量%以上塩素を含有する可燃物の焼
却処理を可能とする画期的な技術を発明したものであ
る。
【0007】すなわち、本発明は塩素を1重量%以上含
有する可燃物を、消石灰単独または消石灰と活性炭を投
入して脱塩する機能を備えたバグフィルタ式集塵器を後
流に有する燃焼器にて燃焼するに際し、該可燃物中に含
まれているカルシウム分とあわせ、該可燃物中に含有さ
れている塩素の1/2と硫黄の合計に対してモル比にて
2.5以上に相当するカルシウム化合物を該可燃物と同
時に燃焼器に投入して燃焼させることにより、燃焼炉の
出口における塩化水素の濃度を630ppm以下(12
%O2 換算)に保つことにより、バグフィルタ式集塵器
出口におけるダイオキシン濃度を、国際トリクロルディ
ベンゾダイオキシン毒性換算値にて0.5ngTEQ/
Nm3 以下とすることを特徴とする塩素を1重量%以上
含有する可燃物のダイオキシン類発生抑制燃焼法であ
る。
【0008】
【作用】例えば、循環流動層ボイラのコンバスタでは投
入した塩素含有可燃分中の塩素が分離、還元され、HC
lガスとなるが、このHClガスは投入されたカルシウ
ム化合物より生成したCaOによりCaCl2 として固
定される。 CaCO3 → CaO + CO2 Ca(OH)2 → CaO + H2 O CaO + 2HCl → CaCl2 + H2 O この結果、HClが原因となって生成する各種のダイオ
キシン類の生成反応が抑制されることとなる。
【0009】また、可燃物中に硫黄が含まれている場合
には、可燃物中の硫黄が燃焼して発生するSO2 が投入
されたカルシウム化合物より生成したCaOによりCa
SO 4 として固定される。 CaO+SO2 + 1/2O2 → CaSO4 従って、脱塩のため循環流動層ボイラのコンバスタにカ
ルシウム化合物を投入する場合、塩素のモル量の1/2
に加えて硫黄のモル量に相当する量のカルシウム化合物
を投入しておかぬと、投入したカルシウム化合物は硫黄
分に消費されてしまう。
【0010】以下、循環流動層ボイラのケースについて
本発明の実施例を説明するが、循環流動層焼却炉、気泡
型流動床ボイラ及び焼却炉、ストーカ式ボイラ及び焼却
炉の場合にも同様な作用、効果を奏する。
【0011】
【実施例】図1に塩素含有可燃物焚循環流動層ボイラに
おける一実施例を示す。塩素含有可燃物1はトラックに
より、塩素含有可燃物受入ホッパ2に投入される。該受
入ホッパ2からコンベヤにより塩素含有可燃物バンカ3
に搬送され、該バンカ3下からスクリューフィーダによ
って塩素含有可燃物フィーダ4に運ばれる。該塩素含有
可燃物フィーダ4から圧縮空気により循環流動層ボイラ
コンバスタ5に供給される。石灰石6はジェットパルジ
ョン車により石灰石サイロ7に投入され、石灰石搬送ブ
ロワ8によりコンバスタ5へ投入される。コンバスタ5
では塩素含有可燃物が燃焼するとともに、塩素含有可燃
物から発生したHClガスはコンバスタ5全体にわたっ
て循環流動層を形成している石灰石粒子にて、CO2
スが脱離したため形成されるマクロポアの部分に浸透し
たHClガスがCaOのコアの表層で反応し、未反応コ
アの表層にCaCl2 層を作る。この状態を図2に示
す。塩素含有可燃物に硫黄分も含む場合には、SO2
スもCaOのコアの表層で反応し、未反応コアの表層に
CaSO4 層を作る。
【0012】コンバスタ5内での燃焼、脱塩反応の進展
に伴ない崩壊し、十分小さくなった固形粒子はサイクロ
ン9によっても分離されずに燃焼ガスとともに、後流側
の対流伝熱部24、空気予熱器25を通過し、バグフィ
ルタ35に至ってフライアッシュとして補促される。
【0013】サイクロン9で、燃焼ガスから分離された
未崩壊の固形粒子はシールポット10に至り、シールポ
ットブロワ11によりコンバスタ5に再投入される。こ
うして、固形粒子中の未燃カーボンはコンバスタ5内で
何度も繰り返し燃焼のチャンスが与えられ、極めて高い
燃焼効率が得られる。又、固形粒子中の未反応のコアの
表層が全てCaCl2 にて覆い尽されるまで何度も脱塩
に供されるため高い脱塩効率が得られる。サイクロン9
で分離された粒子の一部は灰取出調節弁12を介して、
流動床式熱交換器13に導かれ、ここで、流動床熱交換
器用ブロワ14により、ボイラ水、ボイラ過熱蒸気と熱
交換され冷却された後再びコンバスタ5に投入される。
【0014】塩素含有可燃物に含まれる不定形の不燃物
は異物抜出管15によって炉外に取り出され、アッシュ
クーラ16により冷却された後、クッションタンク17
に導入され、ここでスクリーン18により流動材と分離
され、異物サイロ19に一時保管された後、異物20と
して処理される。異物20を除かれた流動材はベットア
ッシュサイロ21に貯えられ、コンバスタ5に流動材が
不足した場合にはベッドアッシュサイロブロワ22によ
り再びコンバスタ5に投入され再使用される。流動材が
これら再使用流動材で不十分な場合は砂23が使用され
る。空気予熱器25は鋼管式が用いられ、フレッシュエ
アファン26で加圧された空気がそのまつ2次空気とし
て使用されるが、1次空気は1次通風機27で更に加圧
され、コンバスタ5下部の風室に導かれる。
【0015】受け入れた消石灰29、ケイソウ土などの
特殊反応助剤32はそれぞれ消石灰サイロ30、特殊反
応助剤サイロ33に貯えられた後、消石灰搬送ブロワ3
1、特殊反応助剤搬送ブロワ34によって、バグフィル
タ35上流のノズル28より煙道ガスと混合されてバグ
フィルタ35に至り、バグフィルタ炉布上流側に堆積
し、ここで排ガス中よりフライアッシュとともに塩化水
素、硫黄酸化物、ダイオキシン類、水銀等の金属類等が
除去され、フライアッシュサイロ36に貯えられる。
【0016】フライアッシュの一部はブロワ39により
コンバスタ5に投入され再循環される。これによってフ
ライアッシュ中の未燃炭素の再燃焼と未反応石灰石の脱
塩のための再利用が可能となり、脱塩効率の改善とそれ
に伴なうダイオキシン発生の抑制が可能となる。余剰の
フライアッシュはダイオキシン分解装置37により酸素
制限下の条件で高温加熱(約300℃)により分解さ
れ、燃焼ガス中からフライアッシュ中に移行したダイオ
キシンを分解除去し、フライアッシュ38として搬出さ
れる。
【0017】バグフィルタ35を通過したガスは全ての
搬出物を、バグフィルタ35にて許容限度以下にまで除
去され、清浄なガスとして誘引通風機40により煙突4
1より排出される。
【0018】図3に図1のシステムの検証を行うために
試験を実施した設備の系統図を示す。図3において、図
1と同一符号は図1と同一部を示す。なお、図3中、
A、Bはガス分析、ダイオキシン類分析のためのガス抽
出部を示す。
【0019】表1に試験に用いた塩素含有可燃物の分析
結果を示す。この塩素含有可燃物は自動車の廃車をエン
ジン、ミッション、タイヤ等を除いた後シュレッダにか
けて得られたシュレッダダストであり、埼玉県にあるシ
ュレッダ工場より入手したものである。この塩素含有可
燃物は可燃分35.4%、灰分61.2%、水分3.4
%であるが、全塩素は1.40%、全カルシウムは2.
62%含まれている。
【0020】表2に試験結果を示す。石灰石を投入しな
い場合の試験結果では、表1に示したように、塩素含有
可燃物自体の中に含まれているカルシウムがあるため
に、石灰石を投入しなくとも、塩素含有可燃物中の(硫
黄+1/2塩素)のカルシウムに対するモル比は表2に
示すように2.44となっており、その時の塩化水素濃
度はコンバスタ出口で660ppmとなっている。この
場合のバグフィルタ入口ダイオキシンは106ngTE
Q/Nm3 であり、バグフィルタ出口ダイオキシン類濃
度は0.53ngTEQ/Nm3 となり、厚生省ガイド
ライン期待値の0.5ngTEQ/Nm3 を上回る。
【0021】これに対して、石灰石の投入時は塩素含有
可燃物中の(硫黄+1/2塩素)のカルシウムに対する
モル比を4.30とするように、石灰石を投入して運転
した結果、コンバスタ出口の塩化水素濃度は206pp
mに低減し、バグフィルタ入口ダイオキシン類濃度は3
1ngTEQ/Nm3 、バグフィルタ出口ダイオキシン
類濃度は0.16ngTEQ/Nm3 となり、0.5n
gTEQ/Nm3 を下回らせることができた。図4はこ
のようにして得られた諸種試験結果をプロットしたもの
である。上記の公知の脱塩、脱流、脱ダイオキシン、脱
水銀などの機能をもつバグフィルタ出口ダイオキシン類
濃度を厚生省ガイドライン期待値の0.5ngTEQ/
Nm3 とするためには、上記の公知のバグフィルタの脱
塩効率が99.5%であるから、バグフィルタ入口ダイ
オキシン類濃度を100ngTEQ/Nm3 とすればよ
い。試験結果によると、図4よりバグフィルタ入口ダイ
オキシン類濃度を100ngTEQ/Nm3 とするため
には、コンバスタ出口塩化水素濃度を630ppm以下
とすればよいことが判る。
【0022】以上は供試高塩素含有可燃物における試験
結果であるが、一般的には塩素分の含有量は更に大きい
ものがある。表1の最右のコラムにこの例を示す。この
場合、全塩素は2.70%である。表2の右より2番目
のコラムに、この塩素含有可燃物を燃焼させた場合の排
ガス性状の推算結果を示してある。表示のごとく、供試
条件の通りモル比4.30として運用すれば、このよう
な燃料でもコンバスタ出口のHCl濃度は400ppm
以下とすることができ、図4からバグフィルタ入口ダイ
オキシン濃度は60ngTEQ/Nm3 以下とすること
ができ、バグフィルタ出口ダイオキシン濃度は0.30
ngTEQ/Nm3 以下とすることができるものであ
る。
【0023】本発明においては、塩素含有可燃物中の
(硫黄+1/2塩素)に対するカルシウムのモル比の上
限は特に定めていないが、そのモル比が8以上ではコン
バスタに投入しなければならぬカルシウム化合物の量が
余りにも大きくなって経済的ではないので、これ以下と
するのが好ましい。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、従
来、全くリンクして考えられていなかったコンバスタ出
口における塩化水素濃度とバグフィルタ入口におけるダ
イオキシン類の排出濃度の関係を発見し、コンバスタ
に、石灰石等カルシウム化合物を投入することによっ
て、1重量%を越える高塩素含有可燃物であってもバグ
フィルタ出口ダイオキシン濃度を0.5ngTEQ/N
3 以下とすることができる。そのため、本発明によっ
て、従来焼却が困難とされた高塩素含有の産業廃棄物可
燃分を、地球にやさしく、人体に安全に焼却処理するこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を循環流動層ボイラプラン
トに適用した概念図。
【図2】循環流動層ボイラコンバスタにおける脱塩プロ
セスの概念図。
【図3】本発明の一実施例のために行った循環流動層燃
焼試験のための燃焼炉の系統図。
【図4】本発明の基礎となった循環流動層ボイラプラン
トコンバスタ出口におけるHCl濃度とバグフィルタ入
口におけるダイオキシン濃度の関係を示す図表。
フロントページの続き (72)発明者 藤間 幸久 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 田頭 健二 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素を1重量%以上含有する可燃物を、
    消石灰単独または消石灰と活性炭を投入して脱塩する機
    能を備えたバグフィルタ式集塵器を後流に有する燃焼器
    にて燃焼するに際し、該可燃物中に含まれているカルシ
    ウム分とあわせ、該可燃物中に含有されている塩素の1
    /2と硫黄の合計に対してモル比にて2.5以上に相当
    するカルシウム化合物を該可燃物と同時に燃焼器に投入
    して燃焼させることを特徴とする塩素を1重量%以上含
    有する可燃物のダイオキシン類発生抑制燃焼法。
JP4215808A 1992-08-13 1992-08-13 塩素含有可燃物ダイオキシン類発生抑制燃焼法 Withdrawn JPH0666417A (ja)

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