JP3190992B2 - 石材またはコンクリート穿孔ドリル刃 - Google Patents

石材またはコンクリート穿孔ドリル刃

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JP3190992B2
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益夫 石原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石材またはコンクリート
穿孔ドリル刃に関し、更に詳しくは真円穿孔ができ且つ
穿孔位置に容易に位置決めできる石材またはコンクリー
ト穿孔ドリル刃に関する。
【0002】
【従来の技術】石材またはコンクリートに例えばアンカ
ーボルト等を埋め込むような場合、先ずこれらのにドリ
ルにより所定口径の孔を穿孔しなければならない。通常
このドリルは電動機駆動される駆動本体と、それに着脱
自在に取りつけられる穿孔ドリル刃から構成されてい
る。一般に石材またはコンクリート用として使用されて
いる穿孔ドリル刃は、図4および図5に示すように、そ
の軸体1の先端に切削部2を有し外周に切削屑排出用の
螺旋条3を有するものである。そして切削部2には軸方
向に突出した矢印形の切削刃4が蝋付け等により埋め込
み固着されて設けられているが、この切削刃4は図5に
示すように、先端より見ると軸中心から2個の切削刃が
放射状に配置された形になっている。なお軸体1の後端
部の長円の取外し孔5は、穿孔ドリル刃を駆動本体から
外すための孔である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の穿孔ドリル刃を使用して石材またはコンクリー
トに穿孔する場合、穿孔ドリルの切削刃の石材等から受
ける不規則な力により、穿孔ドリル刃の先端部が軸と直
角方向に振動するいわゆる回転振れを生じることが避け
られない。そのため穿孔される孔の直径がドリル径より
大きくなると共に、孔の形状も真円にならないという問
題があった。更に回転するドリル刃の先端部を穿孔位置
に正確に位置決めすることが難しいという問題もあっ
た。そこで本発明はこのような従来の問題点を解決した
石材またはコンクリート穿孔ドリル刃を提供することを
課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の石材またはコンクリート穿孔ドリル刃は、先
端に切削部(12)を有し外周に切削屑排出用の螺旋条(13)
を有するドリル刃において、切削部(12)は先端中央か
ら軸方向に角錐状に突出した角錐部(18)を有して、その
角錐部(18)の稜線が切削刃部を構成する案内切削錐(15)
と、その案内切削錐(15)の裾から放射状に均等配置され
た3個の切削刃(16)とを有しており、 前記螺旋条(13)は
各切削刃(16)のそれぞれの配置位置を始点として3条設
けられていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の穿孔ドリル刃を石材またはコンクリー
トの穿孔すべき位置に回転させつつ押圧すると、先ず切
削部に設けた案内切削錐により穿孔位置の中心部に小孔
(案内孔)が穿孔され、それによって穿孔ドリル刃の先
端部が案内され正確に位置決めされる。更に押圧してい
くと3個の切削刃により前記小孔を中心とする所定口径
の穿孔が行われる。その際3個の切削刃が等間隔で放射
状に配置されているので穿孔ドリル刃が被穿孔体から受
ける反力は均等に分散される。更に各切削刃で生じた切
削屑は直ちにその切削刃の位置を始点とするそれぞれの
螺旋条によりそのまま後方へ連続的に且つ等分に排出さ
れるので、穿孔ドリル刃が切削屑から受ける反力も均等
に分散されるようになる。そのため穿孔ドリル刃の回転
振れが抑制され、真円穿孔を容易に行うことができる。
【0006】
【実施例】次に、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の穿孔ドリル刃の一例を示す部分斜視
図であり、図2および図3はそれぞれその側面図および
先端方向から見た平面図である。穿孔ドリル刃10は軸
体11とその先端部に設けられた切削部12を有してお
り、軸体11の外周部にはその外周に沿って3条の螺旋
条13が一体的に設けられている。切削部12は外周が
三角形状とされたブロック体14と、それに蝋付け等に
より接合された案内切削錐15および3個の切削刃16
により構成されている。そしてこれら軸体11とブロッ
ク体14は通常一体的に切削加工されるか、または蝋付
け等により相互が接合される。案内切削錐15はブロッ
ク体14の中心部から軸方向に突出して設けられてい
る。この案内切削錐15は柱状部17とその先端部に設
けた鋭利な角錐部18からなり、角錐部18のそれぞれ
の稜線部により切削が行われる。
【0007】各切削刃16は長辺と短辺を持った矩形の
ブロック体に切削部分となる鋭利な三角形の頭部を設け
た形状を有している。これら切削刃16は案内切削錐1
5の柱状部17の外周からその頭部の長手方向が放射状
になるように互いに120度の等角度で均等配置されて
いる。3個の螺旋条13は軸体11の外周に沿って互い
に等間隔で螺旋状に配置されており、それらの切削部1
2側における始点は各切削刃16が配置されている位
置、すなわち切削刃16の後面にほぼ一致する位置に配
置されている。
【0008】次に図1〜図3に示した穿孔ドリル刃の作
用を説明する。駆動本体に連結した穿孔ドリル刃10を
石材またはコンクリートの穿孔すべき位置に押し当て駆
動本体を駆動して穿孔ドリル刃を回転押圧すると、先ず
切削部12に設けた案内切削錐15により穿孔位置の中
心部に小孔が穿孔される。その際、案内切削錐15の先
端鋭利な角錐部18により穿孔ドリル刃10を最初に穿
孔すべき位置に正確に位置決めすることができる。そし
て案内切削錐15により小孔の穿孔が開始されると、案
内切削錐15はその小孔内で支持されて回転されるの
で、穿孔ドリル刃10の先端部の回転振れは生じない。
【0009】この状態から更に穿孔ドリル刃10を回転
押圧すると、3個の切削刃16により前記小孔を中心と
した部分が等分に切削され所定口径の穿孔が行われる。
その際3個の切削刃16は等間隔で放射状に配置されて
いるので、穿孔ドリル刃10が切削により被穿孔体から
受ける反力は、これら各切削刃16に均等に分散され
る。そのため各切削刃16の切削動作による半径方向の
応力は互いに相殺され、それによる回転振れ成分は実質
的に阻止される。次に、各切削刃16で生じた切削屑は
ブロック体14の外周面と穿孔された孔の内周面の間隙
から後方へ送られ、それぞれの切削刃16の後方の螺旋
条13により案内され、軸体11の外周面に沿って連続
的に排出される。
【0010】このように各切削刃16で等分に切削され
て生じた切削屑は、それぞれの螺旋条13によって後方
へバランス良く連続的に排出されるので、穿孔ドリル刃
10が切削屑から受ける反力も均等に分散される。その
ため切削屑による穿孔ドリル刃10の回転振れ成分も実
質的に阻止される。
【0011】
【発明の効果】以上のような構成からなる本発明の石材
またはコンクリート穿孔ドリル刃は次のような効果を奏
する。 (1)切削部に案内切削錐を設けたので穿孔位置の位置
決めが容易となり、更に穿孔された小孔への該案内切削
錐の支持により、穿孔初期において穿孔ドリル刃先端部
の半径方向への移動阻止および案内作用を行うことがで
きる。従って穿孔位置の位置決めが正確になされると共
に、穿孔中その位置決めを安定に維持することができ
る。 (2)切削部に3個の切削刃を放射状に均等配置したの
で、穿孔ドリル刃が被穿孔体から切削に際して受ける反
力が均等に分散され、切削刃による穿孔ドリル刃の半径
方向の回転振れ成分が実質的に阻止される。更に各切削
刃のそれぞれの配置位置を始点として3条の螺旋条を軸
体の外周に沿って設けたので、各切削刃で生じた切削屑
がそれぞれの螺旋条により後方へ連続的に且つ等分に排
出される。そのため切削屑による穿孔ドリル刃の回転振
れ成分も実質的に阻止される。そしてこれらの各作用に
より穿孔ドリル刃の回転振れが有効に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石材またはコンクリート穿孔ドリル刃
の一例を示す斜視図。
【図2】図1の穿孔ドリル刃の側面図。
【図3】図1の穿孔ドリル刃の先端方向から見た平面
図。
【図4】従来の穿孔ドリル刃の側面図。
【図5】図4の穿孔ドリル刃の先端方向から見た平面
図。
【符号の説明】
1 軸体 2 切削部 3 螺旋条 4 切削刃 5 取外し孔 10 穿孔ドリル刃 11 軸体 12 切削部 13 螺旋条 14 ブロック体 15 案内切削錐 16 切削刃 17 柱条部 18 角錐部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に切削部(12)を有し外周に切削屑排
    出用の螺旋条(13)を有するドリル刃において、 切削部(12)は先端中央から軸方向に角錐状に突出した
    角錐部(18)を有して、その角錐部(18)の稜線が切削刃部
    を構成する案内切削錐(15)と、その案内切削錐(15)の裾
    から放射状に均等配置された3個の切削刃(16)を有し
    ており、 前記螺旋条(13)は各切削刃(16)のそれぞれの配置位置を
    始点として3条設けられていることを特徴とする石材ま
    たはコンクリート穿孔ドリル刃。
JP10578792A 1992-03-31 1992-03-31 石材またはコンクリート穿孔ドリル刃 Expired - Fee Related JP3190992B2 (ja)

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JP6022295B2 (ja) * 2012-10-15 2016-11-09 株式会社大林組 切削ビット

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