JP3190824B2 - 鉄道車両用空調装置 - Google Patents
鉄道車両用空調装置Info
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Description
置に係り、特に換気手段を有した車両において、該換気
手段によって車外から車内に取り入れられる新鮮空気の
熱量を効果的に取り去るのに好適な鉄道車両用空調装置
に関するものである。
気用の送風機を有した空調装置としては、新幹線に用い
られているものがある。この従来の空調装置は、特開平
5−69824に記載されているように車体の下部に懸
垂され、床から吸い込んだ車内の空気と、換気用送風機
により吸い込んだ新鮮空気を混合させて蒸発器(室内熱
交換器)で熱交換させ、冷却した空気を車体の側壁内に
通したダクトにより天井まで導いて、天井に設けたグリ
ルから調和空間である車内に吹きだして冷房を行なって
いた。
気量に対して、蒸発器への車内からの循環空気量が約3
倍と多いため、新鮮空気温度が車内温度に比べて高くて
も、新鮮空気と循環空気が混合された空気の温度はそれ
ほど上昇せず、蒸発器の配管内を流れている冷媒と管外
を通る混合空気との温度差が大きくとれないため定格の
熱交換量を得るためには通過する空気風量を多くする必
要があった。この結果、循環用の送風ファンの動力が大
きくなると共に、風速を抑えるために車体の側壁内に通
す送風ダクトの断面が大きくなるという問題があった。
からの循環空気の一部を換気用送風機により車外に排出
した後、同じく車外より吸い込んだ同量の新鮮空気と混
合させた後、蒸発器を通過するように構成しているた
め、蒸発器での冷媒と空気の温度差が小さく、また、換
気用送風機の送風量が蒸発器の熱交換風量に全く寄与し
ないため、定格の熱交換量を確保するためには循環風量
を多くする必要があった。
下げることなく、調和空間に供給される調和空気量を減
少させて、空調装置自体を小型軽量化することにある。
供給するダクト系の車体内部における占有面積を少なく
することにある。
分は、換気のため車外から車内へ取り込む新鮮空気を車
内温度まで冷却するための熱負荷である。よって、冷房
運転時に、熱交換器での冷媒と空気の温度差が大きくと
れる新鮮空気入口側の空気流路に第1熱交換器を配置す
ると共に、リターン空気入口より下流側の空気流路に設
置した第2の熱交換器で、前記第1の熱交換器で冷却し
た新鮮空気とリターン空気と混合させて再度冷却するよ
うに空調装置を構成したものである。
空気取入口と、冷却空気吐出口とを備え、新鮮空気とリ
ターン空気を冷却する熱交換器と、前記熱交換器で冷却
した冷却空気を前記冷却空気吐出口へ送風する送風機と
を備えた車両用空調装置において、前記新鮮空気取入口
から前記熱交換器への空気流路に、新鮮空気を冷却する
新鮮空気用熱交換器を設置しており、前記新鮮空気用熱
交換器は、前記熱交換器とは異なる冷凍サイクルを構成
しており、前記新鮮空気用熱交換器から前記熱交換器へ
の空気流路に、前記リターン空気取入口から前記熱交換
器への空気流路を接続したことにより、達成される。
気入口と、冷却空気出口とを備え、前記新鮮空気入口お
よびリターン空気入口からの空気を前記冷却空気出口へ
送風する室内ファンを備えた鉄道車両用空調において、
前記新鮮空気入口とリターン空気入口との間に第1の熱
交換器を設置しており、前記リターン空気入口と前記冷
却空気出口との間に第2の熱交換器を設置しており、前
記第1の熱交換器は前記新鮮空気入口およびリターン空
気入口に接続された空気流路に設置されており、前記第
1の熱交換器は前記空気流路の新鮮空気入口よりも空気
流路の下流側の位置であって、前記リターン空気入口よ
りも空気流路の上流側の位置に設置されていることによ
り、達成される。
却して車内へ供給する鉄道車両用空調装置において、前
記新鮮空気を冷却する第1の熱交換器を備えており、前
記第1の熱交換器は、1つの冷凍サイクルを構成してお
り、前記新鮮空気とリターン空気を冷却する第2の熱交
換器を備えており、前記第2の熱交換器は前記第1の熱
交換器とは異なる冷凍サイクルを構成している、ことに
より、達成される。
内へ供給する鉄道車両用空調装置において、前記新鮮空
気の温度を制御する第1の冷凍サイクルを備え、前記リ
ターン空気の温度を制御する第2の冷凍サイクルを備え
たことにより、達成される。
は、送風機の断熱圧縮作用により加熱されて外気よりも
さらに温度の高い空気となるが、第1の熱交換器すなわ
ち第1の室内熱交換器で冷却されて、車内からの循環空
気と同等か又はそれよりも温度の低い空気となる。第1
の熱交換器で冷却された空気と車内からのリターン空気
は混合されて車内温度よりも若干低い温度の混合空気と
なり、第2の熱交換器すなわち第2の室内熱交換器に流
入する。混合空気は第2の熱交換器で冷却されて、15
℃前後の空気となり車内へ送風される。
交換器では冷媒と空気の温度差を大きくとれるし、ま
た、第2の熱交換器では熱交換する空気風量を大きくと
れるので、熱交換器の伝熱効率が向上し、その分だけリ
ターン空気風量を少なくすることができる。
は、車内の温度よりも高いため、前記新鮮空気をリター
ン空気と混合する前に冷却することにより、冷媒と空気
との温度差を従来の空調装置よりも大きく取れるため、
伝熱効率が向上して風量を抑え、装置の小型化が図れ
る。
示す実施例により冷房の場合について詳細に説明する。
ここで、図1は空調装置の室内機の概略図である。図1
において、1は車体、2は空調装置の室内機である。ま
た、図示していないが室外機は室内機2の奥側に配置さ
れる。
の両端に羽根を取り付けた給排気一体型の換気用送風機
10を内蔵していて、本図では右側の羽根が排気用の送
風機、左側の羽根が給気用の送風機となる。新鮮空気は
車端に設けた給気口30から吸い込まれて、給気ダクト
20を通って給気側の換気用送風機10から第1の蒸発
器11すなわち第1の室内熱交換器に送風される。
吸い込まれた循環空気QRはリターンダクト22の途中
で排気ダクト21から排気空気QEの風量だけ抜き取ら
れた後、蒸発器11で冷却された新鮮空気QFと混合さ
れる。ここで、新鮮空気QFと排気空気QEの風量は同
じである。よって、第2の蒸発器12すなわち第2の室
内熱交換器で冷却されて、室内送風機13により送風ダ
クト23から客室に送風される調和空気QSは循環空気
QRと風量が等しくなる。また、換気用送風機10によ
り排気ダクト21に吸い込まれた車内の空気は排気口3
1から車外に排出される。
発器とを加えた能力を有する蒸発器が前記第2の蒸発器
と同じ位置に並列に配置されており(一つの大きな蒸発
器の場合である)、車内の循環空気と車外から取り込む
新鮮空気との混合空気を冷却するように構成されていた
が、循環空気の風量が新鮮空気の風量に比べて数倍多い
ため混合空気の温度はあまり上昇せず、定格の熱交換量
を得るためには循環風量を多くする必要があった。
蒸発器11において、送風機10の断熱圧縮により昇温
されて外気温度よりさらに高温度になった新鮮空気と熱
交換させるため、冷媒と空気との温度差が大きくとれ、
空気風量は少ないが熱交換量は従来配置の一つの蒸発器
とほとんど同じ程度にすることができる。また、第2の
蒸発器12の通風量は従来配置では第1と第2の蒸発器
11,12が並列に並んでいるため、循環風量QRの半
分になるが、本実施例の機器構成では循環風量QRと同
じ風量になり、蒸発器を通る風速が速くなるため伝熱効
率が向上し、熱交換量が増加する。よって、定格の熱交
換量を得るのに循環風量を少なくすることができる。
0の給気流路の吐き出し側に配置されているため、給気
用の送風機の騒音がリターンダクトを通って、車内に伝
播するのを低減させる効果がある。
第1の冷凍サイクル50は換気用送風機10の給気送風
機で車外から吸い込まれる新鮮空気QFを冷却するため
の補助冷凍サイクルであり、圧縮機51、第1の室外熱
交換器である第1の凝縮器16a、室外ファン17、膨
張手段52、第1の蒸発器11から構成されている。
込んだ循環空気と第1の蒸発器11で冷却された空気と
の混合空気を冷却するための冷凍サイクルであり、圧縮
機61、第2の凝縮器16b、室外ファン17、減圧機
構62、第2の蒸発器12、室内ファン13から構成さ
れている。前記第2の凝縮器は、車外の空気を室外ファ
ン17によって供給することによって放熱する。
機10の排気手段である排気送風機により車外に排出さ
れ、ほぼ同量の空気が同じく換気用送風機10の給気手
段である給気送風機で車外から取り込まれる。
によって構成された従来の空調装置だけで同じ熱量を冷
却する場合に比べて、以下の利点がある。冷房運転時お
いて、高温の外気が、換気用送風機10の給気送風機に
より吸い込まれ、送風器の突出側では断熱圧縮作用によ
り、さらに8℃前後温度上昇した空気となる。このた
め、第1の蒸発器11では伝熱管内の冷媒と送風空気と
の温度差が大きくとれ、外気温度の上昇に伴って冷房能
力が増大する。また、換気熱負荷を専用に冷却する第1
の冷凍サイクルを設けたことにより、循環空気QRと新
鮮空気QFの混合空気を冷却する第2の蒸発器12の能
力を小さくすることができ、車内の調和空間に冷風を送
風する室内ファン13の風量を少なくすることができ
る。送風ダクト23を小型なものにでき、車内の居住空
間を広げることができる。
房運転する場合、常に定格の運転を行って、換気による
熱負荷を効果的に減少させることができる。また、前記
第1の冷凍サイクルを外気温度の変化に合わせてその能
力を制御することにより、ほぼ一定温度の新鮮空気QF
を第2の蒸発器12に送風することができる。したがっ
て、車内の温度制御を車外の温度変化に無関係に一定に
保つことができる。
に蒸発器を配置する冷房専用の構成となっている。した
がって、空調装置が暖房運転時には運転を停止する。こ
の運転停止時に、前記蒸発器を取外して、空気流路抵抗
の減少を図る。また、該蒸発器自体の清掃、点検を行な
う。
明する。同図において、前記実施例と同一符号は同一部
材を示すものである。本実施例の前記一実施例との相違
点は、まず、第1の蒸発器11と第1の凝縮器16a
が、前記第2の蒸発器12と第2の凝縮器16bとは異
なる独立した冷凍サイクルを構成している点である。前
記第1の蒸発器11は、循環空気と混合する前の新鮮空
気流路に設置されている。また、前記第1の凝縮器16
aは、前記第2の凝縮器16bに対して並列に設置さ
れ、兼用の室外ファン17によって熱交換を行わせる構
成となっている。
しては、補助室内熱交換器である第3の蒸発器14と補
助室外熱交換器である第3の凝縮器15を設置している
点である。該第3の蒸発器14は、換気用送風機10の
給気側送風機の下流側の空気流路に設置されている。前
記給気側送風機の下流側の空気流路の新鮮空気は、該給
気側送風機によって、断熱圧縮され昇温した状態にあ
る。また、前記第3の凝縮器15は、換気用送風機10
の排気側送風機の上流側の空気流路に設置されている。
排気送風路において、前記排気側送風機の上流側の空気
流路の排出空気温度は、車内すなわち調和空間から導か
れてくるものであって、車内の温度とほぼ同様な温度と
なっている。
3の凝縮器15とは、減圧機構および圧縮器が接続され
ており、独立した第2の補助冷凍サイクルを構成してい
る。この補助冷凍サイクルは、従来用いられている車両
用空調装置に比べて前記第3の蒸発器14に供給される
新鮮空気の温度が高いため、該第3の蒸発器14の冷媒
との温度差が大きい。したがって、新鮮空気と循環空気
とを混合した後に、蒸発器と熱交換させる従来の空調装
置に比べて熱交換量を増大させることができる。ただ
し、この補助冷凍サイクルの能力は、前記第3の凝縮器
15に導かれる排出空気の温度および流量によって決定
される。したがって、車両1両分の換気量は、ほぼ決ま
っており、前記第3の蒸発器14で熱交換された新鮮空
気の温度は、前記室内からの循環空気よりもまだ高い状
態にある。そこで、前記第1の蒸発器11によって前記
新鮮空気を再度熱交換させて、循環空気温度に近い温度
まで下げて循環空気と混合させる。すなわち、前記第1
の蒸発器11においても、新鮮空気と循環空気を混合し
た後に蒸発器と熱交換させる従来の空調装置よりも冷媒
と熱交換する空気の温度差を大きく取ることができるた
め、従来に比べて熱交換量を増大させることができる。
0の給気送風機で断熱圧縮されて昇温した新鮮空気を第
3の蒸発器14と熱交換させて、新鮮空気の多くの熱量
をこの部分で除去する。さらに、第1の蒸発器11によ
って前記新鮮空気の熱をさらに除去して、室内からの循
環空気の温度に近い状態まで冷却する。この新鮮空気を
室内からの循環空気と混合した後に、第2の蒸発器12
で室内温度を設定温度に保つように、温度制御を行うた
めの能力制御を行いながら、前記新鮮空気および循環空
気の混合空気の冷却を行う。この第2の蒸発器12によ
って冷却された調和空気温度は、従来の温度を大きくし
た回った温度に設定されている。このように、車内に供
給される調和空気の温度を下げることができることか
ら、調和空気の風量を減少させることができる。したが
って、車内に前記調和空気を供給するための空調用ダク
トの断面積を従来に比べて小さくすることができる。こ
のため、車両の高速化に伴う軽量化のために、車体断面
積を小さくする傾向にある高速車両においては、乗客の
居住空間を確保するために有利である。
補助冷凍サイクル70は換気用送風機10の給気送風機
で車外から吸い込まれる新鮮気を冷却するための冷凍サ
イクルであり、圧縮機71、第3の凝縮器15、減圧機
構72、第3の蒸発器14から構成されている。
風機10の給気送風機で車外から吸い込まれる新鮮空気
QFを冷却するための冷凍サイクルであり、圧縮機5
1、第1の凝縮器16a、室外ファン17、減圧機構5
2、第1の蒸発器11から構成されている。
い込んだ循環空気と第3の蒸発器14、第1の蒸発器1
1で2段階に冷却された空気との混合空気を冷却するた
めの冷凍サイクルであり、圧縮機61、第2の凝縮器1
6b、室外ファン17、減圧機構62、第2の蒸発器1
2、室内ファン13から構成されている。ここで、第1
の冷凍サイクルの室外ファン17と第2の冷凍サイクル
の室外ファン17は兼用である。
ま車外に捨てるのは非効率的である点に着目した実施例
で、補助冷凍サイクル70を新たに設け、車内のほぼ一
定温度に保たれた冷たい排気空気により、第3の凝縮器
15を冷却させるようにしたものである。この場合、排
気風量は例えば30m3/minと少ないため、第3の
凝縮器15で排気空気中に放熱できる熱量は限られてく
る。よって、第3の蒸発器14で熱交換できる熱量も限
定され、外気を冷房された車内の温度まで冷却すること
はできず、外気が40℃と高い場合には第3の蒸発器出
口でも空気温度は約40℃と換気用送風機10の断熱圧
縮熱を取り去る能力しか持たせることができない。よっ
て、次の第1の蒸発器11により外気を車内温度近くま
で冷却して、循環空気と混合させるようにしたものであ
る。
よび排気手段からなる換気用送風器10を組合せること
によって、独立したシステムとして構成することも考え
られる。そして、補助冷凍サイクル70の能力を車外温
度に対応して制御することにより、新鮮空気QFの温度
を所定の範囲で一定に保つことができ、調和空気の温度
制御が容易に行える。また、車外の温度変化に起因する
車内の温度変化を防止することができる。前記補助冷凍
サイクル70としては、ヒートポンプサイクルを構成し
ており、空調装置を暖房運転する際には、該補助冷凍サ
イクル70も暖房運転を行なう。これにより、第1の冷
凍サイクル50および第2の冷凍サイクル60の負荷を
低減できるとともに暖房時においても新鮮空気との温度
差を大きく取れる補助冷凍サイクル70の熱交換を利用
することにより、空調装置の効率向上が図れる。
の冷凍サイクルを取り除いた場合の空気系統図を示す。
補助冷凍サイクル70は換気用送風機10の給気送風機
で車外から吸い込まれる新鮮気を冷却するための冷凍サ
イクルであり、圧縮機71、第3の凝縮器15、減圧機
構72、第3の蒸発器14から構成されている。
込んだ空気と第3の蒸発器14で冷却された空気との混
合空気を冷却するための冷凍サイクルであり、圧縮機6
1、第2の凝縮器16b、室外ファン17、減圧機構6
2、第2の蒸発器12、室内ファン13から構成されて
いる。
さいが、補助冷凍サイクルと換気用送風機を一体化し
て、インタークーラ内蔵形換気装置として、空調装置と
独立した装置にする場合に適している。換気風を利用し
て第3の蒸発器14及び第3の凝縮器15に風を送るた
め室内外ファンが不要で、装置を小型化でき、簡単な構
成にまとめ易い特長を有している。
に供給される空気の温度は低く、かつ、その送風量も、
従来の空調装置に比べて少ないことから、温度制御の応
答性が早く、決めの細かい快適な温度制御を行うことが
できる。さらに、送風量の減少に伴って、送風時の騒音
も従来のものに比べて低く抑えることができる。
熱交換する空気と冷媒との温度差を極力大きく保つこと
により、熱交換量を増大させることができる。したがっ
て、空調能力を一定とした場合には、空調装置の小型軽
量化を図ることができる。
供給される調和空気温度は、室内空気の露点温度を下回
る温度となることから、この調和空気室内への供給にあ
たっては、断熱性能の高いノズルから該調和空気を吹き
出すとともに、該ノズル周囲に室内の空気がノズルから
吐出される調和空気の誘引効果によって吸いこまれ、そ
の後、両者が混合して室内に供給される構造を採用す
る。これによって、調和空気の温度低下に伴う結露によ
る不具合を防止することができる。
内の循環風量を低減できるため室内送風機の容量を小さ
くでき、車内の通風ダクトも小断面化できる。さらに、
リターンダクトを通って車内に伝播する給気送風機の騒
音を蒸発器の遮音効果により低減することができる。
構成図である。
る。
略構成図である。
る。
例の概略構成図である。
の蒸発器、13…室内送風機、14…第3の蒸発器。
Claims (4)
- 【請求項1】新鮮空気取入口と、リターン空気取入口
と、冷却空気吐出口とを備え、 新鮮空気とリターン空気を冷却する熱交換器と、前記熱
交換器で冷却した冷却空気を前記冷却空気吐出口へ送風
する送風機とを備えた車両用空調装置において、 前記新鮮空気取入口から前記熱交換器への空気流路に、
新鮮空気を冷却する新鮮空気用熱交換器を設置してお
り、前記新鮮空気用熱交換器は、前記熱交換器とは異なる冷
凍サイクルを構成しており、 前記新鮮空気用熱交換器から前記熱交換器への空気流路
に、前記リターン空気取入口から前記熱交換器への空気
流路を接続した、 ことを特徴とする鉄道車両用空調装置。 - 【請求項2】新鮮空気入口と、リターン空気入口と、冷
却空気出口とを備え、 前記新鮮空気入口およびリターン空気入口からの空気を
前記冷却空気出口へ送風する室内ファンを備えた鉄道車
両用空調において、 前記新鮮空気入口とリターン空気入口との間に第1の熱
交換器を設置しており、 前記リターン空気入口と前記冷却空気出口との間に第2
の熱交換器を設置しており、 前記第1の熱交換器は前記新鮮空気入口およびリターン
空気入口に接続された空気流路に設置されており、 前記第1の熱交換器は前記空気流路の新鮮空気入口より
も空気流路の下流側の位置であって、前記リターン空気
入口よりも空気流路の上流側の位置に設置されて いる、 ことを特徴とした鉄道車両用空調装置。 - 【請求項3】 新鮮空気とリターン空気を冷却して車内へ
供給する鉄道車両用空調装置において、 前記新鮮空気を冷却する第1の熱交換器を備えており、
前記第1の熱交換器は、1つの冷凍サイクルを構成して
おり、 前記新鮮空気とリターン空気を冷却する第2の熱交換器
を備えており、前記第2の熱交換器は前記第1の熱交換
器とは異なる冷凍サイクルを構成している、 ことを特徴とする鉄道車両用空調装置。 - 【請求項4】 新鮮空気とリターン空気を車内へ供給する
鉄道車両用空調装置において、 前記新鮮空気の温度を制御する第1の冷凍サイクルを備
え、 前記リターン空気の温度を制御する第2の冷凍サイクル
を備えた、 ことを特徴とした鉄道車両用空調装置。
Priority Applications (1)
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JP15210396A JP3190824B2 (ja) | 1995-06-16 | 1996-06-13 | 鉄道車両用空調装置 |
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RU196266U1 (ru) * | 2019-11-14 | 2020-02-21 | Общество с ограниченной ответственностью «КСК Инжиниринг» (ООО «КСК Инжиниринг») | Установка кондиционирования воздуха салонов вагонов |
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- 1996-06-13 JP JP15210396A patent/JP3190824B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP4269208A1 (fr) * | 2022-04-29 | 2023-11-01 | ALSTOM Holdings | Dispositif de climatisation d'un habitacle de véhicule et véhicule associé |
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