JP3190793B2 - 冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置 - Google Patents
冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置Info
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- JP3190793B2 JP3190793B2 JP24208094A JP24208094A JP3190793B2 JP 3190793 B2 JP3190793 B2 JP 3190793B2 JP 24208094 A JP24208094 A JP 24208094A JP 24208094 A JP24208094 A JP 24208094A JP 3190793 B2 JP3190793 B2 JP 3190793B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2700/00—Means for sensing or measuring; Sensors therefor
- F25D2700/14—Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D29/00—Arrangement or mounting of control or safety devices
- F25D29/005—Mounting of control devices
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外気温度が冷却貯蔵庫
に設定された庫内温度よりも低くなった場合にヒータの
駆動を行うことにより、庫内温度が外気温度の影響を受
けて設定温度よりも低くならないように庫内温度を制御
する庫内温度制御装置に関し、特に、庫内温度を検知す
る庫内温度検知器及び外気温度を検知する外気温度検知
器に対して、それぞれ同時に連動して設定温度を自在に
設定可能とし、季節毎に外気温度が変化した場合におい
ても、冷却器の下側に取り付けられたドレンパンに配置
されるドレンパンヒータを介して外気温度にフレキシブ
ルに対応して庫内温度をその設定温度に基づいて制御可
能な庫内温度制御装置に関するものである。
に設定された庫内温度よりも低くなった場合にヒータの
駆動を行うことにより、庫内温度が外気温度の影響を受
けて設定温度よりも低くならないように庫内温度を制御
する庫内温度制御装置に関し、特に、庫内温度を検知す
る庫内温度検知器及び外気温度を検知する外気温度検知
器に対して、それぞれ同時に連動して設定温度を自在に
設定可能とし、季節毎に外気温度が変化した場合におい
ても、冷却器の下側に取り付けられたドレンパンに配置
されるドレンパンヒータを介して外気温度にフレキシブ
ルに対応して庫内温度をその設定温度に基づいて制御可
能な庫内温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷蔵庫等の冷却貯蔵庫におけ
る庫内温度を一定温度に制御する各種の庫内温度制御装
置が提案されている。これらの庫内温度制御装置の内、
外気温度を検知する検知器を備え、かかる検知器が所定
温度以下の外気温度を検知したことに基づいてヒータを
駆動することにより、庫内温度を所望の温度に維持する
ようにした冷蔵庫としては、実開昭63−40785号
公報に記載されたものが知られている。
る庫内温度を一定温度に制御する各種の庫内温度制御装
置が提案されている。これらの庫内温度制御装置の内、
外気温度を検知する検知器を備え、かかる検知器が所定
温度以下の外気温度を検知したことに基づいてヒータを
駆動することにより、庫内温度を所望の温度に維持する
ようにした冷蔵庫としては、実開昭63−40785号
公報に記載されたものが知られている。
【0003】即ち、実開昭63−40785号公報に
は、解凍室と解凍室に付設された保温用ヒータとを有
し、温度検知器が所定温度以下の外気温度を検知した時
に、保温用ヒータに通電することにより解凍室の過冷却
を防止して所望の温度に維持するようにした解凍室付冷
蔵庫が記載されている。かかる冷蔵庫によれば、外気温
度が所定温度以下に低下した場合においても、解凍室が
外気温度の影響を受けてその設定温度以下に過冷却され
ることはなく、解凍室を所望の温度に維持することが可
能となるものである。
は、解凍室と解凍室に付設された保温用ヒータとを有
し、温度検知器が所定温度以下の外気温度を検知した時
に、保温用ヒータに通電することにより解凍室の過冷却
を防止して所望の温度に維持するようにした解凍室付冷
蔵庫が記載されている。かかる冷蔵庫によれば、外気温
度が所定温度以下に低下した場合においても、解凍室が
外気温度の影響を受けてその設定温度以下に過冷却され
ることはなく、解凍室を所望の温度に維持することが可
能となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭63−40785号公報に記載された冷蔵庫に設け
られている温度検知器は、その温度検知器に固有の1つ
の外気温度しか検知することができないものである。即
ち、かかる温度検知器を介して検知可能な外気温度は単
一に設定された温度のみであり、検知可能な外気温度を
種々変えることはできない。また、検知器により検知可
能な外気温度と解凍室について設定される設定温度との
間には何ら相関関係は存在せず、各外気温度及び設定温
度は、検知器と解凍室についてそれぞれ別個に設定され
るものである。これより、解凍室の設定温度を変更した
場合には、外気温度に影響されて解凍室を所望の温度に
維持することができなくなる虞が多分に存するものであ
る。
開昭63−40785号公報に記載された冷蔵庫に設け
られている温度検知器は、その温度検知器に固有の1つ
の外気温度しか検知することができないものである。即
ち、かかる温度検知器を介して検知可能な外気温度は単
一に設定された温度のみであり、検知可能な外気温度を
種々変えることはできない。また、検知器により検知可
能な外気温度と解凍室について設定される設定温度との
間には何ら相関関係は存在せず、各外気温度及び設定温
度は、検知器と解凍室についてそれぞれ別個に設定され
るものである。これより、解凍室の設定温度を変更した
場合には、外気温度に影響されて解凍室を所望の温度に
維持することができなくなる虞が多分に存するものであ
る。
【0005】このように、従来の冷蔵庫における温度検
知器では、季節に応じて種々変化する外気温度を検知す
ることができず、この結果、季節毎に外気温度が変化し
た場合には外気温度にフレキシブルに対応して解凍室の
温度をその設定温度に基づいて所望の温度に維持するこ
とは困難になるという問題がある。本発明は前記従来の
問題点を解消するためになされたものであり、庫内温度
を検知する庫内温度検知器及び外気温度を検知する外気
温度検知器に対して、それぞれ同時に連動して設定温度
を自在に設定可能とし、季節毎に外気温度が変化した場
合においても、冷却器の下側に取り付けられたドレンパ
ンに配置されるドレンパンヒータを介して外気温度にフ
レキシブルに対応して庫内温度をその設定温度に基づい
て一定に制御することができる冷却貯蔵庫の庫内温度制
御装置を提供することを目的とする。
知器では、季節に応じて種々変化する外気温度を検知す
ることができず、この結果、季節毎に外気温度が変化し
た場合には外気温度にフレキシブルに対応して解凍室の
温度をその設定温度に基づいて所望の温度に維持するこ
とは困難になるという問題がある。本発明は前記従来の
問題点を解消するためになされたものであり、庫内温度
を検知する庫内温度検知器及び外気温度を検知する外気
温度検知器に対して、それぞれ同時に連動して設定温度
を自在に設定可能とし、季節毎に外気温度が変化した場
合においても、冷却器の下側に取り付けられたドレンパ
ンに配置されるドレンパンヒータを介して外気温度にフ
レキシブルに対応して庫内温度をその設定温度に基づい
て一定に制御することができる冷却貯蔵庫の庫内温度制
御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明は、冷却貯蔵庫内に配設され冷凍装
置を介して冷却される冷却器と、前記冷却器のデフロス
トを行うデフロストヒータと、前記冷却器の下側に取り
付けられるドレンパンと、前記ドレンパンに配置される
ドレンパンヒータと、冷却貯蔵庫の庫内温度を検知する
とともにその検知結果に基づいて冷凍装置のオン・オフ
を制御する第1温度検知器と、外気温度を検知するとと
もにその検知結果に基づいて前記ドレンパンヒータのオ
ン・オフを制御する第2温度検知器とを備えた冷却貯蔵
庫において、前記第1温度検知器に対して第1設定温度
を設定するとともに第1設定温度の設定に連動して第1
設定温度と同一か又は若干低い第2設定温度を前記第2
温度検知器に対して設定する温度設定装置を有し、前記
冷凍装置は、第1温度検知器に設定された第1設定温度
に基づいてオン・オフ制御され、前記ドレンパンヒータ
は、外気温度が前記第2設定温度以上の場合には、前記
第2温度検知器を介して前記デフロストヒータのオン・
オフ制御に従ってオン・オフ制御され、該外気温度が前
記第2設定温度よりも低い場合には、前記第2温度検知
器を介して該デフロストヒータのオン・オフ制御から独
立してオン制御されることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、冷却貯蔵庫内に配設され冷凍装
置を介して冷却される冷却器と、前記冷却器のデフロス
トを行うデフロストヒータと、前記冷却器の下側に取り
付けられるドレンパンと、前記ドレンパンに配置される
ドレンパンヒータと、冷却貯蔵庫の庫内温度を検知する
とともにその検知結果に基づいて冷凍装置のオン・オフ
を制御する第1温度検知器と、外気温度を検知するとと
もにその検知結果に基づいて前記ドレンパンヒータのオ
ン・オフを制御する第2温度検知器とを備えた冷却貯蔵
庫において、前記第1温度検知器に対して第1設定温度
を設定するとともに第1設定温度の設定に連動して第1
設定温度と同一か又は若干低い第2設定温度を前記第2
温度検知器に対して設定する温度設定装置を有し、前記
冷凍装置は、第1温度検知器に設定された第1設定温度
に基づいてオン・オフ制御され、前記ドレンパンヒータ
は、外気温度が前記第2設定温度以上の場合には、前記
第2温度検知器を介して前記デフロストヒータのオン・
オフ制御に従ってオン・オフ制御され、該外気温度が前
記第2設定温度よりも低い場合には、前記第2温度検知
器を介して該デフロストヒータのオン・オフ制御から独
立してオン制御されることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る発明は、冷却貯蔵庫
内に配設され冷凍装置を介して冷却される冷却器と、前
記冷却器のデフロストを行うデフロストヒータと、前記
冷却器の下側に取り付けられるドレンパンと、前記ドレ
ンパンに配置されるドレンパンヒータと、冷却貯蔵庫の
庫内温度を検知するとともにその検知結果に基づいて冷
凍装置のオン・オフを制御する第1温度検知器と、冷却
貯蔵庫内に配設されたヒータと、外気温度を検知すると
ともにその検知結果に基づいて前記ドレンパンヒータの
オン・オフを制御する第2温度検知器とを備えた冷却貯
蔵庫において、前記第1温度検知器に対して第1設定温
度を設定するとともに第1設定温度の設定に連動して第
1設定温度と同一か又は若干低い第2設定温度を前記第
2温度検知器に対して設定する温度設定手段と、前記冷
却貯蔵庫の庫内に発生する庫内発生熱量及び前記第1設
定温度と第2設定温度とに基づき庫外に放出される庫外
放出熱量を演算し、その演算された庫内発生熱量と庫外
放出熱量とに基づき庫内加熱量を演算する演算手段と、
前記第1温度検知器に設定された第1設定温度に基づい
て冷凍機のオン・オフ制御を行うとともに、外気温度が
前記第2設定温度以上の場合には、前記デフロストヒー
タのオン・オフ制御に従って前記ドレンパンヒータのオ
ン・オフ制御を行い、該外気温度が前記第2設定温度よ
りも低い場合には、該デフロストヒータのオン・オフ制
御から独立して前記庫内加熱量に基づいて該ドレンパン
ヒータの駆動制御を行う制御手段とを備えた構成とされ
る。
内に配設され冷凍装置を介して冷却される冷却器と、前
記冷却器のデフロストを行うデフロストヒータと、前記
冷却器の下側に取り付けられるドレンパンと、前記ドレ
ンパンに配置されるドレンパンヒータと、冷却貯蔵庫の
庫内温度を検知するとともにその検知結果に基づいて冷
凍装置のオン・オフを制御する第1温度検知器と、冷却
貯蔵庫内に配設されたヒータと、外気温度を検知すると
ともにその検知結果に基づいて前記ドレンパンヒータの
オン・オフを制御する第2温度検知器とを備えた冷却貯
蔵庫において、前記第1温度検知器に対して第1設定温
度を設定するとともに第1設定温度の設定に連動して第
1設定温度と同一か又は若干低い第2設定温度を前記第
2温度検知器に対して設定する温度設定手段と、前記冷
却貯蔵庫の庫内に発生する庫内発生熱量及び前記第1設
定温度と第2設定温度とに基づき庫外に放出される庫外
放出熱量を演算し、その演算された庫内発生熱量と庫外
放出熱量とに基づき庫内加熱量を演算する演算手段と、
前記第1温度検知器に設定された第1設定温度に基づい
て冷凍機のオン・オフ制御を行うとともに、外気温度が
前記第2設定温度以上の場合には、前記デフロストヒー
タのオン・オフ制御に従って前記ドレンパンヒータのオ
ン・オフ制御を行い、該外気温度が前記第2設定温度よ
りも低い場合には、該デフロストヒータのオン・オフ制
御から独立して前記庫内加熱量に基づいて該ドレンパン
ヒータの駆動制御を行う制御手段とを備えた構成とされ
る。
【0008】
【作用】前記構成を有する請求項1の発明では、冷却貯
蔵庫の庫内温度を制御するに際し、温度設定装置によ
り、第1温度検知器に対して第1設定温度が設定され、
また、第1設定温度の設定に連動して第1設定温度と同
一か又は若干低い第2設定温度が第2温度検知器に対し
て設定される。また、冷却貯蔵庫内に配設された冷却器
にはデフロストを行うデフロストヒータが設けられてい
る。更に、この冷却器の下側に取付けられるドレンパン
にはドレンパンヒータが配置されている。そして、冷却
貯蔵庫内に配設された冷却器の冷却を行う冷凍装置は、
第1温度検知器に設定された第1設定温度に基づいてオ
ン・オフ制御され、また、ドレンパンヒータは、外気温
度が第2設定温度以上の場合には、第2温度検知器を介
してデフロストヒータのオン・オフ制御に従ってオン・
オフ制御され、該外気温度が第2設定温度よりも低い場
合には、第2温度検知器を介して該デフロストヒータの
オン・オフ制御から独立してオン制御される。
蔵庫の庫内温度を制御するに際し、温度設定装置によ
り、第1温度検知器に対して第1設定温度が設定され、
また、第1設定温度の設定に連動して第1設定温度と同
一か又は若干低い第2設定温度が第2温度検知器に対し
て設定される。また、冷却貯蔵庫内に配設された冷却器
にはデフロストを行うデフロストヒータが設けられてい
る。更に、この冷却器の下側に取付けられるドレンパン
にはドレンパンヒータが配置されている。そして、冷却
貯蔵庫内に配設された冷却器の冷却を行う冷凍装置は、
第1温度検知器に設定された第1設定温度に基づいてオ
ン・オフ制御され、また、ドレンパンヒータは、外気温
度が第2設定温度以上の場合には、第2温度検知器を介
してデフロストヒータのオン・オフ制御に従ってオン・
オフ制御され、該外気温度が第2設定温度よりも低い場
合には、第2温度検知器を介して該デフロストヒータの
オン・オフ制御から独立してオン制御される。
【0009】ここに、第1設定温度及び第2設定温度
は、相互に連動して自在に設定され得るものであり、従
って、季節毎に変化する外気温度に対応して第1設定温
度を第1温度検知器に設定すれば、同時に、第1設定温
度と所定の関係を有する第2設定温度が第2温度検知器
に設定されることとなる。これにより、季節毎に外気温
度が変化した場合において、外気温度が第2設定温度以
上の場合には、ドレンパンヒータは第2温度検知器を介
してデフロストヒータのオン・オフ制御に従ってオン・
オフ制御され、ドレンパン上に形成される霜を融解し、
庫内温度は冷却器を介して第1設定温度に維持される。
また、該外気温度が第2設定温度よりも低い場合には、
ドレンパンヒータは第2温度検知器を介して該デフロス
トヒータのオン・オフ制御から独立してオン制御され、
庫内が第2設定温度以下に低下しないように加熱され、
一方、庫内は冷却器を介して第1設定温度になるように
冷却される。したがって、冷却器の下側に取り付けられ
たドレンパンに配置されるドレンパンヒータを介して外
気温度にフレキシブルに対応して庫内温度をその設定温
度に基づいて一定に制御することが可能となるものであ
る。また、ドレンパンヒータは、除霜時を除き、外気温
度が第2設定温度よりも低下した場合にのみ加熱駆動さ
れることから、省エネルギ性に優れるものである。更
に、外気温度が第2設定温度よりも低下した場合に庫内
温度を上昇させる加熱手段として、特別な加熱手段を設
けることなく冷却貯蔵庫内に必要的に配設されるドレン
パンヒータを使用していることから、部品点数を増加さ
せることなくコストの低減を図ることができる。また、
請求項2の発明では、冷却貯蔵庫の庫内温度を制御する
に際し、温度設定手段により、第1温度検知器に対して
第1設定温度が設定され、また、第1設定温度の設定に
連動して第1設定温度と同一か又は若干低い第2設定温
度が第2温度検知器に対して設定される。また、冷却貯
蔵庫内に配設された冷却器にはデフロストを行うデフロ
ストヒータが設けられている。更に、この冷却器の下側
に取付けられるドレンパンにはドレンパンヒータが配置
されている。
は、相互に連動して自在に設定され得るものであり、従
って、季節毎に変化する外気温度に対応して第1設定温
度を第1温度検知器に設定すれば、同時に、第1設定温
度と所定の関係を有する第2設定温度が第2温度検知器
に設定されることとなる。これにより、季節毎に外気温
度が変化した場合において、外気温度が第2設定温度以
上の場合には、ドレンパンヒータは第2温度検知器を介
してデフロストヒータのオン・オフ制御に従ってオン・
オフ制御され、ドレンパン上に形成される霜を融解し、
庫内温度は冷却器を介して第1設定温度に維持される。
また、該外気温度が第2設定温度よりも低い場合には、
ドレンパンヒータは第2温度検知器を介して該デフロス
トヒータのオン・オフ制御から独立してオン制御され、
庫内が第2設定温度以下に低下しないように加熱され、
一方、庫内は冷却器を介して第1設定温度になるように
冷却される。したがって、冷却器の下側に取り付けられ
たドレンパンに配置されるドレンパンヒータを介して外
気温度にフレキシブルに対応して庫内温度をその設定温
度に基づいて一定に制御することが可能となるものであ
る。また、ドレンパンヒータは、除霜時を除き、外気温
度が第2設定温度よりも低下した場合にのみ加熱駆動さ
れることから、省エネルギ性に優れるものである。更
に、外気温度が第2設定温度よりも低下した場合に庫内
温度を上昇させる加熱手段として、特別な加熱手段を設
けることなく冷却貯蔵庫内に必要的に配設されるドレン
パンヒータを使用していることから、部品点数を増加さ
せることなくコストの低減を図ることができる。また、
請求項2の発明では、冷却貯蔵庫の庫内温度を制御する
に際し、温度設定手段により、第1温度検知器に対して
第1設定温度が設定され、また、第1設定温度の設定に
連動して第1設定温度と同一か又は若干低い第2設定温
度が第2温度検知器に対して設定される。また、冷却貯
蔵庫内に配設された冷却器にはデフロストを行うデフロ
ストヒータが設けられている。更に、この冷却器の下側
に取付けられるドレンパンにはドレンパンヒータが配置
されている。
【0010】そして、冷却貯蔵庫内に配設された冷却器
の冷却を行う冷凍装置は、制御手段を介して第1温度検
知器に設定された第1設定温度に基づいてオン・オフ制
御される。また、ドレンパンヒータは、外気温度が第2
設定温度以上の場合には、制御手段を介してデフロスト
ヒータのオン・オフ制御に従ってオン・オフ制御され
る。一方、外気温度が第2設定温度よりも低い場合に
は、演算手段を介して、冷却貯蔵庫の庫内に発生する庫
内発生熱量及び第1設定温度と第2設定温度とに基づき
庫外に放出される庫外放出熱量が演算されるとともに、
庫内発生熱量と庫外放出熱量とに基づいて庫内加熱量が
演算される。この後、該ドレンパンヒータは、制御手段
を介して、該デフロストヒータのオン・オフ制御から独
立して演算手段により演算された庫内加熱量に基づいて
駆動制御される。かかる請求項2の発明においても、第
1設定温度及び第2設定温度は、相互に連動して自在に
設定され得るものであり、従って、季節毎に変化する外
気温度に対応して第1設定温度を第1温度検知器に設定
すれば、同時に、第1設定温度と所定の関係を有する第
2設定温度が第2温度検知器に設定されることとなる。
これにより、季節毎に外気温度が変化した場合におい
て、外気温度が第2設定温度以上の場合には、ドレンパ
ンヒータは制御手段を介してデフロストヒータのオン・
オフ制御に従ってオン・オフ制御され、ドレンパン上に
形成される霜を融解し、庫内温度は冷却器を介して第1
設定温度に維持される。また、該外気温度が第2設定温
度よりも低い場合には、ドレンパンヒータは制御手段を
介して、該デフロストヒータのオン・オフ制御から独立
して演算手段により演算された庫内加熱量に基づいて駆
動制御され、庫内が第2設定温度以下に低下しないよう
に加熱され、一方、庫内は冷却器を介して第1設定温度
になるように冷却される。したがって、冷却器の下側に
取り付けられたドレンパンに配置されるドレンパンヒー
タを介して外気温度にフレキシブルに対応して庫内温度
をその設定温度に基づいて一定に制御することが可能と
なる。また、ドレンパンヒータは、除霜時を除き、外気
温度が第2設定温度よりも低下した場合にのみ、庫内発
生熱量に基づいて駆動制御が行われるとから、冷却貯蔵
庫の全体として省エネルギを容易に達成することが可能
となる。更に、外気温度が冷却貯蔵庫の庫内温度よりも
低下した場合 に庫内温度を上昇させる加熱手段として、
特別な加熱手段を設けることなく冷却貯蔵庫内に必要的
に配設されるドレンパンヒータを使用していることか
ら、部品点数を増加させることなくコストの低減を図る
ことができる。
の冷却を行う冷凍装置は、制御手段を介して第1温度検
知器に設定された第1設定温度に基づいてオン・オフ制
御される。また、ドレンパンヒータは、外気温度が第2
設定温度以上の場合には、制御手段を介してデフロスト
ヒータのオン・オフ制御に従ってオン・オフ制御され
る。一方、外気温度が第2設定温度よりも低い場合に
は、演算手段を介して、冷却貯蔵庫の庫内に発生する庫
内発生熱量及び第1設定温度と第2設定温度とに基づき
庫外に放出される庫外放出熱量が演算されるとともに、
庫内発生熱量と庫外放出熱量とに基づいて庫内加熱量が
演算される。この後、該ドレンパンヒータは、制御手段
を介して、該デフロストヒータのオン・オフ制御から独
立して演算手段により演算された庫内加熱量に基づいて
駆動制御される。かかる請求項2の発明においても、第
1設定温度及び第2設定温度は、相互に連動して自在に
設定され得るものであり、従って、季節毎に変化する外
気温度に対応して第1設定温度を第1温度検知器に設定
すれば、同時に、第1設定温度と所定の関係を有する第
2設定温度が第2温度検知器に設定されることとなる。
これにより、季節毎に外気温度が変化した場合におい
て、外気温度が第2設定温度以上の場合には、ドレンパ
ンヒータは制御手段を介してデフロストヒータのオン・
オフ制御に従ってオン・オフ制御され、ドレンパン上に
形成される霜を融解し、庫内温度は冷却器を介して第1
設定温度に維持される。また、該外気温度が第2設定温
度よりも低い場合には、ドレンパンヒータは制御手段を
介して、該デフロストヒータのオン・オフ制御から独立
して演算手段により演算された庫内加熱量に基づいて駆
動制御され、庫内が第2設定温度以下に低下しないよう
に加熱され、一方、庫内は冷却器を介して第1設定温度
になるように冷却される。したがって、冷却器の下側に
取り付けられたドレンパンに配置されるドレンパンヒー
タを介して外気温度にフレキシブルに対応して庫内温度
をその設定温度に基づいて一定に制御することが可能と
なる。また、ドレンパンヒータは、除霜時を除き、外気
温度が第2設定温度よりも低下した場合にのみ、庫内発
生熱量に基づいて駆動制御が行われるとから、冷却貯蔵
庫の全体として省エネルギを容易に達成することが可能
となる。更に、外気温度が冷却貯蔵庫の庫内温度よりも
低下した場合 に庫内温度を上昇させる加熱手段として、
特別な加熱手段を設けることなく冷却貯蔵庫内に必要的
に配設されるドレンパンヒータを使用していることか
ら、部品点数を増加させることなくコストの低減を図る
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る冷却貯蔵庫の庫内温度制
御装置について、本発明を具体化した実施例に基づき図
面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明の第1実
施例について図1乃至図5に基づき説明する。ここに、
図1は冷蔵庫の正面図、図2は温度設定装置を模式的に
示す斜視図、図3は冷蔵庫の上部を切り欠いて部分的に
示す断面図、図4は冷蔵庫の各種制御を行うための電気
回路図、図5はドレンパンヒータと冷凍機のオン・オフ
状態を示すタイミングチャートである。
御装置について、本発明を具体化した実施例に基づき図
面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明の第1実
施例について図1乃至図5に基づき説明する。ここに、
図1は冷蔵庫の正面図、図2は温度設定装置を模式的に
示す斜視図、図3は冷蔵庫の上部を切り欠いて部分的に
示す断面図、図4は冷蔵庫の各種制御を行うための電気
回路図、図5はドレンパンヒータと冷凍機のオン・オフ
状態を示すタイミングチャートである。
【0012】図1において、冷蔵庫1は断熱性のプレハ
ブパネルを組み立ててなるプレハブ式の冷蔵庫であり、
正面パネル2の左側部には制御盤3が配設されている。
かかる制御盤3上には、後述するように、冷蔵庫1の庫
内温度を検知する庫内サーモスタットTh1 に対して所
定の第1検知温度を設定するとともに、冷蔵庫1の庫外
温度を検知する庫外サーモスタットTh3 に対して第1
検知温度と同一か又は若干低い第2検知温度を設定する
温度設定装置4が配置されている。また、正面パネル2
のほぼ中央部には、食品等の被冷却物を出入するための
開閉ドア5が取り付けられている。
ブパネルを組み立ててなるプレハブ式の冷蔵庫であり、
正面パネル2の左側部には制御盤3が配設されている。
かかる制御盤3上には、後述するように、冷蔵庫1の庫
内温度を検知する庫内サーモスタットTh1 に対して所
定の第1検知温度を設定するとともに、冷蔵庫1の庫外
温度を検知する庫外サーモスタットTh3 に対して第1
検知温度と同一か又は若干低い第2検知温度を設定する
温度設定装置4が配置されている。また、正面パネル2
のほぼ中央部には、食品等の被冷却物を出入するための
開閉ドア5が取り付けられている。
【0013】次に、温度設定装置4について図2に基づ
き説明する。温度設定装置4は、庫内サーモスタットT
h1 に対して第1検知温度を設定する設定パネル6を有
し、この設定パネル6にはツマミ7が回動可能に設けら
れている。ツマミ7には回動軸8が固定されており、回
動軸8はツマミ7の回動に対応して同一量回動される。
また、回動軸8には、その回動量を、設定パネル6とツ
マミ7とにより設定された第1検知温度に対応する電気
量に変換するとともに、接続線9を介して第1検知温度
を庫内サーモスタットTh1 に設定するボリューム10
が取り付けられている。
き説明する。温度設定装置4は、庫内サーモスタットT
h1 に対して第1検知温度を設定する設定パネル6を有
し、この設定パネル6にはツマミ7が回動可能に設けら
れている。ツマミ7には回動軸8が固定されており、回
動軸8はツマミ7の回動に対応して同一量回動される。
また、回動軸8には、その回動量を、設定パネル6とツ
マミ7とにより設定された第1検知温度に対応する電気
量に変換するとともに、接続線9を介して第1検知温度
を庫内サーモスタットTh1 に設定するボリューム10
が取り付けられている。
【0014】同様に、回動軸8には、その回動量を、第
1検知温度と同一か又は若干低い第2検知温度に対応す
る電気量に変換するとともに、接続線11を介して第2
検知温度を庫外サーモスタットTh3 に設定するボリュ
ーム12が取り付けられている。ここに、第2検知温度
が第1検知温度と同一に設定される場合には、それぞれ
ボリューム12とボリューム10とに対して同一のボリ
ューム値が予め設定されており、また、第2検知温度が
第1検知温度よりも低く設定される場合には、ボリュー
ム12に対しては、第1検知温度と第2検知温度との温
度差に対応するように、ボリューム10に設定されてい
るボリューム値よりも小さいボリューム値が予め設定さ
れている。
1検知温度と同一か又は若干低い第2検知温度に対応す
る電気量に変換するとともに、接続線11を介して第2
検知温度を庫外サーモスタットTh3 に設定するボリュ
ーム12が取り付けられている。ここに、第2検知温度
が第1検知温度と同一に設定される場合には、それぞれ
ボリューム12とボリューム10とに対して同一のボリ
ューム値が予め設定されており、また、第2検知温度が
第1検知温度よりも低く設定される場合には、ボリュー
ム12に対しては、第1検知温度と第2検知温度との温
度差に対応するように、ボリューム10に設定されてい
るボリューム値よりも小さいボリューム値が予め設定さ
れている。
【0015】従って、第1検知温度と第2検知温度とが
同一の場合には、ツマミ7による回動軸8の同一回動量
に対応して、各ボリューム10及び12は、回動軸8の
回転を同一の電気量に変換して、それぞれ各庫内サーモ
スタットTh1 、庫外サーモスタットTh3 に対して相
互に同一の第1検知温度、第2検知温度を連動して設定
することとなる。一方、第2検知温度が第1検知温度よ
りも低い温度である場合には、回動軸8の同一回動量に
対応して、ボリューム10及びボリューム12により変
換される電気量は同一であるが、ボリューム12に対し
ては前記のように予めボリューム10よりも小さいボリ
ューム値が予め設定されていることから、ボリューム1
2は、ボリューム10による庫内サーモスタットTh1
に対する第1検知温度の設定に連動して、庫外サーモス
タットTh3 に対して第1検知温度よりも低い第2検知
温度を設定することとなる。
同一の場合には、ツマミ7による回動軸8の同一回動量
に対応して、各ボリューム10及び12は、回動軸8の
回転を同一の電気量に変換して、それぞれ各庫内サーモ
スタットTh1 、庫外サーモスタットTh3 に対して相
互に同一の第1検知温度、第2検知温度を連動して設定
することとなる。一方、第2検知温度が第1検知温度よ
りも低い温度である場合には、回動軸8の同一回動量に
対応して、ボリューム10及びボリューム12により変
換される電気量は同一であるが、ボリューム12に対し
ては前記のように予めボリューム10よりも小さいボリ
ューム値が予め設定されていることから、ボリューム1
2は、ボリューム10による庫内サーモスタットTh1
に対する第1検知温度の設定に連動して、庫外サーモス
タットTh3 に対して第1検知温度よりも低い第2検知
温度を設定することとなる。
【0016】前記のようにして、温度設定装置4によれ
ば、設定パネル6上の温度目盛りに合わせつつツマミ7
を所定量回動して回動軸8を回動させることにより、庫
内サーモスタットTh1 にはボリューム10を介して第
1検知温度を設定することができ、また、第1検知温度
の設定に連動して、庫外サーモスタットTh3 にはボリ
ューム12を介して、第1検知温度と同一か又は若干低
い第2検知温度を設定することができるものである。
ば、設定パネル6上の温度目盛りに合わせつつツマミ7
を所定量回動して回動軸8を回動させることにより、庫
内サーモスタットTh1 にはボリューム10を介して第
1検知温度を設定することができ、また、第1検知温度
の設定に連動して、庫外サーモスタットTh3 にはボリ
ューム12を介して、第1検知温度と同一か又は若干低
い第2検知温度を設定することができるものである。
【0017】尚、庫内サーモスタットTh1 は、その設
定された第1検知温度よりも少し高い作動上限温度でオ
ンされるとともに、第1検知温度よりも少し低い作動下
限温度でオフされる性質を有し、また、庫外サーモスタ
ットTh3 は、その設定された第2検知温度よりも少し
高い作動上限温度でオフされるとともに、第2検知温度
よりも少し低い作動下限温度でオンされる性質を有す
る。
定された第1検知温度よりも少し高い作動上限温度でオ
ンされるとともに、第1検知温度よりも少し低い作動下
限温度でオフされる性質を有し、また、庫外サーモスタ
ットTh3 は、その設定された第2検知温度よりも少し
高い作動上限温度でオフされるとともに、第2検知温度
よりも少し低い作動下限温度でオンされる性質を有す
る。
【0018】続いて、冷蔵庫1内に配設される冷却ユニ
ットについて図3に基づき簡単に説明すると、冷却ユニ
ット13は冷蔵庫1における上壁パネル2Aの下面に取
り付けられており、冷却器14、冷却器14により冷却
された冷気をダクト15を介して庫内に循環させるファ
ン16を回転するファンモータFM、及び、冷却器14
の除霜時等に冷却器14から流下される排水を受けると
ともに庫外に排出するためのドレンパン18から構成さ
れている。
ットについて図3に基づき簡単に説明すると、冷却ユニ
ット13は冷蔵庫1における上壁パネル2Aの下面に取
り付けられており、冷却器14、冷却器14により冷却
された冷気をダクト15を介して庫内に循環させるファ
ン16を回転するファンモータFM、及び、冷却器14
の除霜時等に冷却器14から流下される排水を受けると
ともに庫外に排出するためのドレンパン18から構成さ
れている。
【0019】ここに、冷却器14は、公知の冷凍サイク
ルに配置される冷凍機20(図4参照)から送出される
冷媒により冷却され、かかる冷却機14により冷却され
た冷気がファンモータFMにより回転されるファン16
を介してダクト15から庫内を循環される際に熱交換が
行われて庫内を冷却するものである。このような冷却ユ
ニット13の構成については公知であるのでここでは説
明を省略する。また、冷却器14の表面にはデフロスト
ヒータH1 が取り付けられており、また、ドレンパン1
8の下面にはドレンパンヒータH2 が取り付けられてい
る。これらの各デフロストヒータH1 及びドレンパンヒ
ータH2 は除霜時に通電され、これにより冷却器14は
加熱されてその表面に形成された霜の除霜が行われるも
のである。更に、ドレンパンヒータH2 は、後述するよ
うに、庫外サーモスタットTh3 の第2検知温度に基づ
き検知される外気温度が庫内サーモスタットTh1 の第
1検知温度に基づき検知される庫内温度と同一か、又
は、庫内温度よりも低くなった場合に、通電され庫内温
度を上昇させる作用をも行う。この点については後述す
る。
ルに配置される冷凍機20(図4参照)から送出される
冷媒により冷却され、かかる冷却機14により冷却され
た冷気がファンモータFMにより回転されるファン16
を介してダクト15から庫内を循環される際に熱交換が
行われて庫内を冷却するものである。このような冷却ユ
ニット13の構成については公知であるのでここでは説
明を省略する。また、冷却器14の表面にはデフロスト
ヒータH1 が取り付けられており、また、ドレンパン1
8の下面にはドレンパンヒータH2 が取り付けられてい
る。これらの各デフロストヒータH1 及びドレンパンヒ
ータH2 は除霜時に通電され、これにより冷却器14は
加熱されてその表面に形成された霜の除霜が行われるも
のである。更に、ドレンパンヒータH2 は、後述するよ
うに、庫外サーモスタットTh3 の第2検知温度に基づ
き検知される外気温度が庫内サーモスタットTh1 の第
1検知温度に基づき検知される庫内温度と同一か、又
は、庫内温度よりも低くなった場合に、通電され庫内温
度を上昇させる作用をも行う。この点については後述す
る。
【0020】次に、前記構成を有する冷蔵庫1の各種制
御を行う電気回路について図4に基づき説明する。図4
において、一対の電源ラインL1、L2間には庫外サー
モスタットTh3 及び庫外サーモスタットTh3 と協働
してドレンパンヒータH2 のオン・オフを制御するリレ
ーX2 が直列に接続されている。また、同様に、各電源
ラインL1とL2間には、霜取り同期タイマTMにおけ
るタイマモータMを介して冷凍機20のオン・オフを制
御するリレーX1 が接続されている。かかる霜取り同期
タイマTMは冷却器14の除霜時に作動されてデフロス
トヒータH1 及びドレンパンヒータH2 の加熱制御を行
うものであり、霜取り同期タイマTMには、除霜時にリ
レーX1 をオフするタイマモータM、冷却時に接点21
に接触されてファンモータFMを作動させるとともに、
除霜時に接点22に切換接触されてデフロストヒータH
1 及びドレンパンヒータH2 に通電するタイマスイッチ
23が設けられている。
御を行う電気回路について図4に基づき説明する。図4
において、一対の電源ラインL1、L2間には庫外サー
モスタットTh3 及び庫外サーモスタットTh3 と協働
してドレンパンヒータH2 のオン・オフを制御するリレ
ーX2 が直列に接続されている。また、同様に、各電源
ラインL1とL2間には、霜取り同期タイマTMにおけ
るタイマモータMを介して冷凍機20のオン・オフを制
御するリレーX1 が接続されている。かかる霜取り同期
タイマTMは冷却器14の除霜時に作動されてデフロス
トヒータH1 及びドレンパンヒータH2 の加熱制御を行
うものであり、霜取り同期タイマTMには、除霜時にリ
レーX1 をオフするタイマモータM、冷却時に接点21
に接触されてファンモータFMを作動させるとともに、
除霜時に接点22に切換接触されてデフロストヒータH
1 及びドレンパンヒータH2 に通電するタイマスイッチ
23が設けられている。
【0021】ここに、接点22と電源ラインL2との間
には除霜サーモスタットTh2 及びデフロストヒータH
1 が接続され、また、接点22と除霜サーモスタットT
h2との間、及び、各電源ラインL1、L2に接続され
たリレーX2 の常開接点24とドレンパンヒータH2 と
の間にはリレーX2 の常閉接点25が介挿されている。
これより、デフロストヒータH1 は、除霜時においての
み、除霜サーモスタットTh2 (その設定された検知温
度に基づく作動上限温度でオフし、作動下限温度でオン
する)のオン・オフに従って加熱制御が行われることと
なる。また、ドレンパンヒータH2 は、除霜時において
は、常閉接点25を介してオンされ、また、外気温度
(庫外サーモスタットTh3 により検知される)が庫内
温度(庫内サーモスタットTh1 により検知される)よ
りも低くなって庫外サーモスタットTh3 がオンしてリ
レーX2 がオンされた場合(この場合常開接点24は閉
成される)においても、オンされるものである。
には除霜サーモスタットTh2 及びデフロストヒータH
1 が接続され、また、接点22と除霜サーモスタットT
h2との間、及び、各電源ラインL1、L2に接続され
たリレーX2 の常開接点24とドレンパンヒータH2 と
の間にはリレーX2 の常閉接点25が介挿されている。
これより、デフロストヒータH1 は、除霜時においての
み、除霜サーモスタットTh2 (その設定された検知温
度に基づく作動上限温度でオフし、作動下限温度でオン
する)のオン・オフに従って加熱制御が行われることと
なる。また、ドレンパンヒータH2 は、除霜時において
は、常閉接点25を介してオンされ、また、外気温度
(庫外サーモスタットTh3 により検知される)が庫内
温度(庫内サーモスタットTh1 により検知される)よ
りも低くなって庫外サーモスタットTh3 がオンしてリ
レーX2 がオンされた場合(この場合常開接点24は閉
成される)においても、オンされるものである。
【0022】また、各電源ラインL1、L2の間には、
リレーX1 の常開接点26、庫内サーモスタットTh1
、及び、冷凍機20が接続されている。従って、冷却
時においては、霜取り同期タイマTMのタイマモータM
を介してリレーX1 がオンされて常開接点26がオンさ
れることから、冷凍機20は、庫内サーモスタットTh
1 のオン・オフに基づいて作動され、冷却器14の冷却
制御を行うものである。尚、図4は冷凍機20、冷却器
14を介して冷蔵庫1の冷却を行う際の状態を示してい
る。
リレーX1 の常開接点26、庫内サーモスタットTh1
、及び、冷凍機20が接続されている。従って、冷却
時においては、霜取り同期タイマTMのタイマモータM
を介してリレーX1 がオンされて常開接点26がオンさ
れることから、冷凍機20は、庫内サーモスタットTh
1 のオン・オフに基づいて作動され、冷却器14の冷却
制御を行うものである。尚、図4は冷凍機20、冷却器
14を介して冷蔵庫1の冷却を行う際の状態を示してい
る。
【0023】続いて、前記電気回路の動作について図5
を参照して説明する。先ず、冷凍機20、冷却器14を
介して冷蔵庫1の庫内が冷却される場合について説明す
る。ここに、庫内温度は第1検知温度以下であり、ま
た、外気温度は第2検知温度以上であるものとし、従っ
て、 かかる冷蔵庫1の冷却時には、図4に示すよう
に、庫内サーモスタットTh1 はオン状態にあり、庫外
サーモスタットTh3 はオフ状態にある。
を参照して説明する。先ず、冷凍機20、冷却器14を
介して冷蔵庫1の庫内が冷却される場合について説明す
る。ここに、庫内温度は第1検知温度以下であり、ま
た、外気温度は第2検知温度以上であるものとし、従っ
て、 かかる冷蔵庫1の冷却時には、図4に示すよう
に、庫内サーモスタットTh1 はオン状態にあり、庫外
サーモスタットTh3 はオフ状態にある。
【0024】従って、リレーX1 はタイマモータMを介
してオンとなり常開接点26もオンとなり、これより冷
凍機20は作動されて冷却器14が冷媒を介して冷却さ
れている。また、霜取り同期タイマTMのタイマスイッ
チ23は接点21に接触されており、従って、ファンモ
ータFMは駆動されファン16が回転されている。これ
により、冷蔵庫1の庫内には冷却器14により冷却され
た冷気がファン16により循環されて庫内の冷却が行わ
れる。また、庫内温度が第1検知温度以下になると、庫
内サーモスタットTh1 はオフされ、これに基づき冷凍
機20の作動も停止されるとともに、冷却器14の冷却
も停止される。このように、冷蔵庫1の庫内の冷却動作
は、庫内サーモスタットTh1 のオン・オフに基づいて
行われる(図5参照)。
してオンとなり常開接点26もオンとなり、これより冷
凍機20は作動されて冷却器14が冷媒を介して冷却さ
れている。また、霜取り同期タイマTMのタイマスイッ
チ23は接点21に接触されており、従って、ファンモ
ータFMは駆動されファン16が回転されている。これ
により、冷蔵庫1の庫内には冷却器14により冷却され
た冷気がファン16により循環されて庫内の冷却が行わ
れる。また、庫内温度が第1検知温度以下になると、庫
内サーモスタットTh1 はオフされ、これに基づき冷凍
機20の作動も停止されるとともに、冷却器14の冷却
も停止される。このように、冷蔵庫1の庫内の冷却動作
は、庫内サーモスタットTh1 のオン・オフに基づいて
行われる(図5参照)。
【0025】一方、庫外サーモスタットTh3 は、外気
温度が第2検知温度以上であることから、図4に示すよ
うにオフ状態にあり、従って、リレーX2 はオフのまま
でありドレンパンヒータH2 はオフ状態に維持されてい
る(図5参照)。次に、庫外サーモスタットTh3 によ
り検知される外気温度が第2検知温度よりも低下した場
合について説明する。かかる場合には、庫外サーモスタ
ットTh3 がオンし、リレーX2もオンとなる。これに
従って、常開接点24がオンとなってドレンパンヒータ
H2 はオンされ、庫内の加熱が行われる。このように、
冷蔵庫1の外気温度が庫内温度よりも低下することによ
り、庫内温度が第1検知温度以下になってしまう虞があ
る場合においても、ドレンパンヒータH2 が加熱される
ので、庫内温度が第1検知温度以下に低下してしまうこ
とを確実に防止できる。一方、外気温度が第2検知温度
以上に上昇した場合(外気温度は庫内温度よりも高
い)、庫外サーモスタットTh3 はオフしてリレーX2
もオフされることから、ドレンパンヒータH2 もオフさ
れて加熱が停止される。この間、冷蔵庫1の庫内温度
は、前記のように、庫内サーモスタットTh1 のオン・
オフに基づき第1検知温度に従って制御される。
温度が第2検知温度以上であることから、図4に示すよ
うにオフ状態にあり、従って、リレーX2 はオフのまま
でありドレンパンヒータH2 はオフ状態に維持されてい
る(図5参照)。次に、庫外サーモスタットTh3 によ
り検知される外気温度が第2検知温度よりも低下した場
合について説明する。かかる場合には、庫外サーモスタ
ットTh3 がオンし、リレーX2もオンとなる。これに
従って、常開接点24がオンとなってドレンパンヒータ
H2 はオンされ、庫内の加熱が行われる。このように、
冷蔵庫1の外気温度が庫内温度よりも低下することによ
り、庫内温度が第1検知温度以下になってしまう虞があ
る場合においても、ドレンパンヒータH2 が加熱される
ので、庫内温度が第1検知温度以下に低下してしまうこ
とを確実に防止できる。一方、外気温度が第2検知温度
以上に上昇した場合(外気温度は庫内温度よりも高
い)、庫外サーモスタットTh3 はオフしてリレーX2
もオフされることから、ドレンパンヒータH2 もオフさ
れて加熱が停止される。この間、冷蔵庫1の庫内温度
は、前記のように、庫内サーモスタットTh1 のオン・
オフに基づき第1検知温度に従って制御される。
【0026】また、除霜時には、タイマモータMを介し
てリレーX1 がオフされ、冷凍機20の作動が停止され
るとともに、タイマスイッチ23が接点21から接点2
2に切り換えられてファンモータFMの動作も停止され
る。これにより、冷蔵庫1の庫内の冷却動作が停止され
る。また、デフロストヒータH1 は、除霜サーモスタッ
トTh2 のオン・オフに基づいて加熱制御されるととも
に、ドレンパンヒータH2 はリレーX2 の常閉接点25
(リレーX2 がオフされている場合)を介して加熱され
る。これにより、冷却器14の周囲に形成された霜やド
レンパンヒータH2 上に形成された霜は水滴として取り
除かれ、かかる水滴はドレンパンヒータH2 の排出口を
介して庫外に排出される。
てリレーX1 がオフされ、冷凍機20の作動が停止され
るとともに、タイマスイッチ23が接点21から接点2
2に切り換えられてファンモータFMの動作も停止され
る。これにより、冷蔵庫1の庫内の冷却動作が停止され
る。また、デフロストヒータH1 は、除霜サーモスタッ
トTh2 のオン・オフに基づいて加熱制御されるととも
に、ドレンパンヒータH2 はリレーX2 の常閉接点25
(リレーX2 がオフされている場合)を介して加熱され
る。これにより、冷却器14の周囲に形成された霜やド
レンパンヒータH2 上に形成された霜は水滴として取り
除かれ、かかる水滴はドレンパンヒータH2 の排出口を
介して庫外に排出される。
【0027】以上詳細に説明した通り第1実施例に係る
庫内温度制御装置では、温度設定装置4の設定パネル6
における温度表示を参照してツマミ7を回動することに
基づいて、回動軸8、ボリューム10及び接続線9を介
して第1検知温度を庫内サーモスタットTh1 に設定す
るとともに、第1検知温度に設定に連動して回動軸8、
ボリューム12及び接続線11を介して第1検知温度と
同一か又は若干低い第2検知温度を庫外サーモスタット
Th3 に設定するようにし、また、外気温度が庫内温度
よりも低くなったことに起因して庫外サーモスタットT
h3 がオンした場合にドレンパンヒータH2 を加熱駆動
しつつ、庫内サーモスタットTh1 のオン・オフに基づ
き庫内温度を一定に維持するように構成したので、第1
検知温度を庫内サーモスタットTh1 に設定すれば第2
検知温度が庫外サーモスタットTh3 に設定されること
となり、これにより季節毎に変化する外気温度に対応し
て第1検知温度を変えた場合においても、外気温度にフ
レキシブルに対応して庫内温度を第1検知温度に基づい
て一定に制御することができるものである。
庫内温度制御装置では、温度設定装置4の設定パネル6
における温度表示を参照してツマミ7を回動することに
基づいて、回動軸8、ボリューム10及び接続線9を介
して第1検知温度を庫内サーモスタットTh1 に設定す
るとともに、第1検知温度に設定に連動して回動軸8、
ボリューム12及び接続線11を介して第1検知温度と
同一か又は若干低い第2検知温度を庫外サーモスタット
Th3 に設定するようにし、また、外気温度が庫内温度
よりも低くなったことに起因して庫外サーモスタットT
h3 がオンした場合にドレンパンヒータH2 を加熱駆動
しつつ、庫内サーモスタットTh1 のオン・オフに基づ
き庫内温度を一定に維持するように構成したので、第1
検知温度を庫内サーモスタットTh1 に設定すれば第2
検知温度が庫外サーモスタットTh3 に設定されること
となり、これにより季節毎に変化する外気温度に対応し
て第1検知温度を変えた場合においても、外気温度にフ
レキシブルに対応して庫内温度を第1検知温度に基づい
て一定に制御することができるものである。
【0028】また、ドレンパンヒータH2 は、除霜時を
除き、外気温度が庫内温度よりも低下した場合にのみ加
熱駆動されることから、本実施例の庫内温度制御装置に
よれば省エネルギ性に優れるものである。更に、外気温
度が庫内温度よりも低下した場合に庫内温度を上昇させ
る加熱手段として、特別な加熱手段を設けることなく冷
蔵庫1に必要的に配設されるドレンパンヒータH2 を使
用していることから、部品点数を増加させることなくコ
ストの低減を図ることができる。
除き、外気温度が庫内温度よりも低下した場合にのみ加
熱駆動されることから、本実施例の庫内温度制御装置に
よれば省エネルギ性に優れるものである。更に、外気温
度が庫内温度よりも低下した場合に庫内温度を上昇させ
る加熱手段として、特別な加熱手段を設けることなく冷
蔵庫1に必要的に配設されるドレンパンヒータH2 を使
用していることから、部品点数を増加させることなくコ
ストの低減を図ることができる。
【0029】次に、本発明に係る第2実施例について図
6乃至図9に基づき説明する。尚、第2実施例は、前記
第1実施例と基本的に同一の構成を有しており、従っ
て、第1実施例における部材等と同一の部材等について
は同一の番号を付して説明することとする。ここに、図
6は冷蔵庫1の各種制御を行うための電気回路図、図7
は庫内サーミスタTm1 に設定された第1検知温度に基
づいて第2検知温度を設定する温度設定プログラムのフ
ローチャート、図8はドレンパンヒータH2 のオン・オ
フ制御行うための制御プログラムのフローチャート、図
9はドレンパンヒータH2 と冷凍機20のオン・オフ状
態を示すタイミングチャートである。
6乃至図9に基づき説明する。尚、第2実施例は、前記
第1実施例と基本的に同一の構成を有しており、従っ
て、第1実施例における部材等と同一の部材等について
は同一の番号を付して説明することとする。ここに、図
6は冷蔵庫1の各種制御を行うための電気回路図、図7
は庫内サーミスタTm1 に設定された第1検知温度に基
づいて第2検知温度を設定する温度設定プログラムのフ
ローチャート、図8はドレンパンヒータH2 のオン・オ
フ制御行うための制御プログラムのフローチャート、図
9はドレンパンヒータH2 と冷凍機20のオン・オフ状
態を示すタイミングチャートである。
【0030】尚、第2実施例の冷蔵庫は、図1、図3に
て説明した第1実施例の冷蔵庫1と同様の構成を有する
が、第1実施例における図2に示す温度設定装置4に対
応する温度設定部については、後述する庫内サーミスタ
Tm1 に対して第1検知温度を設定可能とされており、
庫外サーミスタTm3 に対しては、温度設定プログラム
(図7参照)に基づき設定されるように構成されてい
る。この点については、前記のようにメカニカルに各第
1検知温度及び第2検知温度を設定する第1実施例の温
度設定部4とは異なるものである。
て説明した第1実施例の冷蔵庫1と同様の構成を有する
が、第1実施例における図2に示す温度設定装置4に対
応する温度設定部については、後述する庫内サーミスタ
Tm1 に対して第1検知温度を設定可能とされており、
庫外サーミスタTm3 に対しては、温度設定プログラム
(図7参照)に基づき設定されるように構成されてい
る。この点については、前記のようにメカニカルに各第
1検知温度及び第2検知温度を設定する第1実施例の温
度設定部4とは異なるものである。
【0031】そこで、先ず、第2実施例の冷蔵庫1にお
ける電気回路について図6に基づき説明する。図6にお
いて、一対の電源ラインL1、L2間には、霜取り同期
タイマTMにおけるタイマモータMを介して冷凍機20
のオン・オフを制御するリレーX1 が接続されている。
かかる霜取り同期タイマTMは冷却器14の除霜時に作
動されてデフロストヒータH1 及びドレンパンヒータH
2 の加熱制御を行うものであり、霜取り同期タイマTM
には、除霜時にリレーX1 をオフするタイマモータM、
冷却時に接点21に接触されてファンモータFMを作動
させるとともに、除霜時に接点22に切換接触されてデ
フロストヒータH1 及びドレンパンヒータH2 に通電す
るタイマスイッチ23が設けられている。
ける電気回路について図6に基づき説明する。図6にお
いて、一対の電源ラインL1、L2間には、霜取り同期
タイマTMにおけるタイマモータMを介して冷凍機20
のオン・オフを制御するリレーX1 が接続されている。
かかる霜取り同期タイマTMは冷却器14の除霜時に作
動されてデフロストヒータH1 及びドレンパンヒータH
2 の加熱制御を行うものであり、霜取り同期タイマTM
には、除霜時にリレーX1 をオフするタイマモータM、
冷却時に接点21に接触されてファンモータFMを作動
させるとともに、除霜時に接点22に切換接触されてデ
フロストヒータH1 及びドレンパンヒータH2 に通電す
るタイマスイッチ23が設けられている。
【0032】ここに、接点22と電源ラインL2との間
には、デフロストヒータH1 が接続され、また、デフロ
ストヒータH1 に並列に除霜サーモスタットTh2 、リ
レーX2 の常閉接点25、ドレンパンヒータH2 が接続
されている。更に、電源ラインL1と常閉接点25及び
ドレンパンヒータH2 の間には、ソリッドステートリレ
ーSSR及びリレーX2 の常開接点24が介挿されてい
る。これより、デフロストヒータH1 は、除霜時におい
てのみ加熱駆動が行われ、また、ドレンパンヒータH2
は、除霜サーモスタットTh2 (その設定された検知温
度の基づく作動上限温度でオフし、作動下限温度でオン
する)のオン・オフと常閉接点25に従って加熱制御が
行われることとなる。また、ドレンパンヒータH2 は、
除霜時においては、常閉接点25を介してオンされ、ま
た、外気温度(庫外サーミスタTm3 により検知され
る)が庫内温度(庫内サーミスタTm1により検知され
る)よりも低くなって庫外サーミスタTm3 がオンして
リレーX2 がオンされた場合(この場合常開接点24は
閉成される)においても、オンされるものである。
には、デフロストヒータH1 が接続され、また、デフロ
ストヒータH1 に並列に除霜サーモスタットTh2 、リ
レーX2 の常閉接点25、ドレンパンヒータH2 が接続
されている。更に、電源ラインL1と常閉接点25及び
ドレンパンヒータH2 の間には、ソリッドステートリレ
ーSSR及びリレーX2 の常開接点24が介挿されてい
る。これより、デフロストヒータH1 は、除霜時におい
てのみ加熱駆動が行われ、また、ドレンパンヒータH2
は、除霜サーモスタットTh2 (その設定された検知温
度の基づく作動上限温度でオフし、作動下限温度でオン
する)のオン・オフと常閉接点25に従って加熱制御が
行われることとなる。また、ドレンパンヒータH2 は、
除霜時においては、常閉接点25を介してオンされ、ま
た、外気温度(庫外サーミスタTm3 により検知され
る)が庫内温度(庫内サーミスタTm1により検知され
る)よりも低くなって庫外サーミスタTm3 がオンして
リレーX2 がオンされた場合(この場合常開接点24は
閉成される)においても、オンされるものである。
【0033】また、各電源ラインL1、L2間には、マ
イクロコンピュータ回路基板(マイコン基板。以下、C
Bと略称する)が接続され、かかるマイコン基板CBは
ソリッドステートリレーSSRに接続されている。ま
た、マイコン基板CBと電源ラインL2との間で2つの
リレーX3 、X2 が介挿されている。更に、マイコン基
板CBには、温度設定部を介して設定された第1検知温
度(庫内温度)を検知する庫内サーミスタTm1 、及
び、第2検知温度(外気温度)を検知する庫外サーミス
タTm3 が接続されている。
イクロコンピュータ回路基板(マイコン基板。以下、C
Bと略称する)が接続され、かかるマイコン基板CBは
ソリッドステートリレーSSRに接続されている。ま
た、マイコン基板CBと電源ラインL2との間で2つの
リレーX3 、X2 が介挿されている。更に、マイコン基
板CBには、温度設定部を介して設定された第1検知温
度(庫内温度)を検知する庫内サーミスタTm1 、及
び、第2検知温度(外気温度)を検知する庫外サーミス
タTm3 が接続されている。
【0034】ここに、庫内サーミスタTm1 及び庫外サ
ーミスタTm3 は、それぞれ前記第1実施例における庫
内サーモスタットTh1 、庫外サーモスタットTh3 と
同一の性質を有する。即ち、庫内サーミスタTm1 は、
その設定された第1検知温度よりも少し高い作動上限温
度でオンされるとともに、第1検知温度よりも少し低い
作動下限温度でオフされ、また、庫外サーミスタTm3
は、その設定された第2検知温度よりも少し高い作動上
限温度でオフされるとともに、第2検知温度よりも少し
低い作動下限温度でオンされる。また、リレーX3 は、
庫内サーミスタTm1 がオンされることに基づきオンさ
れ、常開接点27を閉成して冷凍機20を作動させる。
リレーX2 は、庫外サーミスタTm3 がオンされること
に基づいてオンされ、ソリッドステートリレーSSR及
び閉成される常開接点24を介してドレンパンヒータH
2 の駆動を行うものである。
ーミスタTm3 は、それぞれ前記第1実施例における庫
内サーモスタットTh1 、庫外サーモスタットTh3 と
同一の性質を有する。即ち、庫内サーミスタTm1 は、
その設定された第1検知温度よりも少し高い作動上限温
度でオンされるとともに、第1検知温度よりも少し低い
作動下限温度でオフされ、また、庫外サーミスタTm3
は、その設定された第2検知温度よりも少し高い作動上
限温度でオフされるとともに、第2検知温度よりも少し
低い作動下限温度でオンされる。また、リレーX3 は、
庫内サーミスタTm1 がオンされることに基づきオンさ
れ、常開接点27を閉成して冷凍機20を作動させる。
リレーX2 は、庫外サーミスタTm3 がオンされること
に基づいてオンされ、ソリッドステートリレーSSR及
び閉成される常開接点24を介してドレンパンヒータH
2 の駆動を行うものである。
【0035】また、各電源ラインL1、L2の間には、
リレーX1 の常開接点26、リレーX3 の常開接点2
7、及び、冷凍機20が接続されている。従って、冷却
時においては、霜取り同期タイマTMのタイマモータM
を介してリレーX1 がオンされて常開接点26がオンさ
れることから、冷凍機20は、庫内サーミスタTm1 の
オンに基づく常開接点27の閉成に従って作動され、冷
却器14の冷却制御を行うものである。尚、図6は冷凍
機20、冷却器14を介して冷蔵庫1の冷却を行う際の
状態を示している。
リレーX1 の常開接点26、リレーX3 の常開接点2
7、及び、冷凍機20が接続されている。従って、冷却
時においては、霜取り同期タイマTMのタイマモータM
を介してリレーX1 がオンされて常開接点26がオンさ
れることから、冷凍機20は、庫内サーミスタTm1 の
オンに基づく常開接点27の閉成に従って作動され、冷
却器14の冷却制御を行うものである。尚、図6は冷凍
機20、冷却器14を介して冷蔵庫1の冷却を行う際の
状態を示している。
【0036】続いて、前記電気回路を介して行われる庫
内温度制御装置の動作について図6乃至図9を参照して
説明する。先ず、前記温度設定部を介して庫内サーミス
タTm1 に設定された第1検知温度に基づき、庫外サー
ミスタTm3 に対して第2検知温度を設定する手順につ
いて図7を参照して説明する。図7において、ステップ
(以下、Sと略記する)1で前記のように温度設定部を
介して設定された庫内サーミスタTm1 の第1検知温度
(T1 )が読み込まれた後、S2においてその第1検知
温度(T1 )が庫内サーミスタTm1 に対して設定され
る。また、S3では、第1検知温度(T1 )から微小温
度ΔTを減算することにより第2検知温度(T2 )が演
算される。尚、本実施例では、第2検知温度(T2 )は
第1検知温度(T1 )と同一か又は若干低い温度に設定
されており、例えば、微小温度ΔTは、0〜5℃の範囲
に設定されている。続く、S4では、S3にて演算され
た第2検知温度が庫外サーミスタTm3 に設定される。
これにより、第1検知温度及び第2検知温度が庫内サー
ミスタTm1 及び庫外サーミスタTm3 に設定される。
内温度制御装置の動作について図6乃至図9を参照して
説明する。先ず、前記温度設定部を介して庫内サーミス
タTm1 に設定された第1検知温度に基づき、庫外サー
ミスタTm3 に対して第2検知温度を設定する手順につ
いて図7を参照して説明する。図7において、ステップ
(以下、Sと略記する)1で前記のように温度設定部を
介して設定された庫内サーミスタTm1 の第1検知温度
(T1 )が読み込まれた後、S2においてその第1検知
温度(T1 )が庫内サーミスタTm1 に対して設定され
る。また、S3では、第1検知温度(T1 )から微小温
度ΔTを減算することにより第2検知温度(T2 )が演
算される。尚、本実施例では、第2検知温度(T2 )は
第1検知温度(T1 )と同一か又は若干低い温度に設定
されており、例えば、微小温度ΔTは、0〜5℃の範囲
に設定されている。続く、S4では、S3にて演算され
た第2検知温度が庫外サーミスタTm3 に設定される。
これにより、第1検知温度及び第2検知温度が庫内サー
ミスタTm1 及び庫外サーミスタTm3 に設定される。
【0037】次に、冷凍機20、冷却器14を介して冷
蔵庫1の庫内が冷却される場合について説明する。この
とき、冷蔵庫1の庫内温度は第1検知温度以下であり、
また、外気温度は第2検知温度以上であるものとし、従
って、冷蔵庫1の冷却時には、庫内サーミスタTm1 は
オン状態にあり、庫外サーミスタTm3 はオフ状態にあ
る。
蔵庫1の庫内が冷却される場合について説明する。この
とき、冷蔵庫1の庫内温度は第1検知温度以下であり、
また、外気温度は第2検知温度以上であるものとし、従
って、冷蔵庫1の冷却時には、庫内サーミスタTm1 は
オン状態にあり、庫外サーミスタTm3 はオフ状態にあ
る。
【0038】従って、リレーX3 はマイコン基板CBを
介してオンとなり、常開接点27もオンとなる。また、
リレーX1 はタイマモータMを介してオンとされている
ことから、常開接点26もオンとなる。これより、冷凍
機20は作動されて冷却器14が冷媒を介して冷却され
る。更に、霜取り同期タイマTMのタイマスイッチ23
は接点21に接触されており、従って、ファンモータF
Mは駆動されファン16が回転されている。これによ
り、冷蔵庫1の庫内には冷却器14により冷却された冷
気がファン16により循環されて庫内の冷却が行われ
る。また、庫内温度が第1検知温度以下になると、庫内
サーミスタTm1 はオフされ、これに基づき冷凍機20
の作動も停止されるとともに、冷却器14の冷却も停止
される。このように、冷蔵庫1の庫内の冷却動作は、庫
内サーミスタTm1 のオン・オフに基づいて行われる
(図9参照)。一方、庫外サーミスタTm3 は、外気温
度が第2検知温度以上であることからオフ状態にあり、
従って、リレーX2 はオフのままであり、また、常開接
点24もオフとなる。この結果、ドレンパンヒータH2
はオフ状態に維持されている(図9参照)。
介してオンとなり、常開接点27もオンとなる。また、
リレーX1 はタイマモータMを介してオンとされている
ことから、常開接点26もオンとなる。これより、冷凍
機20は作動されて冷却器14が冷媒を介して冷却され
る。更に、霜取り同期タイマTMのタイマスイッチ23
は接点21に接触されており、従って、ファンモータF
Mは駆動されファン16が回転されている。これによ
り、冷蔵庫1の庫内には冷却器14により冷却された冷
気がファン16により循環されて庫内の冷却が行われ
る。また、庫内温度が第1検知温度以下になると、庫内
サーミスタTm1 はオフされ、これに基づき冷凍機20
の作動も停止されるとともに、冷却器14の冷却も停止
される。このように、冷蔵庫1の庫内の冷却動作は、庫
内サーミスタTm1 のオン・オフに基づいて行われる
(図9参照)。一方、庫外サーミスタTm3 は、外気温
度が第2検知温度以上であることからオフ状態にあり、
従って、リレーX2 はオフのままであり、また、常開接
点24もオフとなる。この結果、ドレンパンヒータH2
はオフ状態に維持されている(図9参照)。
【0039】次に、庫外サーミスタTm3 により検知さ
れる外気温度が第2検知温度よりも低下した場合につい
て説明する。かかる場合には、庫外サーミスタTm3 が
オンし、これに基づいてリレーX2 がオンするととも
に、常開接点24もオンする。また、リレーX2 のオン
に基づきマイコン基板CBを介してソリッドステートリ
レーSSRのオン・オフ制御が図9に示すように行わ
れ、この結果、ドレンパンヒータH2 のオン・オフ制御
が行われるものである。ここで、マイコン基板CBによ
るソリッドステートリレーSSR及びドレンパンヒータ
H2 のオン・オフ制御について図8を参照して説明す
る。まず、S5において庫内加熱量Q3 が演算され、そ
の演算された庫内加熱量Q3 が0以上であるかどうか、
即ち、外気温度の方が庫内温度よりも低いことに起因し
て庫外放出熱量Q2 の方が庫内発生熱量Q1 よりも大き
いかどうか判断される。かかる庫内加熱量Q3 は次のよ
うにして演算される。
れる外気温度が第2検知温度よりも低下した場合につい
て説明する。かかる場合には、庫外サーミスタTm3 が
オンし、これに基づいてリレーX2 がオンするととも
に、常開接点24もオンする。また、リレーX2 のオン
に基づきマイコン基板CBを介してソリッドステートリ
レーSSRのオン・オフ制御が図9に示すように行わ
れ、この結果、ドレンパンヒータH2 のオン・オフ制御
が行われるものである。ここで、マイコン基板CBによ
るソリッドステートリレーSSR及びドレンパンヒータ
H2 のオン・オフ制御について図8を参照して説明す
る。まず、S5において庫内加熱量Q3 が演算され、そ
の演算された庫内加熱量Q3 が0以上であるかどうか、
即ち、外気温度の方が庫内温度よりも低いことに起因し
て庫外放出熱量Q2 の方が庫内発生熱量Q1 よりも大き
いかどうか判断される。かかる庫内加熱量Q3 は次のよ
うにして演算される。
【0040】即ち、庫内加熱量Q3 を演算するには、先
ず、庫内発生熱量Q1 、及び、庫外放出熱量Q2 が求め
られ、更に、庫外放出熱量Q2 から庫内発生熱量Q1 を
減算することにより、庫内加熱量Q3 (Q3 =Q2 −Q
1 )が求められる。ここに、庫内発生熱量Q1 は、ファ
ンモータFMの消費電力(WX )に定数860を乗じる
ことにより得られ(Q1 =860×WX )、また、庫外
放出熱量Q2 は、第1検知温度(T1 )から第2検知温
度(T2 )を引いた値(T1 −T2 )に、熱通過係数
(K)及び冷蔵庫1の本体表面積(A)を掛け合わせる
ことにより得られる(Q2=K×A×(T1 −T2
))。
ず、庫内発生熱量Q1 、及び、庫外放出熱量Q2 が求め
られ、更に、庫外放出熱量Q2 から庫内発生熱量Q1 を
減算することにより、庫内加熱量Q3 (Q3 =Q2 −Q
1 )が求められる。ここに、庫内発生熱量Q1 は、ファ
ンモータFMの消費電力(WX )に定数860を乗じる
ことにより得られ(Q1 =860×WX )、また、庫外
放出熱量Q2 は、第1検知温度(T1 )から第2検知温
度(T2 )を引いた値(T1 −T2 )に、熱通過係数
(K)及び冷蔵庫1の本体表面積(A)を掛け合わせる
ことにより得られる(Q2=K×A×(T1 −T2
))。
【0041】前記のように求めた庫内加熱量Q3 が0よ
りも大きい場合(S5:YES)、即ち、外気温度の方
が庫内温度よりも低い場合には、S6にてリレーX2 が
オンされ、S7にて通電率Pが演算される。ここに、通
電率Pは、庫内加熱電力(W1 )とドレンパンヒータH
2 の熱容量(W2)との比から計算される。尚、庫内加
熱電力(W1 )は、庫内加熱量Q3 を860で割ること
により得られる(W1=Q3 /860)。この後、S8
においては、S7にて演算された通電率Pに従ってソリ
ッドステートリレーSSRが駆動される。このとき、通
電率Pは、ドレンパンヒータH2 を加熱するに従って徐
々に大きくなるので、ソリッドステートリレーSSRか
らは、図9に示すように、パルス幅が徐々に大きくされ
たパルス駆動信号が出力される。これにより、ドレンパ
ンヒータH2 は、リレーX2 のオンに従ってオンされた
常開接点24を介して、パルス駆動信号によりオン・オ
フ制御される。この結果、冷蔵庫1における庫内の加熱
が行われるものである。
りも大きい場合(S5:YES)、即ち、外気温度の方
が庫内温度よりも低い場合には、S6にてリレーX2 が
オンされ、S7にて通電率Pが演算される。ここに、通
電率Pは、庫内加熱電力(W1 )とドレンパンヒータH
2 の熱容量(W2)との比から計算される。尚、庫内加
熱電力(W1 )は、庫内加熱量Q3 を860で割ること
により得られる(W1=Q3 /860)。この後、S8
においては、S7にて演算された通電率Pに従ってソリ
ッドステートリレーSSRが駆動される。このとき、通
電率Pは、ドレンパンヒータH2 を加熱するに従って徐
々に大きくなるので、ソリッドステートリレーSSRか
らは、図9に示すように、パルス幅が徐々に大きくされ
たパルス駆動信号が出力される。これにより、ドレンパ
ンヒータH2 は、リレーX2 のオンに従ってオンされた
常開接点24を介して、パルス駆動信号によりオン・オ
フ制御される。この結果、冷蔵庫1における庫内の加熱
が行われるものである。
【0042】このように、冷蔵庫1の外気温度が庫内温
度よりも低下することにより、庫内温度が第1検知温度
以下になってしまう虞がある場合においても、ドレンパ
ンヒータH2 が加熱されるので、庫内温度が第1検知温
度以下に低下してしまうことを確実に防止できる。一
方、前記S5において、庫内加熱量Q3 が0よりも小さ
い場合(S5:NO)、即ち、外気温度の方が庫内温度
よりも高い場合には、庫外サーミスタTm3はオフして
リレーX2 もオフされたままの状態に維持される(S
9)ことから、ドレンパンヒータH2 もオフされて加熱
が停止される。この間、冷蔵庫1の庫内温度は、前記の
ように、庫内サーミスタTm1 のオン・オフに基づき第
1検知温度に従って制御される。
度よりも低下することにより、庫内温度が第1検知温度
以下になってしまう虞がある場合においても、ドレンパ
ンヒータH2 が加熱されるので、庫内温度が第1検知温
度以下に低下してしまうことを確実に防止できる。一
方、前記S5において、庫内加熱量Q3 が0よりも小さ
い場合(S5:NO)、即ち、外気温度の方が庫内温度
よりも高い場合には、庫外サーミスタTm3はオフして
リレーX2 もオフされたままの状態に維持される(S
9)ことから、ドレンパンヒータH2 もオフされて加熱
が停止される。この間、冷蔵庫1の庫内温度は、前記の
ように、庫内サーミスタTm1 のオン・オフに基づき第
1検知温度に従って制御される。
【0043】また、除霜時には、タイマモータMを介し
てリレーX1 がオフされ、常開接点26を介して冷凍機
20の作動が停止されるとともに、タイマスイッチ23
が接点21から接点22に切り換えられてファンモータ
FMの動作も停止される。これにより、冷蔵庫1の庫内
の冷却動作が停止される。また、デフロストヒータH1
は、タイマスイッチ23、接点22により加熱制御が行
われ、また、ドレンパンヒータH2 は、除霜サーモスタ
ットTh2 のオン・オフに基づき常閉接点25を介して
加熱制御される。これにより、冷却器14の周囲に形成
された霜やドレンパンヒータH2 上に形成された霜は水
滴として取り除かれ、かかる水滴はドレンパンヒータH
2 の排出口を介して庫外に排出される。
てリレーX1 がオフされ、常開接点26を介して冷凍機
20の作動が停止されるとともに、タイマスイッチ23
が接点21から接点22に切り換えられてファンモータ
FMの動作も停止される。これにより、冷蔵庫1の庫内
の冷却動作が停止される。また、デフロストヒータH1
は、タイマスイッチ23、接点22により加熱制御が行
われ、また、ドレンパンヒータH2 は、除霜サーモスタ
ットTh2 のオン・オフに基づき常閉接点25を介して
加熱制御される。これにより、冷却器14の周囲に形成
された霜やドレンパンヒータH2 上に形成された霜は水
滴として取り除かれ、かかる水滴はドレンパンヒータH
2 の排出口を介して庫外に排出される。
【0044】以上詳細に説明した通り第2実施例に係る
冷蔵庫1の庫内温度制御装置では、前記第1実施例と同
様に、温度設定部を介して第1検知温度を庫内サーミス
タTm1 に設定することに連動して自動的に第2検知温
度が庫外サーミスタTm3 に対して設定され、また、外
気温度が庫内温度よりも低くなったことに起因して、庫
外放出熱量Q2 が庫内発生熱量Q1 を上回って庫内加熱
量Q3 が0以上になり庫外サーミスタTm3 がオンした
場合にドレンパンヒータH2 を加熱駆動しつつ、庫内サ
ーミスタTm1 のオン・オフに基づき庫内温度を一定に
維持するように構成したので、第1検知温度を庫内サー
ミスタTm1 に設定すれば第2検知温度が庫外サーミス
タTm3 に設定されることとなり、これにより季節毎に
変化する外気温度に対応して第1検知温度を変えた場合
においても、外気温度にフレキシブルに対応して庫内温
度を第1検知温度に基づいて一定に制御することができ
るものである。
冷蔵庫1の庫内温度制御装置では、前記第1実施例と同
様に、温度設定部を介して第1検知温度を庫内サーミス
タTm1 に設定することに連動して自動的に第2検知温
度が庫外サーミスタTm3 に対して設定され、また、外
気温度が庫内温度よりも低くなったことに起因して、庫
外放出熱量Q2 が庫内発生熱量Q1 を上回って庫内加熱
量Q3 が0以上になり庫外サーミスタTm3 がオンした
場合にドレンパンヒータH2 を加熱駆動しつつ、庫内サ
ーミスタTm1 のオン・オフに基づき庫内温度を一定に
維持するように構成したので、第1検知温度を庫内サー
ミスタTm1 に設定すれば第2検知温度が庫外サーミス
タTm3 に設定されることとなり、これにより季節毎に
変化する外気温度に対応して第1検知温度を変えた場合
においても、外気温度にフレキシブルに対応して庫内温
度を第1検知温度に基づいて一定に制御することができ
るものである。
【0045】また、第1実施例と同様に、ドレンパンヒ
ータH2 は、除霜時を除き、外気温度が庫内温度よりも
低下した場合にのみ加熱駆動されることから、本実施例
の庫内温度制御装置によれば省エネルギ性に優れるもの
である。更に、外気温度が庫内温度よりも低下した場合
に庫内温度を上昇させる加熱手段として、特別な加熱手
段を設けることなく冷蔵庫1に必要的に配設されるドレ
ンパンヒータH2 を使用していることから、部品点数を
増加させることなくコストの低減を図ることができる。
また、庫内発生熱量に基づいてドレンパンヒータH2 の
オン・オフ制御が行われることから、冷蔵庫1の全体と
して省エネルギを容易に達成することができる。尚、本
発明は前記各実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能で
あることは勿論である。
ータH2 は、除霜時を除き、外気温度が庫内温度よりも
低下した場合にのみ加熱駆動されることから、本実施例
の庫内温度制御装置によれば省エネルギ性に優れるもの
である。更に、外気温度が庫内温度よりも低下した場合
に庫内温度を上昇させる加熱手段として、特別な加熱手
段を設けることなく冷蔵庫1に必要的に配設されるドレ
ンパンヒータH2 を使用していることから、部品点数を
増加させることなくコストの低減を図ることができる。
また、庫内発生熱量に基づいてドレンパンヒータH2 の
オン・オフ制御が行われることから、冷蔵庫1の全体と
して省エネルギを容易に達成することができる。尚、本
発明は前記各実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能で
あることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、庫内温度を
検知する庫内温度検知器及び外気温度を検知する外気温
度検知器に対して、それぞれ同時に連動して設定温度を
自在に設定可能とし、季節毎に外気温度が変化した場合
においても、冷却器の下側に取り付けられたドレンパン
に配置されるドレンパンヒータを介して外気温度にフレ
キシブルに対応して庫内温度をその設定温度に基づいて
一定に制御することができる冷却貯蔵庫の庫内温度制御
装置を提供することができる。
検知する庫内温度検知器及び外気温度を検知する外気温
度検知器に対して、それぞれ同時に連動して設定温度を
自在に設定可能とし、季節毎に外気温度が変化した場合
においても、冷却器の下側に取り付けられたドレンパン
に配置されるドレンパンヒータを介して外気温度にフレ
キシブルに対応して庫内温度をその設定温度に基づいて
一定に制御することができる冷却貯蔵庫の庫内温度制御
装置を提供することができる。
【図1】冷蔵庫の正面図である。
【図2】第1実施例に係る冷蔵庫の温度設定装置を模式
的に示す斜視図である。
的に示す斜視図である。
【図3】第1実施例に係る冷蔵庫の上部を切り欠いて部
分的に示す断面図である。
分的に示す断面図である。
【図4】第1実施例に係る冷蔵庫の各種制御を行うため
の電気回路図である。
の電気回路図である。
【図5】第1実施例に係る冷蔵庫のドレンパンヒータと
冷凍機のオン・オフ状態を示すタイミングチャートであ
る。
冷凍機のオン・オフ状態を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】第2実施例に係る冷蔵庫の各種制御を行うため
の電気回路図である。
の電気回路図である。
【図7】第2実施例に係る庫内サーミスタTm1 に設定
された第1検知温度に基づいて第2検知温度を設定する
温度設定プログラムのフローチャートである。
された第1検知温度に基づいて第2検知温度を設定する
温度設定プログラムのフローチャートである。
【図8】第2実施例に係るドレンパンヒータのオン・オ
フ制御行うための制御プログラムのフローチャートであ
る。
フ制御行うための制御プログラムのフローチャートであ
る。
【図9】第2実施例に係るドレンパンヒータと冷凍機の
オン・オフ状態を示すタイミングチャートである。
オン・オフ状態を示すタイミングチャートである。
1・・・冷蔵庫、4・・・温度設定装置、6・・・設定
パネル、7・・・ツマミ、8・・・回動軸、10、12
・・・ボリューム、13・・・冷却ユニット、14・・
・冷却器、18・・・ドレンパン、20・・・冷凍機、
H1・・・デフロストヒータ、H2・・・ドレンパンヒー
タ、Th1・・・庫内サーモスタット、Th3・・・庫外
サーモスタット、Tm1・・・庫内サーミスタ、Tm3・
・・庫外サーミスタ、FM・・・ファンモータ、CB・
・・マイコン基板、X1、X2、X3・・・リレー
パネル、7・・・ツマミ、8・・・回動軸、10、12
・・・ボリューム、13・・・冷却ユニット、14・・
・冷却器、18・・・ドレンパン、20・・・冷凍機、
H1・・・デフロストヒータ、H2・・・ドレンパンヒー
タ、Th1・・・庫内サーモスタット、Th3・・・庫外
サーモスタット、Tm1・・・庫内サーミスタ、Tm3・
・・庫外サーミスタ、FM・・・ファンモータ、CB・
・・マイコン基板、X1、X2、X3・・・リレー
Claims (2)
- 【請求項1】 冷却貯蔵庫内に配設され冷凍装置を介し
て冷却される冷却器と、 前記冷却器のデフロストを行うデフロストヒータと、 前記冷却器の下側に取り付けられるドレンパンと、前記ドレンパンに配置される ドレンパンヒータと、 冷却貯蔵庫の庫内温度を検知するとともにその検知結果
に基づいて冷凍装置のオン・オフを制御する第1温度検
知器と、 外気温度を検知するとともにその検知結果に基づいて前
記ドレンパンヒータのオン・オフを制御する第2温度検
知器とを備えた冷却貯蔵庫において、 前記第1温度検知器に対して第1設定温度を設定すると
ともに第1設定温度の設定に連動して第1設定温度と同
一か又は若干低い第2設定温度を前記第2温度検知器に
対して設定する温度設定装置を有し、 前記冷凍装置は、第1温度検知器に設定された第1設定
温度に基づいてオン・オフ制御され、前記ドレンパンヒータは、外気温度が前記第2設定温度
以上の場合には、前記第2温度検知器を介して前記デフ
ロストヒータのオン・オフ制御に従ってオン・オフ制御
され、該外気温度が前記第2設定温度よりも低い場合に
は、前記第2温度検知器を介して該デフロストヒータの
オン・オフ制御から独立してオン制御されることを特徴
とする冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置。 - 【請求項2】 冷却貯蔵庫内に配設され冷凍装置を介し
て冷却される冷却器と、前記冷却器のデフロストを行うデフロストヒータと、 前記冷却器の下側に取り付けられるドレンパンと、 前記ドレンパンに配置されるドレンパンヒータと、 冷却貯蔵庫の庫内温度を検知するとともにその検知結果
に基づいて冷凍装置のオン・オフを制御する第1温度検
知器と、 外気温度を検知するとともにその検知結果に基づいて前
記ドレンパンヒータのオン・オフを制御する第2温度検
知器とを備えた冷却貯蔵庫において、 前記第1温度検知器に対して第1設定温度を設定すると
ともに第1設定温度の設定に連動して第1設定温度と同
一か又は若干低い第2設定温度を前記第2温度検知器に
対して設定する温度設定手段と、 前記冷却貯蔵庫の庫内に発生する庫内発生熱量及び前記
第1設定温度と第2設定温度とに基づき庫外に放出され
る庫外放出熱量を演算し、その演算された庫内発生熱量
と庫外放出熱量とに基づき庫内加熱量を演算する演算手
段と、 前記第1温度検知器に設定された第1設定温度に基づい
て冷凍機のオン・オフ制御を行うとともに、外気温度が
前記第2設定温度以上の場合には、前記デフロストヒー
タのオン・オフ制御に従って前記ドレンパンヒータのオ
ン・オフ制御を行い、該外気温度が前記第2設定温度よ
りも低い場合には、該デフロストヒータのオン・オフ制
御から独立して前記庫内加熱量に基づいて該ドレンパン
ヒータの駆動制御を行う制御手段とを備えたことを特徴
とする冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24208094A JP3190793B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24208094A JP3190793B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0875336A JPH0875336A (ja) | 1996-03-19 |
JP3190793B2 true JP3190793B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17083994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24208094A Expired - Fee Related JP3190793B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 冷却貯蔵庫の庫内温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3190793B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5180568B2 (ja) * | 2007-12-04 | 2013-04-10 | サンデン株式会社 | オープンショーケース |
TR201106337A1 (tr) * | 2011-06-27 | 2013-01-21 | Arçeli̇k Anoni̇m Şi̇rketi̇ | Bölme sıcaklığının ayarlanmasını sağlayan bir düğme içeren bir soğutucu. |
CN104880013B (zh) * | 2015-05-26 | 2017-05-31 | 遵义市凤华电器有限责任公司 | 一种自动调节的机械式温控冰箱 |
WO2022196171A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | Phcホールディングス株式会社 | 保冷庫 |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP24208094A patent/JP3190793B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0875336A (ja) | 1996-03-19 |
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